JP2007126901A - スクリーン操作装置及びそれを備えたスクリーン装置、スクリーン本体の操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロールスクリーンやローマンシェード等のスクリーン本体を上げ下げする操作装置及びそれを備えたスクリーン装置において、操作鎖または操作紐が取り扱い易く、操作性を良くしたものを提供する。
【解決手段】スクリーン装置Sは、ヘッドボックス1と、スクリーン本体2と、スクリーン本体2を上げ下げするスクリーン操作装置3を備えている。スクリーン操作装置3は、スクリーン本体2より前方に突出するよう固定できる操作角調整部材33と、この側部に重なるよう被せてあるカバー部材44を備えており、この間には、スクリーン本体2の上げ下げを操作するボールチェーン37が設けてある。ボールチェーン37は、スクリーン本体2より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体2より手前側に配置されるようにしてある。
【選択図】図1

Description

本発明はスクリーン操作装置及びそれを備えたスクリーン装置、スクリーン本体の操作方法に関する。
更に詳しくは、ロールスクリーンやローマンシェード等のスクリーン本体を上げ下げする操作装置及びそれを備えたスクリーン装置において、操作鎖または操作紐が取り扱い易く、操作性を良くしたものに関する。
従来から窓等には、日よけや目隠しのためのスクリーン装置が取り付けられている。このようなスクリーン装置のひとつとして、ロールスクリーンやローマンシェード等といった上げ下げによって開閉する形態を有するものがある。このタイプのスクリーン装置は、側方に設けられた操作鎖や操作紐を操作することで、スクリーン本体を下側から巻き上げたり、上方に設けたリールに巻き取ったり、下側から折り畳んで引き上げたりできる。例えば、特許文献1には、すだれを上方に設けたリールに巻き取るタイプのものが開示されている。
特許文献1に開示されたスクリーン装置は、上方に設けたリールの片端に滑車が固定してあり、この滑車の周縁部に無端状の操作紐が巻き掛けてある構造を有している。すだれ本体は、滑車から垂れ下がった操作紐の手前側や奥側を引き下げることによって上げ下げされる。
実開昭58−134592号公報
しかし、特許文献1に開示されたスクリーン装置には、次のような課題があった。
上記したスクリーン装置では、操作紐がリールの片端に固定してある滑車の周縁部に巻き掛けてあり、すだれ本体の手前側(表側)と奥側(裏側)に垂れ下がった構造を有している。そのため、すだれ本体の奥側に配置されている操作紐を引き下げる場合では、すだれ本体の奥側に手を入れてこの部分の操作紐を掴み、手前側に取り出してから引き下げていた。つまり、上記したスクリーン装置は、操作紐の上げ下げの際の操作性が悪かった。
特に、スクリーン装置は、日よけや目隠しを目的として窓等に取り付けられるので、通常、窓枠との間にできるだけ隙間が形成されないようにして設置されている。そのためスクリーン本体の奥側に配置されている操作紐は、より操作し難かった。
本発明の目的は、ロールスクリーンやローマンシェード等のスクリーン本体を上げ下げする操作装置及びそれを備えたスクリーン装置、スクリーン本体の操作方法において、操作鎖または操作紐が取り扱い易く、操作性の良いものを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
スクリーン操作装置であって、
スクリーン本体の上げ下げを操作する操作鎖または操作紐等の操作手段を備えており、当該操作手段が垂れ下がった状態でスクリーン本体より手前側に配置することができるよう構成してあることを特徴とする、
スクリーン操作装置である。
第2の発明にあっては、
スクリーン操作装置であって、
スクリーン本体より前方に突出するよう固定できるケース部材を備えており、当該ケース部材には、スクリーン本体の上げ下げを操作する操作鎖または操作紐等の操作手段が、スクリーン本体より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体より手前側に配置することができるよう設けてあることを特徴とする、
スクリーン操作装置である。
第3の発明にあっては、
スクリーン操作装置であって、
スクリーン本体より前方に突出するよう固定できる第1のケース構成部材と、
第1のケース構成部材の側部に重なるよう被せてある第2のケース構成部材と、
を備えており、
第1のケース構成部材と第2のケース構成部材の間には、
スクリーン本体の上げ下げを操作する操作鎖または操作紐等の操作手段と、
操作手段が動かされることにより、ヘッドボックス内のシャフトに回転力を与える伝達手段と、
スクリーン本体より前方に突出する部分に配置してあり、操作手段がスクリーン本体より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体より手前側に配置することができるよう案内する案内手段と、
を備えていることを特徴とする、
スクリーン操作装置である。
第4の発明にあっては、
第1のケース構成部材と第2のケース構成部材は、重なった状態で回動することによってスクリーン本体より前方に突出できるようヘッドボックスの端部側に設けてあることを特徴とする、
第3の発明に係るスクリーン操作装置である。
第5の発明にあっては、
第2の発明に係るスクリーン操作装置を構成するケース部材であって、
スクリーン本体より前方に突出した状態で固定でき、スクリーン本体の上げ下げを操作する操作鎖または操作紐等の操作手段が、スクリーン本体より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体より手前側に配置することができるよう構成してあることを特徴とする、
スクリーン操作装置を構成するケース部材である。
第6の発明にあっては、
第1,第2または第3の発明に係るスクリーン操作装置と、
当該スクリーン操作装置によって上げ下げされるスクリーン本体と、
を備えたことを特徴とする、
スクリーン装置である。
第7の発明にあっては、
スクリーン本体の上げ下げを操作する方法であって、
スクリーン本体より手前側に垂れ下がって配置された操作鎖または操作紐等の操作手段を引き下げることによって、スクリーン本体を上げ下げすることを特徴とする、
スクリーン本体の操作方法である。
本発明で使用するスクリーン本体は、上げ下げによって開閉する形態を有するものであり、特に限定するものではないが、例えば、ロールスクリーン(ロールアップスクリーンを含む)やローマンシェード等を構成するものを挙げることができる。例えば、スクリーン本体は、紙、布(綿製、絹製、合成樹脂製のものを含む)、すだれ(簾)、これらの複合物で形成されたものがある。
操作手段としては、例えば、紐状のもの、帯状のもの、鎖状のもの、ワイヤー等を挙げることができるが、これに限定するものではない。
なお、特許請求の範囲及び次の作用の欄では、本発明の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与して説明している。しかし、この符号の付与はあくまで説明の理解を容易にするためであって、各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。
(作 用)
本発明の作用を説明する。
本発明によれば、操作鎖(37)または操作紐等の操作手段が、垂れ下がった状態でスクリーン本体(2)より手前側に配置することができる。スクリーン本体(2)は、手前側に垂れ下がった操作手段を引き下げることにより上げたり下げたりが操作される。
ケース部材を備えたものは、操作鎖(37)または操作紐等の操作手段が、スクリーン本体(2)より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体(2)より手前側に配置することができる。
第1のケース構成部材(33)と第2のケース構成部材(34)を備えたものは、スクリーン本体(2)より前方に突出する部分から垂れ下がった操作鎖(37)または操作紐等の操作手段を引き下げることで、伝達手段(35)を介してヘッドボックス(1)内のシャフト(4)を回転させることができる。シャフト(4)が回転することによりスクリーン本体(2)を上げたり下げたりできる。
また、第1のケース構成部材(33)と第2のケース構成部材(34)は、重なった状態でスクリーン本体(2)より前方に突出できるよう回動することができる。
本発明によれば、操作鎖または操作紐等の操作手段が、垂れ下がった状態でスクリーン本体より手前側に配置することができるので、操作手段が掴み易い。従って、スクリーン本体の上げ下げにおいて、操作手段が取り扱い易く、操作性も良い。
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係るスクリーン装置の一実施の形態を示す斜視説明図、
図2は図1に示すスクリーン装置の分解斜視説明図、
図3は図1に示すスクリーン装置の側面図、
図4はスクリーン装置の要部を拡大して示す横断面説明図、
図5は図4に示すA−A断面図である。
符号Sはスクリーン装置を示している。スクリーン装置Sは、取付具10によって天井に固定される所要長さを有するヘッドボックス(フレーム)1と、ヘッドボックス1から垂れ下がるよう設けてあるスクリーン本体2と、ヘッドボックス1の一端(図1では右端)に取り付けてあり、スクリーン本体2の上げ下げを操作するスクリーン操作装置3を備えている。なお、ヘッドボックス1は他の取付具を用いることで壁面に固定することもできる。
本実施の形態で示すスクリーン装置Sは、スクリーン本体2を下側から折り畳んで引き上げるタイプのものを使用している。しかし、スクリーン装置はこれに限定するものではなく、例えば、スクリーン本体を下側から巻き上げるタイプ(ロールアップスクリーン)や上方に設けたリールに巻き取るタイプのものを使用することもできる。
ヘッドボックス1は、上部に設けた水平壁16を介して前側に前壁11を備え、後側に後壁12を備えるよう側面視において略門型形状に形成してあり、更に、前壁11と後壁12の下端部からは、内方に向かい合うフランジ部13,13が全長にわたり設けられた形状を有している。符号14はフランジ部13,13の間に形成された開口部を示している。
ヘッドボックス1の前壁11と後壁12には、上側と下側の二箇所にやや突出したリブ110、120が全長にわたり形成してある。前壁11の上側と下側のリブ110,110で挟まれた間には、スクリーン本体2に設けてある取り付け手段(後述)と係合する取り付け手段である取り付け部材15が全長にわたり設けてある。本実施の形態でヘッドボックス1に設ける取り付け部材15は、面ファスナーを構成する一方の部材を使用している。しかし、取り付け手段はこれに限定するものではなく、例えば、接着剤、粘着テープ、ボタン、フック等、他の手段を使用することもできる。
ヘッドボックス1の前壁11と後壁12で囲まれた内部には、外形が六角形状を有するシャフト4が全長にわたって設けてある。シャフト4には、シャフト4と共に回転するよう固定してあり、引き上げ紐20を巻き取るドラム部材40(図1参照)が所要間隔を設けて複数設けてある(図1では一箇所しか表れていない)。
スクリーン本体2の上側部には、上記したヘッドボックス1の取り付け部材15と係合する取り付け手段(図では見えない)である取り付け部材が全長にわたり設けてある。本実施の形態で取り付け部材は、面ファスナーを構成する他方の部材を使用している。しかし、取り付け手段はこれに限定するものではなく、例えば、接着剤、粘着テープ、ボタン、フック等、他の手段を使用することもできる。また、スクリーン本体2をヘッドボックス1に取り付けることができれば、取り付け手段はヘッドボックス1とスクリーン本体2の少なくとも何れか一方にだけ設けてあれば良い。
本実施の形態において示すスクリーン本体2は、構成材(線材)がヘッドボックス1の長さ方向と同じ方向に延びて複数並べて形成してあるすだれ(簾)を使用している。しかし、スクリーン本体2はこれに限定するものではなく、例えば、紙、布(綿製、絹製、合成樹脂製のものを含む)、これらの複合物で形成されたものが使用できる。
スクリーン操作装置3の構造について詳述する。
図2を参照する。スクリーン操作装置3は、一部をヘッドボックス1の端部内に差し込んで設けてある固定部材30と、固定部材30をヘッドボックス1に固定する固定具31,32と、固定部材30に対して所要角度をもって取り付けられる操作角調整部材33と、操作角調整部材33の外側に設けられるカバー部材34と、操作角調整部材33とカバー部材34の内部に設けられる滑車体35,36及び無端状のボールチェーン37を備えている。なお、操作角調整部材33は第1のケース構成部材を構成する。また、カバー部材34は第2のケース構成部材を構成する。
固定部材30は、ヘッドボックス1内の前壁11と後壁12間に略隙間なく嵌合される略四角短管状を有する嵌合部300と、嵌合部300の一端部に設けてあり、外径がヘッドボックス1の外形よりやや大きい略円環形状(ドーナツ形状)を有する固定環部301と、嵌合部300の内部に設けてある円管状の管体302とを備えている。
管体302は、嵌合部300と略同じ長さを有するよう形成してあり、内周面308(図4参照)が固定環部301の円形状の挿通孔303の内周面と連続した状態になるよう設けてある。また、嵌合部300と管体302との間には、隙間を埋めるようリブ304(図4参照)が複数箇所に設けられている。
嵌合部300のうちヘッドボックス1のフランジ部13,13と対応する壁部は、前壁11や後壁12と対応する壁部よりもやや延出した延設部305を有するよう形成されており、延設部305には貫通孔306が形成されている。
固定環部301の周縁部のうちヘッドボックス1に取り付けたときに下側となる部分(周縁部の下半分)には、固定部材30に対して操作角調整部材33を所要の角度で固定できるようにするためのネジ穴307が所要間隔で複数形成してある。固定部材30を構成する嵌合部300、固定環部301、管体302及びリブ304は、合成樹脂にて一体に形成されている。
操作角調整部材33は、挿通孔303側から管体302内に差し込まれ、外周面が内周面308と摺動可能に設けられる円管状の摺動軸部330と、長円板形状を有する基盤331とを備えている。摺動軸部330は、基盤331の一方側に、開口部335を形成して設けてある。
基盤331の一方の面の周縁部には、カバー部材34に形成してある嵌合凹部(後述)に差し込み可能な嵌合凸部333が所要間隔で5箇所に形成されている。嵌合凸部333の間には、操作角調整部材33とカバー部材34を合わせた状態で固定するためのネジM2を差し込む貫通孔334が2箇所に形成されている。
また、基盤331の端部側には、操作角調整部材33とカバー部材34を固定するネジM3を差し込む貫通孔337が形成されている。更に、この貫通孔337と開口部335の間の部分には、ネジ穴307にねじ込むネジM4を通すための貫通孔336が形成されている。操作角調整部材33を構成する摺動軸部330、基盤331及び嵌合凸部333は、合成樹脂にて一体に形成されている。
滑車体35は、開口部335側から摺動軸部330内に差し込まれ、外周面が摺動軸部330の内周面332と摺動可能に設けられる円管状の回転軸350と、この回転軸350の一端部に形成してある滑車部351を備えている。滑車部351は回転軸350の外径よりも径大である。滑車体35は伝達手段を構成する。
回転軸350内の中心軸部は、シャフト4の端部が略隙間なく嵌合可能なよう嵌合部352が断面六角形状を有するよう形成されている。滑車部351は所要の厚みを有しており、周面部分には操作鎖(操作手段)であるボールチェーン37のボール体370が引っ掛かって係合する係合凹部353が形成されている。係合凹部353は所要ピッチで7箇所に形成されている。
また、滑車部351の回転中心となる部分には軸受部354が形成されている。滑車体35を構成する回転軸350と滑車部351は、合成樹脂にて一体に形成されている。
滑車体36は、滑車体35の滑車部351よりも径小に形成されており、所要の厚みを有する周面部分には、ボールチェーン37のボール体370が引っ掛かって係合する係合凹部360が形成されている。係合凹部360は所要ピッチで5箇所に形成されている。また、滑車体36の回転中心となる部分には、貫通した軸受部361が形成されている。
カバー部材34は、操作角調整部材33に重ねて被さった状態で取り付けられる長円板形状に形成された覆い板340を備えている。覆い板340の周縁部には、所要の厚み(高さ)を有しており、操作角調整部材33に被せたときに、この厚みによってボールチェーン37の通路を形成するスペーサ341が形成されている。スペーサ341は、操作角調整部材33に重ねた際に、滑車部351の周りを取り囲み、滑車体36の周りには配置されないよう、略馬蹄形状に形成されている。詳しくはスペーサ341は、図2及び図5に示すように、滑車体36側の両端部側が内側に丸みをもって膨出しており、内周面が曲面となるよう形成されている。
スペーサ341の表面には、基盤331の嵌合凸部333が差し込み可能な嵌合凹部342が所要間隔で5箇所に形成されている。嵌合凹部342の間には、貫通孔334に差し込まれたネジM2がねじ込まれるネジ穴343が2箇所に形成されている。
また、覆い板340の貫通孔337と対応する部分には、滑車体36を回転可能に軸支することのできる軸部345が表面から突出して設けられている。軸部345の内部には、貫通孔337に差し込まれたネジM3がねじ込まれるネジ穴344が形成されている。
スペーサ341で囲まれた内側の軸受部354と対応する部分には、この軸受部354に嵌合可能な軸部346が覆い板340より突出して形成されている。
また、軸部346と軸部345の間の部分には、貫通孔336と対応しており、ネジM4を通すことができるネジ挿通部347が突出して設けられている。カバー部材34を構成する覆い板340、スペーサ341、軸部345、軸部346及びネジ挿通部347は、合成樹脂にて一体に形成されている。
スクリーン操作装置3の組み立てについて説明する。
まず、操作角調整部材33の摺動軸部330内に、滑車体35の回転軸350を開口部335側から差し込んで、滑車部351の側面と基盤331とを当接させる。滑車体35は、回転軸350の外周面が内周面332と摺動するので、殆どぐらつくことなく回転可能である。
次に、基盤331の貫通孔337に軸受部361が合うよう滑車体36を設け、係合凹部353と係合凹部360にボール体370が引っ掛かるようボールチェーン37を滑車部351と滑車体36の外側に巻き掛ける。
この状態でカバー部材34を操作角調整部材33に被せて、滑車部351の周りとスペーサ341との間にボールチェーン37が移動可能な空間部を形成し、その空間部にボールチェーン37を配置した状態にする。詳しくは、カバー部材34と操作角調整部材33は、軸部346を滑車部351の軸受部354に差し込み、基盤331の嵌合凸部333を覆い板340の嵌合凹部342に嵌め入れ、ネジ挿通部347と貫通孔336とを対応させ、更に、滑車体36が回転可能なよう軸部345を軸受部361に差し込んで重ね合わせた状態にする。
重ね合わせたカバー部材34と操作角調整部材33は、操作角調整部材33の摺動軸部330側からネジM2を貫通孔334に通してネジ穴343にねじ込み、ネジM3を貫通孔337に通してネジ穴344にねじ込むことで外れないよう固定される。
カバー部材34が取り付けられた操作角調整部材33は、固定部材30の管体302内に摺動軸部330が挿通孔303側から差し込まれて、基盤331の摺動軸部330が設けられた側の側面を固定環部301に当接させて取り付けられる。摺動軸部330は外周面が管体302の内周面308と摺動した状態となるので、殆どぐらつくことなく回転可能である。
固定部材30に取り付けられた操作角調整部材33には、抜け防止のための抜け止めリング5が取り付けられる(図4参照)。抜け止めリング5は、摺動軸部330の外径よりやや小さい内径を有する金属製の環体であり、管体302を抜けて出た摺動軸部330の外周部の周りに、内縁部を圧接させて取り付けられる。抜け止めリング5は、リブ304の端部に実質的に当接する位置に配置される。
固定部材30は、固定環部301が当たって止まる位置まで嵌合部300をヘッドボックス1内に差し込み、固定具31を開口部14からヘッドボックス1内に入れて延設部305上に載せた状態にし、延設部305と対応するヘッドボックス1の外側に固定具32をフランジ部13,13間に跨るよう設ける。そして、外側(下側)からネジM1を固定具32、延設部305の貫通孔306を通して固定具31にねじ込み、固定具31と固定具32でフランジ部13,13を挟み込むことでヘッドボックス1に固定した状態で取り付けられる。このとき回転軸350の嵌合部352には、シャフト4の端部が略隙間なく嵌った状態になっている。
固定部材30がヘッドボックス1に取り付けられた状態において、一体となった操作角調整部材33とカバー部材34は、摺動軸部330の外周面が管体302の内周面308と摺動して回転可能である。操作角調整部材33とカバー部材34は、カバー部材34の外方からネジM4をネジ挿通部347と貫通孔336に通して、固定環部301に複数形成されたいずれか任意のネジ穴307にねじ込むことで、一体化した状態で所要の回動角度で固定される。本実施の形態で示すスクリーン装置Sは、操作角調整部材33とカバー部材34の先部側(滑車体36が内蔵された側)が、前方に略水平な状態でスクリーン本体2より突出する位置で固定してある。
(作 用)
図1ないし図5を参照し、本実施の形態で示すスクリーン装置Sの作用を説明する。
本実施の形態で示すスクリーン装置Sは、ネジM4をねじ込むネジ穴307の位置を調整することで、操作角調整部材33とカバー部材34が前方に略水平な状態でスクリーン本体2より突出する位置で固定してある。従って、操作角調整部材33とカバー部材34の間に配置されたボールチェーン37は、前方に突出した部分に内蔵してある滑車体36の前部と、スペーサ341の端部から垂れ下がっており、スクリーン本体2より手前側に配置された状態となる(図3参照)。
なお、ボールチェーン37が垂れ下がる滑車体36の前部とスペーサ341の端部は、案内手段を構成する。
スクリーン装置Sは、ボールチェーン37のうち、滑車体36の前部から垂れ下がった部分、または滑車体36より後部にあたるスペーサ341の端部から垂れ下がった部分のいずれかを下方に引くことにより、スクリーン本体2が上げ下げされる。
具体的には、垂れ下がったボールチェーン37の手前側または奥側を引き下げることにより、ボール体370が係合凹部353と係合凹部360に引っ掛かって係合していることから滑車体35と滑車体36が回転する。滑車体35が回転することにより、回転軸350の嵌合部352に嵌ったシャフト4も回転する。シャフト4が回転することにより、引き上げ紐20がドラム部材40に巻き取られたり、ドラム部材40から繰り出されたりする。こうしてスクリーン本体2が上げ下げされる。なお、スクリーン本体2を所要の位置で停止させる停止機構については、詳細な説明を省略したが公知技術のものが採用される。
スクリーン装置Sは、上記したようにボールチェーン37がスクリーン本体2より手前側で垂れ下がった構造を有している。そのため奥側から垂れ下がったボールチェーン37でも掴み易い。つまり、スクリーン装置Sは、スクリーン本体2の上げ下げにおいて、ボールチェーン37が取り扱い易く、操作性も良い。
なお、本実施の形態では、操作角調整部材33とカバー部材34が前方に略水平な状態でスクリーン本体2より突出するようにしたが、これはネジM4をねじ込むネジ穴307によって変えることができる。つまり、固定位置は、使用者が使いやすい用に任意に設定できる。
また、スクリーン操作装置3は、ネジM4を一旦ネジ穴307から外し、一体となった操作角調整部材33とカバー部材34を摺動軸部330を中心として後壁12側に回動させ、そして再び、ネジM4を対応するネジ穴307にねじ込んで操作角調整部材33とカバー部材34を所要の角度で固定することもでき、後壁12が前側となるようにして使用することもできる。なお、この場合、スクリーン本体2は前壁11に取り付けた状態でも良いし、後壁12につけ替えても良い。
本実施の形態では操作鎖としてボールチェーン37を使用したが、操作鎖はシャフト4を回転させることができれば、形状や種類等は特に限定するものではない。例えば、ボール体を備えないもの等を使用することもできる。また、場合によっては無端状でなくても良い。更に、滑車体についても操作鎖や操作紐等の操作手段によってシャフト4を回転させることができれば、形状や種類等は特に限定するものではない。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本発明に係るスクリーン装置の一実施の形態を示す斜視説明図。 図1に示すスクリーン装置の分解斜視説明図。 図1に示すスクリーン装置の側面図。 スクリーン装置の要部を拡大して示す横断面説明図。 図4に示すA−A断面図。
符号の説明
S スクリーン装置
M1,M2.M3.M4 ネジ
1 ヘッドボックス
10 取付具
11 前壁
110 リブ
12 後壁
120 リブ
13 フランジ部
14 開口部
15 取り付け部材
16 水平壁
2 スクリーン本体
20 引き上げ紐
3 スクリーン操作装置
30 固定部材
300 嵌合部
301 固定環部
302 管体
303 挿通孔
304 リブ
305 延設部
306 貫通孔
307 ネジ穴
308 内周面
31 固定具
32 固定具
33 操作角調整部材
330 摺動軸部
331 基盤
332 内周面
333 嵌合凸部
334 貫通孔
335 開口部
336 貫通孔
337 貫通孔
34 カバー部材
340 覆い板
341 スペーサ
342 嵌合凹部
343 ネジ穴
344 ネジ穴
345 軸部
346 軸部
347 ネジ挿通部
35 滑車体
350 回転軸
351 滑車部
352 嵌合部
353 係合凹部
354 軸受部
36 滑車体
360 係合凹部
361 軸受部
37 ボールチェーン
370 ボール体
4 シャフト
40 ドラム部材
5 抜け止めリング

Claims (7)

  1. スクリーン操作装置であって、
    スクリーン本体(2)の上げ下げを操作する操作鎖(37)または操作紐等の操作手段を備えており、当該操作手段が垂れ下がった状態でスクリーン本体(2)より手前側に配置することができるよう構成してあることを特徴とする、
    スクリーン操作装置。
  2. スクリーン操作装置であって、
    スクリーン本体(2)より前方に突出するよう固定できるケース部材を備えており、当該ケース部材には、スクリーン本体(2)の上げ下げを操作する操作鎖(37)または操作紐等の操作手段が、スクリーン本体(2)より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体(2)より手前側に配置することができるよう設けてあることを特徴とする、
    スクリーン操作装置。
  3. スクリーン操作装置であって、
    スクリーン本体(2)より前方に突出するよう固定できる第1のケース構成部材(33)と、
    第1のケース構成部材(33)の側部に重なるよう被せてある第2のケース構成部材(34)と、
    を備えており、
    第1のケース構成部材(33)と第2のケース構成部材(34)の間には、
    スクリーン本体(2)の上げ下げを操作する操作鎖(37)または操作紐等の操作手段と、
    操作手段が動かされることにより、ヘッドボックス(1)内のシャフト(4)に回転力を与える伝達手段(35)と、
    スクリーン本体(2)より前方に突出する部分に配置してあり、操作手段がスクリーン本体(2)より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体(2)より手前側に配置することができるよう案内する案内手段と、
    を備えていることを特徴とする、
    スクリーン操作装置。
  4. 第1のケース構成部材(33)と第2のケース構成部材(34)は、重なった状態で回動することによってスクリーン本体(2)より前方に突出できるようヘッドボックス(1)の端部側に設けてあることを特徴とする、
    請求項3記載のスクリーン操作装置。
  5. 請求項2記載のスクリーン操作装置を構成するケース部材であって、
    スクリーン本体(2)より前方に突出した状態で固定でき、スクリーン本体(2)の上げ下げを操作する操作鎖(37)または操作紐等の操作手段が、スクリーン本体(2)より前方に突出する部分から垂れ下がって、スクリーン本体(2)より手前側に配置することができるよう構成してあることを特徴とする、
    スクリーン操作装置を構成するケース部材。
  6. 請求項1,2または3記載のスクリーン操作装置(3)と、
    当該スクリーン操作装置(3)によって上げ下げされるスクリーン本体(2)と、
    を備えたことを特徴とする、
    スクリーン装置。
  7. スクリーン本体の上げ下げを操作する方法であって、
    スクリーン本体(2)より手前側に垂れ下がって配置された操作鎖(37)または操作紐等の操作手段を引き下げることによって、スクリーン本体(2)を上げ下げすることを特徴とする、
    スクリーン本体の操作方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010112062A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Yokota:Kk 昇降チェーンの案内機構
JP2015218430A (ja) * 2014-05-13 2015-12-07 立川ブラインド工業株式会社 ブラインドの操作装置

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