JP3887176B2 - 中継装置、通信制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

中継装置、通信制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、中継装置を介した電子機器と通信装置とのデータ通信に用いて好適な中継装置、通信制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パケット通信機能を有する携帯電話機に通信ケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータなどの電子機器は、携帯電話機、移動パケット通信網およびインターネットを介してコンテンツサーバなどの通信装置にアクセスし、当該通信装置から所望のプログラムやデータ(コンテンツ)をダウンロードすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した通信装置を用いて携帯電話機や電子機器に対してコンテンツを提供するコンテンツ提供者の中には、提供するコンテンツについて、例えば、携帯電話機での使用は許可するが、当該携帯電話機に接続された電子機器での使用は、コンテンツの不当な複製の生成が比較的容易に行えることなどの理由から許可したくないなど、コンテンツの取得可能な装置を携帯電話機と当該携帯電話機に接続された電子機器とで区別したいという要望があった。
【0004】
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、中継装置において電子機器からの通信装置へのアクセスを制限することである
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、電子機器と通信装置とのデータ通信を中継する中継装置であって、前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するためのプログラム、および当該プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたプログラムおよび通信アドレス記憶する記憶手段と、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと前記記憶手段に記憶されている通信アドレスとを照合する照合手段と、前記照合手段による照合結果が一致した場合に、前記プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継手段とを有することを特徴とする
【0009】
また、本発明は、中継装置を介した電子機器と通信装置とのデータ通信を制御する通信制御方法であって、前記中継装置が、前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するためのプログラムおよび当該プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得過程と、前記中継装置が、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと前記取得過程にて取得された通信アドレスとを照合する照合過程と、前記中継装置が、前記照合過程による照合結果が一致した場合に、前記プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継過程とを有することを特徴とする
【0013】
また、本発明は、電子機器と通信装置とのデータ通信を中継するコンピュータに、前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するための通信制御プログラム、および当該通信制御プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得機能と、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと、前記取得機能により取得された通信アドレスとを照合する照合機能と、前記照合過程による照合結果が一致した場合に、前記通信制御プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継機能とを実現させるためのプログラムを提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において共通する部分には、同一の符号が付されている。また、かかる実施形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能である。
【0016】
[A−1.実施形態の構成]
<1.通信システムの構成>
図1は、この発明の実施形態に係る携帯電話機40を含む通信システム1の構成を例示するブロック図である。同図に示されるように、通信システム1は、コンテンツサーバ10と、インターネット20と、移動パケット通信網30と、携帯電話機40と、ビデオゲーム機50と、表示装置60とを有する。
【0017】
なお、図1においては、図面が煩雑になることを防ぐために、通信システム1を構成する所定のコンテンツサーバ10、移動パケット通信網30を構成する所定のゲートウェイサーバ31および所定の基地局32、移動パケット通信網30に収容される所定の携帯電話機40、当該携帯電話機40に接続される所定のビデオゲーム機50および所定の表示装置60のみが示されている。
【0018】
コンテンツサーバ10は、インターネット20および移動パケット通信網30を介して携帯電話機40とパケット通信を行う機能を有している。このコンテンツサーバ10は、コンテンツ提供事業者により運営されるサーバであって、携帯電話機40あるいは当該携帯電話機40に接続されたビデオゲーム機50に提供可能なプログラムや画像データ、音楽データなどの種々のコンテンツを記憶している。
【0019】
移動パケット通信網30は、当該移動パケット通信網30に収容される携帯電話機40に対してパケット通信サービスを提供する網であり、ゲートウェイサーバ31と基地局32とを有している。なお、この通信システム1は、移動パケット通信網30に加え、図示を省略した移動電話網を有する。この移動電話網は、当該移動電話網に収容される携帯電話機40に対して一般的な移動電話の通話サービスを提供する網である。
【0020】
ゲートウェイサーバ31は、移動パケット通信網30とインターネット20とを相互接続する図示を省略した移動パケット関門中継交換局に設けられている。このゲートウェイサーバ31は、異なる通信プロトコルを有するネットワーク間のデータの授受を中継する機能を有する。より具体的に説明すると、ゲートウェイサーバ31は、移動パケット通信網30用の通信プロトコルと、インターネット20の標準通信プロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)との相互変換を行って、移動パケット通信網30とインターネット20間のデータの授受を中継する。また、このゲートウェイサーバ31は、パケット通信サービスに加入している携帯電話機40がコンテンツサーバ10から有料のコンテンツを取得した場合に、当該コンテンツの取得に応じた情報提供料の課金を携帯電話機40に対して行う情報料課金機能を有している。
【0021】
基地局32は、移動パケット通信網30の通信サービスエリア内に多数設置されており、自局のカバーする無線セルに在圏している携帯電話機40と無線通信を行う。
【0022】
携帯電話機40は、自機が在圏する無線セルをカバーする基地局32と無線通信を行い、パケット通信サービスや通話サービスを受ける移動機である。この携帯電話機40は、移動パケット通信網30およびインターネット20を介してコンテンツサーバ10とパケット通信を行う機能を有している。また、携帯電話機40は、通信ケーブルを介してビデオゲーム機50に接続されている。この携帯電話機40は、ビデオゲーム機50からの当該携帯電話機40を介したコンテンツサーバ10へのアクセスを制限する機能を有しており、このアクセス制限機能の下、ビデオゲーム機50からの要求に応じたコンテンツをコンテンツサーバ10からダウンロードして、当該コンテンツをビデオゲーム機50へ転送することができる。
【0023】
ビデオゲーム機50は、DVD(Digital Versatile Disc)やCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、ROMカセットなどの記録媒体に記録されたゲームソフトウェアに従って、操作入力に応じた画像データおよび音声データを生成し、これらの画像データおよび音声データを表示装置60に出力する。このビデオゲーム機50は、携帯電話機40を介してコンテンツサーバ10からゲームキャラクタやゲームアイテムに関するデータ、ゲーム内容の一部を変更するためのソフトウェア、ゲームの攻略情報などの種々のコンテンツを取得することが可能である。
【0024】
表示装置60は、例えばテレビジョン受像機などの、音声出力機能を有するCRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などである。この表示装置60は、ビデオゲーム機50から出力された画像データおよび音声データに基づいてゲーム画像の表示やゲーム音声の出力を行う。
【0025】
<2.コンテンツサーバの構成>
図2は、図1に示されたコンテンツサーバ10のハードウェア構成を例示するブロック図である。同図に示されるように、コンテンツサーバ10は、ROM101と、RAM(Random Access Memory)102と、HD(Hard Disc)103と、通信インタフェース104と、CPU(Central Processing Unit)105とを有し、これらの各部はバス106により接続されている。
【0026】
ROM101には、IPL(Initial Program Loader)などの装置各部の基本制御を司るプログラムが格納されている。また、RAM102は、CPU105のワークエリアとして用いられ、CPU105により実行されるプログラムや、各種のデータが一時的に格納される。
【0027】
HD103には、当該コンテンツサーバ10のオペレーティングシステムなどが格納されている。また、このHD103は、コンテンツ格納領域103aと、Java(登録商標)プログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラム(以下、JavaAPと略称する)が格納されるJavaAP格納領域103bとを有する。
【0028】
コンテンツ格納領域103aには、携帯電話機40あるいはビデオゲーム機50に提供可能な種々のコンテンツがURL(Uniform Resource Locator)と対応付けられて格納されている。このコンテンツ格納領域103aには、例えば、ビデオゲーム機50においてビデオゲームの実行時に使用可能なゲームキャラクタおよびゲームアイテムに関するデータ、ゲーム内容の一部を変更するためのソフトウェア、ゲームの攻略情報などがコンテンツとして格納されている。
【0029】
図3は、コンテンツ格納領域103aに格納されるコンテンツとURLとの対応関係を説明するための図である。同図には一例として、複数のゲームキャラクタに関するデータとURLとの対応関係が示されている。図3に示される例からわかるように、このコンテンツサーバ10のドメインアドレスは、“http://abcd. co.jp/”であって、このドメインアドレスを有する企業は、自社が発売したビデオゲーム機50用のゴルフゲームで使用可能な計5体のゲームキャラクタのダウンロードサービスをコンテンツサーバ10により提供している。
【0030】
コンテンツ格納領域103aには、URL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/”と対応させて、ゲームキャラクタに関するダウンロードサービスのメニュー画面データが格納されている。このメニュー画面は、ダウンロードサービスの利用方法などを利用者に対して通知するためのものである。また、コンテンツ格納領域103aには、URL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterAB”に対応させて、ゲームキャラクタ“Johnson”および“Michael”に関する画像データやパラメータ情報などが格納されている。このゲームキャラクタの画像データやパラメータ情報は、ビデオゲーム機50において実行されるゴルフゲーム中に、ゲームキャラクタ“Johnson”または“Michael”を登場させるために必要となる当該ゲームキャラクタのモデリングデータや当該ゲームキャラクタに設定された能力値データである。
【0031】
同様に、コンテンツ格納領域103aには、URL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterCD”に対応させてゲームキャラクタ“Kelly”および“Richard”の画像データやパラメータ情報が、また、URL“http://abcd. co.jp/game/golf/charDLservice/characterE”に対応させてゲームキャラクタ“Woods”の画像データやパラメータ情報が格納されている。
【0032】
次に、HD103のJavaAP格納領域103bには、携帯電話機40において実行される携帯電話機40用のJavaAPが格納される。このJavaAPは、JavaアプレットやJavaアプリケーションなどのJavaプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラムであって、携帯電話機40において主に以下の2つの機能を実現するためのプログラムである。
【0033】
(1.アクセス制限機能)
JavaAPは、ビデオゲーム機50からの携帯電話機40を介したコンテンツサーバ10などへのアクセスを制限する機能を有している。具体的には、JavaAPは、当該JavaAPの実行に伴ってビデオゲーム機50がアクセスすることの可能となる、例えばコンテンツサーバ10などのリソースのURLを有しており、ビデオゲーム機50から携帯電話機40に送信されたアクセス要求に含まれているアクセス先のURLと自己の有するURLとを比較して、両方のURLが一致した場合に、当該URLにより指定されるリソースに対してのみビデオゲーム機50からのアクセスを許可する。
【0034】
(2.データ通信機能)
JavaAPは、携帯電話機40とビデオゲーム機50との間で行われるデータ通信を制御する。
【0035】
上述した(1.アクセス制限機能)により、コンテンツサーバ10を用いて携帯電話機40やビデオゲーム機50にコンテンツを提供するコンテンツ提供事業者は、ビデオゲーム機50などの携帯電話機40に接続された外部機器からのコンテンツサーバ10へのアクセスを制限することができるようになる。また、上述した(2.データ通信機能)により、ビデオゲーム機50などの外部機器にコンテンツサーバ10とのパケット通信を行うための通信機能が備わっていない場合であっても、ビデオゲーム機50には、当該ビデオゲーム機50からの要求に応じて携帯電話機40によりコンテンツサーバ10から取得されたコンテンツが送信される。
【0036】
図4は、JavaAPが有するURLについて例示する図であり、図3に示された各コンテンツのURLとの対応関係が示されている。コンテンツ提供事業者は、コンテンツ格納領域103aに格納されたコンテンツの中で、ビデオゲーム機50での利用を許諾したコンテンツについて、当該コンテンツをビデオゲーム機50が携帯電話機40を介してコンテンツサーバ10から取得できるようにするため、このコンテンツのURLを有するJavaAPを作成してJavaAP格納領域103bに格納する。
【0037】
例えば、図4(a)において、JavaAP▲1▼は、URL“http://abcd.co.jp/game/golf/char DLservice/”を有しており、このJavaAP▲1▼がダウンロードされた携帯電話機40に接続されているビデオゲーム機50は、携帯電話機40を介してコンテンツサーバ10内の上記URLに対応付けられたコンテンツをダウンロードすることができる。同様に、JavaAP▲2▼は、URL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterAB”を有しており、このJavaAP▲2▼がダウンロードされた携帯電話機40に接続されているビデオゲーム機50は、コンテンツサーバ10内の上記URLに対応付けられたコンテンツであるゲームキャラクタ“Johnson”および“Michael”の画像データやパラメータ情報をダウンロードすることができる。
【0038】
なお、JavaAPは、図4(b)に示されるように複数のURLを有する形態であってもよい。この場合、同図(b)に示されるJavaAP▲5▼がダウンロードされた携帯電話機40に接続されているビデオゲーム機50は、コンテンツサーバ10からJavaAP▲5▼が有する各URLに対応付けられたコンテンツをダウンロードすることができる。このように、JavaAP内に当該JavaAPの実行によりアクセスが許可されるリソースのURLを有する構成とすれば、JavaAPとURLとの対応付けを、例えばテーブルデータなどとして保持しておく必要がない。
【0039】
図2に戻り、通信インタフェース104は、インターネット20を介して当該コンテンツサーバ10と他の装置との間で行われるデータ通信を制御する回路である。また、CPU105は、ROM101やRAM102、HD103に格納されている各種プログラムを実行することにより、バス106を介して接続されている装置各部を制御する。
【0040】
<3.携帯電話機の構成>
図5は、図1に示された携帯電話機40のハードウェア構成を例示するブロック図である。同図に示されるように、携帯電話機40は、無線通信部401と、操作入力部402と、通話処理部403と、通信インタフェース404と、液晶表示部405と、記憶部406と、CPU410とを有し、これらの各部はバス411により接続されている。
【0041】
無線通信部401は、アンテナ401aを備え、基地局32との間で行われる無線データ通信を制御する。この無線通信部401は、CPU410の制御の下、例えば送話音声に関するデータやパケット通信用のデータなどを搬送波に重畳して無線信号を生成し、この無線信号をアンテナ401aから基地局32へ送信する。また、無線通信部401は、基地局32から送られてくる無線信号をアンテナ401aを介して受信し、これを復調して自機宛の受話音声に関するデータやパケット通信用のデータなどを得る。
【0042】
操作入力部402は、数字や文字、操作指示などを入力するための複数のキーを備え、これらのキーの操作に応じた操作信号をCPU410に出力する。通話処理部403は、例えばマイクロフォンやスピーカ、音声処理部などを有し、CPU410の制御の下、呼接続/切断処理を含む通話処理を行う。通信インタフェース404は、通信ケーブルを介して接続されたビデオゲーム機50との間で行われるデータ通信を制御する回路である。液晶表示部405は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表示制御を行う駆動回路とを有する。
【0043】
記憶部406は、ROM407と、RAM408と、例えばSRAM(Static−RAM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリ409とを有する。
【0044】
ROM407には、CPU410によって実行される各種プログラムなどが格納されている。このROM407には、例えば、携帯電話機40用のオペレーティングシステム(以下、OSと略称する)やWeb(World Wide Web)ブラウザのソフトウェア、JavaAPを当該携帯電話機40において実行するためのJava実行環境(以下、JREと略称する)のソフトウェアなどが格納されている。また、RAM408は、CPU410のワークエリアとして用いられ、CPU410により実行されるプログラムや、各種のデータが一時的に格納される。
【0045】
不揮発性メモリ409には、携帯電話機40用のアプリケーションプログラムや各種データが格納される。この不揮発性メモリ409は、JavaAP格納領域409aを有し、このJavaAP格納領域409aには、コンテンツサーバ10からダウンロードされたJavaAPが格納される。
【0046】
CPU410は、記憶部406に格納されている各種プログラムを実行することにより、バス411を介して接続されている装置各部を制御する。このCPU410は、本実施形態に特有な処理として、ビデオゲーム機50から通信インタフェース404を介して受信したアクセス要求に含まれているアクセス先のURLと、実行中のJavaAPが有するURLとを照合し、ビデオゲーム機50によるアクセスの可否を判別する。そして、CPU410は、ビデオゲーム機50によるアクセスを許可すると判別した場合、コンテンツサーバ10との間にパケット通信を行うための伝送路を確立し、ビデオゲーム機50からの要求に応じたコンテンツをコンテンツサーバ10からダウンロードするとともに、当該コンテンツをビデオゲーム機50へ送信する。
【0047】
<4.JavaAPの実行環境>
図6は、携帯電話機40におけるJavaAPの実行環境を例示する模式図である。同図に示されたJavaAPの実行環境を示す機能階層モデルは、最下層から順に、携帯電話機40のOSと、Javaアプリケーションマネージャ(以下、JAMと略称する)と、Javaバーチャルマシン(以下、JavaVMと略称する)と、JavaAPとを有する。
【0048】
ここで、JAMは、OSによる制御の下、JavaAPの実行に関するセキュリティなどを管理する機能を有している。また、JavaVMは、JAMの制御下においてJavaAPを実行するための機能を有しており、Javaの実行ファイル形式であるバイトコードを携帯電話機40のCPU410がOSを介して解釈可能な命令コードに変換する。これらのJAMおよびJavaVMのソフトウェアは、上述したJREに組み込まれており、携帯電話機40のROM407に格納されている。
【0049】
携帯電話機40のCPU410は、当該携帯電話機40の主電源が投入されると初期処理を行った後、ROM407からOSを読み出して実行する。また、CPU410は、JavaAPの起動指令に応じて、まず、ROM407からJREに組み込まれているJAMおよびJavaVMのソフトウェアを読み出してOS上において実行し、次いで、JavaVM上においてJavaAPを実行する。そして、これにより実行されたJavaAPに従って携帯電話機40の各部が制御される。
なお、図6においてJavaVMは、KVM(K Virtual Machine)であってもよいことは勿論である。
以上が本実施形態に係る通信システム1の構成である。
【0050】
[A−2.実施形態の動作]
次に、本実施形態の動作について説明する。
まず、コンテンツ提供事業者は、携帯電話機40あるいはビデオゲーム機50に提供するコンテンツを製作し、当該コンテンツをURLと対応付けてコンテンツサーバ10のコンテンツ格納領域103aに格納する。また、コンテンツ提供事業者は、コンテンツ格納領域103aに格納したコンテンツの中で、ビデオゲーム機50での利用を許諾したコンテンツについて、当該コンテンツをビデオゲーム機50が携帯電話機40を介してコンテンツサーバ10から取得できるようにするためのJavaAPを作成し、当該JavaAPをコンテンツサーバ10のJavaAP格納領域103bに格納する。
【0051】
<1.JavaAPのダウンロード>
図7は、携帯電話機40がコンテンツサーバ10からJavaAPを取得するまでの通信システム1各部の動作を例示するシーケンスチャートである。同図に示されるように、まず、携帯電話機40のユーザは、操作入力部402のキー操作によりWebブラウザの起動を指示する。このキー操作に応じて携帯電話機40のCPU410は、ROM407に格納されているWebブラウザのソフトウェアをRAM408に読み出して起動する(ステップS101)。
【0052】
次いで、ユーザは、ゲームデータをダウンロードしたいビデオゲームのソフトウェアパッケージまたは取扱説明書などに記載されているコンテンツサーバ10の通信アドレス(ドメインアドレス)を操作入力部402のキー操作により入力する。この入力操作に応じて携帯電話機40のCPU410は、入力された通信アドレスにより指定されるコンテンツサーバ10へ無線通信部401を介してアクセス要求を送信する(ステップS102)。このアクセス要求は、携帯電話機40が在圏している無線エリアをカバーする基地局32によって受信され、ゲートウェイサーバ31、インターネット20を介してコンテンツサーバ10へ送信される。
【0053】
コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのアクセス要求を通信インタフェース104を介して受信すると、コンテンツ格納領域103aからホームページのトップ画面データを読み出して携帯電話機40へ返信する(ステップS103)。携帯電話機40のCPU410は、コンテンツサーバ10からのトップ画面データを無線通信部401を介して受信すると、Webブラウザの機能によりトップ画面データに基づく画像を生成して液晶表示部405に表示する。
【0054】
このトップ画面の表示に応じてユーザによりメニュー選択が行われ、ゲームキャラクタのダウンロードサービスを選択する旨のキー操作が行われると(ステップS104)、携帯電話機40のCPU410は、ゲームキャラクタのダウンロードサービスを選択する旨のメニュー選択情報をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS105)。
【0055】
コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのメニュー選択情報を受信すると、コンテンツ格納領域103aからゲームキャラクタのダウンロードサービスに関する画面データを読み出して携帯電話機40へ返信する(ステップS106)。そして、携帯電話機40のCPU410は、コンテンツサーバ10から受信した画面データに基づく画像を生成して液晶表示部405に表示する。
【0056】
図8は、携帯電話機40の液晶表示部405に表示されるゲームキャラクタのダウンロードサービスに関する画面表示例を示す図である。まず、携帯電話機40の液晶表示部405には、同図(a)に示される画面が表示される。この図8(a)に示される画面においてキー操作により「利用説明」が選択されると、液晶表示部405には当該サービスに関する利用方法が表示される。
【0057】
ここで、利用方法として表示される内容には、例えば、ゲームキャラクタのデータをビデオゲーム機50にダウンロードするための手順や、ダウンロードに伴って携帯電話機40に情報提供料として課金される金額情報などがある。特に、ゲームキャラクタのデータをビデオゲーム機50にダウンロードする手順としては、まず、ダウンロードしたいゲームキャラクタ用のJavaAPを携帯電話機40にダウンロードした後、ビデオゲーム機50を通信ケーブルにより携帯電話機40に接続し、ビデオゲーム機50から携帯電話機40を介して当該コンテンツサーバ10へアクセスしてゲームキャラクタのデータをダウンロードする旨の説明が表示される。
【0058】
また、同図(a)に示される画面においてキー操作により「ゲームキャラクタの概要」が選択されると、液晶表示部405にはビデオゲーム機50にダウンロード可能な各ゲームキャラクタに関する簡易画像やパラメータ情報などが表示される。また、同図(a)に示される画面においてキー操作により「プログラムのダウンロード」が選択されると、液晶表示部405には図8(b)に示される画面が表示される。
【0059】
図8(b)の画面表示例は、前述した図3に示された各ゲームキャラクタをビデオゲーム機50へダウンロードするためのJavaAPのダウンロード画面である。同図(b)に示される画面には、▲1▼〜▲3▼の各項目毎に、1または2のゲームキャラクタ名およびそのレベル情報と、当該ゲームキャラクタ用のJavaAPのダウロードを指示するアイコン420a〜420cと、このJavaAPのダウンロードに応じて携帯電話機40に情報提供料として課金される課金金額とが表示されている。
【0060】
ここで、ユーザによりダウンロードするJavaAPの選択が行われ、キー操作によりいずれかのアイコン420a〜420cが指定されると(ステップS107)、携帯電話機40のCPU410は、JavaAPの選択情報を含んだダウンロード要求をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS108)。コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求に含まれているJavaAPの選択情報に対応するJavaAPをJavaAP格納領域103bから読み出して携帯電話機40へ送信する(ステップS109)。
【0061】
携帯電話機40のCPU410は、コンテンツサーバ10からのJavaAPを受信すると、当該JavaAPを不揮発性メモリ409内のJavaAP格納領域409aに格納する(ステップS110)。また、CPU410は、JavaAPの受信を完了すると、JavaAPのダウンロードが完了したことを示すダウンロード完了通知をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS111)。
【0062】
コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのダウンロード完了通知を受信すると、JavaAPのダウンロードに伴う課金料金と、携帯電話機40とのパケット通信の際に取得した当該携帯電話機40についてのパケット通信サービス用の加入者IDなどを含んだ課金情報をゲートウェイサーバ31へ送信する(ステップS112)。ゲートウェイサーバ31は、コンテンツサーバ10から受信した課金情報を蓄積し、予め定められた日時になると移動パケット通信網30の通信サービス事業者が管理している明細センタへ課金情報を送信する(ステップS113)。
【0063】
これにより明細センタにおいてJavaAPのダウンロードに伴う課金料金が加算された携帯電話機40のサービス利用明細が作成され、通信サービス事業者は、当該利用明細を用いてJavaAPのダウンロードに伴う課金料金をユーザから代行徴収する。そして、通信サービス事業者は、代行徴収した課金料金から手数料を差し引いた金額をコンテンツサーバ10のコンテンツ提供事業者に対して支払う。
【0064】
<2.コンテンツの取得>
次に、図9は、ビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10からコンテンツを取得するまでの通信システム1各部の動作を例示するシーケンスチャートである。ユーザは、図7に示された処理によりJavaAPを携帯電話機40にダウンロードした後、まず、ビデオゲーム機50を通信ケーブルにより携帯電話機40に接続する。次いで、ユーザは、ビデオゲーム機50の主電源を投入するとともに、ゲームソフトウェアが記録された記録媒体をビデオゲーム機50にセットする。
【0065】
この後、ユーザは、ビデオゲーム機50のコントローラを操作してビデオゲームの実行を指示する。これにより、ビデオゲーム機50にセットされた記録媒体からゲームソフトウェアが読み出されて実行され、ビデオゲーム機50に接続された表示装置60には、図10(a)に例示されるメニュー画面が表示される。このメニュー画面において「ゲームデータのダウンロード」がコントローラの操作により選択されると、ビデオゲーム機50は、図9に示されるように、まず、実行中のビデオゲームに関するJavaAPの起動要求を通信ケーブルを介して携帯電話機40へ送信する(ステップS201)。
【0066】
携帯電話機40のCPU410は、ビデオゲーム機50からの起動要求を通信インタフェース404を介して受信すると、当該起動要求に該当するJavaAPをJavaAP格納領域409aにおいて検索し、該当するJavaAPを読み出して起動する(ステップS202)。ここで前述したように、CPU410は、JavaAPの起動指令に応じて、まず、ROM407からJREに組み込まれているJAMおよびJavaVMのソフトウェアを読み出してOS上において実行し、次いで、JavaVM上においてJavaAPを起動する。また、CPU410は、JavaAPの起動を終えると、JavaAPを起動させたことを示す起動応答をビデオゲーム機50に送信する(ステップS203)。
【0067】
なお、上記ステップS202においてJavaAPが起動されると、携帯電話機40のCPU410は、以降、このJavaAPに従ってステップS203およびステップS206〜S212までの処理を行う。また、上記ステップS202において、検索の結果、該当するJavaAPが存在しなかった場合、携帯電話機40のCPU410は、まず、ダウンロードに必要なJavaAPが準備できていない旨のメッセージを液晶表示部405に表示する。次いで、CPU410は、同様のメッセージを表示装置60に表示させるためのメッセージ通知をビデオゲーム機50に送信した後、ゲームデータのダウンロードに関する処理を終了させる。
【0068】
一方、ビデオゲーム機50は、上記ステップS203において携帯電話機40から送信された起動応答を受信すると、ダウンロードするゲームデータの選択画面を表示装置60に表示させる。コンテンツサーバ10からダウンロードすることが可能なゲームデータとしては、前述したようにゲームキャラクタやゲームアイテムに関するデータ、ゲーム内容の一部を変更するためのソフトウェア、ゲームの攻略情報など種々のものが存在するが、ここではゲームキャラクタのデータをダウンロードする場合を例に挙げて説明を行う。
【0069】
まず、ビデオゲーム機50は、図10(b)に示されるように、ダウンロード可能な各ゲームキャラクタに関する情報を表示装置60に表示させる。ここで、ビデオゲーム機50にセットされた記録媒体に記録されているゲームソフトウェアには、コンテンツサーバ10が提供可能な各ゲームキャラクタ名と当該各ゲームキャラクタに対応付けられたURLとが予め格納されている。
【0070】
したがって、ゲームキャラクタのダウンロードに必要となるJavaAPが携帯電話機40に格納されているか否かに係らず、表示装置60には、図10(b)に示されるように、コンテンツサーバ10が提供可能な全てのゲームキャラクタ名やそのレベル情報などが表示される。既に図3を用いて説明したが、本実施形態におけるコンテンツサーバ10は、計5体のゲームキャラクタを提供可能である。したがって、図10(b)に示す画面には、5体のゲームキャラクタに関する情報が表示される。
【0071】
この画面においてコントローラの操作によりいずれかのゲームキャラクタが選択され、当該ゲームキャラクタのダウンロードが指示されると(ステップS204)、ビデオゲーム機50は、ゲームキャラクタの識別情報と当該ゲームキャラクタに対応付けられているURLとを含んだアクセス要求を携帯電話機40へ送信する(ステップS205)。
【0072】
携帯電話機40のCPU410は、ビデオゲーム機50からアクセス要求を受信すると、上記ステップS202において起動されたJavaAPに従って、まず、受信したアクセス要求に含まれているURLと実行中のJavaAPが有するURLとを照合し(ステップS206)、両方のURLが一致するか否かを判別する(ステップS207)。
【0073】
例えば、図3および図4に示されたゲームキャラクタ“Johnson”および“Michael”用のJavaAP▲1▼が携帯電話機40において実行されている場合を考える。ここで、ビデオゲーム機50からゲームキャラクタ“Johnson”のデータをダウンロードしたい旨のアクセス要求が携帯電話機40に入力されると、携帯電話機40のCPU410は、実行中のJavaAP▲1▼が有するURL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterAB”と、アクセス要求に含まれているゲームキャラクタ“Johnson”用のURL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterAB”とを照合する。この場合、両方のURLはCPU410により一致していると判定される。
【0074】
また、ビデオゲーム機50からゲームキャラクタ“Kelly”のデータをダウンロードしたい旨のアクセス要求が携帯電話機40に入力された場合、携帯電話機40のCPU410は、実行中のJavaAP▲1▼が有するURL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterAB”と、アクセス要求に含まれているゲームキャラクタ“Kelly”用のURL“http://abcd.co.jp/game/golf/charDLservice/characterCD”とを照合することとなる。この場合、両方のURLはCPU410により一致していないと判定される。
【0075】
さらに、ビデオゲーム機50から別のビデオゲームに関するゲームデータをダウンロードしたい旨のアクセス要求が携帯電話機40に入力された場合や別のコンテンツサーバへのアクセス要求が入力された場合は、当然、URLの照合結果が不一致となる。
【0076】
このようにして上記ステップS207における照合の結果、両方のURLが一致していないと判別された場合、携帯電話機40のCPU410は、実行中のJavaAPに従って、このゲームキャラクタのダウンロードに必要なJavaAPが携帯電話機40に格納されていない旨のメッセージを液晶表示部405に表示するとともに、同様のメッセージを表示装置60に表示させるためのメッセージ通知をビデオゲーム機50に送信した後(ステップS208)、ゲームデータのダウンロードに関する処理を終了させる。
【0077】
一方、上記ステップS207において両方のURLが一致したと判別された場合、携帯電話機40のCPU410は、このゲームキャラクタのダウンロードに関するビデオゲーム機50からのコンテンツサーバ10へのアクセスを許可し(ステップS209)、まず、実行中のJavaAPに従って、コンテンツサーバ10との間にパケット通信を行うための伝送路を確立する。次いで、CPU410は、実行中のJavaAPに従って、ビデオゲーム機50から受信したアクセス要求に含まれているゲームキャラクタの識別情報とURLとを読み出して、これらのデータを含んだダウンロード要求をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS210)。
【0078】
コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求に含まれているゲームキャラクタの識別情報とURLとに従って、コンテンツ格納領域103aから該当するゲームキャラクタの画像データおよびパラメータ情報を読み出す。そして、CPU105は、読み出したゲームキャラクタのデータをパケット通信により携帯電話機40へ送信する(ステップS211)。このステップS210およびS211におけるコンテンツサーバ10とのパケット通信は、携帯電話機40とコンテンツサーバ10との間で行われるものであり、クライアント側の通信の終端はあくまで携帯電話機40である。
【0079】
次いで、携帯電話機40のCPU410は、実行中のJavaAPに従って、ビデオゲーム機50との間でデータ通信を行い、コンテンツサーバ10から受信したゲームキャラクタのデータをビデオゲーム機50へ送信する(ステップS212)。ビデオゲーム機50は、携帯電話機40からゲームキャラクタのデータを受信すると、当該ゲームキャラクタのデータを内蔵するRAMまたはメモリカードに格納する(ステップS213)。
【0080】
そして、ビデオゲーム機50は、図10(c)に示されるように、このゲームキャラクタに関する画像およびパラメータ情報を表示装置60に表示させ、コントローラの操作に応じて当該キャラクタを使用してビデオゲームを行う旨が指示されると、このゲームキャラクタを用いたビデオゲームの処理を開始する(ステップS214)。
【0081】
以上説明したように本実施形態によれば、携帯電話機40は、当該携帯電話機40を介したビデオゲーム機50からのコンテンツサーバ10へのアクセスを制限することができる。特に、ビデオゲーム機50によるコンテンツサーバ10へのアクセスを携帯電話機40において制限することができるので、移動パケット通信網30やインターネット20などの通信網に対して不要なトラフィックが発生することを抑止することができる。また、このようなアクセス制限機能をJavaAPにより実現することができる。
【0082】
また、コンテンツサーバ10を用いて携帯電話機40あるいは当該携帯電話機40に接続されたビデオゲーム機50にコンテンツを提供するコンテンツ提供事業者は、自身がビデオゲーム機50での使用を許諾したコンテンツのみをビデオゲーム機50に提供することができる。
【0083】
さらに、このJavaAPは、携帯電話機40とビデオゲーム機50とのデータ通信を制御する機能を有している。したがって、携帯電話機40に接続されるビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10とのパケット通信機能を有していない場合であっても、携帯電話機40がJavaAPに従ってデータ通信を中継してやることにより、ビデオゲーム機50に対してコンテンツサーバ10が有するコンテンツを提供することができる。よって、携帯電話機40に接続されるビデオゲーム機50(電子機器)は、携帯電話機40とデータ通信が行えればよく、ビデオゲーム機50の機能を簡素化できる。
【0084】
[B.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態はあくまでも例示であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0085】
<変形例1>
上記実施形態では、携帯電話機40に接続される電子機器としてビデオゲーム機50を用いた場合について説明した。しかしながら、携帯電話機40に接続される電子機器としてパーソナルコンピュータ、PDA、カーナビゲーション装置などを用いてもよいことは勿論である。また、上記実施形態では、携帯電話機40とビデオゲーム機50を通信ケーブルで接続し、有線通信によりデータの送受信を行う場合について説明した。しかしながら、赤外線通信や、HomeRF(Home Radio Frequency)、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いて携帯電話機40とビデオゲーム機50との通信を行う構成であってもよい。
【0086】
<変形例2>
上記実施形態において、携帯電話機40に接続されるビデオゲーム機50などの電子機器(外部機器)の認証処理を行う構成としてもよい。
図11は、本変形例に係るビデオゲーム50、携帯電話機40およびコンテンツサーバ10の動作を例示するシーケンスチャートである。なお、本変形例における通信システム各部の構成は、基本的に上記実施形態における通信システム1と同じである。
【0087】
但し、コンテンツサーバ10のコンテンツ格納領域103aには、ビデオゲーム機50の機種やゲームソフトウェアの種類などに応じてコンテンツがURLと対応付けられて格納されている。また、JavaAP格納領域103bには、コンテンツ提供事業者によりビデオゲーム機50での使用が許諾されたコンテンツについて、ビデオゲーム機50の機種やゲームソフトウェアの種類毎に用意されたJavaAPが格納されている。
【0088】
まず、ユーザは、上記実施形態と同様に、ビデオゲーム機50を携帯電話機40に接続し、コントローラを操作してビデオゲーム機50にセットされたゲームソフトウェアの実行を指示する。これに応じてビデオゲーム機50は、ゲームソフトウェアを記録媒体から読み出して実行し、表示装置60に図10(a)に示されたメニュー画面を表示させる。このメニュー画面において「ゲームデータのダウンロード」がコントローラの操作により選択されると、ビデオゲーム機50は、当該ビデオゲーム機50にセットされた記録媒体から、ダウンロードサービスを提供しているコンテンツサーバ10用の認証用プログラムを読み出す(ステップS301)。
【0089】
ここで、この認証用プログラムは、コンテンツサーバ10がビデオゲーム機50または当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの正当性を認証する際に携帯電話機40において実行されるものである。なお、この認証用プログラムは、ビデオゲーム機50に対して着脱自在なメモリカードなどから読み出される形態であってもよい。
【0090】
次いで、ビデオゲーム機50は、当該ビデオゲーム機50またはビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの正当性をコンテンツサーバ10に認証してもらうために必要となる認証用データを取得する(ステップS302)。この認証用データとしては、例えば、ビデオゲーム機50のメモリに格納されている当該ビデオゲーム機50の機種や製造年月、製造メーカを識別するためのシリアルナンバーや、実行中のゲームソフトウェアに含まれている当該ゲームソフトウェアの種類やバージョン情報などを識別するためのシリアルナンバーなどがある。なお、これらの認証用データは、ユーザがコントローラを操作してビデオゲーム機50に入力する形態であってもよい。
【0091】
そして、ビデオゲーム機50は、認証用プログラムおよび認証用データを携帯電話機40へ送信するとともに(ステップS303)、図12(a)に示されるように、サイト(コンテンツサーバ10)との認証中である旨のメッセージを表示装置60に表示させる。携帯電話機40のCPU410は、ビデオゲーム機50から認証用プログラムおよび認証用データを受信すると、認証用プログラムを不揮発性メモリ409にインストールした後、当該認証用プログラムを実行し(ステップS304)、コンテンツサーバ10との間で認証処理を行う(ステップS305)。
【0092】
この認証処理において携帯電話機40のCPU410は、実行中の認証プログラムに従って、ビデオゲーム機50から送られてきた認証用データに当該認証用データの正当性を保証するためのディジタル署名を付加してコンテンツサーバ10へ送信する。また、コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40から受信したディジタル署名の付加された認証用データに基づいてビデオゲーム機50または当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの正当性を認証する(ステップS306)。
【0093】
この認証処理の結果、コンテンツサーバ10のCPU105は、ビデオゲーム機50または当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの正当性が否認された場合は、認証結果が不成立であった旨のメッセージを携帯電話機40あるいはビデオゲーム機50に接続された表示装置60に表示させるためのメッセージデータを含んだ認証応答を携帯電話機40へ送信した後(ステップS307)、ゲームデータのダウンロードに関する処理を終了させる。
【0094】
一方、コンテンツサーバ10のCPU105は、上記ステップS305,S306において、ビデオゲーム機50または当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの正当性が認証されると、このビデオゲーム機50からの携帯電話機40を介した当該コンテンツサーバ10へのアクセスを許可する(ステップS308)。
【0095】
そして、コンテンツサーバ10のCPU105は、認証が成立したことを示す認証応答を携帯電話機40へ送信する(ステップS309)。携帯電話機40は、コンテンツサーバ10からの認証応答を受信すると、この認証応答をビデオゲーム機50へ送信する(ステップS310)。ビデオゲーム機50は、携帯電話機40から受信した認証応答に応じて、認証が成立した旨のメッセージを表示装置60に表示させるとともに、図12(b)に示されるように、この後、携帯電話機40にJavaAPが格納されるまでの間、携帯電話接続モードの準備中である旨のメッセージを表示装置60に表示させる。
【0096】
一方、コンテンツサーバ10のCPU105は、上記ステップS309において認証応答を携帯電話機40へ送信した後、認証処理により取得した、例えば、ビデオゲーム機50の機種や、実行されているゲームソフトウェアの種類などを示す情報に従ってJavaAP格納領域103bの中から該当するJavaAPを検索し、該当するJavaAPを取得する。そして、コンテンツサーバ10のCPU105は、取得したJavaAPを携帯電話機40へ送信する(ステップS311)。
【0097】
なお、本変形例では、上述したように、コンテンツサーバ10が認証処理により得たビデオゲーム機50の機種や、実行されているゲームソフトウェアの種類などに応じたJavaAPを取得して携帯電話機40へ送信する構成とした。しかしながら、上記実施形態において図7に示されたステップS101〜S109までの制御手順を適用し、携帯電話機40からのダウンロード要求に応じたJavaAPをコンテンツサーバ10からダウンロードする構成としてもよいことは勿論である。この場合、ビデオゲーム50に接続された表示装置60には、図12(c)に示されるように、ユーザの操作により携帯電話機40にJavaAPが格納されるまでの間、携帯電話接続モードの準備中である旨のメッセージが表示装置60に表示される。
【0098】
次いで、携帯電話機40は、コンテンツサーバ10からのJavaAPを受信すると、当該JavaAPを不揮発性メモリ409内のJavaAP格納領域409aに格納し(ステップS312)、JavaAPのダウンロードが完了したことを示すダウンロード完了通知をコンテンツサーバ10へ返信する(ステップS313)。コンテンツサーバ10のCPU105は、携帯電話機40からのダウンロード完了通知の受信に応じて課金情報をゲートウェイサーバ31に送信し、これによりゲートウェイサーバ31においてJavaAPのダウンロードに伴う情報提供料の課金処理が行われる。
【0099】
また、携帯電話機40は、上記ステップS313の処理の後、ビデオゲーム機50に対してもダウンロード完了通知を送信する(ステップS314)。ビデオゲーム機50は、携帯電話機40からダウンロード完了通知を受信すると、JavaAPのダウンロードが完了したことを示すメッセージを表示装置60に表示させるとともに、図12(d)に示されるように、携帯電話接続モードへ移行する旨のメッセージを表示装置60に表示させる。
【0100】
これによりビデオゲーム機50は、携帯電話機40において実行されるJavaAPのアクセス制限機能の下、携帯電話機40を介してコンテンツサーバ10からコンテンツをダウンロードすることが可能となる。なお、図11に示されるステップS315以降の処理は、図9に示されたステップS101以降の処理と同様であるので説明を省略することとする。
【0101】
以上説明したように本変形例によれば、コンテンツサーバ10は、携帯電話機40に接続されているビデオゲーム機50あるいは当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの認証を行い、認証処理により得たビデオゲーム機50の機種や実行中のゲームソフトウェアの種類などに応じたJavaAPを取得して携帯電話機40へ送信する。そして、携帯電話機40において実行されるJavaAPにより、ビデオゲーム機50からの携帯電話機40を介したコンテンツサーバ10へのアクセスが制限される。
【0102】
したがって、コンテンツ提供事業者は、ビデオゲーム機50の種類や当該ビデオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの種類に応じたコンテンツのみをコンテンツサーバ10からビデオゲーム機50に提供することができる。
【0103】
また、本変形例を携帯電話機40に接続される電子機器の種類や機種などに応用すれば、コンテンツ提供事業者によりコンテンツの使用が許諾された特定の電子機器のみがコンテンツサーバ10からコンテンツを取得できるようになる。例えば、電子手帳の製造メーカが自社のホームページ上において当該電子手帳用のアプリケーションプログラムや当該電子手帳のシステムプログラムのバージョンアップ版のダウンロードサービスを行う場合に本変形例を適用すれば、この製造メーカの製造した電子手帳のみが携帯電話機40を介してホームページ上から上記アプリケーションプログラムやシステムプログラムのバージョンアップ版を取得することができる。
【0104】
<変形例3>
上記実施形態では、図9においてステップS101に示されたように、携帯電話機40にダウンロードされたJavaAPをビデオゲーム機50から起動させる場合について説明した。しかしながら、JavaAPは、携帯電話機40における操作入力部402からの指令に応じて起動される構成であってもよい。この場合、携帯電話機40の液晶表示部405には、図13に示されるようにJavaAP格納領域103bに格納されている各JavaAPの一覧が表示され、ユーザは、操作入力部402のキー操作に応じて起動するJavaAPを指定する。
【0105】
<変形例4>
上記実施形態では、JavaAPがコンテンツサーバ10から携帯電話機40にダウンロードされる場合について説明した。しかしながら、JavaAPは、ビデオゲーム機50から携帯電話機40に送信されて携帯電話機40のJavaAP格納領域409aに格納される構成であってもよい。この場合、ビデオゲーム機50にセットされている記録媒体やメモリカードにJavaAPが予め格納されている。
【0106】
<変形例5>
上記実施形態では、図9においてステップS112およびS113に示されたように、JavaAPのダウンロードに応じて情報提供料の課金が行われる場合について説明した。しかしながら、ビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10からコンテンツを取得した際に情報提供が課金される構成であってもよい。上記実施形態における課金体系の場合は、JavaAPを携帯電話機40にダウンロードした際に情報提供料が課金されるので、その後、JavaAPによりアクセスが許可されたコンテンツをビデオゲーム機50に何回ダウンロードしても情報提供料は課金されない。これに対して本変形例の構成とすれば、ビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10からコンテンツを取得するたびに情報提供料が課金される。
【0107】
<変形例6>
上記実施形態において、ビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10からコンテンツを取得するまでの通信システム1各部の動作(図9参照)は、以下に説明する制御手順に順じて行われるものであってもよい。
【0108】
図14は、本変形例に係るビデオゲーム50、携帯電話機40およびコンテンツサーバ10の動作を例示するシーケンスチャートである。なお、本変形例における通信システム各部の構成は、基本的に上記実施形態における通信システム1と同じである。
【0109】
まず、ビデオゲーム機50は、上記実施形態と同様に、コントローラからの起動指令の入力に応じてゲームソフトウェアを記録媒体から読み出して実行し、表示装置60に図10(a)に示されたメニュー画面を表示させる。このメニュー画面において「ゲームデータのダウンロード」がコントローラの操作により選択されると、ビデオゲーム機50は、図14に示されるように、実行中のビデオゲームに関するJavaAPの起動要求を携帯電話機40に送信する(ステップS401)。
【0110】
携帯電話機40のCPU410は、ビデオゲーム機50からの起動要求を受信すると、当該起動要求に該当するJavaAPをJavaAP格納領域409aにおいて検索し、該当するJavaAPを読み出して起動する(ステップS402)。次いで、CPU410は、起動させたJavaAPに従って、当該JavaAPの実行によりビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10からダウンロードすることの可能なゲームデータの識別情報、例えば、ゲームキャラクタのデータをダウンロードすることが可能であるならば、そのゲームキャラクタ名などの情報を取得し(ステップS403)、当該識別情報を含んだ起動応答をビデオゲーム機50へ送信する(ステップS404)。
【0111】
ビデオゲーム機50は、携帯電話機40から起動応答を受信すると、当該起動応答に含まれている識別情報をダウンロード可能なゲームデータとして図15に示されるように表示装置60に表示させる(ステップS405)。この図15に示される画面表示例は、携帯電話機40において実行されているJavaAPがゲームキャラクタ“Kelly”および“Richard”用のJavaAPである場合について示している。同図に示されるように、表示装置60の画面には、ダウンロード可能なゲームデータとしてゲームキャラクタ名“Kelly”および“Richard”が太字および下線が付与されて表示されている。また、このJavaAPではダウンロードすることのできない他のゲームキャラクタは、より小さな文字および細字で名前が表示されている。
【0112】
この画面においてユーザは、コントローラを操作して太字および下線が付与されて表示されているゲームキャラクタを選択することが可能であり、この選択対象となるゲームキャラクタのいずれかが選択されてダウンロードが指示されると(ステップS406)、ビデオゲーム機50は、ゲームキャラクタの識別情報を含んだダウンロード要求を携帯電話機40へ送信する(ステップS407)。
【0113】
携帯電話機40のCPU410は、ビデオゲーム機50からダウンロード要求を受信すると、上記ステップS402において起動されたJavaAPに従って、まず、ビデオゲーム機50から受信したダウンロード要求に含まれているゲームキャラクタの識別情報に対応するURLを当該JavaAPの中から読み出して取得する(ステップS408)。次いで、CPU410は、実行中のJavaAPに従って、コンテンツサーバ10との間にパケット通信を行うための伝送路を確立し、ゲームキャラクタの識別情報およびURLを含んだダウンロード要求をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS409)。
なお、ステップS410以降の処理は、図9に示されたステップS211以降の処理と同様であるので説明を省略することとする。
【0114】
このような制御構成であっても上記実施形態と同様に、携帯電話機40は、当該携帯電話機40を介したビデオゲーム機50からのコンテンツサーバ10へのアクセスを制限することができる。また、本変形例の場合、携帯電話機40において実行されているJavaAPによりダウンロードが可能となるゲームデータの情報を事前にビデオゲーム機50に通知する構成としているので、上記実施形態の図9おいてステップS206〜S209に示したように、携帯電話機40においてURLを照合し、ビデオゲーム機50によるアクセスの可否を判別する必要がない。
【0115】
<変形例7>
上記実施形態においてコンテンツサーバ10は、インターネット20に接続されている構成とした。しかしながら、コンテンツサーバ10は、専用線を介して移動パケット通信網30のゲートウェイサーバ31に直接接続されている構成であってもよい。また、上記ゲートウェイサーバ31がコンテンツサーバ10の機能を有する構成であってもよい。さらに、コンテンツサーバ10が移動パケット通信網30内に設置されている構成であってもよい。
【0116】
<変形例8>
上記実施形態では、中継装置としてパケット通信機能を有する携帯電話機40を用いた場合について説明した。しかしながら、中継装置としてPHS(Personal Handyphone System:登録商標)端末や、移動パケット通信網30を介してデータ通信を行うことが可能なPDA(Personal Digital Assistant)やモバイルコンピュータなどを用いてもよいことは勿論である。
【0117】
また、図16に示されるように、本発明は、移動パケット通信網30などの移動通信網を介さない通信システム2に対しても適用することが可能である。この場合、同図に示される中継装置45としてサーバやパーソナルコンピュータ、PDAなどを用いることができることは勿論である。また、インターネット20は、イントラネットやLAN(Local Area Network)などであってもよい。
【0118】
<変形例9>
上記実施形態では、携帯電話機40に接続されたビデオゲーム機50がコンテンツサーバ10とのパケット通信機能を有していない場合について説明した。しかしながら、携帯電話機40に接続された電子機器は、コンテンツサーバ10とのパケット通信機能を有するパーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0119】
この場合、携帯電話機40において実行されるJavaAPは、携帯電話機40に接続されたパーソナルコンピュータから受信したURLと当該JavaAPが有するURLとの照合結果に基づいてパーソナルコンピュータとコンテンツサーバ10とのデータ通信を中継するか否かを決定する。そして、データ通信を許可する旨が決定された場合、携帯電話機40は、パーソナルコンピュータとコンテンツサーバ10との間で行われるデータ通信の中継を単なるルータとして行う。また、データ通信を許可しない旨が決定された場合、携帯電話機40は通信の中継を行わない。
【0120】
<変形例10>
上記実施形態では、アクセスを許可したリソースのURLを有するJavaAPを通信により携帯電話機40にダウンロードする場合について説明した。しかしながら、このJavaAPは、通信に限らず、例えば、光記録媒体や磁気記録媒体、半導体メモリなどの任意の記録媒体を用いて携帯電話機40に提供される形態であってもよい。言うまでもないが、この場合、携帯電話機40には、記録媒体からJavaAPを読み出すための手段が必要となる。また、JavaAPは、携帯電話機40の不揮発性メモリ409やROM407に予め格納されている形態であってもよい。
【0121】
<変形例11>
上記実施形態では、JavaAP内に、アクセスを許可したリソースのURLが含まれている場合について説明したが、このURLは、JavaAPとの対応付けがなされていればJavaAPの外部に存在する形態であってもよい。
【0122】
また、上記実施形態では、アクセスを許可したリソースのURLを有するプログラムがJavaプログラミング言語で記述されたJavaAPである場合について説明した。しかしながら、Java以外のプログラミング言語で記述されたプログラムを用いてもよいことは勿論である。
【0123】
例えば、図17において、アプリケーションプログラムαは、上記実施形態において説明したJavaAPと同様の機能を有するプログラムであるが、携帯電話機40のOS上で実行されるアプリケーションプログラムである。このアプリケーションプログラムαは、JAMおよびJavaVMを介さずにCPU410により実行される。このように、OS上で実行されるプログラムを用いて本発明を実施することも可能である。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、中継装置は、当該中継装置を介した電子機器からの通信装置へのアクセスを制限することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係る携帯電話機を含む通信システムの構成を例示するブロック図である。
【図2】 同実施形態に係るコンテンツサーバのハードウェア構成を例示するブロック図である。
【図3】 同実施形態に係るコンテンツサーバのコンテンツ格納領域に格納されるコンテンツとURLとの対応関係を説明するための図である。
【図4】 同実施形態に係るJavaAPが有するURLについて例示する図である。
【図5】 同実施形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を例示するブロック図である。
【図6】 同実施形態に係る携帯電話機において、JavaAPの実行環境を例示する模式図である。
【図7】 同実施形態に係る携帯電話機がコンテンツサーバからJavaAPを取得するまでの通信システム各部の動作を例示するシーケンスチャートである。
【図8】 同実施形態に係る携帯電話機の液晶表示部に表示されるゲームキャラクタのダウンロードサービスに関する画面表示例を示す図である。
【図9】 同実施形態に係るビデオゲーム機がコンテンツサーバからコンテンツを取得するまでの通信システム各部の動作を例示するシーケンスチャートである。
【図10】 同実施形態に係るビデオゲーム機に接続された表示装置に表示される画面表示例を示す図である。
【図11】 本発明の変形例2に係るビデオゲーム装置、携帯電話機およびコンテンツサーバの動作を例示するシーケンスチャートである。
【図12】 変形例2に係るビデオゲーム機に接続された表示装置に表示される画面表示例を示す図である。
【図13】 変形例3に係る携帯電話機の液晶表示部に表示されるJavaAPの起動指示に関する画面表示例を示す図である。
【図14】 本発明の変形例6に係るビデオゲーム装置、携帯電話機およびコンテンツサーバの動作を例示するシーケンスチャートである。
【図15】 変形例6に係るビデオゲーム機に接続された表示装置に表示される画面表示例を示す図である。
【図16】 本発明の変形例8に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。
【図17】 本発明の変形例11に係る携帯電話機において、アプリケーションプログラムの実行環境を例示する模式図である。
【符号の説明】
1,2……通信システム、10……コンテンツサーバ、20……インターネット、30……移動通信パケット網、31……ゲートウェイサーバ、32……基地局、40……携帯電話機、45……中継装置、50……ビデオゲーム機、60……表示装置、101……ROM、102……RAM、103……HD、103a……コンテンツ格納領域、103b……JavaAP格納領域、104……通信インターフェース、105……CPU、106……バス、401……無線通信部、401a……アンテナ、402……操作入力部、403……通話処理部、404……通信インターフェース、405……液晶表示部、406……記憶部、407……ROM、408……RAM、409……不揮発性メモリ、409a……JavaAP格納領域、410……CPU、411……バス、420a〜420c……アイコン。

Claims (11)

  1. 電子機器と通信装置とのデータ通信を中継する中継装置であって、
    前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するためのプログラム、および当該プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたプログラムおよび通信アドレス記憶する記憶手段と、
    前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと前記記憶手段に記憶されている通信アドレスとを照合する照合手段と、
    前記照合手段による照合結果が一致した場合に、前記プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継手段と
    を有することを特徴とする中継装置。
  2. 前記電子機器に関する情報は、当該電子機器の種類を示す情報である ことを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  3. 前記電子機器に関する情報は、当該電子機器で実行されているソフトウェアの種類を示す情報である
    ことを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  4. 操作指令を入力する入力手段をさらに有し、
    前記照合手段は、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと、前記入力手段から入力された起動指令により起動された前記プログラムに対応付けられている通信アドレスとを照合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  5. 前記照合手段は、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと、前記電子機器から受信した起動指令により起動された前記プログラムに対応付けられている通信アドレスとを照合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  6. 中継装置はパケット通信機能を有する携帯電話機である
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  7. 前記プログラムは、Java(登録商標)プログラミング言語で記述されたプログラムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  8. 中継装置を介した電子機器と通信装置とのデータ通信を制御する通信制御方法であって、
    前記中継装置が、前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するためのプログラムおよび当該プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得過程と、
    前記中継装置が、前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと前記取得過程にて取得された通信アドレスとを照合する照合過程と、
    前記中継装置が、前記照合過程による照合結果が一致した場合に、前記プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継過程と を有することを特徴とする通信制御方法。
  9. 前記取得過程と前記照合過程との間に行われる過程であって、
    前記中継装置に対して前記プログラムおよび当該プログラムに対応付けられた前記通信アドレスを提供した装置が、これらの提供に伴う課金情報および前記中継装置から取得した当該中継装置の識別情報を前記中継装置の通信料金を管理する管理サーバへ送信する送信過程と、
    前記管理サーバが前記送信過程にて送信された課金情報に基づいて前記中継装置の通信料金を更新する課金過程とをさらに有する ことを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  10. 電子機器と通信装置とのデータ通信を中継するコンピュータに、
    前記電子機器から当該電子機器に関する情報を受信し、当該受信した電子機器に関する情報を用いて、前記データ通信を中継するための通信制御プログラム、および当該通信制御プログラムに対応付けられた通信アドレスであって、前記電子機器とのデータ通信を許可している通信装置の通信アドレスをネットワークを介して取得する取得機能と、
    前記電子機器から受信したアクセス先の通信アドレスと、前記取得機能により取得された通信アドレスとを照合する照合機能と、
    前記照合過程による照合結果が一致した場合に、前記通信制御プログラムに従って、前記電子機器と前記通信アドレスにより指定される通信装置とのデータ通信を中継するデータ中継機能と を実現させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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