JP5109583B2 - 倒立顕微鏡 - Google Patents

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本発明は、倒立顕微鏡に関し、特に、検鏡者がサンプルを容易に直視することができるようにした倒立顕微鏡に関する。
倒立顕微鏡では、対物レンズがサンプルの下方に配置され、サンプルが下方から観察される。対物レンズを通過したサンプルからの光は、一般的に、2回以上、ミラーにより反射され、接眼レンズを保持する鏡筒に入射される。そして、サンプルを載置するステージは、接眼レンズを保持する鏡筒に対して奥側に配置されている。
特開平11−344675号公報
上述したように、倒立顕微鏡では、接眼レンズを保持する鏡筒が、検鏡者とステージとの間に存在しており、検鏡者が、ステージ上のサンプルや対物レンズを直視することが困難であった。
即ち、例えば、検鏡者が、ステージ上のサンプルの観察している位置を確認するとき、即ち、サンプルを直視しようとするとき、体をひねって、倒立顕微鏡の側面から、ステージ上のサンプルを確認しなければならなかった。また、検鏡者は、現在使用している対物レンズの倍率などを確認するときにも、体をひねって、倒立顕微鏡の側面から、対物レンズを確認しなければならなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、検鏡者がサンプルや対物レンズを容易に直視することができるようにするものである。
本発明の一側面の倒立顕微鏡は、観察する試料を載置するステージと、前記ステージ上に配置された試料に光を照射する照明手段と、前記ステージの下方に設けられた対物レンズと、前記観察試料からの光を集光し、接眼光学系に導く結像手段と、接眼レンズを含む接眼光学系を備えた接眼鏡筒と、焦準操作手段とを有する倒立顕微鏡において、前記対物レンズからの光を反射する第1の反射手段と、前記第1の反射手段で反射した光を前記接眼光学系に向けて反射する第2の反射手段とを備え、前記接眼レンズの接眼位置に向かう方向を前記倒立顕微鏡の正面としたとき、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路は、前記倒立顕微鏡を正面から見て左右方向にあり、前記照明手段は、顕微鏡本体の背面に設けられた照明用光源から前記正面の方向に向かう光路と、前記左右方向に向かう光路と、を有し、前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒の右側または左側の一方に前記ステージを配置し、他方に前記焦準操作手段を配置し、前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路と、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路とが略平行であり、かつ前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路は、前記対物レンズの光軸と直交する上面側から見たときに前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路の少なくとも一部と重なりあうように配置されていることを特徴とする。
本発明の一側面においては、対物レンズからの光は、第1の反射手段により反射され、さらに、その光が第2の反射手段により反射される。また、接眼レンズの接眼位置に向かう方向を倒立顕微鏡の正面としたとき、第1の反射手段と第2の反射手段とを結ぶ光路は、倒立顕微鏡を正面から見て左右方向にあり、照明手段は、顕微鏡本体の背面に設けられた照明用光源から正面の方向に向かう光路と、左右方向に向かう光路と、を有し、倒立顕微鏡を正面から見て、接眼鏡筒の右側または左側の一方にステージが配置され、他方に焦準操作手段が配置されている。さらに、照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路と、第1の反射手段と第2の反射手段とを結ぶ光路とが略平行であり、かつ照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路が、対物レンズの光軸と直交する上面側から見たときに第1の反射手段と第2の反射手段とを結ぶ光路の少なくとも一部と重なりあうように配置されている。
本発明の一側面によれば、検鏡者がサンプルや対物レンズを容易に直視することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の倒立顕微鏡は、観察する試料を載置するステージと、前記ステージの
下方に設けられた対物レンズと、前記観察試料からの光を集光し、接眼光学系に導く結像手段と、接眼レンズを含む接眼光学系を備えた接眼鏡筒と、焦準操作手段とを有する倒立顕微鏡であって、
前記対物レンズからの光を反射する第1の反射手段(例えば、図1のミラー36)と、前記ステージ上に配置された試料を照射する照射手段(例えば、図1のランプハウス43)と、前記第1の反射手段で反射した光を前記接眼光学系に向けて反射する第2の反射手段(例えば、図1のミラー37)とを備え、
前記接眼レンズ(例えば、図1の接眼レンズ39)の接眼位置に向かう方向を前記倒立顕微鏡の正面としたとき、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路(例えば、図1の光軸L2)は、前記倒立顕微鏡を正面から見て左右方向にあり、
前記照明手段は、顕微鏡本体の背面に設けられた照明用光源から前記正面の方向に向かう光路と、前記左右方向に向かう光路(光軸L4)と、を有し、
前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒の右側または左側の一方に前記ステージ(例えば、図1のステージ33)を配置し、他方に前記焦準操作手段(例えば、図1の粗動ハンドル40、微動ハンドル41および42)を配置し、
前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路と、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路とが略平行であり、かつ前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路(光軸L4)は、前記対物レンズの光軸と直交する上面側から見たときに前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路の少なくとも一部(光軸L2)と重なりあうように配置されている
ことを特徴とする。
また、本発明の一側面の倒立顕微鏡は、前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒の右側に前記ステージを配置し、前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒を挟んで前記ステージが配置されていない前記倒立顕微鏡の左側面に前記焦準操作手段を配置することができる。
また、前記焦準操作手段は回転操作により焦準操作を行うものであり、前記焦準操作手段の回転軸(例えば、図1の回転軸C1)は、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路(例えば、図1の光軸L2)と略平行とすることができる。
また、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路と略平行である前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路に絞り(例えば、図1の開口絞り46、視野絞り47)を設けることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した倒立顕微鏡31の一実施の形態の構成例を示す図である。
図1(a)には、倒立顕微鏡31の上面図が示されており、図1(b)には、倒立顕微鏡31の正面図(図1(a)の矢印の方向から見た図)が示されている。
図1において、倒立顕微鏡31は、顕微鏡本体32、ステージ33、対物レンズ34、レボルバ35、2つのミラー36および37、鏡筒38、接眼レンズ39、対物レンズ34の光軸方向に対物レンズ34を移動させる為の粗動ハンドル40、2つの微動ハンドル41および42、ランプハウス43、ミラー44、ハーフミラー45、開口絞り46、視野絞り47、開口絞り操作部49、並びに、視野絞り操作部50から構成される。
また、倒立顕微鏡31において、倒立顕微鏡31によりサンプル51を観察する検鏡者と向かい合う面を正面、即ち、鏡筒38が保持する接眼レンズ39が向く方向の面を正面とし、正面に対して反対を向く面を背面とする。また、サンプル51が載置される側の面を上面とし、正面および背面の法線と上面の法線と直交する方向を向く面を側面とする。
顕微鏡本体32は、ミラー36,37、および44、ハーフミラー45、開口絞り46、並びに、視野絞り47を内蔵し、その上面には、ステージ33、レボルバ35、および鏡筒38が設けられている。また、顕微鏡本体32の左側面には、対物レンズ34の光軸方向に対物レンズ34を移動させる駆動部に駆動力を発生させる粗動ハンドル40および微動ハンドル41が設けられており、その右側面には、微動ハンドル42が設けられている。そして、粗動ハンドル40および微動ハンドル41と、微動ハンドル42とは、回転軸(シャフト)により連結されており、この回転軸が粗動ハンドル40並びに微動ハンドル41および42に対する操作を駆動部に伝え、駆動部を駆動させる。また、顕微鏡本体32の正面には、開口絞り操作部49、および視野絞り操作部50が設けられており、その背面には、ランプハウス43が設けられている。
ステージ33には、観察の対象となるサンプル51が載置される。また、ステージ33は、その下方からサンプル51を観察することができるように、少なくとも一部に開口部が設けられている。なお、図1(a)の上面図では、ステージ33の下方に配置されている微動ハンドル42を図示するために、その一部が欠けたステージ33が図示されている。
対物レンズ34は、ステージ33の下方に配置され、ステージ33に載置されたサンプル51からの光を集光する。また、対物レンズ34は、レボルバ35に装着されている。
レボルバ35には、対物レンズ34の他、図示しない複数の対物レンズが装着されており、レボルバ35は、所定の回転軸を中心に回転可能に構成されている。レボルバ35に装着されている複数の対物レンズは、それぞれ倍率が異なり、検鏡者は、レボルバ35を回転させることで、サンプル51を観察する際の倍率を変更し、任意の対物レンズを観察位置に位置決めする。
ミラー36は、対物レンズ34の光軸に沿った位置である、対物レンズ34の鉛直方向の下方に配置されており、対物レンズ34により集光された光を、ミラー37に向かって反射させる。
ミラー37は、鏡筒38の鉛直方向の下方に配置されており、ミラー36からの光を反射させて、鏡筒38に入射させる。
ここで、倒立顕微鏡31を正面から見たときに、鏡筒38は、顕微鏡本体32の左側に配置されており、ステージ33は、顕微鏡本体32の右側に配置されている。従って、対物レンズ34を介してミラー36に向かうサンプル51からの光は、ミラー36により、倒立顕微鏡31を正面から見たときに右側から左側に向かうように、向きが変えられる。
即ち、対物レンズ34を介してミラー36に向かうサンプル51からの光の光軸をL1とし、ミラー36からミラー37に向かう光の光軸をL2とし、ミラー37から鏡筒38に向かう光の光軸をL3とすると、光軸L1およびL3は、鉛直方向を向いており、光軸L2は、倒立顕微鏡31の左右方向を向いている。また、光軸L1乃至L3が成す平面は、倒立顕微鏡31の正面と平行な面である。
鏡筒38は、結像レンズやプリズムなどからなる光学系(図示せず)を有しており、ミラー37からの光、即ち、対物レンズ34により集光されミラー36および37により反射されるサンプル51からの光を、結像させる。
接眼レンズ39は、鏡筒38により結像された像を、検鏡者が肉眼で観察することができるように拡大する。
粗動ハンドル40、並びに、微動ハンドル41および42は、サンプルを観察する際のピントを調整するときに、検鏡者により操作される焦準用操作ハンドルであり、検鏡者の操作に応じて、対物レンズ34を対物レンズ34の光軸方向に移動させる駆動部(例えば、モータ)を駆動させ、ピントを調整する。即ち、検鏡者が、粗動ハンドル40、並びに、微動ハンドル41および42を操作すると、レボルバ35が対物レンズ34の光軸方向である鉛直方向に移動してサンプル51と対物レンズ34との距離が変わり、これにより、サンプルを観察する際のピントが調整される。
粗動ハンドル40、並びに、微動ハンドル41および42は、1軸粗微動ハンドルと呼ばれる機構を採用しており、粗動ハンドル40、並びに、微動ハンドル41および42は、同一の回転軸C1を中心に回転する。
ここで、検鏡者が接眼レンズ39を覗き込んだ姿勢で、その左手で粗動ハンドル40および微動ハンドル41を操作し、その右手で微動ハンドル42を操作することができるように、粗動ハンドル40および微動ハンドル41は、顕微鏡本体32の左側面に設けられており、微動ハンドル42は顕微鏡本体32の右側面に設けられている。
従って、粗動ハンドル40、並びに、微動ハンドル41および42の回転軸C1は、倒立顕微鏡31の左右方向を向いており、顕微鏡本体32の側面に対して垂直となる。また、上述したように、ミラー36からミラー37に向かう光の光軸L2も倒立顕微鏡31の左右方向を向いており、倒立顕微鏡31は、回転軸C1と光軸L2とが平行になるように構成されている。なお、対物レンズ34を覗き込む検鏡者の両肩が結ぶ線も、回転軸C1に対して平行になる。
さらに、図1(a)から判るように、回転軸C1は、顕微鏡本体32中、正面側に設けられ、かつ、検鏡者に近い位置に設置されている。そして、図1(b)から判るように、回転軸C1は、顕微鏡本体32の下部に配置されている。これらは、何れも、操作のし易さを考慮したものである。また、回転軸C1は、顕微鏡本体32内に配置される光学系との干渉を避けることを考慮した配置にもなっている。
ランプハウス43は、サンプル51を照射する光を発光する光源を有しており、倒立顕微鏡31の背面から正面に向かう方向に光を照射する。ランプハウス43からの光は、ミラー44により反射され、開口絞り46および視野絞り47を通過し、ハーフミラー45により反射されて、対物レンズ34を介してサンプル51に照射される。
ミラー44は、ランプハウス43が発光する光の光軸上に配置されており、ランプハウス43からの光を反射して、ハーフミラー45に向かわせる。
ハーフミラー45は、対物レンズ34の光軸方向である対物レンズ34の鉛直方向の下方であって、対物レンズ34とミラー36との間に配置されており、ミラー44により反射されるランプハウス43からの光を反射して、ステージ33上のサンプル51に向かわせる。また、ハーフミラー45は、サンプル51からの光を透過して、ミラー36に向かわせる。
ここで、ランプハウス43から照射される光の光軸は、倒立顕微鏡31を上面から見て、ステージ33よりも左側にあり、ミラー44は、ランプハウス43からの光を、倒立顕微鏡31の左側から右側に向かって反射させる。即ち、ミラー44からハーフミラー45に向かう光の光軸をL4とすると、光軸L4は、倒立顕微鏡31の左右方向を向いており、回転軸C1および光軸L2と平行になる。
開口絞り46は、光軸L4上に配置されており、サンプル51を観察する際のコントラストを調整する。
視野絞り47は、光軸L4上に配置されており、サンプル51に照射される光の範囲を規定して、サンプル51を観察する際の視野の範囲を調整する。
開口絞り操作部49は、開口絞り46から正面の方向に向かった顕微鏡本体32の正面に設けられており、サンプル51を観察する際のコントラストを調整するときに検鏡者により操作され、検鏡者の操作に応じて、開口絞り46が動作する。
視野絞り操作部50は、視野絞り47から正面の方向に向かった顕微鏡本体32の正面に設けられており、サンプル51を観察する際の視野の範囲を調整するときに検鏡者により操作され、検鏡者の操作に応じて、視野絞り47が動作する。
以上のように構成される倒立顕微鏡31では、ステージ33上のサンプル51からの光を反射するミラー36と、ミラー36からの光を反射して鏡筒38に入射させるミラー37との間の光軸L2が、倒立顕微鏡31の左右方向を向いており、倒立顕微鏡31を正面から見て、鏡筒38の右側にステージ33を配置することができる。
このように、鏡筒38の右側にステージ33を配置することにより、検鏡者とステージ33との間に、検鏡者の視線を遮るものがなく、接眼レンズ39を覗き込む検鏡者は、その視線を右側にずらすだけで、ステージ33上のサンプル51を容易に直視することができる。また、サンプル51と同様に、検鏡者は、対物レンズ34も容易に直視することができ、対物レンズ34の種類や倍率などを容易に確認することができる。
また、倒立顕微鏡31は、従来の倒立顕微鏡のように、検鏡者に、体をひねらせるような動作を強いることを回避することができるとともに、従来の倒立顕微鏡よりも、検鏡者の近くにサンプル51を配置することができるので、サンプル51の視認性をより良くすることができる。
また、倒立顕微鏡31では、ミラー44からハーフミラー45に向かうランプハウス43からの光の光軸L4が、倒立顕微鏡31の左右方向を向いており、開口絞り操作部49と、開口絞り46との間隔が短く、光軸L4上に配置されている開口絞り46と、倒立顕微鏡31の正面に設けられている開口絞り操作部49との間の、操作を伝達する機構(図示せず)を簡単な構成とすることができる。例えば、ランプハウス43からサンプル51に向かう光の光軸が、倒立顕微鏡31の左右方向を向いていない場合に、倒立顕微鏡31の正面に開口絞り操作部49を設けたとき、その光軸上の開口絞り46と開口絞り操作部49との間の間隔は長くなり、操作を伝達する機構が複雑な構成となる。
これに対し、倒立顕微鏡31では、操作を伝達する機構を簡単な構成とすることができ、これにより、倒立顕微鏡31の正面に、開口絞り操作部49を容易に設けることができる。また、開口絞り操作部49と同様に、視野絞り操作部50も、倒立顕微鏡31の正面に容易に設けることができる。
このように、倒立顕微鏡31では、開口絞り操作部49および視野絞り操作部50を、倒立顕微鏡31の正面に設けること、即ち、検鏡者の近く(手元)に設けることができるので、例えば、開口絞り操作部49および視野絞り操作部50が側面に設けられている場合に比べて、その操作性および視認性を向上させることができる。
なお、ミラー44からハーフミラー45に向かうランプハウス43からの光の光軸L4上には、開口絞り46および視野絞り47の他、例えば、偏光観察を行うためのポラライザ、アナライザ、または、照明光を減光したり色温度を変更したりするための各種フィルタなどを設けることができ、それらのフィルタなどは、倒立顕微鏡31の正面から着脱可能とすることができる。
また、ミラー36からミラー37に向かう光の光軸をL2上に、サンプル51の一次結像面を配置し、顕微鏡像にスケールなどを写し込めるようにしてもよい。この場合、顕微鏡像に写し込む各種マスク類は着脱可能とされており、それらの各種マスク類の着脱を操作する操作部も、倒立顕微鏡31の正面に設けることができるので、検鏡者は、その操作を容易に行うことができる。
なお、上述したように、回転軸C1、光軸L2、および光軸L4は、それぞれ平行となるように倒立顕微鏡31は構成されているが、これらは厳密に平行である必要はなく、視認性や操作性に影響を与えない程度の範囲(例えば、互いに平行から10度程度の範囲)内で、ほぼ平行であればよい。同様に、回転軸C1、光軸L2、および光軸L4は、倒立顕微鏡31の側面に対して、ほぼ垂直であればよい。
また、本実施の形態では、接眼レンズに向かって右側にステージ33が配置されているが、各光学系を左側に配置するようにすれば、ステージ33は、左側にあってもよい。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した倒立顕微鏡31の一実施の形態の構成例を示す上面図および正面図である。
符号の説明
31 倒立顕微鏡, 32 顕微鏡本体, 33 ステージ, 34 対物レンズ, 35 レボルバ, 36および37 ミラー, 38 鏡筒, 39 接眼レンズ, 40 粗動ハンドル, 41および42 微動ハンドル, 43 ランプハウス, 44 ミラー, 45 ハーフミラー, 46 開口絞り, 47 視野絞り, 49 開口絞り操作部, 50 視野絞り操作部, 51 サンプル

Claims (4)

  1. 観察する試料を載置するステージと、前記ステージ上に配置された試料に光を照射する照明手段と、前記ステージの下方に設けられた対物レンズと、前記観察試料からの光を集光し、接眼光学系に導く結像手段と、接眼レンズを含む接眼光学系を備えた接眼鏡筒と、焦準操作手段とを有する倒立顕微鏡において、
    前記対物レンズからの光を反射する第1の反射手段と、前記第1の反射手段で反射した光を前記接眼光学系に向けて反射する第2の反射手段とを備え、
    前記接眼レンズの接眼位置に向かう方向を前記倒立顕微鏡の正面としたとき、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路は、前記倒立顕微鏡を正面から見て左右方向にあり、
    前記照明手段は、顕微鏡本体の背面に設けられた照明用光源から前記正面の方向に向かう光路と、前記左右方向に向かう光路と、を有し、
    前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒の右側または左側の一方に前記ステージを配置し、他方に前記焦準操作手段を配置し、
    前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路と、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路とが略平行であり、かつ前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路は、前記対物レンズの光軸と直交する上面側から見たときに前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路の少なくとも一部と重なりあうように配置されている
    ことを特徴とする倒立顕微鏡。
  2. 前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路と略平行である前記照明手段から照射される光の光路の一部であり前記左右方向に向かう光路に絞りを設ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の倒立顕微鏡。
  3. 前記倒立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒の右側に前記ステージを配置し、前記倒
    立顕微鏡を正面から見て、前記接眼鏡筒を挟んで前記ステージが配置されていない前記倒
    立顕微鏡の左側面に前記焦準操作手段を配置した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の倒立顕微鏡。
  4. 前記焦準操作手段は回転操作により焦準操作を行うものであり、前記焦準操作手段の回
    転軸は、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段とを結ぶ光路と略平行である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の倒立顕微鏡。
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