JP3075241B2 - 開閉体のガイドレール用消音帯 - Google Patents

開閉体のガイドレール用消音帯

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JP3075241B2
JP3075241B2 JP09342948A JP34294897A JP3075241B2 JP 3075241 B2 JP3075241 B2 JP 3075241B2 JP 09342948 A JP09342948 A JP 09342948A JP 34294897 A JP34294897 A JP 34294897A JP 3075241 B2 JP3075241 B2 JP 3075241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉体を摺動案内
するガイドレールの案内部分にあって、開閉体の摺動に
際してのガイドレールと開閉体との間の衝撃音を消すた
めの開閉体のガイドレール用消音帯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】シャッターカーテンなどの摺動開閉され
る開閉体には、その摺動に際してのガイドレールとの衝
撃音を消すために、ガイドレールの開放部に消音帯が装
備されている。
【0003】従来、この種の消音帯は、例えばシャッタ
ーカーテンでは、アルミ製あるいはスチール製のガイド
レールの摺動溝内側に対し、接着、溶着、あるいはガイ
ドレールの長手方向の端部からの差し込み、またはガイ
ドレールの摺動溝の開口側からの嵌め込みにより固定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の開閉体のガイドレール用消音帯では、それぞれ
が接着、差し込み、嵌め込みのみの取り付け構造である
ため、例えば、ガイドレールの長手方向の端部からの差
し込みの場合、ガイドレールの取り付けが終わってから
消音帯の付け忘れがあると、消音帯を取り付けるために
ガイドレールを付け直さなければならないという問題が
生じるなど、作業性がよくなかった。
【0005】また、消音帯の取り換えなど施工後のメン
テナンスを行う際、接着による固定の場合には取り外し
が容易でなく、上記差し込みによる固定の場合にはガイ
ドレールの長手方向の各端部が塞がれてしまって、消音
帯を取り外した後の新規取り付けが容易でないため、メ
ンテナンスに不都合があった。
【0006】また、嵌め込みによる固定の場合、ガイド
レール側に特別消音帯が嵌め込まれるべき特別な構成
(溝や突起など)が必要であり、また、前記消音帯およ
び消音帯が嵌め込まれるべき各構成の形状限定や寸法精
度が要求されるため、汎用性がままならなかった。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、種々の取り付け構造を有して作業性を良くし、取り
付け取り外しを容易にして施工後のメンテナンスを向上
し、別途消音帯を嵌め込む特別の形状限定やその寸法精
度が要求されることのない汎用性を有することができる
開閉体のガイドレール用消音帯を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による開閉体のガイドレール用消音帯は、長手状
のガイドレールにおける開放部の開放端の間に対向する
ように前記長手状に連続して取り付けられる開閉体のガ
イドレール用消音帯において、前記消音帯は、一部が開
口する内部空間をなすとともに、該内部空間に所定間隔
をなして断面折り返し状とされて、前記ガイドレールの
長手方向に沿うように長手状に形成され、前記ガイドレ
ールの開放端に対して前記消音帯がなす内部空間を嵌め
込むとともに、前記消音帯がなす所定間隔で前記開放端
を接触支持するように前記開放部に対して取り付けられ
ることを特徴としている。
【0009】また、前記消音帯は、可撓性および/また
は弾性を有して形成され、前記ガイドレールの前記開放
端側から、あるいは前記ガイドレールの長手方向から前
記開放部に対して取り付けられることを特徴としてい
る。
【0010】また、前記消音帯の開閉体が当接するべき
外面に対する内部空間側の内面には、緩衝体が配設され
たことを特徴としている。
【0011】なお、断面略コ字形状とされた長手状のガ
イドレールにおける開放部の開放端の間に対向するよう
に前記長手状に連続して取り付けられる開閉体のガイド
レール用消音帯において、前記ガイドレールは、前記両
開放端より向き合うように折曲延出する各縁面板と、該
各縁面板の端部より折曲延出して互いに対面する各対向
板とによりそれぞれ断面略L字形状の係止部を有すると
ともに、前記各対向板の間において前記開閉体が摺動し
得る摺動溝をなし、前記消音帯は、可撓性および/また
は弾性を有して断面略L字形状に形成された外側片と、
可撓性および/または弾性を有して断面略L字形状に形
成され、その断面の一端部が前記外側片の断面の一端部
に折り返し状に一体に連続するとともに、その他端部が
前記外側片の他端部との間に開口部を有して設けられた
内側片とにより一部が開口する断面略L字形状の内部空
間をなし、前記ガイドレールがなす断面略L字形状の係
止部に対して前記消音帯がなす略L字形状の内部空間を
嵌め込むとともに、前記消音帯の外側片と内側片との間
で前記係止部を接触支持するように、前記係止部をなす
対向板の端部側から、あるいは前記ガイドレールの長手
方向から前記係止部に対して取り付けられることが好ま
しい。
【0012】この場合、ガイドレールにおける開放端が
断面略L字形状の係止部を以て形成され、消音帯が、係
止部に対して嵌め込まれるべき略L字形状の内部空間
と、前記係止部に接触支持するべき間隔を以て形成され
ているので、消音帯をガイドレールに取り付ける際に、
係止部の端部から、あるいはガイドレールの長手方向か
らの取り付けを行ない、略L字形状同志の嵌め合いによ
ってより確実なる取付状態を得ることができる。
【0013】さらに、ガイドレールの係止部と消音帯と
の略L字形状同志の嵌め合いによる取り付けは、消音帯
が係止部に接触支持するべき間隔を以て取り付けられる
ので、係止部がなす断面略L字形状の長さ、形状、厚み
寸法に多少の違いがあっても、前記内部空間により係止
部の各寸法の違いを吸収する汎用性を有することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は消音帯の平断面
図、図2はガイドレールを示す平断面図、図3は同消音
帯の使用状態を示す平面図である。本願発明では、図1
及び図3に示す消音帯に後述する緩衝体を配設してい
る。
【0015】最初に、本発明の消音帯が装備されるガイ
ドレールに摺動支持される開閉体としては、例えば、ス
ラット・パイプ・パネル・シート・ネットタイプなどの
シャッターカーテン、あるいはスライドドア、サッシ
窓、ブラインド、ロールスクリーンなどがあり、この実
施の形態では、開閉体としてシャッターカーテンを一例
とする。
【0016】この消音帯Aは、図1に示すように、外側
片1と内側片2とを備えている。これら外側片1と内側
片2とは、それぞれ断面略L字形状の各一端部1a、2
a側が所望の円弧4を介して折り返すように一体に連続
し、各他端部1b、2bの間で所望の開口部5をなして
一部開口する内部空間3を形成している。また、外側片
1および内側片2は、硬質の合成樹脂材により所望の厚
みに成形され可撓性あるいは弾性を有している。
【0017】外側片1は、円弧4を介して連続する一端
部1a側が直線状に形成されている。そして、他端部1
b側が弧状をなす折曲部分1cで折曲されて、外側片1
の全体形状として断面略L字形状に形成されている。ま
た、外側片1の他端部1bは、前記折曲部分1cの折曲
により、図1に示すように、一端部1a側から他端部1
b側までの外形奥行長さL1に対して内方に位置されて
いる。
【0018】内側片2は、円弧4を介して連続する一端
部2a側において、外側片1との間に所定間隔H1を置
いて、外側片1における直線状の部分に対して平行とな
るように直線状に形成されている。また、内側片2の他
端部2b側は、前記所定間隔H1を若干窄める間隔H2
とするように外側片1側に近づいて湾曲され、続いて他
端部2bが外側片1と相反する方向に向くように弓なり
に湾曲形成されて、内側片2の全体形状として断面略L
字形状に形成されている。
【0019】また、内側片2は、図1に示すように、一
端部2a側から他端部2b側までの外形奥行長さL2
が、前記外側片1の奥行長さL1よりも短尺に形成され
ているとともに、外側片1の他端部1bと内側片2の他
端部2bとの間がなす開口部5を、図示する間隔H3と
するように形成されている。
【0020】また、外側片1の他端部1bと内側片2の
他端部2bとは、図示するように、消音帯Aがなす外形
幅W1で揃うように形成されている。
【0021】そして、このような断面形状の消音帯A
は、上述の形状が長手状に連続するように長尺に形成さ
れている。
【0022】また、上述の消音帯Aが取り付けられるガ
イドレールBは、図2に示すように、シャッターカーテ
ンにおける幅方向両端のガイド部を受ける如く開口する
摺動溝10を有している。
【0023】摺動溝10は、開放部11に形成されてい
る。具体的には、開放部11の開放端11aの間で互い
に向き合う方向に略直角に折曲延出する各縁面板12が
形成されている。また、各縁面板12の端部12aに
は、開放部11の内方に向かって略直角に折曲延出し、
互いに対面する各対向板13が形成されている。そし
て、これら縁面板12と対向板13とで断面略L字形状
の係止部14をなすとともに、各対向板13の間で摺動
溝10が構成されている。
【0024】なお、上述したガイドレールBは、先述し
た各種の開閉体に対応することが可能であり、開閉体の
各開閉動作(略垂直方向となる上下・左右開閉、または
略水平方向となる開閉、さらには傾斜方向となる開閉)
に対応して、例えば建物の開口部分などに配置される。
【0025】このようなガイドレールBに対して上述の
消音帯Aを取り付ける。まず、図3に一点鎖線で示すよ
うに、消音帯Aを摺動溝10内へ挿通し、外側片1の他
端部1bが対向板13の対面側に位置するようにして、
開口部5を対向板13の端部13aに差し込む。
【0026】次に、同図に二点鎖線で示すように、消音
帯Aにおける外側片1の他端部1bと内側片2の他端部
2bとの間が縁面板12の端部12aを越えて縁面板1
2にかかるように差し込む。
【0027】次に、同図に実線で示すように、縁面板1
2および対向板13がなす断面略L字形状の係止部14
に、消音帯Aにおける断面略L字形状の内部空間3が嵌
まるようにして、ガイドレールBに消音帯Aを取り付け
る。
【0028】上述のように、ガイドレールBに消音帯A
を取り付ける際には、消音帯Aが可撓性あるいは弾性を
有して形成されているので、主に円弧4に撓み変形が生
じて外側片1と内側片2との間(間隔H2、H3部分)
が広がる。また、消音帯Aの一部をガイドレールBの一
部の係止部14に取り付けてしまえば、消音帯Aのその
他の部分は、消音帯Aの長手方向に沿って押圧するだけ
で、消音帯Aの自己の撓みによって、最初に嵌め込まれ
た部分を追従するようにガイドレールBの係止部14に
取り付けられてゆく。
【0029】消音帯AがガイドレールBに取り付けられ
た状態では、ガイドレールBがなす断面略L字形状の係
止部14に、消音帯Aがなす略L字形状の内部空間3が
嵌まるとともに、消音帯Aの外側片1と内側片2との間
隔H2および間隔H3とされた部分が係止部14側に接
触する。
【0030】さらに、ガイドレールBに取り付けられた
消音帯Aを外す際には、上述した取り付け作業を逆に行
えばよい。
【0031】このように、消音帯Aは、ガイドレールB
がなす断面略L字形状の係止部14に対し消音帯Aがな
す略L字形状の内部空間3が嵌まることに加え、可撓性
あるいは弾性を有した外側片1と内側片2とによりなる
間隔H2および間隔H3を以てガイドレールB側の縁面
板12および対向板13を支持するので、係止部をなす
対向板13の長さ寸法に多少の違いがあっても消音帯A
の間隔H1をなす部分が前記長さ寸法の違いを吸収す
る。
【0032】さらに、ガイドレールBにおける縁面板1
2および対向板13の厚み寸法に多少の違いがあって
も、消音帯Aの撓みが前記厚み寸法の違いを吸収する。
また、縁面板12および対向板13の厚み寸法が、消音
帯Aにおける間隔H2および間隔H3よりも小なる場合
であっても、略L字形状の内部空間3が断面略L字形状
の係止部14に嵌まっているので支障はない。
【0033】なお、上述の消音帯Aにおけるガイドレー
ルBへの取り付けは、ガイドレールBの摺動溝10の開
口部分からの取り付けであるが、その他、ガイドレール
Bがなす略L字形状と、消音帯Aがなす略L字形状とに
よる組み合わせの構造から、ガイドレールBの長手方向
の端部側からの差し込みによる取り付けも可能である。
さらには、消音帯Aの端部をガイドレールBの端部側で
ある摺動溝10の開口部分から取り付けておき、その取
り付けられた部分を起点として、消音帯Aをガイドレー
ルBの長手方向に沿って流すように差し込んでも、消音
帯AをガイドレールBに取り付けることができる。
【0034】したがって、このように構成された消音帯
Aでは、ガイドレールBに消音帯Aを取り付ける際、上
述したようにガイドレールBの摺動溝10の開口部分か
らの嵌め込みによる取り付けと、ガイドレールBの長手
方向からの差し込みによる取り付けとが可能なので、ガ
イドレールBの施工前後での消音帯Aの取り付けが可能
であり、施工現場において施工状況にあった消音帯Aの
取り付けが行える。
【0035】また、消音帯AのガイドレールBへの取り
付け、あるいは取り外しが容易であるため、消音帯Aの
取り替えなど施工後のメンテナンス性が向上する。な
お、この取り付け、取り外しは非常に簡単明瞭であるた
め、何人であっても容易に作業が行える。
【0036】また、消音帯AとガイドレールBとの嵌め
合いは、主として消音帯Aがなす略L字形状の内部空間
3と、ガイドレールBがなす断面略L字形状の係止部1
4との組み合わせによるものなので、ガイドレールB側
では、消音帯Aを嵌め込むべき特別の構成を必要とせ
ず、さらにその形状限定やその寸法精度が要求されるこ
とのないため汎用性を有している。
【0037】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て具体的に説明する。図4は本発明の実施の形態による
消音帯の平断面図、図5は同消音帯の使用状態を示す平
面図である。なお、以下に説明する実施の形態におい
て、上述した消音帯と同一または同等部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0038】この実施の形態における消音帯Aは、外側
片1において内側片2と対面する内面に緩衝体15が設
けられている。緩衝体15は、外側片1の内面に2か所
配置されていて、その一つは、外側片1の一端部1a側
の直線状に形成された部分において間隔H1から間隔H
2の部分にかかるように配置され、この間隔H1、H2
を緩衝体15と内側片2との間でなしている。
【0039】また、二つ目の緩衝体15は、外側片1の
他端部1b側近傍の直線状の部分から折曲部分1cにか
かるように配置されている。また、緩衝体15は、軟質
の合成樹脂材により成形されていて、消音帯Aの長手方
向に沿って長手状に連続して配設されている。なお、こ
れら二つの緩衝体15は、連続する一体のものであって
もよい。また、緩衝体15は、消音帯Aの長手方向に沿
って所定間隔をおいて断続的に配置されていてもよい。
【0040】また、この実施の形態における外側片1
は、図示するように、その他端部1bが消音帯Aがなす
外形幅W1よりも短尺となるように形成されている。さ
らに、外側片1の他端部1bには、断面略円形状の膨出
体16を有しており、上述した間隔H3を、内側片2の
他端部2bと膨出部16との間でなしている。
【0041】このような消音帯Aが取り付けられるガイ
ドレールBは、上述した構造と同様であり、ガイドレー
ルBへの消音帯Aの取り付け、取り外しも同様に行われ
る。
【0042】消音帯AがガイドレールBに取り付けられ
た状態では、ガイドレールBがなす断面略L字形状の係
止部14に、消音帯Aがなす略L字形状の内部空間3が
嵌まるとともに、緩衝体15を介した外側片1と内側片
2との間隔H2および間隔H3とされた部分が係止部1
4側に接触する。
【0043】このように消音帯Aは、ガイドレールBが
なす断面略L字形状の係止部14に対し消音帯Aがなす
略L字形状の内部空間3が嵌まるとともに、可撓性ある
いは弾性を有した外側片1と内側片2とによる支持に加
え、緩衝体15を有したことにより、上述した第一実施
の形態でのガイドレールBにおける対向板13の長さ寸
法に多少の違いを緩衝体15を以てさらに吸収する。
【0044】同様に、ガイドレールBにおける縁面板1
2および対向板13の厚み寸法の違いを緩衝体15を以
てさらに吸収する。また、縁面板12および対向板13
の厚み寸法が、消音帯Aにおける間隔H2および間隔H
3よりも小なる場合であっても支障はない。
【0045】また、緩衝体15を設けたことにより、消
音効果も向上することが可能である。
【0046】なお、上述の消音帯Aにおけるガイドレー
ルBへの取り付けも、上述したところと同様に、ガイド
レールBの長手方向からの差し込みによる取り付けが可
能である。
【0047】したがって、このように構成された実施の
形態における消音帯Aでは、上述した消音帯Aと同様の
効果が得られることに加え、緩衝体15を設けたことに
より、その取り付け状態、および消音効果を向上するこ
とができる。
【0048】なお、上述した実施の形態における消音帯
Aは、硬質の合成樹脂材により所望の厚みに成形され可
撓性あるいは弾性を有しているとしているが、シャッタ
ーカーテンと摺接する部分が可撓性を有し、ガイドレー
ルBに取り付けられるべく撓む部分が弾性を有するよう
に可撓性の部分と弾性の部分とが複合された構成であっ
てもよい。また、消音帯Aは、可撓性および弾性の双方
を備えた材質により構成されていてもよい。
【0049】また、上述した実施の形態における消音帯
Aは、略断面L字形状の外側片1と内側片2とにより略
L字形状の内部空間3をなすように構成されているがこ
の限りでなく、ガイドレールBの係止部14に接触支持
される間隔を有する内部空間3を備えた、いわゆるクリ
ップ状に形成されていればよい。
【0050】具体的には、消音帯Aの別の形態として、
図6(a)に示すように、外側片1の他端部1bが、内
側片2の他端部2bよりも長尺に形成されて、消音帯A
の外形幅W1をなすように形成されていてもよい。
【0051】また、図6(b)に示すように、外側片1
の他端側1b側が折曲形成されずに、内側片2の奥行長
さL2と略揃うように形成されていてもよい。
【0052】また、図6(c)に示すように、内側片2
の他端部2bが、外側片1側に近づいて湾曲されるのみ
で、外側片1と相反する方向に弓なりに湾曲形成され
ず、外側片1との所定間隔H1を間隔H2に窄めるよう
に形成されていてもよい。
【0053】また、図6(d)に示すように、図6
(c)で示す形状において、外側片1の他端側1b側が
折曲形成されずに、内側片2の奥行長さL2と略揃うよ
うに形成されていてもよい。
【0054】このように、図6(a)乃至図6(d)で
示す消音帯Aであっても、間隔H2によって、ガイドレ
ールBの係止部14にかかる厚みを挟むように取り付け
られるので、ガイドレールBの係止部14の端部からの
嵌め込みによる取り付けと、ガイドレールBの長手方向
からの差し込みによる取り付けとをなし得る。
【0055】さらに、上述した実施の形態におけるガイ
ドレールBでは、縁面板12と対向板13とで断面略L
字形状の係止部14をなし、各対向板13の間で摺動溝
10を構成しているが、これに限らずガイドレールBの
別の実施の形態として、対向板13を備えず各縁面板1
2の端部12a間で摺動溝10を構成したり(図7
(a)参照)、縁面板12および対向板13を備えず開
放部11の各開放端11aの間で摺動溝10を構成して
いてもよい(図7(b)参照)。
【0056】また、ガイドレールBは、全体の構造が断
面略コ字形状に限らず、例えば図7(c)で示す断面略
C字形状など、シャッターカーテンの左右端部が挿入し
得る開放部11を有するように袋状に形成されていれば
よい。この場合、開放部11が設けられる摺動溝10
は、上述した形態、および図7(a)、図7(b)で示
す構成の何れでもよい。
【0057】そして、上述した形態を含む、図7(a)
乃至図7(c)で示すガイドレールBに取り付けられる
消音帯Aは、上述した消音帯Aおよび図6(a)乃至図
6(d)で示す消音帯Aのうち適宜に嵌挿できる構成の
ものを用いればよい。
【0058】また、消音帯AおよびガイドレールBの構
成として、図8に示すように、各縁面板12の端部12
aが内方にカール状に形成された摺動溝10をなすガイ
ドレールBに対し、該カール状の部分を包むように内側
片2の一端部2a側が膨出形成された消音帯Aを備えて
もよい。
【0059】さらに、消音帯AおよびガイドレールBの
構成として、図7(a)あるいは図7(c)で示すよう
に、摺動溝10が端部と端部とが向き合うように形成さ
れているガイドレールBに対し、図9に示すように、そ
の端部に対応する部分となる外側片1の一端部1aと内
側片2の一端部2aとが折り返し状となる部分を平坦部
4aとして形成された消音帯Aを備えれば、シャッター
カーテンが当接する部分を面で構成することができるの
で、より良い消音効果をえることが可能となる。
【0060】さらに、上述した実施の形態において、消
音帯Aに設けられる緩衝体15は、シャッターカーテン
が当接する外面部分に対する消音帯Aの内部空間3側の
内面に形成されていればよい。
【0061】なお、図6(a)乃至図6(d)および図
8、図9で示す消音帯Aに対し、上述のように適宜緩衝
体15が設けられてよいのは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉体
のガイドレール用消音帯は、長手状のガイドレールにお
ける開放部の開放端に対して、嵌め込まれるべき内部空
間と、開放端に接触支持するべき間隔を以て可撓性およ
び/または弾性を有して形成されていることにより、消
音帯をガイドレールに取り付ける際には、開放端側か
ら、あるいはガイドレールの長手方向からの取り付けが
行えるので、施工現場での作業性、あるいは消音帯の取
り換えなど施工後のメンテナンス性を向上することがで
きる。
【0063】また、消音帯が、単にガイドレールの開放
端に対して嵌め込まれるべき内部空間と、開放端に接触
支持するべき間隔とを以て取り付けられるので、開放端
がなす長さ寸法や形状に多少の違いがあっても、前記間
隔が開放端に接触支持されているので、前記内部空間を
以て開放端の長さ寸法の違いなどを吸収する。さらに、
開放端の厚み寸法に多少の違いがあっても、消音帯の可
撓性や弾性を以て前記厚み寸法の違いを吸収する。この
ように、本発明の消音帯は、ガイドレール側に消音帯を
嵌め込むべき特別の構成を必要とせず、さらにガイドレ
ール側の形状限定やその寸法精度を要求しないので汎用
性を有することができる。
【0064】また、消音帯の開閉体が当接するべき外面
に対する内部空間側の内面に、緩衝体を配設したことに
より、この緩衝体の撓みなどを以て、上記汎用性や、消
音効果をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】消音帯の平断面図。
【図2】ガイドレールを示す平断面図。
【図3】図1の消音帯の使用状態を示す平面図。
【図4】本発明の実施の形態による消音帯の平断面図。
【図5】同実施の形態による消音帯の使用状態を示す平
面図。
【図6】(a)(b)(c)(d)消音帯の別の形態を
示す平断面図。
【図7】(a)(b)(c)ガイドレールの別の実施の
形態を示す平断面図。
【図8】別形状のガイドレールおよび消音帯を示す平断
面図。
【図9】別形状のガイドレールおよび消音帯を示す平断
面図。
【符号の説明】
A…消音帯、B…ガイドレール、3…内部空間、5…開
口部、10…摺動溝、11…開放部、11a…開放端、
15…緩衝体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/17 E06B 9/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手状のガイドレールにおける開放部の
    開放端の間に対向するように前記長手状に連続して取り
    付けられる開閉体のガイドレール用消音帯において、 前記消音帯は、一部が開口する内部空間をなすととも
    に、該内部空間に所定間隔をなして断面折り返し状とさ
    れて、前記ガイドレールの長手方向に沿うように長手状
    に形成され、前記消音帯の開閉体が当接するべき外面に
    対する内部空間側の内面には、緩衝体が配設され、 前記ガイドレールの開放端に対して前記消音帯がなす内
    部空間を嵌め込むとともに、前記消音帯がなす所定間隔
    で前記開放端を接触支持するように前記開放部に対して
    取り付けられることを特徴とする開閉体のガイドレール
    用消音帯。
  2. 【請求項2】 前記消音帯は、可撓性および/または弾
    性を有して形成され、前記ガイドレールの前記開放端側
    から、あるいは前記ガイドレールの長手方向から前記開
    放部に対して取り付けられることを特徴とする請求項1
    に記載の開閉体のガイドレール用消音帯。
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