JP6559560B2 - 顕微鏡用高さ調整装置、及び、顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡用高さ調整装置、及び、顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡用高さ調整装置、及び、顕微鏡用高さ調整装置を備える顕微鏡に関する。
顕微鏡を利用する場合、通常、利用者が接眼レンズ部を除きながら顕微鏡観察や作業を行っている。このため、顕微鏡のアイポイント位置が利用者の目の位置に合わないと利用者が体をかがめる姿勢で顕微鏡観察や作業をせざるを得ないので、肩や腰にかける負担が大きくなるという問題がある。接眼レンズ部の高さ位置を調整できる鏡筒ユニットもあるが、利用者の身長差が大きく、上記の問題を解決するのは困難である。
また、焦点距離の異なる2つのレンズ群で構成されている光学ユニットを備え、2つのレンズ群間距離を調整可能な顕微鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術を利用すれば、中間像性能を維持して顕微鏡アイポイント位置を50mmの範囲で連続的に調整ができる。
特表2002−519730号公報
SEMI S8の楽な姿勢規定に示されている身長範囲が1471mm(5%ile アジア女性)〜1895mm(95%ile アメリカ男性)になっていることから、顕微鏡利用者の身長差が50mmより大きくなっていることが考えられる。顕微鏡利用者への負担を減軽するためには、アイポイント位置の可能な調整範囲をもっと大きくすること望ましい。
ところで、接眼部が設けられている鏡筒と、支柱に対し上下動可能な顕微鏡本体との間に顕微鏡観察用中間鏡筒が取り付けられる顕微鏡が知られている。このような顕微鏡では、鏡筒の上に写真撮影用のカメラアダプタ及びカメラが取り付けられ、顕微鏡本体には照明ユニットが取り付けられる。これらのユニット、すなわち、カメラアダプタ、カメラ、及び照明ユニットは、通常、顕微鏡光軸中心に対して左右対称に取り付けられており、顕微鏡奥行き方向に伸びている形状をしているものもある。よって、これらのユニットの設置使用領域を確保して顕微鏡アイポイント位置の調整機構、すなわち接眼部の高さ調整装置を構成することが望ましい。
また、接眼部の位置を高くした場合、顕微鏡の重心位置変化が顕微鏡の設置安定性に影響を与えないようにするためには、高さ調整装置をコンパクト、かつ軽量にすることが望ましい。その上、高さ調整装置の操作部が、顕微鏡利用者が操作しやすい位置に配置されることが望ましい。
本発明の目的は、簡素な構成で、顕微鏡利用者が接眼部の高さ調整の操作を行いやすくすることができる、顕微鏡用高さ調整装置及び顕微鏡を提供することである。
1つの態様では、顕微鏡用高さ調整装置は、顕微鏡に取り付けられる取付部材と、前記顕微鏡の観察光路を取り囲む遮光手段を挟んで前記取付部材に対向し、前記取付部材とは独立して上下方向に移動する可動部と、前記可動部の上下方向への移動をガイドするガイド部と、前記可動部又は前記ガイド部に設けられ、前記可動部を上下方向に移動させるための操作が行われる可動部用操作部と、を備え、前記ガイド部は、前記顕微鏡の観察者側を正面とする場合の正面視において、前記観察光路から左右方向に離れて位置し、前記取付部材は、前記遮光手段を挟んで前記可動部に対向する前方部分と、前記ガイド部に固定される後方部分と、を有し、平面視における前記ガイド部が前記観察光路から離れる側の前記取付部材の側面には、前記前方部分と前記後方部分との間に凹部が形成されている
他の1つの態様では、顕微鏡は、顕微鏡に取り付けられる取付部材と、前記顕微鏡の観察光路を取り囲む遮光手段を挟んで前記取付部材に対向し、前記取付部材とは独立して上下方向に移動する可動部と、前記顕微鏡の観察者側を正面とする場合の正面視において、前記観察光路から左右方向に離れて位置し、且つ前記可動部の上下方向への移動をガイドするガイド部と、前記可動部又は前記ガイド部に設けられ、前記可動部を上下方向に移動させるための操作が行われる可動部用操作部と、を備える顕微鏡用高さ調整装置と、前記顕微鏡用高さ調整装置の前記取付部材が取り付けられる顕微鏡本体と、前記顕微鏡本体を上下方向に移動させるための回転操作が行われる本体用回転ハンドルを有する本体用操作部と、を備え、前記顕微鏡用高さ調整装置の前記可動部用操作部は、前記可動部を上下方向に移動させるための回転操作が行われる可動部用回転ハンドルを有し、前記可動部用回転ハンドルは、前記本体用回転ハンドルの上方に位置する
前記態様によれば、簡素な構成で、顕微鏡利用者が接眼部の高さ調整の操作を行いやすくすることができる。
顕微鏡用高さ調整装置を示す斜視図である。 顕微鏡用高さ調整装置を示す平面図である。 可動部が最も下がった状態における図2のIII−III断面図である。 可動部が最も下がった状態における図2のIV−IV断面図である。 顕微鏡用高さ調整装置の一部を斜め後方から見た斜視図である。 顕微鏡を示す斜視図である。 顕微鏡を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る顕微鏡用高さ調整装置及び顕微鏡について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る顕微鏡用高さ調整装置1を示す斜視図及び平面図である。
図1及び図2に示す顕微鏡用高さ調整装置1は、取付部材の一例である取付板10と、可動部20と、ガイド部30と、可動部用操作部40と、遮光手段の一例である蛇腹部材50と、を備える。
取付板10は、蛇腹部材50を挟んで可動部20の後述する可動板21に対向する前方部分10aと、ガイド部30に固定される後方部分10bと、を一体に有する。なお、取付板10は、平板状を呈するが、図6に一例を示す顕微鏡100に取り付けられるものであれば、形状は特に制限されない。
取付板10の前方部分10aは、後述する可動板21の前方部分21aと平面視において重なる同一形状を呈し、図2に示すように、平面視において、例えば、角の丸まった略四角形状又は略円形状を呈する。なお、前方部分10aは、図2に点線で示す観察光路P(図6の一対の接眼部151にそれぞれ対応する1対の2本の光路P)の中心に対し、顕微鏡100の観察者側を正面とする場合の左右対称の形状を呈する。
図1に示すように、取付板10の前方部分10aには、周縁にテーパが形成された凸部であるオス丸アリ10a−1が下方に突出するように設けられている。このオス丸アリ10a−1は、図6に示す顕微鏡100の顕微鏡本体110に対し、位置決めされた状態で取り付けられるのに用いられる。また、図2に示すように、取付板10のオス丸アリ10a−1内には、観察光路Pを透過させるための一対の貫通孔10a−2が形成されている。
取付板10の後方部分10bは、可動板21の後方部分21bと同一形状を呈さず、図2に示すように、平面視において、例えば、角の丸まった略四角形状を呈する。なお、後方部分10bは、観察光路Pから、後述するガイド部30が観察光路Pから離れる側である右方向に離れて位置する。
平面視における取付板10の右側の側面には、前方部分10aと後方部分10bとの間に凹部10cが形成されている。この凹部10cは、一例ではあるが、平面視において曲線状を呈するように切り欠かれている。なお、取付板10には、反対側(図2における左側)の側面にも、前方部分10aと後方部分10bとの間に凹部10dが形成されている。
可動部20は、観察光路Pを取り囲む蛇腹部材50を挟んで取付板10の前方部分10aに対向する前方部分21aを有する可動板21と、ガイド部30に沿って上下方向に摺動する摺動部22と、を有する。可動部20の可動板21及び摺動部22は、互いに固定されている。なお、「固定」という場合には、他の部材を介さない直接的な固定のみならず、他の部材を介した間接的な固定も含まれる。
可動板21は、取付板10の前方部分10aと同一形状を呈する上記の前方部分21aと、摺動部22に固定される後方部分21bと、を一体に有する。なお、可動板21には、取付板10の凹部10c,10dと平面視において重なるように、凹部10c,10dと同一形状の凹部21c,21dが形成されている。また、可動板21の後方部分21bは、ガイド部30と干渉するため、取付板10の後方部分10bと同一形状を呈さず、取付板10の後方部分10bの形状から、ガイド部30との干渉部分が省略された形状を呈する。
図5に示すように、可動板21の前方部分21aの上面には、周縁にテーパが形成された凹部であるメス丸アリ21a−1が設けられている。このメス丸アリ21a−1は、図6に示す顕微鏡100の観察部150に対し、位置決めされた状態で取り付けられるのに用いられる。また、可動板21のメス丸アリ21a−1内には、取付板10の前方部分10aのオス丸アリ10a−1と同様に、顕微鏡100の観察光路Pを透過させるための一対の貫通孔21a−2が形成されている。
摺動部22は、例えば、上下方向に長手方向を有する直方体形状を呈する。なお、摺動部22が上下方向に長手方向を有するため、ガイド部30の後述するラック32等がむき出しになるのが抑えられている。摺動部22の下端には、顕微鏡100の観察者側(すなわち正面側)及び可動部用回転ハンドル41側(すなわち右側)に突出するフランジ部22aが形成されている。
また、摺動部22の内部には、図3及び図4(可動部が最も下がった状態における図2のIII−III断面図及びIV−IV断面図)に示すように、可動部用操作部40の後述するピニオン42がガイド部30の後述するラック32に噛み合うための内部空間22bが形成されている。
摺動部22は、例えばフランジ部22aにおいて、可動板21の後方部分21bに対し固定されている。なお、フランジ部22aの観察者側の部分は、図4に示すように、可動板21の後方部分21b上に位置する。
ガイド部30は、図4に示すように下端において取付板10の後方部分10bに対し複数のビス60によって固定された柱部材31と、上下方向に歯が配列され、可動部用操作部40の後述するピニオン42に噛み合うラック32と、可動部20の摺動部22が移動可能に例えばビスで固定された状態で摺動部22の摺動動作をガイドするガイドレール33と、を有し、可動部20の上下方向への移動をガイドする。なお、ガイド部30が上記のように柱部材31において取付板10と互いに固定されているため、可動部20は、取付板10と独立して上下方向に移動する。
ガイド部30は、顕微鏡100の観察者側を正面とする場合の正面視において、観察光路Pから右方向(左右方向の一例)に離れて位置する。なお、ガイド部30は、観察光路Pから左方向に離れていてもよい。その場合には、可動部20や、可動部用操作部40の後述する可動部用回転ハンドル41が観察光路Pから左方向に離れて位置することになる。
図5に示すように、柱部材31には、ガイド部20の高さを表示する高さ表示手段の一例として目盛り31aが設けられている。例えば、摺動部22のフランジ部22aの上端(稜線)の位置で観察者が目盛り31aを見ることで、可動部20の高さを認識可能であるとよい。なお、高さ表示手段としては、デジタル表示を行う表示部であってもよい。また、高さ表示手段は、ガイド部30(柱部材31)ではなく可動部20(例えば摺動部22)に設けられていてもよい。高さ表示手段が可動部20に設けられている場合には、例えば、柱部材31に設けられた目印となる部分の位置で可動部20に表示された目盛りを見ることで、可動部20の高さを認識可能であるようにするとよい。
可動部用操作部40は、可動部20を上下方向に移動させるための操作が行われるユニットであり、図3に示すように、可動部用回転ハンドル41と、ピニオン42と、連結軸43と、重さ出し手段の一例であるバネワッシャ44と、を有する。
可動部用回転ハンドル41は、可動部20を上下方向に移動させるための回転操作が行われる。なお、可動部用回転ハンドル41は、ガイド部30が観察光路Pから離れる方向の一例である右方向に可動部20(顕微鏡用高さ調整装置1)から突出するように設けられている。
ピニオン42は、可動部用回転ハンドル41側の端部(図3における右端)において、連結軸43に固定されている。この連結軸43は、可動部用回転ハンドル41の内部に固定されている。そのため、ピニオン42は、可動部用回転ハンドル41における回転操作によって回転する。
ピニオン42における可動部用回転ハンドル41とは反対側の先端(図3における左端)には、ピニオン42の径方向に突出する先端フランジ部42aが形成されている。この先端フランジ部42aは、摺動部22の側面に設けられたザグリ穴42cに面接触している。
可動部20を任意の位置に停止させるため、換言すると、可動部20及びこの可動部20上に取り付けられる図6に示す観察部150の自由落下を防ぐための重さ出しのために、ピニオン42と連結軸43との間にはバネワッシャ44が介在している。また、可動部用操作部40は、ピニオン42の先端フランジ部42aと連結軸43との間に摺動部22(及びバネワッシャ44)を挟み込むことで、可動部20と一体に上下方向に移動する。
なお、可動部用操作部40は、可動部20に設けられているといえるが、可動部20と一体に上下方向に移動しない構成、すなわち、可動部用操作部40がガイド部30に設けられることで可動部20と一体に上下方向に移動しない構成を採用することも可能である。
ピニオン42は、上述の摺動部22の内部空間22bにおいて、ラック32に噛み合う。そのため、可動部用回転ハンドル41における回転操作によってピニオン42が回転することで、ピニオン42がラック32に対し上下方向に移動する。これにより、可動部用操作部40と一体に移動する可動部20が、ガイド部30に対し上下方向に移動する。
蛇腹部材50は、上下方向に中心軸を有する円筒形状を呈し、可動部20の上下方向の移動に伴って、上下方向に伸縮する。蛇腹部材50の下端は、例えばビスにより取付板10の10aに固定され、蛇腹部材50の上端は、例えばビスにより可動板21の前方部分21aに固定されている。これにより、蛇腹部材50は、観察光路Pを取り囲む。なお、蛇腹部材50の内部では、観察光路Pはレンズ等の光学素子を介さず空間上に位置する平行光であるが、取付板10の前方部分10aと可動板21の前方部分21aとの間の観察光路Pが光学素子内を通る場合には、遮光手段は光学素子の外周に設けられることになる。
図6及び図7は、本発明の一実施の形態に係る顕微鏡100を示す斜視図及び平面図である。
図6に示す顕微鏡100は、上述の顕微鏡用高さ調整装置1と、顕微鏡本体110と、対物レンズ120と、支柱130と、架台ベース部140と、観察部150と、本体用操作部160と、を備える。
顕微鏡本体110は、上端に設けられた図示しないメス丸アリに図1に示す上述の取付板10のオス丸アリ10a−1が挿入された状態で取付板10が取り付けられることで、顕微鏡用高さ調整装置1を取り付けられる。
顕微鏡本体110には、左右のそれぞれに突出するように一対のズーム用回転ハンドル111が設けられている。この一対のズーム用回転ハンドル111のうち、ガイド部30と同様に観察光路Pから右方向に離れて位置する一方のズーム用回転ハンドル111は、上述の取付板10の凹部10cの下方に位置する。なお、取付板10における前方部分10aと後方部分10bとの間の部分のうち、平面視においてズーム用回転ハンドル111と重なる部分が切り欠かれることで凹部10cが形成されているといえる。
顕微鏡本体110は、下端に対物レンズ120が着脱可能に取り付けられる。また、顕微鏡本体110は、支柱130によってガイドされた状態で、支柱130に沿って上下方向に移動する。なお、支柱130は、架台ベース部140に固定されている。
観察部150は、左右一対の接眼部151と、撮像部152と、を有する。観察部150は、下端の図示しないオス丸アリに図5に示す上述の可動板21のメス丸アリ21a−1が挿入された状態で可動板21が取り付けられることで、顕微鏡用高さ調整装置1に取り付けられる。そのため、可動部20が上下方向に移動することで、観察部150は可動部20と一体に上下方向に移動する。
本体用操作部160は、左右のそれぞれに突出する一対の本体用回転ハンドル161を有する。図7に示すように、上述の顕微鏡用高さ調整装置1の可動部用回転ハンドル41は、一対の本体用回転ハンドル161のうちガイド部30と同様に観察光路Pから右方向に離れて位置する一方の本体用回転ハンドル161の上方に位置する。これにより、可動部用回転ハンドル41の少なくとも一部は、平面視において、本体用回転ハンドル161の少なくとも一部と重なるように位置する。
以上説明した本実施の形態では、顕微鏡用高さ調整装置1及びこの顕微鏡用高さ調整装置1を備える顕微鏡100は、顕微鏡100(顕微鏡本体110)に取り付けられる取付部材の一例である取付板10と、顕微鏡100の観察光路Pを取り囲む遮光手段の一例である蛇腹部材50を挟んで取付板10に対向し、取付板10とは独立して上下方向に移動する可動部20と、可動部20の上下方向への移動をガイドするガイド部30と、可動部20(又はガイド部30)に設けられ、可動部20を上下方向に移動させるための操作が行われる可動部用操作部40と、を備える。また、ガイド部30は、顕微鏡100の観察者側を正面とする場合の正面視において、観察光路Pから右方向(左右方向の一例)に離れて位置する。
これにより、ガイド部30が顕微鏡100の例えば観察部150の設置スペースに干渉するのを抑えることができるため、観察光路Pから左右方向に離れた位置においてコンパクトかつ軽量な顕微鏡用高さ調整装置1の構成を採用することが可能になる。更には、可動部用操作部40は、観察光路Pから左右方向に離れて位置するガイド部30によってガイドされる可動部20、又はガイド部30に対して設けられるため、顕微鏡100の観察者が可動部用操作部40(可動部用回転ハンドル41)を操作しやすくなる。
よって、本実施の形態によれば、簡素な構成で、顕微鏡100の利用者が接眼部151の高さ調整の操作を行いやすくすることができる。
また、本実施の形態では、可動部用操作部40は、可動部20を上下方向に移動させるための回転操作が行われる可動部用回転ハンドル41と、可動部用回転ハンドル41における回転操作によって回転するピニオン42と、可動部20を任意の位置に停止させるための重さ出し手段の一例であるバネワッシャ44と、を有し、ガイド部30は、ピニオン42に噛み合うラック32を有する。そのため、ラック&ピニオンを用いることで、一層簡素な構成にすることができるとともに、可動部用回転ハンドル41を用いることで、接眼部151の高さ調整の操作を一層行いやすくすることができる。
また、本実施の形態では、ガイド部30(又は可動部20)には、ガイド部20の高さを表示する高さ表示手段の一例である、柱部材31の目盛り31aが設けられている。そのため、調整した可動部20の高さを顕微鏡100の観察者が容易に認識することができることで、ガイド部20の高さを所望の高さに調整する作業が容易になる。したがって、目盛り31aを用いた一層簡素な構成で、接眼部151の高さ調整の操作を一層行いやすくすることができる。
また、本実施の形態では、取付板10は、蛇腹部材50を挟んで可動部20に対向する前方部分10aと、ガイド部20に固定される後方部分10bと、を有し、平面視におけるガイド部20が観察光路Pから離れる側の取付板10の側面には、前方部分10aと後方部分10bとの間に凹部10cが形成されている。そのため、顕微鏡100(例えばズーム用回転ハンドル111)を操作する観察者の手や顕微鏡100自体の構成との干渉を防ぐことができる。したがって、一層簡素な構成で、接眼部151の高さ調整の操作を一層行いやすくすることができる。
また、本実施の形態では、顕微鏡100は、顕微鏡用高さ調整装置1の取付板10が取り付けられる顕微鏡本体110と、顕微鏡本体110を上下方向に移動させるための回転操作が行われる本体用回転ハンドル161を有する本体用操作部160と、を備える。また、顕微鏡用高さ調整装置1の可動部用操作部40は、可動部20を上下方向に移動させるための回転操作が行われる可動部用回転ハンドル41を有し、可動部用回転ハンドル41は、本体用回転ハンドル161の上方に位置する。そのため、可動部用回転ハンドル41と本体用回転ハンドル161とが上下に並んだ簡素な構成で、顕微鏡100の観察者が可動部用回転ハンドル41及び本体用回転ハンドル161の操作を一層行いやすくすることができる。
1 顕微鏡用高さ調整装置
10 取付板
10a 前方部分
10a−1 オス丸アリ
10a−2 貫通孔
10b 後方部分
10c,10d 凹部
20 可動部
21 可動板
21a 前方部分
21a−1 メス丸アリ
21a−2 貫通孔
21b 後方部分
21c,21d 凹部
22 摺動部
22a フランジ部
22b 内部空間
22c ザグリ穴
30 ガイド部
31 柱部材
31a 目盛り
32 ラック
33 ガイドレール
40 可動部用操作部
41 可動部用回転ハンドル
42 ピニオン
42a 先端フランジ部
43 連結軸
44 バネワッシャ
50 蛇腹部材
60 ビス
100 顕微鏡
110 顕微鏡本体
111 ズーム用回転ハンドル
120 対物レンズ
130 支柱
140 架台ベース部
150 観察部
151 接眼部
152 撮像部
160 本体用操作部
161 本体用回転ハンドル

Claims (4)

  1. 顕微鏡に取り付けられる取付部材と、
    前記顕微鏡の観察光路を取り囲む遮光手段を挟んで前記取付部材に対向し、前記取付部材とは独立して上下方向に移動する可動部と、
    前記可動部の上下方向への移動をガイドするガイド部と、
    前記可動部又は前記ガイド部に設けられ、前記可動部を上下方向に移動させるための操作が行われる可動部用操作部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記顕微鏡の観察者側を正面とする場合の正面視において、前記観察光路から左右方向に離れて位置
    前記取付部材は、前記遮光手段を挟んで前記可動部に対向する前方部分と、前記ガイド部に固定される後方部分と、を有し、
    平面視における前記ガイド部が前記観察光路から離れる側の前記取付部材の側面には、前記前方部分と前記後方部分との間に凹部が形成されている、
    ことを特徴とする顕微鏡用高さ調整装置。
  2. 前記可動部用操作部は、前記可動部を上下方向に移動させるための回転操作が行われる可動部用回転ハンドルと、前記可動部用回転ハンドルにおける前記回転操作によって回転するピニオンと、前記可動部を任意の位置に停止させるための重さ出し手段と、を有し、
    前記ガイド部は、前記ピニオンに噛み合うラックを有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用高さ調整装置。
  3. 前記ガイド部又は前記可動部には、前記ガイド部の高さを表示する高さ表示手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡用高さ調整装置。
  4. 顕微鏡に取り付けられる取付部材と、
    前記顕微鏡の観察光路を取り囲む遮光手段を挟んで前記取付部材に対向し、前記取付部材とは独立して上下方向に移動する可動部と、
    前記顕微鏡の観察者側を正面とする場合の正面視において、前記観察光路から左右方向に離れて位置し、且つ前記可動部の上下方向への移動をガイドするガイド部と、
    前記可動部又は前記ガイド部に設けられ、前記可動部を上下方向に移動させるための操作が行われる可動部用操作部と、
    を備える顕微鏡用高さ調整装置と、
    前記顕微鏡用高さ調整装置の前記取付部材が取り付けられる顕微鏡本体と、
    前記顕微鏡本体を上下方向に移動させるための回転操作が行われる本体用回転ハンドルを有する本体用操作部と、を備え、
    前記顕微鏡用高さ調整装置の前記可動部用操作部は、前記可動部を上下方向に移動させるための回転操作が行われる可動部用回転ハンドルを有し、
    前記可動部用回転ハンドルは、前記本体用回転ハンドルの上方に位置する、
    ことを特徴とする顕微鏡。
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