JP5342942B2 - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents
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しかし、眼科医療の現場では、蛍光観察と他の観察との切り替えが頻繁に行われており、観察者は、バリアフィルタの着脱作業に煩わしさを感じる場合があった。また、バリアフィルタは、着脱時にゴミが付着したり傷をつけてしまう等、汚損してしまう場合があった。
第2の発明は、第1の発明の細隙灯顕微鏡において、前記拡大部(20)は、内斜系実体の左右一対の光学系を有し、前記バリアフィルタ(33a)は、前記拡大部の前記左右一対の光学系にそれぞれ設けられた板状の部材であり、その各表面が前記各光学系の光軸(O1,O2)に直交するように配置され、前記フィルタ移動部(34)の前記バリアフィルタの移動方向が鉛直方向(Z)であること、を特徴とする細隙灯顕微鏡である。
第3の発明は、第1又は第2の発明の細隙灯顕微鏡において、前記バリアフィルタ(33a)と一体で移動し、前記バリアフィルタが前記退避位置にある状態で前記観察光路内に配置され、前記バリアフィルタが前記退避位置にある状態の観察光路長と、前記バリアフィルタが前記観察位置にある状態の観察光路長とが等しくなるように補正する光路長補正部材(33b)を備えること、を特徴とする細隙灯顕微鏡である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の細隙灯顕微鏡において、前記拡大部(20)は、変倍光学系を有し、前記ケース部(31)内に観察方向に平行に延在するように配置され、前記変倍光学系の倍率を変更する駆動力を伝達する駆動力伝達部(25)と、前記バリアフィルタ(33a)を移動可能に保持し、前記移動をする過程で前記駆動力伝達部との干渉を防止する切り欠き(33e)を有するバリアフィルタ保持枠(33c)とを備えること、を特徴とする細隙灯顕微鏡である。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の細隙灯顕微鏡において、撮像部(40)と、前記ケース部(31)に収容され、前記拡大部(20)の観察光の少なくとも一部を前記撮像部の方向に屈曲させる屈曲位置と、前記拡大部からの観察光を前記双眼観察部(41)へと透過させる透過位置との間で移動可能に設けられ、その移動方向が前記バリアフィルタ(33a)の移動方向と同じ鉛直方向Zである屈曲部(36a)とを備え、前記バリアフィルタは、前記拡大部と前記屈曲部との間に設けられた間隙に配置されていること、を特徴とする細隙灯顕微鏡である。
第6の発明は、第5の発明の細隙灯顕微鏡において、前記屈曲部(36a)を移動するために操作する屈曲操作部(36h)と、前記ケース部(31)に収容され、前記屈曲操作部の操作に応じて、前記屈曲部を前記屈曲位置と前記透過位置との間で移動をする屈曲部移動部(36g)とを備え、前記フィルタ移動部(34)及び前記屈曲部移動部は、前記ケース部の左右方向(X)の両端部であって左右対称の範囲に収容され、前記フィルタ操作部(35)及び前記屈曲操作部は、前記ケース部の左右方向の側面のうち前記フィルタ移動部及び前記屈曲部移動部に対応する側であって、左右対称の範囲に配置されていること、を特徴とする細隙灯顕微鏡である。
(1)本発明は、バリアフィルタをケース部に収容し、バリアフィルタをケース部に収容した状態で移動できるのでバリアフィルタを汚損することがない。また、フィルタ操作部の操作に応じて、バリアフィルタを観察位置と退避位置との間で移動するので、通常の観察と蛍光観察との切り替えを容易に行うことができる。さらに、アタッチメント等を着脱する必要がないので、通常の観察及び蛍光観察を連続して行うことができ、被検者に色々な検査をしていると思わせたりすることがないので、被検者を不安にさせることがない。
(2)本発明は、拡大部が内斜系実体の光学系であり、バリアフィルタの移動方向が鉛直方向つまり左右の光学系にともに直交する方向であるので、拡大部が内斜系実体の光学系であっても、バリアフィルタを観察位置と退避位置との間で移動することができる。
(4)本発明は、バリアフィルタ保持枠が変倍光学系の駆動力伝達部との干渉を防止する切り欠きを有するので、操作部をバリアフィルタよりも観察方向後側に配置して、バリアフィルタよりも観察方向後側から変倍光学系に駆動力を伝達することができる。これにより、観察者は、バリアフィルタよりも観察方向前側に手を伸ばさなくても、変倍操作をすることができる。このように、本発明は、バリアフィルタを設けた場合であっても、変倍操作を容易に行うことができる。
(6)本発明は、フィルタ移動部及び屈曲部移動部をケース内に左右対称に配置することにより、各移動部をバランスよく配置できるので、この装置の重さの左右バランスをよくすることができ、またケース部が大型になることがない。さらに、フィルタ操作部及び屈曲操作部は、左右方向の側面の左右対称の範囲に配置されているので、観察者は、これらの位置を感覚的に把握しやすく、操作性を向上することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の細隙灯顕微鏡(眼医療用スリットランプ)1の側面図である。
なお、以下の細隙灯顕微鏡1の説明及び図面において、図1の紙面に直交する方向を左右方向X、図1の左右方向を観察方向Y、図1の上下方向を鉛直方向Zとして説明する。
細隙灯顕微鏡1は、基台4と、被検眼固定部5と、滑動台6と、支持アーム7と、照明部8と、本体部10とを備えている。
基台4は、細隙灯顕微鏡1のベースとなる部材である。
被検眼固定部5は、被検者2の顔を固定するための部分であり、被検者2の顎受け5aと、額当て5b等とを備えている。
滑動台6は、基台4に対して左右方向Xに移動可能に設けられている。
支持アーム7は、照明部8及び本体部10を支持するアーム部材である。支持アーム7は、滑動台6に設けられている。支持アーム7は、照明部8及び本体部10を、被検眼2aをほぼ中心として鉛直方向Zの軸Z3回りに回転可能に支持する。
照明部8は、照明光を被検眼2aに照射する装置である。
図2は、本実施形態の本体部10の右側光学系の光軸断面を示す側面図である。
図3は、本実施形態の本体部10の断面を含む上面図である。
図4は、本実施形態の本体部10の一部の分解斜視図である。
図5は、本実施形態の右側面及び左側面を表す斜視図である。
本体部10は、対物顕微鏡部20(拡大部)と、中間部30と、撮像部40と、双眼部41(双眼観察部)とを備えている。
図3に示すように、この光学系は、左右一対の光学系によって構成される内斜系実体の光学系である。左側光学系の光軸O1と右側光学系の光軸O2がなす角θ1は、被検眼2aと観察部41aとの距離等によって定められており、例えば12度程度である(図3参照)。
なお、右側光学系と、左側光学系とは、ビームスプリッタ部36(後述する)の構成や、撮像部40の有無等が相違し、その他の部分は、ほぼ左右対称の光学系である。以下、右側光学系について、主に説明する。
対物部ケース部21は、対物顕微鏡部20の筐体である。
対物部シャーシ22は、対物顕微鏡部20の基礎となるシャーシ部材である。
変倍軸25は、第2群23bを移動して、変倍光学系の倍率を変更する駆動力を伝達するための軸体である。変倍軸25は、対物顕微鏡部20の対物部ケース部21及び中間部30の中間部ケース部31(後述する)内に、観察方向Yに平行に延在するように配置されている。変倍軸25は、観察方向Yの軸回りに回転可能に保持されている。変倍軸25は、第2群レンズ枠26に噛み合うねじ部が、外周に設けられている。変倍軸25は、回転されることにより、送りねじのようにして、第2群23b及び第2群レンズ枠26を移動する。なお、変倍軸25は、左右の光学系の第2群を一体で移動する。
図2〜図4に示すように、中間部30は、中間部ケース部31と、中間部シャーシ32と、バリアフィルタ部33と、ビームスプリッタ部36と、変倍軸回転部39と、変倍操作部39dとを備えている。
図2に示すように、中間部ケース部31は、中間部30の筐体である。
中間部シャーシ32は、中間部30の基礎となるシャーシ部材である。
図2に示すように、バリアフィルタ33aは、被検眼2aを蛍光観察する場合に用いられる蛍光観察用のフィルタである。バリアフィルタ33aは、第3群23cの後端のレンズから、ビームスプリッタ部36との間に設けられている。バリアフィルタ33aは、対物顕微鏡部20の左右一対の光学系にそれぞれ設けられている(図4参照)。
バリアフィルタ33aは、蛍光観察時には、観察光路内の観察位置に配置される。一方、バリアフィルタ33aは、通常の可視光等の観察時には、観察光の光軸O1,O2とはそれぞれ直交する方向(つまり下側Z1)に移動して、観察光路から退避した退避位置に配置される。バリアフィルタ33aは、これら観察位置と退避位置との間で移動可能に設けられている。バリアフィルタ33aは、観察位置において、その各表面が各光学系の光軸O1,O2に直交するように配置される。
フィルタ保持枠33cは、バリアフィルタ33a及び光路長補正フィルタ33bを、取り付け板33dで挟みこむようにして保持する。フィルタ保持枠33cは、移動する過程で変倍軸25との干渉を防止する切り欠き33eを有する。つまり、この切り欠き33eは、フィルタ保持枠33cが移動範囲の最下端に移動した場合に、変倍軸25を逃げるようになっている。
フィルタ移動部34は、アーム部34aを備えている。
アーム部34aは、左右方向Xの回転軸34c回りに回転可能に支持されている。アーム部34aは、一端にフィルタ保持枠33cの突起33gに係合する切り欠き34bを有しており、他の一端にフィルタ操作ノブ35が設けられている。
フィルタ操作ノブ35は、観察者3がフィルタ保持枠33cを鉛直方向Zに移動するために操作する操作部材である。フィルタ操作ノブ35は、中心軸がアーム部34aの回転軸34cと同軸になるように配置されている。フィルタ操作ノブ35は、回転操作されることによって、アーム部34aを回転軸34c回りに回転する。
図2に示すように、ビームスプリッタ36aは、右側光学系の光路上に配置される。ビームスプリッタ36aは、鉛直方向Zに移動可能に中間部ケース部31内に収容される。ビームスプリッタ36aは、鉛直方向Zに細長い四角柱状の部材である。ビームスプリッタ36aは、1つの側面が観察光の光軸O2に直行するように配置される。
ビームスプリッタ36aは、上側Z2の透明部36bが観察光を透過させ、一方、下側Z1のスプリッタ部36cが対物顕微鏡部20からの光線を分割するようになっている。ビームスプリッタ36aは、下側Z1に透過位置に配置された状態(図2に実線で示す状態)で、透明部36bが観察光路内に配置され、観察光の全てを双眼部41の方向に導く。一方、ビームスプリッタ36aは、上側Z2の屈曲位置に配置された状態(図2に点線で示す状態)で、スプリッタ部36cが観察光を分割して、一部の観察光を撮像部40の方向に屈曲させ、他の観察光を双眼部41の方向に導く。
ガイド軸36fは、ガイド軸33fと同様な部材であり、スプリッタ保持枠36eを鉛直方向Zに移動可能に支持しガイドする。
スプリッタ移動部36gは、フィルタ移動部34と同様な構成によって、スプリッタ保持枠36eを鉛直方向Zに移動するための移動機構である(詳細な説明は、省略する)。スプリッタ移動部36gは、中間部ケース部31の左側X1の範囲に収容される。
これによって、本体部10は、同様な構造であるフィルタ移動部34及びスプリッタ移動部36gを、ケース内にバランスよく配置できる。このため、本体部10は、片側だけ大きくなったりすることがなく、また、左右方向Xの重量バランスをよくすることができるので、支持アーム7(図1参照)に無理な力が加わったりすることを防止することができる。
つまり、フィルタ操作ノブ35及びスプリッタ操作ノブ36hは、中間部ケース部31の左右方向Xの側面に、左右対称に配置されている。これによって、観察者3は、これらの位置を感覚的に把握しやすく、操作性を向上することができる。
軸体39aは、軸方向が左右方向Xになるように配置されており、中心軸回りに回転可能に中間部ケース部31に収容されている。軸体39aは、ウォーム39bが設けられている。
ホイール39cは、変倍軸25に設けられており、軸体39aのホイール39cに噛み合っている。
変倍操作部39dは、軸体39aの両端にそれぞれ設けられており、観察者3に回転操作されることにより軸体39aを回転する。これによって、軸体39aの回転力が変倍軸25に伝達されて変倍軸25が回転し、変倍光学系の倍率が変更される。
図5に示すように、変倍操作部39dは、中間部ケース部31の左右方向Xの側面の下側Z1の範囲に、それぞれ設けられている。
図6(a)は、フィルタ保持枠33cが上側Z2に配置され、バリアフィルタ33aが観察位置に配置された状態、つまり蛍光観察時の状態である。この状態から観察者3がフィルタ操作ノブ35を右回りに回転すると、アーム部34aは、右回りに回転しフィルタ保持枠33cの突起33gを下側に押し下げ、フィルタ保持枠33cが下側Z1に移動する。
図6(b)に示すように、フィルタ保持枠33cが下側Z1に移動すると、バリアフィルタ33aが退避位置に移動し、光路長補正フィルタ33bが観察光路上に配置される。フィルタ保持枠33cは、ストッパ(図示せず)によって、下側Z1に移動しないようになっている。これよって、観察者3は通常の観察をすることができる。
また、スプリッタ保持枠36eの移動も、フィルタ保持枠33cと同様な動作によって行われる(詳細な説明は、省略する)。
(1)細隙灯顕微鏡1は、フィルタ操作ノブ35の操作に応じて、蛍光観察及び通常の観察等の切り替えを容易に行うことができる。蛍光観察は、例えば、コンタクトレンズの検査に用いられる等、眼科医療の現場では頻繁に行われている。このため、細隙灯顕微鏡1は、蛍光観察及び通常の観察等の切り替えを容易にすることより、眼科医療の現場での利便性を向上することができる。
(2)観察者3は、蛍光観察及び通常の観察等の切り替えをするためにアタッチメント等を着脱する必要がないので、双眼部41から眼を離さないでフィルタ操作ノブ35の操作をすることができる。
(4)細隙灯顕微鏡1は、光路長補正フィルタ33bを備えるので、バリアフィルタ33aが観察位置と退避位置とに配置された場合の光路長を等しくし、精度のよい観察等をすることができる。また、バリアフィルタ33aが退避位置に移動することによって、光路長補正フィルタ33bが自然に観察光路内に配置されるので、利便性がよい。
図3に示すように、中間部30は、対物顕微鏡部20と双眼部41との間に位置し、上側Z2からみると、左右方向Xに長い矩形の領域を有する部分である。ビームスプリッタ部36は、この領域の観察方向後側Y2に配置されており、観察方向前側Y1の部分と、対物顕微鏡部20の第3群23cの後端のレンズとの間には、鎖線で示すように、光軸O1,O2に対応して屈曲する左右方向Xに細長い間隙Sを形成するようになっている。間隙Sは、鉛直方向Zに延在している(図2参照)。
フィルタ保持枠33cは、この間隙Sに対応して屈曲するように外形が形成されており、鉛直方向Zに移動することによって、この狭い間隙S内であっても、バリアフィルタ33aを観察位置と退避位置との間で移動することができる。また、フィルタ保持枠33c及びスプリッタ保持枠36eは、移動方向が同じ鉛直方向Zであるので、内斜系実体の光学系であっても、互いの移動範囲が重複することがないので、互いに干渉することなく自由に移動することができる。
これによって、細隙灯顕微鏡1は、変倍操作部39dを、バリアフィルタ33aよりも観察方向後側Y2に設け、フィルタ操作ノブ35及びスプリッタ操作ノブ36hと同じく中間部ケース部31に配置することができる。また、左右の変倍操作部39dは、フィルタ操作ノブ35及びスプリッタ操作ノブ36hの下側Z1に配置されている。つまり、細隙灯顕微鏡1は、バリアフィルタ33aを内蔵し、各操作部を集中して配置できるので、これら操作部の位置を感覚的に把握しやすくできるとともに、操作性を向上することができる。
Claims (6)
- 左右一対の光学系を有し、被検眼を拡大する拡大部と、
前記拡大部からの観察光が導かれる左右一対の光学系を有し、観察者が被検眼を観察するための双眼観察部と、
前記拡大部と前記双眼観察部との間に設けられたケース部と、
前記ケース部に収容され、観察光路内に配置された観察位置と、前記観察位置から前記観察光の光軸とは直交する方向に移動した位置であり前記観察光路から退避した退避位置との間で移動可能に設けられた蛍光観察用のバリアフィルタと、
前記バリアフィルタを移動するために操作するフィルタ操作部と、
前記ケース部に収容され、前記フィルタ操作部の操作に応じて、前記バリアフィルタを前記観察位置と前記退避位置との間で移動をするフィルタ移動部とを備え、
前記拡大部は、内斜系実体の左右一対の光学系を有し、
前記バリアフィルタは、前記拡大部の前記左右一対の光学系にそれぞれ設けられた板状の部材であり、その各表面が前記各光学系の光軸に直交するように配置され、
前記フィルタ移動部は、左右の前記バリアフィルタを前記左右一対の光学系の両方に直交する鉛直方向に移動し、かつ、一体で移動すること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 請求項1に記載の細隙灯顕微鏡において、
内斜系実体の傾斜に対応して傾斜した外形を有し、左右の前記バリアフィルタを各光学系の光軸に対応して傾斜した状態で一体で保持するバリアフィルタ保持枠を備え、
前記フィルタ移動部は、前記バリアフィルタ保持枠を鉛直方向に移動することにより、左右の前記バリアフィルタを一体で前記移動をすること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 請求項2に記載の細隙灯顕微鏡において、
撮像部と、
前記ケース部に収容され、前記拡大部の観察光の少なくとも一部を前記撮像部の方向に屈曲させる屈曲位置と、前記拡大部からの観察光を前記双眼観察部へと透過させる透過位置との間で移動可能に設けられ、その移動方向が前記バリアフィルタの移動方向と同じ鉛直方向である屈曲部とを備え、
前記バリアフィルタ保持枠は、前記拡大部と前記屈曲部との間の空間であって、内斜系実体の傾斜に対応して傾斜した空間に配置されていること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 左右一対の光学系を有し、被検眼を拡大する拡大部と、
前記拡大部からの観察光が導かれる左右一対の光学系を有し、観察者が被検眼を観察するための双眼観察部と、
前記拡大部と前記双眼観察部との間に設けられたケース部と、
前記ケース部に収容され、観察光路内に配置された観察位置と、前記観察位置から前記観察光の光軸とは直交する方向に移動した位置であり前記観察光路から退避した退避位置との間で移動可能に設けられた蛍光観察用のバリアフィルタと、
前記バリアフィルタを移動するために操作するフィルタ操作部と、
前記ケース部に収容され、前記フィルタ操作部の操作に応じて、前記バリアフィルタを前記観察位置と前記退避位置との間で移動をするフィルタ移動部とを備え、
前記拡大部は、内斜系実体の左右一対の光学系を有し、
前記バリアフィルタは、前記拡大部の前記左右一対の光学系にそれぞれ設けられた板状の部材であり、その各表面が前記各光学系の光軸に直交するように配置され、前記フィルタ移動部の前記バリアフィルタの移動方向が鉛直方向であり、
前記拡大部は、変倍光学系を有し、
前記ケース部内に観察方向に平行に延在するように配置され、前記変倍光学系の倍率を変更する駆動力を伝達する駆動力伝達部と、
前記バリアフィルタを前記移動可能に保持し、前記移動をする過程で前記駆動力伝達部との干渉を防止する切り欠きを有するバリアフィルタ保持枠とを備えること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 請求項4に記載の細隙灯顕微鏡において、
撮像部と、
前記ケース部に収容され、前記拡大部の観察光の少なくとも一部を前記撮像部の方向に屈曲させる屈曲位置と、前記拡大部からの観察光を前記双眼観察部へと透過させる透過位置との間で移動可能に設けられ、その移動方向が前記バリアフィルタの移動方向と同じ鉛直方向である屈曲部とを備え、
前記バリアフィルタは、前記拡大部と前記屈曲部との間に設けられた間隙に配置されていること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 請求項3又は請求項5に記載の細隙灯顕微鏡において、
前記屈曲部を移動するために操作する屈曲操作部と、
前記ケース部に収容され、前記屈曲操作部の操作に応じて、前記屈曲部を前記屈曲位置と前記透過位置との間で移動をする屈曲部移動部とを備え、
前記フィルタ移動部及び前記屈曲部移動部は、前記ケース部の左右方向の両端部であって左右対称の範囲に収容され、
前記フィルタ操作部及び前記屈曲操作部は、前記ケース部の左右方向の側面のうち前記フィルタ移動部及び前記屈曲部移動部に対応する側であって、左右対称の範囲に配置されていること、
を特徴とする細隙灯顕微鏡。
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