JP2023097495A - 縦型ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも室内又は室外側におけるルーバーの突出量を小さくできる縦型ブラインドを提供する。【解決手段】縦型ブラインドは、複数のキャリアと複数のルーバーとを備える。各キャリアは、軸部を有し、ヘッドレール内を長手方向に移動可能である。各ルーバーは、上記複数のキャリアからそれぞれ上記軸部を介して吊下げられる。上記各キャリアは、第1ルーバーを吊下げ可能な第1吊下部と第2ルーバーを吊下可能な第2吊下部を含み上記軸部に回転可能に接続された吊下部材を有する。そして上記第1吊下部と上記第2吊下部は、上記軸部を境とした両側で上記第1ルーバーと上記第2ルーバーを異なる角度で支持し、かつ、上記第2ルーバーを、その端部が上記第1ルーバーの端部よりも内側へ寄った位置に近接するように吊り下げる。【選択図】図14

Description

本発明は、縦型ブラインドに関する。
従来の一般的な縦型ブラインドとして、下記特許文献1には、ルーバーを吊り下げ可能なキャリアが、複数の支持部がそれぞれ形成されるとともに軸部に回転可能に接続された吊下部材を有しており、複数の支持部が、軸部を境とした両側で複数のルーバーを異なる角度で支持する縦型ブラインドが開示されている。
これによれば、吊下部材が、支持部がキャリアの軸部を境とした両側で複数のルーバーを異なる角度で支持することで、軸部の両側に複数のルーバーが配置されることとなり、ルーバー回転時のヘッドレールの前後方向への突出量を室内側と室外側とで均一化できるという特徴を有する。
特開2021-92103号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においても、依然として室内外へのルーバーの突出量については改善の余地があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、少なくとも室内又は室外側におけるルーバーの突出量を小さくできる縦型ブラインドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る縦型ブラインドは、複数のキャリアと第1ルーバー及び第2ルーバーとを備える。各キャリアは、軸部を有し、ヘッドレール内を長手方向に移動可能である。上記第1ルーバー及び上記第2ルーバーは、上記複数のキャリアからそれぞれ上記軸部を介して吊下げられる。上記各キャリアは、上記第1ルーバーを吊下げ可能な第1吊下部と上記第2ルーバーを吊下可能な第2吊下部を含み上記軸部に回転可能に接続された吊下部材を有する。そして上記第1吊下部と上記第2吊下部は、上記軸部を境とした両側で上記第1ルーバーと上記第2ルーバーを異なる角度で支持し、かつ、上記第2ルーバーを、その端部が上記第1ルーバーの端部よりも内側へ寄った位置に近接するように吊り下げる。
この構成によれば、第2ルーバーは第1ルーバーに対し、ルーバー端部が第1ルーバーの端部よりも内側寄り部分に近接するように吊り下げられることで、第2ルーバーの外方側端部が回転軸に近づくため、回転時におけるルーバーの突出量を小さくできる。これにより、奥行き寸法が小さな取付部にも縦型ブラインドを取付可能となる。なお各キャリアが有するルーバーの数は2つに限られず、第1ルーバーと第2ルーバー以外に第3ルーバー、第4ルーバー等を有していてもよい。平面視における軸部を基準とした第1ルーバーと第2ルーバーのなす角は、例えば90度~130度程度であるがこれに限られない。また内側へ寄った位置とは、例えば第1ルーバーの短手方向における中心近傍であるが、これに限られない。
上記第1吊下部は上記軸部と一体的に回転可能であってもよく、上記第2吊下部は上記第1吊下部と少なくとも第1所定量は一体回転可能であってもよい。
この構成によれば、第1吊下部と第2吊下部とを所定量一体回転可能とすることで、ルーバーが所定角度となるように回転するまで、第1ルーバーと第2ルーバーとを一体回転させることができる。
上記軸部は、上記第2吊下部を、上記第1吊下部の回転に追随する回転方向に付勢する付勢する付勢部材を有してもよい。
この構成によれば、第1ルーバーの回転に第2ルーバーの回転を追随させることができる。
上記軸部は、上記第2吊下部の前記第1所定量以上の回転を規制する規制部を有してもよい。
この構成によれば、第1ルーバーが所定角度まで回転すると、第2ルーバーの回転を規制するため、第2ルーバーが必要以上に回転することを防止できる。例えば、レールに対して垂直な角度まで回転させる必要はない。第1所定量は例えば30度前後であるがこれに限られない。
上記軸部は、上記第2吊下部の回転が上記規制部により規制されると、上記第1吊下部の第2所定量の回転を許容してもよい。
この構成によれば、第2ルーバーの回転が規制されても、第1ルーバーは所定角度(例えば全閉)まで回転を許容される。このように回転の許容範囲が設定されることで、許容範囲(全閉)までの回転後に反転しても、設定された所定角度から第2ルーバーと一体回転することができるようになる。第2所定量は例えば60度前後であるがこれに限られない。
上記第2ルーバーの短手方向の長さは、上記第1ルーバーの短手方向の長さよりも小さくてもよい。
この構成によれば、第2ルーバーの幅(短手方向の長さ)が第1ルーバーの幅よりも短いため、回転時に第2ルーバーを第1ルーバーに干渉しづらくしてその回転性能を担保することができ、また回転時における第2ルーバーの突出量をさらに小さくできる。第1ルーバーの幅は例えば100mm前後、第2ルーバーの幅は例えば90mm前後であるが、これらに限られない。
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも室内又は室外側におけるルーバーの突出量を小さくできる縦型ブラインドを提供することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態に係る縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態の正面図である。 上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態の正面図である。 上記縦型ブラインドのルーバー畳み込み状態の正面図である。 上記縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態の右側面図である。 上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態の右側面図である。 上記縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態の平面図である。 上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態の平面図である。 上記縦型ブラインドのキャリアの側面図である。 上記縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態のヘッドレール内の側面側の断面図である。 上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態のヘッドレール内の側面側の断面図である。 図9のA-A断面図及びB-B断面図である。 図10のC-C断面図及びD-D断面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの開閉動作を示す平面図である。 上記縦型ブラインドのルーバーの回動軌跡の従来技術との比較図である。 本発明の変形例に係る縦型ブラインドの概略平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[縦型ブラインドの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る縦型ブラインドの第1ルーバー(後述)で開口部を閉じた状態の正面図であり、図2は、当該縦型ブラインドの第2ルーバー(後述)で開口部を閉じた状態の正面図である。図3は、当該縦型ブラインドのルーバー畳み込み状態の正面図である。また図4は、上記縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態の右側面図であり、図5は、上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態の右側面図である。また図6は、上記縦型ブラインドの第1ルーバーで開口部を閉じた状態の平面図であり、図7は、上記縦型ブラインドの第2ルーバーで開口部を閉じた状態の平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る縦型ブラインド100は、ブラケット9により窓枠等の開口部に固定されるヘッドレール10と、当該ヘッドレール10を長手方向にスライド移動可能な複数のキャリア12と、当該各キャリア12からキャリア軸部121(図6及び図7参照)及び吊下部材5を介して吊り下げられた第1ルーバー15及び第2ルーバー16とを有する。
吊下部材5は、上記キャリア軸部121に回転可能に接続されており、上記第1ルーバー15を吊下げ可能な第1吊下部13と上記第2ルーバー16を吊下可能な第2吊下部14から構成される。
すなわち各キャリア12はそれぞれ2つのルーバーを吊り下げており、図7に示すように、第1吊下部13と第2吊下部14は、キャリア軸部121を境とした両側で第1ルーバー15と第2ルーバー16を異なる角度で支持している。
また図5及び図7に示すように、各キャリア12は、第2ルーバー16を、その端部16aが第1ルーバー15の端部15aよりも内側(第1ルーバー15短手方向の中央近傍)へ寄った位置に近接するように吊り下げている。
第1ルーバー15は縦型ブラインド100の前面側(室内側)に設けられ、例えばドレープ生地等の不透明生地で形成される。
第2ルーバー16は縦型ブラインド100の背面側(室外側)に設けられ、例えばレース生地等のシースルー生地で形成される。
また、第2ルーバー16の幅(短手方向の長さ)は、第1ルーバー15の幅よりも小さく形成されている。例えば第1ルーバー15の幅は100mm前後であり、第2ルーバー16の幅は90mm前後であるが、これに限られない。これにより、回転時に第2ルーバー16を第1ルーバー15に干渉しづらくしてその回転性能を担保することができる。
ヘッドレール10内には、キャリア12を移動させるキャリア移動機構と、第1ルーバー15及び第2ルーバー16を一体的に回転させるルーバー回転機構とが設けられる。
図7に示すように、複数のキャリア12の中で先頭にあるキャリアはマスターキャリア12aとされている。隣合うキャリア12同士は、スペーサリンク17(図6及び図7参照)により、当該スペーサリンク17の長さによって決まる所定間隔を最大間隔として離間または接近可能に、マスターキャリア12aを先頭にして連結されている。
キャリア移動機構は、図6及び図7に示すように、開閉用コード18を有する。図7に示すように、開閉用コード18の一端はマスターキャリア12aに連結され、他端は、ヘッドレール10内をヘッドレール10の一端部にあるコントロールユニット10aへと導かれて、コントロールユニット10aから垂下された後、転回して再びヘッドレール10内に導入されて、さらにヘッドレール10の他端部にあるエンドカバー10b(図1~図3参照)へと導かれた後、エンドカバー10bで転回して、ヘッドレール10内を導かれて、マスターキャリア12aに連結される。
開閉用コード18のうちコントロールユニット10aから垂下して露出した部分は、第1ルーバー15及び第2ルーバー16の展開及び畳み込みの開閉操作を行う開閉操作部25として機能する。開閉操作部25の下端(転回端部)にはウエイト27が取り付けられる。
ユーザが開閉操作部25の二重部分の一方を引くと、マスターキャリア12aが開閉用コード18に牽引されて、ヘッドレール10内をいずれか一方へ移動する。一方、ユーザが開閉操作部25の二重部分の他方を引くと、マスターキャリア12aが開閉用コード18に牽引されて、ヘッドレール10内をいずれか他方へ移動する。
図3に示した畳み込み状態から、マスターキャリア12aの移動により、後続のキャリア12がマスターキャリア12aの移動に応じてスペーサリンク17を介して次々と牽引されていくと、第1ルーバー15及び第2ルーバー16を図1に示すような展開状態にすることができる。
一方、図1に示した展開状態から、マスターキャリア12aの移動により、マスターキャリア12aがキャリア12を押出していくと、第1ルーバー15及び第2ルーバー16を図3に示すような畳み込み状態にすることができる。
ルーバー回転機構は、ヘッドレール10内で長手方向に延びて回転可能に軸支された駆動軸(チルト軸)24(図6及び図7参照)と、コントロールユニット10a内に配設される図示しないギヤを介して駆動軸24に連結される回転操作部(操作棒)26(図2参照)とから構成されている。回転操作部26はコントロールユニット10aから垂下されている。
各キャリア12には、駆動軸24と噛み合う回転伝達機構が内設されており、回転伝達機構は、回転操作部26による駆動軸24の回転をキャリア12のキャリア軸部121に伝達して、第1ルーバー15及び第2ルーバー16を回転可能である。
本実施形態の縦型ブラインド100は、当該回転伝達機構により、窓枠等の開口部を第1ルーバー15で閉じる状態と、開口部を第2ルーバー16で閉じる状態との間で各ルーバーを回転させることができる。ただし、詳細は後述するが、第1ルーバー15と第2ルーバー16は、開口部を第2ルーバー16で閉じる状態から所定量は連動して回転するものの、それ以降は第1ルーバー15のみが独立して回転し、第1ルーバー15で開口部を閉じる状態となる。
図1、図4、図6が、第1ルーバー15がヘッドレール10とほぼ平行になり、開口部を第1ルーバー15で閉じた状態を示している。上述の通り第1ルーバー15は不透明生地で形成されるため、この状態では、開口部から外光が入り込むのを防ぐことができる。
一方、図2、図5、図7が、第2ルーバー16のヘッドレール10に対する角度が最も小さくなり(第1ルーバー15がヘッドレール10とほぼ垂直となり)、開口部を第2ルーバー16で閉じた状態を示している。上述の通り第2ルーバー16はシースルー生地で形成されるため、この状態では、ある程度プライバシーを保ちつつ開口部から外光を取り込むことができる。
[キャリアの詳細構成]
次に、上記キャリア12の詳細について説明する。図8は、縦型ブラインド100のキャリアの側面図である。図9は、縦型ブラインド100の第1ルーバー15で開口部を閉じた状態のヘッドレール10内の側面側の断面図である。図10は、縦型ブラインド100の第2ルーバー16で開口部を閉じた状態のヘッドレール10内の側面側の断面図である。図11は、図9のA-A断面図(同図(A))及びB-B断面図(同図(B))である。図12は、図10のC-C断面図(同図(A))及びD-D断面図(同図(B))である。
これらの図に示すように、キャリア12は、ケース内にウォーム122、ウォームホイール123、及び摩擦スプリング124からなる回転伝達機構を内蔵し、その下部に鉛直方向のキャリア軸部121を有する。ケース下端から突出した当該キャリア軸部121には、上記吊下部材5が一体回転可能に接続される。
吊下部材5は、上述のように第1吊下部13及び第2吊下部14を有し、第1吊下部13の端部には第1ルーバー15を吊下げ可能な第1フック部131が形成され、第2吊下部14の端部には第2ルーバー16を吊下げ可能な第2フック部141が形成される。
上記第1フック部131と第2フック部141とは、非平行となるように形成される。これにより、上述したように第1ルーバー15と第2ルーバー16とが異なる角度で吊り下げられる。
また、第1フック部131及び第2フック部141は、第1ルーバー15の幅方向の中央近傍に第2ルーバー16の端部16aが近接するように両ルーバーを吊下げている(図7)。これにより2つのルーバー間の隙間が極小化され、当該隙間からの光漏れが低減する。
また第1吊下部13は、図9及び図10に示すようにキャリア軸部121と一体的に設けられ、両者が一体的に回転可能とされる一方、第2吊下部14はキャリア軸部121には接続されず、第1吊下部13にのみ接続されており、第1吊下部13と第1所定量(所定角度分)だけ一体回転可能とされている。第1所定量は例えば30度前後であるがこれに限られない。
具体的には、各図に示すように、キャリア軸部121は、第2吊下部14を、第1吊下部13の回転に追随する回転方向(反時計回り)に付勢する付勢する付勢部材としてのバネ125を有している。これにより、第1ルーバー15の回転に第2ルーバー16の回転を追随させることが可能となっている。
またキャリア軸部121は、第2吊下部14の上記第1所定量以上の回転を規制する規制部126を有している。規制部126は例えば、キャリア軸部121周りに突出して設けられた、扇型柱状の部材であるが、これに限られず、例えばキャリア12の底面等に突設され、第2吊下部14の上記第1所定量回転時に当該第2吊下部14に当接するストッパ等であっても構わない。
またキャリア軸部121は、第2吊下部14の回転が上記規制部126により規制されると、第1吊下部13の第2所定量の回転を許容するように構成されている。第2所定量は例えば60度前後であるがこれに限られない。これにより第2ルーバー16は第1所定量までは第1ルーバー15と一体回転するがそれ以上の回転は規制され、第1ルーバー15が単独で第2所定量だけ回転することとなる。
また図11及び図12に示すように、第2吊下部14は、第1吊下部13との接続端に、その回転位置によって、第1吊下部13のうちキャリア軸部121の下方から延在する端部の2つの平面部と当接可能な第1壁部142及び第2壁部143を有している。
図9及び図11に示すように、第1ルーバー15で開口部を閉じた状態においては、第2吊下部14はバネ125で反時計回り方向の回転を付勢されているものの、規制部126に当接してそれ以上反時計回りに回転できない。これにより、それ以上第1吊下部13が回転しても、第2ルーバー16は第1ルーバー15に追随して回転することができない。なお同図の状態では、第1吊下部13も、第2壁部143に当接しそれ以上の回転が規制されている。
一方、図10及び図12に示すように、第2ルーバー16で開口部を閉じた状態においては、第2吊下部14はバネ125で反時計回り方向の回転を付勢されているものの、第1壁部142が第1吊下部13の平面部に当接してそれ以上(単独では)反時計回りに回転できない状態となっている。この状態から、第1吊下部13(第1ルーバー15)が回転すれば、第2吊下部14(第2ルーバー16)も、上記規制部126に当接するまでは追随して回転可能である。
このような構成により、両ルーバーが所定角度となるように回転するまで、第1ルーバー15と第2ルーバー16とを一体回転させることができるとともに、第2ルーバー16が必要以上に回転することを防止できる。例えば、第2ルーバー16はその遮蔽機能を発揮するうえで、ヘッドレール10に対して垂直な角度まで回転させる必要はないことから、ある程度の位置で第2ルーバー16の回転を規制することで、回転時におけるルーバーの縦型ブラインド100の前後方向における突出量を小さくできる。
また、第2ルーバーの回転が規制されても、第1ルーバー15は所定角度(例えば全閉)まで回転を許容されることで、第1ルーバー15が許容範囲(全閉)までの回転後に反転すれば、設定された所定角度から再び第2ルーバー16と一体回転することができるようになる。
[縦型ブラインドの動作]
次に、以上のように構成された縦型ブラインド100の動作について説明する。図13A~Fは、上記縦型ブラインド100のルーバーの開閉動作を示す平面図(一部断面図)である。各図においては、上記図11及び図12で示した断面図に対応する断面図のうちキャリア軸部121近傍の部分拡大図も示している。
図13Aに示すように、開口部を第2ルーバー16で閉じた状態においては、上述の通り、第2吊下部14はバネ125で反時計回り方向の回転を付勢されているものの、第1壁部142が第1吊下部13の平面部に当接してそれ以上(単独では)反時計回りに回転できない状態である。
この状態から、上記回転操作部26により第1ルーバー15を閉塞方向(反時計回り方向)に回転させると、図13Bに示すように、第2吊下部14が、バネ125の付勢により第1壁部142が第1吊下部13に当接した状態で第1吊下部13とともに回転することで、第2ルーバー16は、第1ルーバー15に追随して回転する。
さらに第1ルーバー15を閉塞方向に回転させると、図13Cに示すように、第2吊下部14が規制部126に当接することで、第2ルーバー16の回転が規制され、第1吊下部13(第1ルーバー15)の回転のみが許容される。
この状態から第1ルーバー15をさらに閉塞方向に回転させると、図13Dに示すように、第1吊下部13のみが回転し、第1吊下部13は第2吊下部14の第1壁部142から離れる。
さらに第1ルーバー15の回転を継続すると、図13Eに示すように、第1吊下部13が第2吊下部14の第2壁部143に当接し、第1ルーバー15の回転が規制される。この状態が、開口部を第1ルーバー15により閉塞した状態である。
この状態から、開閉操作部25を畳み込み方向へ操作すると、図13Fに示すように、第1ルーバー15及び第2ルーバー16を畳み込むことができる。
この状態から開閉操作部25を展開方向へ操作することで図13Eに示したような展開状態(開口部を第1ルーバー14で閉じた状態)にすることができ、その状態から再度回転操作部26を上記とは逆方向(開放方向)へ操作することで、図13D、図13C、図13B、図13Aの各状態へと第1ルーバー15及び第2ルーバー16を回転させることができる。
図14は、上記縦型ブラインド100のルーバーの回動軌跡の従来技術との比較図である。
同図に示すように、従来技術と比較して、本実施形態に係る縦型ブラインド100では、前後方向において、室内側の最大突出位置P1及び室外側の最大突出位置P2ともに突出量が小さくなっている。ヘッドレール10の長手方向の中心線からP1までの長さ(最大出幅)は例えば57mm、当該中心線からP2までの長さ(最大出幅)は例えば60mmである(従来技術では室内側・室外側共に82mm)。
これは、従来技術では、第1ルーバーC1の端部C1aと、第2ルーバーC2の端部C2aとが近接するように設けられているのに対して、本実施形態では、第2ルーバー16が第1ルーバー15に対し、その端部16aが第1ルーバー15の端部15aよりも内側寄り部分(幅方向の中央付近)に近接するように吊り下げられることで、第2ルーバー16の外方側端部が回転軸(キャリア軸部121)に近づくためである。また、ルーバー間の角度にもよるものの、上述したように第2ルーバー16の幅(短手方向の長さ)が第1ルーバー15の幅よりも短いことも突出量を小さくできる要因となり得る。
このように本実施形態では回転時におけるルーバーの突出量を小さくできることにより、奥行き寸法が小さな取付部にも縦型ブラインド100を取付可能となる。
<変形例>
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
例えば、第1吊下部13と第2吊下部14に設けられる第1ルーバー15及び第2ルーバー16の角度(第1フック部131及び第2フック部141の設置角度)は上述の実施形態で示したものに限られない。
また、上述の実施形態では、平面視において、第1ルーバー15と第2ルーバー16とが鈍角をなす空間の上部にキャリア軸部121が位置するように設計されたが、例えば図15に示すように、第1ルーバー15と第2ルーバー16とが鋭角をなす空間の上部にキャリア軸部121が位置するように設計されてもよい。この場合、平面視におけるキャリア軸部121を基準とした第1ルーバー15と第2ルーバー16のなす角は、例えば40度~85度程度となる。
上述の第1及び第2実施形態では、第1ルーバー14がドレープ生地、第2ルーバー15がレース生地とされたが、それぞれ他の素材の生地、アルミ等の金属、木材、又は樹脂が採用されてもよい。また、第1ルーバー14と第2ルーバー15を同一のものとしてもよい。
上述の実施形態では、第1ルーバー14及び第2ルーバー15の開閉のためにキャリア12を移動させるキャリア移動機構として、ヘッドレール10内にループ状に設けられた開閉用コード18が用いられたが、これに代わり、各キャリア12を貫通する開閉軸(スクリュー軸)が用いられてもよい。この場合、開閉操作部としてのコードが巻きかけられるプーリが設けられ、マスターキャリア12aと開閉軸が螺合し、プーリの回転に連動して開閉軸が回転することでマスターキャリア12a及びそれに牽引される他のキャリア12が移動する。
上述の実施形態では、ルーバーは1つのキャリア12(吊下部材5)に対して2つ設けられた。しかし、ルーバーは1つのキャリア12(吊下部材5)に対して3つ以上吊り下げられていてもよい。例えば、上述の実施形態で示した第1ルーバー15及び第2ルーバー16に加えて、第1ルーバー15に対して第2ルーバー16と対称にもう1つのルーバー(及び吊下部)が設けられてもよい。
5…吊下部材
9…ブラケット
10…ヘッドレール
12…キャリア
13…第1吊下部
14…第2吊下部
15…第1ルーバー
15a…第1ルーバー端部
16…第2ルーバー
16a…第2ルーバー端部
25…開閉操作部
26…回転操作部
100…ブラインド
121…キャリア軸部
125…バネ
126…規制部
131…第1フック部
141…第2フック部
142…第1壁部
143…第2壁部

Claims (6)

  1. 軸部を有し、ヘッドレール内を長手方向に移動可能な複数のキャリアと、
    前記複数のキャリアからそれぞれ前記軸部を介して吊下げられる第1ルーバー及び第2ルーバーと
    を具備し、
    前記各キャリアは、前記第1ルーバーを吊下げ可能な第1吊下部と前記第2ルーバーを吊下可能な第2吊下部を含み前記軸部に回転可能に接続された吊下部材を有し、
    前記第1吊下部と前記第2吊下部は、前記軸部を境とした両側で前記第1ルーバーと前記第2ルーバーを異なる角度で支持し、かつ、前記第2ルーバーを、その端部が前記第1ルーバーの端部よりも内側へ寄った位置に近接するように吊り下げる
    縦型ブラインド。
  2. 請求項1に記載の縦型ブラインドであって、
    前記第1吊下部は前記軸部と一体的に回転可能であり、
    前記第2吊下部は前記第1吊下部と少なくとも第1所定量は一体回転可能である
    縦型ブラインド。
  3. 請求項2に記載の縦型ブラインドであって、
    前記軸部は、前記第2吊下部を、前記第1吊下部の回転に追随する回転方向に付勢する付勢する付勢部材を有する
    縦型ブラインド。
  4. 請求項2または3に記載の縦型ブラインドであって、
    前記軸部は、前記第2吊下部の前記第1所定量以上の回転を規制する規制部を有する
    縦型ブラインド。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載の縦型ブラインドであって、
    前記軸部は、前記第2吊下部の回転が前記規制部により規制されると、前記第1吊下部の第2所定量の回転を許容する
    縦型ブラインド。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載の縦型ブラインドであって、
    前記第2ルーバーの短手方向の長さは、前記第1ルーバーの短手方向の長さよりも小さい
    縦型ブラインド。
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