JP7002250B2 - ロールスクリーン - Google Patents

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JP7002250B2
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本発明は、ロールスクリーンに関する。
ロールスクリーンは、天井面や壁面等の取付面に対してブラケットを介して取着された取付フレームにより支持部材(サイドブラケット)を介して巻取部を支持し、スクリーンの上縁部を巻取部に取着して垂下させ、巻取部によってスクリーンの巻き取り又は巻き戻しを行うことにより室内への採光量を調節可能に構成される。
一般的なロールスクリーンでは、取付フレームの両端に支持部材(サイドブラケット)が固定され、左右両側の支持部材間に円筒状の巻取部が回転可能に支持される。
ところで、取付フレームと巻取部との間の隙間を防止するため、隙間防止部材を配置するよう構成したロールスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平4-48316号公報
前述したように、特許文献1には、取付フレームと巻取部との間の隙間を防止するため、隙間防止部材を配置するよう構成したロールスクリーンが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示される隙間防止部材は必ず取付フレームに必要があり、取付フレームの左右方向の長さが変更されると巻取部の左右方向の長さも変更することになるが、これに併せて隙間防止部材もその長さを合わせたものを用意する必要がある。従って、隙間防止部材に汎用性を持たせることが困難である点や、遮蔽装置毎の隙間防止部材の管理負担及びコストの増大の点で問題がある。
このため、隙間防止部材を設けることなく、取付フレームの下方の隙間を防止し光漏れを抑制可能とする技法が望まれる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、隙間防止部材を設けることなく、取付フレームの下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーンを提供することにある。
本発明のロールスクリーンは、スクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、支持部材を介して前記巻取部を下方に支持する枠体と、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す前記巻取部の回転操作時には前記巻取部を前記枠体から離れる方向となる下方へ移動させ、前記巻取部の非回転操作時には前記巻取部を前記枠体の方向となる上方へ移動させ前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のロールスクリーンにおいて、前記可動機構は前記枠体の下方から入射する外光を遮光可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明のロールスクリーンにおいて、前記可動機構は、前記支持部材に設けられたスライド溝に対し前記巻取部の回転軸をスライド移動可能に可動支持させるよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明のロールスクリーンスクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、支持部材を介して前記巻取部を支持する枠体と、前記巻取部を前記枠体の方向へ移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、を備え、前記巻取部は、並設された2軸式の巻取パイプを連動可能に支持した回転軸を有し、前記可動機構は、前記巻取部の回転軸を軸として前記支持部材に対し該巻取部を前記枠体の方向へ回動可能に可動支持させるよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明のロールスクリーンにおいて、前記可動機構は、前記巻取部を前記枠体の方向へ自動で移動させるよう付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のロールスクリーンスクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、支持部材を介して前記巻取部を支持する枠体と、前記巻取部を前記枠体の方向へ移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、を備え、前記可動機構は、前記巻取部を前記枠体の方向へ手動で移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を遮蔽するか否かを手動で切り替え可能とするロック部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、隙間防止部材を設けることなく、不所望な外光を低減、好適には完全に遮光するなど、取付フレームの下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーンを構成することができる。
本発明による第1実施形態のロールスクリーンの概略構成を示す正面図である。 本発明による第1実施形態のロールスクリーンにおける部分的な斜視図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第1実施形態のロールスクリーンにおける動作を示す側面図である。 本発明による第2実施形態のロールスクリーンの概略構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のロールスクリーンにおける巻取部の概略構成を部分的に示す正面断面図と、その側面断面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第2実施形態のロールスクリーンにおける動作を示す側面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による変形例のロールスクリーンにおける動作を示す側面図である。 本発明による第3実施形態のロールスクリーンにおける部分的な斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第3実施形態のロールスクリーンにおける手動による隙間防止操作を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態のロールスクリーン1を説明する。尚、本願明細書中、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーン4の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をロールスクリーン1の左側、及び、図示右方向をロールスクリーン1の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とする。
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本発明による第1実施形態のロールスクリーン1の構成を説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態のロールスクリーン1の概略構成を示す正面図である。
図1に示すロールスクリーン1では、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、支持部材2a,2b間に円筒状の巻取部3が回転可能に支持される。取付フレーム2は、ブラケット6により天井面又は壁面の取着面に固定される。
巻取部3は、スクリーン4の一端を取着してスクリーン4を巻き取り、又は巻き戻し可能に吊下支持している。スクリーン4の他端は、錘部材として機能するウェイトバー5に取着されている。従って、スクリーン4はウェイトバー5の重量に基づいて張設される。尚、本実施形態の例では、スクリーン4は巻取部3の室外側から垂下されている。ただし、巻取部3の室内側からスクリーン4を垂下させる形態としてもよい。
そして、ウェイトバー5の左右方向の略中央部にプルコードを取着したプルグリップ7が設けられている。また、巻取部3内において、その左端側にはスクリーン4の自動巻き上げを行うスプリングモーター、右端側にはスクリーン4の自重降下を防止するストッパー装置等が収容されている(図示せず)。
本実施形態では、プルグリップ7の引き操作で、巻取部3をスクリーン巻戻し方向へ回転させるとウェイトバー5を下降させることができ、プルグリップ7を手放すと当該ストッパー装置のロックが作動する。このため、所望の位置でウェイトバー5を位置させることができる。また、プルグリップ7の僅かな引き操作で、当該ストッパー装置のロックを解除し、スクリーン4の自動巻き上げを行うよう当該スプリングモーターを作動させることができ、巻取部3をスクリーン巻取り方向へ回転させウェイトバー5を上限位置まで上昇させることができる。
(自動遮蔽式の巻取部)
ここで、図1に示すロールスクリーン1では、支持部材2a,2b間に円筒状の巻取部3が回転可能に支持されるだけでなく、上下方向にスライド可能に支持されている。
より具体的には、図2に示すように、支持部材2aにはスライド溝20が設けられ、このスライド溝20に巻取部3の回転軸31が回転可能、且つスライド可能に支持されている。スライド溝20から外方に突出する回転軸31には支持リング9が設けられ、支持リング9に対し回転軸31が相対回転可能になっている。支持リング9は、回転軸31に設けられる抜け止め部材10と支持部材2aとの間に位置しており、支持リング9が回転軸31から外れないようになっている。
支持リング9に設けられた支持孔9aにはバネ8の一端が係着され、バネ8の他端は支持部材2aに設けられる留め部22に係着されている。図示する例では、バネ8は引っ張りバネで構成され、常に支持リング9を上方へと移動させる付勢力を生じさせる付勢手段として機能する。尚、常に支持リング9を上方へと移動させる付勢力を生じさせるために、本例では引っ張りバネによるバネ8と留め部22により構成した例を示しているが、圧縮バネを利用して常に支持リング9を上方へと移動させる付勢力を生じさせる構造でもよい。
そして、図1に示すように、支持部材2bについても、図2に示す支持部材2aと同様に構成されている。
このように構成された図1に示すロールスクリーン1は、バネ8の付勢力により常に支持リング9を上方へと移動させる付勢力を生じさせており、その支持リング9に支持される巻取部3の回転軸31が、スライド溝20に沿って常に上方へと移動するよう作用する。
このため、図3(a)に示すように、プルグリップ7の引き操作前に、巻取部3にスクリーン4が巻き取られている状態では、その巻き太りしたスクリーン4の上端が取付フレーム2の下面に当接し、巻取部3の回転軸31がスライド溝20に回転可能、且つスライド可能に支持される。従って、図3(a)に示す状態では、スクリーン4としては開状態であるが、このときでも取付フレーム2と巻取部3との間の隙間は自動時に遮光されている。
図3(a)に示す状態から、図3(b)に示すようにプルグリップ7の引き操作を行うと、巻取部3がスクリーン巻戻し方向へ回転しウェイトバー5を下降させることができる。このとき、巻取部3の回転軸31がスライド溝20に沿って下方にスライドする力が作用するため、巻取部3に巻き取られているスクリーン4の上端と取付フレーム2の下面との当接が緩和して、その摩擦を軽減させることでスクリーン4の損傷を防ぐことができる。
図3(b)に示すプルグリップ7の引き操作後、図3(c)に示すようにプルグリップ7を手放すと当該ストッパー装置のロックが作動し、所望の位置でウェイトバー5を位置させることができる。このとき、バネ8の付勢力により常に支持リング9を上方へと移動させる付勢力を生じさせているため、その巻き細りしたスクリーン4の上端(或いはスクリーン4が完全に巻き戻された巻取部3の上端)が取付フレーム2の下面に当接し、巻取部3の回転軸31がスライド溝20に沿って上方へ位置して回転可能、且つスライド可能に支持された状態となる。従って、図3(c)に示すように、スクリーン4として閉状態とした場合でも、取付フレーム2と巻取部3との間の隙間は自動時に遮光される。
従って、第1実施形態では、従来のような隙間防止部材を設けることなく、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーン1を構成することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図4及び図5を参照して、本発明による第2実施形態のロールスクリーン1の構成を説明する。図4は、本発明による第2実施形態のロールスクリーン1の概略構成を示す斜視図である。図5(a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のロールスクリーン1における巻取部3Bの概略構成を部分的に示す正面断面図と、その側面断面図である。尚、第2実施形態において、第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図4に示すロールスクリーン1では、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、支持部材2a,2b間に長円(角丸長方形)断面で筒状の巻取部3Aが回転可能に支持される。
巻取部3Aは、図5(a)に示すように、支持部材2bに対し回転軸31による固定位置で回転可能に支持される第1の巻取パイプ36と、支持部材2bに対し相対移動可能としパイプ支持部32に対し第1の巻取パイプ36とともに回転可能に並設して支持される第2の巻取パイプ37とを備えている。尚、支持部材2aは、支持部材2bに対し対称配置で支持部材2bと同様の構造を有する。
第1の巻取パイプ36には第1のギヤ36aが設けられ、第2の巻取パイプ37には第2のギヤ37aが設けられており、第1のギヤ36aと第2のギヤ37aは中間ギヤ38に噛合し連動回転するようになっている。このため、第1の巻取パイプ36と第2の巻取パイプ37は、互いに常に同方向に連動回転する。
また、中間ギヤ38のギヤ軸38a、第1のギヤ36aを有する第1の巻取パイプ36、及び第2のギヤ37aを有する第2の巻取パイプ37は、巻取部3Aの左右両側に配設されるパイプ支持部32(図1参照)に対し、回転可能に支持され、可撓性で遮光性の遮蔽材34で覆われている。
そして、本例では、第1及び第2のギヤ36a,37a及び中間ギヤ38が位置する遮蔽材34の外表面上に、駆動ベルト35が固着して周設されている(図5(b)に示すA‐A’断面図を参照)。尚、駆動ベルト35はスクリーン4を巻き取る際の滑り止めとして作用させるものであり、遮蔽材34と駆動ベルト35とを一体成形した遮蔽ベルトとしてもよい。
このように構成される巻取部3Aでは、図1に示すように、遮蔽材34の外表面上で、駆動ベルト35を覆うようにスクリーン4の一端が取着され、連動回転する第1及び第2の巻取パイプ36,37に伴って回転する遮蔽材34及び駆動ベルト35により、スクリーン4を巻き取り、又は巻き戻し可能に吊下支持している。スクリーン4の他端は、錘部材として機能するウェイトバー5に取着されている。従って、スクリーン4はウェイトバー5の重量に基づいて張設される。尚、本実施形態の例では、スクリーン4は巻取部3Aの室外側から垂下されている。ただし、巻取部3Aの室内側からスクリーン4を垂下させる形態としてもよい。
そして、ウェイトバー5の左右方向の略中央部にプルコードを取着したプルグリップ7が設けられている。また、巻取部3Aにおける第1及び第2の巻取パイプ36,37のいずれか一方、又は双方に、スクリーン4の自動巻き上げを行うスプリングモーターと、スクリーン4の自重降下を防止するストッパー装置等が収容されている(図示せず)。
本実施形態では、プルグリップ7の引き操作で、巻取部3Aをスクリーン巻戻し方向へ回転させるとウェイトバー5を下降させることができ、プルグリップ7を手放すと当該ストッパー装置のロックが作動する。このため、所望の位置でウェイトバー5を位置させることができる。また、プルグリップ7の僅かな引き操作で、当該ストッパー装置のロックを解除し、スクリーン4の自動巻き上げを行うよう当該スプリングモーターを作動させることができ、巻取部3Aをスクリーン巻取り方向へ回転させウェイトバー5を上限位置まで上昇させることができる。
(自動遮蔽式の巻取部)
ここで、図4に示すロールスクリーン1では、支持部材2a,2b間に円筒状の巻取部3Aが回転可能に支持されるだけでなく、上下方向に回動可能に支持されている。
より具体的には、図4及び図5(a)に示すように、支持部材2a,2bは、第1の巻取パイプ36の回転軸として作用する回転軸31を固定位置で回転可能に支持しており、支持部材2a,2bにそれぞれ支持される回転軸31には、それぞれトーションバネ8Tが設けられている。各トーションバネ8Tの一端はそれぞれ支持部材2a,2bから突出する留めピン21と係合し、各トーションバネ8Tの他端は左右両側のそれぞれのパイプ支持部32から突出する留めピン33と係合しており、常に第2の巻取パイプ37側となる巻取部3Aの端部が上方へと移動させる付勢力を生じさせている。
このように構成された図4に示すロールスクリーン1は、トーションバネ8Tの付勢力により常に第2の巻取パイプ37側となる巻取部3Aの端部を上方へと移動させる付勢力を生じさせており、巻取部3Aが回転軸31を固定位置の軸として、巻取部3Aの当該端部を上方へと移動(回動)するよう作用する。
このため、図6(a)に示すように、プルグリップ7の引き操作前に、巻取部3Aにスクリーン4が巻き取られている状態では、その巻き太りしたスクリーン4の上端が取付フレーム2の下面に当接した状態になる。従って、図6(a)に示す状態では、スクリーン4としては開状態であるが、このときでも取付フレーム2と巻取部3Aとの間の隙間は自動時に遮光されている。
図6(a)に示す状態から、図6(b)に示すようにプルグリップ7の引き操作を行うと、巻取部3Aがスクリーン巻戻し方向へ回転しウェイトバー5を下降させることができる。このとき、第2の巻取パイプ37側となる巻取部3Aの端部が下方に回動する力が作用するため、巻取部3Aに巻き取られているスクリーン4の上端と取付フレーム2の下面との当接が緩和して、その摩擦を軽減させることでスクリーン4の損傷を防ぐことができる。
図6(b)に示すプルグリップ7の引き操作後、図6(c)に示すようにプルグリップ7を手放すと当該ストッパー装置のロックが作動し、所望の位置でウェイトバー5を位置させることができる。このとき、トーションバネ8Tの付勢力により常に第2の巻取パイプ37側となる巻取部3Aの端部を上方へと移動させる付勢力を生じさせているため、その巻き細りしたスクリーン4の上端(或いはスクリーン4が完全に巻き戻された巻取部3Aの上端)が取付フレーム2の下面に当接した状態になる。従って、図6(c)に示すように、スクリーン4として閉状態とした場合でも、取付フレーム2と巻取部3Aとの間の隙間は自動時に遮光される。
尚、プルグリップ7の引き操作時に、巻取部3Aに巻き取られているスクリーン4の上端と取付フレーム2の下面との当接による摩擦の影響が小さい場合など、その当接を常に維持したい場合には、回転軸31を第2の巻取パイプ37側とした巻取部3Aを構成してもよい。
例えば、図8(a)に示すように、回転軸31を第2の巻取パイプ37側とした巻取部3Aを構成した場合も、プルグリップ7の引き操作前に、巻取部3Aにスクリーン4が巻き取られている状態では、その巻き太りしたスクリーン4の上端が取付フレーム2の下面に当接した状態になる。従って、図8(a)に示す状態では、スクリーン4としては開状態であるが、このときでも取付フレーム2と巻取部3Aとの間の隙間は自動時に遮光されている。
図8(a)に示す状態から、図8(b)に示すようにプルグリップ7の引き操作を行うと、そのプルグリップ7の引き操作時とプルグリップ7の引き操作後のいずれにおいても、巻き細りしたスクリーン4の上端(或いはスクリーン4が完全に巻き戻された巻取部3Aの上端)が取付フレーム2の下面に当接した状態になる。従って、スクリーン4として閉状態とした場合でも、取付フレーム2と巻取部3Aとの間の隙間は自動時に遮光される。
従って、第2実施形態では、従来のような隙間防止部材を設けることなく、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーン1を構成することができる。
〔第3実施形態〕
ところで、上述した第1及び第2実施形態では、スクリーン4が巻取部3,3Aに対し巻き取られているか否かに関わらず、自動的に巻取部3をスライド移動又は巻取部3Aを回動させることで、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーン1を説明したが、手動操作で選択的に、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーン1を構成することもできる。
例えば図1に示す第1実施形態の変形例として、図8に、本発明による第3実施形態のロールスクリーン1における部分的な斜視図を示す。図9(a),(b)は、それぞれ本発明による第3実施形態のロールスクリーン1における手動による隙間防止操作を示す側面図である。図8及び図9では、第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図8に示すように、手動による隙間防止を実現するために、本実施形態では平板状のロック部材50が設けられ、ロック部材50は丸孔51、軸受凹部52、及び丸凹部53を有している。
まず、支持部材2aにはスライド溝20が設けられ、このスライド溝20に巻取部3の回転軸31が回転可能、且つスライド可能に支持されている。また、支持部材2aには丸棒状の係止ピン25と、本例では先端が拡径した丸棒状の軸ピン26が突出して設けられている。
この軸ピン26に、ロック部材50の長尺方向一端部近傍に設けられる丸孔51が挿通されることで、ロック部材50が外部から着脱可能、且つ柔軟に回動可能に支持部材2aに対し掛装される。
そして、ロック部材50の長尺方向他端部近傍の下端部に設けられる丸凹部53が、支持部材2aにおける係止ピン25に係止された状態では、ロック部材50の上端部に設けられる軸受凹部52が、巻取部3の回転軸31をスライド溝20に沿って上方にスライドさせて回転可能に支持するようになっている。
従って、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制しないときは、図9(a)に示すように、ロック部材50による巻取部3の回転軸31の支持を行わずにロック部材50を単に支持部材2aの軸ピン26に対し掛装しておき、巻取部3の回転軸31をスライド溝20の下端で支持させることができる。
一方、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制するときは、図9(b)に示すように、ロック部材50の軸受凹部52によって巻取部3の回転軸31を支持するよう、ロック部材50の丸凹部53を、支持部材2aにおける係止ピン25に係止させる。
このように、スクリーン4が巻取部3に対し巻き取られているか否かに関わらず、手動操作で選択的に、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制するか否かを切り替え可能とするロールスクリーン1を構成することもできる。
このような手動切り替えを可能とするロック部材50は、上述した2軸式(第1及び第2の巻取パイプ36,37)のロールスクリーン1に対しても適用できる。
従って、第3実施形態では、従来のような隙間防止部材を設けることなく、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とするロールスクリーン1を構成することができる。
以上、特定の実施形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、スライド溝20は、上下に直線的なものでなくとも曲線的であってよく、斜めに直線的又は曲線的なものであってもよい。
また、上述した各実施形態の例では、主として、プルグリップ7によるスクリーン4の昇降操作を行う例を説明したが、ボールチェーンなどの操作コードにより巻取部3,3Aの回転操作を行う形態に適用することも可能である。
本発明によれば、従来のような隙間防止部材を設けることなく、取付フレーム2の下方の光漏れを抑制可能とすることができるので、光漏れの防止を要するロールスクリーンの用途に有用である。
1 ロールスクリーン
2 取付フレーム
2a,2b 支持部材
3,3A 巻取部
4 スクリーン
5 ウェイトバー
7 プルグリップ
8 バネ
8T トーションバネ
9 支持リング
10 抜け止め部材
20 スライド溝
21 留めピン
22 留め部
25 係止ピン
26 軸ピン
31 回転軸
32 パイプ支持部
33 留めピン
34 遮蔽材
35 駆動ベルト
36 第1の巻取パイプ
36a 第1のギヤ
37 第2の巻取パイプ
37a 第2のギヤ
38 中間ギヤ
50 ロック部材
51 丸孔
52 軸受凹部
53 丸凹部

Claims (6)

  1. スクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、
    支持部材を介して前記巻取部を下方に支持する枠体と、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す前記巻取部の回転操作時には前記巻取部を前記枠体から離れる方向となる下方へ移動させ、前記巻取部の非回転操作時には前記巻取部を前記枠体の方向となる上方へ移動させ前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、
    を備えることを特徴とするロールスクリーン。
  2. 前記可動機構は前記枠体の下方から入射する外光を遮光可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のロールスクリーン。
  3. 前記可動機構は、前記支持部材に設けられたスライド溝に対し前記巻取部の回転軸をスライド移動可能に可動支持させるよう構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のロールスクリーン。
  4. スクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、
    支持部材を介して前記巻取部を支持する枠体と、
    前記巻取部を前記枠体の方向へ移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、を備え、
    前記巻取部は、並設された2軸式の巻取パイプを連動可能に支持した回転軸を有し、
    前記可動機構は、前記巻取部の回転軸を軸として前記支持部材に対し該巻取部を前記枠体の方向へ回動可能に可動支持させるよう構成されていることを特徴とすロールスクリーン。
  5. 前記可動機構は、前記巻取部を前記枠体の方向へ自動で移動させるよう付勢する付勢手段を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のロールスクリーン。
  6. スクリーンを昇降させるロールスクリーンであって、
    前記スクリーンを巻き取り、或いは巻き戻す巻取部と、
    支持部材を介して前記巻取部を支持する枠体と、
    前記巻取部を前記枠体の方向へ移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を抑制可能とする可動機構と、を備え、
    前記可動機構は、前記巻取部を前記枠体の方向へ手動で移動させ、前記枠体の下方から入射する外光を遮蔽するか否かを手動で切り替え可能とするロック部材を備えることを特徴とすロールスクリーン。
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Citations (3)

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JP2013136900A (ja) 2011-12-28 2013-07-11 Nichibei Co Ltd ロールスクリーン用隙間防止装置

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