JP5473258B2 - ロールブラインドのウェイトバー - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたロールブラインドでは、スクリーンに光の透過量の多い粗い織り方とした透過部と、ほぼ光を透過させない蜜な織り方とした不透過部とが一定間隔毎に交互に形成されている。そして、スクリーンは支持部材に支持される巻取軸とサポートパイプとの間で無端状に吊下支持され、その無端状部にウェイトバーを構成するメインローラーが挿通されている。
また、スクリーンの生地の材質によって、ウェイトバーの重量を重くする必要があるときには、メインローラーの重量を重くする必要がある。しかし、径を大きくすることなく重量を稼ぐことが困難である。
請求項6では、前記スクリーンの前記一端を巻取軸に取着し、前記他端を前記支持部材間に支持されたサポートパイプに取着し、前記巻取軸の回転に基づいて前記スクリーンを上下方向に相対移動可能とした。
請求項8では、前記スクリーンは、光を透過する透過部と、光を透過させない不透過部を所定間隔毎に交互に設けた。
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図3に示すロールブラインドは、取付フレーム1の両端に支持部材2a,2bが固定され、その支持部材2a,2b間に巻取軸3が回転可能に支持される。前記巻取軸3の一端部には操作装置4が設けられ、その操作装置4からボールチェーンにてなる無端状の操作コード5が垂下されている。そして、操作コード5の操作により巻取軸3を回転操作可能である。
前記巻取軸3内には、摩擦装置及び減速装置が内蔵され、その摩擦装置及び減速装置によりウェイトバー8の自重降下が防止される。
操作コード5を操作して、巻取軸3をスクリーン巻取り方向へ回転させると、スクリーン6が巻取軸3に巻き取られ、ウェイトバー8が引き上げられる。また、巻取軸3をスクリーン巻戻し方向へ回転させると、スクリーン6が巻取軸3から巻戻され、ウェイトバー8が下降する。
このとき、サポートパイプ7と巻取軸3から垂下されるスクリーン6の不透過部20が重なり合うようにすると、透過部19から採光可能となり、透過部19と不透過部20が完全に重なり合うようにすると、スクリーン6で外光が遮断される。
この実施形態では、取付フレーム1から後方に支持片29が延設され、その取付フレーム1の一端部において、支持片29に調節部21bを構成するギヤケース30が取着されている。
前記ウォームホィール34の中心部には六角孔35が形成され、その六角孔35に六角軸36の基端部が挿通されている。前記サポートパイプ7の一端には終端部材37aが嵌着され、その終端部材37aの中心部には六角孔38が形成されている。そして、前記六角軸36の先端部が六角孔38に挿通されている。従って、サポートパイプ7の一端は前記ウォームホィール34に相対回転不能に支持されている。
(1)フェイスローラー16a,16bを複数のローラーに分割してケース10に支持したので、その径を小さくしても撓みにくい。従って、フェイスローラー16a,16bを円滑に回転させて、メインローラー9との間でスクリーン6を円滑に案内することができる。
(2)フェイスローラー16a,16bが撓みにくいので、フェイスローラー16a,16bの径を小さくできるとともに、メインローラー9の径も小さくすることができる。従って、ウェイトバー8を小型化することができる。
(3)フェイスローラー16a,16b及び筒状のケース10の重量をメインローラー9に荷重として作用させることができるので、メインローラー9の径を小さくしても、スクリーン6に対し十分な荷重をかけて緊張することができる。
(4)メインローラー9の周面上にフェイスローラー16a,16bを支持するので、スクリーン6の布厚の変化による調整作業は不要である。そして、スクリーン6の布厚に関わらず、フェイスローラー16a,16bとメインローラー9との間でスクリーン6を一定の荷重で挟みながら案内することができる。
(5)フェイスローラー16a,16bを小径としてメインローラー9の上方に近接して位置させることができるので、フェイスローラー16a,16b間から上方へ案内されるスクリーン6を近接させることができる。従って、透過部19と不透過部20とを重なり合うように調整したとき、スクリーン6に対し上方あるいは下方から斜めに入射する光を遮断することができる。
(6)調節部21a,21bの操作により、ウェイトバー8を下限まで下降させた状態での透過部19と不透過部20とが完全に重なり合うように調整することができる。従って、ウェイトバー8を下限まで下降させた状態で外光を確実に遮断することができる。
(7)調節部21aでは、支持部材2aの側方からサポートパイプ7を回転操作して透過部19と不透過部20との重なりを調整することができる。
(8)調節部21bでは、巻取軸3の前方すなわち室内側からサポートパイプ7を回転操作して透過部19と不透過部20との重なりを調整することができる。
(第二の実施形態)
図12は第二の実施形態を示す。この実施形態は、フェイスローラーを設けることなく、スクリーンをウェイトバーから巻取軸及びサポートパイプに案内するようにしたものである。
この実施形態のウェイトバー8aではフェイスローラーを必要としないので、前記第一の実施形態のウェイトバー8に比して小型化することができる。
(第三の実施形態)
図13は、第三の実施形態を示す。この実施形態のウェイトバー8bは、メインローラー9から上方へ案内されるスクリーン6の一方を前記第一の実施形態と同様なフェイスローラー45で案内し、他方を前記第二の実施形態と同様な案内面44で案内する構成としたものである。
この実施の形態のウェイトバー8bでは、フェイスローラー45を1個としたので、第一の実施形態のウェイトバー8に比して小型化することができるとともに、案内面44を一つとしたので、第二の実施形態に比してスクリーン6の摺動抵抗を低減することができる。
(第四の実施形態)
図14及び図15は第四の実施形態を示す。前記第一〜第三の実施形態では、スクリーンの上端部を巻取軸とサポートパイプに取着したが、この実施の形態ではスクリーンの上端部をともに巻取軸に取着する構成としたものである。
この実施の形態のロールブラインドでは、ウェイトバー8aを下限まで下降させた状態で採光量を調節することができるとともに、サポートパイプを設ける必要がない。
・メインローラー9の両端をケース10の長孔13に支持することなく、ケース10に対しフリー状態としてもよい。
・前記ケース10の表面に装飾シートを貼着してもよい。
Claims (8)
- 一対の支持部材間に支持された巻取軸からスクリーンを垂下して、前後に重なる前記スクリーンを上下方向に相対移動させることによりスクリーンを透過する光量を調節可能とし、前記スクリーンにおける下方側では該スクリーンを無端状に垂下して無端縁にウェイトバーを掛装するとともに、前記巻取軸側には前記スクリーンの一端及び他端を配置したロールブラインドにおいて、
前記ウェイトバーは、
前記スクリーンの無端縁に挿通するメインローラーと、
前記ウェイトバーのケースに設けられ、前記メインローラーとの間で前後の前記スクリーンを挟みながら前記巻取軸に向かって近接した状態で案内する案内手段と
を備え、
前記案内手段は、前記メインローラーの外周面に支持されるとともに、互いに近接した位置でケースに回転可能に支持される一対のフェイスローラーであり、
前記各フェイスローラーを長手方向に複数のローラーに分割し、該複数のローラーを前記ケースに回転可能に支持したことを特徴とするロールブラインドのウェイトバー。 - 前記ケースを前記メインローラーに対し上下方向に相対移動可能に支持したことを特徴とする請求項1記載のロールブラインドのウェイトバー。
- 前記ケースは、前記メインローラー及びフェイスローラーを収容する筒状としたことを特徴とする請求項1又は2記載のロールブラインドのウェイトバー。
- 一対の支持部材間に支持された巻取軸からスクリーンを垂下して、前後に重なる前記スクリーンを上下方向に相対移動させることによりスクリーンを透過する光量を調節可能とし、前記スクリーンにおける下方側では該スクリーンを無端状に垂下して無端縁にウェイトバーを掛装するとともに、前記巻取軸側には前記スクリーンの一端及び他端を配置したロールブラインドにおいて、
前記ウェイトバーは、
前記スクリーンの無端縁に挿通するメインローラーと、
前記ウェイトバーのケースに設けられ、前記メインローラーとの間で前後の前記スクリーンを挟みながら前記巻取軸に向かって近接した状態で案内する案内手段と
を備え、
前記メインローラーを筒状のケースに収容し、前記ケースを前記メインローラーに対し上下方向に相対移動可能に支持し、
前記案内手段は、
前記ケースに設けた案内面と、
前記ケースに回転可能に支持されるとともに、前記メインローラーの外周面に支持されるフェイスローラーと、で構成し、
前記フェイスローラーを長手方向に複数のローラーに分割し、該各ローラーを前記ケースに回転可能に支持したことを特徴とするロールブラインドのウェイトバー。 - 前記複数のローラーの両端には、それぞれ支軸部が取着され、
前記各支軸部を前記ケースに形成された軸受部に回転可能に支持したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロールブラインドのウェイトバー。 - 前記スクリーンの前記一端を巻取軸に取着し、前記他端を前記支持部材間に支持されたサポートパイプに取着し、前記巻取軸の回転に基づいて前記スクリーンを上下方向に相対移動可能としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロールブラインドのウェイトバー。
- 前記スクリーンの前記一端及び他端を前記巻取軸に互いに逆方向に巻回して取着し、前記スクリーンを平行に垂下するための案内パイプを前記巻取軸の下方に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロールブラインドのウェイトバー。
- 前記スクリーンは、光を透過する透過部と、光を透過させない不透過部を所定間隔毎に交互に設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のロールブラインドのウェイトバー。
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