JP7111529B2 - ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、ブラインドに関する。
従来のブラインドとして、実公平3-7513号公報(特許文献1)に開示されるものがある。この特許文献1に開示されるブラインドは、隣接する遮光ブラインドのブラインド間に、その間隔より広幅の遮光テープを、ブラインドの内側又は外側の一面にて両ブラインドに跨がせた状態で重ねて配したものである。そして、遮光テープの上方に、遮光テープを巻上げし繰出しする巻上機構を固定している。
これによれば、隣接する遮光ブラインドのブラインド間を十分に遮光できて、遮光性能を著しく向上できる。また、使用しないときは上方へと巻上げておくことにより邪魔にならず、美感を損なわない効果を有する。
実公平3-7513号公報
ところで、特許文献1に開示されるようなブラインドでは、隣接するブラインド間の隙間を塞ぐための巻上機構や遮光テープが必要であり、隙間を塞ぐためにブラインドの構造が複雑化し、部品点数が増大するという課題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、隣り合って設置されるブラインド間の隙間を塞ぐための構造が簡単であり、部品点数が少ないブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、左右方向に隣り合って設置される複数のヘッドボックスと、前記各ヘッドボックスから吊り下げられて支持される複数のスラットと、を備えたブラインドであって、前記各ヘッドボックスから吊り下げられる前記スラットの隣り合う端部同士は、前記スラット水平時において、上下方向に重複するように配置されることを特徴とする、ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、左右方向に隣り合って設置されるヘッドボックス間の隙間を塞ぐための部材を設けることなく、スラットを全閉状態とするだけで、左右に隣り合うスラットの端部同士が前後方向に重なり合い、ブラインドの隙間からの光漏れを防止することができる。このようにして、隣り合って設置されるブラインド間の隙間を塞ぐための構造が簡単であり、部品点数が少ないブラインドを提供することができる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記隣り合うスラットのうち少なくとも一方のスラットは、前記ヘッドボックスから左右方向に延在して形成されており、前記隣り合うスラットは同時に傾動するようにしてもよい。これによれば、一方のスラットと他方のスラットが同時に傾動するため、隣り合うスラットが互いに干渉することなく、スラットの回転動作を円滑に行うことができる。
また、前記各ヘッドボックスから吊り下げられる前記スラットの下方にはボトムレールが配置されており、隣り合う前記ボトムレールのうち一方のボトムレールが上昇したとき、他方のボトムレールは、一方のボトムレール又は一方のボトムレール上に積層されたスラットがほぼ同じ高さ位置まで上昇すると、上昇を開始するようにしてもよい。これによれば、スラット上昇時に一方のスラットが他方のスラットを追い越すような動作をすることがなく、スラットの昇降動作を円滑に行うことができる。よって、隣り合うボトムレールの高さが異なるブラインドであっても、スラットの昇降動作を円滑に行うことができる。
また、隣り合う前記ボトムレールには、前記一方のボトムレールが前記他方のボトムレールとほぼ同じ高さ位置であることを検知する検知手段が設けられており、前記検知手段からの信号により、前記他方のボトムレールが前記一方のボトムレールと同期して上昇を開始するようにしてもよい。これによれば、ボトムレールに検知手段を設けたことにより、一方のボトムレールと他方のボトムレールの位置を容易に検知することができる。
また、少なくとも一方の前記スラットは、他方の前記スラットと隣り合う端部同士が重複した重複状態と重複しない非重複状態との間で姿勢を変更可能であり、前記非重複状態から前記重複状態に姿勢が変更するときに、前記スラット同士の重複がリセットされるようにしてもよい。これによれば、一方のスラットの姿勢を変更するだけでスラット同士の重複を容易にリセットすることができる。
本発明によれば、隣り合って設置されるブラインド間の隙間を塞ぐための構造が簡単であり、部品点数が少ないブラインドを提供することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のブラインド100の全体構成を示す正面図である。 ブラインド100の動作を説明するための図であり、(a)はスラット水平状態を示す図であり、(b)は全閉状態を示す図である。 スラット120を上昇させた状態を示す図である。 水平状態でスラット120同士の重複をリセットする動作を説明するための図であり、(a)は一方のスラット120を揺動させた状態を示す図であり、(b)はリセットした状態を示す図である。 傾斜させた状態でスラット120同士の重複をリセットする動作を説明するための図であり、(a)は一方のスラット120を揺動させた状態を示す図であり、(b)はリセットした状態を示す図である。 第2の実施形態のブラインド200の全体構成を示す正面図であり、(a)はスラット水平状態を示す図であり、(b)は全閉状態を示す図である。 第3の実施形態のブラインド300の全体構成を示す正面図であり、(a)はスラット320が下降した状態を示す図であり、(b)は隣り合って設置されるブラインド300-1、300-2のボトムレール330-1、330-2の位置が一致した状態を示す図である。 第4の実施形態のブラインド400のヘッドボックス410内の構成を説明するための図である。 ブラインド400を用いた制御システム500を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るブラインド100の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のブラインド100の全体構成を示す正面図である。
ブラインド100は、図1に示したように、左右方向に隣り合って設置される2つのヘッドボックス110-1、110-2と、各ヘッドボックス110から吊り下げられて支持される複数のスラット120と、を備える。そして、ヘッドボックス110から吊り下げられるスラット120の隣り合う端部同士は、スラット120水平時において、上下方向に重複するように配置されることを特徴とする。なお、左右のヘッドボックス110-1、110-2を区別しない場合はヘッドボックス110とする。また、左右のスラット120を区別する場合はスラット120-1、120-2とする。以下、各構成要素について詳細に説明する。
(ヘッドボックス110)
ヘッドボックス110は、図示していない窓枠や天井等にブラケット112を介して固定される。ヘッドボックス110には、図1に示したように、複数のスラット120を整列状態に吊下げるラダーコード114と、スラット120を昇降させる昇降コード116とが垂下している。ラダーコード114は、傾動することによりスラット120を傾動させる。昇降コード116は、スラット120の下方に配置されるボトムレール130に連結されており、ボトムレール130を昇降することによりスラット120を昇降させる。ラダーコード114と昇降コード116を作動させる機構は、ヘッドボックス110に設けられる一般的な機構を用いることができ、例えば操作コードの操作またはモータの駆動によって作動させることができる。
(スラット120)
複数のスラット120は、開口部を遮蔽したり開放したりするものである。複数のスラット120は、図1に示したように、ラダーコード114によって上下方向に等間隔で整列状態に支持されており、ラダーコード114が傾動することによって回転(傾動)する。左のスラット120-1のピッチ(上下のスラットの間隔)と右のスラット120-2のピッチは同じである。複数のスラット120は、前述のように、これらの下方に配置されるボトムレール130に下端が連結された昇降コード116の昇降によって昇降する。昇降コード116は、複数のスラット120を順次挿通するか、複数のスラット120の前後の縁部に沿って配置される。
スラット120の左右方向の両端部120a、120bは、図1に示したように、ヘッドボックス110から左右方向に延在して形成されており、隣接するヘッドボックス110の端部まで延びている。スラット120がこのように構成されることにより、左右方向に隣り合うスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2bは、スラット120水平時において上下方向にほぼ密着して重なり合うように重複して配置される。
以上、ブラインド100の構成について説明した。次に、ブラインド100の動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、ブラインド100の動作を説明するための図であり、(a)はスラット水平状態を示す図であり、(b)は全閉状態を示す図である。図3は、スラット120を上昇させた状態を示す図である。
ブラインド100は、図2(a)に示したように、スラット水平状態になると、左右のスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2b同士が上下方向に重なり合って配置される。ブラインド100が、図2(b)に示したように、全閉状態になると、垂直状態に傾動した左右のスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2b同士が前後方向に重なり合う。よって、ブラインド100の隙間がスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2bによって塞がれる。
ブラインド100は、図3に示したように、スラット120を上昇させたときには、水平状態になった左右のスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2b同士が上下方向に重なり合った状態で、左右のスラット120-1、120-2が同時に上昇する。
以上、ブラインド100の動作について説明した。次に、左右のスラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2b同士を上下が逆転することなく規則正しく重複するようにリセットする方法について、図4及び図5を参照しながら説明する。これは、ブラインド100を設置する際や、使用により端部120-1a、120-2b同士の重なり合いが乱れた場合などに行われる。
左右のスラット120のうち一方のスラット120-1は、他方のスラット120-2と隣り合う端部120-1a、120-2b同士が重複した重複状態と重複しない非重複状態との間で姿勢を変更可能である。そして、非重複状態から重複状態に姿勢が変更するときに、以下のように、スラット120-1、120-2の端部120-1a、120-2b同士の重複をリセットさせることができる。
まず、左右のスラット120-1、120-2が、ともに水平状態を保ったままリセットする場合について、図4を参照しながら説明する。図4(a)に示したように、右のスラット120-2は静止させた状態のまま、左のスラット120-1のみを右のスラット120-2から離間させるようにボトムレール130-1を持ってブラインド100の手前に揺動させて非重複状態にする。そして、ボトムレール130-1に手を添えたまま元の位置に戻す。すると、図中矢印Aで示したように、左のスラット120-1が右のスラット120-2の方向に揺動し、図4(b)に示したように、左の端部120-1aが上に、右の端部120-2bが下になるように規則正しく上下が逆転することなく重複した重複状態になる。
次に、左のスラット120-1が水平状態であり、右のスラット120-2の前縁を下方に傾かせた状態でリセットする場合について、図5を参照しながら説明する。図5(a)に示したように、右のスラット120-2の前縁を下方に傾かせた状態で静止させた状態のまま、左のスラット120-1を右のスラット120-2から離間させるようにボトムレール130-1を持ってブラインド100の手前に揺動させて非重複状態にする。そして、ボトムレール130-1に手を添えたまま元の位置に戻す。すると、図中矢印Aで示しように、左のスラット120-1が右のスラット120-2の方向に揺動し、図5(b)に示したように、左の端部120-1aが上に、右の端部120-2bが下になるように上下が逆転することなく規則正しく重複した重複状態になる。
左右の端部120-1a、120-2bが重複する際に、水平な左のスラット120-1の後縁よりも右のスラット120-2の前縁の方が下方に配置されているため、左の端部120-1aは右の端部120-2bの上に挿入されやすい。よって、左右のスラット120-1、120-2が水平な状態の場合よりもより重複しやすい。なお、左の端部120-1aが下に、右の端部120-2bが上になるように重複させる場合は、左のスラット120-1の後縁よりも右のスラット120-2の前縁の方が上方に配置されるように傾けるとよい。
右のスラット120-2を傾動させる方法は、手動であってもよいし、電動ブラインドの場合は、左のスラット120-1が右のスラット120-2から離間したことをセンサーで検知して右のスラット120の角度を自動で変えるようにしてもよい。なお、以上の説明では、左のスラット120-1を揺動させる場合について説明したが、右のスラット120-2を揺動させても同様にリセットさせることができる。また、左右のスラット120-1、120-2の高さやピッチが全く同じ構造であっても、スラット120の撓みを利用することで、左右のスラット120-1、120-2同士を上下方向に重複させることができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、左右方向に隣り合って設置されるヘッドボックス110-1、110-2の間の隙間を塞ぐための部材を設けることなく、スラット120を全閉状態とするだけで、左右に隣り合うスラット120-1、120-2の端部同士が前後方向に重なり合い、ブラインド100の隙間からの光漏れを防止することができる。このように、ブラインド100の間の隙間を塞ぐための構造が簡単であり、部品点数が少ないブラインド100を提供することができる。
また、左のスラット120-1と右のスラット120-2が同時に傾動するため、隣り合うスラット120-1、120-2が互いに干渉することなく、スラット120の回転動作を円滑に行うことができる。
また、左のスラット120-1を揺動させて右のスラット120-2から離間させた後、左のスラット120-1を元の位置(ヘッドボックス110からスラット120が自重のみで垂下している姿勢)に戻すだけで、端部120-1a、120-2b同士が上下が逆転することなく規則正しく重複するため、容易に重複をリセットすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るブラインド200について、図6を参照しながら説明する。図6は、第2の実施形態のブラインド200の全体構成を示す正面図であり、(a)はスラット水平状態を示す図であり、(b)は全閉状態を示す図である。本実施形態は、左右のスラット220-1、220-2が重複する間隔が第1の実施形態の左右のスラット120-1、120-2と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の左のヘッドボックス210-1、右のヘッドボックス210-2は、第1の実施形態の左のヘッドボックス110-1、右のヘッドボックス110-2に対応するため、説明を省略する。
ブラインド200は、図6に示したように、左右のヘッドボックス210-1、210-2からボトムレール230-1、230-2までの高さ寸法は同じであるが、右のスラット220-2が、左のスラット220-1に対して半ピッチ下がるようにずらして配置されている。左のヘッドボックス210-1、スラット220-1同士及びボトムレール230-1のピッチは同じAである。これに対し、右の最下段のスラット220-2と右のボトムレール230-2のピッチはAの約半分の大きさのA/2であり、右のヘッドボックス210-2と最上段のスラットのピッチはA+A/2である。右のスラット220-2同士は同じピッチのAである。
以上、本実施形態のブラインド200の構成について説明した。次に、ブラインド200がスラット水平状態と全閉の状態について説明する。まず、ブラインド200がスラット水平状態の場合、図6(a)に示したように、左右のスラット220-1、220-2が水平状態であり、左右のスラット220-1、220-2の端部220-1a、220-2bが上下方向に等間隔に交互に配置される。
次に、ブラインド200が全閉状態の場合、図6(b)に示したように、左右のスラット220-1、220-2が垂直状態に傾動し、左右のスラット220-1、220-2の端部220-1a、220-2b同士が上下方向に半ピッチ(A/2)ずれた状態で前後方向に重なり合う。よって、ブラインド200の隙間がスラット220-1、220-2の端部220-1a、220-2bによって塞がれる。なお、本実施形態では、右のスラット220-2が左のスラット220-1に対して半ピッチ下がるようにずらして配置した例について説明したが、左右のスラット220-1、220-2の上下方向のずれの量は、任意に設計することができる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、隣り合う左右のスラット220-1、220-2の高さを半ピッチ(A/2)ずらしたので、ブラインド200の設置の際に左右のスラット220-1、220-2の端部220-1a、220-2b同士を上下に重複させる作業を行う必要がない。また、使用により左右のスラット220-1、220-2の端部220-1a、220-2b同士の重なり合いが逆転することもない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るブラインド300について、図7を参照しながら説明する。図7は、第3の実施形態のブラインド300の全体構成を示す正面図であり、(a)はスラット320が下降した状態を示す図であり、(b)は隣り合う左右のボトムレール330-1、330-2の位置が一致した状態を示す図である。本実施形態は、左右のスラット320-1、320-2の数が異なることにより、左右のヘッドボックス310-1、310-2からボトムレール330-1、330-2までの高さ寸法が異なる点が第1の実施形態のブラインド100と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
ブラインド300は、図7に示したように、右のスラット320-2の枚数が、左のスラット320-1の枚数よりも多くなっている。よって、右のヘッドボックス310-2からボトムレール330-2までの高さ寸法が、左のヘッドボックス310-1からボトムレール330-1までの高さ寸法よりも大きくなっている。ブラインド300のボトムレール330には、マグネットセンサー(検知手段)340が設けられている。
マグネットセンサー340は、図7に示したように、左右のボトムレール330-1、330-2の対向する位置に設けられており、左のボトムレール330-1に設けられるセンサー部342と右のボトムレール330-2に設けられるマグネット部344から構成される。マグネットセンサー340は、マグネット部344をセンサー部342に近接させると、センサー部342から左のヘッドボックス310-1の図示していない受信部に赤外線で上昇信号が出力される。
以上、本実施形態のブラインド300の構成について説明した。次に、ブラインド300の動作について説明する。まず、ブラインド300が最も下降しており、スラット320が水平状態の場合、図7(a)に示したように、右のボトムレール330-2は、左のボトムレール330-1よりも下方まで降りており、左右のスラット320-1、320-2が水平状態である。左のスラット320-1の端部320-1aには、右のスラット320-2の端部320-2bが上下方向に重なり合っている。左のブラインド300-1のボトムレール330-1より下方に配置される右のスラット320-2は、左のスラット320-1と重なり合わない。
ブラインド300のボトムレール330及びスラット320を上昇させる場合、まず、右のボトムレール330-2及びスラット320-2が上昇する。右のボトムレール330-2が左のボトムレール330-1と対面する位置まで上昇すると、マグネット部344がセンサー部342に近接して、センサー部342から左のヘッドボックス310-1の図示していない受信部に赤外線で上昇信号が出力される。よって、左のボトムレール330-1及びスラット320-1も右のボトムレール330-2及びスラット320-2と同期して上昇を開始する。なお、本実施形態では、マグネットセンサー340としたがこれに限定されるものではなく、例えばリモコン用センサーなどを用いてもよい。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、スラット320を上昇させる際に、左のボトムレール330-1は、右のボトムレール330-2又は右のボトムレール330-2上に積層されたスラット320-2がほぼ同じ高さ位置まで上昇すると、上昇を開始する。このため、先に上昇していた右のスラット320-2が左のスラット320-1を追い越すような動作をすることがなく、スラット320の昇降動作を円滑に行うことができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るブラインド400について、図8を参照しながら説明する。図8は、第4の実施形態のブラインド400のヘッドボックス410内の構成を説明するための図である。本実施形態は、電動ブラインドとした点が第1の実施形態のブラインド100と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のラダーコード414、昇降コード416は、第1の実施形態のラダーコード114、昇降コード116に対応するため、説明を省略する。
まず、ブラインド400の構成について説明する。ブラインド400は、図8に示したように、ヘッドボックス410には、ラダーコード414及び昇降コード416の上端が巻取り及び巻解き可能に連結され、ラダーコード414を傾動させるとともに昇降コード416を昇降させる昇降回転ドラム450と、昇降回転ドラム450を回転させるためのモータ452と、モータ452の回転角度を検出するエンコーダ454と、エンコーダ454により検出された回転角度に基づいてモータ452の駆動を制御する制御ユニット456と、が設けられる。ブラインド400のその他の構成は第1の実施形態のブラインド100と同様である。
以上、ブラインド400の構成について説明した。次に、ブラインド400を用いた制御システム500について図9を参照しながら説明する。図9は、ブラインド400を用いた制御システム500を説明するための図である。ブラインド400は、図9に示したように、複数のヘッドボックス410-1、410-2、410-3、…が左右方向に隣り合って設置されている。複数のヘッドボックス410-1、410-2、410-3、…は、図9では離れて示されているが、第1の実施形態のブラインド100と同様に、隣り合うスラット420-1、420-2、420-3の端部420-1aと端部420-2bと、端部420-2aと端部420-3b、…とがそれぞれ重なり合うように配置されている。
制御システム500は、図9に示したように、建物内において複数のフロアにまたがって配設されるブラインド400を制御する中央制御装置510と、中央制御装置510からの信号を変換して該当するフロアのブラインド400に伝達したり、該当するフロアのブラインド400の状態を一時的に保存したりするフロア中継装置520と、中央制御装置510、フロア中継装置520及びブラインド400を接続しており、ブラインド400の制御に関する信号を伝達するための通信線530と、ユーザが任意にブラインド400の状態に関する指令を送信するコントローラ540と、を備えて構成される。
通信線530は、複数のヘッドボックス410-1、410-2、410-3に順次連結されている。フロア中継装置及びコントローラ540からの指令は、通信線530によって複数のヘッドボックス410-1、410-2、410-3に伝達され、スラット420-1、420-2、420-3の傾動及び昇降が操作される。
以上、制御システム500について説明した。次に、制御システム500の動作について説明する。中央制御装置510又はコントローラ540からの指令により、スラット420は昇降したり傾動したりする。スラット420を昇降させる指令により、スラット420-1、スラット420-2、420-3が同時に昇降する。
また、スラット420を傾動させる指令により、複数のヘッドボックス410-1、410-2、410-3のスラット420-1、420-2、420-3が同時に傾動する。スラット420-1、420-2、420-3は、第1の実施形態のスラット120-1、120-2と同様に、水平状態では、端部420-1aと端部420-2bとが、また端部420-2aと端部420-3bとが上下に重なり合って、ブラインドを開放する。垂直状態では、端部420-1aと端部420-2bとが、また端部420-2aと端部420-3bとが前後に重なり合って隣り合うブラインド400の隙間を閉塞する。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、中央制御される電動ブラインドにおいても第1の実施形態と同様の効果を奏する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、隣り合うスラットのうちの両方のスラットをヘッドボックスから左右方向に延在して形成したが、本発明はこの例に限定されない。スラットの隣り合う端部同士がスラット水平時において、上下方向に重複するように配置される構成であれば、例えば、隣り合うスラットのうちの一方のスラットのみヘッドボックスから延在するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、隣り合うスラットは同時に傾動する構成としたが、本発明はこれに限定されない。傾動時に隣り合うスラットが干渉しない構成であればよい。例えば、隣り合うスラットが、同時にではないが連動して傾動するようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、隣り合うボトムレール330には、右のボトムレール330-1が左のボトムレール330-2とほぼ同じ高さ位置であることを検知する検知手段が設けられており、検知手段からの信号により、左のボトムレール330-2が左のボトムレール330-1と同期して上昇を開始する構成としたが、本発明はこの例に限定されない。隣り合うボトムレールのうち一方のボトムレールが上昇したとき、他方のボトムレールは、一方のボトムレール又は一方のボトムレール上に積層されたスラットがほぼ同じ高さ位置まで上昇すると、上昇を開始する構成であればよい。例えば、一方のボトムレール又は一方のボトムレール上に積層されたスラットがほぼ同じ高さ位置まで上昇すると昇降コードが弛み、弛みを検出して隣り合うボトムレールが同期して上昇するようにしてもよく、他方のスラットが一方のスラットに持ち上げられたときのラダーコードの揺れや弛みを検出するようにしてもよい。
以上説明した実施形態・応用例・変形例等は、適宜組み合わせて実施することができる。
100、200、300、400 ブラインド
110、410 ヘッドボックス
110-1、210-1、310-1 左のヘッドボックス
110-2、210-2、310-2 右のヘッドボックス
112 ブラケット
114、414 ラダーコード
116、416 昇降コード
120、320、420 スラット
120-1、220-1、320-1 左のスラット
120-2、220-2、320-2 右のスラット
120a、120b 端部
120-1a、220-1a、320-1a 左の端部
120-2b、220-2b、320-2b 右の端部
130、330 ボトムレール
130-1、230-1、330-1 左のボトムレール
130-2、230-2、330-2 右のボトムレール
340 マグネットセンサー
342 センサー部
344 マグネット部
420-1、420-2、420-3 スラット
420-1a、420-2b、420-2a、420-3b 端部
450 昇降回転ドラム
452 モータ
454 エンコーダ
456 制御ユニット
500 制御システム
510 中央制御装置
520 フロア中継装置
530 通信線
540 コントローラ

Claims (4)

  1. 左右方向に隣り合って設置される複数のヘッドボックスと、前記各ヘッドボックスから吊り下げられて支持される複数のスラットと、を備えたブラインドであって、
    左右方向に隣り合う前記スラットの端部同士は、前記スラット水平時において、上下方向に重複するように配置され、
    前記各ヘッドボックスから吊り下げられる前記スラットの下方にはボトムレールが配置されており、
    隣り合う前記ボトムレールのうち一方のボトムレールが上昇したとき、他方のボトムレールは、一方のボトムレール又は一方のボトムレール上に積層されたスラットがほぼ同じ高さ位置まで上昇すると、上昇を開始することを特徴とする、ブラインド。
  2. 隣り合う前記ボトムレールには、前記一方のボトムレールが前記他方のボトムレールとほぼ同じ高さ位置であることを検知する検知手段が設けられており、前記検知手段からの信号により、前記他方のボトムレールが前記一方のボトムレールと同期して上昇を開始することを特徴とする、請求項に記載のブラインド。
  3. 左右方向に隣り合って設置される複数のヘッドボックスと、前記各ヘッドボックスから吊り下げられて支持される複数のスラットと、を備えたブラインドであって、
    左右方向に隣り合う前記スラットの端部同士は、前記スラット水平時において、上下方向に重複するように配置され、
    左右方向に隣り合う前記スラットの端部同士が重複した重複状態と重複しない非重複状態との間で姿勢を変更可能であり、
    前記非重複状態から前記重複状態に姿勢が変更するときに、前記スラット同士の重複がリセットされることを特徴とする、ブラインド。
  4. 前記隣り合うスラットのうち少なくとも一方のスラットは、前記ヘッドボックスから左右方向に延在して形成されており、前記隣り合うスラットは同時に傾動することを特徴とする、請求項1~のいずれかに記載のブラインド。

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