JP2009282055A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検鏡者の疲労を少なくする。
【解決手段】顕微鏡システム11は、対物レンズ23を介してステージ16に載置されているサンプル12の観察像を取得し、その観察像を結像する鏡筒17が保持する接眼レンズ27を介して観察像を拡大して観察する倒立顕微鏡13と、倒立顕微鏡13において観察される観察像を撮像する撮像装置14と、撮像装置14により撮像された観察像を表示するディスプレイ部15とを備えて構成される。そして、顕微鏡システム11では、ディスプレイ部15が、ステージ16よりも後方で、倒立顕微鏡13を上方から見て、その占有範囲内となるように配設されている。本発明は、例えば、顕微鏡システムに適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、検鏡者の疲労を少なくすることができるようにした顕微鏡システムに関する。
一般的に、試料を拡大して観察する顕微鏡、顕微鏡を介して試料の観察像を撮像する撮像装置、および、その観察像を表示するモニタを備えて構成される顕微鏡システムがある。
このような顕微鏡システムでは、顕微鏡の接眼レンズを介して目視で観察像を観察する目視観察と、モニタに表示されている観察像を観察する、いわゆるモニタ観察とを行うことができる。
例えば、特許文献1には、顕微鏡の接眼レンズ付近にモニタが接続されている顕微鏡システムが開示されている。このように、接眼レンズ付近にモニタを配置することで、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合でも、視線の移動は少なくなる。
特開2007−256810号公報
ところで、従来の顕微鏡システムでは、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合、検鏡者の疲労が大きいという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、検鏡者の疲労を少なくすることができるようにするものである。
本発明の顕微鏡システムは、ステージと、対物レンズと、前記ステージに載置されている試料の観察像を、前記対物レンズを介して取得し、前記観察像を結像する鏡筒が保持する接眼レンズとを有し、前記接眼レンズを介して、前記観察像を拡大して観察する顕微鏡と、前記観察像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された観察像を表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、前記ステージの後方に配設されることを特徴とする。
本発明の顕微鏡システムにおいては、ステージと、対物レンズと、ステージに載置されている試料の観察像を、対物レンズを介して取得し、観察像を結像する鏡筒が保持する接眼レンズとを有する顕微鏡により、接眼レンズを介して、観察像を結像する鏡筒が保持する接眼レンズを介して、観察像が拡大されて観察され、撮像手段により、その観察像が撮像され、表示手段に表示される。そして、表示手段が、ステージの後方に配設される。
本発明の顕微鏡システムによれば、検鏡者の疲労を少なくすることができる。
まず、顕微鏡システムを用いて目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合について説明する。例えば、従来の顕微鏡システム(特許文献1に開示されている顕微鏡システム)では、接眼レンズを覗いていた検鏡者が視線をずらして、接眼レンズ付近に配置されているモニタを見るとき、モニタは検鏡者の眼から100mm程度の位置にあると考えられる。
一般的に、顕微鏡は、明視の距離である250mmの位置で観察像が観察されるように設計されており、接眼レンズを覗いていた検鏡者が視線をずらして、100mm程度の位置にあるモニタを見るときには、眼のピントを調整しなければならない。具体的には、250mmの位置の観察像と、100mmの位置のモニタとの観察においてピントを調整する場合には、6dpt(即ち、(1/0.1m)−(1/0.25m)=6dpt)もの視度調整を行う必要がある。例えば、一般的に、人間の眼は∞〜150mm程度までを良好に見ることができると言われており、100mm程度の距離にあるモニタも良好に見ることができるが、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合、視度調整を何度も行うことになり、長時間の観察における検鏡者の疲労は大きなものとなる。
また、一般的に人間は、全画角46度程度の角度を同時に見渡せるとされており、これは標準レンズである50mmのカメラレンズと35mmフィルムの組み合わせでもある。以上の条件を基に前述のモニタ配置を考えてみると、例えば、8インチモニタを考えた場合、モニタの横幅は約170mmとなる。これを100mm程度の距離から見るとすると、半画角ω=40.4となり、画面の右端から左端まで見渡すのに80度もの角度分、目を動かさなければならず、かつ、モニタから離れなければ画角の全体像が見えず、検鏡者の疲労は大きい(計算に簡単のためモニタの中心軸上にアイポイントを置いた場合とした)。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した顕微鏡システムの一実施の形態の構成例を示す図である。
図1Aには、顕微鏡システム11の正面図が示されており、図1Bには、顕微鏡システム11の上面図が示されており、図1Cには、顕微鏡システム11の左側面図が示されている。
図1において、顕微鏡システム11は、サンプル12を拡大して観察する倒立顕微鏡13、サンプル12の観察像を撮像する撮像装置14、および、撮像装置14により撮像された観察像を表示するディスプレイ部15を備えて構成される。
倒立顕微鏡13では、その正面側から見て、即ち、顕微鏡システム11を使用してサンプル12を観察する検鏡者から見て、サンプル12が載置されるステージ16が右側に配置され、サンプル12の観察像を結像する鏡筒17が左側に配置され、光学系を収納する顕微鏡本体18の上面に、ステージ16および鏡筒17が設けられている。
撮像装置14は、鏡筒17の上端に設けられているカメラポート19に装着可能とされており、鏡筒17で結像される観察像を撮像する。
ディスプレイ部15は、信号ケーブル20を介して撮像装置14に接続されており、倒立顕微鏡13のステージ16の後方(奥側)に配設されるとともに、倒立顕微鏡13の正面から見て、鏡筒17におけるアイポイントと同程度の高さに配設される。また、ディスプレイ部15は、アーム部(固定手段または装着手段)21により、顕微鏡本体18に固定されている。
図1に示すように、アーム部21は、例えば、板状の部材であり、ディスプレイ部15が動かないように、ディスプレイ部15の背面と顕微鏡本体18の背面とに、例えば、ボルトなどにより固定される。なお、アーム部21は、例えば、ディスプレイ部15の位置を縦方向または横方向に自在に移動することができる可動機構を有していてもよく、検鏡者の好みに応じた方向にディスプレイ部15を向けることができるように構成することもできる。
また、ディスプレイ部15は、信号ケーブル20を介して撮像装置14から伝送される観察像を表示したり、検鏡者が撮像装置14を操作するためのGUIを表示したりする。例えば、ディスプレイ部15は、タッチパネルとしての機能を有しており、検鏡者がディスプレイ部15に表示されるGUIをタッチすると、信号ケーブル20を介して、検鏡者の操作に応じた操作信号を撮像装置14に送信する。これにより、撮像装置14は、その操作信号に応じて設定される撮像条件で観察像を撮像する。
ステージ16は、いわゆる3枚板ステージとして構成されており、図1Bの左右方向にサンプル12を移動可能とするように構成されており、その下方からサンプル12を観察することができるように、少なくとも一部に開口部が設けられている。
ステージ16の下側には、サンプル12からの光を集光する対物レンズ23を装着したレボルバ24が配設されている。レボルバ24には、対物レンズ23の他、複数の対物レンズ(図示せず)を装着することができ、所定の回転軸を中心に回転可能に構成されている。レボルバ24に装着されている複数の対物レンズは、例えば、それぞれ倍率が異なり、検鏡者は、レボルバ24を回転させて、任意の対物レンズを、サンプル12を観察するための鉛直方向に向かう光軸上の観察位置に位置決めすることで、サンプル12を観察する際の倍率を変更することができる。また、レボルバ24は、対物レンズの光軸方向に上下動することが可能であり、これによりサンプル12への焦準が行われる。
また、例えば、サンプル12の観察に用いられている対物レンズ23を特定する情報を、ディスプレイ部15に表示させることができる。即ち、レボルバ24には、複数の対物レンズを装着するための装着部のそれぞれを識別するための番地(識別番号)が設定されており、レボルバ24を回転させて観察位置に位置決めされている番地を、図示しないケーブルを介してディスプレイ部15に送信し、表示させることができる。また、それぞれの装着部に装着される対物レンズの種類(倍率など)を倒立顕微鏡13が認識することができれば、対物レンズの種類をディスプレイ部15に表示させてもよい。また、ランプハウス29が有するランプに供給される電圧(照明の強度)などもディスプレイ部15に表示させることができる。このような情報をディスプレイ部15に表示させることで、検鏡者は、モニタ観察においてディスプレイ部15を見るだけで、観察条件を容易に把握することができる。
顕微鏡本体18には、ミラー25および26が内蔵され、ミラー25は、対物レンズ23の光軸上の鉛直方向の下方に配置されており、対物レンズ23により集光された光を、鏡筒17の鉛直方向の下方に配置されているミラー26に向かって反射する。ミラー26は、ミラー25により反射されたサンプル12からの光を、鏡筒17に向かって反射する。
上述したように、倒立顕微鏡13を正面側から見たときに、倒立顕微鏡13の左側に鏡筒17が配置され、倒立顕微鏡13の右側にステージ16が配置されているので、対物レンズ23を介してミラー25に向かうサンプル12からの光は、ミラー25により、倒立顕微鏡13を正面側から見て右側から左側に向かうように、向きが変えられる。即ち、対物レンズ23を介してミラー25に向かうサンプル12からの光の光軸をL1とし、ミラー25からミラー26に向かう光の光軸をL2とし、ミラー26から鏡筒17に向かう光の光軸をL3とすると、平行な光軸L1およびL3は鉛直方向を向いており、光軸L1とL3とに直交な関係にある光軸L2は左右方向を向いている。また、光軸L1乃至L3が成す平面は、顕微鏡本体18の正面と平行な面である。
鏡筒17は、結像レンズやプリズムなどからなる光学系(図示せず)を有しており、ミラー26からの光、即ち、対物レンズ23により集光され、ミラー25および26により反射されるサンプル12からの光を結像させる。また、鏡筒17は、使用する際の顕微鏡本体18に対する検鏡者の位置側である倒立顕微鏡13の正面側を向くように、接眼レンズ27を保持しており、接眼レンズ27は、鏡筒17において結像された観察像を、検鏡者が肉眼で観察することができるように拡大する。
また、鏡筒17内の光軸L3上には、ハーフミラー28が設けられており、サンプル12からの光の一部を、接眼レンズ27に向かって反射するとともに、その光の一部をカメラポート19に向かって透過させる。これにより、撮像装置14が、観察像を撮像するのと並行して、検鏡者が、接眼レンズ27を介しての目視観察を行うことができる。なお、例えば、ハーフミラー28に替えて、光を全反射するミラーを、鏡筒17内に着脱可能に取り付けてもよい。この場合、光軸L3上にミラーを配置すること、または、光軸L3上から取り外すことにより、目視観察とモニタ観察とを切り替えることができる。
ランプハウス29は、顕微鏡本体18の背面に設けられており、サンプル12を照明するための光源、例えば、ハロゲンランプやLEDを収納している。ランプハウス29からの光は、顕微鏡本体18の背面から正面に向かって照射され、その光軸L4上にあるミラー30により、光軸L1上に配置されているハーフミラー31に向かって反射される。ハーフミラー31は、光軸L1上の対物レンズ23とミラー25との間に配置されており、ミラー30により反射されたランプハウス29からの光を、鉛直方向の上方に向かって反射し、その光が、対物レンズ23を介してサンプル12に照射される。
ミラー30からハーフミラー31に向かう光軸L5上には、開口絞り32および視野絞り33が配置されている。また、開口絞り32を操作するための開口絞り操作部34、および視野絞り33を操作するための視野絞り操作部35が、顕微鏡本体18の正面側(前面)に設けられている。開口絞り32は、検鏡者による開口絞り操作部34の操作に応じて、サンプル12を観察する際のコントラストを調整する。視野絞り33は、検鏡者による視野絞り操作部35の操作に応じて、サンプル12に照射される光の範囲を規定して、サンプル12を観察する際の視野の範囲を調整する。
この様に光軸L5が、顕微鏡本体18の正面側(検鏡者側)に左右に延びる光路を形成することで、この光路に各絞りを配置でき、絞りの操作性を向上できるようになっている。
顕微鏡本体18の左側面には、粗動ハンドル36および微動ハンドル37が設けられており、その右側面には、微動ハンドル38が設けられている。粗動ハンドル36および微動ハンドル37と、微動ハンドル38とは、対物レンズ23の光軸方向に、対物レンズ23を移動させるための操作部であり、検鏡者は、左手で粗動ハンドル36および微動ハンドル37を操作したり、右手で微動ハンドル38を操作したりすることで、図示しないラックアンドピニオン部を介して、対物レンズ23を光軸方向に上下動させてサンプル12を観察する際のピントを調整する。
また、粗動ハンドル36および微動ハンドル37と、微動ハンドル38とは、1軸粗微動ハンドルと呼ばれる機構を採用しており、光軸L2と平行な回転軸を中心に回転するシャフト(図示せず)により連結されており、このシャフトが、粗動ハンドル36並びに微動ハンドル37および38に対する操作を駆動部(図示しないラックアンドピニオン部)に伝えることで、対物レンズ23が上下に駆動する。
ここで、図1Bにおいて、点Oは、鏡筒17のアイポイントであり、顕微鏡システム11では、点Oからステージ16の後方に配置されているディスプレイ部15までの距離が、250mmから1000mmまでの範囲、好ましくは、250mmから500mmまでの範囲となるように構成される。
即ち、倒立顕微鏡13の明視の距離である250mm程度の位置にディスプレイ部15が配置されることで、検鏡者は、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合でも、眼のピントの調整が不要である。また、1000mm程度の位置にディスプレイ部15が配置されている場合には、目視観察とモニタ観察とを繰り返すとき、3dpt(即ち、(1/0.25m)−(1/1m)=3dpt)程度のピントの調整でよい。この範囲であれば、ディスプレイ部15を見る際、検鏡者が疲労を感じることはなく、ディスプレイ部15に表示される情報や画像を見ることができる。
例えば、8インチのモニタを設置した場合を考えると、250mmの距離から覗いたとき、半画角ω=18.8となり、モニタ画面の右端から左端を見渡すのに38度程度の目の動きでよい。このモニタの大きさであれば、検鏡者は、全画面を一度に見渡すことができる。
また、500mm程度の位置にディスプレイ部15が配置されている場合には、目視観察とモニタ観察とを繰り返すとき、2dpt(即ち、(1/0.25m)−(1/1m)=3dpt)程度のピントの調整でよいとともに、例えば、顕微鏡システム11を載置する机上に収まる寸法として現実的な距離である。なお、ディスプレイ部15が、顕微鏡システム11を上方から見て、倒立顕微鏡13の占有範囲内に配置されるようにすることで、顕微鏡システム11の設置面積が広くなることもない。
従って、特許文献1に示されているような顕微鏡の接眼レンズ付近にモニタが接続されている顕微鏡システムにおいて、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合よりも、顕微鏡システム11では、眼のピントの調整を少なくすることができ、検鏡者の疲労を少なくすることができる。
また、図1に示すように、鏡筒17のアイポイントである点Oを中心として角度αの範囲に、ディスプレイ部15が配置されている。この角度αは、60度程度が好ましい。これは、検鏡者が接眼レンズ27をのぞき、次の動作としてディスプレイ部15を見る際、検鏡者の眼の動く範囲または顔を動かす範囲として疲労感の少ない無理のない動きができる範囲である。
なお、ディスプレイ部15が、検鏡者の正面や、検鏡者から見て鏡筒17よりも左側に配設されていてもよいが、ディスプレイ部15がステージ16の後方である場合には、ステージ16に載置されているサンプル12や、その下方の対物レンズ23など、観察時に確認するものと、ディスプレイ部15とが、検鏡者から見て同じ方向に配置されるので、顕微鏡システム11の操作性が良くなる。
なお、図1の顕微鏡システム11では、倒立顕微鏡13は、正面から見て、ステージ16が右側に配置され、鏡筒17が左側に配置され、ステージ16の後方にディスプレイ部15が配置されて構成されているが、ステージ16と鏡筒17の配置の関係はこれに限られるものではなく、例えば、ステージ16が左側に配置され、鏡筒17が右側に配置されて構成されもよい。また、鏡筒17がステージ16の手前側に配置(即ち、鏡筒17の奥側にステージ16が配置)されるように構成されもよい。
即ち、図2は、本発明を適用した顕微鏡システムの他の実施の形態の構成例を示す図である。
図2Aおよび図2Cには、顕微鏡システム51の右側面図が示されており、図2Bには、図2Aに示されている顕微鏡システム51の上面図が示されており、図2Dには、図2Cに示されている顕微鏡システム51の上面図が示されている。
なお、図2において、顕微鏡システム51は、図1の顕微鏡システム11と同様に構成されており、顕微鏡システム11と共通する構成要件には、同一の符号が付されており、その説明は、適宜省略する。但し、顕微鏡システム51においては、倒立顕微鏡13’の構成が、顕微鏡システム11の倒立顕微鏡13と異なっている。また、図2では、撮像装置および信号ケーブルの図示が省略されている。
倒立顕微鏡13’は、一般的な倒立顕微鏡であり、その正面(検鏡者側)から見て、サンプル12が載置されるステージ16が奥側に配置され、サンプル12の観察像を結像する鏡筒17が手前側に配置されている。
また、図2Aおよび図2Bに示されている顕微鏡システム51と、図2Cおよび図2Dに示されている顕微鏡システム51とでは、ディスプレイ部15の配置が異なっており、その他の構成は同一である。
図2Aおよび図2Bに示されている顕微鏡システム51では、顕微鏡システム51を使用する検鏡者からみて正面のステージ16の後方にディスプレイ部15が配置され、例えば、倒立顕微鏡13’の上方から見て、鏡筒17とサンプル12とを通る直線上にディスプレイ部15の略中央が位置するようにディスプレイ部15が配置されている。また、図2Cおよび図2Dに示されている顕微鏡システム51では、顕微鏡システム51を使用する検鏡者からみて正面よりも右側のステージ16の後方にディスプレイ部15が配置されている。
このように、鏡筒17の奥側にステージ16が配設されている倒立顕微鏡13’を有して構成される顕微鏡システム51においても、図1の顕微鏡システム11と同様に、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合でも、検鏡者の疲労を抑制することができる。
なお、顕微鏡システム11および51では、倒立顕微鏡によりシステムが構成されているが、倒立顕微鏡以外の顕微鏡により顕微鏡システムを構成することができる。
即ち、図3は、本発明を適用した顕微鏡システムのさらに他の実施の形態の構成例を示す図である。
図3に示されている顕微鏡システム61は、正立顕微鏡62を有して構成されている。
図3Aおよび図3Cには、顕微鏡システム61の右側面図が示されており、図3Bには、図3Aに示されている顕微鏡システム61の上面図が示されており、図3Dには、図3Cに示されている顕微鏡システム61の上面図が示されている。図3において、図1の顕微鏡システム11と共通する構成要件には、同一の符号が付されており、その説明は、適宜省略する。また、図3では、撮像装置および信号ケーブルの図示が省略されている。
正立顕微鏡62では、サンプル12が載置されるステージ16の上方に対物レンズ23が配置され、その上側に鏡筒17が配置されており、サンプル12を上側から観察する。
図3Aおよび図3Bに示されている顕微鏡システム61では、顕微鏡システム61を使用する検鏡者からみて正面にディスプレイ部15が配置されている。また、図3Cおよび図3Dに示されている顕微鏡システム61では、顕微鏡システム61を使用する検鏡者からみて正面よりも右側にディスプレイ部15が配置されている。
このように、正立顕微鏡62を有して構成される顕微鏡システム51においても、図1の顕微鏡システム11と同様に、目視観察とモニタ観察とを繰り返す場合でも、検鏡者の疲労を抑制することができる。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した顕微鏡システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 本発明を適用した顕微鏡システムの他の実施の形態の構成例を示す図である。 本発明を適用した顕微鏡システムさらに他の実施の形態の構成例を示す図である。
符号の説明
11 顕微鏡システム, 12 サンプル, 13 倒立顕微鏡, 14 撮像装置, 15 ディスプレイ部, 16 ステージ, 17 鏡筒, 18 顕微鏡本体, 19 カメラポート, 20 信号ケーブル, 21 アーム部, 23 対物レンズ, 24 レボルバ, 25 ミラー, 26 ミラー, 27 接眼レンズ, 28 ハーフミラー, 29 ランプハウス, 30 ミラー, 31 ハーフミラー, 32 開口絞り, 33 視野絞り, 34 開口絞り操作部, 35 視野絞り操作部, 36 粗動ハンドル, 37 微動ハンドル, 38 微動ハンドル

Claims (7)

  1. ステージと、対物レンズと、前記ステージに載置されている試料の観察像を、前記対物レンズを介して取得し、前記観察像を結像する鏡筒が保持する接眼レンズとを有し、前記接眼レンズを介して、前記観察像を拡大して観察する顕微鏡と、
    前記観察像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された観察像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記ステージの後方に配設される
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記表示手段は、前記ステージよりも後方であって、前記顕微鏡を上方から見て前記顕微鏡の左右の占有範囲内に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記表示手段は、前記鏡筒のアイポイントを基準として、略250mmから1000mmまでの範囲に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記表示手段は、前記顕微鏡を上方から見て、前記鏡筒のアイポイントを中心とした60度の範囲内に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記表示手段の向きが前記顕微鏡に対して可変となるように前記表示手段を前記顕微鏡に装着する可変装着手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記顕微鏡は、前記顕微鏡を正面側からみて、一方の側面側に前記ステージが配設されるとともに、他方の側面側に前記鏡筒が配設されて構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記顕微鏡は、複数の対物レンズを有し、
    前記表示手段には、複数の対物レンズのうちの、前記試料の観察に用いられている対物レンズを特定する情報がさらに表示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
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