JP5869952B2 - ガイドレールの消音帯及びガイドレールへの消音帯の取付方法 - Google Patents

ガイドレールの消音帯及びガイドレールへの消音帯の取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、開閉体の移動をガイドするガイドレールに取付けられる消音帯等に関する。
後述するガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合する係合部と、ガイド板部の外表面を覆って開閉体とガイドレールのガイド板部の外表面との接触を防止する消音機能部と、ガイドレールの内表面と接触して係合板部と係合部との係合解除を防止する外れ防止部とを備え、係合部がガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合することでガイドレールに取付けられ、外れ防止部の機能によりガイドレールから外れないように構成された消音帯が知られている(例えば特許文献1等参照)。
特開平7−269255号公報
しかしながら、従来の消音帯は、ガイドレールから外れないように構成されている故に、ガイドレールの内側からガイドレールに取付けることができず、ガイドレールに消音帯を取付ける際には、シャッター装置のような開閉装置を設置する際にガイドレールの長手方向の端からガイドレールのガイド板部と係合板部との間に消音帯を長手方向の一端側より挿入していって取付けるようにしている。従って、一旦、開閉装置を設置した後においては、ガイドレールの長手方向の上端にはシャッターボックスが設置されていたり、ガイドレールの長手方向の下端は床に設置されているので、ガイドレールの長手方向の端から消音帯を取付けたりすることは困難である。
従って、消音帯を交換する場合には、消音帯が取付けられたガイドレールを建物から取り外して消音帯を交換するようにしていた。
このように、消音帯が取付けられたガイドレールを建物から取り外して消音帯を交換する場合、ガイドレールを建物から取り外す際に、床や壁等の一部を壊さなければならない場合もあり、費用や時間がかかるといった問題があった。
本発明は、ガイドレールを建物から取り外すことなく、ガイドレールに取付けることが可能なガイドレールの消音帯等を提供する。
本発明に係るガイドレールの消音帯は、長尺板により形成された底板部と、底板部の長手方向に沿った両端より互いに対向するように延長する一対の側板部と、各側板部の先端より互いに近づく方向に延長する一対の前板部と、各前板部の先端より互いに対向して底板部に近づく方向に延長する一対のガイド板部と、各ガイド板部の先端より互いに離れる方向に延長する一対の係合板部とを備えたガイドレールに取付けられる消音帯であって、ガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合する係合部と、ガイド板部及び係合板部の外表面を覆って開閉体とガイドレールのガイド板部の外表面との接触を防止する消音機能部と、ガイドレールの内表面と接触して係合板部と係合部との係合解除を防止する外れ防止部とを備え、係合部がガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合することでガイドレールに取付けられる消音帯において、長手方向の少なくとも一方の端部において外れ防止部が除去された除去部を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るガイドレールへの消音帯の取付方法は、上記消音帯の係合部をガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入してガイドレールの係合板部と係合させることで消音帯をガイドレールに取付けるガイドレールへの消音帯の取付方法であって、ガイドレールの一対のガイド板部の対向間の開口を介して消音帯の除去部をガイドレールの外側からガイドレールの内側に入れて除去部の係合部をガイドレールの係合板部と係合させた後に、除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、消音帯の除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたことを特徴とする。
また、押込具を用いて除去部の係合部をガイドレールの係合板部と係合させた後、保持具を用いて除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、上記押込具を用いて除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたことも特徴とする。
本発明に係る消音帯によれば、長手方向の少なくとも一方の端部において外れ防止部が除去された除去部を備えたので、ガイドレールを建物から取り外すことなく、ガイドレールに取付けることが可能となる。
本発明に係るガイドレールへの消音帯の取付方法によれば、消音帯の除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、消音帯の除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたので、消音帯の除去部以外の部分の係合部をガイド板部と係合板部との間に簡単に挿入でき、消音帯の取付作業を確実かつ容易に行える。
また、保持具を用いて除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、押込具を用いて除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたので、消音帯の取付作業をより確実かつより容易に行える。
シャッター装置を示す斜視図。 (a)は消音帯が取付けられたガイドレールを示す斜視図、(b)は(a)図の断面図。 消音帯を示す断面図。 消音帯を示す側面図。 消音帯を示す斜視図。 消音帯をガイドレールに取り付ける方法の手順を示す図。 取付具を用いて消音帯をガイドレールに取り付ける方法を示す断面図。 取付具としての押込具、及び、保持具を示す図。
実施形態1
図1に示すように、開閉装置の一例としてのシャッター装置1は、開閉体収容ケースとしてのシャッターケース(以下、ケースと略す)2、開閉機構3、開閉体の一例としてのシャッターカーテン4、消音帯7が取付けられたガイドレール5を備える。
開閉機構3はケース2内に設けられる。開閉機構3は、シャッターカーテン4を巻き取る巻取体としての巻取シャフト6と、巻取シャフト6の回転中心線6aを回転中心として当該巻取シャフト6を回転させる図外の回転作動機構とを備える。
回転作動機構は、手動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取シャフト6に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成され、電動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向及び繰出方向に回転させる図外の電動機及び電動機の回転力を巻取シャフト6に伝達する歯車伝達機構のような動力伝達機構などにより構成される。
巻取シャフト6は、両端が後述するケース2のブラケット(端部構成体)に設けられた図外の軸受に回転可能に支持され、シャッターカーテン4を巻き取る方向、及び、シャッターカーテン4を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転する。
シャッターカーテン4は、スラット10と、水切11と、吊元12とにより形成される。
スラット10は、複数のスラット部材10aにより形成される。スラット部材10aは、巻取シャフト6の中心線6aに沿った方向に長い金属製の長尺部材により形成される。スラット10は、複数のスラット部材10aがスラット部材10aの長手方向(巻取シャフト6の回転中心線6aに沿った方向)と直交する方向に連続するように、隣り合うスラット部材10a同士の長手方向の両端位置を揃えて長辺同士が図外の係合部によって互いに接続され、接続部分で折れ曲がり可能となった矩形板状に形成される。
水切11がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の一端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結され、吊元12がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結される。
水切11は、巻取シャフト6の回転中心線6aに沿った方向に長く、当該長手方向と直交する断面形状がT字形状の金属製の長尺部材により形成される。水切11の長手方向の長さはスラット部材10aの長手方向の長さよりも短く、水切11の長手方向の中心位置とスラット部材10aの長手方向の中心位置とを揃えて水切11のT字の垂直部11aの長辺とスラット10の一端に位置されるスラット部材10aの長辺とが図外の係合部によって互いに接続される。水切11のT字の水平部が座板11bとなる。
吊元12は、スラット10の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に沿って当該長辺に間欠的に設けられる連結板であり、後述するように建物の開口部13の上方に位置する躯体14に固定されたケース2におけるシャッターカーテン4の出口孔を経由して巻取シャフト6に連結される。
ガイドレール5;5は、建物の開口部13の幅方向に互いに離隔して立設され、シャッターカーテン4におけるスラット部材10aの長手方向の両端部であるシャッターカーテン4の左右の側縁部4a;4aをシャッターカーテン4の開閉方向である上下方向にガイドするガイド溝58;58を備える。例えば、建物の躯体14に形成された開口部13の左右両側には、ガイドレール5;5がそれぞれ垂直に取り付けられており、開口部13の上部に水平に配設されているシャッターケース2から引き出されるシャッターカーテン4の左右の側縁部4a;4aを案内するようになっている。
ケース2は、長手方向の両端部の位置と開口部13の幅方向の両端部に設けられたガイドレール5;5の位置とが対応するように躯体14に固定される。
以上のように構成されたシャッター装置1のシャッターカーテン4が巻取シャフト6に巻き取られることで建物の開口部13が開通し、シャッターカーテン4が巻取シャフト6から繰り出される(巻き出される)ことで開口部13が閉鎖される。
図2に示すように、ガイドレール5は、一方方向に長い長尺板により形成された底板部51と、底板部51の長手方向に沿った両端より互いに対向するように延長する一対の側板部52;52と、各側板部52;52の延長方向(短手方向)の先端より互いに近づく方向に延長する一対の前板部53;53と、各前板部53;53の延長方向(短手方向)の先端より互いに対向して底板部51に近づく方向に延長する一対のガイド板部54;54と、各ガイド板部54;54の延長方向(短手方向)の先端より互いに離れる方向に延長する一対の係合板部55;55とを備え、一対のガイド板部54;54の対向間で長手方向に連続する開口56が形成された構成である。上記各板部で囲まれた中空部57と当該中空部57と外部とを繋ぐ開口56とによりガードレール5のガイド溝58が形成される。
例えば、一対の側板部52;52は底板部51の両端より互いに平行を保って同一方向に延長し、一対の前板部53;53は各側板部52;52の延長方向の先端より底板部51と平行を保って互いに近づく方向に延長し、一対のガイド板部54;54は各前板部53;53の延長方向の先端より互いに平行を保って底板部51に近づく方向に延長し、一対の係合板部55;55は各ガイド板部54;54の延長方向の先端より互いに離れて前板部53;53に近づく方向に延長する。
ガイドレール5の長手方向と直交する断面の形状は、底板部51と一対の側板部52;52と一対の前板部53;53とにより形成された略コ字部分の両端に、ガイド板部54と係合板部55とにより形成されたJ字部分が設けられた略コ字形状である。
換言すれば、ガイドレール5は、断面四角形状の長尺な中空角筒の4つの側面板のうちの1つの側面板に側縁に沿って延長する側縁と平行な開口56を備え、対向する一対の開口縁にそれぞれ上記J字部分が設けられた構成であり、当該開口56は、例えば、上記1つの側面板の両側縁間の中央部に設けられる。
即ち、ガイドレール5は、上述した略コ字形の断面形状が長手方向に連続する長尺な金属製等の中空角筒状に形成されたものであり、例えば、アルミ合金などによる押出成形や、スチール材,ステンレス材などによるロール成形などによって形成される。
尚、以下、係合板部55の先端面55t(図3参照)を境界としたガイドレール5の内側の面をガイドレール5の内表面といい、係合板部55の先端面55tを境界としたガイドレール5の外側の面をガイドレール5の外表面という。また、対向する一対の開口縁に設けられた上記J字部分を開口縁部59という。
そして、ガイドレール5の一対の開口縁部59には、開口縁部59の外表面を覆ってシャッターカーテン4と開口縁部59の外表面との接触により発生する音を抑制するための消音帯7が取付けられる。即ち、消音帯7が取付けられたガイドレール5により、例えば、シャッターカーテン4の昇降時の衝撃音や、シャッターカーテン4の閉鎖状態時における風打音,振動音の発生を防止できる。
図3に示すように、消音帯7は、消音機能部71と取付部72とを備える。
消音機能部71は、ガイドレール5の開口縁部59の外表面の断面形状に沿った断面湾曲形状に形成され、開口縁部59の外表面を覆ってシャッターカーテン4とガイドレール5のガイド板部54の外表面との接触を防止する部位である。消音帯7がガイドレール5の開口縁部59に取付けられた場合に、ガイドレール5の開口縁部59の外表面と対面する消音機能部71の湾曲内面には、ガイドレールの開口縁部の外表面と接触する1つ以上の突起73が設けられる。この突起73は例えば消音帯7の長手方向に連続するように設けられる。
取付部72は、消音機能部71の断面湾曲形の他端71bより消音機能部71の湾曲面に近づく方向に延長する係合部74と、消音機能部71の断面湾曲形の他端71bより消音機能部71の湾曲面と離れる方向に延長する外れ防止部75とを備える。
即ち、取付部72は、消音機能部71の断面湾曲形の他端71bより互いに離れる方向に分岐する係合部74と外れ防止部75とにより構成される。
消音帯7は、例えば、塩化ビニル、ポリプロピレンなどの硬質樹脂材料等により押出成形等の方法にて形成される。
消音帯7の係合部74をガイドレール5のガイド板部54と係合板部55との間76に挿入し、係合部74をガイドレール5の係合板部55と係合させることで、消音帯7がガイドレール5の開口縁部59に取付けられる。
消音帯7がガイドレール5の開口縁部59に取付けられた状態において、消音機能部71の湾曲内面の突起73がガイドレール5の開口縁部59の外表面と接触し、消音機能部71の断面湾曲形の一端71aがガイドレール5の前板部53とガイド板部54との境界部分53aの外表面近傍に位置され、消音機能部71の断面湾曲形の他端71bがガイドレール5の係合板部55の先端部近傍に位置されるとともに、外れ防止部75の先端が前板部53と側板部52との境界部分53b近傍の内表面近傍に位置されることによって、消音帯7が係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合を解除する方向に動いた場合に、外れ防止部75が前板部53と側板部52との境界部分53b近傍の内表面に接触して消音帯7の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合解除を防止する。つまり、外れ防止部75は、消音帯7がガイドレール5の開口縁部59に取付けられた後、消音帯7がガイドレール5から外れてしまう事を防止する機能を備える。
消音帯7の外れ防止部75は、消音帯7がガイドレール5から外れてしまうことを防止するための部位であるため、長手方向に沿った全域に外れ防止部75を備えた消音帯をガイドレール5の内側から取付けることができたとした場合、逆に当該消音帯がガイドレール5から外れる可能性もあると言うことであり、この場合、外れ防止部75は外れ防止機能を果たさないことになるので、一旦ガイドレール5に取付けられた後にはガイドレール5から外れないことが重要な消音帯として不適切である。
従って、ガイドレール5の内側から取付けることができる消音帯としては、ガイドレール5の内側から取付けることができて、かつ、取付けられた後においては外れ防止部75が外れ防止機能を確実に果たす構成の消音帯7を用いる必要がある。
そこで、本実施形態1では、長手方向の中間部においては外れ防止部75を備え、長手方向の両端部において外れ防止部75を除去した消音帯7とした。例えば、長手方向の端から中間部に向けて10cm程度の領域において外れ防止部75を除去した消音帯とした。一例として図4;5に示すように、長手方向の両端から中間部に向けて10cm程度の領域において外れ防止部75が切除された外れ防止部75の無い除去部77を備えた消音帯7を用いた。
当該除去部77を備えた消音帯7をガイドレール5に取付ける場合、外れ防止部75の無い消音帯7の長手方向一端部に設けられた除去部77を、一対のガイド板部54;54の対向間の開口56を介してガイドレール5の内側に入れ、図6(a)に示すように、除去部77の消音機能部71の他端71bをガイドレール5の長手方向一端部における前板部53の内表面に近づける。その後、図6(b)に示すように、係合部74がガイドレール5の係合板部55の先端面55tと前板部53との間隔d(図6(a)参照)を通過するように、係合部74をガイド板部54の内表面側に押し込む。また、長手方向他端部に設けられた除去部77の係合部74も上記と同様にしてガイドレール5の長手方向他端部におけるガイド板部54の内表面側に押し込む。尚、この場合、係合部74を変形させずとも係合部74が間隔dを通過できるように、係合部74の長さを、間隔dの長さとほぼ等しい長さにしておくことが好ましい。以上により、消音帯7の長手方向両端部の除去部77;77における係合部74がガイド板部54と係合板部55との間76に挿入された状態となるので、この状態を維持させながら、消音帯7の長手方向両端の除去部77;77側から消音帯7の長手方向中央部側に向けて徐々に係合部74をガイド板部54と係合板部55との間76に挿入していって(こじ入れていく)、消音帯7の係合部74全体をガイド板部54と係合板部55との間76に挿入する。
以上により、図6(c)に示すように、消音帯7の係合部74とガイドレール5の係合板部55とが長手方向全域に亘って係合し、かつ、外れ防止部75の先端が前板部53と側板部52との境界部分53b近傍の内表面近傍に位置される。即ち、外れ防止部75が外れ防止機能、即ち、消音帯7が係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合を解除する方向に動いた場合に、外れ防止部75が前板部53と側板部52との境界部分53b近傍の内表面に接触して消音帯7の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合解除を防止するという機能を果たすように、消音帯7がガイドレール5に取付けられることになる。
このように、実施形態1の消音帯7によれば、長手方向の両端部に除去部77;77を備えたので、ガイドレール5を建物から取り外すことなく、ガイドレール5の一対のガイド板部54;54の対向間の開口56を介してガイドレール5の内側からガイドレール5の開口縁部59に取付けることができて、かつ、取付けられた後においては外れ防止部75が外れ防止機能を果たす構成を備えた消音帯7となる。
そして、実施形態1の消音帯7のガイドレール5への取付方法によれば、ガイドレール5を建物から取り外すことなく、ガイドレール5の一対のガイド板部54;54の対向間開口56を介して消音帯7の除去部77をガイドレール5の外側からガイドレール5の内側に入れて除去部77の係合部74をガイドレール5の係合板部55と係合させた後に、除去部77以外の部分の係合部74を消音帯7の長手方向の両端部側から中央部側に向けて徐々にガイドレール5の係合板部55と係合させていくようにしたので、ガイドレール5を建物から取り外すことなく、消音帯7をガイドレール5の内側から取付けることができる。
この場合、除去部77以外の部分の係合部74をガイド板部54と係合板部55との間76に挿入する作業を行っている際に、除去部77の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合状態が解除されて除去部77の係合部74が開口縁部59から外れてしまうと、除去部77以外の部分の係合部74をガイド板部54と係合板部55との間76に挿入できないので、除去部77の係合部74が開口縁部59から外れてしまわないように除去部77の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合状態を維持しながら、除去部77以外の部分の係合部74をガイド板部54と係合板部55との間に挿入する作業を行うことで、除去部77以外の部分の係合部74をガイド板部54と係合板部55との間76に簡単に挿入できるので、消音帯7の取付作業を確実かつ容易に行える。
実施形態2
図7に示すような取付具80を用いて消音帯7をガイドレール5の開口縁部59に取付けるようにすれば、より簡単に取付作業を行うことができる。
特に、取付具80として、例えば、図8(b)に示すような押込具80Bと、図8(a)に示すような保持具80Aを用いることにより、消音帯7をガイドレール5の開口縁部59に容易かつ確実に取付けることができ、作業性が向上する。
即ち、まず、押込具80Bを用いて、消音帯7の除去部77の係合部74を、係合板部55の先端面55tと前板部53との間隔dを介してガイド板部54の内表面側に押し込むとともにガイド板部54と係合板部55との間76に挿入してガイドレール5の係合板部55と係合させた後、保持具80Aを用いて、除去部77の係合部74が開口縁部59から外れてしまわないように除去部77の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合状態を維持しながら、押込具80Bを用いて除去部77以外の部分の係合部74を、消音帯7の除去部77側から中央部側に向けて徐々にガイド板部54と係合板部55との間76に挿入していってガイドレール5の係合板部55と係合させていく。
このようにすれば、押込具80Bを用いて除去部77以外の部分の係合部74をガイド板部54と係合板部55との間に挿入する作業を行っている際に、保持具80Aによって除去部77の係合部74とガイドレール5の係合板部55との係合状態が解除されてしまうことが防止され、除去部77の係合部74が開口縁部59から外れてしまうことを防止できるので、消音帯7をガイドレール5の開口縁部59に容易かつ確実に取付けることができ、作業性が向上する。即ち、消音帯7の取付作業をより確実かつより容易に行える。
尚、押込具80B、保持具80Aとしては、例えば図8に示すように、先端側に消音帯7の外表面側に接触して消音帯7を抱え込むような凹部82を備えた棒板状のものを用いればよい。また、押込具80Bとしては、例えば図8(b)に示すように、先端側が凹部82の形成された側とは反対側(凹部82の背面方向)に反り返っている形状に形成されたものを用いれば、凹部82に消音帯7を抱え込んだ状態でより多くの角度範囲で凹部82を回転させることができ、消音帯7を押し込む力を大きくできるので好ましい。
また、押込具80B及び保持具80Aの両方を用いずに、押込具80Bのみで消音帯7の取付作業を行うようにしてもよい。
尚、保持具80A、押込具80Bの先端部の凹部82を形成する折り返し部位の弧83の半径寸法は5mm程度が好ましい。また、保持具80A、押込具80Bの先端部の凹部82を形成する折り返し片84の長さは10mm程度が好ましい。
上記では、長手方向の両端側に除去部77を備えた消音帯7を例示したが、長手方向の一端側にのみ除去部77を備えた消音帯7であってもよい。即ち、長手方向の少なくとも一方の端部において除去部77を備えた構成の消音帯7であればよい。長手方向の一端側にのみ除去部77を備えた消音帯7をガイドレール5に取付ける場合は、除去部77の係合部74をガイドレール5の係合板部55と係合させた後に、除去部77以外の部分の係合部74を長手方向の除去部77側から中央部側に向けて徐々にガイドレール5の係合板部55と係合させていけばよい。
尚、消音帯7の除去部77の長手方向の長さは、ガイドレール5の内側から取付けることができて、かつ、ガイドレール5に取付けられた後においては外れ防止部75が外れ防止機能を確実に果たすことができる分だけ残るように構成すればよい。
本発明の適用対象となる開閉装置の開閉体をシャッターカーテン4とした場合、その構成態様としては、所謂スラットを上下方向に複数連設した態様だけではなく、パイプ、パネル、シート状物又はネット状物を単数もしくは複数連設して成る態様のシャッターカーテン、あるいは、スラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物を適宜に組み合せたシャッターカーテンでもよい。所謂、オーバヘッドタイプのシャッターカーテンにも適用できる。
4 シャッターカーテン(開閉体)、5 ガイドレール、7 消音帯、51 底板部、52 側板部、53 前板部、54 ガイド板部、55 係合板部、56 開口、
71 消音機能部、74 係合部、75 外れ防止部、
80A 保持具、80B 押込具。

Claims (3)

  1. 長尺板により形成された底板部と、底板部の長手方向に沿った両端より互いに対向するように延長する一対の側板部と、各側板部の先端より互いに近づく方向に延長する一対の前板部と、各前板部の先端より互いに対向して底板部に近づく方向に延長する一対のガイド板部と、各ガイド板部の先端より互いに離れる方向に延長する一対の係合板部とを備えたガイドレールに取付けられる消音帯であって、
    ガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合する係合部と、ガイド板部及び係合板部の外表面を覆って開閉体とガイドレールのガイド板部の外表面との接触を防止する消音機能部と、ガイドレールの内表面と接触して係合板部と係合部との係合解除を防止する外れ防止部とを備え、
    係合部がガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入されてガイドレールの係合板部と係合することでガイドレールに取付けられる消音帯において、
    長手方向の少なくとも一方の端部において外れ防止部が除去された除去部を備えたことを特徴とするガイドレールの消音帯。
  2. 請求項1に記載の消音帯の係合部をガイドレールのガイド板部と係合板部との間に挿入してガイドレールの係合板部と係合させることで消音帯をガイドレールに取付けるガイドレールへの消音帯の取付方法であって、
    ガイドレールの一対のガイド板部の対向間の開口を介して消音帯の除去部をガイドレールの外側からガイドレールの内側に入れて除去部の係合部をガイドレールの係合板部と係合させた後に、除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、消音帯の除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたことを特徴とするガイドレールへの消音帯の取付方法。
  3. 押込具を用いて除去部の係合部をガイドレールの係合板部と係合させた後、保持具を用いて除去部の係合部とガイドレールの係合板部との係合状態を維持しながら、上記押込具を用いて除去部以外の部分の係合部をガイドレールの係合板部と係合させていくようにしたことを特徴とする請求項2に記載のガイドレールへの消音帯の取付方法。
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