JP2014173317A - ロールスクリーン - Google Patents

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【課題】スクリーンの巻乱れを補正することができるとともに、スクリーンが円滑に昇降し、前後のスクリーンの間隔が大きくならないロールスクリーンを提供する。
【解決手段】ウエイトバー20は、スクリーンの折り返し部が巻き掛けられる回転パイプ30と、回転パイプ30の端部に係合するパイプキャップ32と、回転パイプ30の下方に配置されるウエイト本体34と、ウエイト本体34の端面に固定されると共にパイプキャップ32を軸受けするサイドキャップ36と、ウエイト本体34内に設けられるとともにウエイト本体34の下面から位置調整可能な調整ウエイト38と、ウエイト本体34の下面を覆うウエイトバーカバー40と、を備える。パイプキャップ32の一部の外周面が断面多角形状に形成され、回転パイプ30の断面多角形状に形成された内周面に相対回転不能に嵌合している。ウエイトバーカバー40は、ウエイト本体34に着脱可能でウエイト本体34下面からの調整ウエイト38の露出を防止するとともに、ウエイトバー下面の緩衝材として機能する。
【選択図】図6

Description

本発明は、巻取パイプから垂下したスクリーンをウエイトバーで折り返して巻取パイプ付近に連結したロールスクリーンに関する。
このような構成のロールスクリーンとしては、特許文献1に示されるものが知られている。これに示されるものは、天井又は壁面に取付けられる上方端部支持バーと、この支持バーの両端に対向して配置された一対の支持ブラケットと、これらの支持ブラケットに両端が枢支されて支持バーに沿う巻き取りロッドと、透光部及び不透光部が巻き取り方向に交互に連続して形成され一端が上方端部支持バーに固定され他端が巻き取りロッドに繰り出し可能に巻き取られかつ下端で折り返されて二重に構成されたスクリーンと、スクリーンの折り返し部に常に位置するように取付けられスクリーンに張力を付与する錘本体とを備えている。錘本体は、スクリーンの折り返し部の内面に接触してこの内面に対して転動可能に挿通された円筒状の動滑車と、動滑車の両端部の回転中心に動滑車に対してすべり軸受けを介して回動可能に挿入されたロア軸と、一端がロア軸の両端のキャップ取付穴に動滑車の端面を覆うように挿入されて取付けられ他端が自重で下方に延びる一対のロアキャップと、一対のロアキャップ間に渡設されスクリーンの折り返し部を覆うボトムカバーとを有するものである。
特開2009−79431号公報
このような従来のロールスクリーンにおいては、スクリーンを二重にして昇降させるため、製品の高さに対して2倍程度の長さのスクリーンが必要となり、その量のスクリーンが巻き取りロッドに巻かれることになるとともに、スクリーンは透光部及び不透光部が交互に形成される構成であるため、通常のロールスクリーンと比べてスクリーンを昇降する際に巻乱れを起こしやすいという課題がある。
また、スクリーンを繰り出して錘本体が窓枠上面に接すると、錘本体がロア軸を中心として回動できるようになっているが、動滑車に対してすべり軸受けは圧入されているだけであるため、動滑車がロア軸を中心として回動するときにすべり軸受けがスリップしてしまう可能性があり、動滑車の円滑な回転に影響を与える恐れがある。
また、動滑車は円筒状であるため、ロールスクリーンの製品幅が大きいときに動滑車が撓まないように強度を保つためには、肉厚を厚くしなければならないため、動滑車の径が大きくならざるを得ない。その場合には、折り返された前後のスクリーンの間隔が大きくなってしまうため、前後の透過部と不透過部を重ねて遮蔽しようとしても光漏れ量が大きくなりやすいという問題がある。
本発明は、スクリーンの巻乱れを補正することができるとともに、スクリーンが円滑に昇降し、前後のスクリーンの間隔が大きくならないロールスクリーンを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、サイドブラケットに巻取パイプが回転可能に支持され、スクリーンの一端部が巻取パイプに巻取り及び巻解き可能に連結され、スクリーンの他端部が巻取パイプから垂下してウエイトバーで折り返されて巻取パイプ付近に設けられる固定部材に連結されるロールスクリーンにおいて、
ウエイトバーは、スクリーンの折り返し部が巻き掛けられる回転パイプと、回転パイプの端部に係合するパイプキャップと、回転パイプの下方に配置されるウエイト本体と、ウエイト本体の端面に固定されると共にパイプキャップを軸受けするサイドキャップと、ウエイト本体内に設けられるとともにウエイト本体の下面から位置調整可能な調整ウエイトと、ウエイト本体の下面を覆うウエイトバーカバーと、を備え、
パイプキャップの一部の外周面が断面多角形状に形成され、回転パイプの断面多角形状に形成された内周面に相対回転不能に嵌合しており、
回転パイプの外周面には、その長手方向に延びる凹部が形成され、内周面の断面多角形の各頂点が外周面に形成される凹部から周方向にオフセットした位置にそれぞれ位置し、
ウエイトバーカバーは、ウエイト本体に着脱可能でウエイト本体下面からの調整ウエイトの露出を防止するとともに、ウエイトバー下面の緩衝材として機能し、サイドキャップによって左右方向の移動が規制されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、サイドキャップの底部にはウエイト本体の底部に形成される溝部に連続する切欠部が設けられており、ウエイトバーカバーは溝部と切欠部に渡って設けられ、ウエイトバーカバーの端部はサイドキャップの側壁によって移動が規制されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて、回転パイプの外周面の凹部の数と、内周面の断面多角形の頂点の数が一致することを特徴とする。
本発明によれば、ウエイトバー内に調整ウエイトを位置調整可能に設けたことによって、昇降時にスクリーンに巻乱れが生じてしまった場合には、調整ウエイトの位置をずらすことによって巻乱れを防止することができる。
調整ウエイトはウエイトバーの下面から位置を調整できるようになっており、その際にウエイトバーの下面から露出するが、調整後にウエイトバーカバーによって下面を覆うことにより調整ウエイトが露出することが防止され、意匠性を良好にすることができる。ウエイトバーカバーは緩衝材としても機能するため、ロールスクリーンを最下降位置まで下降したときにウエイトバーが窓枠等に当接しても、衝突音の発生を抑えることができる。
回転パイプは外周面に複数の凹部を有するため、回転パイプとしての強度が増すとともに昇降時において折り返されたスクリーンが回転パイプに対してスリップしにくくなるため、円滑な回転パイプの回転とスクリーンの昇降が可能となる。さらに、断面多角形状の外周面を有するパイプキャップの一部が断面多角形状の内周面を有する回転パイプの内周面に嵌合するため、確実に回転パイプとパイプキャップとが一体回転できるようになり、サイドキャップに対して回転パイプが円滑に回転することができる。
回転パイプの内周面の断面多角形の各頂点が外周面の凹部からオフセットされた位置にそれぞれ位置するため、回転パイプの肉厚が部分的に大きくなるようなことはなく、結果として回転パイプの強度を保ちつつ小さい径方向寸法で回転パイプの肉厚を周方向に均等化することができる。このため、前後のスクリーンの間隔を小さくすることができて、スクリーンを遮蔽状態にするときに光漏れ量を小さくすることができる。
回転パイプを支持するサイドキャップによってウエイトバーカバーの左右の位置決めを行うことができるため、部品点数を少なくすることができる。
サイドキャップの底部に、ウエイト本体の底部に形成される溝部に連続する切欠部が形成されるため、ウエイトカバーをウエイトバーの下面全長にわたって設けることができる。
さらに、回転パイプの内周面の断面多角形の頂点の数と外周面の凹部の数を一致させることにより、より一層、回転パイプの肉厚を周方向に均等化することができる。
本発明の実施形態に係るロールスクリーンの全体斜視図である。 実施形態に係るロールスクリーンの側断面図である。 実施形態に係るウエイトバーの部分断面図である。 図3のA−A断面図である。 サイドキャップとウエイトバーカバーの組付け状態を示す斜視図であり、(a)は分解された状態を、(b)は組み付けられた状態を、それぞれ示す。 ウエイトバーにスクリーンを組み付けた状態を示す部分断面図である。 ウエイトバー及びウエイトバー近傍のスクリーンの側断面図であり、(a)はスクリーンが遮蔽状態である場合を、(b)はスクリーンが調光状態である場合を、それぞれ示す。 ウエイトバー及びウエイトバー近傍のスクリーンの斜視図であり、(a)はウエイト本体にウエイトバーカバーが取付けられている状態を、(b)はウエイト本体からウエイトバーカバーが取外されている状態を、それぞれ示す。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、実施形態に係るロールスクリーンは、図示していない窓枠や天井等にブラケット11を介して固定されるセットフレーム12の両端に設けられたサイドブラケット14に巻取パイプ16の両端が回転可能に支持されており、巻取パイプ16にスクリーン18の一端が巻取り及び巻解き可能に連結されている。スクリーン18の他端は巻取パイプ16から垂下するとともにウエイトバー20で折り返されて上昇し、巻取パイプ16よりも後方の上方においてセットフレーム12に形成される固定部(固定部材)12aに固定されている。より詳細には、スクリーン18の他端には固定板19が連結されており、この固定板19が固定部12aの内部空間12a−1に挿入されることにより、スクリーン18の他端が固定部12aに固定される。巻取パイプ16から垂下したスクリーン18はウエイトバー20の前方側に位置し、ウエイトバー20で折り返されたスクリーン18はウエイトバー20の後方側にそれぞれ位置しており、巻取パイプ16から巻解かれたスクリーン18は二重の状態になる。また、スクリーン18は、ウエイトバー20の自重によりその折り返し部が下方に引っ張られることにより展張状態を維持する。巻取パイプ16の回転操作は、サイドブラケット14の一端に設けられた操作チェーン22を操作することにより行われ、また、操作チェーン22の操作を停止すれば、公知のストッパにより巻取パイプ16はその停止位置を維持可能となる。
スクリーン18は、光をある程度透過する透過部18aと、透過部18aに比較して光の透過率が低い不透過部18bとが上下方向に交互に連続して一定周期で形成される。好ましくは、透過部18aは透明または半透明の生地からなっており、不透過部18bは遮光生地からなっている。また、好ましくは、透過部18aの高さ寸法は、不透過部18bの高さ寸法以下、さらに好ましくは、不透過部18bの高さ寸法よりも小さくなるように設定される。
図3ないし図5に示すように、ウエイトバー20は、スクリーン18の幅方向を長手方向として延びスクリーン18が巻き掛けられる回転パイプ30と、回転パイプ30と一体回転するように回転パイプ30の両端部にそれぞれ係合する一対のパイプキャップ32と、回転パイプ30と平行にその下方に配置されてスクリーン18の幅方向を長手方向として延びるウエイト本体34と、ウエイト本体34の両端面にそれぞれ固定されると共に対応するパイプキャップ32をそれぞれ軸受けする一対のサイドキャップ36と、ウエイト本体34内に設けられるとともにウエイト本体34の下面から位置調整可能な調整ウエイト38と、ウエイト本体34の下面を覆うウエイトバーカバー40と、からなる。
回転パイプ30は、スクリーン18の折り返し部の内側にあってスクリーン18が巻き掛けられるようになっており、外周面が断面円形に、内周面は断面多角形、例えば断面六角形に形成されている。外周面には、その円周方向に等間隔に6つの凹部30aが長手方向全長にわたって形成されている。凹部30aによって巻取パイプ30の強度を増すことができると共に、スクリーン18とのスリップを軽減し、スクリーン18の昇降と共に回転するようになっている。
好ましくは、外周面の凹部30aと内周面の頂点30bは同じ数に設定されており、内周面の六角形の各頂点30bの周方向位置は、外周面の隣り合う凹部30a同士の中間位置になるように周方向にオフセットされている。これにより、回転パイプ30は、部分的に肉厚が極端に大きくなるようなことがなく、肉厚が周方向で均等化され、且つ、内周面の断面多角形形状及び凹部30aにより強度が増加される結果として径方向の外形寸法を小さく且つ軽量化することができる。
パイプキャップ32は、回転パイプ30の端部に係合して回転パイプの端部を塞ぐようになっており、サイドキャップ36に軸受けされる回転軸部32aと、回転パイプ30の内周面に嵌合する嵌合軸部32bと、回転軸部32aと嵌合軸部32bとの間に位置する鍔部32cと、からなる。回転軸部32aの外周形状は断面円形に形成されているのに対して、嵌合軸部32bは、その外周形状が断面六角形に形成されており、図4に示すように、回転パイプ30の内周面の断面六角形と合致しており、回転パイプ30と一体に回転するように回転パイプ30の内周面に嵌合される。鍔部32cは、軸方向において回転軸部32a側の径方向寸法が最も大きく、嵌合軸部32b側に行くに従って小さくなるように円錐面32c−1を形成している。鍔部32cの回転軸部32a側の端面32dには回転軸部32aより若干外径側において回転軸部32aと同じ方向へと僅かに突出する肩部32d−1が形成されるのに対して、肩部32d−1より外径側の端面32dは、回転軸部32aから離反するようにして、外径側に行くに従って嵌合軸部32b方向に傾斜して形成されている。端面32dのこの形状により、パイプキャップ32の端面32dとサイドキャップ36との接触面積が小さくなるため、パイプキャップ32の回転時のサイドキャップ36との摩擦を小さくすることができる。一方、鍔部32cの嵌合軸部32b側端面には、図3に示すように、嵌合軸部32bの外周囲に回転パイプ30の端部が嵌合される挿入凹部32eが形成されている。
ウエイト本体34は、回転パイプ30及びスクリーン18よりも下方に配設されて、その天井部34aが回転パイプ30に倣うように下方に突出した円弧状に形成されている。また、底部34bには長手方向全長にわたって溝部34cが形成されている。ウエイト本体34内には、調整ウエイト38の前後端部を下から支持するように、前後の内壁面34gからそれぞれ突出する支持片34dが長手方向全長にわたって形成されている。天井部34aの下側の前後方向中間位置には、長手方向全長にわたって略筒型をしたレール部34eが形成されており、レール部34eの両端部にはウエイト本体34とサイドキャップ36を連結する連結ネジ42がねじ込まれるようになっている。
サイドキャップ36は、ウエイト本体34の端部を塞ぐと共にパイプキャップ32の軸受けを行うべく側壁本体36aを有する。側壁本体36aの内部には、パイプキャップ32の回転軸部32aを回転可能に軸受けする軸受け穴36bと、ウエイト本体34のレール部34eと整列して前述の連結ネジ42が挿通する挿通穴36eとが形成される。また、側壁本体36aからウエイト本体側に突出して、ウエイト本体34の内側形状に一部対応する形状を有する支持受部36fと、を備えている。側壁本体36aの底部36cには、ウエイト本体34の溝部34cに連続するように切欠部36dが形成される。
調整ウエイト38は、密度の高い金属板材等からなり、中央部に雌ねじ穴38aが穿設されており、雌ねじ穴38aには固定ネジ44が螺合する。調整ウエイト38は、ウエイト本体34の支持片34d上に載置されて、支持片34dに沿って移動可能である。溝部34cを介してドライバ等により固定ネジ44を雌ねじ穴38a内にねじ込み、調整ウエイト38の上面から突出する固定ネジ44の先端44aをウエイト本体34のレール部34eに圧接させることで、調整ウエイト38をウエイト本体34に固定可能である。一方、固定ネジ44を緩めると、固定ネジ44の先端44aのレール部34eへの圧接が解除され、調整ウエイト38が支持片34dに沿って移動可能な状態となる。
ウエイトバーカバー40は、軟質樹脂などの柔らかく弾力がある素材で構成されており、ウエイト本体34の下面のカバーとしてのみならず緩衝材としても機能する。ウエイトバーカバー40は、ウエイト本体34の溝部34cを塞ぐことができる幅寸法を有する底部40aと、底部40aの前後両端部から前後方向に階段状に広がるように上方に突出し、ウエイト本体34の底部34bの内面に係合可能な係合部40bと、を有する。ウエイトバーカバー40は、ウエイト本体34の溝部34c及び溝部34cに連続するサイドキャップ36の切欠部36dの全長にわたる長さを有し、ウエイト本体34及びサイドキャップ36に着脱可能に設けられる。ウエイトバーカバー40の両端部はサイドキャップ36の側壁本体36aによって長手方向の移動が規制される。
上記各部品を組み立てることにより、ウエイトバー20は構成されるが、具体的には、次のように行うことができる。回転パイプ30の両端部に予めパイプキャップ32の回転軸部32aをそれぞれ嵌合させておく。また、一方のサイドキャップ36の軸受け穴36bに一方のパイプキャップ32の回転軸部32aを挿入するとともに、サイドキャップ36の支持受部36fをウエイト本体34の一方の端部に嵌合し、サイドキャップ36の挿通穴36eに外部から連結ネジ42を挿通し、ウエイト本体34のレール部34eに連結ネジ42をねじ込み一方のサイドキャップ36をウエイト本体34の一端に固定する。
次に、ウエイト本体34の他端から雌ネジ穴38aに予め固定ネジ44を螺合させた調整ウエイト38を挿入し、両支持片34dの間から固定ネジ44の頭部44bが下方に突出するように調整ウエイト38の前後端部を支持片34dに支持させる。そして、他方のパイプキャップ32の回転軸部32aを他方のサイドキャップ36の軸受け穴36bに挿入しながら、サイドキャップ36の支持受部36fをウエイト本体34の他方の端部に嵌合し、前述のように、サイドキャップ36とウエイト本体34とを連結ネジ42で固定する。次に、ウエイト本体34の溝部34cを介して調整ウエイト38を支持片34d上で摺動させて位置を調整し、固定ネジ44をねじ込み、その先端44aをレール部34eに圧接させて調整ウエイト38の移動を拘束し、調整ウエイト38の位置を固定する。
最後に、図5に示すように、ウエイトバーカバー40の係合部40bを、弾性変形によりウエイト本体34の底部34b及びサイドキャップ36の底部36cの内面にそれぞれ係合する。そして、図5(b)に示すように、ウエイトバーカバー40の端部の底部40aを切欠部36dに位置させる。これにより、ウエイトバーカバー40の前後方向への移動はウエイト本体34の底部34bとサイドキャップ36の底部36cによって規制されるとともに、左右方向への移動はサイドキャップ36の側壁本体36aによって規制され、ウエイトバーカバー40が移動することはない。こうして、ウエイトバーカバー40によって、調整ウエイト38が露出することなく、意匠性を良好にすることができる。
このように組み立てられたウエイトバー20に、図6及び図7に示すようにスクリーン18が取付けられる。すなわち、スクリーン18は回転パイプ30とウエイト本体34との間を、回転パイプ30の外周面に巻き掛けられて折り返されて前後方向において二重に構成される。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
操作チェーン22を操作して巻取パイプ16を回転させて、巻取パイプ16から垂下するスクリーン18の長さを変化させて、図7(a)に示すように、前後のスクリーン18のうち一方のスクリーンの透過部18aが他方のスクリーンの不透過部18bに完全に重なり合うようにすると、スクリーン18は遮蔽状態となる。なお、透過部18aの高さ寸法が不透過部18bの高さ寸法よりも小さくなるように設定すると、一方側の不透過部18bの端部が他方側の不透過部18bの端部に重なり合うようになるため、前後のスクリーン18の間から光が漏れることを防止することができ、遮蔽状態をより向上させることができる。また、回転パイプ30の径方向の外形寸法を小さくすることができるため、前後のスクリーン18の間隔を小さくすることができ、光漏れ量を小さくすることができる。
操作チェーン22を操作して巻取パイプ16を回転させて前後のスクリーン18のうち一方のスクリーンの透過部18aが他方のスクリーンの透過部18aと重なり合うようにすると、スクリーン18は調光状態となる。透過部18a同士の重なり合う度合いを変化させることにより、調光状態を変化させることができる。
また、前後に垂下する操作チェーン22のうちの一方を引き下げて、巻取パイプ16にスクリーン18を巻取っていくと、スクリーン18が回転パイプ30を折り返していき、スクリーン18及びウエイトバー20が上昇していく。反対に、前後に垂下する操作チェーン22のうちの他方を引き下げて、巻取パイプ16にスクリーン18を巻解いていくと、スクリーン18が回転パイプ30を折り返していき、スクリーン18及びウエイトバー20が下降していく。ウエイトバー20が最下降位置まで下降して、窓枠等に当接したときに、ウエイトバーカバー40は緩衝材としての機能も有するため、ウエイトバーカバー40により、衝突の衝撃や衝突音が緩和されることとなる。
回転パイプ30の外周面の凹部30aにより、スクリーン18は回転パイプ30に対してスリップしにくくなっており、また、回転パイプ30が小径化されて軽量化されているために、スクリーン18の昇降と共に回転パイプ30とパイプキャップ32は、サイドキャップ36に対して円滑に回転する。また、スクリーン18が幅方向にずれて、その側端部が、パイプキャップ32の鍔部32cに乗り上げても、円錐面32c−1によって回転パイプ30方向へ滑り落ち、元の位置に修正されるようになっており、巻取パイプ16にスクリーン18を巻取っていくときの巻乱れやスクリーン端部の折れ曲がりあるいはほつれの発生を防ぐようになっている。
それでも巻乱れが発生する場合には、調整ウエイト38の位置を調整することができる。巻乱れの要因の一つは、巻取パイプ16に巻き取られるスクリーン18の幅方向のアンバランスにあるからである。よって、図8(a)に示すようにウエイト本体34の下部に取付けられているウエイトバーカバー40を弾性変形させて取外し、図8(b)に示すように、ウエイト本体34の溝部34cを開放する。そして、固定ネジ44を緩めて、調整ウエイト38を支持片34d上で摺動させて位置を調整した後、再び固定ネジ44をねじ込み、調整ウエイト38の位置を固定する。最後に、ウエイトバーカバー40を前述のように弾性変形させてウエイト本体34の溝部34c及びサイドキャップの切欠部36dに図8(a)に示すように取付ける。
このように調整ウエイト38のスクリーン幅方向位置を微調整することによって、巻乱れの発生を防ぐことができる。
14 サイドブラケット
16 巻取パイプ
18 スクリーン
20 ウエイトバー
30 回転パイプ
30a 凹部
30b 頂点
32 パイプキャップ
34 ウエイト本体
34b 底部
34c 溝部
36 サイドキャップ
36a 側壁
36c 底部
36d 切欠部
38 調整ウエイト
40 ウエイトバーカバー

Claims (3)

  1. サイドブラケット(14)に巻取パイプ(16)が回転可能に支持され、スクリーン(18)の一端部が巻取パイプに巻取り及び巻解き可能に連結され、スクリーンの他端部が巻取パイプから垂下してウエイトバー(20)で折り返されて巻取パイプ付近に設けられる固定部材に連結されるロールスクリーンにおいて、
    ウエイトバー(20)は、スクリーンの折り返し部が巻き掛けられる回転パイプ(30)と、回転パイプ(30)の端部に係合するパイプキャップ(32)と、回転パイプ(30)の下方に配置されるウエイト本体(34)と、ウエイト本体(34)の端面に固定されると共にパイプキャップ(32)を軸受けするサイドキャップ(36)と、ウエイト本体(34)内に設けられるとともにウエイト本体(34)の下面から位置調整可能な調整ウエイト(38)と、ウエイト本体(34)の下面を覆うウエイトバーカバー(40)と、を備え、
    パイプキャップ(32)の一部の外周面が断面多角形状に形成され、回転パイプ(30)の断面多角形状に形成された内周面に相対回転不能に嵌合しており、
    回転パイプの外周面には、その長手方向に延びる凹部(30a)が形成され、内周面の断面多角形の各頂点(30b)が外周面に形成される凹部(30a)から周方向にオフセットした位置にそれぞれ位置し、
    ウエイトバーカバー(40)は、ウエイト本体(34)に着脱可能でウエイト本体(34)下面からの調整ウエイト(38)の露出を防止するとともに、ウエイトバー下面の緩衝材として機能し、サイドキャップ(36)によって左右方向の移動が規制されることを特徴とするロールスクリーン。
  2. サイドキャップの底部(36c)にはウエイト本体の底部(34b)に形成される溝部(34c)に連続する切欠部(36d)が設けられており、ウエイトバーカバーは溝部と切欠部に渡って設けられ、ウエイトバーカバーの端部はサイドキャップ(36)の側壁(36a)によって移動が規制されることを特徴とする請求項1記載のロールスクリーン。
  3. 回転パイプの外周面の凹部の数と、内周面の断面多角形の頂点の数が一致することを特徴とする請求項1又は2記載のロールスクリーン。
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