JP2010265602A - 暖簾装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水平方向に延設されて開口部の上方に取り付け可能な棹と、該棹に懸下される複数の暖簾シートとを具備させ、該複数の暖簾シートを、側縁部を互いに重ね合わせた状態で前記棹に取り付けて暖簾装置とする。棹には暖簾シートの巻き上げ手段を付設するのが好ましく、その際、小さい巻き径で棹に巻きつけられる内暖簾シートと、棹の回転軸からみて内暖簾シートよりも径外となる位置で棹に巻きつけられる外暖簾シートを交互に並んで設け、最も外側に位置する最外外暖簾シートに、最外の側縁部の巻き径を内暖簾シートと重なり合っている側縁部と同じくする増厚部を設けるのが好ましい。
【選択図】図1
Description
(1)水平方向に延設されて開口部の上方に取り付け可能な棹と、該棹に懸下される複数の暖簾シートとを備え、該複数の暖簾シートは、側縁部を互いに重ね合わせた状態で前記棹に取り付けられていることを特徴としている。
これによれば、棹を回転させることで暖簾シートを巻き上げることができ、棹の回転を調整することによって暖簾シートを昇降させて開口部に対する暖簾シートによる遮蔽の割合を調整することができる。また、暖簾シートを巻き上げることで開口部のこちら側と向こう側とを長期に亘って連通させておくことができる。
これにより、暖簾シートによって開口部を略完全に覆うことができる。
図1〜2は、建物の開口部Aに設けられた本発明の第一の実施形態に係る暖簾装置1を示すもので、該暖簾装置1は、開口部Aの上縁に水平方向に延設されて固定して取り付けられた棹2と、該棹2に上縁が取り付けられて懸下された略同一幅の複数枚(図示例では4枚)の暖簾シート3とを具備している。
暖簾装置1が取り付けられる開口部Aは、建物内の通路、建物内の部屋の間仕切り部、窓、玄関等、特に限定されないが、本実施例では居室と廊下とを連通する開口部Aに暖簾装置1を設けている。
棹2は、開口部Aの長手方向に間隔をあけた複数箇所(図示例では2箇所)が固定具4を介して開口部Aの上縁に取り付けられている。
ここで、重ね合わせ方は任意であるが、図示例では、図1中、左端の暖簾シート3を紙面の奥側に配し、その右隣の暖簾シート3を、その左端部が左端の暖簾シート3の右端部に、該右隣の暖簾シート3が紙面手前にくるように重ね、順次、同様にして紙面手前から重ねて並べている。隣接する暖簾シート3同士の重ね合わせ部の幅(重なり代)は、暖冷気の漏れ防止や光、視線の防止が達成でき、通行に支障を生じない限り、任意である。
特に、かかる暖簾装置1を掃き出し窓に設置した場合には、開口部を通じて頻繁な出入りを要する際にカーテンやロールスクリーンのように開口部Aを開放する開き状態に設定する必要がないため、かかる場合であっても熱の出入りを効果的に抑制できる。
また、棹2を長手方向に沿ってスリットが形成された中空の筒体とし、暖簾シート3の上縁部をシート部よりも厚みのある係合部に形成し、該係合部を棹2の筒体内に挿入してスリットを通して暖簾シート3を垂下させる構造とすることもでき、かかる構造でも、棹2への暖簾シート3の取付部の意匠性は良好である。
本実施形態では、開口部Aの上縁部には、下方が開口され、上面、長尺の両側面及び両端面が閉塞された長尺のボックス5が、その上面の複数箇所(図示例では2箇所)を固定具4によって開口部Aの上縁部に固定されて、取り付けられている。
また、暖簾シート3は小さい巻き径で棹2に巻きつけられる内暖簾シート3bと、棹2の回転軸からみて内暖簾シート3bよりも径外となる位置で棹2に巻きつけられる外暖簾シート3cを交互に配置したので、内暖簾シート3bは、両側縁部の巻き径が同一となり、棹2に巻きつけられる過程で側縁部のずれ(撚れや捩れ)を発生させることなく巻きつけることができる。また、暖簾シート3の枚数を奇数枚とし、棹2の軸方向からみて最外となる両端側の暖簾シート3を内暖簾シート3bとしたので、外暖簾シート3cも、両側縁部が内暖簾シート3bに重なり合って当該両側縁部の巻き径が同一となり、棹2に巻きつけられる過程で側縁部のずれ(撚れや捩れ)を発生させることなく巻きつけることができる。よって、巻き上げ時にいずれの暖簾シート3も傾いて巻き上げられる虞がなく、各暖簾シート3を垂直に巻き上げることができ、巻き上がりも両端の内暖簾シート3bが棹2に密着するので良好である。
したがって、上記構成によれば、各暖簾シート3b、3cの両側縁のいずれについても略互いに同一の巻き径を有することとなり、この結果、上記棹2を回転させることによって各暖簾シート3を巻き上げる場合であっても、暖簾シート3の撚れや捩れを防止してきれいに巻き上げることができる。
また、増厚部8は外暖簾シート3cの内側に設けられているので、正面からの視野に入らず、意匠性にも優れる。
1 暖簾装置
2 棹
3 暖簾シート
3a 筒状部
3b 内暖簾シート
3c 外暖簾シート
4 固定具
5 ボックス
6 支持ブラケット
7 巻き上げ装置(巻き上げ手段)
7a プーリ
7b チェーンループ
8 増厚部
Claims (5)
- 水平方向に延設されて開口部の上方に取り付け可能な棹と、該棹に懸下される複数の暖簾シートとを備え、該複数の暖簾シートは、側縁部を互いに重ね合わせた状態で前記棹に取り付けられていることを特徴とする暖簾装置。
- 前記棹には、該棹を回転させて前記複数の暖簾シートを巻き上げる巻き上げ手段が付設されていることを特徴とする請求項1に記載の暖簾装置。
- 各暖簾シートは、最も小さい巻き径で前記棹に巻きつけられる複数の内暖簾シートを備えると共に、前記棹の回転軸からみて前記内暖簾シートよりも径外となる位置で前記棹に巻きつけられる外暖簾シートを前記内暖簾シートの間に備えていることを特徴とする請求項2に記載の暖簾装置。
- 前記棹の軸方向の最も外側に位置する内暖簾シートのさらに外側に最外外暖簾シートを備え、当該外暖簾シートには、前記内暖簾シートと重なり合わない最外の側縁部に沿って、当該側縁部の巻き径を前記内暖簾シートと重なり合っている側縁部と同じくする増厚部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の暖簾装置。
- 前記各暖簾シートの長さは、前記棹を取り付ける開口部の高さと略同一に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の暖簾装置。
Priority Applications (1)
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JP2009115646A JP5460117B2 (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 暖簾装置 |
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JPH10165533A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-23 | Bunka Shutter Co Ltd | 耐火スクリーン装置 |
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2009
- 2009-05-12 JP JP2009115646A patent/JP5460117B2/ja active Active
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JP5460117B2 (ja) | 2014-04-02 |
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