JP3311994B2 - ロールブラインド - Google Patents

ロールブラインド

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JP3311994B2
JP3311994B2 JP15619298A JP15619298A JP3311994B2 JP 3311994 B2 JP3311994 B2 JP 3311994B2 JP 15619298 A JP15619298 A JP 15619298A JP 15619298 A JP15619298 A JP 15619298A JP 3311994 B2 JP3311994 B2 JP 3311994B2
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智道 千種
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚のスクリ
ーンを重ね合わせた状態で垂下し、そのスクリーンの重
なり方を調節することにより、室内への採光量を調節可
能としたロールブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二重に重ね合わせたスクリーンを
上下方向に相対移動させて、室内への採光量を調節可能
としたロールブラインドが種々提案されている。
【0003】特開平7−189573号公報に記載され
たロールブラインドでは、巻取パイプから二重に重ね合
わせた状態で垂下されるスクリーンには、半透明部と不
透明部とが交互に形成される。スクリーンの下部側に形
成されるループ内にはウェイトバーが配設され、そのウ
ェイトバーによりスクリーンが下方に向かって緊張され
る。
【0004】そして、巻取軸の回転に基づいてスクリー
ンが昇降され、揺動棒の操作に基づいてスクリーンが上
下方向に相対移動して、半透明部と不透明部との重なり
方が変化することにより、室内への採光量が調節され
る。
【0005】また、特開平10−61351号公報に記
載されたロールブラインドでは、張設ローラの近傍に一
対の押えローラが配設され、ループ面状材を近接させる
構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−18957
3号公報に記載されたロールブラインドでは、スクリー
ンを緊張するために、スクリーンの下部側にウェイトバ
ーが挿通される。すると、二重に重ね合わされるスクリ
ーンの間には、ウェイトバーの径に等しい間隙が生じ、
互いに密着することはない。
【0007】従って、スクリーンの半透明部と不透明部
とを一致させて遮光状態としても、スクリーンの間隙か
ら光が洩れて、完全に遮光することができないという問
題点がある。
【0008】一方、特開平10−61351号公報に記
載された調光装置では、一対の押えローラによりループ
面状材が近接した状態に維持され、ループ面状材の間隙
からの光の洩れが防止される。
【0009】ところが、各押えローラはその両端が支持
部材で支持されているので、その中間部において撓みが
生じやすく、その撓みにより面状材と各押えローラとの
間の摩擦が増大する。すると、ループ面状材の円滑な移
動が妨げられるという問題点がある。
【0010】押えローラの撓みを防止するためには、同
ローラの径を増大させることが考えられるが、押えロー
ラの径を増大させると、この調光装置の美観を低下させ
るという問題点がある。
【0011】この発明の目的は、二重に重ね合わせたス
クリーンを上下方向に相対移動させて室内への採光量を
調節可能としたロールブラインドにおいて、二重のスク
リーンを密着状態に維持しながらスクリーンを円滑に昇
降可能とし、かつ美観の低下を防止し得るロールブライ
ンドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1では、巻取軸か
ら無端状に垂下されるスクリーンの無端縁にウェイトバ
ーを掛装し、前記スクリーンを上下方向に相対移動する
ことによりスクリーンを透過する光量を調節可能とした
ロールブラインドにおいて、前記ウェイトバーは、前記
スクリーンの無端縁に掛装するメインローラと、前記メ
インローラ上に、互いに近接して支持される一対のフェ
イスローラとから構成し、前記スクリーンを、前記メイ
ンローラから前記フェイスローラ間を経て、前記巻取軸
に向かって案内する。
【0013】請求項2では、一対の支持部材間に回転可
能に支持された巻取軸にスクリーンの一端を巻着し、前
記支持部材間に支持されたサポート部材に前記スクリー
ンの他端を取着し、前記巻取軸とサポート部材との間で
無端状に垂下されるスクリーンの無端縁にウェイトバー
を掛装し、前記巻取軸で前記スクリーンを巻取りあるい
は巻戻して該スクリーンを上下方向に相対移動すること
により、スクリーンを透過する光量を調節可能としたロ
ールブラインドにおいて、前記ウェイトバーは、前記ス
クリーンの無端縁に掛装するメインローラと、前記メイ
ンローラ上に、互いに近接して支持される一対のフェイ
スローラとから構成し、前記スクリーンは、前記メイン
ローラから前記フェイスローラ間を経て、前記巻取軸及
びサポート部材に向かって案内する。
【0014】請求項3及び請求項11では、前記メイン
ローラの両端をウェイトバーキャップに回転可能に支持
し、前記フェイスローラの両端を前記ウェイトバーキャ
ップに回転可能にかつメインローラとの間隔が変化する
方向に移動可能に支持して、前記スクリーンをメインロ
ーラ及びフェイスローラの重量に基づいて該フェイスロ
ーラと前記メインローラとの間で挟みながら両ローラ間
を移動可能とした。
【0015】請求項4では、前記サポート部材のスクリ
ーン垂下位置と、前記巻取軸の外周面とを同一鉛直線上
に位置させた。請求項5では、前記サポート部材には、
前記巻取軸からスクリーンを最大限巻戻した状態におけ
るウェイトバーの下限位置を調節する位置調節装置を設
けた。
【0016】請求項6では、前記位置調節装置は、前記
スクリーンを巻取りあるいは巻戻し可能とする巻取装置
を前記サポート部材に設けて構成した。請求項7では、
前記サポート部材には、該サポート部材を軸方向に位置
調節可能とするスライド装置を設けた。
【0017】請求項8では、前記サポート部材には、該
サポート部材の少なくとも一端を上下方向に位置調節可
能とする支持位置調節装置を設けた。請求項9では、前
記サポート部材から垂下されるスクリーンにおいて、前
記巻取軸に巻取られるスクリーンに当接する部分には、
摩擦低減材を取着した。
【0018】請求項10では、前記巻取軸は、該巻取軸
の回転角度を微調整可能としたモータで回転駆動する。
【0019】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明
する。図1に示すロールブラインドは、取付フレーム1
の両端に支持部材2a,2bが固定され、その支持部材
2a,2b間に巻取軸3が回転可能に支持される。
【0020】前記巻取軸3の一端部には操作装置4が設
けられ、その操作装置4からボールチェーンにてなる無
端状の操作コード5が垂下されている。そして、操作コ
ード5の操作により巻取軸3を回転操作可能である。
【0021】前記巻取軸3にはスクリーン6の一端が巻
着され、同スクリーン6の他端はサポートパイプ7に取
着されている。前記巻取軸3とサポートパイプ7との間
で垂下されるスクリーン6の下端部は無端状となり、そ
の無端状部にウェイトバー8を構成するメインローラ9
が挿通されている。従って、スクリーン6はウェイトバ
ー8の重量に基づいて緊張される。
【0022】そして、操作コード5を操作して巻取軸3
をスクリーン巻取り方向へ回転させるとウェイトバー8
が上昇し、巻取軸3をスクリーン巻戻し方向へ回転させ
るとウェイトバー8が下降する。
【0023】前記巻取軸3内には、摩擦装置及び減速装
置が内蔵され、その摩擦装置及び減速装置によりスクリ
ーン6の下降が防止される。前記ウェイトバー8の具体
的構成を図4〜図6に従って説明する。前記メインロー
ラ9はステンレスの円筒で形成され、その両端部がウェ
イトバーキャップ10に回転可能に支持されている。
【0024】前記ウェイトバーキャップ10間には、同
じくステンレスの円筒で形成される2本のフェイスロー
ラ11a,11bが回転可能にかつ上下に移動可能に支
持されている。すなわち、フェイスローラ11a,11
bの両端には支軸12が突出され、その支軸12が、ウ
ェイトバーキャップ10に形成された長孔13に上下方
向にのみ移動可能に支持されている。
【0025】前記フェイスローラ11a,11bは、図
5に示すように、前記メインローラ9の中心から等間隔
を隔てた位置で上下方向に移動可能に支持され、その自
重によりメインローラ9上に支持された状態となる。ま
た、両フェイスローラ11a,11bの間隔は、スクリ
ーン6の2枚分の厚さより僅かに大きい間隔に設定され
ている。そして、スクリーン6はメインローラ9の外周
面に巻かれ、両フェイスローラ11a,11b間を経
て、ほぼ密接した状態で上方へ案内される。
【0026】このような構成により、常にはスクリーン
6がメインローラ9とフェイスローラ11a,11bと
の間に挟まれ、巻取軸3が回転されると、スクリーン6
が各ローラ6,11a,11b間を移動するとともに、
そのスクリーン6の移動にともなって各ローラ6,11
a,11bが回転される。
【0027】前記スクリーン6は例えば布地で形成さ
れ、図7に示すように、光の透過量の多い粗い織り方と
した透過部14と、ほぼ光を透過させない蜜な織り方と
した不透過部15とが一定間隔毎に交互に形成されてい
る。
【0028】従って、巻取軸3とウェイトバー8との間
の2枚のスクリーン6の透過部14が重なり合う状態で
は、不透過部15が重なり合い、その透過部14を光が
透過可能な状態となる。また、2枚のスクリーン6の透
過部14と不透過部15とが重なり合うと、光を遮断可
能な状態となる。
【0029】前記サポートパイプ7は、支持部材2a,
2b間において、巻取装置により回転操作可能に支持さ
れ、かつスライド装置により軸方向に移動可能に支持さ
れている。
【0030】その巻取装置及びスライド装置の具体的構
成を説明すると、図8及び図9に示すように、一方の支
持部材2aには支軸16の基端が固定され、その支軸1
6には筒状のダイアル軸17が回転可能に支持され、そ
のダイアル軸17の基端部にはダイアル部18が形成さ
れている。
【0031】前記サポートパイプ7の一端には、筒状の
パイプキャップ19が嵌着され、そのパイプキャップ1
9は前記支軸16の先端部に回転可能にかつ軸方向にス
ライド可能に支持されている。
【0032】前記パイプキャップ19内において、支軸
16の中間部には、捩じりコイルスプリング20が巻着
され、その両端部21a,21bは、図11に示すよう
に、支軸16の中心に対しほぼ120度の角度を隔てて
径方向に突出され、さらに支軸16の軸方向に屈曲され
ている。
【0033】前記ダイアル軸17の先端部には、前記捩
じりコイルスプリング20の端部21a,21b間に突
出する係合片22が形成され、前記パイプキャップ19
の内周面には前記係合片22の回動軌跡上に突出する係
合突部23が形成される。
【0034】前記捩じりコイルスプリング20は、ダイ
アル軸17が回転されて係合片22が端部21a,21
bのいずれかに当接すると、拡径されて支軸16に対す
る摩擦力が減少し、ダイアル軸17と一体に回転する。
すると、係合片22が端部21a,21bのいずれかを
介して係合突部23を押圧するため、ダイアル軸17と
前記サポートパイプ7とが一体に回転される。
【0035】また、スクリーン6を介してサポートパイ
プ7に作用するウェイトバー8の重量により、サポート
パイプ7が回転しようとして、係合突部23が捩じりコ
イルスプリング20の一方の端部21aに当接すると、
捩じりコイルスプリング20は縮径されて支軸16に対
する摩擦力が増大し、サポートパイプ7の回転が阻止さ
れる。
【0036】従って、スクリーン6を介してサポートパ
イプ7に作用する回転力では、サポートパイプ7は回転
しないようになっている。前記サポートパイプ7の他端
は、ネジ軸24に螺合されている。すなわち、前記ネジ
軸24はその基端部が前記他方の支持部材2bに回転可
能に支持されるとともに、その基端面が支持部材2bの
側面に露出されている。前記サポートパイプ7の他端部
にはそのネジ軸24を螺合可能としたネジ孔25が形成
され、そのネジ孔25にネジ軸24が螺合されている。
【0037】従って、ネジ軸24の端部に所定の治具を
係合させて、ネジ軸24を回転させると、図9及び図1
0に示すように、サポートパイプ7が軸方向にスライド
する。このとき、ネジ軸24の回転操作によりサポート
パイプ7に回転力が作用しても、前記巻取装置の作用に
より、サポートパイプ7は回転されない。
【0038】図12に示すように、前記サポートパイプ
7と巻取軸3とは、前記支持部材2a,2b間におい
て、その外周面が同一の鉛直線に接するように支持され
ている。
【0039】従って、図12に示すように巻取軸3から
スクリーン6が最大限まで巻き戻された状態でも、巻取
軸3及びサポートパイプ7からスクリーン6が密接した
状態で垂下される。
【0040】また、巻取軸3にスクリーン6が巻き取ら
れるにつれて、スクリーン6を含む巻取軸3の径が増大
するため、図13に示すように、サポートパイプ7から
垂下されるスクリーン6は、巻取軸3に巻き取られたス
クリーン6の周面に当接した後、下方へ垂下される。
【0041】従って、巻取軸3及びサポートパイプ7か
らスクリーン6が密接した状態で垂下される。前記サポ
ートパイプ7から垂下されるスクリーン6において、前
記巻取軸3に巻かれたスクリーン6の周面に当接する部
分には、塩化ビニール、ポリエチレンあるいはポリエス
テル等の合成樹脂にてなるテープ26が貼着され、巻取
軸3の回転時におけるスクリーン6間の摩擦が軽減され
ている。
【0042】上記のように構成されたロールブラインド
では、操作コード5を操作して巻取軸3をスクリーン巻
取り方向へ回転させると、スクリーン6が巻取軸3に巻
取られ、ウェイトバー8が引き上げられる。また、巻取
軸3をスクリーン巻戻し方向へ回転させると、スクリー
ン6が巻取軸3から巻戻され、ウェイトバー8が下降す
る。ウェイトバー8を所望位置まで引上げ、あるいは下
降させた後、操作コード5の操作を停止すれば、スクリ
ーン6はその所望位置に吊下支持される。
【0043】このとき、サポートパイプ7と巻取軸3か
ら垂下されるスクリーン6の不透過部15が重なり合う
ようにすると、透過部14から採光可能となり、透過部
14と不透過部15とが完全に重なり合うようにする
と、スクリーン6で外光が遮断される。
【0044】上記のように構成されたロールブラインド
では、次に示す作用効果を得ることができる。 (1)巻取軸3を回転操作して、スクリーン6を巻取
り、あるいは巻戻すことにより、ウェイトバー8を昇降
して、スクリーン6を昇降することができる。 (2)スクリーン6を昇降して、透過部14と不透過部
15との重なり合う面積を調節することにより、スクリ
ーン6を透過する光量を調節することができる。 (3)サポートパイプ7と巻取軸3の外周面を同一鉛直
線上に位置させたので、サポートパイプ7から垂下され
るスクリーン6と、巻取軸3から垂下されるスクリーン
6とを密接させることができる。 (4)ウェイトバー8では、フェイスローラ11a,1
1bの作用により、サポートパイプ7と巻取軸3から垂
下されるスクリーン6を密接させることができる。 (5)巻取軸3とウェイトバー8との間で2枚のスクリ
ーン6を密接させることができるので、透過部14と不
透過部15とを重ね合わせてスクリーン6全体を不透過
状態とするとき、両スクリーン6の間隙から不透過部1
5への光の洩れを防止して、スクリーン6を確実に不透
過状態とすることができる。 (6)フェイスローラ11a,11bは、その全長にわ
たってメインローラ9に支持されるので、フェイスロー
ラ11a,11bでの撓みの発生を防止することができ
る。従って、フェイスローラ11a,11bとメインロ
ーラ9との間でスクリーン6を円滑に移動させることが
できるとともに、フェイスローラ11a,11bを小径
化して、ウェイトバー8を小型化することができる。 (7)ダイアル軸17を操作することにより、サポート
パイプ7を回転させて、スクリーン6の巻取りあるいは
巻戻しを行うことができる。従って、スクリーン6を巻
取軸3から最大限まで巻戻した状態で、サポートパイプ
7を回転させることにより、ウェイトバー8の下限位置
を窓の下枠等に合わせて微調整することができる。 (8)サポートパイプ7を回転させて、スクリーン6の
巻取りあるいは巻戻しを行うことができるので、ウェイ
トバー8を最下限まで下降させた状態における透過部1
4と不透過部15との重なり具合を微調整することがで
きる。 (9)ネジ軸24を操作することにより、サポートパイ
プ7を軸方向にスライドさせることができる。従って、
巻取軸3でスクリーン6の巻ずれが生じないように、サ
ポートパイプ7の軸方向の位置を微調整することができ
る。 (10)サポートパイプ7から垂下されるスクリーン6
には、巻取軸3から垂下されるスクリーン6と当接する
部分にテープ26を貼着したので、互いに当接するスク
リーン6間の摩擦を低減して、スクリーン6の巻取り及
び巻戻しを円滑に行うことができる。 (第二の実施の形態)この実施の形態は、前記サポート
パイプ7に設けた巻取装置及びスライド装置に代えて、
同サポートパイプ7の一端の支持位置をその軸方向と直
交する方向に移動可能とする支持位置調節装置を設けた
ものであり、その他の構成は前記実施の形態と同様であ
る。
【0045】図14に示すように、サポートパイプ7の
一端には支軸27の基端部が嵌着固定され、その支軸2
7の先端部は一方の支持部材2aに上下方向に形成され
た長孔28に挿通されている。前記支軸27の先端に
は、前記長孔28の短径より径の大きな緩衝環29が嵌
着されている。
【0046】前記長孔28の下方において、前記支持部
材2aにはネジ支持部30が形成され、そのネジ支持部
30に形成されたネジ孔31には、下方から調節ネジ3
2が螺入されている。そして、前記調節ネジ32の先端
が下方から前記緩衝環29に当接して同緩衝環29を支
持している。
【0047】従って、調節ネジ32のネジ孔31への螺
入量を調節することにより、前記長孔28の範囲で支軸
27を上下方向に位置調節可能となっている。前記サポ
ートパイプ7の他端には支軸33の基端部が嵌着固定さ
れ、その支軸33の先端部34は、他方の支持部材2b
に形成された支持凹部35に回動不能に支持されてい
る。また、支軸33の先端部34と前記支持凹部35と
の間には十分な間隙が形成され、支軸33はその先端部
34を支点として傾動可能に支持される。
【0048】このように構成された支持位置調節装置で
は、調節ネジ32の螺入量を調節すると、サポートパイ
プ7の一端の支持位置が、同サポートパイプ7の他端を
支点として上下方向に調節可能となる。
【0049】上記のように構成されたロールブラインド
では、前記第一の実施の形態で得られた(1)〜(6)
及び(10)の作用効果に加えて、次に示す作用効果を
得ることができる。 (1)サポートパイプ7の一端側を他端側を支点として
上下方向に位置調節することができる。 (2)取付フレーム1の取付位置のずれ等により、ウェ
イトバー8を最下限まで下降させた状態で、ウェイトバ
ー8と窓の下枠とが不平行となった場合には、サポート
パイプ7の一端側を上下方向に位置調節することによ
り、ウェイトバー8と窓の下枠とが平行となるように調
整することができる。
【0050】なお、上記各実施の形態は次のような構成
とすることもできる。 ・前記巻取軸をモータで回転駆動し、そのモータにはエ
ンコーダを介して制御するモータ、あるいはパルスモー
タ等を使用して、巻取軸の回転角度を微調整可能とする
こと。 ・前記メインローラ及びフェイスローラは、ステンレス
以外に、アルミニウム、スチール、真鍮等で形成しても
よい。 ・前記実施の形態では、スクリーン6に透過部14と不
透過部15とを交互に形成したが、スクリーン6を上下
に相対移動させることにより、スクリーン6を透過する
光量を調整可能とするスクリーンであれば、他の手段を
用いてもよい。 ・サポートパイプ7は、円筒状以外に、断面H型、断面
L型あるいは断面I型の型材を使用してもよい。 ・サポートパイプ7を巻取軸3に対し平行に維持しなが
ら、上下方向に位置調節可能とすることにより、ウェイ
トバー8の最下限位置あるいはスクリーン6を巻取軸3
から最大限巻戻した状態における透過部14と不透過部
15との重なり具合を調整可能としてもよい。 ・サポートパイプ7の両端を上下方向に位置調節可能と
することにより、ウェイトバー8を最下限まで下降させ
た状態で、サポートパイプ7の一端側を上下方向に位置
調節することにより、ウェイトバー8と窓の下枠とが平
行となるように調整可能としてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は二重に
重ね合わせたスクリーンを上下方向に相対移動させて室
内への採光量を調節可能としたロールブラインドにおい
て、二重のスクリーンを密着状態に維持しながらスクリ
ーンを円滑に昇降可能とし、かつ美観の低下を防止し得
るロールブラインドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態のロールブラインドを示す
正面図である。
【図2】 ロールブラインドを示す側面図である。
【図3】 ロールブラインドを示す断面図である。
【図4】 ウェイトバーを示す側面図である。
【図5】 ウェイトバーを示す断面図である。
【図6】 ウェイトバーを示す断面図である。
【図7】 スクリーンを示す斜視図である。
【図8】 サポートパイプを示す正面図である。
【図9】 サポートパイプを示す断面図である。
【図10】サポートパイプを示す断面図である。
【図11】サポートパイプ内の巻取装置を示す断面図で
ある。
【図12】サポートパイプ及び巻取軸を示す断面図であ
る。
【図13】サポートパイプ及び巻取軸を示す断面図であ
る。
【図14】第二の実施の形態の支持位置調節装置を示す
断面図である。
【図15】支持位置調節装置を示す側面図である。
【符号の説明】
3 巻取軸 6 スクリーン 8 ウェイトバー 9 メインローラ 11a,11b フェイスローラ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取軸から無端状に垂下されるスクリー
    ンの無端縁にウェイトバーを掛装し、前記スクリーンを
    上下方向に相対移動することによりスクリーンを透過す
    る光量を調節可能としたロールブラインドにおいて、 前記ウェイトバーは、 前記スクリーンの無端縁に掛装するメインローラと、 前記メインローラ上に、互いに近接して支持される一対
    のフェイスローラとから構成し、 前記スクリーンを、前記メインローラから前記フェイス
    ローラ間を経て、前記巻取軸に向かって案内することを
    特徴とするロールブラインド。
  2. 【請求項2】 一対の支持部材間に回転可能に支持され
    た巻取軸にスクリーンの一端を巻着し、前記支持部材間
    に支持されたサポート部材に前記スクリーンの他端を取
    着し、前記巻取軸とサポート部材との間で無端状に垂下
    されるスクリーンの無端縁にウェイトバーを掛装し、前
    記巻取軸で前記スクリーンを巻取りあるいは巻戻して該
    スクリーンを上下方向に相対移動することにより、スク
    リーンを透過する光量を調節可能としたロールブライン
    ドにおいて、 前記ウェイトバーは、 前記スクリーンの無端縁に掛装するメインローラと、 前記メインローラ上において、互いに近接して支持され
    る一対のフェイスローラとから構成し、 前記スクリーンは、前記メインローラから前記フェイス
    ローラ間を経て、前記巻取軸及びサポート部材に向かっ
    て案内することを特徴とするロールブラインド。
  3. 【請求項3】 前記メインローラの両端をウェイトバー
    キャップに回転可能に支持し、前記フェイスローラの両
    端を前記ウェイトバーキャップに回転可能にかつメイン
    ローラとの間隔が変化する方向に移動可能に支持して、
    前記スクリーンをメインローラ及びフェイスローラの重
    量に基づいて該フェイスローラと前記メインローラとの
    間で挟みながら両ローラ間を移動可能としたことを特徴
    とする請求項に記載のロールブラインド。
  4. 【請求項4】 前記サポート部材のスクリーン垂下位置
    と、前記巻取軸の外周面とを同一鉛直線上に位置させた
    ことを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載のロ
    ールブラインド。
  5. 【請求項5】 前記サポート部材には、前記巻取軸から
    スクリーンを最大限巻戻した状態におけるウェイトバー
    の下限位置を調節する位置調節装置を設けたことを特徴
    とする請求項2乃至4のいずれかに記載のロールブライ
    ンド。
  6. 【請求項6】 前記位置調節装置は、前記スクリーンを
    巻取りあるいは巻戻し可能とする巻取装置を前記サポー
    ト部材に設けて構成したことを特徴とする請求項5記載
    のロールブラインド。
  7. 【請求項7】 前記サポート部材には、該サポート部材
    を軸方向に位置調節可能とするスライド装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のロー
    ルブラインド。
  8. 【請求項8】 前記サポート部材には、該サポート部材
    の少なくとも一端を上下方向に位置調節可能とする支持
    位置調節装置を設けたことを特徴とする請求項2乃至6
    のいずれかに記載のロールブラインド。
  9. 【請求項9】 前記サポート部材から垂下されるスクリ
    ーンにおいて、前記巻取軸に巻取られるスクリーンに当
    接する部分には、摩擦低減材を取着したことを特徴とす
    る請求項4記載のロールブラインド。
  10. 【請求項10】 前記巻取軸は、該巻取軸の回転角度を
    微調整可能としたモータで回転駆動することを特徴とす
    る請求項2乃至9のいずれかに記載のロールブライン
    ド。
  11. 【請求項11】 前記メインローラの両端をウェイトバ
    ーキャップに回転可能に支持し、前記フェイスローラの
    両端を前記ウェイトバーキャップに回転可能にかつメイ
    ンローラとの間隔が変化する方向に移動可能に支持し
    て、前記スクリーンをメインローラ及びフェイスローラ
    の重量に基づいて該フェイスローラと前記メインローラ
    との間で挟みながら両ローラ間を移動可能としたことを
    特徴とする請求項1に記載のロールブラインド。
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