JP6138559B2 - ブラインド - Google Patents

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本発明は、遮蔽材を下降した際に、遮蔽材と窓枠との間からの光漏れや、複数の遮蔽材を並べて連装したときの隣合う遮蔽材同士の間からの光漏れを防止したブラインドに関する。
従来のブラインドでは、遮蔽材の昇降時において、窓枠や隣合う遮蔽材に干渉することを防止するために、これらとの間に所定量の隙間を設けて設置されることが一般的に行われている。しかし、遮蔽材を下降した際にこれらの隙間から光漏れが発生するために、このような隙間を塞ぐことが、種々提案されている。
例えば、特許文献1に示されるものは、2台以上を並設したロールブラインドにおいて、ロールブラインドの巻の太さによって調節できる取付け器具を2台のスクリーン間に配設し、長さ調節できる帯を取付け器具から吊り下げて2台のスクリーン間の隙間を塞ぎ、光漏れを防止している。
また、特許文献2に示されるものは、横方向に配列される複数の主幕体と、これら主幕体間に横並び状態で配置される副幕体とを備え、各主幕体はそれぞれに設けられた主巻取り軸に巻回され、副幕体は、主巻取り軸の斜め下方に位置して、該主巻取り軸と平行に配置される副巻取り軸に巻回されるようになっており、副幕体に形成される二股状封止部に主幕体の側縁を挟み込むことにより、主幕体と副幕体との間を密閉し、各主幕体の下端部間に棒状ウエイトを連続して水平に取付け、棒状ウエイトの重量によって主幕体を下降させるとともにその緊張状態を保持し、副幕体の下端部も棒状ウエイトに固定され、主幕体が主巻取り軸から繰り出されて下降する際に、副幕体は棒状ウエイトの重量により副巻取り軸から繰り出されるようになっており、一方、主幕体が主巻取り軸に巻取られて上昇する際には、副幕体もねじりトルクが付加されている副巻取り軸に巻取られ、もって、主巻取り軸および副巻取り軸による巻取りおよび繰り出しが同期して行われるようになっている。
実開平1−70996号公報 特開2001−193370号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるものでは、光を採り入れるためにスクリーンを巻き上げると、帯のみが垂れ下がった状態になってしまう。このため、帯が目障りな場合には帯を取り外すこともできるが、取外し作業が煩雑であるとともに、外した帯の保管場所にも困るという問題がある。
また、特許文献2に示されるものでは、副巻取り軸が主巻取り軸の斜め下方に位置して主巻取り軸と平行に配置されるようになっているため、両巻取り軸を配置するために必要な前後方向のスペースが大きくなるという問題がある。
本発明は、遮蔽材を下降した際の光漏れを防止するために、特別な部材で隙間を塞ぐ必要がなく、また、隙間を塞ぐ部材を設けるために前後方向に大きなスペースを設ける必要がないブラインドを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、発明は、固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材とを備えたブラインドにおいて、
遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は支持部材から昇降可能に吊下げられる昇降コードの昇降に伴って昇降するものであり、昇降コードを巻取可能なドラムが支持部材の長手方向に移動することにより、支持部材からの昇降コードの吊下げ位置が長手方向に移動し、昇降コードと一体に遮蔽材が移動するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は支持部材から傾動可能に吊下げられるラダーコードによって支持されるものであり、ラダーコードを傾動可能なドラムが支持部材の長手方向に移動することにより、支持部材からのラダーコードの吊下げ位置が長手方向に移動し、ラダーコードと一体に遮蔽材が移動するようにしたことを特徴とする。
また、ドラムは、支持部材に対して相対回転不能なドラム受けと、ドラム受けに回転可能に支持される回転ドラムとを有し、ドラム受けと回転ドラムとが一体に支持部材に沿って長手方向に移動するようにしたことを特徴とする。
また、支持部材内には、遮蔽材を昇降させるために回転が伝達される回転軸と、回転軸と一体回転可能なネジ軸と、支持部材に対して相対回転不能でネジ軸に螺合する螺合部材とが配設され、螺合部材またはネジ軸がドラムを押圧することによりドラムが支持部材の長手方向に移動するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は、支持部材に沿って長手方向に移動可能であるとともに遮蔽材の昇降に必要な機構部品が内装される可動部材によって吊り下げられることを特徴とする。
また、少なくとも2台の支持部材が長手方向に隣合うように配置され、各支持部材から吊下げられる遮蔽材のうち少なくとも一方の遮蔽材が、下降する際に、他方の遮蔽材に接近する方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
また、1台の支持部材から少なくとも2つの遮蔽材が長手方向に隣合うようにして昇降可能に吊下げられ、互いに隣合う遮蔽材のうち少なくとも一方の遮蔽材が、下降する際に、他方の遮蔽材に接近する方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は遮蔽材の昇降に連動して支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は下降途中において、下限位置の手前から支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
また、遮蔽材は下限位置まで下降した後に、支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
遮蔽材が上昇した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置と、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置とを異なるものとすることによって、例えば、下降した状態において遮蔽材を窓枠に近づけた位置とすることにより遮蔽材と窓枠との隙間が小さくなり、同様に、下降した状態において隣合う遮蔽材同士を近づけた位置とすることにより遮蔽材同士の隙間が小さくなり、よって、光漏れを防止することができる。
遮蔽材自体の吊下げ位置が変化するために、隙間を塞ぐための特別な部材は不要であり、または、隙間を塞ぐ部材を設けるための特別なスペースも不要である。
本発明の第1の実施形態に係るブラインドの全体正面図であり、ヘッドボックス内部を一部示す。 図1の2A−2A線に沿って切って見たヘッドボックスの断面図である。 図1の2B−2B線に沿って切って見たヘッドボックスの断面図である。 ドラム受けを断面で示した遮蔽材昇降装置近傍のヘッドボックスの平面図であり、遮蔽材が上限位置まで上昇されている状態を示す。 ドラム受けを断面で示した遮蔽材昇降装置近傍のヘッドボックスの平面図であり、遮蔽材が下降している途中の状態を示す。 ドラム受けを断面で示した遮蔽材昇降装置近傍のヘッドボックスの平面図であり、遮蔽材が下限位置まで下降した状態を示す。 図3Aの部分側断面図である。 図3Bの部分側断面図である。 図3Cの部分側断面図である。 2台の支持部材を連装したブラインドの正面図であり、遮蔽材が上限位置まで上昇されている状態を示す。 遮蔽材が下降している途中の状態を示す。 図5Bの状態よりも遮蔽材がさらに下降し、隣合う遮蔽材同士が接近している状態を示す。 遮蔽材が下限位置まで下降し、隣合う遮蔽材同士の接近により隙間が閉塞された状態を示す。 第2の実施形態の遮蔽材昇降装置の部分側断面図であり、遮蔽材が上限位置まで上昇されている状態を示す。 第2の実施形態の遮蔽材昇降装置の部分側断面図であり、遮蔽材が下降している途中の状態を示す。 第2の実施形態の遮蔽材昇降装置の部分側断面図であり、遮蔽材が下限位置まで下降された状態を示す。 第2の実施形態の遮蔽材昇降装置の部分側断面図であり、遮蔽材の上昇している途中の状態を示す。 連装された2台の支持部材から吊下げられた遮蔽材の別の態様を示す正面図であり、遮蔽材が上限位置まで上昇されている状態を示す。 遮蔽材が下降し、隣合う遮蔽材同士が接近している状態を示す。 図7Bの状態よりも遮蔽材がさらに下降している途中であり、隣合う遮蔽材同士がさらに接近している状態を示す。 遮蔽材が下限位置まで下降し、隣合う遮蔽材同士の接近により隙間が閉塞された状態を示す。 連装された2台の支持部材から吊下げられた遮蔽材のさらに別の態様を示す正面図であり、遮蔽材が上限位置まで上昇されている状態を示す。 遮蔽材が下降している途中の状態を示す。 図8Bの状態から遮蔽材がさらに下降している途中の状態を示す。 遮蔽材が下限位置まで下降し、隣合う遮蔽材同士の接近により隙間が閉塞された状態を示す。 連装された3台の支持部材から吊下げられた遮蔽材が下降している途中の状態を示す。 遮蔽材が下限位置まで下降し、隣合う遮蔽材同士の接近により隙間が閉塞された状態を示す。 1つの支持部材に2つの遮蔽材が並設されているブラインドの正面図である。 遮蔽材が下限位置まで下降し、隣合う遮蔽材同士の接近により隙間が閉塞された状態を示す。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図5に示すように、ブラインド10は、ブラケット11等によって窓枠等に固定され長手方向に延びるヘッドボックス12(支持部材)を備える。ヘッドボックス12内にはモータ15によって回転駆動される回転軸14が長手方向にわたって配置されている。回転軸14はヘッドボックス12の長手方向複数個所(図では3箇所)に配設される遮蔽材昇降装置16をそれぞれ貫通している。
各遮蔽材昇降装置16からはラダーコード18が垂下しており、各ラダーコード18は、ヘッドボックス12の下方において、多数のスラット20を整列状態に支持している。スラット20列全体で1つの遮蔽材が構成される。スラット20列の下端にはボトムレール22が配置されて、各ラダーコード18の下端が連結されている。また、各遮蔽材昇降装置16からは昇降コード24も垂下しており、各昇降コード24は、ヘッドボックス12の下方においてスラット20列に沿って上下に配設され、各昇降コード24の下端がボトムレール22に連結されている。
遮蔽材昇降装置16は、ラダーコード18を回転軸14の回転に応じて傾動させ、且つ昇降コード24を回転軸14の回転に応じて昇降させると共に、スラット20列をヘッドボックス12の長手方向に沿って移動させるためのもので、固定部材26と、ドラム受け28と、回転ドラム30と、ネジ軸32と、移動コマ34と、により構成される。ここで、ドラム受け28と回転ドラム30によってドラムが構成される。
固定部材26は、図2に示すように、その底部がヘッドボックス12の底部の開口に嵌り合った状態でヘッドボックス12に固定されて、その長手方向がヘッドボックス12の長手方向に一致し上部が開放された箱型形状をなしている。固定部材26の内部空間26aを画成する前後の内壁面からは、対面方向に一対の突条26bがそれぞれ突出しており、一対の突条26bは、固定部材26の長手方向の略半分程度(図3では右半分)に渡り延びている。固定部材26の底部には長手方向全長にわたって下部開口26cが形成されている。
固定部材26の内部空間26a内の突条26bが形成されていない長手方向の略半分程度(図3では左半分)の部分にはドラム受け28が長手方向に摺動可能に挿入される。ドラム受け28の底部には、図2Aに示すように昇降コード24が挿通する挿通孔28aとラダーコード18が挿通する図示していない挿通孔とが形成されている。
ドラム受け28は回転ドラム30を回転可能に支持しており、回転ドラム30には回転軸14が一体に回転するように貫通している。回転ドラム30の外周面にはラダーコード18の上端が所定量は巻取り及び巻解かれるがそれ以上は巻取り及び巻解かれないように連結されているとともに、昇降コード24の上端が巻取り及び巻解き可能に連結されている。ラダーコード18はドラム受け28の図示していない挿通孔を挿通して固定部材26の下部開口26cからヘッドボックス12下方に導出されており、昇降コード24もドラム受け28の挿通孔28aを挿通して固定部材26の下部開口26cからヘッドボックス12下方に導出されている。
ネジ軸32は、前記固定部材26の内部空間26aの突条26bが形成されている部分に対応して、回転軸14の外周囲に固定されており、その外周面に雄ネジが形成されている。
ネジ軸32には、内周面に雌ネジが形成された移動コマ34が螺合している。図2Bに示すように、移動コマ34は外周面から径方向外方に突出するとともに軸方向全長にわたって形成される一対の突部34bを有しており、一対の突部34bには軸方向に貫通する溝34aが形成されて、移動コマ34の溝34aには固定部材26の突条26bが挿入される。これにより、移動コマ34は回転不能であるが、突条26bに沿って移動可能な状態となるため、回転軸14と一体にネジ軸32が回転することにより、移動コマ34はネジ軸32上を軸方向に移動する。移動コマ34は、ネジ軸32上をドラム受け28方向に移動してドラム受け28に当接すると、ドラム受け28を押圧し、ドラム受け28をヘッドボックス12の長手方向に移動させることができるようになっている。これにより、回転ドラム30をラダーコード18及び昇降コード24とともにヘッドボックス12の長手方向に移動させ、これに伴ってスラット20をヘッドボックス12の長手方向に移動させることができる。
さらに、移動コマ34の一端面には磁石面34cが形成され、対向するドラム受け28の端部壁面には磁性体面28bが形成されている。
今、図5Aに示すように、2台のヘッドボックス12が並設されて、各ヘッドボックス12からスラット20列が吊り下げられている場合を考える。この場合、図5A中右側のヘッドボックス12内の遮蔽材昇降装置16を図3A及び図4Aに示すような構成とし、図5A中左側のヘッドボックス12内の遮蔽材昇降装置16を、図3A及び図4Aに示すものとは左右反転させた構成のものとする。以下、図5中右側の遮蔽材昇降装置16及びスラット20列の動作を主として説明するが、図5中左側のブラインド10についても、下記動作とは左右逆方向の動作を行っている。
図5Aに示すように、スラット20が上限位置まで上昇されている状態のときには、図3A及び図4Aに示すように、移動コマ34はドラム受け28から離隔しており、ドラム受け28はネジ軸32に近い位置にある。
この状態から、スラット20列を下降させるために図3B中矢印Aに示す方向に回転軸14を回転させると、回転ドラム30が昇降コード24を巻解いていき、図5Bに示すようにスラット20が下降していくとともに、移動コマ34がネジ軸32上をドラム受け28方向に移動していく。このとき、ドラム受け28は移動せず、スラット20はヘッドボックス12の長手方向に移動することなく下降する。
そして、スラット20列が途中まで下降して下限位置の手前となると、図3B及び図4Bに示すように移動コマ34の磁石面34cがドラム受け28の磁性体面28bに当接し、両者は磁力によって吸着された状態となる。さらに回転軸14を同方向に回転させると、移動コマ34が図中左方向にさらに移動していくため、移動コマ34はドラム受け28を押圧し、ドラム受け28が固定部材26の内部空間26a内を図中左方向に移動していく。これにより、回転ドラム30は、昇降コード24を巻解きつつ、ドラム受け28とともに移動していくため、スラット20列は下降しつつ隣合うスラット20列方向に移動していく。そして、ドラム受け28が図3C及び図4Cに示すように、内部空間26aの左側端部まで移動すると、スラット20列は下限位置まで下降するとともに、隣合うスラット20に最も近付いた位置まで移動するため、隣合うスラット20列同士の隙間が塞がれた状態となる。これにより、隣合うスラット20列同士の間からの光漏れを防止することができる。
また、スラット20列を上昇させるために図3B中矢印Aに示す方向と反対方向に回転軸14を回転させると、移動コマ34が先と反対方向に図中右方向に移動する。このとき、ドラム受け28は移動コマ34との間の吸着作用で移動コマ34によって牽引されるので、図3A及び図4Aに示す状態に戻ることができる。こうして、隣合うスラット20列同士の間には隙間が形成される。
以上のように、スラット20列を支持するラダーコード18を吊下げるドラム28、30自体をヘッドボックス12の長手方向に移動可能とすることにより、ドラムの移動に伴ってラダーコード18とスラット20列が移動し、及び/または、昇降コード24を吊下げるドラム28、30自体をヘッドボックス12の長手方向に移動可能とすることにより、ドラムの移動に伴って昇降コード24とスラット20列が移動することから、スラット20列の下降時における固定面に対するスラット20列の吊下げ位置とスラット20列の上昇時における固定面に対するスラット20列の吊下げ位置とを異なるものとすることができる。
スラット20列が昇降する一区間においてのみ、スラット20が長手方向に移動することになるため、昇降時の遮蔽材の揺れなどの干渉を防ぐことができる。また、隣合うスラット20列間に形成される隙間に対する移動コマ34の移動量の設定を、全体のスラット20列の昇降高さと無関係に、簡単に行うことができる。
尚、この第1の実施形態では、遮蔽材昇降装置16において、回転軸14に固定されたネジ軸32に螺合する移動コマ34がドラム28,30を移動させるようになっていたが、これに限るものではなく、任意の構成が可能である。例えば、ネジ軸を回転軸14に対して軸方向に移動可能に且つ相対回転不能に取り付けて、ヘッドボックス12に対して固定の部材と螺合させて、回転軸14の回転と共にネジ軸が長手方向に移動してドラム28、30を移動させるようにしてもよい。または、固定のネジ軸32を設け、ネジ軸32に螺合する移動コマ34を回転軸14と共に回転させて、移動コマ34を移動させるようにしてもよい。
また、遮蔽材昇降装置16は、図6Aないし図6Dに示す第2の実施形態のような形態を有するものでもよい。以下、第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態とは異なる部分についてのみ説明し、同じ部分については説明を省略する。
第2の実施形態では、移動コマ34の磁石面34c及びドラム受け28の磁性体面28bの代わりに、第1の実施形態のヘッドボックス12の固定部材26の内部空間26a内にばね40を設けている。ばね40は、ドラム受け28のネジ軸32側とは反対側の内部空間26aに配置されて、これにより、ばね40はドラム受け28を常時移動コマ34方向に付勢している。また、ネジ軸32にはドラム受け28側端部に雄ネジが形成されていない円筒部32aが形成されており、移動コマ34が最もドラム受け28方向に移動したとき、すなわち、ドラム受け28がネジ軸32から最も離隔した位置まで移動したときに、移動コマ34が円筒部32aに位置し、ネジ軸32が回転しても移動コマ34がそれ以上移動することがないように構成されている。
次に、第2の実施形態の作用について説明する。
図5Aに示すように、スラット20が上限位置まで上昇されている状態のときには、図6Aに示すように、移動コマ34がドラム受け28から離隔しており、ドラム受け28は、ばね40の付勢力によりネジ軸32側へと付勢されて突条26bに当接している。
この状態から、スラット20列を下降させるために、図6B中矢印A方向に回転軸14を回転すると、回転ドラム30が回転して昇降コード24を巻解き、スラット20が下降するとともに、移動コマ34がネジ軸32上をドラム受け28方向に移動する。図6Bに示すように、移動コマ34がドラム受け28に当接する位置まではスラット20は移動することなく下降する。
そして、スラット20列が途中まで下降して下限位置の手前となると、移動コマ34がドラム受け28を押圧し、ドラム受け28はばね40の付勢力に抗してネジ軸32から離隔する方向へ移動する。これにより、回転ドラム30は昇降コード24を巻解きつつ、ドラム受け28とともに長手方向に移動していくため、スラット20列は下降しながら隣合うスラット20列方向へ移動することになる。そして、図6Cに示すように、ドラム受け28がネジ軸32から最も離隔した位置まで移動すると、図5Dに示すように、スラット20が下限位置まで下降するとともに隣合うスラット20列同士の隙間が閉塞される。
スラット20を上昇させるには、図6D中矢印B方向に回転軸14を回転する。これにより、移動コマ34はネジ軸32上を前記方向とは逆方向に移動し、これに伴って、ドラム受け28はばね40の付勢力によりネジ軸32方向に移動する。回転ドラム30は昇降コード24を巻取りながらネジ軸32方向に移動するため、スラット20列は上昇しながら隣合うスラット20列から離隔していく。
こうして、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。スラット20列の長手方向の移動が、下限位置付近に限定されるために、昇降時の遮蔽材の揺れなどの干渉を防ぐことができる。また、隣合うスラット20列間に形成される隙間に対する移動コマ34の移動量の設定を、全体のスラット20列の昇降高さと無関係に、簡単に行うことができる。
但し、スラット20列の昇降とヘッドボックス12の長手方向への移動との関係は、前記実施形態のようにスラット20列が下限位置付近またはスラット20列の上限位置付近の部分区間に限らず、例えば、スラット20列の昇降の全区間において長手方向に移動するようにしてもよい。このような構成にするために、遮蔽材昇降装置16は、例えば、第1の実施形態の構成において、移動コマ34とドラム受け28を磁石面34cと磁性体面28bで吸着する代わりに、一体的に連結するとよい。また、第2の実施形態の遮蔽材昇降装置16の構成において、ドラム受け28の移動距離を長くするとよい。または、その他の構成としてもよい。この場合、図7Aに示すように、スラット20列が上限位置まで上昇しているときは、隣合うスラット20列同士は最大に離隔しており、隣合うヘッドボックス12の隙間と同程度の間隔の隙間が形成されている。この後、図7B及び図7Cに示すように、スラット20列の下降に伴ってスラット20列が隣合うスラット20列方向へ移動し、隣合うスラット20列同士の隙間が徐々に小さくなっていき、図7Dに示すように、スラット20列が下限位置まで下降すると、隣合うスラット20列同士の隙間が閉塞された状態となる。
または、スラット20列は下限位置まで下降した後に長手方向に移動するようにしてもよい。このような構成にするために、例えば、遮蔽材昇降装置16は、ドラム受け28と回転ドラム30によって構成し、回転軸14及び遮蔽材昇降装置16が全体的にヘッドボックス12に対して長手方向にスライド可能となっており、例えば、手動によって、これら回転軸14及び遮蔽材昇降装置16を動かすことができるようになっているとよい。この場合、図8A〜図8Cに示すように、スラット20列が上限位置まで上昇しているときから下限位置まで下降しているときまで、隣合うスラット列20の隙間は一定であり、図8Dに示すように、スラット20列が下限位置まで下降した後に、回転軸14及び遮蔽材昇降装置16を長手方向にスライドさせることで、スラット20列が隣合うスラット20方向へ移動し、隣合うスラット20の隙間が閉塞されるように構成される。
なお、前記実施の形態においては、2台のヘッドボックス12を並設していたが、3台のヘッドボックス12を並設してもよい。すなわち、図9Aに示すように、3台のヘッドボックス12を互いに適宜間隔を開けて配設し、スラット20列の下降時には、図9Bに示すように、中央に配設したヘッドボックス12に吊下げられるスラット20列は移動させず、左右に配設したヘッドボックス12のスラット20列のみ中央のヘッドボックス12のスラット20列方向へ移動させ、隣合うスラット20列同士の隙間を閉塞するものとする。
また、前記実施の形態においては、ヘッドボックス12内に配設した遮蔽材昇降装置16によりスラット20の昇降及び移動を行うようにしたが、このような構成に限定されない。例えば、図10Aに示すように、支持部材42をブラケット11等によって窓枠等に固定し、この支持部材42内に2つのヘッドボックス12を長手方向に移動可能に配設し、図10Bに示すように、スラット20が下限位置まで下降したときに、隣合うヘッドボックス12自体が互いに接近する方向に移動することにより、隣合うスラット20同士の隙間を閉塞するようにしてもよい。または、ブラケット11に対して支持部材であるヘッドボックス12自体を長手方向に移動可能に係止させるようにしてもよく、手動等で遮蔽材の昇降に応じてヘッドボックス12自体を長手方向に移動させるようにしてもよい。これによって、ヘッドボックス12内部及びヘッドボックス12下方の構成を既存のブラインドと同様にすることができ、既存のブラインドを流用することができる。
また、前記実施の形態においては、ブラインドとしてベネシャンブラインドに適用した例について説明したが、プリーツスクリーンやロールスクリーンなどに適用してもよい。
また、前記実施の形態においては、回転軸14をモータで回転させるものとしたが、手動で回転させるものとしてもよい。
12 ヘッドボックス(支持部材、可動部材)
14 回転軸
16 遮蔽材昇降装置
18 ラダーコード
20 スラット(遮蔽材)
24 昇降コード
28 ドラム受け(ドラム、機構部品)
30 回転ドラム(ドラム、機構部品)
32 ネジ軸
34 移動コマ(螺合部材)

Claims (10)

  1. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    遮蔽材(20)は支持部材から昇降可能に吊下げられる昇降コード(24)の昇降に伴って昇降するものであり、昇降コードを巻取可能なドラム(28、30)が支持部材の長手方向に移動することにより、支持部材からの昇降コードの吊下げ位置が長手方向に移動し、昇降コードと一体に遮蔽材が移動するようにしたことを特徴とするブラインド。
  2. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    遮蔽材は支持部材から傾動可能に吊下げられるラダーコード(18)によって支持されるものであり、ラダーコードを傾動可能なドラム(28、30)が支持部材の長手方向に移動することにより、支持部材からのラダーコードの吊下げ位置が長手方向に移動し、ラダーコードと一体に遮蔽材が移動するようにしたことを特徴とするブラインド。
  3. ドラムは、支持部材に対して相対回転不能なドラム受け(28)と、ドラム受けに回転可能に支持される回転ドラム(30)とを有し、ドラム受けと回転ドラムとが一体に支持部材に沿って長手方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項又は記載のブラインド。
  4. 支持部材内には、遮蔽材を昇降させるために回転が伝達される回転軸(14)と、回転軸と一体回転可能なネジ軸(32)と、支持部材に対して相対回転不能でネジ軸に螺合する螺合部材(34)とが配設され、螺合部材またはネジ軸がドラムを押圧することによりドラムが支持部材の長手方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載のブラインド。
  5. 遮蔽材は下降途中において、下限位置の手前から支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のブラインド。
  6. 遮蔽材は下限位置まで下降した後に、支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のブラインド。
  7. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    遮蔽材は、支持部材に沿って長手方向に移動可能であるとともに遮蔽材の昇降に必要な機構部品(28、30)が内装される可動部材(12、16)によって吊り下げられることを特徴とするブラインド。
  8. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    少なくとも2台の支持部材が長手方向に隣合うように配置され、各支持部材から吊下げられる遮蔽材のうち少なくとも一方の遮蔽材が、下降する際に、他方の遮蔽材に接近する方向へ移動するようにしたことを特徴とするブラインド。
  9. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    1台の支持部材(12、42)から少なくとも2つの遮蔽材が長手方向に隣合うようにして昇降可能に吊下げられ、互いに隣合う遮蔽材のうち少なくとも一方の遮蔽材が、下降する際に、他方の遮蔽材に接近する方向へ移動するようにしたことを特徴とするブラインド。
  10. 固定面に固定されて長手方向に延びる支持部材(12、42)と、支持部材から昇降可能に吊下げられる遮蔽材(20)とを備えたブラインドにおいて、
    遮蔽材が上昇した状態に対して、遮蔽材が下降した状態における固定面に対する遮蔽材の吊下げ位置が支持部材の長手方向に変化するようにし
    遮蔽材は遮蔽材の昇降に連動して支持部材の長手方向へ移動するようにしたことを特徴とするブラインド。
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