JP2002044241A - 通信制御システムおよび方法と通信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信制御システムおよび方法と通信制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002044241A
JP2002044241A JP2000227814A JP2000227814A JP2002044241A JP 2002044241 A JP2002044241 A JP 2002044241A JP 2000227814 A JP2000227814 A JP 2000227814A JP 2000227814 A JP2000227814 A JP 2000227814A JP 2002044241 A JP2002044241 A JP 2002044241A
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JP2000227814A
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Hideaki Yamamoto
英朗 山本
Shigeaki Iwane
重明 岩根
Toshihiro Ueno
俊弘 上野
Yuichi Suwa
裕一 諏訪
Akira Yamaguchi
晃 山口
Toshinori Sonehara
利法 曽根原
Shinji Nishimura
眞次 西村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードのような可搬型モジュールを用い
て通信端末を利用者用にカスタマイズして通信を行うこ
とができる通信制御システムおよび方法を提供する。 【解決手段】 利用者がICカード30(#1)を電話
機50(#1)のリーダライタ40(#1)に挿入する
と、ICカード30(#1)に記録されているカードI
Dが電話機50(#1)の電話機IDとともに交換装置
10に送信され、データブロックとしてID登録データ
ベース20に記録され、他の通信用端末60から固有識
別情報を交換装置10で受信すると、該カードIDに対
応するデータブロックをデータベースから検索し、該カ
ードIDに対応して記録されている電話機IDをデータ
ベースから読み出し、この電話機IDの電話機に他の通
信用端末60を着信させて両者を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者に携帯して
使用され、情報の記録手段および送受信手段を有してい
て、前記記録手段に利用者の固有識別情報を記録した例
えばICカードのような可搬型モジュールを用いた通信
を制御する通信制御システムおよび方法と通信制御プロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】音声通信やデータ通信を問わず、携帯電
話の利用機会が近年急速に拡大しつつあるが、携帯電話
による通信は無線による通信であるため、電波状況によ
っては通信が途切れることがある。また、発信相手が外
出しており、かつ、携帯電話を所持していない場合に
は、相手と直接連絡をとることができない。
【0003】実生活において、携帯電話を所持していな
い相手に直接連絡をとりたい場合も多く存在する。例え
ば、駅で待ち合わせをしていて、予定の時刻に間に合わ
ない旨を待ち合わせ相手に伝えたいような場合において
待ち合わせ相手が携帯電話を所持していない時には、例
えば駅の構内放送でアナウンスして待ち合わせ相手を呼
び出してもらう方法や、待ち合わせ相手の自宅の留守番
電話に要件を録音し、待ち合わせ相手が公衆電話などか
ら自宅の留守番電話にアクセスしてメッセージを聞いて
もらう方法などにより待ち合わせ相手に予定時刻に間に
合わない旨を伝えることが考えられる。しかしながら、
このような方法はいずれも発信者が電話をかけた時点で
直接相手が出る方法とは言えず、不便である。
【0004】このような不便さは、連絡をとりたい者の
直ぐ側に、その人専用に着信する機能を有する通信端末
が存在しないことに起因するものである。このような不
便さを多少なりとも解消する手段の一つとして、例えば
電話回線が加入電話契約でありながら不特定多数が利用
できる電話機、いわゆるピンク電話がある。相手がピン
ク電話の直ぐ側に立ち、その電話機の番号を発信者が事
前に知っていれば、発信者がその電話機にダイヤルし、
相手がこの電話に出るという方法をとることにより、相
手と直接通信することができる。しかしながら、この場
合には、鳴っている電話機への着信が誰からかかってき
たものであるのかを特定できないため、直ぐ側に立って
いる本来の受信者が必ずしも電話を受けるとは限らな
い。また、ピンク電話の直ぐ側に所望の相手がいること
を発信者が期待して発信したにも関わらず、相手が電話
の直ぐ側に存在せず、電話が鳴りつづけるということも
ある。このような場合には、電話のベルが鳴り続いてい
る間、他の利用者がピンク電話を利用することができな
いということになる。また、現状の公衆電話機に単純に
着信機能を設けても、同様の弊害が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の通信システムでは、携帯端末を利用できない環境や通
信相手の位置を特定しにくい環境などにおいて相手と直
接連絡をとる手段が限られているという問題があり、こ
のような場合にも、例えばICカードのような可搬型モ
ジュールを用いて、公衆電話機のような不特定多数が利
用するような通信端末を利用者本人用にカスタマイズ
し、これにより上述した環境などにおいても相手と直接
連絡をとる方法の実現が要求されている。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ICカードのような可搬型モ
ジュールを用いて通信端末を利用者用にカスタマイズし
て通信を行うことができる通信制御システムおよび方法
と通信制御プログラムを記録した記録媒体を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、利用者に携帯して使用され、情報の記録
手段および送受信手段を有していて、前記記録手段に利
用者の固有識別情報を記録した可搬型モジュールを用い
た通信を制御する通信制御システムであって、通信回線
を介して交換装置に接続された通信端末に接続されてい
て、該通信端末と情報の送受信を行うことができるとと
もに、前記可搬型モジュールが設定されるようになって
いて、該可搬型モジュールが設定されたことを認識した
場合、該可搬型モジュールと情報の送受信を行い、該可
搬型モジュールに記録された情報の読み出しおよび該可
搬型モジュールへの情報の書き込みを行い得る情報読み
取り/書き込み手段と、前記情報読み取り/書き込み手
段に設けられ、前記可搬型モジュールが当該情報読み取
り/書き込み手段に設定されたことを認識した場合、該
可搬型モジュールに記録されている前記利用者有識別情
報を読み出し、この利用者固有識別情報を当該情報読み
取り/書き込み手段が接続されている通信端末に送信す
る利用者固有識別情報読出し手段と、前記通信端末に設
けられ、前記利用者固有識別情報読出し手段から前記利
用者固有識別情報を受信すると、該利用者固有識別情報
を当該通信端末の固有識別情報とともに通信回線を介し
て交換装置に送信する固有識別情報送信手段と、前記交
換装置に接続され、交換装置が前記固有識別情報送信手
段から受信した利用者固有識別情報および通信端末固有
識別情報を互いに対応させて端末/利用者対応データブ
ロックとして記録するデータベースと、前記交換装置に
設けられ、他の通信端末から利用者固有識別情報を受信
した場合、この受信した利用者固有識別情報に対応する
利用者固有識別情報がデータベースに記録されているか
否かを検索し、対応する利用者固有識別情報を検索した
場合、当該利用者固有識別情報に対応してデータベース
に記録されている通信端末固有識別情報を読み出し、こ
の通信端末固有識別情報の通信端末に前記他の通信端末
を着信させるように制御して両者を接続するとともに、
当該通信端末の固有識別情報を含んでデータベースに記
録されている端末/利用者対応データブロックに前記他
の通信端末の固有識別情報を追加して端末/利用者/他
通信端末対応データブロックとして記録するように制御
する着信/記録制御手段とを有することを要旨とする。
【0008】本発明にあっては、利用者が可搬型モジュ
ールを通信端末の情報読み取り/書き込み手段に設定す
ると、可搬型モジュールに記録されている利用者固有識
別情報が通信端末の固有識別情報とともに交換装置に送
信され、利用者固有識別情報および通信端末固有識別情
報がデータブロックとしてデータベースに記録され、他
の通信端末から利用者固有識別情報を交換装置で受信す
ると、該利用者固有識別情報に対応するデータブロック
をデータベースから検索し、該利用者固有識別情報に対
応して記録されている通信端末固有識別情報をデータベ
ースから読み出し、この通信端末固有識別情報の通信端
末に他の通信端末を着信させて両者を接続するため、通
信端末に接続された情報読み取り/書き込み手段に可搬
型モジュールを設定することにより、不特定多数の人が
利用する任意の通信端末に他の通信端末から着信させる
ことができる。
【0009】また、本発明は、前記情報読み取り/書き
込み手段に設けられ、前記設定されたことを認識された
可搬型モジュールが前記設定された状態から解除された
ことを認識した場合、当該情報読み取り/書き込み手段
が接続されている通信端末に設定解除情報を送信する設
定解除情報送信手段と、前記通信端末に設けられ、前記
設定解除情報を受信すると、該設定解除情報を当該通信
端末の固有識別情報とともに交換装置に転送する設定解
除情報転送手段と、前記交換装置に設けられ、前記設定
解除情報および通信端末固有識別情報器を受信すると、
当該通信端末固有識別情報に対応する通信端末固有識別
情報がデータベースに記録されているか否かを検索し、
対応する通信端末固有識別情報を検索した場合、当該通
信端末固有識別情報に対応して記録されているすべての
情報をデータベースから削除する情報削除手段とを有す
ることを要旨とする。
【0010】本発明にあっては、可搬型モジュールが情
報読み取り/書き込み手段に設定された状態から解除さ
れると、設定解除情報が通信端末の固有識別情報ととも
に交換装置に転送し、該通信端末固有識別情報に対応し
て記録されているすべての情報をデータベースから削除
する。
【0011】更に、本発明は、前記着信/記録制御手段
の制御により前記他の通信端末に接続されている前記通
信端末が前記他の通信端末との通話を中断するための中
断操作を行った場合、前記通信端末に接続されている情
報読み取り/書き込み手段に設定されている可搬型モジ
ュールに記録されている利用者の固有識別情報に対応し
て保留フラグを設定する保留フラグ設定手段と、前記中
断操作の後、前記可搬型モジュールが前記情報読み取り
/書き込み手段に設定された状態から解除されたことを
前記情報読み取り/書き込み手段が認識した場合、該情
報読み取り/書き込み手段が接続されている通信端末に
中断通知情報を送信する中断通知情報送信手段と、前記
通信端末に設けられ、前記中断通知情報を受信すると、
該中断通知情報を当該通信端末の固有識別情報とともに
交換装置に転送する中断通知情報転送手段と、前記交換
装置に設けられ、前記中断通知情報および通信端末固有
識別情報を受信すると、当該通信端末固有識別情報に対
応する通信端末固有識別情報がデータベースに端末/利
用者/他通信端末対応データブロックとして記録されて
いるか否かを検索し、対応する通信端末固有識別情報を
検索した場合、当該通信端末固有識別情報が記録されて
いる端末/利用者/他通信端末対応データブロックに保
留フラグを設定してデータベースに記録するとともに、
前記他の通信端末に保留信号を送信するように制御する
保留制御手段とを有することを要旨とする。
【0012】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに保
留フラグを設定し、中断通知情報を通信端末固有識別情
報とともに交換装置に転送し、該通信端末固有識別情報
が記録されているデータブロックをデータベースから検
索し、該データブロックに保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御するため、通信端末は他の通信
端末と通話中に通話を中断して他の通信端末を保留する
ことができ、これにより別の通信端末に移動してから、
再度他の通信端末と通話を再開するようなことが可能と
なる。
【0013】本発明は、前記着信/記録制御手段の制御
により前記他の通信端末に接続されている前記通信端末
が前記他の通信端末との通話を中断するための中断操作
を行った場合、前記通信端末に接続されている情報読み
取り/書き込み手段に設定されている可搬型モジュール
に記録されている利用者の固有識別情報に対応して現在
時刻を保留開始時刻として含む保留フラグを設定する時
刻含有保留フラグ設定手段と、前記中断操作の後、前記
可搬型モジュールが前記情報読み取り/書き込み手段に
設定された状態から解除されたことを前記情報読み取り
/書き込み手段が認識した場合、該情報読み取り/書き
込み手段が接続されている通信端末に中断通知情報を送
信する中断通知情報送信手段と、前記通信端末に設けら
れ、前記中断通知情報を受信すると、該中断通知情報を
当該通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送す
る中断通知情報転送手段と、前記交換装置に設けられ、
前記中断通知情報および通信端末固有識別情報を受信す
ると、当該通信端末固有識別情報に対応する通信端末固
有識別情報がデータベースに端末/利用者/他通信端末
対応データブロックとして記録されているか否かを検索
し、対応する通信端末固有識別情報を検索した場合、当
該通信端末固有識別情報が記録されている端末/利用者
/他通信端末対応データブロックに現在時刻を保留開始
時刻として含む保留フラグを設定してデータベースに記
録するとともに、前記他の通信端末に保留信号を送信す
るように制御する保留制御手段と、前記データベースの
データブロックに記録されている保留フラグに含まれて
いる保留開始時刻を監視し、この保留開始時刻から所定
の時間経過したか否かを判定する時間監視手段と、該時
間監視手段の判定の結果、保留開始時刻から所定の時間
経過した場合には、この時間の経過した保留開始時刻を
含む保留フラグが設定されているデータブロックをデー
タベースから削除するデータブロック削除手段とを有す
ることを要旨とする。
【0014】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに現
在時刻を保留開始時刻として含む保留フラグを設定し、
中断通知情報を通信端末固有識別情報とともに交換装置
に転送し、該通信端末固有識別情報が記録されているデ
ータブロックをデータベースから検索し、該データブロ
ックに保留開始時刻を含む保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御し、更にデータブロックに記録
されている保留フラグに含まれている保留開始時刻を監
視し、保留開始時刻から所定の時間経過した場合には、
この時間経過した保留開始時刻を含む保留フラグが設定
されているデータブロックをデータベースから削除する
ため、保留フラグに保留開始時刻を含んだ保留フラグを
設定し、この保留開始時刻を現在時刻と比較することに
より、回線リソースの無効保留防止、ID登録データベ
ース20に格納するデータブロックの容量削減を図るこ
とができる。
【0015】また、本発明は、前記中断操作で保留フラ
グが設定されるとともに、前記情報読み取り/書き込み
手段への設定状態から解除された可搬型モジュールが通
信端末に接続されている情報読み取り/書き込み手段に
設定されたことを該情報読み取り/書き込み手段が認識
した場合、該情報読み取り/書き込み手段は当該可搬型
モジュールに記録されている利用者固有識別情報および
保留フラグを読み出し、この読み出した利用者固有識別
情報および保留フラグを当該情報読み取り/書き込み手
段が接続されている前記通信端末に送信する保留フラグ
送信手段と、前記通信端末に設けられ、前記保留フラグ
送信手段から前記利用者固有識別情報および保留フラグ
を受信すると、この受信した利用者固有識別情報および
保留フラグを該通信端末の固有識別情報とともに交換装
置に転送する保留フラグ転送手段と、前記交換装置に設
けられ、前記保留フラグ転送手段から転送されてくる前
記利用者固有識別情報、保留フラグおよび前記通信端末
の固有識別情報を受信した場合、該保留フラグが設定さ
れていて、前記利用者固有識別情報に対応する利用者固
有識別情報を有する端末/利用者/他通信端末対応デー
タブロックが前記データベースに記録されているか否か
を検索し、対応する利用者固有識別情報を有する端末/
利用者/他通信端末対応データブロックを検索した場
合、当該データブロックの通信端末固有識別情報を前記
受信した通信端末の固有識別情報に更新するとともに、
当該データブロックに設定されている保留フラグを解除
するデータブロック更新手段と、前記保留フラグを解除
した後、前記更新されたデータブロックに記録されてい
る通信端末の固有識別情報および他の通信端末の固有識
別情報で指定される両通信端末を互いに接続すべく前記
他の通信端末が保留信号を送出されている保留状態にあ
る場合には該保留信号の送出を停止して、両通信端末を
接続し、前記他の通信端末が既にオンフック状態にある
場合には、該他の通信端末を呼び出して両通信端末を接
続するように制御する保留後再接続制御手段とを有する
ことを要旨とする。
【0016】本発明にあっては、中断操作で保留フラグ
が設定された可搬型モジュールを利用者が移動して別の
通信端末の情報読み取り/書き込み手段に設定すると、
可搬型モジュールから利用者固有識別情報および保留フ
ラグが読み出され、通信端末の固有識別情報とともに交
換装置に転送され、該保留フラグが設定されていて、利
用者固有識別情報に対応する利用者固有識別情報を有す
るデータブロックをデータベースから検索し、該データ
ブロックの通信端末固有識別情報を前記受信した通信端
末の固有識別情報に更新するとともに、当該データブロ
ックに設定されている保留フラグを解除し、他の通信端
末が保留状態にある場合には保留信号の送出を停止し
て、両通信端末を接続し、他の通信端末が既にオンフッ
ク状態にある場合には、他の通信端末を呼び出して両通
信端末を接続するように制御するため、通信端末は他の
通信端末と通話中に通話を中断して他の通信端末を保留
することができ、これにより別の通信端末に移動してか
ら、他の通信端末が保留状態にある場合には保留信号の
送出を停止して、両通信端末を接続し、他の通信端末が
既にオンフック状態にある場合には、他の通信端末を呼
び出して両通信端末を接続するというように再度他の通
信端末との通話を再開するようなことが可能となる。
【0017】更に、本発明は、前記データブロック更新
手段における前記検索の結果、該当するデータブロック
を検索できない場合には、前記通信端末に接続されてい
る情報読み取り/書き込み手段に設定された可搬型モジ
ュールに記録されている前記保留フラグの設定を解除す
る保留フラグ解除手段を有することを要旨とする。
【0018】更に、本発明にあっては、データブロック
検索の結果、該当するデータブロックを検索できない場
合には、可搬型モジュールに記録されている前記保留フ
ラグの設定を解除する。
【0019】本発明は、前記可搬型モジュールが、IC
カードであることを要旨とする。
【0020】また、本発明は、利用者に携帯して使用さ
れ、情報の記録手段および送受信手段を有していて、前
記記録手段に利用者の固有識別情報を記録した可搬型モ
ジュールを用いた通信を制御する通信制御方法であっ
て、通信回線を介して交換装置に接続された通信端末に
接続されていて、該通信端末と情報の送受信を行うこと
ができるとともに、前記可搬型モジュールが設定される
ようになっていて、該可搬型モジュールが設定されたこ
とを認識した場合、該可搬型モジュールと情報の送受信
を行い、該可搬型モジュールに記録された情報の読み出
しおよび該可搬型モジュールへの情報の書き込みを行い
得る情報読み取り/書き込み手段を設け、前記情報読み
取り/書き込み手段は可搬型モジュールが設定されたこ
とを認識した場合、該可搬型モジュールに記録されてい
る前記利用者固有識別情報を読み出し、この利用者固有
識別情報を当該情報読み取り/書き込み手段が接続され
ている通信端末に送信し、前記通信端末は利用者固有識
別情報を受信すると、該利用者固有識別情報を当該通信
端末の固有識別情報とともに通信回線を介して交換装置
に送信し、前記交換装置は前記利用者固有識別情報およ
び通信端末固有識別情報を受信すると、該利用者固有識
別情報および通信端末固有識別情報を互いに対応させて
端末/利用者対応データブロックとしてデータベースに
記録し、前記交換装置は、他の通信端末から利用者固有
識別情報を受信した場合、この受信した利用者固有識別
情報に対応する利用者固有識別情報がデータベースに記
録されているか否かを検索し、対応する利用者固有識別
情報を検索した場合、当該利用者固有識別情報に対応し
てデータベースに記録されている通信端末固有識別情報
を読み出し、この通信端末固有識別情報の通信端末に前
記他の通信端末を着信させるように制御して両者を接続
するとともに、当該通信端末の固有識別情報を含んでデ
ータベースに記録されている端末/利用者対応データブ
ロックに前記他の通信端末の固有識別情報を追加して端
末/利用者/他通信端末対応データブロックとしてデー
タベースに記録するように制御することを要旨とする。
【0021】本発明は、利用者が可搬型モジュールを通
信端末の情報読み取り/書き込み手段に設定すると、可
搬型モジュールに記録されている利用者固有識別情報が
通信端末の固有識別情報とともに交換装置に送信され、
利用者固有識別情報および通信端末固有識別情報がデー
タブロックとしてデータベースに記録され、他の通信端
末から利用者固有識別情報を交換装置で受信すると、該
利用者固有識別情報に対応するデータブロックをデータ
ベースから検索し、該利用者固有識別情報に対応して記
録されている通信端末固有識別情報をデータベースから
読み出し、この通信端末固有識別情報の通信端末に他の
通信端末を着信させて両者を接続するため、通信端末に
接続された情報読み取り/書き込み手段に可搬型モジュ
ールを設定することにより、不特定多数の人が利用する
任意の通信端末に他の通信端末から着信させることがで
きる。
【0022】更に、本発明は、前記情報読み取り/書き
込み手段は、前記設定されたことを認識した可搬型モジ
ュールが前記設定された状態から解除されたことを認識
した場合、当該情報読み取り/書き込み手段が接続され
ている通信端末に設定解除情報を送信し、前記通信端末
は、前記設定解除情報を受信すると、該設定解除情報を
当該通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送
し、前記交換装置は、前記設定解除情報および通信端末
固有識別情報器を受信すると、当該通信端末固有識別情
報に対応する通信端末固有識別情報がデータベースに記
録されているか否かを検索し、対応する通信端末固有識
別情報を検索した場合、当該通信端末固有識別情報に対
応して記録されているすべての情報をデータベースから
削除することを要旨とする。
【0023】本発明にあっては、可搬型モジュールが情
報読み取り/書き込み手段に設定された状態から解除さ
れると、設定解除情報が通信端末の固有識別情報ととも
に交換装置に転送され、該通信端末固有識別情報に対応
して記録されているすべての情報をデータベースから削
除する。
【0024】本発明は、前記他の通信端末に接続されて
いる前記通信端末が前記他の通信端末との通話を中断す
るための中断操作を行った場合、前記通信端末に接続さ
れている情報読み取り/書き込み手段に設定されている
可搬型モジュールに記録されている利用者の固有識別情
報に対応して保留フラグを設定し、前記中断操作の後、
前記可搬型モジュールが前記情報読み取り/書き込み手
段に設定された状態から解除されたことを前記情報読み
取り/書き込み手段が認識した場合、該情報読み取り/
書き込み手段が接続されている通信端末に中断通知情報
を送信し、前記通信端末は、前記中断通知情報を受信す
ると、該中断通知情報を当該通信端末の固有識別情報と
ともに交換装置に転送し、前記交換装置は、前記中断通
知情報および通信端末固有識別情報を受信すると、当該
通信端末固有識別情報に対応する通信端末固有識別情報
がデータベースに端末/利用者/他通信端末対応データ
ブロックとして記録されているか否かを検索し、対応す
る通信端末固有識別情報を検索した場合、当該通信端末
固有識別情報が記録されている端末/利用者/他通信端
末対応データブロックに保留フラグを設定してデータベ
ースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信号
を送信するように制御することを要旨とする。
【0025】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに保
留フラグを設定し、中断通知情報を通信端末固有識別情
報とともに交換装置に転送し、該通信端末固有識別情報
が記録されているデータブロックをデータベースから検
索し、該データブロックに保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御するため、通信端末は他の通信
端末と通話中に通話を中断して他の通信端末を保留する
ことができ、これにより別の通信端末に移動してから、
再度他の通信端末と通話を再開するようなことが可能と
なる。
【0026】また、本発明は、前記他の通信端末に接続
されている前記通信端末が前記他の通信端末との通話を
中断するための中断操作を行った場合、前記通信端末に
接続されている情報読み取り/書き込み手段に設定され
ている可搬型モジュールに記録されている利用者の固有
識別情報に対応して現在時刻を保留開始時刻として含む
保留フラグを設定し、前記中断操作の後、前記可搬型モ
ジュールが前記情報読み取り/書き込み手段に設定され
た状態から解除されたことを前記情報読み取り/書き込
み手段が認識した場合、該情報読み取り/書き込み手段
が接続されている通信端末に中断通知情報を送信し、前
記通信端末は、前記中断通知情報を受信すると、該中断
通知情報を当該通信端末の固有識別情報とともに交換装
置に転送し、前記交換装置は、前記中断通知情報および
通信端末固有識別情報を受信すると、当該通信端末固有
識別情報に対応する通信端末固有識別情報がデータベー
スに端末/利用者/他通信端末対応データブロックとし
て記録されているか否かを検索し、対応する通信端末固
有識別情報を検索した場合、当該通信端末固有識別情報
が記録されている端末/利用者/他通信端末対応データ
ブロックに現在時刻を保留開始時刻として含む保留フラ
グを設定してデータベースに記録するとともに、前記他
の通信端末に保留信号を送信するように制御し、前記デ
ータベースのデータブロックに記録されている保留フラ
グに含まれている保留開始時刻を監視し、この保留開始
時刻から所定の時間経過したか否かを判定し、前記判定
の結果、保留開始時刻から所定の時間経過した場合に
は、この時間の経過した保留開始時刻を含む保留フラグ
が設定されているデータブロックをデータベースから削
除することを要旨とする。
【0027】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに現
在時刻を保留開始時刻として含む保留フラグを設定し、
中断通知情報を通信端末固有識別情報とともに交換装置
に転送し、該通信端末固有識別情報が記録されているデ
ータブロックをデータベースから検索し、該データブロ
ックに保留開始時刻を含む保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御し、更にデータブロックに記録
されている保留フラグに含まれている保留開始時刻を監
視し、保留開始時刻から所定の時間経過した場合には、
この時間経過した保留開始時刻を含む保留フラグが設定
されているデータブロックをデータベースから削除する
ため、保留フラグに保留開始時刻を含んだ保留フラグを
設定し、この保留開始時刻を現在時刻と比較することに
より、回線リソースの無効保留防止、ID登録データベ
ース20に格納するデータブロックの容量削減を図るこ
とができる。
【0028】更に、本発明は、前記中断操作で保留フラ
グが設定されるとともに、前記情報読み取り/書き込み
手段への設定状態から解除された可搬型モジュールが通
信端末に接続されている情報読み取り/書き込み手段に
設定されたことを該情報読み取り/書き込み手段が認識
した場合、該情報読み取り/書き込み手段は当該可搬型
モジュールに記録されている利用者固有識別情報および
保留フラグを読み出し、この読み出した利用者固有識別
情報および保留フラグを当該情報読み取り/書き込み手
段が接続されている前記通信端末に送信し、前記通信端
末は、前記利用者固有識別情報および保留フラグを受信
すると、この受信した利用者固有識別情報および保留フ
ラグを該通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転
送し、前記交換装置は、前記転送されてくる前記利用者
固有識別情報、保留フラグおよび前記通信端末の固有識
別情報を受信した場合、該保留フラグが設定されてい
て、前記利用者固有識別情報に対応する利用者固有識別
情報を有する端末/利用者/他通信端末対応データブロ
ックが前記データベースに記録されているか否かを検索
し、対応する利用者固有識別情報を有する端末/利用者
/他通信端末対応データブロックを検索した場合、当該
データブロックの通信端末固有識別情報を前記受信した
通信端末の固有識別情報に更新するとともに、当該デー
タブロックに設定されている保留フラグを解除し、前記
保留フラグを解除した後、前記更新されたデータブロッ
クに記録されている通信端末の固有識別情報および他の
通信端末の固有識別情報で指定される両通信端末を互い
に接続すべく前記他の通信端末が保留信号を送出されて
いる保留状態にある場合には該保留信号の送出を停止し
て、両通信端末を接続し、前記他の通信端末が既にオン
フック状態にある場合には、該他の通信端末を呼び出し
て両通信端末を接続するように制御することを要旨とす
る。
【0029】本発明にあっては、中断操作で保留フラグ
が設定された可搬型モジュールを別の通信端末の情報読
み取り/書き込み手段に設定すると、可搬型モジュール
から利用者固有識別情報および保留フラグが読み出さ
れ、通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送さ
れ、該保留フラグが設定されていて、利用者固有識別情
報に対応する利用者固有識別情報を有するデータブロッ
クがデータベースから検索され、該データブロックの通
信端末固有識別情報を前記受信した通信端末の固有識別
情報に更新するとともに、当該データブロックに設定さ
れている保留フラグを解除し、他の通信端末が保留状態
にある場合には保留信号の送出を停止して、両通信端末
を接続し、他の通信端末が既にオンフック状態にある場
合には、他の通信端末を呼び出して両通信端末を接続す
るように制御するため、通信端末は他の通信端末と通話
中に通話を中断して他の通信端末を保留することがで
き、これにより別の通信端末に移動してから、他の通信
端末が保留状態にある場合には保留信号の送出を停止し
て、両通信端末を接続し、他の通信端末が既にオンフッ
ク状態にある場合には、他の通信端末を呼び出して両通
信端末を接続するというように再度他の通信端末との通
話を再開するようなことが可能となる。
【0030】本発明は、フラグが設定されていて、前記
利用者固有識別情報に対応する利用者固有識別情報を有
する端末/利用者/他通信端末対応データブロックが前
記データベースに記録されているか否かを検索する処理
の結果、該当するデータブロックを検索できない場合に
は、前記通信端末に接続されている情報読み取り/書き
込み手段に設定された可搬型モジュールに記録されてい
る前記保留フラグを解除することを要旨とする。
【0031】本発明にあっては、データブロック検索の
結果、該当するデータブロックを検索できない場合に
は、可搬型モジュールに記録されている前記保留フラグ
を解除する。
【0032】また、本発明は、前記可搬型モジュール
が、ICカードであることを要旨とする。
【0033】更に、本発明は、利用者に携帯して使用さ
れ、情報の記録手段および送受信手段を有していて、前
記記録手段に利用者の固有識別情報を記録した可搬型モ
ジュールを用いた通信を制御する通信制御プログラムを
記録した記録媒体であって、通信回線を介して交換装置
に接続された通信端末に接続されていて、該通信端末と
情報の送受信を行うことができるとともに、前記可搬型
モジュールが設定されるようになっていて、該可搬型モ
ジュールが設定されたことを認識した場合、該可搬型モ
ジュールと情報の送受信を行い、該可搬型モジュールに
記録された情報の読み出しおよび該可搬型モジュールへ
の情報の書き込みを行い得る情報読み取り/書き込み手
段を設け、前記情報読み取り/書き込み手段は可搬型モ
ジュールが設定されたことを認識した場合、該可搬型モ
ジュールに記録されている前記利用者固有識別情報を読
み出し、この利用者固有識別情報を当該情報読み取り/
書き込み手段が接続されている通信端末に送信し、前記
通信端末は利用者固有識別情報を受信すると、該利用者
固有識別情報を当該通信端末の固有識別情報とともに通
信回線を介して交換装置に送信し、前記交換装置は前記
利用者固有識別情報および通信端末固有識別情報を受信
すると、該利用者固有識別情報および通信端末固有識別
情報を互いに対応させて端末/利用者対応データブロッ
クとしてデータベースに記録し、前記交換装置は、他の
通信端末から利用者固有識別情報を受信した場合、この
受信した利用者固有識別情報に対応する利用者固有識別
情報がデータベースに記録されているか否かを検索し、
対応する利用者固有識別情報を検索した場合、当該利用
者固有識別情報に対応してデータベースに記録されてい
る通信端末固有識別情報を読み出し、この通信端末固有
識別情報の通信端末に前記他の通信端末を着信させるよ
うに制御して両者を接続するとともに、当該通信端末の
固有識別情報を含んでデータベースに記録されている端
末/利用者対応データブロックに前記他の通信端末の固
有識別情報を追加して端末/利用者/他通信端末対応デ
ータブロックとしてデータベースに記録するように制御
する通信制御プログラムを記録媒体に記録することを要
旨とする。
【0034】本発明は、利用者が可搬型モジュールを通
信端末の情報読み取り/書き込み手段に設定すると、可
搬型モジュールに記録されている利用者固有識別情報が
通信端末の固有識別情報とともに交換装置に送信され、
利用者固有識別情報および通信端末固有識別情報がデー
タブロックとしてデータベースに記録され、他の通信端
末から利用者固有識別情報を交換装置で受信すると、該
利用者固有識別情報に対応するデータブロックをデータ
ベースから検索し、該利用者固有識別情報に対応して記
録されている通信端末固有識別情報をデータベースから
読み出し、この通信端末固有識別情報の通信端末に他の
通信端末を着信させて両者を接続する通信制御プログラ
ムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用い
て、その流通性を高めることができる。
【0035】本発明は、前記情報読み取り/書き込み手
段は、前記設定されたことを認識した可搬型モジュール
が前記設定された状態から解除されたことを認識した場
合、当該情報読み取り/書き込み手段が接続されている
通信端末に設定解除情報を送信し、前記通信端末は、前
記設定解除情報を受信すると、該設定解除情報を当該通
信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送し、前記
交換装置は、前記設定解除情報および通信端末固有識別
情報器を受信すると、当該通信端末固有識別情報に対応
する通信端末固有識別情報がデータベースに記録されて
いるか否かを検索し、対応する通信端末固有識別情報を
検索した場合、当該通信端末固有識別情報に対応して記
録されているすべての情報をデータベースから削除する
通信制御プログラムを記録媒体に記録することを要旨と
する。
【0036】本発明にあっては、可搬型モジュールが情
報読み取り/書き込み手段に設定された状態から解除さ
れると、設定解除情報が通信端末の固有識別情報ととも
に交換装置に転送し、該通信端末固有識別情報に対応し
て記録されているすべての情報をデータベースから削除
する通信制御プログラムを記録媒体に記録しているた
め、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることがで
きる。
【0037】また、本発明は、前記他の通信端末に接続
されている前記通信端末が前記他の通信端末との通話を
中断するための中断操作を行った場合、前記通信端末に
接続されている情報読み取り/書き込み手段に設定され
ている可搬型モジュールに記録されている利用者の固有
識別情報に対応して保留フラグを設定し、前記中断操作
の後、前記可搬型モジュールが前記情報読み取り/書き
込み手段に設定された状態から解除されたことを前記情
報読み取り/書き込み手段が認識した場合、該情報読み
取り/書き込み手段が接続されている通信端末に中断通
知情報を送信し、前記通信端末は、前記中断通知情報を
受信すると、該中断通知情報を当該通信端末の固有識別
情報とともに交換装置に転送し、前記交換装置は、前記
中断通知情報および通信端末固有識別情報を受信する
と、当該通信端末固有識別情報に対応する通信端末固有
識別情報がデータベースに端末/利用者/他通信端末対
応データブロックとして記録されているか否かを検索
し、対応する通信端末固有識別情報を検索した場合、当
該通信端末固有識別情報が記録されている端末/利用者
/他通信端末対応データブロックに保留フラグを設定し
てデータベースに記録するとともに、前記他の通信端末
に保留信号を送信するように制御する通信制御プログラ
ムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0038】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに保
留フラグを設定し、中断通知情報を通信端末固有識別情
報とともに交換装置に転送し、該通信端末固有識別情報
が記録されているデータブロックをデータベースから検
索し、該データブロックに保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御する通信制御プログラムを記録
媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流
通性を高めることができる。
【0039】更に、本発明は、前記他の通信端末に接続
されている前記通信端末が前記他の通信端末との通話を
中断するための中断操作を行った場合、前記通信端末に
接続されている情報読み取り/書き込み手段に設定され
ている可搬型モジュールに記録されている利用者の固有
識別情報に対応して現在時刻を保留開始時刻として含む
保留フラグを設定し、前記中断操作の後、前記可搬型モ
ジュールが前記情報読み取り/書き込み手段に設定され
た状態から解除されたことを前記情報読み取り/書き込
み手段が認識した場合、該情報読み取り/書き込み手段
が接続されている通信端末に中断通知情報を送信し、前
記通信端末は、前記中断通知情報を受信すると、該中断
通知情報を当該通信端末の固有識別情報とともに交換装
置に転送し、前記交換装置は、前記中断通知情報および
通信端末固有識別情報を受信すると、当該通信端末固有
識別情報に対応する通信端末固有識別情報がデータベー
スに端末/利用者/他通信端末対応データブロックとし
て記録されているか否かを検索し、対応する通信端末固
有識別情報を検索した場合、当該通信端末固有識別情報
が記録されている端末/利用者/他通信端末対応データ
ブロックに現在時刻を保留開始時刻として含む保留フラ
グを設定してデータベースに記録するとともに、前記他
の通信端末に保留信号を送信するように制御し、前記デ
ータベースのデータブロックに記録されている保留フラ
グに含まれている保留開始時刻を監視し、この保留開始
時刻から所定の時間経過したか否かを判定し、前記判定
の結果、保留開始時刻から所定の時間経過した場合に
は、この時間の経過した保留開始時刻を含む保留フラグ
が設定されているデータブロックをデータベースから削
除する通信制御プログラムを記録媒体に記録することを
要旨とする。
【0040】本発明にあっては、他の通信端末と通話中
の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュールに現
在時刻を保留開始時刻として含む保留フラグを設定し、
中断通知情報を通信端末固有識別情報とともに交換装置
に転送し、該通信端末固有識別情報が記録されているデ
ータブロックをデータベースから検索し、該データブロ
ックに保留開始時刻を含む保留フラグを設定してデータ
ベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保留信
号を送信するように制御し、更にデータブロックに記録
されている保留フラグに含まれている保留開始時刻を監
視し、保留開始時刻から所定の時間経過した場合には、
この時間経過した保留開始時刻を含む保留フラグが設定
されているデータブロックをデータベースから削除する
通信制御プログラムを記録媒体に記録しているため、該
記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0041】本発明は、前記中断操作で保留フラグが設
定されるとともに、前記情報読み取り/書き込み手段へ
の設定状態から解除された可搬型モジュールが通信端末
に接続されている情報読み取り/書き込み手段に設定さ
れたことを該情報読み取り/書き込み手段が認識した場
合、該情報読み取り/書き込み手段は当該可搬型モジュ
ールに記録されている利用者固有識別情報および保留フ
ラグを読み出し、この読み出した利用者固有識別情報お
よび保留フラグを当該情報読み取り/書き込み手段が接
続されている前記通信端末に送信し、前記通信端末は、
前記利用者固有識別情報および保留フラグを受信する
と、この受信した利用者固有識別情報および保留フラグ
を該通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送
し、前記交換装置は、前記転送されてくる前記利用者固
有識別情報、保留フラグおよび前記通信端末の固有識別
情報を受信した場合、該保留フラグが設定されていて、
前記利用者固有識別情報に対応する利用者固有識別情報
を有する端末/利用者/他通信端末対応データブロック
が前記データベースに記録されているか否かを検索し、
対応する利用者固有識別情報を有する端末/利用者/他
通信端末対応データブロックを検索した場合、当該デー
タブロックの通信端末固有識別情報を前記受信した通信
端末の固有識別情報に更新するとともに、当該データブ
ロックに設定されている保留フラグを解除し、前記保留
フラグを解除した後、前記更新されたデータブロックに
記録されている通信端末の固有識別情報および他の通信
端末の固有識別情報で指定される両通信端末を互いに接
続すべく前記他の通信端末が保留信号を送出されている
保留状態にある場合には該保留信号の送出を停止して、
両通信端末を接続し、前記他の通信端末が既にオンフッ
ク状態にある場合には、該他の通信端末を呼び出して両
通信端末を接続するように制御する通信制御プログラム
を記録媒体に記録することを要旨とする。
【0042】本発明にあっては、中断操作で保留フラグ
が設定された可搬型モジュールを別の通信端末の情報読
み取り/書き込み手段に設定すると、可搬型モジュール
から利用者固有識別情報および保留フラグが読み出さ
れ、通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送さ
れ、該保留フラグが設定されていて、利用者固有識別情
報に対応する利用者固有識別情報を有するデータブロッ
クがデータベースから検索され、該データブロックの通
信端末固有識別情報を前記受信した通信端末の固有識別
情報に更新するとともに、当該データブロックに設定さ
れている保留フラグを解除し、他の通信端末が保留状態
にある場合には保留信号の送出を停止して、両通信端末
を接続し、他の通信端末が既にオンフック状態にある場
合には、他の通信端末を呼び出して両通信端末を接続す
るように制御する通信制御プログラムを記録媒体に記録
しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高め
ることができる。
【0043】また、本発明は、保留フラグが設定されて
いて、前記利用者固有識別情報に対応する利用者固有識
別情報を有する端末/利用者/他通信端末対応データブ
ロックが前記データベースに記録されているか否かを検
索する処理の結果、該当するデータブロックを検索でき
ない場合には、前記通信端末に接続されている情報読み
取り/書き込み手段に設定された可搬型モジュールに記
録されている前記保留フラグを解除する通信制御プログ
ラムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0044】本発明にあっては、データブロック検索の
結果、該当するデータブロックを検索できない場合に
は、可搬型モジュールに記録されている保留フラグを解
除する通信制御プログラムを記録媒体に記録しているた
め、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることがで
きる。
【0045】更に、本発明は、前記可搬型モジュール
が、ICカードである通信制御プログラムを記録媒体に
記録することを要旨とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わ
る通信制御システムの構成を示す図である。同図に示す
通信制御システムは、交換装置10に通信回線41を介
して接続された複数の通信端末である電話機50(#
1),電話機50(#2),電話機50(#3)が接続
されている。これらの電話機50(#1),50(#
2),50(#3)の電話機IDは、それぞれ図示のよ
うにA3567,C8597,B9543である。
【0047】また、電話機50(#1),50(#
2),50(#3)には、それぞれ情報読み取り/書き
込み手段であるリーダライタ40(#1),リーダライ
タ40(#2),リーダライタ40(#3)が接続さ
れ、これらのリーダライタ40(#1),40(#
2),40(#3)はそれぞれが接続された電話機50
(#1),50(#2),50(#3)と情報の送受信
を行い得るようになっている。また、各電話機50は通
信回線41を介して交換装置10と情報の送受信を行い
得るようになっていることは勿論のことである。
【0048】更に、リーダライタ40(#1), 40
(#2), 40(#3)のうちリーダライタ40(#
1)および 40(#3)には、可搬型モジュールであ
るICカード30(#1)およびICカード30(#
2)が挿入などにより設定されている。可搬型モジュー
ルを構成するICカード30(#1),30(#2)
は、利用者に携帯して使用され、情報の記録手段および
送受信手段を有し、この記録手段に利用者の固有識別情
報が図示のようにそれぞれカードID:050888888,050
111111として記録されている。
【0049】また、ICカード30は、図示のICカー
ド30(#1),30(#2)のようにリーダライタ4
0(#1),40(#3)にそれぞれ設定された状態に
おいては、リーダライタ40はICカード30と情報の
送受信を行うことができるとともに、ICカード30に
記録された情報の読み出しおよびICカード30への情
報の書き込みを行い得るように構成されている。
【0050】なお、ICカード30は、利用者に携帯し
て使用され、情報の記録手段および送受信手段を有して
いるものであれば、どのような形態のものであってもよ
く、ICカードに限定されず、例えば磁気カードでもよ
いものであり、更にICカード30としてもリーダライ
タリーダライタ40に対して接触型のICカード30で
もよいし、または非接触型のICカード30でもよいも
のである。
【0051】そして、接触型ICカード30の場合に
は、リーダライタ40に対してICカード30を例えば
挿入することにより、両者は接続されることになり、こ
れによりリーダライタ40はICカード30と情報の送
受信を行うことができるようになるとともに、ICカー
ド30への情報の書き込みおよびICカード30に記録
された情報の読み出しを行うことができるようになる
が、非接触型ICカード30の場合には、リーダライタ
40に対してICカード30を近接して設定することに
より両者は接続されることにより、これによりリーダラ
イタ40はICカード30と情報の送受信を行うことが
できるようになるとともに、ICカード30への情報の
書き込みおよびICカード30に記録された情報の読み
出しを行うことができるようになる。
【0052】なお、本実施形態では、可搬型モジュール
としてICカード30を用いた場合について説明し、こ
のICカード30が接触型とも非接触型とも特に限定せ
ずに説明し、ICカード30がリーダライタ40に接続
されるように設定することを挿入するというように説明
を行う。
【0053】また、交換装置10には固有識別情報登録
データベースを構成するID登録データベース20が接
続され、このID登録データベース20に詳細には後述
するが図示のように電話機ID、カードID、後述する
他の通信用端末60のID、フラグなどがデータブロッ
クとして記録されるようになっている。
【0054】更に、交換装置10は、通信回線42を介
して公衆網55に接続され、公衆網55は他の通信用端
末60に接続されている。
【0055】次に、以上のように構成される本実施形態
の作用について図1を参照して説明する。この説明で
は、まず各利用者が携帯するICカード30(#1),
30(#2)をそれぞれ電話機50(#1),50(#
3)のリーダライタ40(#1),40(#3)に挿入
することにより、各電話機50に各利用者のICカード
30が設定され、この設定された状態がID登録データ
ベース20にデータブロックとして記録される手順につ
いて利用者がICカード30(#1)を電話機50(#
1)のリーダライタ40(#1)に挿入する場合につい
て説明する。なお、ICカード30(#2)を電話機5
0(#3)のリーダライタ40(#3)に挿入する場合
の手順は同じであるので、必要によりデータのみを説明
する。
【0056】まず、利用者が自己のICカード30(#
1)を電話機50(#1)の電話機50(#1)に挿入
すると、リーダライタ40(#1)は、このICカード
30(#1)の挿入を認識する。なお、このリーダライ
タ40(#1)は、このようにICカード30(#1)
の挿入を認識または検知するICカード挿入検知手段を
備えているものであり、この検知手段によりリーダライ
タ40(#1)からICカード30(#1)へポーリン
グ信号が発信されており、ICカード30(#1)がこ
のポーリング信号に応答することによりICカード30
(#1)がリーダライタ40(#1)に設定または挿入
されているということを認識または検知し得るようにな
っている。なお、この認識は、ICカード30(#1)
が例えば非接触型のものである場合には、リーダライタ
40(#1)のアンナテコイルとICカード30(#
1)のアンテナコイルとの幾何学的距離が所定距離以内
に近接することにより、すなわちリーダライタ40(#
1)のアンテナコイルとICカード30(#1)のアン
テナコイルとが磁気的に結合して両者が情報の送受信を
行い得る状態になったということにより行い得るもので
ある。
【0057】上述したように、リーダライタ40(#
1)がICカード30(#1)の挿入を認識すると、リ
ーダライタ40(#1)は、ICカード30(#1)に
記録されている利用者の固有識別情報であるカードI
D:050888888を読み出す。リーダライタ40(#1)
は、ICカード30(#1)から利用者固有識別情報で
ある9バイトのカードID:050888888を読み出すと、
この情報を電話機50(#1)に送信する。
【0058】電話機50(#1)は、利用者固有識別情
報であるカードID:050888888を受信すると、この9
バイトの情報に自電話機50(#1)自身の5バイトの
電話機ID:A3567を付加したデータブロック70(#
1)「A3567050888888」を作成し、このデータブロック
70(#1)を通信回線41を介して交換装置10に送
信する。
【0059】交換装置10は、前記データブロック(#
1)「A3567050888888」を受信すると、このデータブロ
ックをID登録データベース20に送信する。ID登録
データベース20は、このデータブロック70(#1)
「A3567050888888」を格納する。このようにID登録デ
ータベース20に格納されるデータブロック71のフォ
ーマットは、図示のように、電話機50の固有識別情報
である5バイトの電話機ID、ICカード30に記録さ
れた利用者の固有識別情報である9バイトのカードI
D、後述する相手通信端末の11バイトの固有識別情報
ID、5バイトのフラグの計30バイトで構成されてい
る。なお、この説明では、相手通信端末とは通信を行っ
ていないので、相手通信端末の固有識別情報IDにはデ
フォルトの「00000000000」が格納されている。また、
フラグ領域にもデフォルトの「00000」が格納されてい
る。
【0060】また、ICカード30(#2)を電話機5
0(#3)のリーダライタ40(#3)に挿入した場合
にも、同様に、電話機50(#3)から交換装置10に
データブロック70(#2)「B9543050111111」が送信
されID登録データベース20にはデータブロック71
(#2):「B95430501111110000000000000000」が図示
のように格納されることになる。
【0061】上述したように、ID登録データベース2
0に前記データブロックを格納することにより、どの電
話機50にどのICカード30が挿入されているかを管
理することができる。
【0062】次に、図2を参照して、図1で説明したよ
うに、電話機50(#1)のリーダライタ40(#1)
に挿入されたICカード30(#1)が引き抜かれた場
合の処理手順について説明する。
【0063】図1で説明したように、電話機50(#
1)のリーダライタ40(#1)に挿入されたICカー
ド30(#1)が図2に示すように引き抜かれた場合に
は、リーダライタ40(#1)とICカード30(#
1)との間のポーリングが行われなくなり、リーダライ
タ40(#1)は、ICカード30(#1)を認識して
いた状態から認識しなくなった状態に遷移したこと、す
なわちICカード30(#1)が電話機50(#1)か
ら引き抜かれたことを検知するため、この引き抜かれた
状態を示す引き抜き通知情報である状態変更データ80
「101101101」を電話機50(#1)に送信する。
【0064】電話機50(#1)は、前記状態変更デー
タを受信すると、この状態変更データに当該電話機50
(#1)自身の固有識別情報である電話機ID:「A356
7」を付加したデータブロック70(#1)「A35671011
01101」を交換装置10に送信する。交換装置10は、
状態変更データが含まれたデータブロック70(#1)
を受信すると、このデータブロック70(#1)に含ま
れている電話機50(#1)の固有識別情報である電話
機ID:「A3567」に対応する電話機IDがID登録デ
ータベース20に記録されているか否かを検索する。
【0065】この検索の結果、電話機ID:「A3567」
に対応する電話機IDがID登録データベース20に記
録されていることを検索すると、この電話機ID:「A3
567」が記録されているデータブロック(ここではデー
タブロック71(#1))をID登録データベース20
から削除する。このようにして、ICカード30(#
1)と電話機50(#1)との組み合わせがID登録デ
ータベース20に登録されている状態から登録されてい
ない状態に遷移させることができるのである。
【0066】次に、図3を参照して、図1で説明したよ
うに、ICカード30(#2)が挿入されたリーダライ
タ40(#3)の電話機50(#3)に任意の他の通信
用端末60から着信があった場合の処理手順について説
明する。
【0067】図1で説明したように、電話機50(#
3)のリーダライタ40(#2)にICカード30(#
2)が挿入され、この電話機50(#3)とICカード
30(#2)との接続関係がID登録データベース20
にデータブロック71(#2):「B95430501111110000
000000000000」として格納されている状態において、図
3に示すように、固有識別情報ID:「03-2359-7951」
を有する他の通信用端末60の利用者が通話したい相手
利用者の固有識別情報、すなわち当該相手利用者が所有
する例えばICカード30(#2)に記録されている相
手利用者の固有識別情報であるカードID:「050-111-
111」をダイヤルすると、交換装置10は、このカード
ID:「050111111」を受信し、このカードID:「050
111111」に対応するカードIDを含んでいるデータブロ
ックがID登録データベース20に記録されているか否
かを検索する。
【0068】この検索の結果、前記カードID:「0501
11111」に対応するカードIDを含んでいるデータブロ
ックとしてID登録データベース20からデータブロッ
ク71(#2)を検索した場合には、交換装置10は、
この検索したデータブロック71(#2)の中の電話機
IDである電話機50(#1)の固有識別情報「B954
3」を抽出し、この固有識別情報「B9543」の電話機50
(#3)に他の通信用端末60を着信させるとともに、
またID登録データベース20の当該データブロック7
0(#2)の通信端末IDとして他の通信用端末60の
固有識別情報ID:「03-2359-7951」を図示のように記
録し、他の通信用端末60には呼出音を送出する。電話
機50(#3)の利用者がオフフックすると、他の通信
用端末60と電話機50(#3)とは接続され、両者間
で通話が開始される。
【0069】上述したようにすることにより、電話機5
0に接続されたリーダライタ40にICカード30を挿
入することにより、任意の電話機に他の通信端末から着
信させることができる。
【0070】なお、本実施形態の利用例として、例えば
利用者が異なる固有識別情報が格納された2枚のICカ
ード30を所持し、私的な電話を受けたい場合には、一
方の固有識別情報を格納したICカード30を電話機5
0(#1),50のリーダライタ40に挿入し、例えば
会社からの電話を受ける場合には他方の固有識別情報を
格納したICカード30を電話機50に挿入した状態で
着信を待つことにより生活パターンに応じて電話機を利
用するといった使用形態に有効である。
【0071】なお、上記説明において、他の通信用端末
60は、一般の固定電話機は勿論のこと、携帯電話、P
HS、電話機50(#1),50(#2),50(#
3)のようなリーダライタ40(#1),40(#
2),40(#3)を備えた電話機でもよいものであ
る。
【0072】次に、図4を参照して、図3で説明したと
同様に、ICカード30(#1)をリーダライタ40
(#1)に挿入された電話機50(#1)に対して他の
通信用端末60から着信があって、両者が接続されて、
通話中にある場合に、電話機50(#1)の利用者が中
断操作を行って、他の通信用端末60との通話を保留
し、それから当該利用者がICカード30(#1)を携
帯して移動して、別の電話機50(#2)にICカード
30(#1)を挿入して、通話を再開した場合の処理手
順について図5に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0073】まず、最初の状態として、図3で説明した
と同様に、ICカード30をリーダライタ40(#1)
に挿入された電話機50(#1)に対して他の通信用端
末60から着信があって、電話機50(#1)と他の通
信用端末60とが接続されて通話中にある状態にあると
する。このような通話中においては、電話機50(#
1)のリーダライタ40(#1)とICカード30とは
常時ポーリングを行っていて、ICカード30がリーダ
ライタ40(#1)に挿入されていることを常に確認し
ている(図5のステップS11)。
【0074】このような状態において、電話機50(#
1)の利用者が他の通信用端末60との通話を一旦中断
したい場合には、当該利用者は、電話機50(#1)の
例えばプッシュボタンまたは中断ボタンなどを操作し
て、通話中断操作を行うと(ステップS13)、電話機
50(#1)は、この中断操作に応答し、リーダライタ
40(#1)を介してICカード30の記録手段に記録
されている利用者の固有識別情報に対応して保留フラグ
「01111」を設定する(ステップS19,21)。ま
た、この動作と同時に、電話機50(#1)は、交換装
置10に保留通知を行い(ステップS15)、また交換
装置10は他の通信用端末60に対して保留音を送出す
る(ステップS17)。
【0075】電話機50(#1)の利用者は、上述した
ように中断操作を行っている最中も、ICカード30と
リーダライタ40(#1)との間のポーリングが行われ
ているが(ステップS23)、この中断操作を行った
後、電話機50(#1)の利用者がICカード30(#
1)をリーダライタ40(#1)から引き抜き(ステッ
プS25)、それからオンフックする(ステップS2
7)。
【0076】利用者が電話機50(#1)をオンフック
すると、ICカード30とリーダライタ40(#1)と
の間のポーリングは失敗するので、リーダライタ40
(#1)は電話機50(#1)に中断通知を示す状態変
更データ:「100010001」を送信する。電話機50(#
1)は、状態変更データを受け取ると、このデータに電
話機50(#1)の固有識別情報である電話機ID:
「A3567」を付加したデータブロック70「A3567100010
001」を中断通知データとして作成し、このデータブロ
ックを交換装置10に送信する。
【0077】交換装置10は、電話機50(#1)から
前記中断通知データであるデータブロック70「A35671
0001000」を受信すると、このデータブロックに含まれ
る電話機50(#1)の電話機ID:「A3567」に対応
する電話機IDを含むデータブロックがID登録データ
ベース20に記録されているか否かを検索する(ステッ
プS31)。この検索の結果、ID登録データベース2
0からデータブロック71(#1)「A356705044444403
2359795100000」が検索される(ステップS33)。な
お、本説明では、電話機50(#1)の利用者が携帯し
ているICカード30のカードIDは、「050444444」
としている場合について図示している。
【0078】データブロック70(#1)「A356705044
4444025359795100000」がID登録データベース20か
ら検索されると、交換装置10は、この検索したデータ
ブロック71(#1)に保留フラグ「01111」を設定し
(ステップS35)、データブロック71(#2)「A3
567050444444032359795101111」に更新する(ステップ
S37)。このようにして、データブロックに保留フラ
グが設定され、この状態がID登録データベース20か
ら交換装置10に通知されると、交換装置10は、他の
通信用端末60からのデータ列送信を待つ状態に遷移す
る。
【0079】電話機50(#1)のリーダライタ40
(#1)からICカード30を引き抜いた利用者は、上
述したように保留フラグ「01111」の設定されたICカ
ード30を携帯して、電話機IDが「B9543」である別
の電話機50(#2)のところに移動し、この電話機5
0(#2)をオフフックし(ステップS41)、更にI
Cカード30をリーダライタ40(#2)に挿入し(ス
テップS43)、リーダライタ40(#2)にICカー
ド30を認識させる。電話機50(#2)のリーダライ
タ40(#2)は、ポーリングを行い、ICカード30
から保留フラグ「01111」の設定されたカードID「050
44444401111」に電話機50(#2)の固有識別情報で
ある電話機ID「B9543」を付加してデータ列「B954305
044444401111」を交換装置10に送信する(ステップS
45)。
【0080】交換装置10は、電話機50(#2)から
データ列「B954305044444401111」を受信すると、保留
フラグ「01111」が設定されていて、カードID「05044
4444」が含まれているデータブロックをID登録データ
ベース20から検索する(ステップS51)。この検索
の結果、ID登録データベース20からデータブロック
71(#2)「A35670504444440323597951」が検索され
るので(ステップS53)、このデータブロック70
(#2)に含まれる移動前の電話機50(#1)の固有
識別情報である電話機ID「A3567」を移動後の電話機
50(#2)の固有識別情報である電話機ID「B954
3」に更新する。また、交換装置10は、ID登録デー
タベース20の保留フラグを解除するように制御し、I
D登録データベース20のデータブロック70(#2)
の保留フラグも解除され(ステップS59)、データブ
ロック70(#2)は、データブロック70(#3)
「B95430504444440323597951」に更新される。
【0081】それから、他の通信用端末60に対する保
留音の送信を解除し(ステップS59)、呼接続を移動
先の電話機50(#2)に更新する。すなわち、他の通
信用端末60を移動先の電話機50(#2)に接続す
る。通信用端末60は、保留状態にあったのでICカー
ド30の利用者が電話機50(#2)の受話器を持ち上
げると、両者間で通話が再開される。また、同時に、交
換装置10は、電話機50(#2)を介してリーダライ
タ40(#2)を制御し、ICカード30の保留フラグ
「01111」を解除し、デフォルト「00000」に戻す(ステ
ップS61)。電話機50(#2)の電話機50(#
2)に挿入されたICカード30は、再度リーダライタ
40(#2)によりポーリングされることになる(ステ
ップS63)。
【0082】次に、図6を参照して、図4で説明したと
同様に、ICカード30をリーダライタ40(#1)に
挿入された電話機50(#1)に対して他の通信用端末
60から着信があって、両者が接続されて、通話中にあ
る場合に、電話機50(#1)の利用者が中断操作を行
って、他の通信用端末60との通話を保留し、それから
当該利用者がICカード30(#1)を携帯して移動し
て、別の電話機50(#2)にICカード30(#1)
を挿入して、通話を再開しようとした場合において他の
通信用端末60が保留された後にオンフックしてしま
い、その結果、ICカード30(#1)の利用者が別の
電話機50(#2)にICカード30(#1)を挿入し
て、通話を再開しようとした場合には、他の通信用端末
60が接続されていないため、この他の通信用端末60
を呼び出して接続を行う場合の処理手順について説明す
る。
【0083】まず、図6では、カードID「05022222
2」のICカード30を所持する利用者がICカード3
0を電話機ID「Z9814」の電話機50(#1)のリー
ダライタ40(#1)に挿入して、固有識別情報ID
「03-2359-7951」の他の通信用端末60と通話している
が、この時の状態がID登録データベース20にデータ
ブロック71(#1)「Z981405022222203235979510000
0」として記録されている。
【0084】それから、利用者が他の通信用端末60と
の通話を中断する中断操作を行うと、他の通信用端末6
0には保留音が送出されるが、それから利用者がオンフ
ックし、保留フラグ「01111」の設定されたカードID
「05022222201111」のICカード30をリーダライタ4
0(#1)から引き抜いて移動する。この時の状態がI
D登録データベース20に保留フラグの設定されたデー
タブロック71(#2)「Z9814050222222032359795101
111」として記録されている。このような他の通信用端
末60に保留音が送出されてから、利用者が移動中の任
意の時刻に他の通信用端末60がオンフックしたとす
る。
【0085】次に、利用者は、電話機IDが「Y2203」
である別の電話機50(#2)のところに移動し、この
電話機50(#2)をオフフックし、ICカード30を
電話機50(#2)のリーダライタ40(#2)に挿入
すると、リーダライタ40(#2)は、ICカード30
から保留フラグ「01111」の設定されたカードID「050
22222201111」に電話機50(#2)の固有識別情報で
ある電話機ID「Y2203」を付加してデータ列「Y220305
022222201111」を交換装置10に送信する。
【0086】交換装置10は、電話機50(#2)から
データ列「Y220305022222201111」を受信すると、保留
フラグ「01111」が設定されていて、カードID「05022
2222」が含まれているデータブロックをID登録データ
ベース20から検索し、データブロック71(#2)
「Z9814050222222032359795101111」が検索されるの
で、このデータブロック71(#2)に含まれる移動前
の電話機50(#1)の固有識別情報である電話機ID
「Z9814」を移動後の電話機50(#2)の固有識別情
報である電話機ID「Y2203」に更新する。また、交換
装置10は、ID登録データベース20の保留フラグを
解除するように制御し、ID登録データベース20のデ
ータブロック71(#2)の保留フラグも解除され(ス
テップS59)、データブロック71(#2)は、デー
タブロック71(#3)「Z9814050222222032359795100
00」に更新される。
【0087】このようにデータブロックを更新してか
ら、このデータブロックの他の通信用端末ID「032359
7951」を読み取り、この通信用端末IDにより他の通信
用端末60を接続しようとすると、この他の通信用端末
60は既にオンフック状態にあるので、前記通信端末I
D「0323597951」を用いて他の通信用端末60を呼び返
す。この結果、通信用端末60がオフフックすると、電
話機50(#2)と通信用端末60とは接続され、両者
は通話を再開することができるようになる。以降の処理
は、図4と同じであり、ICカード30の保留フラグ
「01111」を解除して、デフォルト「00000」に戻
す。
【0088】図7は、上述した図6で説明した処理手順
を示すフローチャートであるが、このフローチャートは
図5に示したフローチャートと基本的に同じであり、同
じ処理には同じステップ番号を付しているので、その他
の異なるステップ番号を有する部分の処理のみ簡単に説
明する。
【0089】まず、図7では、他の通信用端末60に保
留音が送出されると、通信用端末60はそれ以降の適当
な時期にオンフックするので(ステップS70)、この
通信用端末60に対する呼切断および電話機50(#
1)に対する呼接続が交換装置10で行われる(ステッ
プS71,73)。
【0090】また、交換装置10が、保留フラグ「0111
1」が設定されていて、カードID「050222222」が含ま
れているデータブロックとしてデータブロック71(#
2)「Z9814050222222032359795101111」が検索し、こ
のデータブロックから通信用端末60の通信端末ID
「0323597951」を読み取り(ステップS95)、この通
信端末IDの他の通信用端末60と電話機50(#2)
を接続して、両者に呼出音を送出し(ステップS99,
101)、通信用端末60がオフフックすると(ステッ
プS99)、両者間で通話が再開されるものである。
【0091】次に、図8を参照して、図4で説明したと
同様に、ICカード30をリーダライタ40(#1)に
挿入された電話機50(#1)に対して他の通信用端末
60から着信があって、両者が接続されて、通話中にあ
る場合に、電話機50(#1)の利用者が中断操作を行
って、他の通信用端末60との通話を保留したが、所定
の時間経過しても通話を再開しない利用者に対してIC
カード30の挿入による通話の再開を不可にする場合の
処理手順について説明する。
【0092】図8では、保留を行う利用者は、ICカー
ド30としてカードID「050999999」を有するICカ
ード30を電話機ID「P3257」の電話機50(#1)
のリーダライタ40(#1)に挿入し、上述したと同様
に中断操作を例えば時刻23時06分に行って、保留を
行い、ICカード30をリーダライタ40(#1)から
引き抜き携帯して移動するとすると、この状態では、I
Cカード30には、保留フラグとして、この保留を行っ
た時刻、すなわち保留開始時刻を含む保留フラグが設定
される。この保留開始時刻を含む保留フラグは、保留を
開始した時刻が例えば5時30分とすると、「10530」
となるというように、時刻「0530」の上位1バイト
に「1」のフラグを有するものである。
【0093】従って、上述したように、利用者がICカ
ード30をリーダライタ40(#1)から時刻23:0
6に引き抜いて保留したとすると、ICカード30には
保留フラグ「12306」がカードID「050999999」に付加
されて設定されることになる。また、リーダライタ40
(#1)は、ICカード30が引き抜かれたことを認識
すると、保留通知を示す状態変更データ「100010001」
を電話機50(#1)に送信するが、電話機50(#
1)は状態変更データを受け取ると、電話機50(#
1)自身の固有識別情報である電話機ID「P3257」に
状態変更データ「100010001」を付加してデータ列であ
る中断通知データ「P3257100010001」を交換装置10に
送信する。
【0094】交換装置10は、電話機50(#1)から
中断通知データ「P3257100010001」を受信すると、この
データの中の電話機ID「P3257」に対応する電話機I
Dを有するデータブロックをID登録データベース20
から検索する。この検索の結果、データブロック71
(#1)「P3257050999999032359795100000」を検索す
ると、交換装置10は、このデータブロックに現在時刻
に相当する保留開始時刻情報を含む保留フラグ「1230
6」を設定し、データブロック71(#2)「P32570509
99999032359795112306」に更新する。
【0095】交換装置10は、ID登録データベース2
0から保留フラグ「12306」を設定されたことを示すス
テータスを受信することにより、他の電話機50からの
データ列送信を待つ状態に遷移する。また、交換装置1
0は、ID登録データベース20に時々刻々アクセス
し、データブロックのうち、保留開始時刻を含む保留フ
ラグを抽出し、この保留フラグの保留開始時刻を現在時
刻を比較する。本例では、例えば現在時刻を23時07
分とすると、交換装置10は、保留フラグから保留開始
時刻23時06分を抽出し、この保留開始時刻を現在時
刻と比較するが、保留開始時刻が所定の保留有効時間、
例えば30分を経過しているので、この保留フラグの設
定されているデータブロックをID登録データベース2
0から図示のように削除する。
【0096】保留開始時刻を含む保留フラグ「12306」
を設定されているICカード30を携帯する利用者は、
上述したような例えば30分の保留有効時間が経過した
後に、ICカード30を電話機ID「Q1027」の別の電
話機50(#2)のリーダライタ40(#2)に挿入し
てリーダライタ40(#2)にICカード30を認識さ
せると、リーダライタ40(#2)はICカード30の
保留フラグ「12306」を読み取って、電話機50
(#2)に送信すると、電話機50(#2)は保留フラ
グ「12306」に電話機ID「Q1027」を付加したデータ列
「Q102705099999912306」を交換装置10に送信する。
【0097】交換装置10は、このデータ列を受け取る
と、保留開始時刻を含む保留フラグが設定されていて、
カードID「050999999」に対応するカードIDのある
データブロックをID登録データベース20から検索し
ようとするが、このデータブロックは上述したように所
定の保留有効時刻が経過した23時07分にID登録デ
ータベース20から削除されているので、このデータブ
ロックを検索することはできない。交換装置10は、電
話機50(#2)に対してエラーを返すと同時に、リー
ダライタ40(#2)を介してICカード30の保留フ
ラグ「12306」をデフォルト「00000」に書きかえる。
【0098】上述したように、保留フラグに保留開始時
刻を含んだ保留フラグを設定し、この保留開始時刻を現
在時刻と比較することにより、回線リソースの無効保留
防止、ID登録データベース20に格納するデータブロ
ックの容量削減を図ることができる。また、ICカード
30には保留フラグは設定されるものの、通話先である
通信用端末60の電話番号はICカード30に記録され
ることはないので、利用者が通話を保留して別の電話機
に移動している最中に不用意にICカード30を紛失し
たとしても、ICカード30を拾った第三者に通話先の
電話番号が解読されることはなく、プライバシーを確保
することができる。また、ICカード30に保留フラグ
を設定したまま、所定の保留有効時間が経過してタイム
アウトになって、通話再開が不可能になっても、ICカ
ード30に設定された保留フラグは上述したように解除
されるので、ICカード30を次に使用する場合には問
題なく、通常の状態で使用することができる。
【0099】なお、上記実施形態の通信制御方法の処理
手順をプログラムとして記録媒体に記録して、この記録
媒体をコンピュータシステムに組み込むとともに、該記
録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステム
にダウンロードまたはインストールし、該プログラムで
コンピュータシステムを作動させることにより、通信制
御方法を実施する通信制御システムとして機能させるこ
とができることは勿論であり、このような記録媒体を用
いることにより、その流通性を高めることができるもの
である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者が可搬型モジュールを通信端末の情報読み取り/
書き込み手段に設定すると、可搬型モジュールに記録さ
れている利用者固有識別情報が通信端末の固有識別情報
とともに交換装置に送信され、利用者固有識別情報およ
び通信端末固有識別情報がデータブロックとしてデータ
ベースに記録され、他の通信端末から利用者固有識別情
報を交換装置で受信すると、該利用者固有識別情報に対
応するデータブロックをデータベースから検索し、該利
用者固有識別情報に対応して記録されている通信端末固
有識別情報をデータベースから読み出し、この通信端末
固有識別情報の通信端末に他の通信端末を着信させて両
者を接続するので、通信端末に接続された情報読み取り
/書き込み手段に可搬型モジュールを設定することによ
り、不特定多数の人が利用する任意の通信端末に他の通
信端末から着信させることができる。従って、例えば不
特定多数が利用する公衆端末を公衆端末固有の識別番号
とは別に固有識別情報を有するモジュールと併用して
「半個人的な」端末として利用することで、発信者は利
用者個人の識別番号をダイヤルすることによって所望の
相手先を直接呼び出し、通話することができる。また、
モジュールの利用者側にとっても、必要とする場合に限
って他の場所に設置された電話機に着信させることがで
き、公衆端末の利便性を飛躍的に向上させることができ
る。
【0101】また、本発明によれば、他の通信端末と通
話中の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュール
に保留フラグを設定し、中断通知情報を通信端末固有識
別情報とともに交換装置に転送し、該通信端末固有識別
情報が記録されているデータブロックをデータベースか
ら検索し、該データブロックに保留フラグを設定してデ
ータベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保
留信号を送信するように制御するため、通信端末は他の
通信端末と通話中に通話を中断して他の通信端末を保留
することができ、これにより別の通信端末に移動してか
ら、再度他の通信端末と通話を再開するようなことが可
能となる。これは、例えば通話中、周囲の騒音が気にな
ってきたような場合に通話を保留して静かな場所に移動
して通話を再開するような利用形態に有効である。通話
中断時には可搬型モジュールに保留フラグを設定するの
で、可搬型モジュールの利用者が移動先の通信端末に移
動している間に移動元で他の利用者が通信端末を利用し
ても、可搬型モジュールの利用者は問題なく通話を再開
することができる。
【0102】更に、本発明によれば、他の通信端末と通
話中の通信端末が中断操作を行うと、可搬型モジュール
に現在時刻を保留開始時刻として含む保留フラグを設定
し、中断通知情報を通信端末固有識別情報とともに交換
装置に転送し、該通信端末固有識別情報が記録されてい
るデータブロックをデータベースから検索し、該データ
ブロックに保留開始時刻を含む保留フラグを設定してデ
ータベースに記録するとともに、前記他の通信端末に保
留信号を送信するように制御し、更にデータブロックに
記録されている保留フラグに含まれている保留開始時刻
を監視し、保留開始時刻から所定の時間経過した場合に
は、この時間経過した保留開始時刻を含む保留フラグが
設定されているデータブロックをデータベースから削除
するので、保留フラグに保留開始時刻を含んだ保留フラ
グを設定し、この保留開始時刻を現在時刻と比較するこ
とにより、回線リソースの無効保留防止、データベース
に格納するデータブロックの容量削減を図ることができ
る。また、可搬型モジュールには保留フラグは設定され
るものの、通話先である他の通信端末の電話番号は可搬
型モジュールに記録されることはないので、利用者が通
話を保留して別の電話機に移動している最中に不用意に
可搬型モジュールを紛失したとしても、可搬型モジュー
ルを拾った第三者に通話先の電話番号が解読されること
はなく、プライバシーを確保することができる。また、
可搬型モジュールに保留フラグを設定したまま、所定の
保留有効時間が経過してタイムアウトになって、通話再
開が不可能になっても、可搬型モジュールに設定された
保留フラグは上述したように解除されるので、可搬型モ
ジュールを次に使用する場合には問題なく、通常の状態
で使用することができる。
【0103】本発明によれば、中断操作で保留フラグが
設定された可搬型モジュールを別の通信端末の情報読み
取り/書き込み手段に設定すると、可搬型モジュールか
ら利用者固有識別情報および保留フラグが読み出され、
通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送され、
該保留フラグが設定されていて、利用者固有識別情報に
対応する利用者固有識別情報を有するデータブロックが
データベースから検索され、該データブロックの通信端
末固有識別情報を前記受信した通信端末の固有識別情報
に更新するとともに、当該データブロックに設定されて
いる保留フラグを解除し、他の通信端末が保留状態にあ
る場合には保留信号の送出を停止して、両通信端末を接
続し、他の通信端末が既にオンフック状態にある場合に
は、他の通信端末を呼び出して両通信端末を接続するよ
うに制御するので、通信端末は他の通信端末と通話中に
通話を中断して他の通信端末を保留することができ、こ
れにより別の通信端末に移動してから、他の通信端末が
保留状態にある場合には保留信号の送出を停止して、両
通信端末を接続し、他の通信端末が既にオンフック状態
にある場合には、他の通信端末を呼び出して両通信端末
を接続するというように再度他の通信端末との通話を再
開するようなことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる通信制御システム
の構成を示す図である。
【図2】図1に示す実施形態において電話機のリーダラ
イタに挿入されたICカードが引き抜かれた場合の処理
手順を説明するための図である。
【図3】図1の実施形態においてICカードが挿入され
たリーダライタの電話機に任意の他の通信用端末から着
信があった場合の処理手順を説明するための図である。
【図4】図1の実施形態において他の通信用端末との通
話中に利用者が中断操作を行って、他の通信用端末を保
留し、別の電話機から通話を再開する場合の処理手順を
説明するための図である。
【図5】図4に示す処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】図4に示す処理手順で他の通信端末が保留され
た後にオンフックした場合の処理手順を説明するための
図である。
【図7】図6に示す処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図1に示す実施形態において保留時間が所定の
有効保留時間を経過した場合の処理手順を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 交換装置 20 ID登録データベース 30(#1),30(#2) ICカード 40(#1),40(#2),40(#3) リーダラ
イタ 41,42 通信回線 50(#1),50(#2),50(#3) 電話機 55 公衆網 60 通信用端末 70 データブロック 71 ID登録データベースに記録されるデータブロッ
ク 80 状態変更データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩根 重明 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 上野 俊弘 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 諏訪 裕一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山口 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 利法 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 西村 眞次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA62 CC03 GG01 GG05 5K027 AA11 HH11 HH23 MM03 5K034 AA17 DD02 HH22 HH42 5K067 AA21 DD17 EE02 EE16 GG11 HH23 5K101 NN05 PP03 RR12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に携帯して使用され、情報の記録
    手段および送受信手段を有していて、前記記録手段に利
    用者の固有識別情報を記録した可搬型モジュールを用い
    た通信を制御する通信制御システムであって、 通信回線を介して交換装置に接続された通信端末に接続
    されていて、該通信端末と情報の送受信を行うことがで
    きるとともに、前記可搬型モジュールが設定されるよう
    になっていて、該可搬型モジュールが設定されたことを
    認識した場合、該可搬型モジュールと情報の送受信を行
    い、該可搬型モジュールに記録された情報の読み出しお
    よび該可搬型モジュールへの情報の書き込みを行い得る
    情報読み取り/書き込み手段と、 前記情報読み取り/書き込み手段に設けられ、前記可搬
    型モジュールが当該情報読み取り/書き込み手段に設定
    されたことを認識した場合、該可搬型モジュールに記録
    されている前記利用者固有識別情報を読み出し、この利
    用者固有識別情報を当該情報読み取り/書き込み手段が
    接続されている通信端末に送信する利用者固有識別情報
    読出し手段と、 前記通信端末に設けられ、前記利用者固有識別情報読出
    し手段から前記利用者固有識別情報を受信すると、該利
    用者固有識別情報を当該通信端末の固有識別情報ととも
    に通信回線を介して交換装置に送信する固有識別情報送
    信手段と、 前記交換装置に接続され、交換装置が前記固有識別情報
    送信手段から受信した利用者固有識別情報および通信端
    末固有識別情報を互いに対応させて端末/利用者対応デ
    ータブロックとして記録するデータベースと、 前記交換装置に設けられ、他の通信端末から利用者固有
    識別情報を受信した場合、この受信した利用者固有識別
    情報に対応する利用者固有識別情報がデータベースに記
    録されているか否かを検索し、対応する利用者固有識別
    情報を検索した場合、当該利用者固有識別情報に対応し
    てデータベースに記録されている通信端末固有識別情報
    を読み出し、この通信端末固有識別情報の通信端末に前
    記他の通信端末を着信させるように制御して両者を接続
    するとともに、当該通信端末の固有識別情報を含んでデ
    ータベースに記録されている端末/利用者対応データブ
    ロックに前記他の通信端末の固有識別情報を追加して端
    末/利用者/他通信端末対応データブロックとして記録
    するように制御する着信/記録制御手段とを有すること
    を特徴とする通信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記着信/記録制御手段の制御により前
    記他の通信端末に接続されている前記通信端末が前記他
    の通信端末との通話を中断するための中断操作を行った
    場合、前記通信端末に接続されている情報読み取り/書
    き込み手段に設定されている可搬型モジュールに記録さ
    れている利用者の固有識別情報に対応して保留フラグを
    設定する保留フラグ設定手段と、 前記中断操作の後、前記可搬型モジュールが前記情報読
    み取り/書き込み手段に設定された状態から解除された
    ことを前記情報読み取り/書き込み手段が認識した場
    合、該情報読み取り/書き込み手段が接続されている通
    信端末に中断通知情報を送信する中断通知情報送信手段
    と、 前記通信端末に設けられ、前記中断通知情報を受信する
    と、該中断通知情報を当該通信端末の固有識別情報とと
    もに交換装置に転送する中断通知情報転送手段と、 前記交換装置に設けられ、前記中断通知情報および通信
    端末固有識別情報を受信すると、当該通信端末固有識別
    情報に対応する通信端末固有識別情報がデータベースに
    端末/利用者/他通信端末対応データブロックとして記
    録されているか否かを検索し、対応する通信端末固有識
    別情報を検索した場合、当該通信端末固有識別情報が記
    録されている端末/利用者/他通信端末対応データブロ
    ックに保留フラグを設定してデータベースに記録すると
    ともに、前記他の通信端末に保留信号を送信するように
    制御する保留制御手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の通信制御システム。
  3. 【請求項3】 前記中断操作で保留フラグが設定される
    とともに、前記情報読み取り/書き込み手段への設定状
    態から解除された可搬型モジュールが通信端末に接続さ
    れている情報読み取り/書き込み手段に設定されたこと
    を該情報読み取り/書き込み手段が認識した場合、該情
    報読み取り/書き込み手段は当該可搬型モジュールに記
    録されている利用者固有識別情報および保留フラグを読
    み出し、この読み出した利用者固有識別情報および保留
    フラグを当該情報読み取り/書き込み手段が接続されて
    いる前記通信端末に送信する保留フラグ送信手段と、 前記通信端末に設けられ、前記保留フラグ送信手段から
    前記利用者固有識別情報および保留フラグを受信する
    と、この受信した利用者固有識別情報および保留フラグ
    を該通信端末の固有識別情報とともに交換装置に転送す
    る保留フラグ転送手段と、 前記交換装置に設けられ、前記保留フラグ転送手段から
    転送されてくる前記利用者固有識別情報、保留フラグお
    よび前記通信端末の固有識別情報を受信した場合、該保
    留フラグが設定されていて、前記利用者固有識別情報に
    対応する利用者固有識別情報を有する端末/利用者/他
    通信端末対応データブロックが前記データベースに記録
    されているか否かを検索し、対応する利用者固有識別情
    報を有する端末/利用者/他通信端末対応データブロッ
    クを検索した場合、当該データブロックの通信端末固有
    識別情報を前記受信した通信端末の固有識別情報に更新
    するとともに、当該データブロックに設定されている保
    留フラグを解除するデータブロック更新手段と、 前記保留フラグを解除した後、前記更新されたデータブ
    ロックに記録されている通信端末の固有識別情報および
    他の通信端末の固有識別情報で指定される両通信端末を
    互いに接続すべく前記他の通信端末が保留信号を送出さ
    れている保留状態にある場合には該保留信号の送出を停
    止して、両通信端末を接続し、前記他の通信端末が既に
    オンフック状態にある場合には、該他の通信端末を呼び
    出して両通信端末を接続するように制御する保留後再接
    続制御手段とを有することを特徴とする請求項2記載の
    通信制御システム。
  4. 【請求項4】 利用者に携帯して使用され、情報の記録
    手段および送受信手段を有していて、前記記録手段に利
    用者の固有識別情報を記録した可搬型モジュールを用い
    た通信を制御する通信制御方法であって、 通信回線を介して交換装置に接続された通信端末に接続
    されていて、該通信端末と情報の送受信を行うことがで
    きるとともに、前記可搬型モジュールが設定されるよう
    になっていて、該可搬型モジュールが設定されたことを
    認識した場合、該可搬型モジュールと情報の送受信を行
    い、該可搬型モジュールに記録された情報の読み出しお
    よび該可搬型モジュールへの情報の書き込みを行い得る
    情報読み取り/書き込み手段を設け、 前記情報読み取り/書き込み手段は可搬型モジュールが
    設定されたことを認識した場合、該可搬型モジュールに
    記録されている前記利用者固有識別情報を読み出し、こ
    の利用者固有識別情報を当該情報読み取り/書き込み手
    段が接続されている通信端末に送信し、 前記通信端末は利用者固有識別情報を受信すると、該利
    用者固有識別情報を当該通信端末の固有識別情報ととも
    に通信回線を介して交換装置に送信し、 前記交換装置は前記利用者固有識別情報および通信端末
    固有識別情報を受信すると、該利用者固有識別情報およ
    び通信端末固有識別情報を互いに対応させて端末/利用
    者対応データブロックとしてデータベースに記録し、 前記交換装置は、他の通信端末から利用者固有識別情報
    を受信した場合、この受信した利用者固有識別情報に対
    応する利用者固有識別情報がデータベースに記録されて
    いるか否かを検索し、対応する利用者固有識別情報を検
    索した場合、当該利用者固有識別情報に対応してデータ
    ベースに記録されている通信端末固有識別情報を読み出
    し、この通信端末固有識別情報の通信端末に前記他の通
    信端末を着信させるように制御して両者を接続するとと
    もに、当該通信端末の固有識別情報を含んでデータベー
    スに記録されている端末/利用者対応データブロックに
    前記他の通信端末の固有識別情報を追加して端末/利用
    者/他通信端末対応データブロックとしてデータベース
    に記録するように制御することを特徴とする通信制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記他の通信端末に接続されている前記
    通信端末が前記他の通信端末との通話を中断するための
    中断操作を行った場合、前記通信端末に接続されている
    情報読み取り/書き込み手段に設定されている可搬型モ
    ジュールに記録されている利用者の固有識別情報に対応
    して保留フラグを設定し、 前記中断操作の後、前記可搬型モジュールが前記情報読
    み取り/書き込み手段に設定された状態から解除された
    ことを前記情報読み取り/書き込み手段が認識した場
    合、該情報読み取り/書き込み手段が接続されている通
    信端末に中断通知情報を送信し、 前記通信端末は、前記中断通知情報を受信すると、該中
    断通知情報を当該通信端末の固有識別情報とともに交換
    装置に転送し、 前記交換装置は、前記中断通知情報および通信端末固有
    識別情報を受信すると、当該通信端末固有識別情報に対
    応する通信端末固有識別情報がデータベースに端末/利
    用者/他通信端末対応データブロックとして記録されて
    いるか否かを検索し、対応する通信端末固有識別情報を
    検索した場合、当該通信端末固有識別情報が記録されて
    いる端末/利用者/他通信端末対応データブロックに保
    留フラグを設定してデータベースに記録するとともに、
    前記他の通信端末に保留信号を送信するように制御する
    ことを特徴とする請求項4記載の通信制御方法。
  6. 【請求項6】 前記中断操作で保留フラグが設定される
    とともに、前記情報読み取り/書き込み手段への設定状
    態から解除された可搬型モジュールが通信端末に接続さ
    れている情報読み取り/書き込み手段に設定されたこと
    を該情報読み取り/書き込み手段が認識した場合、該情
    報読み取り/書き込み手段は当該可搬型モジュールに記
    録されている利用者固有識別情報および保留フラグを読
    み出し、この読み出した利用者固有識別情報および保留
    フラグを当該情報読み取り/書き込み手段が接続されて
    いる前記通信端末に送信し、 前記通信端末は、前記利用者固有識別情報および保留フ
    ラグを受信すると、この受信した利用者固有識別情報お
    よび保留フラグを該通信端末の固有識別情報とともに交
    換装置に転送し、 前記交換装置は、前記転送されてくる前記利用者固有識
    別情報、保留フラグおよび前記通信端末の固有識別情報
    を受信した場合、該保留フラグが設定されていて、前記
    利用者固有識別情報に対応する利用者固有識別情報を有
    する端末/利用者/他通信端末対応データブロックが前
    記データベースに記録されているか否かを検索し、対応
    する利用者固有識別情報を有する端末/利用者/他通信
    端末対応データブロックを検索した場合、当該データブ
    ロックの通信端末固有識別情報を前記受信した通信端末
    の固有識別情報に更新するとともに、当該データブロッ
    クに設定されている保留フラグを解除し、 前記保留フラグを解除した後、前記更新されたデータブ
    ロックに記録されている通信端末の固有識別情報および
    他の通信端末の固有識別情報で指定される両通信端末を
    互いに接続すべく前記他の通信端末が保留信号を送出さ
    れている保留状態にある場合には該保留信号の送出を停
    止して、両通信端末を接続し、前記他の通信端末が既に
    オンフック状態にある場合には、該他の通信端末を呼び
    出して両通信端末を接続するように制御することを特徴
    とする請求項5記載の通信制御方法。
  7. 【請求項7】 利用者に携帯して使用され、情報の記録
    手段および送受信手段を有していて、前記記録手段に利
    用者の固有識別情報を記録した可搬型モジュールを用い
    た通信を制御する通信制御プログラムを記録した記録媒
    体であって、 通信回線を介して交換装置に接続された通信端末に接続
    されていて、該通信端末と情報の送受信を行うことがで
    きるとともに、前記可搬型モジュールが設定されるよう
    になっていて、該可搬型モジュールが設定されたことを
    認識した場合、該可搬型モジュールと情報の送受信を行
    い、該可搬型モジュールに記録された情報の読み出しお
    よび該可搬型モジュールへの情報の書き込みを行い得る
    情報読み取り/書き込み手段を設け、 前記情報読み取り/書き込み手段は可搬型モジュールが
    設定されたことを認識した場合、該可搬型モジュールに
    記録されている前記利用者固有識別情報を読み出し、こ
    の利用者固有識別情報を当該情報読み取り/書き込み手
    段が接続されている通信端末に送信し、 前記通信端末は利用者固有識別情報を受信すると、該利
    用者固有識別情報を当該通信端末の固有識別情報ととも
    に通信回線を介して交換装置に送信し、 前記交換装置は前記利用者固有識別情報および通信端末
    固有識別情報を受信すると、該利用者固有識別情報およ
    び通信端末固有識別情報を互いに対応させて端末/利用
    者対応データブロックとしてデータベースに記録し、 前記交換装置は、他の通信端末から利用者固有識別情報
    を受信した場合、この受信した利用者固有識別情報に対
    応する利用者固有識別情報がデータベースに記録されて
    いるか否かを検索し、対応する利用者固有識別情報を検
    索した場合、当該利用者固有識別情報に対応してデータ
    ベースに記録されている通信端末固有識別情報を読み出
    し、この通信端末固有識別情報の通信端末に前記他の通
    信端末を着信させるように制御して両者を接続するとと
    もに、当該通信端末の固有識別情報を含んでデータベー
    スに記録されている端末/利用者対応データブロックに
    前記他の通信端末の固有識別情報を追加して端末/利用
    者/他通信端末対応データブロックとしてデータベース
    に記録するように制御することを特徴とする通信制御プ
    ログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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