JP2017106994A - 手術用立体観察装置 - Google Patents

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勝之 中村
Katsuyuki Nakamura
勝之 中村
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Abstract

【課題】撮像手段による撮影でも焦点深度を大きくすることができる手術用立体観察装置を提供する。
【解決手段】補助対物光学系により左右の光路Lの焦点距離をそれぞれの焦点深度dが不連続とならない範囲で独立して変更することができるため、左右の焦点距離dを相違させることにより、左右の焦点深度dの範囲がずれて合成された焦点深度Dmaxが大きくなる。
【選択図】図8

Description

本発明は手術用立体観察装置に関するものである。
脳神経外科等においてドクターが術野を拡大観察しながら手術する場合、一般的には手術顕微鏡が用いられる。ドクターは手術顕微鏡の接眼部に目を当て、手術顕微鏡の光学系を介して術野を拡大観察する。
このように手術顕微鏡により術野を拡大観察する方法は、常に目を接眼部に当てる必要があるため、観察のために顕微鏡を斜めにするとドクターの首も斜めになり手術中に無理な姿勢を強いられる。
そのため最近では手術用の立体観察装置として、手術顕微鏡の代わりに、撮像手段(CCD等)を内蔵した鏡筒により術野の立体電子映像を撮影し、それをモニター装置に表示して3D用の専用メガネで立体的に観察する方法が提案されている。
鏡筒はスタンド装置により吊り下げた状態で移動自在に支持され、ドクターは鏡筒を手で持って鏡筒の位置及び向きを自由に変え、最適の観察方向を選ぶことができる。
接眼部に目を当てる必要がないため、ドクターは自由な姿勢で手術することができ、ドクターだけでなくアシスタントも同じモニター装置を見ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−318936号公報
しかしながらこのような立体観察装置にあっては、撮像手段により術野を撮影して、それをモニター装置により確認する方式を採用しているが、同じ光学手段を用いても、撮像手段による撮影の場合は肉眼観察に比べて焦点深度が半分以下に小さくなる。それは肉眼観察の場合は観察者の眼の光学系と脳により焦点深度を補っているが、撮像手段による機械的観察ではそれが行われないためである。
本発明は、このような関連技術に着目してなされたものであり、撮像手段による撮影でも焦点深度を大きくすることができる手術用立体観察装置を提供するものである。
本発明の第1の技術的側面によれば、術野の立体光学像を得る光学手段及び該光学手段から得られた立体光学像を撮像して立体映像信号を出力する撮像手段を収納した鏡筒と、該鏡筒を支持した状態で任意の位置に移動自在なスタンド装置と、前記撮像手段から出力された立体映像信号に基づく立体映像を表示するパネル型のモニター装置とを備えた手術用立体観察装置であって、光学手段が、1つの対物光学系と、該対物光学系の光軸と平行に通過した左右一対の光束がそのまま或いは反射されて通過する2つの変倍光学系と、該変倍光学系を通過した左右一対の光束が通過する2つの補助対物光学系とを備え、該補助対物光学系により左右の光路の焦点距離をそれぞれの焦点深度が不連続とならない範囲で独立して変更自在であることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、補助対物光学系が光路上で移動自在なレンズであることを特徴とする。
本発明の第3の技術的側面によれば、補助対物光学系が光路上に出し入れ自在なレンズであることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、補助対物光学系により左右の光路の焦点距離をそれぞれの焦点深度が不連続とならない範囲で独立して変更することができるため、左右の焦点距離を相違させることにより、左右の焦点深度の範囲がずれて合成された焦点深度が大きくなる。そのためモニター装置に表示される立体映像の合焦点範囲も拡大して肉眼に近い状態で立体観察することが可能になる。
本発明の第2の技術的側面によれば、補助対物光学系が光路上で移動自在なレンズであるため、左右の焦点深度を任意の範囲で重複させることができ、希望する合成焦点深度を得ることができる。
本発明の第3の技術的側面によれば、補助対物光学系が光路上に出し入れ自在なレンズであるため、左右の焦点深度を予め決まった範囲で重複させることができ、最大範囲で合成された焦点深度にすることも容易である。
本発明の第1実施形態に係る手術用立体観察装置を示す正面図。 手術用立体観察装置を示す側面図。 鏡筒を示す斜視図。 鏡筒の内部構造を示す斜視図。 鏡筒の内部構造を示す正面図。 鏡筒の内部構造を示す側面図。 焦点距離変更前の状態を示す焦点深度の説明図。 焦点距離変更後の状態を示す焦点深度の説明図。 本発明の第2実施形態に係る手術用立体観察装置を示す図5相当の正面図。
図1〜図8は本発明の本発明の第1実施形態を示す図である。
スタンド装置1は手術室内に設置されるもので、ベース2とスタンド本体3を備えている。
スタンド本体3はベース2上に設置され垂直軸V1を中心して回転自在である。スタンド本体3には左側の側面に縦アーム5の途中部分が軸支点aで構成される水平軸H1を中心に前後傾動自在に軸支されている。
縦アーム5の上端には横アーム6の基端側が軸支点bにより上下回動自在に軸支されている。横アーム6は横方向に延びる湾曲状の金属管により形成されている。縦アーム5の下側には後方に延びる底アーム7が設けられ、底アーム7の端部にはカウンタウェイトWが取付けられている。横アーム6の端末と底アーム7の途中部分は縦サブアーム8により連結されている。これにより縦アーム5と縦サブアーム8を含む縦方向の平行リンクが形成される。
縦アーム5の上方の軸支点bには基端アーム9の下端が軸支され、横アーム6の先端には先端アーム10の途中部分が軸支されている。基端アーム9の上端と先端アーム10の上端はまっすぐな横サブアーム11により連結されている。これにより横アーム6と横サブアーム11を含む横方向の平行リンクが形成される。また、基端アーム9は縦アーム5の内部構造により縦アーム5が軸支点aのまわりに傾動しても常に垂直状態が維持されるように構成されている。したがって、基端アーム9に平行な先端アーム10も常に垂直状態が維持される。
先端アーム10の下部には垂直軸V2を中心に回転自在なボックス12が設けられている。ボックス12には2つの補助アーム13、14を介して鏡筒15が支持されている。
補助アーム13は上端がボックス12に固定され、他の補助アーム14はL型で補助アーム13の下端に斜め軸Tを中心に回転自在に支持されている。L型の補助アーム14の下端に鏡筒15が水平軸H2を中心に回転自在に支持されている。
垂直軸V2、斜め軸T、水平軸H2は鏡筒15の略重心に合致する一点で交差する。鏡筒15は3本の回転軸により所謂ジンバル機構で支持された状態となり、その位置で鏡筒15の左右両側に設けられたハンドル16を操作をすることにより向きを自由に変化させて、任意の術野Rを自由な高さ及び方向から撮影することができる。
スタンド本体3の上部には折りたたみ自在なアーム19が設けられており、その先端にパネル型のモニター装置20が支持されている。モニター装置20には鏡筒15で撮影された術野Rの立体映像が表示される。術者及びアシスタント等は専用メガネ21を掛けることで、モニター装置20に表示された立体映像を立体的に観察することができる。
次に鏡筒15の内部構造を説明する。
鏡筒15は立体撮影可能な構造で、左右2本の光路Lが内部に形成されている。鏡筒15の下部には3枚のレンズで構成された1つの対物光学系22が設けられている。対物光学系22の光軸K上に観察対象である術野Rがある。対物光学系22は一部のレンズを可動させることにより焦点距離を300mmから1000mmまで可変することができる。
対物光学系22は前後がカットされた形状で、後側には遮光板により区切られた円弧状の切欠部24が形成されている。切欠部24には照明手段25が鏡筒15内に内蔵された状態で設けられている。照明手段25はLED光源を内蔵しており白色の照明光Eを術野Rに対して斜め方向から照射可能である。
対物光学系22の上部には光軸Kと平行な2本の光路Lに沿った左右一対の変倍光学系26が設けられている。変倍光学系26では40倍までの拡大が可能である。変倍光学系26は対物光学系22を通る光路L上に配置されるのであれば対物光学系22の光軸Kと平行に配置される必要はなくミラー等で光路を曲げて横向きにしても良い。
変倍光学系26の上部の2本の光路Lにはレンズにて構成された2つの補助対物光学系27が配置されている。補助対物光学系27はそれぞれ駆動部28に連結されており、該駆動部28により光路Lに沿って移動し、その位置を変更することができる。
光路Lは補助対物光学系27を通過した後に結像レンズ29を経て撮像素子(CCD)30に至る。撮像素子30は典型的にはCCDエリアイメージセンサである。この実施形態では、対物光学系22、変倍光学系26、補助対物光学系27、結像レンズ29により「光学手段」が、撮像素子30により「撮像手段」が構成される。
術野Rからの反射光はまず対物光学系22に導入される。対物光学系22に導入された反射光は光路Lに沿って変倍光学系26を通過し、その後に補助対物光学系27と結像レンズ29を経て2つの撮像素子30により受光され、互いに視差を有する左目用の像と右目用の像が得られる。その両眼視差を有する左右の像は立体映像信号としてコントローラー31により合成されモニター装置20に立体映像として表示される。モニター装置20の表示を専用メガネ21を掛けて見ることにより術野Rの立体観察が行える。
モニター装置20に表示される立体映像の焦点を合わせる場合はハンドル16に設けられたスイッチを操作して対物光学系22により両方の光路Lの焦点Fを同時に変更する。左右の光路Lには焦点Fの前後に所定範囲の焦点深度dが存在する。この範囲内では術野Rの位置が焦点Fから外れてもフォーカスの合った状態が得られる。
図7に示す通常状態では補助対物光学系27は両方とも同じ中立位置にあり、光路Lのフォーカスに影響を与えず、左右の光路Lの合成焦点深度Dはそれぞれの焦点深度dと一致する。
手術の途中で更に広い焦点深度を必要する場合には、ハンドル16のスイッチを操作して補助対物光学系27を駆動部28によりそれぞれ逆方向へ移動させる。補助対物光学系27はハンドル16のスイッチを操作している間だけ連続して移動する。
そうすると図8に示すように左右の光路Lの焦点深度dの範囲が互いにずれて合成焦点深度Fmaxが大きくなる。左右の焦点深度dの重なり合う範囲は任意に調整可能で必要な合成焦点深度を得ることができる。補助対物光学系27は互いに逆方向へ移動させても両方の焦点深度dの範囲が離れて間隔が生じることがないように予め駆動部28の駆動範囲が設定されている。図8は両方の焦点深度dが不連続にならないように最大限に移動させた状態を示している。
この実施形態によれば、合成焦点深度Dmaxが大きくなるためモニター装置20に表示される立体映像の合焦点範囲も拡大し肉眼に近い状態で立体観察することが可能になる。
尚、補助対物光学系27を駆動部28により無段で連続的に移動させる代わりに、ハンドル16のスイッチ操作により、予め設定された範囲だけ移動するようにしても良い。また補助対物光学系27を設ける代わりに結像レンズ29に補助対物光学系の機能を持たせても良い。
図9は本発明の第2実施形態を示す図である。本実施形態は、前記第1実施形態と同様の構成要素を備えている。よって、それらと同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
この実施形態では、移動自在なレンズによる補助対物光学系に代えて、予め左右の焦点深度が最大にずれる(図8参照)ように位置が設定されたレンズによる補助対物光学系32を光路Lに対して出し入れ自在に配置している。つまり一方の補助対物光学系32は焦点Fを先に移動させる光学性能を有し、他方の補助対物光学系32は焦点Fを手前に移動させる光学性能を有している。補助対物光学系32の光路Lへの出し入れは図示せぬアクチュエータにより行われる。
通常時は補助対物光学系32は光路Lから外されており、合成焦点深度を最大にしたい場合に光路L上へ進入させる。この実施形態によれば、左右の焦点深度を予め決まった範囲で重複させることができるため、この実施形態のように最大の合成焦点深度にすることも容易である。
1 スタンド装置
20 モニター装置
22 対物光学系(光学手段)
26 変倍光学系(光学手段)
27 補助対物光学系(光学手段)
28 結像レンズ(光学手段)
30 撮像素子(撮像手段)
d 焦点深度
D、Dmax 合成焦点深度
L 光路
F 焦点
K 対物光学系の光軸
R 術野

Claims (3)

  1. 術野の立体光学像を得る光学手段及び該光学手段から得られた立体光学像を撮像して立体映像信号を出力する撮像手段を収納した鏡筒と、該鏡筒を支持した状態で任意の位置に移動自在なスタンド装置と、前記撮像手段から出力された立体映像信号に基づく立体映像を表示するパネル型のモニター装置とを備えた手術用立体観察装置であって、
    光学手段が、1つの対物光学系と、該対物光学系の光軸と平行に通過した左右一対の光束がそのまま或いは反射されて通過する2つの変倍光学系と、該変倍光学系を通過した左右一対の光束が通過する2つの補助対物光学系とを備え、
    該補助対物光学系により左右の光路の焦点距離をそれぞれの焦点深度が不連続とならない範囲で独立して変更自在であることを特徴とする手術用立体観察装置。
  2. 補助対物光学系が光路上で移動自在なレンズであることを特徴とする請求項1記載の手術用立体観察装置。
  3. 補助対物光学系が光路上に出し入れ自在なレンズであることを特徴とする請求項1記載の手術用立体観察装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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