JP5111035B2 - ロールブラインド - Google Patents
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Description
本発明の目的は、スクリーンの長さの調整が容易なロールブラインドを提供することにある。
本発明の別の目的は、座溝に対するスクリーン端部の固定及び取り外しが比較的容易なロールブラインドを提供することにある。
その特徴ある構成は、図1に詳しく示すように、スクリーン16の他端がスクリーン固定部材18の内部にスクリーン16の長さを調整し得るように収容され、かつスクリーン固定部材18がバー本体19の一方の側部に揺動可能にバー本体19の全長に亘って設けられたところにある。
この請求項1に記載されたロールブラインドでは、スクリーン16の長さが足りなくなったり又はその長さが長すぎた場合には、スクリーン固定部材18の内部にそのスクリーン16の他端を収容し又はそのスクリーン固定部材18の内部からスクリーン16の他端を引き出すことによりその長さを調整することができる。
一方、取付ロッド22の引き出し側側部を座溝21の他方の側部に収容させ、その状態で取付ロッド22の巻回側側部を間隔Hを介して座溝21から引き出すことにより、スクリーン16の他端を座溝21から取り外すことができる。よって、スクリーンの他端の固定に際して、従来必要であった取付ロッドを支持バー又は巻き取りロッドの長手方向にずらすようなことは必要としない。このため、座溝21に対するスクリーン16端部の固定及び取り外しを従来に比較して容易にすることができる。
この請求項4に記載されたロールブラインドでは、離脱テープ24の他端を引っ張るだけの比較的簡単な作業でスクリーン16の巻回側側部を他方の係止片21bと一方の係止片21aとの間隔Hから離脱する方向に移動させることができる。このため、スクリーン16の他端を座溝21から取り外すことを更に容易にすることができる。
この請求項5に記載されたロールブラインドでは、取付ロッド22の引き出し側側部を座溝21の他方の側部に収容させても、カバー部材26の存在により、取付ロッド22の巻回側側部を一方の係止片21aと他方の係止片21bとの間隔Hから離脱させることができない。このため、スクリーン16の他端が通常の使用状態において座溝21から外れることを防止することができる。
一方、カバー部材を一方の係止片に離脱可能に取付ければ、そのカバー部材と他方の係止片との間隔と他方の係止片の幅の和が取付ロッドの横断面における長径より小さくなることを条件として、スクリーンの他端が通常の使用状態において座溝から外れることを有効に防止することができる。
図4及び図5に示すように、ロールブラインド10は、天井10b又は壁面に取付ブラケット10a(図4)を介して取付けられる上方端部支持バー11と、その支持バー11の両端に対向して配置された一対の支持ブラケット12,12と、その一対の支持ブラケット12,12に両端が枢支されて支持バー11に沿う巻き取りロッド13とを備える。この実施の形態における上方端部支持バー11は、天井10b又は壁面に取付ブラケット10aを介して直接的に取付けられるバー本体19と、そのバー本体19の一方の側部にその一方の側部から突出して設けられたスクリーン固定部材18とを有する。図4に示すブラケット10aは天井10bに取付ねじ10cにより取付けられる場合を示し、このブラケット10aがバー本体19を両側から係止することにより天井10bにこのバー本体19を固定するように構成される。
また、スクリーン16の他端が巻回された取付ロッド22が座溝21に収容された状態で、一方の係止片21aには、その一方の係止片21aと他方の係止片21bとの間隔Hを狭めるカバー部材26が離脱可能に取付けられる。図2(d)〜(f)に詳しく示すように、このカバー部材26は一対の挟持片26a,26bを連結片26cで連結する断面U字状に形成され、一対の挟持片26a,26bの間に一方の係止片21aを挿入させることによりその一方の係止片21aに取付けられ、一対の挟持片26a,26bの間からその一方の係止片21aを離脱させることによりその一方の係止片21aからカバー部材26を離脱可能に構成される。そして、このカバー部材26は、図2(f)に示すように、一方の係止片21aに取付けられた状態で、そのカバー部材26と他方の係止片21bとの間隔hと他方の係止片21bの幅nの和(h+n)が取付ロッド22の横断面における長径Yより小さくなるように構成される。
最初に、スクリーン16の他端を支持バー11に固定する手順を説明する。この実施の形態では、支持バー11がバー本体19とスクリーン固定部材18とを有し、この固定部材18にスクリーン16の他端が固定される。そして、固定部材18にスクリーン16を固定するために、先ず、取付ロッド22にスクリーン16の他端を巻回させる。即ち、図3(a)に示すように、取付ロッド22の一方の平板面にスクリーン16の他端を両面粘着テープ23により貼り付ける。その後、取付ロッド22を回転させることにより取付ロッド22にスクリーン16の端部を巻回させる。この実施の形態では、図3(c)に示すように、取付ロッド22を1.5回転させた状態を通常の状態とし、この状態の取付ロッド22を座溝21に収容する。
また、上述した実施の形態では、ロールブラインド10における支持バー11に形成された座溝21に取付ロッド22を介してスクリーン16の他端を固定する場合を説明したが、ロールブラインド10における巻き取りロッド13に形成された座溝13aにスクリーン16の一端を固定する場合に適用しても良い。
更に、上述した実施の形態では、支持バー11を天井10bに取付ける場合を説明したが、図6に示すように、支持バー11は壁面に取付けるようにしても良い。
11 支持バー
13 巻き取りロッド
16 スクリーン
18 スクリーン固定部材
19 バー本体
21 座溝
21a 一方の係止片
21b 他方の係止片
22 取付ロッド
24 離脱テープ
26 カバー部材
Y 取付ロッドの横断面における長径
W 座溝の幅
X 取付ロッドの横断面における短径
D 座溝の深さ
m 一方の係止片の幅
n 他方の係止片の幅
H 一方の係止片と他方の係止片の間隔
h カバー部材と他方の係止片との間隔
Claims (5)
- 天井(10b)又は壁面に取付けられるバー本体(19)と、前記バー本体(19)の一方の側部にその一方の側部から突出して設けられたスクリーン固定部材(18)と、前記バー本体(19)に回転可能に取付けられた巻き取りロッド(13)と、前記巻き取りロッド(13)に一端が固定されて前記巻き取りロッド(13)から垂下し錘本体(17)で折り返されて他端が前記スクリーン固定部材(18)に固定されたスクリーン(16)とを備えたロールブラインドであって、
前記スクリーン(16)の他端が前記スクリーン固定部材(18)の内部に前記スクリーン(16)の長さを調整し得るように収容され、かつ前記スクリーン固定部材(18)は前記バー本体(19)の一方の側部に揺動可能に前記バー本体(19)の全長に亘って設けられたことを特徴とするロールブラインド。 - スクリーン固定部材(18)に長手方向に断面C字状の座溝(21)が形成され、
前記座溝(21)の横断面における一方の側部を覆って断面C字状を構成する一方の係止片(21a)の幅(m)が前記一方の係止片(21a)に対向しかつ前記座溝(21)の横断面における他方に側部を覆って断面C字状を構成する他方の係止片(21b)の幅(n)より小さく形成され、
横断面が長方形状、長円形状又は楕円形状を成す取付ロッド(22)にスクリーン(16)の他端が巻回された状態で前記取付ロッド(22)とともに前記スクリーン(16)の他端が前記座溝(21)に収容され、
前記一方の係止片(21a)と前記他方の係止片(21b)の間隔(H)と前記一方の係止片(21a)の幅(m)の和(H+m)が前記取付ロッド(22)の横断面における長径(Y)より小さく形成され、
前記取付ロッド(22)の横断面における前記スクリーン(16)の巻回側側部が前記一方の側部に収容された状態で前記取付ロッド(22)の横断面における前記スクリーン(16)の引き出し側側部が前記他方の係止片(21b)に当接して前記スクリーン(16)の他端が前記スクリーン固定部材(18)の内部に収容された請求項1記載のロールブラインド。 - 一方の係止片(21a)と他方の係止片(21b)の間隔(H)を介してスクリーン(16)の他端が巻回された取付ロッド(22)を挿脱できるように前記間隔(H)が前記取付ロッド(22)の横断面における短径(X)より大きく形成され、
前記取付ロッド(22)の横断面における前記スクリーン(16)の引き出し側側部が前記
座溝(21)の他方の側部に収容された状態で前記取付ロッド(22)の横断面における前記スクリーン(16)の巻回側側部が前記間隔(H)を介して挿脱できるように前記間隔(H)と前記他方の係止片(21b)の幅(n)の和(H+n)が前記取付ロッド(22)の横断面における長径(Y)より大きく形成された請求項2記載のロールブラインド。 - 一端が座溝(21)の底壁に固着され他端が一方の係止片(21a)と他方の係止片(21b)との間隔(H)から前記座溝(21)の外部に引き出された離脱テープ(24)が前記座溝(21)の一方の側部内面に設けられ、
他端を引っ張ることにより伸長する前記離脱テープ(24)は前記座溝(21)の一方の側部に収容された取付ロッド(22)の横断面におけるスクリーン(16)の巻回側側部を前記他方の係止片(21b)と前記一方の係止片(21a)との間隔(H)から離脱する方向に移動させる請求項3記載のロールブラインド。 - 一方の係止片(21a)と他方の係止片(21b)との間隔(H)を狭めるカバー部材(26)が前記一方の係止片(21a)に離脱可能に取付けられ、
前記一方の係止片(21a)に取付けられた前記カバー部材(26)と前記他方の係止片(21b)との間隔(h)と前記他方の係止片(21b)の幅(n)の和(h+n)が前記取付ロッド(22)の横断面における長径(Y)より小さくなる請求項3又は4記載のロールブラインド。
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