WO2004080008A1

WO2004080008A1 - 連携情報管理システム

Info

Publication number: WO2004080008A1
Application number: PCT/JP2003/002498
Authority: WO
Inventors: Yoichiro Igarashi; Masaaki Takase; Masaaki Wakamoto; Mitsunori Fukazawa; Mitsuaki Kakemizu
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2003-03-04
Filing date: 2003-03-04
Publication date: 2004-09-16
Also published as: CN1742467A; EP1601138A1; JPWO2004080009A1; US20050259620A1; WO2004080009A1

Abstract

連携情報管理サーバであって、第一の装置を識別するための第一の識別子と第二の装置を一意に識別するための第二の識別子とが対応づけられた連携情報を記憶する連携情報記憶手段と、受信された第一の識別子と第二の識別子とを連携情報として前記連携情報記憶手段に登録する登録手段と、第二の装置に割り当てられた不変のアドレスである第一アドレスと第二の装置に割り当てられた可変の第二アドレスと前記第二の識別子とを対応付けて記憶する位置情報記憶手段とを備える。

Description

明細書連携情報管理システム技術分野

本発明は、 I Pネットワーク等のネットワークに接続可能な端末装置の特定のユーザに対し、サービスの提供を行うためのシステムや装置等に関する。背景技術

従来、ユーザ端末の位置を個々に制御する手段として、レイヤ 3 ( I P (Internet Protocol) レイヤ）における M o b i 1 e I P (非特許文献 1参照）がある。

M o b i l e I Pでは、 I Pネットワークを用いて構成される複数のサブネットワーク間を MN (Mobile Node) が移動しながら通信することを継続可能とする。 MNは、現在所属するサブネットワークに依存しないアドレスと、このサブネットワークに依存するァドレスとを有する。サブネットワークに依存しないァ. レスはホームアドレス（Home Address) と呼ばれる。一方、サブネットヮークに依存するァドレスは気付ァドレス（C o A： Care of Address) と呼ばれる。そして、 HA (Home Agent) は、 MNのホームアドレスと気付アドレスとを対応付けて記憶する。このようにして、 HAは、 MNの位置を個々に制御する。

第三者のホスト（C N： Correspondent Node) は、 MN宛にバケツトを送信する場合、この MNのホームアドレス宛にパケットを送信する。 HAは、 MNのホームアドレス宛のパケットを受け取ると、このパケットを、ホームアドレスに対応して記憶される気付アドレス宛に転送する。そして、 MNは、 C Nから送出されたパケットを受信する。このようにして、 M o b i 1 e I Pでは、 C Nから送出されたバケツトが、複数のサブネットワーク間を移動することによりその気付アドレスが変化する MNに対し、正しく転送される。

また、 M o b i 1 e I Pに関連する技術として、 HAが、ある MNについて、この MNは正規のユーザ端末であるか否かを認証する技術がある（特許文献 1参照）。また、ネットワークを介して接続される端末装置のユーザを識別する技術として、 N A I (Networ Access Identifier：非特許文献 2参照）がある。

また、今後のネットワークサ^ "ビスの一形態として、ユーザの周辺に配置され

(Appliance) を提供することが想定される。本発明において、：、個体識別情報を保有すると同時に、保有される個体識別情報を他装置に対して通信する通信手段を有する物である。例えば、アプライアンスは、ユーザが個人で保有する端末装置（例えば携帯電話機）のみを用いては実現できない機能をユーザに提供する際に、ユーザに対して提供される。即ち、ュ一ザは、周辺に配置されたアプライアンス（例：ポインティングデバイス，プログラム記録媒体，ヘッドホン）を一時的に利用することにより、ユーザ個人で保有する端末装置のみでは実現できない機能の提供を、サービスとして受けることが可能となる。また、アプライアンスは、アプライアンス自体がユーザの端末装置に対して直接的になんらかの機能を提供するものでない物（例：建物，看板，缶）であっても良い。また、アプライアンスは、固定された物であっても良いし可動の物であっても良い。また、アプライアンスは、公共的な物であっても良いし、個人が所有する物であっても良い。

[特許文献 1 ]

特開 2 0 0 1— 1 6 9 3 4 1号公報

[非特許文献 1 ]

" IP Mobility Support" 、 [online] 、 [平成 1 5年 2月 1 4日検索] 、ィンタ一ト <URL： http : //w . ietf. org/rf c/rf c2002. txt >

[非特許文献 2 ]

" The Network Access Identifier" 、 [online] 、 [平成 1 5年 2月 1 4日検索] 、ィンターネットく URL： http:〃丽. ietf. org/rf c/rf c2486. txt > 上記のアプライアンスをユーザに対して提供するサービスでは、あるアプライアンスとこのアプライアンスを使用するユーザとの関係（即ち利用関係）を、サ一ビスの提供側等で認識する必要が生じる場合がある。例えば、各アプライアンスを利用したユーザに対する課金情報を管理する場合に、このような利用関係の認識が必要となる。発明の開示

本発明では、上記のアプライアンスのような装置とアプライアンスを使用するユーザとの利用関係を認識することを可能とするシステムやこのようなシステムで使用される装置を提供することを目的とする。

上記問題を解決するため、本発明は以下のような構成をとる。本発明の第一の態様は、連携情報管理システムであって、第一の識別子によって識別される第一の装置であって、前記第一の識別子を記憶する記憶手段を備える第一の装置と、第二の識別子によつて一意に識別される第二の装置であって、前記第一の装置から第一の識別子を読み出す読出手段と、前記第二の識別子を記憶する記憶手段と、前記読出手段によって読み出された第一の識別子及び前記記憶手段に記憶される第二の識別子を含む連携情報メッセージを作成する作成手段と、前記作成手段によつて作成された連携情報メッセージを他装置へ送出する送信手段とを備える第二の装置と、前記第二の装置から前記連携情報メッセージを受信する受信手段と、第一の識別子と第二の識別子とが対応づけられた連携情報を記憶する連携情報記憶手段と、前記受信手段によって受信された連携情報メッセージに含まれる第一の識別子と第二の識別子とを連携情報として前記連携情報記憶手段に登録する登録手段とを備える連携情報管理サーバとを含む。

本発明の第一の態様は、第一の装置と第二の装置と連携情報管理サーバとを含む。第一の装置と第二の装置には、それぞれ第一の識別子と第二の識別子とが割り当てられる。第一の識別子は、必ずしも一意に第一の装置を識別可能な識別子である必要はない。例えば、第一の識別子は、第一の装置の製造番号や、又は第 —の装置がとりつけられる物を示す識別子であっても良い。一方、第二の識別子は、第二の装置を一意に識別することが可能となる識別子である。

第二の装置の読出手段は、例えば無線通信手段や有線通信手段によって、第一の装置の記憶手段に記憶される第一の識別子を読み出す。このような作用は、例えば R F I Dタグ（Radio Frequency ID タグ）及び R F I Dリーダや、 B 1 u e t o o t h等を用いて実現される。

第二の装置の作成手段は、読出手段によって読み出された第一の識別子と、自装置が備える記憶手段に記憶される第二の識別子とを含む連携情報メッセージを作成する。そして、第二の装置の送信手段は、作成手段によって作成された連携情報メッセージを連携情報管理サーバへ送信する。

第二の装置は、不変の第一ァドレスと可変の第二ァドレスとが割り当てられる装置であっても良い。このようなアドレスの例として、 M o b i 1 e I Pによるホームアドレスと気付アドレスとがある。この場合、第二の装置の送信手段は、 M o b i l e I Pの仕様に従って、ホームアドレスと気付アドレスとを対応付けた位置登録メッセージを連携情報管理サーバへ送信する。この場合、第二の装置の送信手段は、位置登録メッセージに、自装置の記憶手段に記憶される第二の識別子を含める。

連携情報管理サーバの受信手段は、連携情報メッセージを受信する。すると、登録手段は、受信されたメッセージに含まれる第一の識別子と第二の識別子とを対応付けて、連携情報記憶手段に登録する。

本発明の第一の態様によれば、連携情報管理サーバへの通信手段を備えない第一の装置と、第二の装置との対応関係が、連携情報管理サーバへの通信手段を備える第二の装置によって通知される。このため、連携情報管理サーバでは、このような対応関係（利用関係）力正確に登録される。

また、本発明による第一の態様の前記連携情報管理サーバは、前記連携情報記憶手段に連携情報が登録された際に、前記第二の装置に対し登録が完了したことを通知する完了通知手段をさらに備え、前記第二の装置は、前記完了通知を受信した場合に、前記第一の装置の使用を可能とする使用制限手段をさらに備えるように構成されても良い。

また、本発明による第一の態様の前記第二の装置は、自装置に割り当てられた不変の第一アドレスと、可変の第二アドレスとを有し、前記第二の装置の送信手段は、前記第二ァドレスと第一ァドレスと自装置の第二の識別子とを含む位置登録メッセージを連携情報管理サーバへさらに送信し、前記連携情報管理サーバは、受信された位置登録メッセージに含まれる第一ァドレスと第二ァドレスと第二の識別子とを対応付けて記憶する位置情報記憶手段をさらに備えるように構成されても良い。また、本発明による第一の態様は、前記第一の装置についての認証処理を実行する第一の認証装置をさらに含み、前記連携情報管理サーバは、前記第一の装置についての認証処理を前記第一の認証装置に依頼する認証依頼手段と、前記第一の認証装置による認証処理の結果に応じて前記登録手段による前記連携情報の登録を制限する登録制限手段とを備えるように構成されても良い。

また、本発明による第一の態様は、前記第二の装置についての認証処理を実行する第二の認証装置をさらに含み、前記連携情報管理サーバは、前記第二の装置についての認証処理を前記第二の認証装置に依頼する認証依頼手段と、前記第二の認証装置による認証処理の結果に応じて前記登録手段による前記連携情報の登録を制限する登録制限手段とを備えるように構成されても良い。

また、本発明による第一の態様は、前記第一の装置についての装置情報を前記第一の識別子と対応付けて記憶する装置情報記憶手段と、受信される問い合わせメッセージに含まれる第一の識別子に対応付けて記憶される前記装置情報を検索する検索手段と、前記問い合わせメッセージに対する応答として前記検索手段によって検索された装置情報を送信する応答手段とを含む装置情報管理サーバをさらに含み、前記連携情報管理サーバは、特定の第一の識別子を含む問い合わせメッセージを前記装置情報管理サーバへ送信する問レ、合わせ手段をさらに備えるように構成されても良い。

また、本発明による第一の態様の前記連携情報管理サーバは、第一の識別子が付されたデ一タを受信した場合にこの第一の識別子と対応付けられて前記連携情報記憶手段に記憶される第二の識別子を検索する識別子検索手段と、前記検索手段によつて検索された第二の識別子と対応付けられて前記位置情報記憶手段に記憶される第二のァドレスを検索するァドレス検索手段と、前記ァドレス検索手段によって検索された第二のァドレスに対して前記データの少なくとも一部を転送する転送手段とを備えるように構成されても良い。

本発明の第二の態様は、端末装置であって、第一の装置から第一の識別子を読み出す読出手段と、自装置を一意に識別するための第二の識別子を記憶する記憶手段と、前記読出手段によつて読み出された第一の識別子及び前記記憶手段に記憶される第二の識別子を含む連携情報メッセージを作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された連携情報メッセージを他装置へ送出する送信手段とを備える。

本発明の第三の態様は、連携情報管理サーバであって、第一の装置を識別するための第一の識別子と第二の装置を一意に識別するための第二の識別子とが対応づけられた連携情報を記憶する連携情報記憶手段と、受信された第一の識別子と第二の識別子とを連携情報として前記連携情報記憶手段に登録する登録手段と、第二の装置に割り当てられた不変のァドレスである第一ァドレスと第二の装置に割り当てられた可変の第二ァドレスと前記第二の識別子とを対応付けて記憶する位置情報記憶手段とを備える。

本発明によれば、アプライアンスのような装置（第一の装置）と、このァプラィアンスと同一のユーザによって使用される装置（第二の装置）との利用関係を認識することことが可能となる。この結果、アプライアンスのような装置と、このアプライアンスを使用するユーザとの利用関係を認識することが可能となる。効果の一例を以下に説明する。例として、広告配信事業者が特定の条件を満たす消費者に対して広告の配信を行う場合を想定する。この場合、従来は、携帯端末を持つユーザの識別情報（例：電子メールアドレス）を利用して配信先ユーザを指定する形態があった。これに対し、本発明では、個々の配信先のユーザをあらかじめ指定する必要が無く、配信対象であるか否かを特定するための属性として、「特定の商品（L Nに相当）を所持するユーザ」と指定することが可能となる。言い換えれば、配信先のユーザが誰であるかを特定する必要はなく、特定の属性（特定の商品を所持）だけを手がかりに、属性の条件に合致するユーザに対して広告を配信することが可能となる。図面の簡単な説明

F I G . 1は、連携情報管理システムの概要を示す図であり、

F I G . 2は、 L Nの機能ブロックを示す図ャあり、

F I G . 3は、 G Nの機能プロックを示す図であり、

F I G . 4は、 G N— HAの機能プロックを示す図であり、

F I G. 5は、 L N— HAの機能ブロックを示す図であり、 F I G. 6は、 GN— AAAの機能ブロックを示す図であり、 F I G. 7は、 LN— AAAの機能プロックを示す図であり、

F I G. 8は、 GN位置登録要求メッセージ及ぴ GN位置登録応答メッセージを示す図であり、

F I G. 9は、連携情報登録要求メッセージ及び連携情報登録応答メッセージを示す図であり、

F I G. 10は、認証情報転送メッセージ及び認証情報応答メッセージを示す図であり、

F I G. 1 1 Aは、 GNの動作例を示すフローチャートであり、

F I G. 1 1 Bは、 GNの動作例を示すフローチャートであり、

F I G. 1 2 Aは、 GN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 2Bは、 GN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 2Cは、 GN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 2Dは、 GN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 3 Aは、 LN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 3 Bは、 LN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 3 Cは、 LN— HAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 14 Aは、 GN— AAAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 14Bは、 GN— AAAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 5 Aは、 LN— AAAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 5 Bは、 LN— AAAの動作例を示すフローチャートであり、 F I G. 1 6は、第一実施形態の第一動作例を示す図であり、

F I G. 1 7は、第一実施形態の第一動作例を示す図であり、

F I G. 1 8は、第一実施形態の第二動作例を示す図であり、

F I G. 1 9は、第一実施形態の第二動作例を示す図であり、

F I G. 20は、第一実施形態の第三動作例を示す図であり、

F I G. 2 1は、第一実施形態の第三動作例を示す図であり、

F I G. 22は、第一実施形態の第四動作例を示す図であり、

F I G. 23は、第一実施形態の第四動作例を示す図であり、 F I G. 24は、第一実施形態の第五動作例を示す図であり、 F I G. 25は、第一実施形態の第五動作例を示す図であり、

F I G. 26は、第一実施形態の第六動作例を示す図であり、

F I G. 27は、第一実施形態の第六動作例を示す図であり、

F I G. 28は、第一実施形態の第七動作例を示す図であり、

F I G. 29は、第一実施形態の第七動作例を示す図であり、

F I G. 30は、第一実施形態の第八動作例を示す図であり、

F I G. 3 1は、第一実施形態の第八動作例を示す図であり、

F I G. 32は、第一実施形態の第九動作例を示す図であり、

F I G. 33は、第一実施形態の第九動作例を示す図であり、

F I G. 34は、第二実施形態における連携情報管理システムの概要を示す図であり、

F I G. 35は、第二実施形態の第一動作例を示す図であり、

F I G. 36は、第二実施形態の第一動作例を示す図であり、

F I G. 37は、第二実施形態の第二動作例を示す図であり、

F I G. 38は、第二実施形態の第二動作例を示す図であり、

F I G. 39は、本発明の第一適用例を示す図であり、

F I G. 40は、本発明の第一適用例を示す図であり、

F I G. 41は、本発明の第二適用例を示す図であり、

F I G. 42は、本発明の第二適用例を示す図である。発明を実施するための最良の形態

次に、図を用いて本発明の実施形態における連携情報管理システムについて説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明の構成は以下の説明に限定されない。

〔第一実施形態〕

〈システム構成〉

F I G. 1は、本発明による連携情報管理システムの第一実施形態、即ち連携情報管理システム 1 aの概要を示す図である。 F I G. 1を用いて連携情報管理システム 1 aについて説明する。

連携情報管理システム 1 aは、 LN (Local Node) 2， GN (Global Node) 3, GN-HA (GN Home Agent) 4， LN— HA (LN Home Agent) 5， GN— AAA (GN Authentication, Authorization and Accounting) 6, 及び LN— AAA (LN Authentication, Authorization and Accounting) 7を用レヽて構成される。連携情報管理システム 1 aは、上記各装置を複数用いて構成されても良レ、。

LN2と GN3とは、局所ネットワークを用いて通信可能に接続される。ただし、 LN2と GN3とは、一方向通信（LN2が発する信号を GN3が受信する通信）であっても良いし、双方向通信であっても良い。このような一方向通信の例として、 RF I Dタグ（LN2に相当）と RF I Dリーダ（GN3に相当）との通信がある。また、双方向通信の例として、 B l u e t o o t h (ブルートゥース）による通信がある。

GN3と GN— HA4， GN— HA 4と L N— H A 5 , GN— HA4と GN— AAA 6 , LN— HA5と LN— AAA7, 及び GN_ AAA 6と L N— AAA 7は、インターネットゃ WAN等の広域ネットワークを用いて通信可能に接続される。 GN 3と GN— HA4とは、無線又は有線のネットワークを用いて構成される。 GN— HA4と LN— HA 5, GN— HA 4と GN— AAA 6 , LN-H A5とLN— AAA7, 及ぴ G N— A A A 6と L N— A A A 7は、無線又は有線ネットワークを用いて構成される。 '

連携情報管理システム 1 _aでは、 1台の GN 3において複数台の LN 2を使用可能に設定されても良い。また、 1台の LN2が複数台の GN3によって使用されても良い。また、 1台の GN— HA4に対して、複数台の GN3, LN-HA 5， GN— AAA6がそれぞれ設けられても良い。また、 1台の LN— HA5に対して複数台の GN— HA4， LN— AAA 7がそれぞれ設けられても良い。次に、各装置の構成について説明する。

< <LN) >

LN2は、局所的な無線アクセス機能を持ち、自身の個体識別情報（例：機能種別，一連の製造番号）を持つ機能デバイスである。以下、 LN 2が記憶する個体識別情報を L N— I Dと呼ぶ。 L N 2が記憶する L N— I Dは、接触/非接触 (無線等）の手段により、 GN 3によって読み取られる。

LN 2の具体的な例として、 RF I Dタグがある。 RF I Dタグは、例えば自身が取り付けられた製品の識別情報（製造者，製造番号などの識別情報）を LN 一 I Dとして記憶する。このため、 RF I Dタグは、 LN— I Dを格納可能な記憶領域を備える。 RF I Dリーダ（GN3に相当）は、電波などによる非接触通信方式により、 RF I Dタグに格納された情報を読み取る。

LN2は、 RF I Dタグ以外でも、電波を使用した手段によって身が格納する LN— I Dが GN 3によって読み取り可能な機器を用いて構成されても良い。

F I G. 2は、 LN 2の機能ブロックを示す図である。 LN2は、 LN— I D 記憶部 8，読み取り要求検出部 9, 読み取り要求応答部 10，及び情報読み取りインタフェース 1 1を備える。

LN— I D記憶部 8は、不揮発性の記憶装置（いわゆる ROMや F RAM (Ferroelectric RAM) 等）を用いて構成され L N— I Dを記憶する。

読み取り要求検出部 9は、情報読み取りインタフェース 1 1を介して受信されたデータから、 GN 3からの読み取り要求を検出する。

読み取り要求応答部 10は、読み取り要求検出部 9によって検出された読み取り要求に応じて、 LN— I D記憶部 8から LN— I Dを読み出す。そして、読み取り要求答部 10は、読み出された LN_ I Dを含むデータを、情報読み取りインタフェース 1 1を介して、 GN3に対して送信する。

情報読み取りインタフェース 1 1は、 B 1 u e t o o t h通信装置や RF I D タグに用いられるアンテナ等を用いて構成される。情報読み取りインタフェース 11は、 GN 3との通信を実現する。

< <GN> >

GN3は、ネットワークユーザが:所有する端末装置であって、広域ネットヮーク（例えば I Pネットワーク）内で一意に識別される端末装置である。 GN3は、携帯電話機， PDA (Personal Digital Assistants) , パーソナルコンビユータ（特にノート型）等を用いて構成される。 GN3は、個々のユーザによって占有して利用されることを前提とする。即ち、 GN 3とユーザとを 1対 1で対応付けることが可能であることを前提とする。また、 GN3は、広域ネットワークに接続可能な装置を用いて構成される。ここでは、 GN3は、 Mo b i 1 e I P 等に従って動作するクライアントであることを想定する。このため、 GN3は、 Mo b i l e I Pに従ってホームァドレスと気付ァドレスとの登録（位置登録）を、 MN— HA4に対して行う。

また、 GN3は、局所ネットワークを介して、 LN 2から LN— I Dを含むデータを受信する。 GN3は、広域ネットワークを介して、受信された LN— I D を含む位置登録要求を GN— HA 4へ送信する。言い換えれば、 GN3は、受信された LN— I Dを広域ネットワークへの自身の位置登録手順に含めて、広域ネットワーク内の LN— I Dの管理機構（LN— HA5に相当）に間接的に送信する。

F I G. 3は、 GN 3の機能ブロックを示す図である。 GN3は、局所ネットワークインタフェース 1 2， LN情報収集部 13， LN情報抽出部 14，広域位置登録機能部 1 5， GN- I D記憶部 16，及ぴ広域ネットワークインタフエ一ス 1 7を用いて構成される。

局所ネットワークインタフェース 1 2は、局所ネットワークを介して LN 2から LN_ I Dを含むデータを受信する。

LN情報収集部 1 3は、局所ネットワークインタフェース 12を介して、読み取り要求を LN 2へ送信する。

LN情幸艮抽出部 14は、局所ネットワークインタフェース 1 2を介して LN 2 から受信されるデータから LN— I Dを抽出する。

局所ネットワークインタフェース 1 2, LN情報収集部 1 3, 及び LN情報抽出部 14は、例えば RF I Dリーダを用いて構成されても良い。また、上記三つの各構成は、それぞれ専用チップによつて実現されても良い。

また、局所ネットワークインタフェース 12は、 B 1 u e t o o t h通信装置を用いて構成されても良い。このような場合、 LN情報収集部 1 3及び LN情報抽出部 14は、専用チップによって実現されても良いし、 CPUによって専用プログラムが実行されることによって実現されても良い。

広域位置登録機能部 1 5は、位置制御プロトコルスタック（M o b i 1 e I P等）により実現される。広域位置登録機能部 15は、位置制御プロトコルスタックに応じたプログラムが CPUによって実行されることにより実現される。広域位置登録機能部 15は、少なぐとも Mo b i l e I Pに従った位置登録を行う。広域位置登録機能部 15は、 GN— I D記憶部 16から GN— I Dを読み出す。 LN情報抽出部 14によって LN— I Dが抽出された場合、広域位置登録機能部 15は、読み出された GN— I Dと、 LN情報抽出部 14によって抽出された LN— I Dとを含む位置登録要求（Registration Request) メッセージを作成する。そして、広域位置登録機能部 15は、作成された位置登録要求メッセージを、広域ネットワークインタフェース 17を介して、 GN— HA4へ送信する。

GN— I D記憶部 16は、不揮発性の記憶装置（いわゆる ROMや FRAMやハードディスク等）を用いて構成される。 GN— I D記憶部 16は、自装置 3の GN— I Dを記憶する。 GN— I Dとは、広域ネットワークにおいて一意に GN 3又は GN 3のユーザを識別することを可能とする情報である。 GN— I Dは、例えば、 Mo b i l e I Pにおけるホームァドレスや気付ァドレス, 又は NA I等を用いて構成される。

広域ネットワークインタフェース 17は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。広域ネットワークインタフェース 1 7は、 GN3が広域ネットワークを介して他の装置と通信することを可能とする。

( (GN-HA) >

GN— HA4は、少なくとも Mo b i l e I Pにおけるホームエージェントとしての機能を備える。 GN— HA4は、さらに、自装置 4の管理対象となっている GN3と、 GN 3又は GN 3のユーザによって利用される LN 2とを関連付けて管理（記憶）する。また、 GN— HA4は、 GN 3から位置登録メッセージを受信した場合、受信された位置登録メッセージの内容に応じて、受信された位置登録メッセージに含まれる LN— I Dを含むデータを他の装置に対して送信する。

F I G. 4は、 GN— HA 4の機能ブロックを示す図である。 GN— HA4は、アクセス側ネットワークインタフェース 18， GN— I D抽出部 19，広域位置登録機能部 20, GN位置情報データベース 21， AAA連携クライアント機能部 22，認証機能側インタフェース 23， LN— HA連携機能部 24, 及びコア側ネットワークインタフェース 25を用いて構成される。

アクセス fijjネットワークインタフェース 1 8は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。アクセス側ネットワークインタフェース 18は、 GN— HA4が広域ネットワークを介して GN3と通信することを可能とする。

GN- I D抽出部 19は、アクセス側ネットワークインタフェース 1 8を介して受信されたメッセージから GN— I Dを抽出する。

広域位置登録機能部 20は、位置制御プロトコルスタックにより実現される。

GN位置情報データベース 21は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置を用いて構成される。 GN位置情報データベース 21は、 GN3 のホームァドレスと気付ァドレスとを対応付けて記憶する。また、 GN位置情報データベース 21は、 GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。 GN— I Dが GN3のホームァドレス及び気付ァドレスのいずれでもない場合、 GNデータベース 21は、さらに、ホームアドレス又は気付アドレスと GN_ I Dとを対応付けて記憶する。

認証機能側インタフェース 23は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。認証機能側インタフェース 23は、 GN— HA4が広域ネットワークを介して GN— AAA 6と通信することを可能とする。

コア側ネットワークインタフェース 25は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。コア側ネットワークインタフェース 25は、 GN— H A 4が広域ネットワークを介して LN— H Aと通信することを可能とする。

GN— I D抽出部 1 9，広域位置登録機能部 20， AAA連携クライアント機能部 22, 及ぴ LN— HA連携機能部 24は、それぞれ専用チップにより実現されても良いし、 CPUによって専用プログラムが実行されることによって実現されても良い。これらの構成の動作については、動作例の欄において説明する。

< (LN-HA) )

LN— HA5は、 LN 2の位置情報を管理するサーバである。 LN2の位置情報とは、既存の位置管理システムにおける地理的な情報、あるいは LN 2の近傍に位置するネットワーク装置などのネットワーク上の位置情報などに加え、 LN 2を占有（あるいは共有）しているユーザの使用端末 GN 3との関連を示す。言い換えれば、 LN— HAは、各 LN2の位置として、どの GN3のユーザによつて使用されているかという情報を管理する。

F I G. 5は、 LN— HA 5の機能ブロックを示す図である。 LN— HA5は、アクセス側ネットワークインタフェース 26, LN位置登録メッセージ処理部 2 7, LN— A A A連携処理判定部 28，局所位置登録機能部 29， L N位置情報データベース ₃0， LN— AAA連携クライアント機能部 3 1 , 及ぴ認証機能側ィンタフェース 32を用いて構成される。

アクセス佃 jネットワークィンタフェース 26は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。アクセス側ネットワークインタフェース 26は、 LN— HA5が広域ネットワークを介して GN3や GN— HA4と通信することを可能とする。

認証機能側インタフェース 32は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。認証機能側インタフェース 32は、 LN— HA5が広域ネットワークを介して LN— AAA 7と通信することを可能とする。

局所位置登録機能部 29は、位置制御プロトコルスタックにより実現される。 LN位置登録メッセージ処理部 27， LN— A A A連携処理判定部 28，局所位置登録機能部 29，及び LN— AAA連携クライアント機能部 31は、それぞれ専用チップにより実現されても良いし、 CPUによって専用プログラムが実行されることによって実現されても良い。これらの構成の動作については、動作例の欄において説明する。

< (GN-AAA) >

GN— AAA6は、ある GN 3についての正当性（GN— HA 4に対する正式な契約者であるか否かなど）を認証する。また、 GN— AAA6は、ある GN3 と関連付けられている LN 2についての認証情報に基づき、 LN— AAA7との間で認証手順の連携を行う。

F I G. 6は、 GN— AAA 6の機能プロックを示す図である。 GN— AAA 6は、 GN— HA側ネットワークインタフェース 33， GN認証情報抽出部 34， G N認証処理部 35 , L N認証情報抽出部 36 , G N認証情報データベース 37 , LN— A A A連携クライアント機能部 38，及び L N _ A A A側インタフェース

39を用いて構成される。 .

GN— HA側ネットワークインタフェース 33は、ネットワークインタフエ一スカード等を用いて構成される。 GN— HA側ネットワークインタフェース 33 は、 GN— AAA6が広域ネットワークを介して GN— HA4と通信することを可能とする。

GN認証情報データベース 37は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置を用いて構成される。 GN認証情報データベース 37は、 GN3 を認証するために用いられる情報を記憶する。例えば、 G N 3がパスワードと I Dによって認証される場合、 GN認証情報データベース 37は、各 GN3についてのパスワードと I Dとを対応付けて記憶する。

LN— AAA側ィンタフェース 39は、ネットワークインタフェースカード等を用いて構成される。 LN— AAA側インタフェース 39は、 GN— AAA6が広域ネットワークを介して LN_ AAA 7と通信することを可能とする。

G N認証情報抽出部 34， G N認証処理部 35 , L N認証情報抽出部 36，及び L N— A A A連携クライアント機能部 38は、それぞれ専用チップにより実現されても良いし、 CPUによって専用プログラムが実行されることによって実現されても良い。これらの構成の動作については、動作例の欄において説明する。

< <LN-AAA> >

LN— AAA7は、 LN2の正当性（ L N 2は L N— A A A 7に正式に登録されている機器であるか否かなど）について認証する。

F I G. 7は、 LN— AAA 7の機能ブロックを示す図である。 LN— AAA 7は、 GN— AAA側ネットワークインタフェース 40， LN認証情報抽出部 4 1 , L N認証処理機能部 42， L N認証メッセージ処理部 43， L N認証情報データベース 44，及ぴ LN— HA側ネットワークインタフェース 45を用いて構成される。

GN— AAA側ネットワークインタフェース 40は、ネットワークインタフエースカード等を用いて構成される。 GN— AAA側ネットワークインタフェース

40は、 LN— AAA 7が広域ネットワークを介して GN_ AAA 6と通信することを可能とする。

LN認証情報データベース 44は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置を用いて構成される。 LN認証情報データベース 44は、 LN2 を認証するために用いられる情報を記憶する。例えば、ビット列によって認証される場合、 LN認証情報データベース 44は、各 LN2についてのビット列と L N_ I Dとを対応付けて記憶する。

LN— HA側ネットワークインタフェース 45は、ネットワークインタフエ一スカード等を用いて構成される。 LN— HA側ネットワークインタフェース 45 は、 LN— AAA 7が広域ネットワークを介して LN— HA5と通信することを可能とする。

L N認証情報抽出部 41 , L N認証処理機能部 42，及ぴ L N認証メッセージ処理部 43は、それぞれ専用チップにより実現されても良いし、 CPUによって専用プログラムが実行されることによって実現されても良い。これらの構成の動作については、動作例の欄において説明する。

〈メッセージのフォーマツト伊!]〉

次に、連携情報管理システム 1 aの各装置間で送受信されるメッセージについて、図を用いて説明する。

< く GN位置登録要求/応答〉〉

F I G. 8は、 GN位置登録要求メッセージ及び GN位置登録応答メッセージの概要を示す図である。 GN位置登録要求メッセージ（項番 1) は、 GN3から GN— HA4へ、又は LN— HA 5から GN— HA4へ送信されるメッセージであ。

GN位置登録要求メッセージは、送信元（GN3, LN-HA 5) において保有される GN— I Dと LN— I Dとを関連付けた情報を連携情報として登録 .保持することを要求するために使用される。 GN位置登録要求メッセージは、通常の Mo b i 1 e I Pにおいて、 GNと GN— HAとの間で送受信される位置登録要求メッセージを含む。 GN位置登録要求メッセージは、パラメタとして、 G N3の位置情報と、この GN3の GN— I Dと LN— I Dとを含む。この LN— I Dは、例えば GN3と連携して使用される LN2の LN— I Dである。 GN3 の位置情報とは、例えば GN 3の現在の気付アドレスや、ホームアドレスや、収容ルータのァドレス等を用いて構成される。

GN位置登録応答メッセージ（項番 2) は、 GN— HA4から GN 3へ送信されるメッセージである。

GN位置登録応答メッセージは、 GN位置登録要求メッセージの送信元に対し、処理結果を通知するためのメッセージである。このため、 GN位置登録応答メッセージは、位置登録処理についての処理結果（OK又はNG) を示す値を含む。また、 GN位置登録応答メッセージは、処理結果についての値が NGを示す値である場合、理由値として、処理の詳細情報を示す値を含む。このような詳細情報の例として、 " GN登録不正" ， " LN登録不正" ， " 契約条件等により連携が不可能" 等がある。 " GN登録不正" は、 GNの登録が不正であることを示す。 " LN登録不正" は、 LNの登録が不正であることを示す。

< 〈連携情報登録要求 Z応答〉〉

F I G. 9は、連携情報登録要求メッセージ及び連携情報登録応答メッセージの概要を示す図である。連携情報登録要求メッセージ（項番 1) は、 GN— HA 4から LN— HA5へ、又は LN— HA5から GN— HA4へ、又は GN3から LN— HA5へ送信されるメッセージである。

連携情報登録要求メッセージは、送信元（GN— HA4， LN-HA5) において保有される GN— I Dと LN— I Dとを連携情報として登録 '保持することを要求するために使用される。

連携情報登録要求メッセージは、パラメタとして、 GN— I Dと、この GN— I Dと連携して記憶されるべき LN— I Dとを含む。例えば、連携情報登録要求メッセージは、パラメタとして、ある GN 3の GN— I Dと、この GN3と連携して使用される LN2の LN— I Dとを含む。

連携情報登録応答メッセージ（項番 2) は、 GN— HA4から LN— HA5へ、又は LN— HA5から GN— HA4へ又は LN— HA5から GN 3へ送信されるメッセージである。

連携情報登録応答メッセージは、連携情報登録要求メッセージの送信元に対し、処理結果を通知するためのメッセージである。このため、連携情報登録応答メッセージは、連携情報登録処理についての処理結果（OK又は NG) についての値を含む。また、連携情報登録応答メッセージは、処理結果についての値が NGを示す値である場合、理由値として、処理の詳細情報を示す値を含む。このような詳細情報の例として、 " GN登録不正" ， " LN登録不正" ， " 契約条件等により連携が不可能" 等がある。 " GN登録不正" は、 GNの登録が不正であることを示す。 " LN登録不正" は、 LNの登録が不正であることを示す。

〈〈認証情報転送 Z応答〉〉 '

F I G. 10は、認証情報転送メッセージ及び認証情報応答メッセージの概要を示す図である。認証情報転送メッセージ（項番 1) は、連携元認証サーバから連携先認証サーバへ送信されるメッセージである。連携元認証サーバとは、 GN 一 AAA 6又は LN_ AAA 7のいずれかであり、先に GN_ I D及び LN— I Dを取得した装置である。また、連携先認証サーバとは、 GN— 入 6又は N— AAA 7のいずれかであり、連携元認証サーバから GN_ I D又は LN— I Dを通知される装置である。

認証情報転送メッセージは、連携元認証サーバから連携先認証サーバへ、連携先認証サーバによって認証されるべき装置（LN2又は GN3) に関する認証情報を転送するために使用される。このため、認証情報転送メッセージは、認証情報を含む。例えば、 GN3がパスワードと I Dによって認証される場合、認証情報は、 GN3についてのパスワードと GN— I Dとを含む。また、認証情報転送メッセージは、連携元認証サーバ情報を含む。連携元認証サーバ情報は、連携先認証サーバと連携元認証サーバとが信頼関係にあることを、連携先認証サーバが確認するために使用される。

認証情報応答メッセージ（項番 2) は、連携先認証サーバから連携元認証サーバへ送信されるメッセージである。

認証情報応答メッセージは、連携先認証サーバにおける認証処理の結果を連携元認証サーバへ通知するために使用される。このため、認証情報応答メッセージは、認証処理についての処理結果（OK又は NG) についての値を含む。また、連携情報登録応答メッセージは、処理結果についての値が NGを示す値である場合、理由値として、処理の詳細情報を示す値を含む。このような詳細情報の例として、 "認証情報不整合" ， " 契約条件等により連携が不可能" 等がある。

〈各装置の動作例〉 .

次に、連携情報管理システム 1 aを構成する各装置の動作例について、図を用いて説明する。

< <GN> )

F I G. 1 1 A, 1 1 Bは、 GN 3の動作例を示すフローチャートである。 F I G. 1 1を用いて、 GN 3の動作例について説明する。

LN情報収集部 1 3は、局所ネットワークインタフェース 1 2を介して受信されるメッセージを監視する（S O I) 。 LN情報収集部 1 3が LN2の LN— I Dを含むメッセージを捕捉すると（S O 2) 、 LN情報抽出部 14は、捕捉されたメッセ"ジから LN— I Dを抽出する（S O 3) 。なお、 S O 2の処理は、汎用的に実行される処理である。

LN情報抽出部 14は、 LN2の LN— I D情報フォーマツトは正常か否かについて判断する。 LN— I D情報フォーマットが正常でない場合（S 04—N O) 、 S 01の処理が再び実行される。一方、 LN情報フォーマットが正常である場合（S O 4— YES) 、広域位置登録機能部 1 5は、抽出された LN_ I D を、不図示の LN情報格納領域に一時的に保存する（S O 5) 。 LN情報格納領域は、 RAM (Random Access Memory) 等の記憶装置を用いて構成される。次に、広域位置登録機能部 1 5は、 GN位置登録要求メッセージ（F I G. 8参照）を作成する（S O 6) 。次に、広域位置登録機能部 1 5は、作成された GN位置登録要求メッセージに対し、 LN情報格納領域に保存されている LN— I Dを付加する（S O 7) 。そして、広域位置登録機能部 1 5は、広域ネットワークインタフェース 17を介して、 GN位置登録要求メッセージを送出する（S O 8) 。このような処理の後、 LN情報収集部 1 3は、再び、局所ネットワークインタフェース 1 2を介して受信されるメッセージを監視する（S 09) 。

( (GN-HA) >

F I G. 1 2 A, 12 B, 12 C, 12 Dは、 GN— HA 4の動作例を示すフローチャートである。 F I G. 12 A, 1 2B， 12C, 1 2Dを用いて、 GN 一 HA 4の動作例について説明する。 GN— I D抽出部 1 9は、メッセージを監視する（S 10 ： F I G. 1 2 A参照）。アクセス側ネットワークインタフェース 1 8，認証機能側インタフェース 23，又はコア側ネットワークインタフェース 25を介してメッセージが受信されると（S l l) 、 GN— I D抽出部 19は、受信されたメッセージから GN— I Dを抽出する（S 1 2) 。このようなメッセージの例として、 GN位置登録要求メッセージ，連携情報登録要求メッセージ， GN認証応答メッセージがある。 GN認証応答メッセージとは、 GN— AAA6から GN— HA4に送信されるメッセージであり、 GN 3についての認証結果とこの GN 3の GN— I Dとを含む。

GN- I D抽出部 1 9は、抽出された GN— I Dが正常な値であるか否かについて判断する（S 1 3) 。抽出された GN— I Dが正常な値でない場合（S 1 3 -NO) 、 S 29以降の処理が実行される。 S 29以降の処理については後述する。

抽出された GN— I Dが正常な値である場合（S 1 3— YES) 、広域位置登録機能部 20は、受信されたメッセージが GN_ AAA 6からの GN認証応答メッセージか否かについて判断する（S 14) 。

受信されたメッセージが GN— AAA 6からの GN認証応答メッセージである場合（S 14— YE S) 、広域位置登録機能部 1 5は、抽出された GN_ I Dに関する連携情報を登録する（S 15) 。例えば、広域位置登録機能部 1 5は、抽出された GN— I Dと、不図示の記憶領域にこの GN— I Dに関連付けて記憶される LN— I Dと、を対応付けて GN位置情報データベース 21に登録する。次に、広域位置登録機能部 1 5は、 GN位置登録応答メッセージ（F I G. 8 参照）を作成する（S 16) 。そして、広域位置登録機能部 1 5は、アクセス側ネットワークインタフェース 1 8を介して、作成された GN位置登録応答メッセージを GN3へ送信する（S 30 ： F I G. 12 D参照）。

一方、受信されたメッセージが GN— AAA 6からの GN認証応答メッセージでない場合（S 14一 NO) 、広域位置登録機能部 1 5は、受信されたメッセージが、 LN— HA5からの GN位置登録要求メッセージであるか否かについて判断する。受信されたメッセージが GN位置登録要求メッセージである場合（S 1 7— YES) 、 S 21以降の処理が実行される。 S 21以降の処理については後述する。

一方、受信されたメッセージが GN位置登録要求メッセージでない場合（S 1 7 -NO) 、広域位置登録機能部 15は、抽出された GN— I Dについての認証は完了しているか否かについて判断する。この判断は、例えば、認証が完了した GN- I Dを記憶するテーブルを用いる等、どのように実現されても良い。

抽出された GN— I Dに対応する GN 3についての認証が完了している場合 (S 1 8— YES) 、 S 2 1以降の処理が実行される。 S 21以降の処理については後述する。

—方、抽出された GN— I Dに対応する GN 3についての認証が完了していない場合（S 1 8—NO) 、広域位置登録機能部 1 5は、この GN 3についての認証を実施するための GN認証要求メッセージを作成する（S 19) 。そして、広域位置登録機能部 1 5は、作成された GN認証要求メッセージを、認証機能側ィンタフェース 23を介して GN— AAA6へ送信する（S 20) 。そして、再び S 10以降の処理が実行される。 '

次に、 S 2 1以降の処理について、 F I G. 1 2 C, 1 2Dを用いて説明する。まず、広域位置登録機能部 1 5は、 GN— I Dの現在位置情報を GN位置情報データベース 21に登録する（S 21) 。そして、広域位置登録機能部 1 5は、受信されたメッセージについて、 LN- I Dを検索する (S 22) 。受信されたメッセージに LN— I Dが含まれない場合（S 23— NO) 、 S 29以降の処理が実行される。 S 29以降の処理については後述する。

一方、受信されたメッセージに LN— I Dが含まれる場合（S 23— YES) 、 LN— HA連携機能部 24は、連携情報登録要求メッセージを作成する（S 2 4) 。そして、 LN— H A連携機能部 24は作成された連携情報登録要求メッセージを送信する（S 25— a) 。

LN— HA連携機能部 24は、送信された連携情報登録要求メッセージに対する連携情報登録応答メッセージが受信されると（S 25— b) 、処理結果が正常であるか否かについて判断する（S 26) 。この際、 1^ー^：八連携機能部24 は、受信された連携情報登録応答メッセージに含まれる処理結果を示すパラメタを参照することにより、判断を行う。処理結果が正常であった場合（S 26— YES) 、 LN— HA連携機能部 24 は、 S 2 1において登録された GN— I Dに対し、受信された連携情報登録応答メッセージに含まれる LN— I Dを対応付けて登録する（S 27) 。そして、 L N— HA連携機能部 24は、 GN位置登録応答メッセージを作成する（S 29) 。一方、処理結果が正常でない場合（S 26— NO) 、 LN— HA連携機能部 2 4は、受信された連携情報登録応答メッセージに含まれる処理結果を示す値と理由値とを用いて、 GN位置登録応答メッセージを作成する（S 28, S 29) 。そして、 LN— H A連携機能部 24は、アクセス側ネットワークインタフエ一ス 1 8を介して、作成された GN位置登録応答メッセージを送信する（S 30) 。そして、再ぴ S 1 0の処理が開始される（S 31) 。

< (LN-HA) )

F I G. 1 3 A, 1 3 B, 1 3 Cは、 L N— HA 5の動作例を示すフローチヤートである。 F I G. 1 3 A, 1 3 B, 1 3 Cを用いて、 LN— HA5の動作例について説明する。

LN位置登録メッセージ処理部 27は受信されるメッセージを監視する（S 3 2) 。メッセージ（連携情報登録要求メッセージ）が受信されると（S 33) 、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、受信されたメッセージから LN— I Dを抽出する（S 34) 。

次に、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、抽出された LN— I Dの値が正常か否かについて判断する。抽出された LN— I Dの値が正常である場合（S 3 5— YE S) 、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、受信されたメッセージに GN- I Dが含まれているか否かについて判断する。受信されたメッセージに G N— I Dが含まれている場合（S 36— YES) 、 S 39以降の処理が実施される。 S 39以降の処理については後述する。

一方、抽出された LN— I Dの値が正常でない場合（S 35— NO) 、又は受信されたメッセージに GN— I Dが含まれていない場合（S 36— NO) 、 LN 位置登録メッセージ処理部 27は、異常結果返信用パラメタを生成する（S 3 7) 。異常結果返信用パラメタは、受信されたメッセージの送信元である装置に対し、受信されたメッセージが正常なメッセージではなかったことを通知するための値である。そして、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、生成された異常結果返信用パラメタを含むメッセージを、受信されたメッセージの送信元である装置に送信する（S 38) 。

次に、 F I G. 13 B, 13Cを用いて、 S 39以降の処理について説明する _c LN— A A A連携処理判定部 28は、処理結果返信用パラメタを生成する（S 3 9) 。この処理結果返信用パラメタは、 LN— HA5における処理の結果を、受信されたメッセージの送信元（即ち、連携情報登録の要求元）である装置に対して通知するための値である。

要求元の装置が LN— AAA7である場合（S 40 ： LN-AAA) 、 LN- A A A連携クライアント機能部 31は、認証結果の正常性と L N 2の情報とを確認する（S41) 。次に、局所位置登録機能部 29は、抽出された LN— I Dの連携情報を、 LN位置情報データベース 30に登録する（S 42) 。次に、 LN 一 AAA連携クライアント機能部 31は、連携情報登録応答メッセージを作成する（S43) 。そして、 LN— AAA連携クライアント機能部 3 1は、認証機能側インタフユース 32を介して、作成された連携情報登録応答メッセージを、要求元である LN— AAA 7へ送信する。

要求元装置が GN 3又は GN— HA4である場合（S 40 ： GNまたは GN— HA) 、 LN— AAA連携クライアント機能部 31は、 LN2についての認証処理が必要か否かについて判断する（S 45) 。 LN 2についての認証が必要である場合（S45—YES) 、即ち連携情報管理システム 1 aが認証を要するシステムである場合、 LN— AAA連携クライアント機能部 31は、 LN認証要求メッセージを作成する。そして、 LN— AAA連携クライアント機能部 31は、認証機能側インダフエース 32を介して、作成された LN認証要求メッセージを、 LN— AAA7に対し送信する（S 46) 。

認証機能側インタフェース 32を介して LN認証応答メッセージが受信されると（S47) 、又は LN 2についての認証が必要でない場合（S45—NO) 、局所位置登録機能部 29は、抽出された LN— I Dについての連携情報を、 LN 位置情報データベース 30に登録する（S 48) 。

要求元装置が GN— HAである場合（S49 ： GN-HA) 、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、 GN— H A 4宛の連携情報登録応答メッセージを作成する（S 5 1) 。一方、要求元装置が GN 3である場合（S 49 ： GN) 、 L N位置登録メッセージ処理部 27は、 GN— HA4宛の GN位置登録要求メッセージを作成する（S 50) 。そして、 LN位置登録メッセージ処理部 27は、作成されたメッセージを、アクセス側ネットワークインタフェース 26を介して送出する（S 52) 。この後、 S 32のメッセージ監視処理が再開される（S 53) 。

< (GN-AAA) >

F I G. 14 A, 14 Bは、 G N— A A A 6の動作例を示すフローチャートである。 F I G. 14 A, 14 Bを用いて、 GN— AAA6の動作例について説明する。

GN認証情報抽出部 34は、 GN— HA側ネットワークインタフェース 33又は LN— AAA側インタフェース 39を介して受信されるメッセージを監視する (S 54) 。 GN— HA4又は LN— AAA 7からメッセージが受信されると (S 55) 、 GN認証情報抽出部 34は、受信されたメッセージの種別について判断する。

受信されたメッセージが GN認証要求メッセージである場合（S 56 ： GN認証要求メッセージ）、 GN認証情報抽出部 34は、受信されたメッセージから G N— I Dを抽出する（S 57) 。 GN認証処理部 35は、抽出された GN— I D が示す GN3について、認証処理を実施する（S 58) 。この認証処理は、汎用の処理（通常の A A Aサーバの認証手順）によって実施される。

GN 3の認証情報が異常である場合（S 59— NO) 、 GN認証処理部 35は、認証結果パラメタを生成する（ S 60 ) 。認証結果パラメタは、 G N認証処理部 35によって実施された認証処理の結果を、 GN認証要求メッセージの送信元に通知するための値である。その後、 S 65以降の処理によって、生成された認証結果パラメタを含む GN認証応答メッセージが送出される。 S 65以降の処理については後述する。

一方、 GN 3の認証情報が正常である場合（S 59— YES) 、 L N認証情報抽出部 36は、認証された GN3の GN— I Dに対応する LN— I Dが、受信されたメッセージに含まれているか否かについて判断する。受信されたメッセージに LN— I Dが含まれていない場合（S 61—NO) 、 GN 3についてのみ認証処理が実行される。この場合、 S 65以降の処理によって、 GN認証応答メッセージが送出される。 S 65以降の処理については後述する。

一方、受信されたメッセージに LN— I Dが含まれている場合（S 61—YE

5) 、 LN認証情報抽出部 36は、認証情報転送メッセージを作成する（S 6 2) 。そして、 LN認証情報抽出部 36は、 LN— AAA側インタフェース 39 を介して、作成された認証情報転送メッセージを送出する（S 63) 。

受信されたメッセージが認証情報応答メッセージである場合（S 56 ：認証情報応答メッセージ）、 LN— AAA連携クライアント機能部 31は、受信されたメッセージから認証処理結果情報を抽出する（S 64) 。 LN— AAA連携クライアント機能部 31は、 GN認証応答メッセージを作成する（S 65) 。そして LN— AAA連携クライアント機能部 31は、作成された GN認証応答メッセ一ジを、 GN— HA側ネットワークインタフェース 33を介して送出する (S 6

6) 。そして、 S 54のメッセージ監視処理が開始される（S 67) 。

< <LN-AAA> >

F I G. 15A， 15Bは、 L N_ AAA 7の動作例を示すフローチャートである。 F I G. 15 A, 15 Bを用いて、 L N— A A A 7の動作例について説明する。

LN認証情報抽出部 41は、 GN— AAA側ネットワークインタフェース 40 又は LN— HA側ネットワークインタフェース 45を介して受信されるメッセージを監視する（S 68) 。メッセージが受信されると（S 69) 、 LN認証情報抽出部 41は、受信されたメッセージの種別について判断する（S 70) 。受信されたメッセージが認証情報転送メッセージである場合（S 70 ：認証情報転送メッセージ）、 LN認証情報抽出部 41は、受信されたメッセージから L N— I Dを抽出する（S 71) 。そして、 LN認証処理機能部 42は、抽出された LN— I Dに対応する LN 2について認証処理を実施する（S 72) 。この認証処理は、汎用の認証処理（通常の A A Aサーバの認証手順）によって実施される。

LN 2についての認証情報が正常でない場合（S 73— NO) 、 LN認証処理機能部 42は、この処理結果を示す処理結果パラメタを生成する（S 74) 。そして、 S 80以降の処理によって、生成された処理結果パラメタを含む認証情報応答メッセージが送出される。 S 80以降の処理については後述する。

一方、 LN 2についての認証情報が正常である場合（S 73— YE S) 、 LN 認証メッセージ処理部 43は、連携情報登録要求メッセージを作成する（S 7 5) 。そして、 LN認証メッセージ処理部 43は、作成された連携情報登録要求メッセージを送出する（S 76) 。

一方、受信されたメッセージが連携情報登録応答メッセージである場合（S 7 0 ：連携情報登録応答メッセージ）、 LN認証情報抽出部 4 1は、受信されたメッセージから処理結果を示すパラメタを抽出する（S 77) 。 LN認証処理機能部 42は、抽出された処理結果を示すパラメタが正常を示す値であるか否かについて判断する。

処理結果を示すパラメタが正常でない値である場合（S 78—NO) 、 LN認証処理機能部 42は、正常でない処理結果を示すパラメタを生成する（S 79) 。 LN認証メッセージ処理部 43は、生成されたパラメタを含む認証情報応答メッセージを作成する（S 80) 。一方、処理結果を示すパラメタが正常な値である場合（S 78— YE S) 、 LN認証メッセージ処理部 43は、認証情報応答メッセージを作成する。そして、 LN認証メッセージ処理部 43は、作成された認証情報応答メッセージを送出する（S 8 1) 。その後、 S 68のメッセージ監視処理が開始される（S 81) 。

受信されたメッセージが LN認証要求メッセージである場合、 LN— AAA7 は、受信された LN認証要求メッセージに応じて、 LN2について認証処理を行う。 LN— AAA7は、認証処理の結果を含む LN認証応答メッセージを作成する。そして、 LN— AAA7は、作成された LN認証応答メッセージを、 LN— HA 5へ送出する。

〈システムの動作例〉

次に、連携情報管理システム 1 aの動作例について、図を用いて説明する。なお、以下に説明する各動作例を実現するに当たり、 F I G. 1 1A〜F I G. 1 5 Bを用いて上記で説明した各装置の動作例は、適宜変更される必要がある。 < 〈第一動作例〉 >

F I G. 1 6, 1 7は、連携情報管理システム 1 aの第一動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 16, 1 7を用いて、連携情報管理システム 1 aの第一動作例について説明する。

第一動作例では、 GN— HA4は、 S 18において、常に GN3の認証は完了していると判断するように設定される。

第一動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN2の LN— I Dを取得する（S e q O l) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された GN位置登録要求メッセージを、 GN— HA4へ送信する（S e ci 02) 。

GN— HA4は、 GN 3から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。 GN— HA4は、この GN— I Dと LN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する（S e q 03) 。

1^ ー11 5は、連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。 LN— HA 5は、連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成された連携情報登録応答メッセージを、 GN— HA4に返信する（S e q 04) 。

GN— HA4は、連携情報登録応答メッセージを受信すると、受信された GN 位置登録要求メッセージ（S e q 02参照）に含まれていた GN— I Dと L N— I Dとを対応付けて記憶する。そして、 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成し、作成された GN位置登録応答メッセージを GN 3へ送信する (S e q 05) 。

GN3は、 GN位置登録応答メッセージを受信すると、 LN2の使用が可能となったと判断しても良い。例えば、不図示の使用制限部によってこのような判断が実施されるように構成されても良い。この場合、使用制限部は、使用が可能となったと判断した場合にのみ、ユーザに対して LN 2におけるサービスを提供する。また、 GN3は、 GN位置登録応答メッセージを受信すると、単に位置登録が完了したことをユーザに通知する（例えば音声や画像によって）ように構成されても良い。

第一動作例では、 GN— HA4は、連携情報を、連携情報登録応答メッセージが受信された後に登録するが（S e ci 04— S e q 05) 、 GN位置登録要求メッセージが受信された時点で登録するように構成されても良い。

本動作例では、 GN 3の位置管理サーバである GN— H A 4に対し、 GN3の位置登録を行うための GN位置登録要求メッセージに、連携情報としての LN— I Dが含まれる。この結果、 GN— HA4と LN— HA5とにおいて、 LN— I Dと GN— I Dとが、連携情報として対応付けて登録される。このため、局所的な装置（LN2) と広域的な装置（GN3) との対応関係（位置の関連付け）を、 GN— H A 4や LN— H A 5に保持することが可能となる。

〈〈第二動作例〉〉

F I G. 18， 1 9は、連携情報管理システム 1 aの第二動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 18， 19を用いて、連携情報管理システム 1 aの第二動作例について説明する。

第二動作例では、 GN— HA4は、 S 18において、常に GN3の認証は完了していると判断するように設定される。また、第二動作例では、 GN— HA4は、 S 24〜S 26の処理を省略するように設定される。

また、第二動作例では、 GN3は、 S O 6 (F I G. 11 B参照）において、 GN位置登録要求メッセージとは別に、連携情報登録要求メッセージも作成するように設定される。そして、 GN3は、 S O 8において、 GN位置登録要求メッセージとは別に、作成された連携情報登録要求メッセージを LN— HA5へ送信するように設定される。

第二動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN 2の LN— I Dを取得する（S e q 06) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された GN位置登録要求メッセージを、 GN— HA4へ送信する（S e q 07) 。 GN— HA4は、 GN 3から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成された GN位置登録応答メッセージを GN 3へ送信する（S e q 08) 。

また、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する（S e q 09) 。

1^ー11 5は、 GN 3から連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。 LN— HA5は、連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 LN— HA 5は、作成されたメッセージを GN 3へ送信する（S e q l O) 。

GN 3は、 GN位置登録応答メッセージ又は連携情報登録応答メッセージを受信することにより、対応する LN 2との関連付けが完了したことを認識する。第二動作例において、 GN3は、 GN位置登録要求メッセージの送信と連携情報登録要求メッセージの送信とを、パラレルに実行しても良いし、シーケンシャルに実行しても良い。

第二動作例では、 GN— HA4と LN— HA5への連携情報の登録が、個別に実行される。このため、 GN— HA4と LN— HA5とは、互いの装置の状態に関わらず、連携情報を登録することが可能となる。第二動作例のような動作は、例えば、連携する GN3と LN 2とが明示的に関連付ける必要のない場合に適用されると良い。具体的には、例えば LN— H A 5において、該当する LN 2についての連携情報を登録できない（登録するべきでない）場合に、一方で GN— H A 4ではこの連携情報を登録する必要がある場合に有効である。

< 〈第三動作例〉〉

F I G. 20， 21は、連携情報管理システム 1 aの第三動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 20， 21を用いて、連携情報管理システム 1 aの第三動作例について説明する。

第三動作例では、 GN3は、 S 06 (F I G. 1 1 B参照）において連携情報登録要求メッセージを作成するように設定される。そして、 GN3は、 S O 8において、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信するように設定される。

また、第三動作例では、 GN— HA4は、 S 24〜S 26の処理を省略するように設定される。

第三動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN2の LN— I Dを取得する（ S e q 1 1 ) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する（S e q l 2) 。

LN— HA5は、連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる LN— I Dと GN— I Dとを対応付けて記憶する。 'LN— HA 5は、この GN— I Dと LN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 ^^ー：《 5は、作成された GN位置登録要求メッセージを GN 一 HA4へ送信する（S e q 1 3) 。

GN— HA4は、 LN— HA 5から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN_ I Dと LN— I Dとを対応付けて記憶する。その後、 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成された GN位置登録応答メッセージを GN 3へ送信する（S e q 14) 。

第三動作例では、 GN 3によって作成されるメッセージは、 GN— HA4へ送信されることなく、 LN— HA5へ直接送信される。このため、第三動作例は、 GN3のユーザが GN 3や LN 2についてのサービスを受ける際に契約する相手力 S、 GN— HA 4の管理者ではなく、 LN— H A 5の管理者となる場合に有効である。言い換えれば、第三動作例は、 GN 3のユーザに対して GN 3に関する契約及び GN— HA4との関連を意識させずに LN 2によるサービスについて契約しサービスを提供するような事業形態において有効である。

具体的な例としては、 MVNO (Mobile Virtual Network Operator) の事業形態が、上記場合に類似する。 MVNOでは、バックボーンネットワーク機能 (GN3の管理機構）をユーザに意識させることなく、独自の端末装置とネットワーク機能を利用者に販売することで、付加価値の高いネットワークサービスが提供される。

< 〈第四動作例〉〉

F I G. 22， 23は、連携情報管理システム 1 aの第四動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 22， 23を用いて、連携情報管理システム 1 aの第四動作例について説明する。

第四動作例では、 GN3は、 S O 6 (F I G. 11 B参照）において連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、 S O 8において、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する。

また、第四動作例では、 GN-HA4は S 24〜S 26 (F I G. 12 C, 1 2D参照）の処理を省略するように設定される。また、第三動作例では、 GN— HA4は、 S 29の処理において、連携情報登録応答メッセージを作成するように設定される。また、第四動作例では、 GN— HA4は、 S 30の処理において、作成された連携情報登録応答メッセージを LN— HA5へ送信するように設定される。

また、第四動作例では、 LN— HA5は、 GN— H A 4から連携情報登録応答メッセージが受信された場合、連携情報登録応答メッセージを作成し、作成されたメッセージを GN 3へ送信するように設定される。

第四動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN2の LN— I Dを取得する（ S e q 15 ) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する（S e q l 6) 。

LN— HA5は、 GN3から連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる LN— I Dと GN— I Dとを対応付けて記憶する。 LN— HA5は、この GN— I Dと LN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成された GN位置登録要求メッセージを GN— HA4へ送信する（S e q 17) 。 GN— HA4は、 LN— HA5から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN_ I Dとを対応付けて記憶する。その後、 GN— HA4は、連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成された連携情報登録応答メッセージを LN— HA5へ送信する（S e q 18) 。

1^^"ー：《 5は、 GN— HA4から連携情報登録応答メッセージを受信すると、 GN 3宛の連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 1^ー1¾八5は、作成された連携情報登録応答メッセージを、 GN3へ送信する（S e q l 9) 。第四動作例では、第三動作例と同様に、 GN3によって作成されるメッセージは、 GN— HA4へ送信されることなく、 LN— HA5へ直接送信される。さらに、第四動作例では、第三動作例と異なり、 GN3は、応答メッセージを LN— HA5から直接受信する。このため、第四動作例は、第三動作例と同様に、 GN 3のユーザが GN 3や LN 2についてのサービスを受ける際に契約する相手が、 GN— HA4の管理者ではなく、 LN— HA 5の管理者となる場合に有効である。

( 〈第五動作例〉〉

F I G. 24, 25は、連携情報管理システム 1 aの第五動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 24， 25を用いて、連携情報管理システム 1 aの第五動作例について説明する。

第五動作例では、 S 16 (F I G. 12 A) の処理において、連携情報登録要求メッセージを作成するように設定される。また、第五動作例では、 GN— HA 4は、 LN— HA 5から連携情報登録応答メッセージが受信された場合、 GN位置登録応答メッセージを作成し、作成されたメッセージを GN3へ送信するように設定される。

第五動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN2の LN— I Dを取得する（S e q 20) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成されたメッセ一ジを、 GN— HA4へ送信する（S e q 21) 。

GN— HA4は、 GN3から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる GN— I Dに対応する GN 3についての GN認証要求メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成されたメッセージを G N— AAA 6へ送信する（S e q 22— a) 。

GN— AAA6は、 GN認証要求メッセージを受信すると、 GN 3についての認証処理を実行する。 GN— AAA6は、 GN認証応答メッセージを作成する。そして、 GN— AAA 6は、作成された GN認証応答メッセージを GN— HA4 へ送信する（S e q 22— b) 。

GN— HA4は、 GN— AAA6から GN認証応答メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージ S e q 21に含まれる GN— I Dと LN 一 I Dとを対応付けて登録する。その後、 GN— HA4は、この GN— I Dと L N— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN— HA 4は、作成された連携情報登録要求メッセージを LN— HA 5へ送信する（S e q 23)

LN— HA5は、 GN— HA4から連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる LN_ I Dに対応する LN2についての LN認証要求メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成されたメッセージを LN— AAA7へ送信する（S e q 24) 。

し1[—人八八7は、 LN認証要求メッセージを受信すると、 LN 2についての認証処理を実行する。 LN— AAA7は、 LN認証応答メッセージを作成する。そして、 LN— AAA7は、作成されたメッセージを LN— HA 5へ送信する (S e q 25) 。

1^1^— 11八5は、 LN— AAA7からLN認証応答メッセージを受信すると、受信された連携情報登録要求メッセージに含まれる LN— I Dと GN— I Dとを対応付けて登録する。その後、 LN— HA5は、連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成された連携情報登録応答メッセージを GN— HA4へ送信する（S e q 26) 。

0^"— 11 4は、 LN— HA 5から連携情報登録応答メッセージを受信すると、 GN位置登録応答メッセージを作成する。そして、 GN— HA4は、作成された GN位置登録応答メッセージを、 GN 3へ送信する（S e q 27) 。任意の GN3と LN2とを連携させたサービスを事業ベースで実施するためには、 LN 2と GN 3との位置制御のみならず、相互の連携情報の登録について安全性等を保証する必要がある。即ち、このような事業ベースでの実施のためには、 L N 2及び/又は GN 3についての認証処理が欠かせない。

第五動作例では、 GN— AAA 6による GN 3の認証と、 LN— AAA 7による LN 2の認証とが実行される。このため、第五動作例では、認証された GN 3 と LN2との情報（GN— I D, LN— I D) のみを G N— H A 4と L N— H A 5に登録するように、連携情報管理システム 1 aを構成できる。従って、上記のような、任意の GN 3と LN 2とを連携させたサービスが安全に実施される。このため、第五動作例は、このようなサービスを事業ベースで実施する場合に適している。

第五動作例では、 GN— HA4において GN— I Dと LN— I Dとの連携情報を登録するタイミングを、 S e q 26と S e q 2 7との間にしても良い。このように設定されることにより、 GN—HA4にとつて、 LN— AAA7によって認証された LN2の LN— I Dのみを登録することが可能となる。

< 〈第六動作例〉〉

F I G. 26， 27は、連携情報管理システム 1 aの第六動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 26, 27を用いて、連携情報管理システム 1 aの第六動作例について説明する。

第六動作例では、 GN— HA4は、 S 19 (F I G. 1 2 B) の処理において、作成される GN認証要求メッセージに GN— I D及ぴ LN— I Dを含めるように設定される。

第六動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN 2の LN— I Dを取得する（S e q 28) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された GN位置登録要求メッセージを、 GN— HA4へ送信する（S e q 29) 。

GN— HA4は、 GN 3から GN位置登録要求メッセージを受信すると、 GN 認証要求メッセージを作成する。この認証要求メッセージは、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを含む。そして、 G 一11 4は、 GN— AAA 6に対し、作成された GN認証要求メッセージを送信する（S e q 30) 。

GN— AAA6は、 GN 3についての認証処理を実行する。次に、 GN— AA A 6は、認証情報転送メッセージを作成する。この認証情報転送メッセー^は、受信された GN認証要求に含まれる GN— I Dと LN— I Dとを含む。そして、 GN— AAA6は、作成された認証情報転送メッセージを、 LN— AAA 7へ送信する（S e q 31) 。

LN— AAA7は、認証情報転送メッセージを受信すると、受信された認証情報転送メッセージに含まれる LN2の認証情報を用いて、この LN2について認証処理を行う。その後、 LN 2の認証が終了すると LN— AAA 7は、受信された認証情報転送メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 1^—八八八7は、作成された連携情報登録要求メッセージを LN— HA 5へ送信する（S e q 32) 。

LN— HA5は、連携情報登録要求を受信すると、この連携情報登録要求に含まれる LN_ I Dと GN— I Dとを対応付けて登録する。そして、 LN— HA5 は、連携情報登録応答メッセージを作成し、作成されたメッセージを LN— AA A 7へ送信する（S e q 33) 。

LN— AAA7は、連携情報登録応答メッセージを受信すると、認証情報応答メッセージを作成し、作成された認証情報応答メッセージを GN— AAA 6へ送信する（S e q 34) 。

GN— AAA6は、認証情報応答メッセージを受信すると、 GN認証応答メッセージを作成し、作成された GN認証応答メッセージを GN— HA4へ送信する (S e q 35) 。

GN— HA4は、 GN認証応答メッセージを受信すると、 S e q 29において受信された GN位置登録要求メッセージに含まれた GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて連携情報として登録する。そして、 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成し、作成された GN位置登録応答メッセージを GN 3へ送信する（S e q 36) 。第六動作例では、 GN— AAA6は、受信された認証要求メッセージに含まれる認証情報を、直接 LN— AAA 7へ転送する。このため、 GN— AAA 6の管理者と LN— AAA 7の管理者とが同一の管理者であるか、又は高い信頼関係にあることが要求される場合がある。即ち、 GN— AAA6の管理者と LN— AA A 7の管理者とは、互いに互いの認証結果や認証情報を信頼する必要が生じる。一方、第六動作例では、 GN— AAA 6は、受信された認証要求メッセージに含まれる LN 2についての認証情報を、 LN— AAA 7へ転送する。このため、 GN 3と LN 2とについての認証処理と位置登録処理（連携情報の登録処理）とが、他の動作例に比べて高速に実行される。

< 〈第七動作例〉〉

F I G. 28， 29は、連携情報管理システム 1 aの第七動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 28， 29を用いて、連携情報管理システム 1 aの第七動作例について説明する。

第七動作例では、 LN— HA5は、 S 50 (F I G. 13 C) の処理において、 GN 3宛の連携情報登録応答メッセージを作成するように設定される。そして、し1^ー11 5は、 S 52の処理において、作成された連携情報登録応答メッセージを、 GN 3宛に送信するように設定される。

第七動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN2の LN— I Dを取得する（S e q 37) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN_ I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成されたメッセ一ジを、 GN— HA4へ送信する（S e q 38) 。

GN— HA4は、 GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN 位置登録要求メッセージに含まれる GN— I D及ぴ LN— I Dを含む GN認証要求メッセージを作成し、作成された GN認証要求メッセージを GN— AAA 6へ送信する（S e q 39) 。 '、

GN— AAA 6は、 GN認証要求メッセージを受信すると、受信された GN認証要求メッセージに含まれる GN 3の認証情報をもとに、 GN 3について認証処理を実行する。そして、 GN— AAA 6は、 GN認証応答メッセージを作成し、作成された GN認証応答メッセージを GN— HA4へ送信する（S e q40) 。

GN— HA4は、 GN認証応答メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれた GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて登録する。そして、 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成し、作成された G N位置登録応答メッセージを GN 3へ送信する（S e q 41) 。

また、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された連携情報登録要求メッセージを、 LN— HA5へ送信する（S e q 42) 。

' LN— HA5は、 GN 3から連携情報登録要求メッセージを受信すると、 LN 認証要求メッセージを作成し、作成された LN認証要求メッセージを LN— AA A 7へ送信する（S e q 43) 。

LN— AAA7は、受信された LN認証要求メッセージに含まれる認証情報に基づいて、 LN 2について認、証を行う。そして、 LN— AAA 7は、 LN認証応答メッセージを作成し、作成された LN認証応答メッセージを LN— H A 5へ送信する。（S e q 44)

LN— HA5は、 S e q 42において受信されたメッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて登録する。 LN— HA5は、連携情報登録応答メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成されたメッセージを GN 3へ送信する（S e q 45) 。

GN 3は、 GN位置登録応答メッセージ又は連携情報登録応答メッセージを受信することにより、対応する L N 2との関連付けが完了したことを認識する。第七動作例において、 GN3は、 GN位置登録要求メッセージの送信と連携情報登録要求メッセージの送信とを、パラレルに実行しても良いし、シーケンシャルに実行しても良い。

第七動作例では、 GN 3についての認証処理と LN 2についての認証処理とはそれぞれ独立して実行される。このため、第七動作例では、どちらか片方についての認証処理が完了すれば、ユーザはなんらかのサービスを受けることが可能となる。

く〈第八動作例〉 > F I G. 30， 3 1は、連携情報管理システム 1 aの第八動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 30， 31を用いて、連携情報管理システム 1 aの第八動作例について説明する。

第八動作例では、 GN3は、 S 06 (F I G. 1 1 B参照）において、連携情報登録要求メッセージを作成するように設定される。そして、 GN3は、 S O 8 において、作成された連携情報登録要求メッセージを LN— HA5へ送信するように設定される。

また、第八動作例では、 GN— HA4は、 S 1 7 (F I G. 1 2B参照）において、受信された GN位置登録要求メッセージに対する処理を実行する前に、 G N認証要求メッセージの送信を行うように設定される。また、第八動作例では、 GN— HA4は、 S 24〜S 26の処理を実行しないように設定される。

また、第八動作例では、 ]^ー^1 5は、 S 48 (F I G. 1 3 C) の処理を実行しないように設定される。また、第八動作例では、 LN— HA5は、 GN— HA4から GN位置登録応答メッセージが受信された場合、 GN 3から受信された連携情報登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて登録し、連携情報登録応答メッセージを GN 3に送信するように設定される。第八動作例では、まず GN3が LN2を発見すると、この GN3は、発見された LN 2の LN— I Dを取得する（S e q 46) 。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む連携情報登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成されたメッセ一ジを、 LN— HA5へ送信する（S e q 47) 。

LN— HA5は、連携情報登録要求メッセージを受信すると、受信された連携情報登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを含む LN認証要求メッセージを作成する。この LN認証要求メッセージは、この LN— I Dが示す LN 2についての認証処理を要求するためのメッセージである。そして、 LN 一 HA5は、作成された LN認証要求メッセージを、 LN— AAA 7へ送信する (S e q 48) 。

LN— AAA7は、 LN認証要求メッセージを受信すると、受信された LN認証要求メッセージに含まれる認証情報に基づいて、 L N 2について認証処理を実行する。そして、 LN— AAA7は、 LN認証応答メッセージを作成し、作成された LN認証応答メッセージを LN— HA5へ送信する（S e q 49) 。

LN— HA5は、 LN認証応答メッセージを受信すると、受信された連携情報登録要求メッセージに含まれていた GN— I Dと LN— I Dとを含む GN位置登録要求メッセージを作成する。そして、 LN— HA5は、作成された GN位置登録要求メッセージを GN— HA 4へ送信する（S e q 50) 。

GN— HA4は、 GN位置登録要求メッセージを受信すると、 GN認証要求メッセージを作成する。この GN認証要求メッセージは、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dが示す GN 3についての認証処理を要求するためのメッセージである。そして、 GN— HA4は、作成された GN認証要求メッセージを、 GN— AAA6へ送信する（S e q 5 1) 。

01^[—八八 6は、 GN認証要求メッセージを受信すると、受信された GN認証要求メッセージに含まれる認証情報に基づいて、 GN 3について認証処理を実行する。そして、 GN— AAA6は、 GN認証応答メッセージを作成し、作成された GN認証応答メッセージを GN— HA4へ送信する（S e q 52) 。

。^[ー：《[八4は、 GN認証応答メッセージを受信すると、受信された GN位置登録応答メッセージに含まれていた GN_ I Dと LN— I Dとを対応付けて連携情報として登録する。そして、 GN— HA4は、 GN位置登録応答メッセージを作成し、作成された GN位置登録応答メッセージを LN— HA5へ送信する（S e q 53) ₀

1^^^ー；《八5は、 GN位置登録応答メッセージを受信すると、受信された連携情報登録要求メッセージに含まれていた LN— I Dと GN— I Dとを対応付けて連携情報として登録する。そして、 LN— HA5は、連携情報登録応答メッセ一ジを作成し、作成されたメッセージを GN 3へ送信する（S e q 54) 。

第八動作例では、第三動作例と同様の動作に加えて、 LN2と GN3とについての認証処理が実行される。このため、第八動作例では、第三動作例と同様の作用や効果に加え、 GN— HA4と LN— HA5とにおいて登録される L N 2と G N 3との正当性が保証され、システム全体の安全性を向上させることが可能となる。 < 〈第九動作例〉〉

F I G. 32， 33は、連携情報管理システム 1 aの第九動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 32， 33を用いて、連携情報管理システム 1 aの第九動作例について説明する。

第九動作例では、 GN3は、 S O 6 (F I G. 1 1 B参照）において、連携情報登録要求メッセージを作成するように設定される。そして、 GN3は、 S O 8 において、作成された連携情報登録要求メッセージを LN— HA5へ送信するように設定される。

また、第九動作例では、 GN— HA4は、 S 1 7 (F I G. 1 2B参照）において；受信された GN位置登録要求メッセージに対する処理を実行する前に、 G N認証要求メッセージの送信を行う.ように設定される。また、第九動作例では、 GN— HA4は、 S 24〜S 26の処理を実行しないように設定される。また、第九動作例では、 GN— HA4は、 LN— HA 5から連携情報登録応答メッセ一ジが受信された場合、連携情報登録応答メッセージを GN 3へ送信するように設定される。

また、第九動作例では、 LN— HA5は、 S 48 (F I G. 1 3 C) の処理を実行しないように設定される。また、第九動作例では、 LN— HA5は、 GN— HA4から GN位置登録応答メッセージが受信された場合、 GN 3から受信された連携情報登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて登録し、連携情報登録応答メッセージを GN— HA 4に送信するように設定される。

第九動作例では、まず、第八動作例における S _e q 46〜S _e q 53までの動作が実行される（S e q 55〜S e q 62) 。 LN— HA5は、 GN位置登録応答メッセージを受信すると、受信された連携情報登録要求メッセージに含まれていた LN— I Dと GN— I Dとを対応付けて連携情報として登録する。そして、 LN— HA5は、連携情報登録応答メッセージを作成し、作成されたメッセージを GN— HA4へ送信する（S e q 6 3) 。

GN— HA4は、連携情報登録応答メッセージを受信すると、 GN3宛の連携情報登録応答メッセージを作成し、作成されたメッセージを GN 3へ送信する (S e q 64) 。

第九動作例では、 LN 2と GN 3とについての認証処理が実行される。このため、第九動作例では、 GN— HA4と LN— HA5とにおいて登録される LN2 と GN3との正当性が保証され、システム全体の安全性を向上させることが可能となる。

〔第二実施形態〕

〈システム構成〉

F I G. 34は、本発明による連携情報管理システムの第二実施形態、即ち連携情報管理システム 1 bの概要を示す図である。 F I G. 34を用いて連携情報管理システム 1 bについて説明する。

連携情報管理システム 1 bの構成は、 LN— HA5の代わりに LN— I DS (Local Node IDentif ication Server) 46を用いて構成される点でのみ、連携情報管理システム 1 aと異なる。

連携情報管理システム 1 bでは、 GN3と LN2との間の連携情報、即ち GN - I Dと LN— I Dとが対応付けられた連携情報及び GN 3についての位置情報

(Mo b i l e I Pによる、ホームアドレスと気付アドレスとの対応等）は、一括して、 GN— HA4において管理される。 GN— HA4は、 LN— I Dについては記憶するが、 LN— I Dによって示される LN 2についての情報は、 LN 一 I D以外には記憶しない。一方、 LN 2についての情報は、 LN— I DS 46 において記憶される。

〈 <LN- I D S> 〉

LN— I DS 46は、パーソナルコンピュータやワークステーションゃサーバ等の情報処理装置を用いて構成される。 LN— I DS 46は、不図示の LNデータベースを備える。 LNデータベースには、レユードとして、 LN 2についての情報と各 LN2の LN— I Dとが対応付けて登録される。

LN— I DS 46は、プログラムが CPUによって実行されることにより、 G N— HA4からの LN— I D問い合わせメッセージに対し応答する。具体的には、 LN— I DS 46は、 LN— I D問い合わせメッセージに含まれる LN— I Dに対応する LN 2についての情報を、 LNデータベースから検索する。 LN— I D S46は、検索された情報を含む LN— I D応答メッセージを作成する。そして、 LN— I DS 46は、作成された LN— I D応答メッセージを、 LN— I D問い合わせメッセージの送信元である GN— HA 4へ送信する。

また、 LN— I DS 46は、必要に応じて、問い合わされた LN 2についての認証処理を、 LN— AAA 7へ要求する。この場合、 LN— I DS46は、正常に認証された LN 2についてのみ問い合わせに応じるように構成されても良い。

〈システムの動作例〉

次に、連携情報管理システム 1 bの動作例について、図を用いて説明する。〈〈第一動作例〉〉

F I G. 35, 36は、連携情報管理システム 1 bの第一動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 35, 36を用いて、連携情報管理システム 1 bの第一動作例について説明する。

第一動作例における処理は、第一フェーズと第二フェーズとに分かれる。第一フェーズでは、 GN— HA4に対する連携情報の登録が実施される。第二フエ一ズでは、 LN— I D S 46に対する問い合わせが実施される。

まず、第一フェーズについて説明する。 GN3が LN2を発見すると、この G

N 3は、発見された LN 2の LN— I Dを取得する（S e q 65)。

次に、 GN3は、取得された LN— I Dと、自装置 3の GN— I Dとを含む G N位置登録要求メッセージを作成する。そして、 GN3は、作成された GN位置登録要求メッセージを、 GN— HA4へ送信する（S e q 66) 。

GN— HA4は、 GN 3から GN位置登録要求メッセージを受信すると、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて連携情報として登録する。この際、 GN— HA4は、 GN 3についての位置情報も登録する。そして、 GN— HA4は、 GN位置登録要求メッセージの送信元である GN 3に対し、 GN位置登録応答メッセージを送信する（S e q 6 7) 。以上がフェーズ 1の処理である。

次に、フェーズ 2について説明する。 GN— HA4は、必要に応じて、 LN— I D問い合わせメッセージを LN— I DS 46に送信する（S e q 68) 。 LN 一 I D問い合わせメッセージには、問い合わせ対象となる LN 2の LN— I Dが含まれる。

LN— I D S 46は、 LN— I DS問い合わせメッセージを受信すると、問い合わせ対象となる LN 2についての情報を検索する。そして、 LN— I DS 46 は、検索された情報を含む LN— I D応答メッセージを、 GN— HA4へ送信する（S e q 6 9) 。

GN— I Dと LN— I Dとについて、 GN— HA4と 1^ー11 5とにおいて分散して管理するシステム（本発明の第一実施形態に相当）では、ネットワークサービスに関わる事業者の分業や協業を促進する上で適している。しかし、このようなシステムでは、サービス導入時におけるコストや、小規模なサービス事業として実施する場合のコストの点において、不利となる場合がある。

一方、第二実施形態の第一動作例では、機能の多様化が予想される LN 2についての情報（例：商品属性，寸法，詳細機能）は、 LN— I DS 46において一括して管理される。このため、 LN 2についての情報に変更を行う場合、 LN— I DS 46においてのみ実施すれば良い。従って、第二実施形態の第一動作例では、 LN 2についての情報の管理が容易となり、システム運営におけるコストを削減することが可能となる。

また、第二実施形態の第一動作例では、連携情報の登録を要求するメッセージが、 GN 3と GN— HA4との間でのみ実施される。このため、システム全体としてのレスポンスが高速化される。

< 〈第二動作例〉〉

F I G. 37, 38は、連携情報管理システム 1 bの第二動作例における処理シーケンスを示す図である。 F I G. 37, 38を用いて、連携情報管理システ Al bの第二動作例について説明する。

第二動作例における処理は、 GN3と LN 2との認証が実行される点でのみ第一動作例と異なる。

GN— HA4は、 GN位置登録要求を受信すると（S e q 71 ：第一動作例の S e q 66に相当）、受信された GN位置登録要求メッセージに含まれる GN— I Dに対応する GN 3について、認証処理を実行することを GN— AAA 6へ要求する。即ち、 GN— HA4は、 GN認証要求メッセージを GN— AAA 6へ送信する（S e q 72) 。 GN— AAA6は、認証処理を実行し、 GN認証応答メッセージを GN— HA4へ送信する（S e q 73) 。そして、 GN— HA4は、この認証結果を踏まえて、 GN— I Dと LN— I Dとを対応付けて、連携情報として登録する。

また、 LN— I D S 4 6は、 LN— I D問い合わせメッセージを受信すると (S e q 75 ：第一動作例の S e q 68に相当）、問い合わせを受けた L N 2についての認、証を、 LN— AAA7へ要求する（S e q 76) 。そして、 LN— I DS 46は、 LN— AAA 7における認証処理の結果を踏まえて、 LN— I D問い合わせメッセージに対する LN— I D応答メッセージを GN— HA4へ送信する。

第二動作例では、第一動作例における処理に加えて、 LN 2と GN 3とについての認証処理が実行される。このため、第二動作例では、 GN— HA4において登録される GN 3と、 LN— I DS 46によって応答される LN 2とについての正当性が保証され、システム全体の安全性を向上させることが可能となる。

〔適用例〕

次に、本発明における連携情報管理システム 1 a， l bの適用例について説明する。以下の説明では、連携情報管理システム 1 aを例に、第一適用例と第二適用例について説明する。連携情報管理システム 1 bは、第二適用例と同様の適用がなされても良い。

〈第一適用例〉

F I G. 39, 40は、本発明の第一適用例を示す図である。第一適用例では、特定の LN2と連携して使用される GN 3に対しサービスを提供する X S P (x Service Provider：各種のサービス提供を行うもの）サーバ 47が設置される。このようなサービスの例として、 LN 2に関するメッセージ（LN 2のユーザに向けたダイレクトメール，画像送信など）の送信がある。

具体的には、 3 ?サーパ47は、特定の LN2の LN_ I Dを含むサービス実行要求メッセージ（アプリケーションメッセージ）を、 LN— HA5へ送信する（S e q 79) 。このとき、 x S Pサーバ 47は、あらかじめ、該当する LN 一 I Dを取り扱う LN— HA5に対して、サービス実行要求メッセージを送信する。また、該当する LN— I Dを取り扱う LN— HA5を検索する装置がシステム内に設置されても良い。また、このサービス実行要求メッセージは、同時に複数送信されても良い。

LN— HA5は、サービス実行要求メッセージを受信すると、受信されたメッセージに含まれる LN— I Dに対応する GN— I Dを検索する。そして、受信されたメッセージに、検索された GN— I Dを付加し、このメッセージを GN— H A4へ転送する（S e q 80) 。このとき、 LN— HA5は、検索された GN— I Dを取り扱う GN— HA4に対して転送を行う。 GN— I Dと GN— HA4との対応付けは、 LN— HA5において実施されても良いし、 GN— HA4と LN 一 HA5との間に設置される他の装置において実施されても良い。

GN— HA4は、受信されたメッセージに含まれる GN_ I Dに対応する気付アドレスを検索する。そして、検索された気付アドレスに対し、即ち GN3に対し、受信されたメッセージを転送する（S e q 81) 。このとき、検索される気付ァドレスは複数であっても良い。複数の気付ァドレスに対するメッセージが同一のものである場合、 GN— HA4は、複数の気付アドレスに対してマルチキヤスト送信を行うように設定されても良い。

第一適用例によれば、 X S Pサーバ 47の管理者は、特定の LN2のユーザのみに対し、適切なサービスを提供することが可能となる。

〈第二適用例〉

F I G. 41， 42は、本発明の第二適用例を示す図である。第二適用例では、 X S Pサーバ 47によって、 GN— I Dと LN— I Dとが限定される。即ち、 G N— I D及ぴ LN— I Dを含むサービス実行要求メッセージが、 X S Pサーバ 4 7によって送信される（S e q 82) 。

GN— HA4は、受信されたメッセージに含まれる LN— I Dについての LN 情報問い合わせを実施する（S e q 83) 。 1^—：« 5は、問い合わせのあつた LN— I Dに対応する LN2の情報を、 GN— HA4に対して返信する（S e q 84) 。そして、 GN— HA4は、 LN 2の情報に基づいて、受信されたメッセージに含まれる GN— I Dのうちいずれの GN— I Dにメッセージの転送を行うべきか判断する。例えば、 LN 2についての使用時間が一定時間を超えているユーザが使用する GN3の GN— I Dに対してのみ転送を行うなどの処理が実施される。この場合、 LN 2についてのユーザの使用時間が、 LN 2の情報として LN— HA5から提供される。そして、 GN— HA4は、転送すべきと判断された GN— I Dについての気付ァドレスを検索し、検索された気付ァドレスに対しメッセージを転送する（S e q 8 5) 。なお、第二適用例における L N— HA 5 は、 LN_ I DS 46であっても良い。

第二適用例では、第一適用例とは異なり GN— I Dについても X S Pサーバ 4 7によって限定される。このため、より X S Pサーバ 47の管理者のニーズに従つたサービスの提供が可能となる。産業上の利用可能性

本発明は、ユーザに対しアプライアンスを用いたサービス、例えばユーザの端末装置に対する新たな機能の提供や、アプライアンスに応じたメール配信などのサービスを提供する産業に適用可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 第一の識別子によって識別される第一の装置であって、前記第一の識別子を記憶する記憶手段を備える第一の装置と、

第二の識別子によつて一意に識別される第二の装置であつて、前記第一の装置から第一の識別子を読み出す読出手段と、前記第二の識別子を記憶する記憶手段と、前記読出手段によつて読み出された第一の識別子及び前記記憶手段に記憶される第二の識別子を含む連携情報メッセージを作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された連携情報メッセ一ジを他装置へ送出する送信手段とを備える第二の装置と、

送出された前記連携情報メッセージを受信する受信手段と、第一の識別子と第二の識別子とが対応づけられた連携情報を記憶する連携情報記憶手段と、前記受信手段によつて受信された連携情報メッセージに含まれる第一の識別子と第二の識別子とを連携情報として前記連携情報記憶手段に登録する登録手段とを備える連携情報管理サーバと

を含む連携情報管理システム。

2 . 前記第一の装置及び第二の装置は、それぞれ無線通信手段を備え、前記第二の装置の読出手段は、前記無線通信手段を介して第一の識別子を読み出す

請求の範囲 1に記載の連携情報管理システム。

3 . 前記連携情報管理サーバは、前記連携情報記憶手段に連携情報が登録された際に、前記第二の装置に対し登録が完了したことを通知する完了通知手段をさらに備え、

前記第二の装置は、前記完了通知を受信した場合に、前記第一の装置の使用を可能とする使用制限手段をさらに備える

請求の範囲 1又は 2に記載の連携情報管理システム。

4 . 前記第二の装置は、自装置に割り当てられた不変の第一アドレスと、可変の第二ァドレスとを有し、

前記第二の装置の送信手段は、前記第二ァドレスと第一アドレスと自装置の第二の識別子とを含む位置登録メッセージを連携情報管理サーバへさらに送信し、前記連携情報管理サーバは、受信された位置登録メッセージに含まれる第一ァドレスと第二ァドレスと第二の識別子とを対応付けて記憶する位置情報記憶手段をさらに備える

請求の範囲 1〜 3のいずれかに記載の連携情報管理システム。

5 . 前記第一の装置についての認証処理を実行する第一の認証装置をさらに含み、

前記連携情報管理サーバは、前記第一の装置についての認証処理を前記第一の認証装置に依頼する認証依頼手段と、前記第一の認証装置による認証処理の結果に応じて前記登録手段による前記連携情報の登録を制限する登録制限手段とを備える請求の範囲 1〜4のいずれかに記載の連携情報管理システム。

6 . 前記第二の装置についての認証処理を実行する第二の認証装置をさらに含み、

前記連携情報管理サーバは、前記第二の装置についての認証処理を前記第二の認証装置に依頼する認証依頼手段と、前記第二の認証装置による認証処理の結果に応じて前記登録手段による前記連携情報の登録を制限する登録制限手段とを備える請求の範囲 1〜 5のいずれかに記載の連携情報管理システム。

7 . 前記第一の装置についての装置情報を前記第一の識別子と対応付けて記憶する装置情報記憶手段と、受信される問い合わせメッセージに含まれる第一の識別子に対応付けて記憶される前記装置情報を検索する検索手段と、前記問い合わせメッセージに対する応答として前記検索手段によって検索された装置情報を送信する応答手段とを含む装置情報管理サーバをさらに含み、

前記連携情報管理サーバは、特定の第一の識別子を含む問い合わせメッセージを前記装置情報管理サーバへ送信する問レ、合わせ手段をさらに備える

請求の範囲 1〜 6のいずれかに記載の連携情報管理システム。

8 . 前記連携情報管理サーバは、第一の識別子が付されたデータを受信した場合にこの第一の識別子と対応付けられて前記連携情報記憶手段に記憶される第二の識別子を検索する識別子検索手段と、前記検索手段によって検索された第二の識別子と対応付けられて前記位置情報記憶手段に記憶される第二のァドレスを検索するァドレス検索手段と、前記ァドレス検索手段によって検索された第二のァドレスに対して前記データの少なくとも一部を転送する転送手段とを備える請求の範囲 4に記載の連携情報管理システム。

9 . 第一の装置から第一の識別子を読み出す読出手段と、

自装置を一意に識別するための第二の識別子を記憶する記憶手段と、前記読出手段によって読み出された第一の識別子及び前記記憶手段に記憶される第二の識別子を含む連携情報メッセ一ジを作成する作成手段と、

前記作成手段によって作成された連携情報メッセージを他装置へ送出する送信手段と

を備える端末装置。

1 0 . 第一の装置を識別するための第一の識別子と第二の装置を一意に識別するための第二の識別子とが対応づけられた連携情報を記憶する連携情報記憶手段と、

受信された第一の識別子と第二の識別子とを連携情報として前記連携情報記憶手段に登録する登録手段と、

第二の装置に割り当てられた不変のァドレスである第一ァドレスと第二の装置に割り当てられた可変の第二ァドレスと前記第二の識別子とを対応付けて記憶する位置情報記憶手段と、

を備える連携情報管理サーバ。

1 1 . 第一の識別子が付されたデータを受信した場合にこの第一の識別子と対応付けられて前記連携情報記憶手段に記憶される第二の識別子を検索する識別子検索手段と、

前記検索手段によつて検索された第二の識別子と対応付けられて前記位置情報記憶手段に記憶される第二のァドレスを検索するァドレス検索手段と、

前記ァドレス検索手段によって検索された第二のァドレスに対して前記データの少なくとも一部を転送する転送手段と

をさらに備える請求の範囲 1 0に記載の連携情報管理サーバ。