JPH07127364A - 引き上げ式シャッター装置 - Google Patents
引き上げ式シャッター装置Info
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- JPH07127364A JPH07127364A JP27217493A JP27217493A JPH07127364A JP H07127364 A JPH07127364 A JP H07127364A JP 27217493 A JP27217493 A JP 27217493A JP 27217493 A JP27217493 A JP 27217493A JP H07127364 A JPH07127364 A JP H07127364A
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- Japan
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- reel
- motor
- slat curtain
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻取ケージを駆動するモータの駆動力を利用
しモータへの負担がない簡素な構造として省スペース化
を図るとともに、保守作業を容易に行える構造とする。 【構成】 スラットカーテン2に連結された吊持ち索7
と、一方の支持ブラケット9Aに固定され巻取ケージ1を
回転駆動させるモータ4の出力軸4Aに同軸に連結され吊
持ち索7の巻き取り,巻き戻しを行うリール6と、モー
タ4の出力軸4Aとリール6との間に同軸に介設され、モ
ータ4の正方向の回転を所定のトルクでリール6に伝達
しモータ4の逆方向の回転を伝達させない第1のトルク
アブソーバ51と、リール6と他方の支持ブラケット9Bと
の間に同軸に介設され、モータ4の逆方向の回転に対し
て所定のトルクをリール6に与えモータ4の正方向の回
転は伝達させない第2のトルクアブソーバ52と、で構成
された吊持ち機構3を具備している。
しモータへの負担がない簡素な構造として省スペース化
を図るとともに、保守作業を容易に行える構造とする。 【構成】 スラットカーテン2に連結された吊持ち索7
と、一方の支持ブラケット9Aに固定され巻取ケージ1を
回転駆動させるモータ4の出力軸4Aに同軸に連結され吊
持ち索7の巻き取り,巻き戻しを行うリール6と、モー
タ4の出力軸4Aとリール6との間に同軸に介設され、モ
ータ4の正方向の回転を所定のトルクでリール6に伝達
しモータ4の逆方向の回転を伝達させない第1のトルク
アブソーバ51と、リール6と他方の支持ブラケット9Bと
の間に同軸に介設され、モータ4の逆方向の回転に対し
て所定のトルクをリール6に与えモータ4の正方向の回
転は伝達させない第2のトルクアブソーバ52と、で構成
された吊持ち機構3を具備している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、通風口、採
光窓などに採用されるシャッター装置に関し、特に、シ
ャッター開口部の下側に巻取ケージを備えると共に、ス
ラットカーテンの上縁部を上方に吊持ちするようにした
引き上げ式シャッター装置に関するものである。
光窓などに採用されるシャッター装置に関し、特に、シ
ャッター開口部の下側に巻取ケージを備えると共に、ス
ラットカーテンの上縁部を上方に吊持ちするようにした
引き上げ式シャッター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の引き上げ式シャッター
装置では、図8に示すように、シャッター開口部の下側
に配置されたシャッター収納部に、スラットカーテン2
0を巻き取るための巻取ケージ21を軸支し、これをモ
ータ22の駆動で、正逆回転させ、スラットカーテン2
0を巻き取り、あるいは、巻き戻ししており、また、上
記巻取ケージ21と平行に配置された支軸23に、左右
一対のリール24,24を回転自在に支持し、両リール
24,24を、これらと支軸23との間に介装した捻り
コイルばね25で、一回転方向に付勢してあり、リール
24,24に巻回した吊持ち索26,26を、シャッタ
ー開口部の上側に配置されたプーリー27,27などの
ガイド手段を用いて、Uターンさせ下方へ導き、スラッ
トカーテン20の上縁部に連結している。
装置では、図8に示すように、シャッター開口部の下側
に配置されたシャッター収納部に、スラットカーテン2
0を巻き取るための巻取ケージ21を軸支し、これをモ
ータ22の駆動で、正逆回転させ、スラットカーテン2
0を巻き取り、あるいは、巻き戻ししており、また、上
記巻取ケージ21と平行に配置された支軸23に、左右
一対のリール24,24を回転自在に支持し、両リール
24,24を、これらと支軸23との間に介装した捻り
コイルばね25で、一回転方向に付勢してあり、リール
24,24に巻回した吊持ち索26,26を、シャッタ
ー開口部の上側に配置されたプーリー27,27などの
ガイド手段を用いて、Uターンさせ下方へ導き、スラッ
トカーテン20の上縁部に連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
巻取ケージ21とは別に、リール24,24のための支
軸23を配設しなければならないとともに、巻取ケージ
21を駆動させるモータ22を配設しなければならない
ために、シャッター収納部を大きく構成しなくてはなら
ないという問題がある。また、捻りコイルばね25は、
シャッター開放時に、吊持ち索26,26に対して張力
が掛けられることになり、この張力に抗してスラットカ
ーテン20の巻き取りを行わなければならないために、
モータ22に大きな駆動トルクが要求されることにな
り、モータの大型化が避けられないという欠点がある。
また、巻取ケージ21と支軸23との複数軸の構成なた
め施工に手間が掛かるとともに、保守作業が煩雑とな
り、さらに、吊持ち索26に張力を持たせるための捻り
コイルばね25の調整が面倒であるという問題がある。
巻取ケージ21とは別に、リール24,24のための支
軸23を配設しなければならないとともに、巻取ケージ
21を駆動させるモータ22を配設しなければならない
ために、シャッター収納部を大きく構成しなくてはなら
ないという問題がある。また、捻りコイルばね25は、
シャッター開放時に、吊持ち索26,26に対して張力
が掛けられることになり、この張力に抗してスラットカ
ーテン20の巻き取りを行わなければならないために、
モータ22に大きな駆動トルクが要求されることにな
り、モータの大型化が避けられないという欠点がある。
また、巻取ケージ21と支軸23との複数軸の構成なた
め施工に手間が掛かるとともに、保守作業が煩雑とな
り、さらに、吊持ち索26に張力を持たせるための捻り
コイルばね25の調整が面倒であるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解消するた
めに、巻取ケージを駆動するモータの駆動力を利用し
て、モータへの負担がかからない形での簡素な構造と
し、省スペース化を図るとともに、保守作業を容易に行
うことができる引き上げ式シャッター装置を提供するこ
とを目的としている。
めに、巻取ケージを駆動するモータの駆動力を利用し
て、モータへの負担がかからない形での簡素な構造と
し、省スペース化を図るとともに、保守作業を容易に行
うことができる引き上げ式シャッター装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明の引き上げ式シャッター装置は、シャ
ッター開口部の下側に巻取ケージ1を備えると共に、ス
ラットカーテン2の上縁部を上方に吊持ちするようにし
た引き上げ式シャッター装置において、前記スラットカ
ーテン2の上縁部に一端を連結された吊持ち索7と、一
方の固定部材9Aに基部が固定され前記巻取ケージ1を
回転駆動させるモータ4の出力軸4Aに同軸に連結さ
れ、前記吊持ち索7の巻き取り,巻き戻しを行うリール
6と、前記モータ4の出力軸4Aと前記リール6との間
に同軸に介設され、前記モータ4の正方向の回転を所定
のトルクで前記リール6に伝達するとともに、前記モー
タ4の逆方向の回転に対して回転自在となる第1の伝達
手段51と、前記リール6と他方の固定部材9Bとの間
に同軸に介設され、前記モータ4の逆方向の回転に対し
て所定のトルクを前記リール6に与えるとともに、前記
モータ4の正方向の回転の際には回転自在となる第2の
伝達手段52と、前記吊持ち索7を前記リール6に誘導
するガイド手段8と、で構成された吊持ち機構3を具備
しており、前記モータ4の正逆駆動で、巻取ケージ1に
対するスラットカーテン2の巻き取り、巻き戻しと共
に、前記リール6に対する吊持ち索7の巻き戻し、巻き
取りを行うようにしたことを特徴としている。
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明の引き上げ式シャッター装置は、シャ
ッター開口部の下側に巻取ケージ1を備えると共に、ス
ラットカーテン2の上縁部を上方に吊持ちするようにし
た引き上げ式シャッター装置において、前記スラットカ
ーテン2の上縁部に一端を連結された吊持ち索7と、一
方の固定部材9Aに基部が固定され前記巻取ケージ1を
回転駆動させるモータ4の出力軸4Aに同軸に連結さ
れ、前記吊持ち索7の巻き取り,巻き戻しを行うリール
6と、前記モータ4の出力軸4Aと前記リール6との間
に同軸に介設され、前記モータ4の正方向の回転を所定
のトルクで前記リール6に伝達するとともに、前記モー
タ4の逆方向の回転に対して回転自在となる第1の伝達
手段51と、前記リール6と他方の固定部材9Bとの間
に同軸に介設され、前記モータ4の逆方向の回転に対し
て所定のトルクを前記リール6に与えるとともに、前記
モータ4の正方向の回転の際には回転自在となる第2の
伝達手段52と、前記吊持ち索7を前記リール6に誘導
するガイド手段8と、で構成された吊持ち機構3を具備
しており、前記モータ4の正逆駆動で、巻取ケージ1に
対するスラットカーテン2の巻き取り、巻き戻しと共
に、前記リール6に対する吊持ち索7の巻き戻し、巻き
取りを行うようにしたことを特徴としている。
【0006】また、前記リール6の巻取径は、巻取ケー
ジ1にスラットカーテン2が巻き取られた状態での最外
径より大径に設定されるとよい。
ジ1にスラットカーテン2が巻き取られた状態での最外
径より大径に設定されるとよい。
【0007】
【作用】スラットカーテン2を開放する際、すなわちモ
ータ4の駆動で、スラットカーテン2が下降し巻取ケー
ジ1に巻き取られる時、その出力軸4Aの回転方向で
は、第1の伝達手段51が回転自在な状態なので出力軸
4Aの回転はリール6には伝達されず、一方、吊持ち索
7を介して、リール6に牽引力を掛ける。この時、リー
ル6は、他方の固定部材9Bに固定された第2の伝達手
段52の働きで、所定のトルクが与えられ吊持ち索7が
送り出されるように回転する。
ータ4の駆動で、スラットカーテン2が下降し巻取ケー
ジ1に巻き取られる時、その出力軸4Aの回転方向で
は、第1の伝達手段51が回転自在な状態なので出力軸
4Aの回転はリール6には伝達されず、一方、吊持ち索
7を介して、リール6に牽引力を掛ける。この時、リー
ル6は、他方の固定部材9Bに固定された第2の伝達手
段52の働きで、所定のトルクが与えられ吊持ち索7が
送り出されるように回転する。
【0008】また、スラットカーテン2を閉鎖する際、
すなわちモータ4の回転駆動で、スラットカーテン2が
上昇し巻取ケージ1から巻き戻される時、その出力軸4
Aの回転方向では、出力軸4Aの回転は、この出力軸4
Aに同軸に連結した第1の伝達手段51を介して、リー
ル6に伝達される。この場合、このスラットカーテン2
の巻き戻し量と、リール6に対する吊持ち索7の巻き取
り量との間に生じる差は、第1の伝達手段51における
トルクによって吊持ち索7は張力を保った状態となる。
この際、他方の固定部材9B側の第2の伝達手段52は
回転自在な状態となる。
すなわちモータ4の回転駆動で、スラットカーテン2が
上昇し巻取ケージ1から巻き戻される時、その出力軸4
Aの回転方向では、出力軸4Aの回転は、この出力軸4
Aに同軸に連結した第1の伝達手段51を介して、リー
ル6に伝達される。この場合、このスラットカーテン2
の巻き戻し量と、リール6に対する吊持ち索7の巻き取
り量との間に生じる差は、第1の伝達手段51における
トルクによって吊持ち索7は張力を保った状態となる。
この際、他方の固定部材9B側の第2の伝達手段52は
回転自在な状態となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図示の引き上げ
式シャッター装置について具体的に説明する。図に示す
本発明のシャッター装置は、シャッター開口部(図示せ
ず)の下側に巻取ケージ1(図には点線で示す)を備え
るとともに、スラットカーテン2の上縁部を、吊持ち機
構3で、上方に吊持ちするように構成されている。
式シャッター装置について具体的に説明する。図に示す
本発明のシャッター装置は、シャッター開口部(図示せ
ず)の下側に巻取ケージ1(図には点線で示す)を備え
るとともに、スラットカーテン2の上縁部を、吊持ち機
構3で、上方に吊持ちするように構成されている。
【0010】この吊持ち機構3は、吊持ち索7と、リー
ル6と、一対の伝達手段51,52と、ガイド手段8
と、で構成されている。吊持ち索7は、ワイヤなどより
なり、前記スラットカーテン2の上縁部に一端が連結さ
れている。また、リール6は、巻取ケージ1を駆動する
モータとしての電動モータ4の出力軸4Aに、一対の伝
達手段51,52間に介装された状態で同軸に連結され
ている。ガイド手段8は、複数のガイドプーリーなどよ
りなり、シャッター開口部を構成する幅木などに配設さ
れ、吊持ち索7をシャッター開口部の上部からリール6
に誘導するようになっている。そして、モータ4の正逆
駆動で、巻取ケージ1に対するスラットカーテン2の巻
き取り,巻き戻しとともに、リール6に対する吊持ち索
7の巻き戻し,巻き取りを行うようにしている。
ル6と、一対の伝達手段51,52と、ガイド手段8
と、で構成されている。吊持ち索7は、ワイヤなどより
なり、前記スラットカーテン2の上縁部に一端が連結さ
れている。また、リール6は、巻取ケージ1を駆動する
モータとしての電動モータ4の出力軸4Aに、一対の伝
達手段51,52間に介装された状態で同軸に連結され
ている。ガイド手段8は、複数のガイドプーリーなどよ
りなり、シャッター開口部を構成する幅木などに配設さ
れ、吊持ち索7をシャッター開口部の上部からリール6
に誘導するようになっている。そして、モータ4の正逆
駆動で、巻取ケージ1に対するスラットカーテン2の巻
き取り,巻き戻しとともに、リール6に対する吊持ち索
7の巻き戻し,巻き取りを行うようにしている。
【0011】さらに詳述すれば、シャッター開口部の両
側には、スラットカーテン2を誘導するガイドレール
(図示せず)が配置されており、また、巻取ケージ1を
収納するシャッター収納部には、その両端に位置して固
定部材としての一対の支持ブラケット9A,9Bが設け
てあり、この実施例では、モータ4は、その本体部分の
基部を一方の支持ブラケット9Aに固定した状態で、巻
取ケージ1内に配設されている。この巻取ケージ1は、
モータ4の出力軸4Aに連結されている。また、リール
6の巻取径は、巻取ケージ1にスラットカーテン2が巻
き取られた状態での最外径より大径となるように設定さ
れ形成されている。
側には、スラットカーテン2を誘導するガイドレール
(図示せず)が配置されており、また、巻取ケージ1を
収納するシャッター収納部には、その両端に位置して固
定部材としての一対の支持ブラケット9A,9Bが設け
てあり、この実施例では、モータ4は、その本体部分の
基部を一方の支持ブラケット9Aに固定した状態で、巻
取ケージ1内に配設されている。この巻取ケージ1は、
モータ4の出力軸4Aに連結されている。また、リール
6の巻取径は、巻取ケージ1にスラットカーテン2が巻
き取られた状態での最外径より大径となるように設定さ
れ形成されている。
【0012】第1,第2の伝達手段としての一対のトル
クアブソーバ51,52は、それぞれ同構成のもので、
転がり摩擦によるエネルギー、すなわち回転力の吸収を
行う構造となっており、例えば、図3に示すように、内
輪5Aに形成したテーパー面に沿って、リテーナ5Bを
介して、ローラ5Cを配列し、このローラ5Cをテーパ
ー面で受ける第1の外輪5Dに、円盤状のスペーサ5E
を取り付けるとともに、内輪5Aに対して、ラジアルベ
アリング5Fを介して、第2の外輪5Gを回転自在に嵌
合し、この外輪5Gに螺合調整可能に取り付けたトルク
調整ナット5Hと前記スペーサ5Eとの間に、重ね板ば
ねで構成された予圧ばね5Jを介装したもので、両外輪
5Dおよび5Gは、ボールスプライン5Kで、互いに軸
方向に摺動可能であり、回転方向には、一体に連結され
ている。なお、ローラ5Cは、その軸線を内輪5Aの円
周方向に関して、斜めになるように配置されており、内
輪5Aの回転方向の如何で、第1の外輪5Dを、第2の
外輪5Gに向けて、あるいは、そこから離れる方向に摩
擦送りする働きをしている。
クアブソーバ51,52は、それぞれ同構成のもので、
転がり摩擦によるエネルギー、すなわち回転力の吸収を
行う構造となっており、例えば、図3に示すように、内
輪5Aに形成したテーパー面に沿って、リテーナ5Bを
介して、ローラ5Cを配列し、このローラ5Cをテーパ
ー面で受ける第1の外輪5Dに、円盤状のスペーサ5E
を取り付けるとともに、内輪5Aに対して、ラジアルベ
アリング5Fを介して、第2の外輪5Gを回転自在に嵌
合し、この外輪5Gに螺合調整可能に取り付けたトルク
調整ナット5Hと前記スペーサ5Eとの間に、重ね板ば
ねで構成された予圧ばね5Jを介装したもので、両外輪
5Dおよび5Gは、ボールスプライン5Kで、互いに軸
方向に摺動可能であり、回転方向には、一体に連結され
ている。なお、ローラ5Cは、その軸線を内輪5Aの円
周方向に関して、斜めになるように配置されており、内
輪5Aの回転方向の如何で、第1の外輪5Dを、第2の
外輪5Gに向けて、あるいは、そこから離れる方向に摩
擦送りする働きをしている。
【0013】上述のトルクアブソーバ51,52は、こ
のような構成になっているので、この実施例では、一方
の第1のトルクアブソーバ51の外輪5Gをモータ4の
出力軸4Aに同軸に連結し、内輪5Aをリール6に接続
固定するとともに、第2のトルクアブソーバ52を逆向
きにして、その内輪5Aをリール6に連結し、外輪5G
を他方の支持ブラケット9Bに接続固定している。
のような構成になっているので、この実施例では、一方
の第1のトルクアブソーバ51の外輪5Gをモータ4の
出力軸4Aに同軸に連結し、内輪5Aをリール6に接続
固定するとともに、第2のトルクアブソーバ52を逆向
きにして、その内輪5Aをリール6に連結し、外輪5G
を他方の支持ブラケット9Bに接続固定している。
【0014】このような構成では、スラットカーテン2
を開放する際、すなわち電動モータ4の駆動で、スラッ
トカーテン2が下降し巻取ケージ1に巻き取られる時
(図2参照)、その出力軸4Aの回転方向(図2中矢印
R)では、第1のトルクアブソーバ51が回転自在なフ
リー状態なので出力軸4Aの回転はリール6には伝達さ
れず、一方、吊持ち索7を介して、リール6に牽引力を
掛ける(図2中矢印S)。この時、リール6の巻取径が
巻取ケージ1に巻き取られるスラットカーテン2の外径
より大径に設定されているため、スラットカーテン2の
巻取量より多く吊持ち索7を巻き戻さなければならない
が、リール6は、電動モータ4の回転は伝達されておら
ず、支持ブラケット9Bに外輪5Gが固定された第2の
トルクアブソーバ52の働きで、所定のトルクを発生さ
せてスリップ抵抗を受けながら弛むことなく吊持ち索7
が送り出されるように回転する。
を開放する際、すなわち電動モータ4の駆動で、スラッ
トカーテン2が下降し巻取ケージ1に巻き取られる時
(図2参照)、その出力軸4Aの回転方向(図2中矢印
R)では、第1のトルクアブソーバ51が回転自在なフ
リー状態なので出力軸4Aの回転はリール6には伝達さ
れず、一方、吊持ち索7を介して、リール6に牽引力を
掛ける(図2中矢印S)。この時、リール6の巻取径が
巻取ケージ1に巻き取られるスラットカーテン2の外径
より大径に設定されているため、スラットカーテン2の
巻取量より多く吊持ち索7を巻き戻さなければならない
が、リール6は、電動モータ4の回転は伝達されておら
ず、支持ブラケット9Bに外輪5Gが固定された第2の
トルクアブソーバ52の働きで、所定のトルクを発生さ
せてスリップ抵抗を受けながら弛むことなく吊持ち索7
が送り出されるように回転する。
【0015】また、スラットカーテン2を閉鎖する際、
すなわち電動モータ4の回転駆動で、スラットカーテン
2が上昇し巻取ケージ1から巻き戻される時(図1参
照)、その出力軸4Aの回転方向(図1中矢印L)で
は、出力軸4Aの回転は、この出力軸4Aに外輪5Gを
連結した第1のトルクアブソーバ51を介して、リール
6に伝達される。この場合、リール6の巻取径がスラッ
トカーテン2の巻取状態での最外径より大径であること
から、スラットカーテン2の巻き戻し量より吊持ち索7
の巻取量が多くなるが、このスラットカーテン2の巻き
戻し量と、リール6に対する吊持ち索7の巻き込み量と
の間に生じる差は、第1のトルクアブソーバ51におけ
るスリップで自動的に解消される。すなわちこの第1の
トルクアブソーバ51によってリール6に一定量のトル
クをかけながらこのリール6の回転数をモータ4の回転
数より少なくし、スラットカーテン2が巻き戻された量
だけ吊持ち索7をリール6に巻き取らせるようにする。
そして、このスリップによる所定のトルクの発生によっ
て、吊持ち索7は張力を保った状態となる。この際、支
持ブラケット9B側の第2のトルクアブソーバ52はフ
リーな回転自在状態である。
すなわち電動モータ4の回転駆動で、スラットカーテン
2が上昇し巻取ケージ1から巻き戻される時(図1参
照)、その出力軸4Aの回転方向(図1中矢印L)で
は、出力軸4Aの回転は、この出力軸4Aに外輪5Gを
連結した第1のトルクアブソーバ51を介して、リール
6に伝達される。この場合、リール6の巻取径がスラッ
トカーテン2の巻取状態での最外径より大径であること
から、スラットカーテン2の巻き戻し量より吊持ち索7
の巻取量が多くなるが、このスラットカーテン2の巻き
戻し量と、リール6に対する吊持ち索7の巻き込み量と
の間に生じる差は、第1のトルクアブソーバ51におけ
るスリップで自動的に解消される。すなわちこの第1の
トルクアブソーバ51によってリール6に一定量のトル
クをかけながらこのリール6の回転数をモータ4の回転
数より少なくし、スラットカーテン2が巻き戻された量
だけ吊持ち索7をリール6に巻き取らせるようにする。
そして、このスリップによる所定のトルクの発生によっ
て、吊持ち索7は張力を保った状態となる。この際、支
持ブラケット9B側の第2のトルクアブソーバ52はフ
リーな回転自在状態である。
【0016】なお、上述した実施例では、スラットカー
テン2に対する吊持ち索7の取り付け位置を、図1,図
2に示すようにスラットカーテン2の幅の中央に設けた
が、図4に示すように、両端に取り付けるようにしても
よい。この場合、吊持ち索7をスラットカーテン2の誘
導のためのガイドレール内に位置するよう構成すれば、
シャッターカーテン2開放時のシャッター開口部にこの
吊持ち索が表出することがない。
テン2に対する吊持ち索7の取り付け位置を、図1,図
2に示すようにスラットカーテン2の幅の中央に設けた
が、図4に示すように、両端に取り付けるようにしても
よい。この場合、吊持ち索7をスラットカーテン2の誘
導のためのガイドレール内に位置するよう構成すれば、
シャッターカーテン2開放時のシャッター開口部にこの
吊持ち索が表出することがない。
【0017】また、上記実施例では、シャッターカーテ
ン2の形状を矩形状とした例であるが、シャッター開口
部の形状に合わせて、図5乃至図7に示すように、三角
形状,台形状,湾曲形状などにスラットカーテン2の上
縁部の形状を種々選択してもよいことは勿論である。
ン2の形状を矩形状とした例であるが、シャッター開口
部の形状に合わせて、図5乃至図7に示すように、三角
形状,台形状,湾曲形状などにスラットカーテン2の上
縁部の形状を種々選択してもよいことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明による引き上
げ式シャッター装置は、モータの出力軸に同軸になるよ
うに、吊持ち索を巻き取るリールと、巻取ケージを連結
した構成としたので、シャッター開口部の下側のシャッ
ター収納部をコンパクトに構成することができ、省スペ
ース化を図ることができるという効果があり、また、構
造が簡素となったことから、施工および保守作業も容易
であるなどの優れた効果を発揮できる。
げ式シャッター装置は、モータの出力軸に同軸になるよ
うに、吊持ち索を巻き取るリールと、巻取ケージを連結
した構成としたので、シャッター開口部の下側のシャッ
ター収納部をコンパクトに構成することができ、省スペ
ース化を図ることができるという効果があり、また、構
造が簡素となったことから、施工および保守作業も容易
であるなどの優れた効果を発揮できる。
【0019】また、吊持ち索に張力を与える構成を第
1,第2の伝達手段とし、これらがモータの回転時にの
み作用するため、このシャッターを構成する枠部材など
の強度を重視する必要がなくなり、駆動源であるモータ
を小型化できるとともに、施工が容易になるという効果
がある。
1,第2の伝達手段とし、これらがモータの回転時にの
み作用するため、このシャッターを構成する枠部材など
の強度を重視する必要がなくなり、駆動源であるモータ
を小型化できるとともに、施工が容易になるという効果
がある。
【0020】また、第1,第2の伝達手段によって、巻
取ケージに対するスラットカーテンの巻き取り,巻き戻
し動作と、リールに対する吊持ち索の巻き戻し,巻き取
り動作とを、同じモータの駆動で行うことができるとと
もに、吊持ち索に対する張力、すなわちリールのトルク
の発生もこのモータで行えるので、モータのトルク駆動
の負担も過大になるおそれがないという効果がある。
取ケージに対するスラットカーテンの巻き取り,巻き戻
し動作と、リールに対する吊持ち索の巻き戻し,巻き取
り動作とを、同じモータの駆動で行うことができるとと
もに、吊持ち索に対する張力、すなわちリールのトルク
の発生もこのモータで行えるので、モータのトルク駆動
の負担も過大になるおそれがないという効果がある。
【0021】さらに、リールの巻取径を、巻取ケージに
巻き取られた状態のスラットカーテンの最外径より大径
としたことにより、スラットカーテンの巻取量または巻
き戻し量に対する吊持ち索の巻き戻し量または巻取量が
常に多くなるようになり、これにより、吊持ち索はスラ
ットカーテンに対して常時張力を保って吊持ちされるよ
うになるという効果がある。
巻き取られた状態のスラットカーテンの最外径より大径
としたことにより、スラットカーテンの巻取量または巻
き戻し量に対する吊持ち索の巻き戻し量または巻取量が
常に多くなるようになり、これにより、吊持ち索はスラ
ットカーテンに対して常時張力を保って吊持ちされるよ
うになるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すスラットカーテンの巻
き戻し状態の斜視図
き戻し状態の斜視図
【図2】同実施例のスラットカーテンの巻き取り状態の
斜視図
斜視図
【図3】同実施例の伝達手段(トルクアブソーバ)の一
部裁断斜視図
部裁断斜視図
【図4】他の実施例の斜視図
【図5】他の実施例の斜視図
【図6】他の実施例の斜視図
【図7】他の実施例の斜視図
【図8】従来例の斜視図
1…巻取ケージ 2…スラットカーテン 3…吊持ち機構 4…モータ(電動モータ) 4A…出力軸 51…第1の伝達手段(第1のトルクアブソーバ) 52…第2の伝達手段(第2のトルクアブソーバ) 6…リール 7…吊持ち索 8…ガイド手段(ガイドプーリー) 9A…一方の固定部材(一方の支持ブラケット) 9B…他方の固定部材(他方の支持ブラケット)
Claims (2)
- 【請求項1】 シャッター開口部の下側に巻取ケージを
備えると共に、スラットカーテンの上縁部を上方に吊持
ちするようにした引き上げ式シャッター装置において、 前記スラットカーテンの上縁部に一端を連結された吊持
ち索と、 一方の固定部材に基部が固定され前記巻取ケージを回転
駆動させるモータの出力軸に同軸に連結され、前記吊持
ち索の巻き取り,巻き戻しを行うリールと、 前記モータの出力軸と前記リールとの間に同軸に介設さ
れ、前記モータの正方向の回転を所定のトルクで前記リ
ールに伝達するとともに、前記モータの逆方向の回転に
対して回転自在となる第1の伝達手段と、 前記リールと他方の固定部材との間に同軸に介設され、
前記モータの逆方向の回転に対して所定のトルクを前記
リールに与えるとともに、前記モータの正方向の回転の
際には回転自在となる第2の伝達手段と、 前記吊持ち索を前記リールに誘導するガイド手段と、 で構成された吊持ち機構を具備しており、前記モータの
正逆駆動で、巻取ケージに対するスラットカーテンの巻
き取り、巻き戻しと共に、前記リールに対する吊持ち索
の巻き戻し、巻き取りを行うようにしたことを特徴とす
る引き上げ式シャッター装置。 - 【請求項2】 リールの巻取径は、巻取ケージにスラッ
トカーテンが巻き取られた状態での最外径より大径に設
定され形成されていることを特徴とする請求項1記載の
引き上げ式シャッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5272174A JP2699833B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 引き上げ式シャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5272174A JP2699833B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 引き上げ式シャッター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127364A true JPH07127364A (ja) | 1995-05-16 |
JP2699833B2 JP2699833B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17510112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5272174A Expired - Fee Related JP2699833B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 引き上げ式シャッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699833B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378872B1 (ko) * | 2000-08-14 | 2003-04-07 | (주)동광금속 | 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치 및 이것이설치된 창문 |
KR100415409B1 (ko) * | 2001-05-02 | 2004-01-24 | (주)동광금속 | 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치를 고정하는고정프레임 및 이것을 구비한 창문 |
JP2008101368A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | クリーンルーム用ロールスクリーン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04237792A (ja) * | 1991-01-11 | 1992-08-26 | Hans Schanz | シャッタ、主にローラシャッタのための駆動装置 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5272174A patent/JP2699833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04237792A (ja) * | 1991-01-11 | 1992-08-26 | Hans Schanz | シャッタ、主にローラシャッタのための駆動装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378872B1 (ko) * | 2000-08-14 | 2003-04-07 | (주)동광금속 | 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치 및 이것이설치된 창문 |
KR100415409B1 (ko) * | 2001-05-02 | 2004-01-24 | (주)동광금속 | 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치를 고정하는고정프레임 및 이것을 구비한 창문 |
JP2008101368A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | クリーンルーム用ロールスクリーン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2699833B2 (ja) | 1998-01-19 |
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Legal Events
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