JP3181343U - ロールブラインド - Google Patents
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Abstract
【課題】二重に垂下されるスクリーン同士の擦れを防止しながら、巻取軸の巻径の変化に関わらずスクリーンの間隔を一定に維持し得るロールブラインドを提供する。
【解決手段】巻取軸3から垂下されるスクリーン5の端部を巻取軸3の近傍に保持して該スクリーン5を二重とした状態で垂下し、巻取軸3の回転に基づいてスクリーン5を昇降するロールブラインドにおいて、巻取軸3と平行にサポートパイプ4を配設し、スクリーン5を巻取軸3からサポートパイプ4を経て垂下し、スクリーン5の端部をサポートパイプ4の下方に保持した保持部材9から垂下した。
【選択図】図3
【解決手段】巻取軸3から垂下されるスクリーン5の端部を巻取軸3の近傍に保持して該スクリーン5を二重とした状態で垂下し、巻取軸3の回転に基づいてスクリーン5を昇降するロールブラインドにおいて、巻取軸3と平行にサポートパイプ4を配設し、スクリーン5を巻取軸3からサポートパイプ4を経て垂下し、スクリーン5の端部をサポートパイプ4の下方に保持した保持部材9から垂下した。
【選択図】図3
Description
この考案は、スクリーンを重ね合わせた状態で垂下し、かつ昇降可能としたロールブラインドに関するものである。
従来、二重に重ね合わせたスクリーンを上下方向に相対移動させて室内への採光量を調節可能としたロールブラインドが提案されている。このロールブラインドのスクリーンは、遮光性を備えたドレープ生地等の遮光部と、光を一部透過可能とした生地等の半透過部が上下方向に交互に形成されている。そして、前後方向に重ね合わせたスクリーンを上下方向に相対移動させて遮光部と半透過部との重なり度合いを調節することにより、採光量を調節可能となっている。
上記のようなロールブラインドでは、重ね合わせたスクリーンの間隔が大きくなると、スクリーンの遮光部で半透過部を覆うように前後のスクリーンを相対移動させても、スクリーンの間隙から光がもれて、遮光性が低下する。
特許文献1に記載されたロールブラインドでは、巻取りロッドからスクリーンを巻戻すと、巻取りロッドへのスクリーンの巻径が小さくなるため、前後に吊下支持されるスクリーンの上部の間隙が増大する。従って、巻取りロッドからスクリーンを巻戻すにつれて、スクリーンの上部の遮光性が低下する。
この考案の目的は、巻取軸へのスクリーンの巻径の変化に関わらず、二重に垂下されるスクリーンの間隔を一定に維持し得るロールブラインドを提供することにある。
請求項1では、巻取軸から垂下されるスクリーンの端部を巻取軸の近傍に保持して該スクリーンを二重とした状態で垂下し、前記巻取軸の回転に基づいて前記スクリーンを昇降するロールブラインドにおいて、前記巻取軸と平行にサポートパイプを配設し、前記スクリーンを前記巻取軸から前記サポートパイプを経て垂下し、前記スクリーンの端部を前記サポートパイプの下方から垂下した。
請求項2では、前記スクリーンの端部を、前記サポートパイプの下方に保持した保持部材から垂下した。
請求項3では、前記サポートパイプから垂下されるスクリーンと、前記保持部材から垂下されるスクリーンとの間に該スクリーンが擦れあわない間隔を設けた。
請求項3では、前記サポートパイプから垂下されるスクリーンと、前記保持部材から垂下されるスクリーンとの間に該スクリーンが擦れあわない間隔を設けた。
請求項4では、前記スクリーンの無端縁にボトムパイプを挿通し、前記ボトムパイプの両端にボトムレールを吊下支持し、前記ボトムパイプの径を前記スクリーンが平行に垂下される径とした。
請求項5では、前記巻取軸の両端を回転可能に支持する支持ブラケットに前記サポートパイプを回転可能に支持し、前記保持部材を前記支持ブラケットで保持した。
請求項6では、前記保持部材を、前記支持ブラケットから前記サポートパイプの中心を回動中心として回動可能に支持した。
請求項6では、前記保持部材を、前記支持ブラケットから前記サポートパイプの中心を回動中心として回動可能に支持した。
請求項7では、前記スクリーンには、遮光部と半透過部とを交互に横縞状に設けた。
本考案によれば、巻取軸の巻径の変化に関わらず、二重に垂下されるスクリーンの間隔を一定に維持し得るロールブラインドを提供することができる。
以下、この考案を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1〜図3に示すロールブラインドは、フレーム1の両端部に取着された支持ブラケット2a,2b間に巻取軸3が回転可能に支持されている。
前記支持ブラケット2a,2b間には、前記巻取軸3の後方斜め上方においてサポートパイプ4が回転可能に支持されている。前記巻取軸3にはスクリーン5が巻着され、そのスクリーン5は、図3に示すように、前記サポートパイプ4を経て下方へ垂下される。
前記支持ブラケット2aにはプーリー6が回転可能に支持され、そのプーリー6には無端状のボールチェーン7が掛装されている。そして、ボールチェーン7を操作してプーリー6を回転操作することにより、前記巻取軸3がスクリーン5の巻取り方向あるいは巻き戻し方向に回転される。
前記スクリーン5は、光を透過させない遮光部8aと、光を一部透過させる半透過部8bとが同一幅で横縞状に交互に形成される。
前記サポートパイプ4を経て垂下されるスクリーン5の端部にはウェイトバー9が取着され、そのウェイトバー9の両端部が前記支持ブラケット2a,2bにそれぞれ取着されたウェイトバー押さえ10に保持されている。そして、前記サポートパイプ4とウェイトバー9との間に垂下されるスクリーン5の無端縁にはボトムレール11が掛装されている。
前記サポートパイプ4を経て垂下されるスクリーン5の端部にはウェイトバー9が取着され、そのウェイトバー9の両端部が前記支持ブラケット2a,2bにそれぞれ取着されたウェイトバー押さえ10に保持されている。そして、前記サポートパイプ4とウェイトバー9との間に垂下されるスクリーン5の無端縁にはボトムレール11が掛装されている。
図4に示す前記ウェイトバー押さえ10は、その上部に設けられた支軸部12の中心に前記支持ブラケット2a,2bの外側面からネジ13が螺入され、そのネジ13を回動支点として支持ブラケット2a,2bに回動可能に支持される。(図1及び図2参照)。従って、支持ブラケット2a,2bの取付角度に関わらず、ウェイトバー押さえ10は常にサポートパイプの下方に垂下される。
前記サポートパイプ4は、図5に示すように、前記ウェイトバー押さえ10の支軸部12に回転可能に支持されている。
前記ウェイトバー押さえ10の下端部には、前記ウェイトバー9の端部を保持可能とした支持片14が形成されている。そして、前記サポートパイプ4から垂下されるスクリーン5の室内側でウェイトバー9の両端部を支持片14に載せ、ウェイトバー押さえ10の外側面側からネジ15をウェイトバー9に螺入することにより、ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10間に固定可能となっている。
前記ウェイトバー押さえ10の下端部には、前記ウェイトバー9の端部を保持可能とした支持片14が形成されている。そして、前記サポートパイプ4から垂下されるスクリーン5の室内側でウェイトバー9の両端部を支持片14に載せ、ウェイトバー押さえ10の外側面側からネジ15をウェイトバー9に螺入することにより、ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10間に固定可能となっている。
前記ボトムレール11は上方を開口した枠体であり、その両端部にキャップ16が取着されている。そして、前記キャップ16間にボトムパイプ17が回転可能に支持されている。詳細には、図6に示すように、前記ボトムパイプ17の両端に軸部18が嵌着され、その軸部18が前記キャップ16の軸受け孔19に回転可能に支持されている。
前記スクリーン5は、前記ボトムパイプ17とボトムレール11との間に挿通されている。そして、スクリーン5が巻取軸3に巻き取られると、ボトムパイプ17が回転しながらボトムレール11が引き上げられ、スクリーン5が巻取軸3から巻戻されると、ボトムパイプ17が回転しながらボトムレール11が下降するようになっている。
前記ボトムパイプ17の径は、前記サポートパイプ4及びウェイトバー9とボトムパイプ17との間でスクリーン5が平行に張設される径となっている。
前記軸部18には、前記ボトムパイプ17の両端部に近接するフランジ20が設けられ、ボトムパイプ17の軸方向へのスクリーン5の横ずれが防止される。
前記軸部18には、前記ボトムパイプ17の両端部に近接するフランジ20が設けられ、ボトムパイプ17の軸方向へのスクリーン5の横ずれが防止される。
次に、上記のように構成されたロールブラインドの動作を説明する。ボールチェーン7を操作して、巻取軸3をスクリーン5の巻取り方向に回転させると、スクリーン5がサポートパイプ4を経て巻取軸3に巻き取られ、ボトムレール11が引き上げられる。
また、巻取軸3をスクリーン5の巻戻し方向に回転させると、ボトムレール11及びスクリーン5の重量に基づいてスクリーン5が巻取軸3からサポートパイプ4を経て巻戻され、ボトムレール11が下降する。
スクリーン5の昇降動作時に、前後に垂下されるスクリーン5の遮光部8aと半透過部8bが重なる状態となると、スクリーン5は遮光状態となる。また、前後に垂下されるスクリーン5の遮光部8aが重なる状態となると、各遮光部8a間の半透過部8bから外光を採り入れ可能となる。
このロールブラインドでは、ウェイトバー押さえ10が支持ブラケット2a,2bに回動可能に支持されているので、フレーム1を固定する取付面の角度が異なる場合にも、常にウェイトバー9がサポートパイプ4の下方に垂下され、スクリーン5を同様な条件で吊下支持することができる。
図7は、フレーム1を天井面等の水平面を取付面21として取着する場合である。図8は、フレーム1を傾斜した天井面等を取付面21として取着する場合であり、図9はフレーム1を壁面等の垂直面を取付面21として取着する場合を示す。いずれの場合にも、ウェイトバー9がサポートパイプ4の下方に垂下されるので、スクリーン5をウェイトバー9の側面に当接させることなく、スクリーン5をサポートパイプ4とウェイトバー9から等間隔で吊下支持する状態とすることができる。
上記のように構成されたロールブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スクリーン5を昇降して、遮光部8aと半透過部8bの重なり具合を調節することにより、外光を適宜に採り入れることができる。
(2)スクリーン5の昇降時に、巻取軸3へのスクリーン5の巻径が変化しても、二重に垂下されるスクリーン5の間隔が変化することはない。従って、スクリーン5の下降操作時に、スクリーン5の上部で遮光性が低下することはない。
(3)スクリーン5の昇降時に、二重に垂下されるスクリーン5を常に平行に維持することができる。従って、スクリーン5の下降操作時にスクリーン5の間隔の増大により遮光性が低下することはない。
(4)スクリーン5の昇降操作時に、スクリーン5同士が擦れあうことはない。従って、スクリーン5の磨耗を防止することができる。
(5)ボトムレール11にボトムパイプ17を備え、そのボトムパイプ17にスクリーン5を掛装したので、必要な重量をボトムレール11で確保することができる。従って、ボトムパイプ17で重量を確保する必要がないので、ボトムパイプ17の径を小さくして、二重に垂下されるスクリーン5の間隔を小さく設定することも容易である。
(6)ウェイトバー押さえ10を支持ブラケット2a,2bに回動可能に支持したので、フレーム1を任意の取付面21に取り付けても、常にウェイトバー9をサポートパイプの下方に位置させて、サポートパイプ4及びウェイトバー9からスクリーン5を同様な条件で吊下支持することができる。
(7)ウェイトバー押さえ10に設けた支持片14により、ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10に取り付ける作業を容易に行うことができる。
(1)スクリーン5を昇降して、遮光部8aと半透過部8bの重なり具合を調節することにより、外光を適宜に採り入れることができる。
(2)スクリーン5の昇降時に、巻取軸3へのスクリーン5の巻径が変化しても、二重に垂下されるスクリーン5の間隔が変化することはない。従って、スクリーン5の下降操作時に、スクリーン5の上部で遮光性が低下することはない。
(3)スクリーン5の昇降時に、二重に垂下されるスクリーン5を常に平行に維持することができる。従って、スクリーン5の下降操作時にスクリーン5の間隔の増大により遮光性が低下することはない。
(4)スクリーン5の昇降操作時に、スクリーン5同士が擦れあうことはない。従って、スクリーン5の磨耗を防止することができる。
(5)ボトムレール11にボトムパイプ17を備え、そのボトムパイプ17にスクリーン5を掛装したので、必要な重量をボトムレール11で確保することができる。従って、ボトムパイプ17で重量を確保する必要がないので、ボトムパイプ17の径を小さくして、二重に垂下されるスクリーン5の間隔を小さく設定することも容易である。
(6)ウェイトバー押さえ10を支持ブラケット2a,2bに回動可能に支持したので、フレーム1を任意の取付面21に取り付けても、常にウェイトバー9をサポートパイプの下方に位置させて、サポートパイプ4及びウェイトバー9からスクリーン5を同様な条件で吊下支持することができる。
(7)ウェイトバー押さえ10に設けた支持片14により、ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10に取り付ける作業を容易に行うことができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・二重に垂下されるスクリーン5を平行としなくてもよい。例えば、図3に示す構成よりボトムパイプ17の径を大きして、スクリーン5の間隔が下方に向かって僅かに広がるようにしてもよい。
・例えば、図3に示す構成よりボトムパイプ17の径を小さくして、スクリーン5の間隔が上方に向かって僅かに広がるようにしてもよい。
・スクリーン5の端部を取着したウェイトバー9を、ウェイトバー押さえ10で保持する構成としたが、スクリーン5の端部を支持ブラケット2a,2b間に保持できれば、ウェイトバー9を使用する必要はない。
・ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10に、ネジを使用することなく、弾性的に嵌合するようにしてもよい。
・サポートパイプ4を回転不能に支持してもよい。また、回転不能に支持したサポートパイプ4にスクリーン5の端部を直接取着してもよい。
・スクリーン5は、遮光部と半透過部を具備しない一様な遮光性を備えた生地としてもよい。
・二重に垂下されるスクリーン5を平行としなくてもよい。例えば、図3に示す構成よりボトムパイプ17の径を大きして、スクリーン5の間隔が下方に向かって僅かに広がるようにしてもよい。
・例えば、図3に示す構成よりボトムパイプ17の径を小さくして、スクリーン5の間隔が上方に向かって僅かに広がるようにしてもよい。
・スクリーン5の端部を取着したウェイトバー9を、ウェイトバー押さえ10で保持する構成としたが、スクリーン5の端部を支持ブラケット2a,2b間に保持できれば、ウェイトバー9を使用する必要はない。
・ウェイトバー9をウェイトバー押さえ10に、ネジを使用することなく、弾性的に嵌合するようにしてもよい。
・サポートパイプ4を回転不能に支持してもよい。また、回転不能に支持したサポートパイプ4にスクリーン5の端部を直接取着してもよい。
・スクリーン5は、遮光部と半透過部を具備しない一様な遮光性を備えた生地としてもよい。
2a,2b...支持ブラケット、3...巻取軸、4...サポートパイプ、5...スクリーン、8a...遮光部、8b...半透過部、9...保持部材(ウェイトバー)、11...ボトムレール、17...ボトムパイプ。
Claims (7)
- 巻取軸から垂下されるスクリーンの端部を巻取軸の近傍に保持して該スクリーンを二重とした状態で垂下し、前記巻取軸の回転に基づいて前記スクリーンを昇降するロールブラインドにおいて、
前記巻取軸と平行にサポートパイプを配設し、前記スクリーンを前記巻取軸から前記サポートパイプを経て垂下し、前記スクリーンの端部を前記サポートパイプの下方から垂下したことを特徴とするロールブラインド。 - 前記スクリーンの端部を、前記サポートパイプの下方に保持した保持部材から垂下したことを特徴とする請求項1記載のロールブラインド。
- 前記サポートパイプから垂下されるスクリーンと、前記保持部材から垂下されるスクリーンとの間に該スクリーンが擦れあわない間隔を設けたことを特徴とする請求項2記載のロールブラインド。
- 前記スクリーンの無端縁にボトムパイプを挿通し、前記ボトムパイプの両端にボトムレールを吊下支持し、前記ボトムパイプの径を前記スクリーンが平行に垂下される径としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロールブラインド。
- 前記巻取軸の両端を回転可能に支持する支持ブラケットに前記サポートパイプを回転可能に支持し、前記保持部材を前記支持ブラケットで保持したことを特徴とする請求項2又は3に記載のロールブラインド。
- 前記保持部材を、前記支持ブラケットから前記サポートパイプの中心を回動中心として回動可能に支持したことを特徴とする請求項5記載のロールブラインド。
- 前記スクリーンには、遮光部と半透過部とを交互に横縞状に設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のロールブラインド。
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JP2017115322A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 立川ブラインド工業株式会社 | 遮蔽装置、及びその制御装置の制御方法、並びにプログラム |
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