JP2001012167A - シートシャッターのガイドレール組立体 - Google Patents

シートシャッターのガイドレール組立体

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JP2001012167A
JP2001012167A JP11184518A JP18451899A JP2001012167A JP 2001012167 A JP2001012167 A JP 2001012167A JP 11184518 A JP11184518 A JP 11184518A JP 18451899 A JP18451899 A JP 18451899A JP 2001012167 A JP2001012167 A JP 2001012167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッターカーテンが圧力を受けて撓んだ時に
おいても、抜け止め部材が容易に抜けることがないよう
なガイドレールの構造を提供する。本発明の他の目的
は、気密性に優れたガイドレールの構造を提供すること
にある。 【解決手段】シート状のシャッターカーテン4の幅方向
左右両端を案内するガイドレール組立体1において、組
立体1は、複数のガイドブロック13を設けたシャッタ
ーカーテン端部を受け入れるガイドレール5と、ガイド
レール5を支持するレールカバー7,8とを有し、レー
ルカバーには上下方向に間隔を存して受孔7dが穿設さ
れており、ガイドレール5は上下方向に間隔を存して突
設した複数のロッド11aを介して遊びを持った状態で
受孔7dに支持されており、ガイドレール5は開口幅方
向に移動自在であると共に水平方向に揺動自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートシャッターの
ガイドレールの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シートシャッターはシート状のシャッタ
ーカーテンによって建物開口部を開閉するものである。
そして、開口部全閉時においてシャッターカーテンの端
部が容易にガイドレールから外れるようであれば、シャ
ッターを設置する意味がないので、シャッターカーテン
の左右端部に抜け止め部材を設けて、想定される面圧で
はシャッターカーテンの端部がガイドレールから抜け出
ることがないようになっている。
【0003】しかしながら、従来のガイドレールは建物
開口部左右端部に立設固定されており、ガイドレール自
体は不動であった。したがって、シート状のシャッター
カーテンが圧力を受けて撓んだ時に、ガイドレールの内
壁に係止あるいは当接する抜け止め部材の姿勢が該ガイ
ドレールに対して変化して、シャッターカーテン端部が
ガイドレールから抜け易くなってしまう惧れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解決するために創案されたものであって、シャッター
カーテンが圧力を受けて撓んだ時においても、抜け止め
部材が容易に抜けることがないようなガイドレールの構
造を提供することを目的とするものである。本発明の他
の目的は、気密性に優れたガイドレールの構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに本発明が採用した技術手段は、シート状のシャッタ
ーカーテンの幅方向左右両端を案内するガイドレール組
立体において、該組立体は、複数のガイドブロックを設
けたシャッターカーテン端部を受け入れるガイドレール
と、該ガイドレールを支持するレールカバーとを有し、
該レールカバーには上下方向に間隔を存して受孔が穿設
されており、該ガイドレールは上下方向に間隔を存して
突設した複数のロッドを介して遊びを持った状態で該受
孔に支持されており、該ガイドレールは開口幅方向に移
動自在であると共に水平方向に揺動自在であることを特
徴とするものである。
【0006】好ましくは、該レールカバーは対向する見
付壁と該見付壁を連結する見込壁とから断面視略コ字状
を有しており、該ガイドレールと該レールカバーとの間
にはシール材が介装されており、該シール材の端縁は該
見付壁の内壁に摺接していることを特徴とする。さらに
好ましくは、該見付壁の自由端の端部は断面視L字形に
折り返されており、該シール材の端縁は該折り返し部に
受け入れられている。また、該シール材と該ガイドレー
ルとは接着されていることが望ましい。
【0007】好ましくは、該ロッドにはスプリングが外
装されており、該スプリングによって、該ガイドレール
は、該レールカバーと当接する正常位置に復帰するよう
に構成されている。こうすることで、ガイドレールとレ
ールカバーとは可及的に密接するように構成され、ガイ
ドレールとレールカバーの間に隙間が生じにくいように
なっている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はシートシャッターの全体概略正面
図(全開状態を示している)、図2は側方から見た納ま
り図であって、シートシャッターは、建物開口部左右両
側に立設したガイドレール組立体1と、該開口部上端部
に設けたシャッターケース2と、シャッターケース2内
に開口幅方向に延出して設けた巻取シャフト3と、巻取
シャフト3に連結されたシャッターカーテン4とを有し
ている。
【0009】シャッターカーテン4の左右端部はガイド
レール組立体1のガイド溝内に受け入れられており、開
閉機による開閉駆動によって、シャッターカーテン4
は、その左右両端が該ガイド溝に案内されながら上下方
向に移動し、巻取シャフト3に巻き取られ、あるいは巻
取シャフト3より繰り出されるように構成されている。
このようなシートシャッターの全体構成は公知である。
【0010】ガイドレール組立体の構造について図3乃
至図9に基づいて説明する。ガイドレール組立体1は、
ガイドレール5と、ガイドレール固定部材6と、第一レ
ールカバー7と、第二レールカバー8と、レール固定金
具9と、レールシール材10とを備えている。
【0011】ガイドレール5は上下方向に延出する長尺
材であって、図4、図6(a)に示すように、対向状の
側壁5a,5bと、側壁5a,5bの一端側を対向して
延出してなり、上下に延出する溝部5cを有する前壁5
dと、側壁5a,5bの他端側を連結してなる後壁5e
と、後壁5eに突成した係合突条5fとから構成されて
いる。ガイドレール5において、前記各壁5a,5b,
5d,5eで囲繞される空間は断面視において略長方形
状となっている。ガイドレール5は弾性を有する部材、
例えば樹脂から形成されており、所定以上の力が加わる
ことで、ガイドレール5が変形し、溝部5cが拡開可能
なようになっている。また、前壁5dの厚さは、側壁5
a,5bの厚さよりも大きい寸法となっている。
【0012】ガイドレール固定部材6は上下方向に延出
する長尺材であって、図4、図6(b)に示すように、
対向状の側壁6a,6bと、側壁6a,6bの中間部位
を連結してなる連結壁6cとから略H形状の断面を有し
ている。連結壁6cを挟んで一端側には係合受部6d
が、他端側にはスプリング組立体を構成するボルトの一
端側頭部を受け入れる受部6eが、それぞれ長さ方向に
延出して形成されている。ガイドレール固定部材6の係
合受部6dにはガイドレール5の係合突条5fが長さ方
向にスライド自在に受け入れられる。本実施の形態で
は、ガイドレール固定部材6はアルミ形材から形成され
ている。
【0013】第一レールカバー7、第二レールカバー8
は共に上下方向に延出する長尺材である。第一レールカ
バー7は、見込方向に延出する見込壁7aと、見込壁7
aの一端側より見付方向に延出する見付壁7bと、見付
壁7bの延出端部に設けた断面視L字状の端壁7cとか
らなる。第二レールカバー8は、見込方向に延出する見
込壁8aと、見込壁8aの一端側より見付方向に延出す
る見付壁8bと、見付壁8bの延出端部に設けた断面視
L字状の端壁8cとからなる。第一レールカバー7、第
二レールカバー8は上部において、端壁7c、8cの部
分が斜めに切り欠いてある。
【0014】複数のレール固定金具9が上下方向に互い
に間隔を存して躯体に固着されており、第一レールカバ
ー7と第二レールカバー8はレール固定金具9に支持さ
れて一体化されている。図7に示すように、レール固定
金具9は、見込方向に延出する方形状の見込壁9aと、
見込壁9aの端部をそれぞれ異なる方向に折曲してなる
見付壁9b,9cと、見付壁9bに対向して延出する二
つの舌状片9dとから構成されている。平面視において
第二レールカバー8bと舌状片9dで囲まれる空間には
点線で示す配線が通るようになっており、舌状片9dを
利用して結束バンドで配設を結束できるようになってい
る。
【0015】レール固定金具9の見込壁9aには第一レ
ールカバー7の見込壁7aが固着されており、レール固
定金具9の見付壁9cには第二レールカバー8の見付壁
8bが固着されている。レール固定金具9は短尺材であ
り、上下方向に間隔を存して複数設けてある。さらに、
レール固定金具9の見込壁9aには受孔9eが形成され
ており、受孔9eを挿通することで、スプリング組立体
11とガイドレール固定部材6とが連結されている。
【0016】スプリング組立体11は、ボルト11a
と、ボルト11aの一端側に設けた頭部11bと、ボル
ト11aの他端側に設けたナット11cと、ボルト11
aに外装したスプリング11dとから構成されている。
レール固定金具9および第一レールカバー7にはボルト
11aを挿通させる受孔7d,9eがそれぞれ形成され
ている。レール固定金具9および第一レールカバー7を
貫通したボルト11aの頭部11bはガイドレール固定
部材6の受部6eに受け入れられている。ボルト11a
は第一レールカバー7に対して遊びを持って挿通されて
いる。
【0017】受孔7dの径はボルト11aの外径よりも
大きく多少の余裕があり、かつスプリング11dの外径
よりも小さく設定されている。受孔9eはナット11c
の外径よりも大きく設定されており、また、スプリング
11dは第一レールカバー7の見込壁7aに当接してい
て、ガイドレール(図示のものではガイドレール固定部
材6)とレールカバー(図示のものでは第一レールカバ
ー7)を圧接させている。螺子を外して第一レールカバ
ー7を取り外すことで、スプリング組立体11を取り外
すことができるように構成されている。図4において、
符号20は躯体、21はアンカーボルト、22は仕上げ
面であり、後述する第二レールカバー8が図4の二点鎖
線で示す仕上げ面22に埋め込まれたような場合でも、
メインテナンス等が可能となっている。
【0018】第一レールカバー7、第二レールカバー
8、レール固定金具9で形成される断面視略C形状ある
いはコ字状のガイドレール支持部材にはシール材10が
設けてある。シール材10は、上下方向に延出する帯状
部材であって、実施の形態のものではレールカバー7と
ガイドレール固定材6との間に挟着されている。より詳
しくは、図5に示すように、ボルト11aにはプッシュ
ナット10aが外嵌されており、シール材10とレール
カバー7との間にはプッシュナット10aが介装されて
いる。具体的には、プッシュナット10aは図示しない
両面テープと共に、シール材10を固定部材6の背面に
当接させ、一体化させている。シール材10の左右端部
は第一レールカバー7の内壁、第二レールカバー8の内
壁あるいはレール固定金具9に当接あるいは摺接してい
る。シール材10とガイドレール固定材6との間には図
示しない両面テープが設けてある。実施の形態のもので
は、シール材10の幅方向端縁が端壁7c、8cに囲ま
れるように構成されているので、気密性が良好である。
【0019】ガイドレール5の上端には上部ガイド12
が連結されている。上部ガイド12は上下方向に延出す
る短尺材であって、図8に示すように、対向状の側壁1
2a,12bと、側壁12a,12bの一端側を対向し
て延出してなり、上下に延出する溝部12cを有する前
壁12dと、側壁12a,12bの他端側を連結してな
る後壁12eと、後壁12eに突成した係合突条12f
とから構成されている。上部ガイド12は弾性を有する
部材、例えば樹脂から形成されており、所定以上の力が
加わることで、上部ガイド12が変形し、溝部12cが
拡開可能なようになっている。尚、上部ガイド12を樹
脂から形成することで、消音効果を得ることができる。
【0020】上部ガイド12は下端側がガイドレール5
と略同じ断面形状を有すると共に、上端側に向かって漸
次拡開状に延出している。具体的には、左右の上部ガイ
ド12の互いに対向する前壁12dは、下方から上方に
向かって、互いに近接する方向(建物開口部の幅方向)
に漸次傾斜状に延出している。こうすることで、全開状
態からシャッターカーテン4を降下させる時に、最下端
に位置するガイドブロック13の上方に位置する他のブ
ロック13を上部ガイド12内に良好に案内することが
できる。側壁12a,12bは下方から上方に向かって
漸次拡開状に延出しており、その外壁面は傾斜面を形成
している。後壁12eは下方から上方に向かって鉛直状
に延出すると共に、上方部位が後方側に向かって傾斜状
に延出している。上部ガイド12の下端側にはガイドレ
ール5の上端側が嵌入するようになっており、上部ガイ
ド12の側壁12a,12bの下端部を傾斜状とするこ
とで、ガイドレール5の上端側の壁面との段差を最小限
にしている。側壁12a,12bの外壁面は、ガイドレ
ール5から抜け出たガイドブロック13のガイド面とな
るので、円滑にガイドブロック13を案内するために、
接続部における段差や突起をなくすよう工夫されてい
る。
【0021】上部ガイド12とガイドレール5との連結
には次のような工夫がなされている。まず、ガイドレー
ル5の上端部を上部ガイド12に差込んだ時に、ガイド
レール5の内壁面と上部ガイド12の内壁面とが面一状
態になるように構成されている。こうすることで、ガイ
ドブロック13の上下動を良好に行うことができ、結果
としてスムーズな開閉操作が可能となる。上部ガイド1
2の下端部位には嵌合溝12gが形成されており、ガイ
ドレール5の前壁5dの上端部位は切り欠かれており、
ガイドレール5の上端を上部ガイド12に連結した時に
は、ガイドレール5の側壁5a,5bの上端が嵌合溝1
2gに嵌入するようになっている。こうすることで、上
部ガイド12の変形にガイドレール5が追従でき、した
がって、溝部12cが拡開すれば、溝部5cが拡開する
ようになっている。また、上部ガイド12の係合突条1
2fはガイドレール固定部材6の係合受部6dに受け入
れられるようになっており、上部ガイド12の下端とガ
イドレール5の上端を嵌合させ、さらに係合突条12
f、5fを係合受部6dにスライド係合させることで一
体化される。
【0022】次に、シャッターカーテンの構造について
説明する。シャッターカーテン4はシート本体4aと、
シート本体4aの幅方向両端部に溶着された上下方向に
延出する帯状の端部シート4bとから構成されている。
シート本体4a、端部シート4bは共に、塩化ビニル樹
脂を主材とすると共に、ポリエステルを芯材として構成
されている。端部シート4bにはシート本体4aに比べ
て芯材が密に混入されており、端部シート4bはシート
本体4aに比べて強度を有するように構成されている。
尚、本実施の形態では、端部シート4bはシート本体4
aよりも薄くコシがなく、端部シート4aにしわが集中
し、シート本体4aにしわが発生しにくいことが観察さ
れた。端部シート4bの端部4cはさらに二重構造とな
っており、かかる部位にはウエルダ加工が施されてお
り、後述するガイドブロック13の固定を強固なものと
している。
【0023】シャッターカーテン4の幅方向端部(実施
の形態では、二重構造でかつウエルダ加工が施されてい
る端部4c)には、上下方向に間隔を存して複数のガイ
ドブロック13が設けてある。ガイドブロック13は、
対向する側壁13a,13bを有しており、一端側を開
口状とすることで、対向する側壁13a,13b間には
シャッターカーテン4の端部を受け入れる溝部13cが
形成されている。対向する側壁13a,13bは他端側
の背部13dを介して一体化されており、背部13dの
外周面は湾曲面となっている。さらに、背部13dは高
さ方向中間部位を中心として上下方向にテーパー状とな
っている。側壁13a,13bの一端側端面は鉛直方向
に延出する平面13eとなっている。平面13eの上下
端部から側壁13a,13bの上下端面にかけては湾曲
面13fが形成されており、かつ上下端面の角部は傾斜
面13gとなっている。また、上下端面の溝部13c側
部位も傾斜面13jとなっている。こうすることで、シ
ートの挟み込みを容易にすると共に、シートの損傷を防
止している。
【0024】側壁13a,13bには螺子の受孔13
i、ビットインサート13hを受け入れる受孔が対向状
に形成されており、側壁13a,13b間にシャッター
カーテン4の端部(すなわち端部シート4bの端部)を
挿入させると共に、螺子によって締結するように構成さ
れている。ガイドブロック13は全体としては扁平状で
あるが、厚みはガイドレール5の溝部5cの幅よりは大
きいものとなっている。
【0025】ビットインサート13hは側壁13bの面
部より若干内部に位置して埋設されており、ビットイン
サート13hの端部が側壁13bの面部に露出すること
でガイドブロック13の磨耗位置の目印となり、ガイド
ブロック13の取り替え時期の目安となる(例えば、露
出したビッドインサート13hがガイドレール5の内壁
と摺接して異音が発生する)。同様に、ビットインサー
ト13に螺合される螺子の頭部も側壁13aの面部より
若干内部に位置しており、螺子の頭部が側壁13aの面
部に露出することでガイドブロック13の磨耗を知るこ
とができるようになっている。尚、溝部13cの幅は、
入口側が奥側より若干大きくなっており、シートが入れ
易いと共に、螺子で締結した際に内面がシートに対して
平行となり、シートに均一に圧着することで、結果とし
て、シートが破れにくいようになっている。
【0026】ガイドブロック13は、シャッターカーテ
ン4の幅方向端部に上下方向に間隔を存して設けてある
が、シャッターカーテン下端部においては、二つのガイ
ドブロック13が上下方向に連設されている。シャッタ
ーカーテン下端部は、最もストローク量が多く磨耗が激
しいので、この部位において二個連続でガイドブロック
13を取り付けることで、ガイドブロック13に対する
面圧を下げ磨耗量を減らすようにしている。
【0027】シャッターカーテン4の上方部位には、全
閉時において躯体側のまぐさ部19に対応する部位に位
置して幅方向に延出するシール材14が設けてある。シ
ール材14は端部シート4bと同じ部材から形成されて
おり、シート本体4aの面部より膨出させることで、ま
ぐさ部19に当接して気密性を保持するようになってい
る。従来はまぐさ部側にシール材が設けてあったが、こ
のものでは、開閉時にシール材が常時シャッターカーテ
ン4に当接することになっていた。今回のものでは、シ
ート側にシール材が設けてあるので、全閉時のみまぐさ
部19にシール材が当接するようになっている。
【0028】シャッターカーテン4の下端を折り返し溶
着することで、シャッターカーテン4の下端部位には袋
状部15が形成されている。袋状部15の幅方向両端部
にはボトムウエイト16が設けてある。ウエイト16を
左右端部に配設したことで、巻きが均等となり、シート
にしわが生じにくくなった。ボトムウエイト16は、ナ
イロン製の布袋16aに多数の鉛の粒体(径2〜3mm
程度の小片)16bを充填することで構成されている。
鉛の粒体16bを充填させた袋部16aを用意すること
で、全体として可撓性を有する錘を提供することがで
き、当接時の衝撃を吸収できるようになっている。
【0029】袋状部15には、左右のボトムウエイト1
6間に位置させて、ウレタンパイプ17が設けてある。
ウレタンパイプ17は座板形状を維持する機能を有す
る。また、ウレタンパイプ17はスペーサとしても機能
し、ボトムウエイト16が幅方向中央側に寄ることを規
制する。ウレタンパイプ17は一部材でも、あるいは複
数の部材を長さ方向に連設したものであってもよい。
尚、シャッターカーテン4の下端部には、袋状部15を
内装するようにして、ボトムシート18が溶着されてい
る。
【0030】このように構成されたシートシャッターに
おいて、シャッターの開閉時には、シャッターカーテン
4の左右両端部に設けたガイドブロック13がガイドレ
ール5の溝部に案内されることで、シャッターカーテン
4は上下方向に移動する。開口部全閉時に、シャッター
カーテン4に面圧が作用すると、シャッターカーテン4
の左右両端に設けたガイドブロック13の平面13eが
ガイドレール5の前壁5dに当接することで、面圧に対
抗するようになっている。
【0031】ガイドレール5はスプリング組立体11を
介して、開口幅方向に移動可能であると共に、開口部に
対して前後方向に揺動可能である。したがって、シャッ
ターカーテン4が風等を受けて撓んだ場合には、ガイド
レール5がシャッターカーテン4の動きに追従して可動
となっている。結果として、シャッターカーテン4が撓
んだ場合であっても、ガイドブロック13の平面13e
がガイドレール5の前壁5dと全体で当接することで均
一な力で抜け止めできる。また、シール材10とガイド
レール固定材6との間には図示しない両面テープが設け
てあるので、プッシュナット10aとの協働作用で、ガ
イドレール5がシャッターカーテン4の動きに追従して
移動しても、密閉性が保たれる。
【0032】シャッターカーテン4に物がぶつかった場
合等には、ガイドレール5および上部ガイド12が弾性
を有する樹脂から形成されているため、溝部5cあるい
は12cが拡開して、シャッターカーテン4の端部のガ
イドブロック13が溝部から抜け出るようになってい
る。したがって、シャッターカーテン4を壊すことがな
いようになっている。特に、物が衝突したような場合に
は、シートに局部的な大きな力が発生し、ガイドブロッ
ク13の上下の傾斜面13gがガイドレールの前壁5d
の内壁面と当接するため、ガイドブロック13がガイド
レール5から抜け易くなっている。ガイドブロック13
の背面13dは湾曲面となっているので、一度抜け出た
ガイドブロック13を素手でガイドレール5内に押入す
ることができる。尚、図4に示すように、ガイドブロッ
ク13の背面13dとガイドレール5の後壁5eとの間
には所定のクリアランスが形成されており、該クリアラ
ンスの存在によって、ガイドブロック13がガイドレー
ル5の溝内で傾くことができ、結果として傾斜面13g
が前壁5dの内壁に当接するようになっている。
【0033】複数のガイドブロック13が外れた場合で
あっても、最下端のガイドブロック13のみをガイドレ
ール5内に押し入れて、シャッターカーテン4を巻き上
げると、次ぎにシャッターカーテン4を降下させる時に
は、全てのガイドブロック13がガイドレール内に入っ
た状態で降下する。また、この時、最下端のガイドブロ
ック13以外の外れたブロック13は、ガイドレール5
の側壁5a,5bの外壁面、上部ガイド12の側壁12
a,12bの外壁面に沿って上動されるが、かかる外壁
面はスムーズな面から形成されているので、ガイドブロ
ック13が引っかかることがない。
【0034】これについて、図14で説明すると、シャ
ッターカーテン4が完全に巻き上げられた状態では、最
下端のガイドブロック13は上部ガイド12内に位置し
ており、直上のガイドブロック13は上部ガイド12の
上方に位置して、下方に上部ガイド12を臨むようにな
っている。したがって、この状態からシャッターカーテ
ン4を降下させれば、全てのガイドブロック13は上部
ガイド12に案内されながら降下する。実施の形態で
は、シャッターカーテン下端部においてガイドブロック
13を連設させてあるが、そうすることで、ガイドレー
ル5から外れた最下端のガイドブロック13を素手でガ
イドレール5に押し入れた際に、カーテンが立ち易くな
り、その後の巻き上げを円滑に行うことができる。
【0035】図15は、ガイドブロックを円滑にガイド
レール内に押し入れるための他の手段が開示されてい
る。ガイドブロック130、ガイドレール50の基本的
な構成はガイドブロック13、ガイドレール5とそれぞ
れ同じであるが、ガイドレール50の前壁50dの外壁
は、ガイドレール50の溝内へ向かって傾斜状に延出す
る案内傾斜面となっている。尚、図ではガイドブロック
130の背面は平面状となっているが、ガイドブロック
13の背面のように湾曲面としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートシャッターの概略正面図であり、全開状
態を示している。
【図2】シートシャッターの納まり図である。
【図3】ガイドレール組立体の断面図であって、特に上
部ガイド部を示している。
【図4】ガイドレール組立体の断面図であって、特にガ
イドレール部を示している。
【図5】ガイドレール組立体の一部省略断面図であっ
て、シール材とプッシュナットとの取り合いを示してい
る。
【図6】(a)はガイドレールの断面図、(b)はガイ
ドレール固定材の断面図である。
【図7】レール固定金具の側面図および正面図である。
【図8】上部ガイドを示す図であって、(a)は上方か
ら見た図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は
下方から見た図である。
【図9】ガイドレール組立体を示す図であって、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
【図10】シャッターカーテンの正面図である。
【図11】ガイドブロックを示す図であり、(a)は一
の側面図、(b)は背面図(c)は他の側面図、(d)
は正面図、(e)は横断面図、(f)は縦断面図、
(g)は上面図である。
【図12】シャッターカーテン下端部を示す図であり、
(a)は側方から見た図、(b)は一端側の正面図、
(c)は下端部の全体正面図である。
【図13】ボトムウエイトを示す図であり、(a)は一
部切り欠き正面図、(b)は上面図である。
【図14】シャッターカーテンが巻き上げられた状態に
おけるガイドブロックの位置を示すシートシャッターの
部分正面図である。
【図15】ガイドレールの形状に特徴を持たせることに
よる、ガイドブロックのガイドレールへの押し込みの態
様を示した図である。
【符号の説明】
4 シャッターカーテン 5 ガイドレール 12 上部ガイド 13 ガイドブロック 16 ボトムウエイト 17 ウレタンパイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状のシャッターカーテンの幅方向左
    右両端を案内するガイドレール組立体において、該組立
    体は、複数のガイドブロックを設けたシャッターカーテ
    ン端部を受け入れるガイドレールと、該ガイドレールを
    支持するレールカバーとを有し、該レールカバーには上
    下方向に間隔を存して受孔が穿設されており、該ガイド
    レールは上下方向に間隔を存して突設した複数のロッド
    を介して遊びを持った状態で該受孔に支持されており、
    該ガイドレールは開口幅方向に移動自在であると共に水
    平方向に揺動自在であることを特徴とするシートシャッ
    ターのガイドレール組立体。
  2. 【請求項2】該レールカバーは対向する見付壁と該見付
    壁を連結する見込壁とから断面視略コ字状を有してお
    り、該ガイドレールと該レールカバーとの間にはシール
    材が介装されており、該シール材の端縁は該見付壁の内
    壁に摺接していることを特徴とする請求項1に記載のガ
    イドレール組立体。
  3. 【請求項3】該見付壁の自由端の端部は断面視L字形に
    折り返されており、該シール材の端縁は該折り返し部に
    受け入れられていることを特徴とする請求項2に記載の
    ガイドレール組立体。
  4. 【請求項4】該シール材と該ガイドレールとは接着され
    ていることを特徴とする請求項2、3いずれかに記載の
    ガイドレール組立体。
  5. 【請求項5】該ロッドにはスプリングが外装されてお
    り、該スプリングによって、該ガイドレールは、該レー
    ルカバーと当接する正常位置に復帰するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4に記載のガイド
    レール組立体。
  6. 【請求項6】該レールカバーは長さ方向に分割された二
    部材から組立分解自在に構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至5に記載のガイドレール組立体。
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