JP6110083B2 - 日射遮蔽装置 - Google Patents
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Description
この発明の目的は、サッシの開閉操作に連動して日射遮蔽材の開閉操作を容易に行い得る日射遮蔽装置を提供することにある。
請求項6では、前記サッシをそれぞれ独立して引き違い操作可能とした室内側サッシと室外側サッシとで構成し、前記第二の案内部材を前記室内側サッシに取着した。
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示す横型ブラインド内装型二重サッシは、室内側サッシ1と室外側サッシ2が窓枠にそれぞれ独立して支持されている。
前記昇降コード8の上端部は、ヘッドボックス4内で同ヘッドボックス4の一端側に案内され、ヘッドボックス4の端部近傍に配設されるストッパー9を経て、ヘッドボックス4の前面に案内される。
前記ストッパー9は、ヘッドボックス4からの昇降コード8の引き出し操作を停止したとき、ボトムレール7及びスラット6の自重降下を阻止する公知の機能を備えている。このボトムレール7の自重降下が阻止されている状態から、昇降コード8をヘッドボックス4から僅かに引き出せば、ストッパーの作動が解除される。
室内側サッシ1を全閉状態まで閉じた状態では、ボトムレール7は下限位置に吊下支持されている。この状態から室内側サッシ1を図2に示す矢印方向に移動させると、昇降コード8がヘッドボックス4から引き出されて、ボトムレール7が引き上げられる。
(1)室内側サッシ1の開放操作にともなって、ボトムレール7及びスラット6を引き上げることができる。従って、室内側サッシ1の開放操作に続いて、横型ブラインド3の引き上げ操作を行うことなく、室外側サッシ2の開閉操作を速やかに行うことができる。
(2)室内側サッシ1に対する昇降コード8の取付位置を調整することにより、ボトムレール7の下限位置及び上限位置を調整することができる。
(第二の実施形態)
図3及び図4は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、第一の実施形態の構成に動滑車を加えて、ボトムレールの昇降速度を増速し、かつボトムレールの昇降高さを増大させるようにしたものである。第一の実施形態と同一構成部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(第三の実施形態)
図5は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、室内側サッシの移動にともなって回転する巻取軸で昇降コードを巻取り、あるいは巻き戻して、ボトムレールを昇降するようにしたものである。第一の実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このように構成された横型ブラインド内装型二重サッシでは、第一の実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、ラック22で歯車21を回転させるので、第一の実施形態に比して室内側サッシ1を移送するための操作力を軽減することができる。また、巻取軸20及び歯車21の直径を変更することにより、操作力とボトムレール7の昇降速度を調整することができる。
・第一〜第三の実施形態において、外側サッシの開放操作に基づいて横型ブラインドのボトムレールが引き上げられるようにしてもよい。この場合には、室外側サッシの開放にともなって横型ブラインドを引き上げることができるので、室外側から室内へ入ることの多い出入り口に設置したとき有用である。また、内側サッシあるいは外側サッシのいずれを開放操作しても、横型ブラインドのボトムレールが引き上げられるようにしてもよい。
・第一〜第三の実施形態において、横型ブラインドに代えて、ロールブラインドのスクリ
ーンを昇降するようにしてもよい。サッシの移動操作に基づいて移送されるコードで、スクリーンの巻取軸を回転させるようにすればよい。
・第一〜第三の実施形態において、横型ブラインドに代えて、プリーツスクリーンやたくし上げカーテンを昇降するようにしてもよい。
Claims (7)
- 引き違い可能に支持されたサッシに併設されるとともに、日射遮蔽材を開閉可能に吊下支持した日射遮蔽装置において、
前記日射遮蔽材を前記サッシの背面側で、該サッシと平行となる位置に配設し、前記サッシの開放方向の移動に連動して前記日射遮蔽材を上昇させ、前記サッシの閉鎖方向の移動に連動して前記日射遮蔽材を下降させる開閉装置を備えたことを特徴とする日射遮蔽装置。 - 前記サッシの閉鎖時に該サッシが当接する縦枠に第一の案内部材を設け、前記日射遮蔽材を開閉する開閉コードを、前記日射遮蔽装置の吊下枠から前記第一の案内部材を介して前記サッシに取着して前記開閉装置を構成したことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置。
- 前記サッシの閉鎖時に該サッシが当接する縦枠に少なくとも一つの第一の案内部材を支持し、前記サッシに第二の案内部材を支持し、前記日射遮蔽材を開閉する開閉コードを、前記日射遮蔽装置の吊下枠から前記第一及び第二の案内部材を経て前記縦枠に取着して前記開閉装置を構成したことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置。
- 前記サッシの閉鎖時に該サッシが当接する縦枠に少なくとも一つの第一の案内部材を支持し、前記サッシにラックを設け、前記サッシを移動可能に支持する支持枠に巻取軸を回転可能に支持するとともに該巻取軸に前記ラックに噛み合って前記サッシの移動とともに前記巻取軸を回転させる歯車を設け、前記日射遮蔽材を開閉する開閉コードを、前記日射遮蔽装置の吊下枠から前記第一の案内部材を経て前記巻取軸に巻着して前記開閉装置を構成したことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置。
- 前記サッシをそれぞれ独立して引き違い操作可能とした室内側サッシと室外側サッシとで構成し、前記開閉コードを前記室内側サッシに取着したことを特徴とする請求項2記載の日射遮蔽装置。
- 前記サッシをそれぞれ独立して引き違い操作可能とした室内側サッシと室外側サッシとで構成し、前記第二の案内部材を前記室内側サッシに取着したことを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽装置。
- 前記サッシをそれぞれ独立して引き違い操作可能とした室内側サッシと室外側サッシとで構成し、前記巻取軸を前記支持枠に取着したことを特徴とする請求項4記載の日射遮蔽装置。
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