JPH11270255A - 巻取り式耐火スクリーン装置 - Google Patents

巻取り式耐火スクリーン装置

Info

Publication number
JPH11270255A
JPH11270255A JP7962798A JP7962798A JPH11270255A JP H11270255 A JPH11270255 A JP H11270255A JP 7962798 A JP7962798 A JP 7962798A JP 7962798 A JP7962798 A JP 7962798A JP H11270255 A JPH11270255 A JP H11270255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
screen
winding shaft
refractory
refractory screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7962798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Muraoka
宏 村岡
Tadataka Azuma
忠孝 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Unitika Glass Fiber Co Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP7962798A priority Critical patent/JPH11270255A/ja
Publication of JPH11270255A publication Critical patent/JPH11270255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取り軸および耐火スクリーンを複数に分割
して、分割した巻取り軸を湾曲したガイドスリットに沿
って配置することにより、この巻取り軸によって分割さ
れた耐火スクリーンを円滑に巻取りおよび巻き戻しす
る。 【解決手段】 耐火スクリーン12の巻取り軸20を、
自在継手22を介して折曲可能に連結される複数の主巻
取り軸20a,20a…で構成する。主巻取り軸20
a,20a…をガイドスリット18の湾曲に沿って配置
するとともに、各主巻取り軸20a,20a…にそれぞ
れ主耐火スクリーンを取付ける。主耐火スクリーンの突
き合わせ端部間に跨って副耐火スクリーンを重合配置す
る。副耐火スクリーンを、主巻取り軸20a,20a…
と同期して回転する副巻取り軸26,26…に巻回す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井側に巻回され
て格納される不燃性または耐熱性に富んだ可撓性の耐火
スクリーンを、火災発生時に垂下して建物の内部空間を
間仕切りすることにより、建物の延焼や煙の拡散を防止
する巻取り式耐火スクリーン装置に係り、とりわけ、こ
の間仕切り境界が湾曲されるようになった巻取り式耐火
スクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の内部には、従来から火災時に備え
て火炎や煙を遮断するための防火隔壁や防火シャッター
などの防火設備が計画的に配備されている。最近、これ
ら防火隔壁や防火シャッターなどに代わる新しい防火設
備として、不燃性または耐熱性に富んだ可撓性の耐火ス
クリーンを使用して火炎や煙を遮断するようにした耐火
スクリーン装置が提案されている。このような耐火スク
リーン装置では、耐火スクリーンが天井部分に巻回され
て格納され、火災発生時に巻き戻しにより垂下されて建
物の内部空間を間仕切りするようになっている。
【0003】ところで、従来の耐火スクリーン装置で
は、防火区画の境界線が一般的に直線状であるため、耐
火スクリーン幕の巻取り軸は直線状の長尺軸として形成
され、この長尺の巻取り軸で大面積の耐火スクリーンを
一度に巻き取るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
耐火スクリーン装置では、上述したように直線状の長尺
巻取り軸を用いて耐火スクリーンを巻回するようになっ
ているが、耐火スクリーンが配置される間仕切り境界
が、建物の構造上やデザイン上から円弧状や多角形状に
湾曲される場合がある。この場合、図8に示すように直
線状の巻取り軸1から繰り出される耐火スクリーン2
が、湾曲面に沿って形成された天井部分のガイドスリッ
ト3に強制的に案内されるようになっている。尚、上記
耐火スクリーン幕2の下端縁には上記ガイドスリット3
に沿って湾曲されたウエイト4が取り付けられている。
【0005】ところが、このように湾曲案内される耐火
スクリーン2を、直線状の巻取り軸1に巻き取る場合、
この巻取り軸1とガイドスリット3との間では、耐火ス
クリーン2に部分的な引張りによるしわやひだが形成さ
れているため、これらしわやひだがそのまま巻き取り軸
に巻き取られ、耐火スクリーン2にしわが刻み込まれて
しまう。このため、耐火スクリーン2を繰り出したとき
に、刻み込まれたしわが目立って、外観が著しく悪化す
るとともに、また、巻取り時に上記しわやひだはそのま
ま連続して巻き取られていくため、その巻取り部分の径
が部分的に大きくなって、遂には巻取り機構が円滑に作
動しなくなってしまうおそれがあるという課題があっ
た。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、巻取り軸および耐火スクリーンを複数に分割して、
分割した巻取り軸を湾曲したガイドスリットに沿って配
置することにより、この巻取り軸によって分割された耐
火スクリーンを円滑に巻取りおよび巻き戻しできるよう
にした巻取り式耐火スクリーン装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す巻取り式耐火スクリーン装
置は、天井側に巻回して格納し、使用時に巻き戻して垂
下される可撓性の耐火スクリーンを巻回部分から案内す
るガイドスリットが湾曲して形成された巻取り式耐火ス
クリーン装置において、上記耐火スクリーンの巻取り軸
を、自在継手を介して折曲可能に連結される複数の主巻
取り軸で構成し、これら主巻取り軸を上記ガイドスリッ
トの湾曲に沿って配置するとともに、各主巻取り軸にそ
れぞれ主耐火スクリーンを取付け、これら主耐火スクリ
ーンの突き合わせ端部間に跨って副耐火スクリーンを重
合配置する。
【0008】また、請求項2に示す巻取り式耐火スクリ
ーン装置は、上記主巻取り軸を、両端部から中央部に向
かって滑らかに拡径する。
【0009】更に、請求項3に示す巻取り式耐火スクリ
ーン装置は、上記副耐火スクリーンを、主巻取り軸と同
期して回転する副巻取り軸に巻回し、この副巻取り軸
を、上記ガイドスリットに対して主巻取り軸と同じ側
で、かつ該主巻取り軸の上方に配置する。
【0010】以上の構成になる本発明の巻取り式耐火ス
クリーン装置の作用は、請求項1では、耐火スクリーン
の巻取り軸を、自在継手を介して折曲可能に連結される
複数の主巻取り軸で構成したので、これら主巻取り軸を
互いに折曲しつつ多角形状や円弧状のガイドスリットの
湾曲に沿って全体的に滑らかに配置できる。このように
巻き取り軸を分割して、それぞれに取り付けた主耐火ス
クリーンの幅を小さくすると、この主耐火スクリーンが
上記湾曲されたガイドスリットに沿って配置された場合
に、ガイドスリットの湾曲による耐火スクリーンの変形
量を著しく減少することができる。従って、主耐火スク
リーンに作用する引張りが著しく減少されるため、この
主耐火スクリーンにしわやひだが形成されるのを無く
し、若しくは著しく低減して、スムーズな巻取り,巻き
戻し動作を行うことができる。また、上記主耐火スクリ
ーンの突き合わせ端部間に跨って副耐火スクリーンが重
合配置されるため、分割された上記主耐火スクリーン間
に形成される隙間を上記副耐火スクリーンで閉止して、
遮炎機能および遮煙機能が損なわれるのを防止すること
ができる。
【0011】また、請求項2では、上記主巻取り軸を、
両端部から中央部に向かって滑らかに拡径したので、主
耐火スクリーンには上記湾曲部分により中央部に大きな
引張り力が作用して伸びが発生するが、この伸び分を上
記主巻取り軸の中央部の拡径部分で吸収することができ
るため、主耐火スクリーンは全体的により滑らかに主巻
取り軸に巻き取られることになる。
【0012】更に、請求項3では、上記副耐火スクリー
ンを、主巻取り軸と同期して回転する副巻取り軸に巻回
していて、これにより主巻取り軸の回転により主耐火ス
クリーンを巻き取りおよび巻き戻しする際に、これと同
期して副耐火スクリーンが副巻取り軸に巻き取りおよび
巻き戻しされるが、この副巻取り軸を、ガイドスリット
に対して主巻取り軸と同じ側で、かつ該主巻取り軸の上
方に配置したことにより、主耐火スクリーンと副耐火ス
クリーンとを同方向に湾曲させた状態で巻き取りおよび
巻き戻しを行うことができる。従って、副巻取り軸によ
る副耐火スクリーンの巻取りおよび巻き戻しを無理なく
円滑に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。図1から図6は本発明の
巻取り式耐火スクリーン装置の一実施形態を示し、図1
は正面図、図2は図1中のA−A線断面図、図3は主巻
取り軸および副巻取り軸とガイドスリットとの関係を示
す平面図、図4は主巻取り軸どうしの連結部分を示す要
部拡大平面図、図5は主耐火スクリーンおよび副耐火ス
クリーンの巻取り部分の拡大断面図、図6は主巻取り軸
の拡大正面図である。
【0014】即ち、図1,図2に示すように本実施形態
の巻取り式耐火スクリーン装置10は、シリカゲル等を
編み込んで不燃性および耐熱性を備えるようになった可
撓性の耐火スクリーン12が用いられ、この耐火スクリ
ーン12を天井側14に巻回して格納し、使用時に巻き
戻して垂下することにより、建物の内部空間16を間仕
切るようになっている。また、図3に示すように上記天
井側14には、上記耐火スクリーン12を巻回部分から
案内するガイドスリット18が湾曲して形成されるよう
になっている。
【0015】ここで、上記巻取り式耐火スクリーン装置
10の本発明の基本的な構成は、上記耐火スクリーン1
2の巻取り軸20を、図4に示す自在継手22を介して
折曲可能に連結される複数の主巻取り軸20a,20a
…で構成し、これら主巻取り軸20a,20a…を上記
ガイドスリット18の湾曲に沿って配置するとともに、
各主巻取り軸20a,20a…にそれぞれ主耐火スクリ
ーン12a,12a…を取付け、これら主耐火スクリー
ン12a,12a…の突き合わせ端部間に跨って副耐火
スクリーン24,24…を重合配置する。これら副耐火
スクリーン24,24…は、上記主巻取り軸20a,2
0a…と同期して回転する副巻取り軸26,26…に巻
回されている。
【0016】上記主巻取り軸20aおよび上記副巻取り
軸26は、図2に示したように天井裏の鉄骨梁30に取
り付けられるフレーム32に収納して支持されるように
なっている。上記自在継手22を介して連結された主巻
取り軸20a,20a…は、これら一連の主巻取り軸2
0a,20a…の端部に、図5に示すようにスプロケッ
ト,チェーンを介して1つのモータ34(モータ34は
1つに限ることはない。)が連結される。そして、この
モータ34によって一連の主巻取り軸20a,20a…
が駆動されるようになっており、モータ34の正転によ
り上記主耐火スクリーン12aを巻き取り、逆転により
巻き戻すようになっている。ここで、図6に示すように
上記主巻取り軸12a,12a…は、両端部の径d1 よ
り中央部の径d2 が増大するように滑らかに拡径し、全
体として細長い太鼓状に形成してある。
【0017】上記副巻取り軸26は、図外の渦巻式のス
プリングにより、副耐火スクリーン24を巻取る方向の
回転付勢力が常時与えられ、自然状態では副耐火スクリ
ーン24の全長を巻取って上記フレーム32内に格納す
るようになっている。そして、上記副巻取り軸26は、
上記ガイドスリット18に対して主巻取り軸20aと同
じ側で、かつ該主巻取り軸20aの上方に配置してあ
る。
【0018】上記ガイドスリット18は上記主巻取り軸
20aの巻取り側直下に形成され、このガイドスリット
18には下方に縮径されるテーパ状のガイドホッパー1
8aが取り付けられている。そして、上記主巻取り軸2
0aおよび上記副巻取り軸26から繰り出された主耐火
スクリーン12aおよび副耐火スクリーン24は、互い
に重合した状態で上記ガイドホッパー18a内に挿通さ
れて案内される。
【0019】上記ガイドスリット18に沿って横並びに
配置された上記複数の主耐火スクリーン12aの下端部
間には、各主耐火スクリーン12aを連続する長尺のウ
エイトバー36が取付けられる。このウエイトバー36
は主耐火スクリーン12aが容易に風に煽られないよう
に、ある程度の重量体として形成されるとともに、上記
ガイドスリット18に沿った湾曲形状に形成されてい
る。また、上記ウエイトバー36には、上記副耐火スク
リーン24の下端部も取付けられるようになっており、
主巻取り軸20aを巻戻して主耐火スクリーン12aを
下降させる際には、ウエイトバー36の荷重が副耐火ス
クリーン24にも作用するようになっている。このと
き、上記副巻取り軸26の上記スプリングによる回転付
勢力を、上記副耐火スクリーン24に作用するウエイト
バー36の荷重より小さく設定し、主耐火スクリーン1
2aを下降する際には自動的に副巻取り軸26から副耐
火スクリーン24が巻戻され、かつ、主耐火スクリーン
12aを上昇する際には副耐火スクリーン24が副巻取
り軸26に自動的に巻取られるようになっている。
【0020】また、横並びに配置された一連の主耐火ス
クリーン12a,12a…の両端部側には、図外のガイ
ドレールが設けられ、このガイドレールに端部が嵌合し
た状態で主耐火スクリーン12aは昇降される。
【0021】上記一連の主巻取り軸20a,20a…は
自在継手22を介して折曲可能に連結されることは上述
したが、各主巻取り軸20aの各端部は、図4に示した
ようにL字状ブラケット38を介して回転自在に支持さ
れ、この支持部分で主耐火スクリーン20aおよびウエ
イトバー36の荷重を支持するようになっている。即
ち、該L字状ブラケット38の垂直面38aには軸受け
40を介して自在継手22の取付け軸が支持されるとと
もに、L字状ブラケット38の水平面39bは上記フレ
ーム32に取り付けられるようになっている。
【0022】以上の構成により本実施形態の巻取り式耐
火スクリーン装置10にあっては、通常時は主耐火スク
リーン12aおよび副耐火スクリーン24を、主巻取り
軸20aおよび副巻取り軸26に巻取ってフレーム32
内に格納した状態にあり、防火区画を画成するときや火
災発生による非常時には、主耐火スクリーン12aおよ
びこの主耐火スクリーン12aに伴って副耐火スクリー
ン24を、主巻取り軸20aおよび副巻取り軸26から
巻戻して下降し、建物の内部空間16を間仕切りする。
このことによって火炎とか煙を耐火スクリーン12で遮
断し、他の部分に延焼したり火災発生側からの類焼を防
止できるようになっている。
【0023】ところで、本実施形態では上記耐火スクリ
ーン12の巻取り軸20を、自在継手22を介して連結
される複数の主巻取り軸20a,20a…で構成したの
で、それぞれの主巻取り軸20a,20a…を継手部分
から互いに折曲できるようになる。このため、上記一連
の主巻取り軸20a,20a…を、全体的に湾曲された
ガイドスリット18に沿って配置でき、これに伴って各
主巻取り軸20a,20a…に分割して取り付けた主耐
火スクリーン12a,12a…を該ガイドスリット18
に沿って滑らかに配置し、建物の構造やデザインを損な
うことなく耐火スクリーン12を取付けることができ
る。
【0024】そして、このように巻き取り軸20が分割
されることにより、各主巻取り軸20a,20a…は短
縮されてそれぞれに取り付けた主耐火スクリーン12
a,12a…の幅が小さくなる。従って、これら主耐火
スクリーン12aが上記湾曲されたガイドスリット18
に沿って配置された場合に、この主耐火スクリーン12
aがガイドスリット18の湾曲部分によって変形される
量、つまり、スクリーンの両端と中央部との間の歪みを
著しく減少することができる。従って、主耐火スクリー
ン12aに作用する引張りが著しく減少されるため、こ
の主耐火スクリーン12aにしわやひだが形成されるの
を無くし、若しくは著しく低減して、スムーズな巻取
り,巻き戻し動作を行うことができる。
【0025】また、耐火スクリーン12が複数の主耐火
スクリーン12a,12a…に分割されることにより、
これら主耐火スクリーン12a,12a…の突き合わせ
端部間に隙間が形成されるが、それぞれの突き合わせ端
部に形成される隙間は副耐火スクリーン24で閉止され
るため、遮炎機能および遮煙機能が損なわれるのを防止
することができる。
【0026】ところで、上記主耐火スクリーン12aは
その幅を小さくしたとはいえ、上記ガイドスリット18
に案内されて湾曲された場合、これが主巻取り軸20a
に巻き取られる際、該主耐火スクリーン12aには中央
部に大きな引張り力が作用して伸びが生じる。これに対
し本実施形態では、上記主巻取り軸20aを両端部から
中央部に向かって滑らかに拡径したので、主耐火スクリ
ーン12aは中央部分の伸び分を上記主巻取り軸20a
の中央部の拡径部分で吸収することができるため、該主
耐火スクリーン20aは全体的に滑らかに巻き取られる
ことになる。従って、主巻取り軸20aによる主耐火ス
クリーン12aの巻取りを円滑に行い、延いては、該主
巻取り軸20aの駆動力を低減してモータ34の小型化
を達成することができる。
【0027】また、本実施形態では副耐火スクリーン2
4を巻き取りおよび巻き戻しする副巻取り軸26は、上
記ガイドスリット18に対して主巻取り軸20aと同じ
側、つまり図5中右側に配置されており、この状態で該
副巻取り軸26を該主巻取り軸20aの上方に配置する
ようになっている。このため、主耐火スクリーン12a
と副耐火スクリーン24とを同期して巻き取りおよび巻
き戻しする際に、これら両スクリーン12a,24を同
方向に湾曲させた状態で巻き取りおよび巻き戻しを行う
ことができる。従って、副巻取り軸26による副耐火ス
クリーン24の巻取りおよび巻き戻しを無理なく円滑に
行うことができる。
【0028】ところで、本実施形態では上記副巻取り軸
26を、ガイドスリット18に対して主巻取り軸20a
と同じ側で、この主巻取り軸20aの上方に配置した場
合を開示したが、これに限ることなく図6に示すよう
に、副巻取り軸26をガイドスリット18に対して主巻
取り軸20aと同一高さで対向配置させても良いことは
勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の巻取り式耐
火スクリーン装置にあっては、次に述べるように請求項
毎に優れた効果を奏する。
【0030】請求項1の巻取り式耐火スクリーン装置
は、耐火スクリーンの巻取り軸を、自在継手を介して折
曲可能に連結される複数の主巻取り軸で構成したので、
これら一連の主巻取り軸を円弧状もしくは多角形状のガ
イドスリットの湾曲に沿って配置することにより、各主
巻取り軸に取り付けた主耐火スクリーンを該ガイドスリ
ットに沿って滑らかに配置し、建物の構造やデザインを
損なうことなく耐火スクリーンを取付けることができ
る。
【0031】また、このように巻き取り軸が分割される
ことにより、各主巻取り軸は短縮されてそれぞれに取り
付けた主耐火スクリーンの幅が小さくなり、これら主耐
火スクリーンが上記湾曲されたガイドスリットに沿って
配置された場合に、この主耐火スクリーンがガイドスリ
ットの湾曲によって変形される量を著しく減少すること
ができる。従って、主耐火スクリーンに作用する引張り
が著しく減少されるため、これら主耐火スクリーンにし
わやひだが形成されるのを無くし、若しくは著しく低減
して、スムーズな巻取り,巻き戻し動作を行うことがで
き、延いては、巻取り軸の駆動力を低減して全体装置の
小型,軽量化および低価格化を達成できる。
【0032】更に、上記主耐火スクリーンの突き合わせ
端部間に跨って副耐火スクリーンが重合配置されるた
め、小さな幅に分割された上記主耐火スクリーン間に形
成される隙間を上記副耐火スクリーンで閉止して、遮炎
機能および遮煙機能が損なわれるのを防止することがで
きる。
【0033】請求項2の巻取り式耐火スクリーン装置
は、上記主巻取り軸を、両端部から中央部に向かって滑
らかに拡径したので、主耐火スクリーンは上記湾曲部分
により中央部に大きな引張り力が作用して伸びが発生す
るが、この伸び分を上記主巻取り軸の中央部の拡径部分
で吸収することができるため、主耐火スクリーンは全体
的により滑らかに主巻取り軸に巻き取られることにな
る。従って、主巻取り軸による主耐火スクリーンの巻取
りを円滑に行い、延いては、該主巻取り軸の駆動力の更
なる低減を達成することができる。
【0034】請求項3の巻取り式耐火スクリーン装置
は、上記副耐火スクリーンを、主巻取り軸と同期して回
転する副巻取り軸に巻回し、この副巻取り軸を、上記ガ
イドスリットに対して主巻取り軸と同じ側で、かつ該主
巻取り軸の上方に配置したので、主巻取り軸の回転によ
り主耐火スクリーンを巻き取りおよび巻き戻しする際
に、これら主耐火スクリーンと副耐火スクリーンとを同
方向に湾曲させた状態で行うことができるため、副巻取
り軸による副耐火スクリーンの巻取りおよび巻き戻しを
無理なく円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で巻取り式耐火スクリーン
装置の正面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施形態で主巻取り軸および副巻取
り軸とガイドスリットとの関係を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態で主巻取り軸どうしの連結
部分を示す要部拡大平面図である。
【図5】本発明の一実施形態で主耐火スクリーンおよび
副耐火スクリーンの巻取り部分の拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施形態で用いられる主巻取り軸の
拡大正面図である。
【図7】本発明の他の実施形態で図5に対応する主耐火
スクリーンおよび副耐火スクリーンの巻取り部分の拡大
断面図である。
【図8】従来の巻取り式耐火スクリーン装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 巻取り式耐火スクリーン装置 12 耐火スクリーン 12a 主耐火スクリーン 18 ガイドスリット 20 巻取り軸 20a 主巻取り軸 24 副耐火スクリーン 26 副巻取り軸 36 ウエイトバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井側に巻回して格納し、使用時に巻き
    戻して垂下される可撓性の耐火スクリーンを巻回部分か
    ら案内するガイドスリットが湾曲して形成された巻取り
    式耐火スクリーン装置において、 上記耐火スクリーンの巻取り軸を、自在継手を介して折
    曲可能に連結される複数の主巻取り軸で構成し、これら
    主巻取り軸を上記ガイドスリットの湾曲に沿って配置す
    るとともに、各主巻取り軸にそれぞれ主耐火スクリーン
    を取付け、これら主耐火スクリーンの突き合わせ端部間
    に跨って副耐火スクリーンを重合配置したことを特徴と
    する巻取り式耐火スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 上記主巻取り軸は、両端部から中央部に
    向かって滑らかに拡径されていることを特徴とする請求
    項1に記載の巻取り式耐火スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 上記副耐火スクリーンは、主巻取り軸と
    同期して回転する副巻取り軸に巻回されており、この副
    巻取り軸を、上記ガイドスリットに対して主巻取り軸と
    同じ側で、かつ該主巻取り軸の上方に配置したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の巻取り式耐火スクリ
    ーン装置。
JP7962798A 1998-03-26 1998-03-26 巻取り式耐火スクリーン装置 Pending JPH11270255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7962798A JPH11270255A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 巻取り式耐火スクリーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7962798A JPH11270255A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 巻取り式耐火スクリーン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11270255A true JPH11270255A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13695324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7962798A Pending JPH11270255A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 巻取り式耐火スクリーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11270255A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126934A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2013220754A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Webasto Japan Kk ロールシェード装置
CN105672852A (zh) * 2016-01-19 2016-06-15 中建八局第三建设有限公司 一种防火卷帘门在圆弧或转角处的安装方法
EP3751087A1 (en) * 2019-06-12 2020-12-16 McKeon Rolling Steel Door Co., Inc. Deployable strip for multi-segment retractable curtain
EP3943704A1 (en) * 2020-07-17 2022-01-26 McKeon Rolling Steel Door Co., Inc. Multi-segment retractable curtain with universal connector
FR3129425A1 (fr) * 2021-11-22 2023-05-26 Gesop Système de déploiement d’un rideau comportant un dispositif anti-croisement, procédé d’installation d’un dispositif anti-croisement dans un système de déploiement de rideau et dispositif anti-croisement
US11878193B2 (en) 2020-08-10 2024-01-23 Mckeon Rolling Steel Door Co., Inc. Self-sealing multi-segment retractable fire curtain

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126934A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2013220754A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Webasto Japan Kk ロールシェード装置
CN105672852A (zh) * 2016-01-19 2016-06-15 中建八局第三建设有限公司 一种防火卷帘门在圆弧或转角处的安装方法
EP3751087A1 (en) * 2019-06-12 2020-12-16 McKeon Rolling Steel Door Co., Inc. Deployable strip for multi-segment retractable curtain
EP3943704A1 (en) * 2020-07-17 2022-01-26 McKeon Rolling Steel Door Co., Inc. Multi-segment retractable curtain with universal connector
US11878193B2 (en) 2020-08-10 2024-01-23 Mckeon Rolling Steel Door Co., Inc. Self-sealing multi-segment retractable fire curtain
FR3129425A1 (fr) * 2021-11-22 2023-05-26 Gesop Système de déploiement d’un rideau comportant un dispositif anti-croisement, procédé d’installation d’un dispositif anti-croisement dans un système de déploiement de rideau et dispositif anti-croisement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050241779A1 (en) Retractable self rolling blind, awning or cover apparatus
JP6195582B2 (ja) ブラインド機能付き網戸
KR101682585B1 (ko) 구동부를 내장한 승하강 바텐 장치
JPH11270255A (ja) 巻取り式耐火スクリーン装置
KR101514016B1 (ko) 캐노피형 어닝
US6948542B2 (en) Retractable self rolling blind awning or cover apparatus
JP4651245B2 (ja) ロールブラインド
KR101792567B1 (ko) 주름식 공간분할 디바이더
JP4805661B2 (ja) 開閉装置
KR20080017955A (ko) 밝기조절이 가능한 블라인드
JP3593440B2 (ja) スクリーン装置
JP3366930B2 (ja) 大面積遮光が可能な可動ロールブラインド
KR102669195B1 (ko) 패브릭 텐션 장치
JP2005188148A (ja) 防火スクリーン装置
JP3750078B2 (ja) スクリーンシャッター
JP3087894B1 (ja) 幕昇降装置
JP3810166B2 (ja) 可動式たれ壁
JPS5917314Y2 (ja) 防煙スクリ−ンの巻上装置
JP4027533B2 (ja) 連装式建物用シャッター
JP2001276243A (ja) 防火防煙シャッター
KR20220074213A (ko) 패브릭 텐션 장치
JP2001276244A (ja) 防火防煙シャッター
JP3305937B2 (ja) 電動ロールブラインドのフロントバーにおける滑車位置決め機構
KR200431868Y1 (ko) 내화 스크린 장치
JP2602118Y2 (ja) 防煙垂れ壁