JP5620746B2 - 手術用顕微鏡のための鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、手術用顕微鏡のための鏡筒であって、ベース部、回転軸線を中心としてベース部で旋回可能な中間部、および回転軸線を中心として中間部で旋回可能な接眼レンズ部を通って案内された結像光路と、ベース部の接続片に設けた開口を介して進入する平行な結像光路を中間像に結像する鏡筒レンズ系と、回転軸線を中心としてベース部で可動な、変位可能な第1ミラー素子と、回転軸線を中心として中間部で可動な、変位可能な別のミラー素子とを備え、第1ミラー素子が、接続片を介して進入する結像光路を別のミラー素子に偏向する鏡筒に関する。
このような鏡筒は、ドイツ国実用新案出願公開第29707144号明細書により既知である。この明細書には、手術用顕微鏡のための双眼鏡筒が記載されている。この鏡筒は3つのハウジング部分を有し、これらのハウジング部分を介して結像光路が案内され、これらのハウジング部分は、2つの回転ジョイントによって旋回可能に相互に結合されている。鏡筒は調整可能な第1および第2ミラー素子を含む。ミラー素子は、回転ジョイントの回転軸線に配置されている。ミラー素子は、正の屈折力を有する鏡筒レンズ系を通って進入した結像光路を鏡筒の接眼レンズに偏向する。
ドイツ国実用新案出願公開第29707144号
本発明の課題は、極めて良好な人間工学的特性および極めて良好な結像特性を有する手術用顕微鏡のための鏡筒を提案することである。
この課題は、手術用顕微鏡のための鏡筒であって、ベース部、回転軸線を中心としてベース部で旋回可能な中間部、および回転軸線を中心として中間部で旋回可能な接眼レンズ部を通って案内された結像光路と、ベース部の接続片に設けた開口を介して進入する平行な結像光路を中間像に結像する鏡筒レンズ系と、回転軸線をベース部で中心として可動な、変位可能な第1ミラー素子と、回転軸線を中心として中間部で可動な、変位可能な別のミラー素子とを備え、第1ミラー素子が、接続片を介して進入する結像光路を別のミラー素子に偏向する鏡筒において、望遠系として構成した鏡筒レンズ系を含み、この鏡筒レンズ系が正の屈折力を有するレンズユニットおよび負の屈折力を有するレンズユニットを有し、結像光路で、第1ミラー素子および第2ミラー素子が正の屈折力を有するレンズユニットと負の屈折力を有するレンズユニットとの間に配置されている鏡筒により解決される。
望遠系は、正の屈折力を有するレンズユニットと、負の屈折力を有するレンズユニットとを備える。
本発明は、望遠系によって鏡筒レンズ系における光学距離を著しく短縮することができ、これにより、付加的光学構成素子のための構成空間を鏡筒内に形成するという思想に基づいている。さらに望遠系によって、鏡筒内における中間像の像視野湾曲を低減または防止することができる。
手術用顕微鏡の構成群の互換性を保証するために、手術用顕微鏡の製造者は双眼鏡筒における中間像の大きさ、鏡筒レンズ系および射出瞳のための基準を設けている。鏡筒レンズ系の所定の焦点距離では、鏡筒レンズ系として望遠系を使用した場合には、鏡筒における正の屈折力を有するレンズユニットと中間像との間の結像ビーム経路の光学距離は、正の屈折力を有するレンズユニットのみを備える鏡筒レンズ系を有する鏡筒の場合よりも短い。
手術用顕微鏡のための鏡筒は、倍率系を含み、顕微鏡主対物レンズを配置する手術用顕微鏡のキャリアに接続するように設計されている。
望遠系として構成した鏡筒レンズ系を有する鏡筒の射出瞳の位置は、特に望遠系の正の屈折力を有するレンズユニットと手術用顕微鏡-キャリア内の倍率系の射出瞳との間隔および望遠系の負の屈折力を有するレンズユニットの屈折力によって決定される。
人間工学的に有利に構成した鏡筒により、観察者は、特に接眼レンズ視野を手術用顕微鏡キャリアに向けて動かし、手術用顕微鏡キャリアから離間させるように動かすことができる。鏡筒の別の設定領域は、ベース部の接続片に設けた開口から、観察者が接眼レンズによって拡大して観察することができる中間像までの比較的長い光学距離を前提とする。
良好な人間工学的特性を有し、2本の回転軸線を中心として可動であり、ベース部、中間部および接眼レンズ部を有する鏡筒では、鏡筒のベース部に設けた開口と第1回転軸線に配置した可動なミラー素子との間隔は、鏡筒内における第1ミラー素子と、第2回転軸線に位置する第2ミラー素子との間隔とほぼ同程度の大きさとする必要がある。すなわち、次いで接眼レンズ部とベース部とを鏡筒の回転軸線を中心として旋回させることにより、別の変位領域をカバーすることができる。
本発明による鏡筒では、結像光路を偏向するミラー素子を望遠系の正の屈折力を有するレンズユニットと負の屈折力を有するレンズユニットとの間に配置したことにより、鏡筒の中間部のミラー素子間の光学距離と、鏡筒の接続片に設けた開口から第1ミラー素子までの光学距離との比率を約2/3以上とすることができる。この場合、鏡筒の接続片に設けた開口から中間像の位置までの光学距離は、焦点距離が望遠系の屈折力に対応し、鏡筒の入口開口に配置した鏡筒レンズ系を有する鏡筒の場合と同じである。鏡筒の接続片に設けた開口から中間像の位置までの光学距離は、鏡筒の入口開口から第1ミラー素子までの光学距離の約3.5倍である。
本発明は、ベース部分に構成空間を配置した鏡筒の入口開口から間隔をおいて正の屈折率を有するレンズユニットを配置することにより、特にビームスプリッタまたはアフォーカルシステム、例えばガリレイ式システムまたはズームシステムの形態の倍率系のために使用できる構成空間が形成されるという思想に基づいている。
本発明の認識では、特に鏡筒内における2つのミラー素子が、焦点距離が165mm〜220mm範囲の望遠系の正の屈折力を有するレンズユニットと負の屈折力を有するレンズユニットとの間に配置され、これらのミラー素子が結像光路の光軸に対して垂直に延在する回転軸線を中心としてそれぞれ可動である場合、鏡筒において極めて良好な結像特性および優れた人間工学的特性が統合される。
正の屈折率を有するレンズユニットと変位可能な第1ミラー素子との間の光学距離が、接続片に設けた開口と正の屈折力を有するレンズユニットとの間の光学距離よりも短いことにより、鏡筒内に配置した倍率系または結像光路の連結または分離に用いるビームスプリッタ装置のために大きい構成空間が形成される。
好ましくは、鏡筒レンズ系は立体的な物体観察のために構成されている。鏡筒レンズ系は、左側および右側の立体的な結像光路により貫通される左側および右側の鏡筒レンズ系を有している。一定の立体基準を有する立体的な結像光路が接続片に設けた開口から第2ミラー素子に案内されていることにより、鏡筒のベース部および中間部を極めて狭幅にスペースを節約して構成することができる。
本発明は、ベース部がベース部ハウジングを有し、中間部が中間部ハウジングを有し、中間部がベース部で引出し位置と折畳み位置との間で可動であり、ベース部ハウジングが、折畳み位置で中間部ハウジングの外形に適合する幾何学形状で構成した外形を備えるハウジング部分を有する場合、鏡筒を小さい空間で折り畳むことができるという思想に基づいている。すなわち、ベース部ハウジングで中間部ハウジングを狭い空間で旋回させることができる。
また本発明の思想では、鏡筒において、接眼レンズハウジングを有し、中間部に旋回可能に支承された接眼レンズ部を通って結像光路を案内し、接眼レンズ部は中間部で折畳み位置と引出し位置との間で可動であり、接眼レンズ部ハウジングは、折畳み位置で中間部ハウジングの外形に適合する幾何学形状で構成された外形を備えるハウジング部分を有している。この措置により、接眼レンズ部を極めて狭幅にスペースを節約して中間部に取り付けることができることが保証される。
本発明の別の思想では、ベース部を貫通する結像光路をカバーするためにベース部または接眼レンズ部に対して可動なハウジングカバーを設けることにより、鏡筒を貫通する結像光路がビネット効果を受けることなしに、旋回軸線における鏡筒の可動性のために大きい旋回角度を得ることができる。また本発明では、接眼レンズ部を貫通する結像光路をカバーするために接眼レンズ部に対して可動なハウジングカバーを設ける。
このために、柔軟なカバー部分と堅固なカバー部分とを有するハウジングカバーを構成することは有利である。柔軟なカバー部分と堅固なカバー部分とはジョイントにより接続されている。このジョイントはフィルムジョイントとして構成してもよい。ハウジングカバー自体は、有利にはプラスチックにより構成される。ハウジングカバーは、例えば射出成形部分として作製してもよい。基本的には、ハウジングカバーのためにフィン機構を設けることも可能である。
回転軸線を中心として中間部をベース部で旋回させる場合に、堅固なカバー部分はベース部で回転軸線を中心とした旋回を行う。対応して、接眼レンズ部が回転軸線を中心として中間部で旋回した場合に、堅固なカバー部分は回転軸線を中心として中間部で回動する。柔軟なカバー部分は、ベース部および/または接眼レンズ部のスリット状の収容部で案内される。このスリット状の収容部は、リンク機構案内部として作用する。
ハウジングカバーは中間部に固定されている。ベース部を貫通する結像光路と接眼レンズ部を貫通する結像光路とをカバーするために、有利には同一に構成し、相互に結合した2つのハウジングカバーが設けられている。
負の屈折力を有するレンズユニットが接眼レンズ部に配置されている。接眼レンズ部は、中間部に枢着された部分と、結像光路の光軸を中心として旋回可能に回転ジョイントに収容された、接眼レンズのための収容部を備える別の部分とを有している。この別の部分には、像反転のためのポロプリズムが位置する。この別の部分を旋回させるためには駆動部が設けられている。これにより、鏡筒の接眼レンズの瞳孔距離を調整することが可能である。負の屈折力を有するレンズユニットは第2ミラー素子と像反転のためのポロ光学系との間に配置されている。
正の屈折力を有するレンズ系と、接続片に設けた開口との間にアフォーカル倍率系を位置決めすることは有利である。アフォーカル倍率系は、ガリレイ式変換器として構成してもよい。アフォーカル倍率系の第1レンズが光軸に対して平行な結像光路に向けられた場合、アフォーカル倍率系は、鏡筒内における中間像の縁部領域の遮蔽または中間像のビネット効果に抗して作用する。さらに、鏡筒内で調節可能な倍率系により、倍率系によって手術用顕微鏡キャリアで手術用顕微鏡の調節可能な倍率の可変性が得られる。
上記の鏡筒内における中間像の縁部領域の遮蔽または中間像のビネット効果に抗するために、正の屈折力を有するレンズ素子の前にガラスブロックを設けることも可能である。このガラスブロックをビームスプリッタとして構成することにより、鏡筒内の結像光路をデータ接続または分離するためのインタフェースを設けることが可能となる。
ベース部が、結像光路の光軸に対して平行な回転軸線を有する回転ジョイントを有していることにより、特に人間工学的な高い要求を満たすことができる。
次に図面に概略的に示した実施例に基づき本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の手術用顕微鏡のための鏡筒により、極めて良好な人間工学的特性および極めて良好な結像特性を有する手術用顕微鏡のための鏡筒が得られる。
手術用顕微鏡のキャリアに組み込んだ倍率変更器を有する鏡筒を示す斜視図である。 鏡筒の構成群を示す立体図である。 鏡筒における結像光路をカバーするためのハウジングカバーを示す斜視図である。 異なった旋回位置で鏡筒を示す断面図である。 異なった旋回位置で鏡筒を示す別の断面図である。 異なった旋回位置で鏡筒を示す別の断面図である。 異なった旋回位置で鏡筒を示す別の断面図である。 異なった旋回位置で鏡筒を示す別の断面図である。 瞳孔距離を調整するための手段を有する鏡筒の接眼レンズを示す図である。 組み込まれたビームスプリッタおよび記録手段に接続するためのインタフェースを有する鏡筒を示す斜視図である。 組み込まれたビームスプリッタを有する鏡筒の結像光路を示す図である。
図1に示す鏡筒1は、ベース部3、中間部5および接眼レンズ部7を有している。ベース部3はベース部ハウジング9を備える。ベース部ハウジング9は、接続部材11によって手術用顕微鏡15のキャリア13に接続されている。中間部5は中間部ハウジング16を有している。中間部5は、回転ジョイント17によって旋回可能にキャリア13に配置されている。中間部5は、回転ジョイント17で回転軸線21を中心として二重矢印19に従って可動である。接眼レンズ部7は接眼レンズ部ハウジング22を備える。接眼レンズ部7は回転ジョイント23によって中間部5に支持されている。回転ジョイント23は回転軸線25を有している。回転軸線25を中心として接眼レンズ部7を二重矢印27に従って旋回させることができる。
手術用顕微鏡15のキャリア13は、詳述しない手術用顕微鏡三脚のアーム29に固定されている。手術用顕微鏡三脚では、回転軸線33および傾動軸線31を介して手術用顕微鏡15の鏡筒1を変位させることができる。
手術用顕微鏡15によって、観察者は、共通の顕微鏡主対物レンズ40を貫通する光軸37、39を有する左側および右側の立体結像光路を介して、左側および右側の接眼レンズ41、43によって拡大して物体領域35を観察することができる。
ベース部3は回転ジョイント45を含む。回転ジョイント45で、鏡筒1は鏡筒内に進入する結像光路の光軸37、39に対して平行な回転軸線47を中心として二重矢印51に従って操作顕微鏡15のキャリア13に対して可動である。
手術用顕微鏡15のキャリア13には、調節可能なアフォーカル倍率系が配置されている。鏡筒1のベース部3には左側および右側の結像光路のための別のアフォーカル倍率系が位置している。この倍率系は、回転ボタン53によって操作することができる倍率変更器に収容されている。鏡筒内の倍率変更器により、手術用顕微鏡15で観察画像の倍率を多様に調整することができる。
左側および右側の接眼レンズ41、43は、それぞれ接眼レンズ収容部139l、139rに配置されている。接眼レンズ収容部139l、139rは、瞳孔距離調整手段61のための駆動ユニット167によって軸線63、65を中心として二重矢印62、64に従って旋回させることができる。
鏡筒1は、左側および右側の結像光路のために、望遠系として構成したそれぞれ1つの鏡筒レンズ系を含む。
図2は、光軸39を有する右側の結像光路と共に鏡筒1の構成群を3次元図で示す。右側の結像光路は右側の鏡筒レンズ系67rを貫通する。正の屈折力を有するレンズユニット68rおよび負の屈折力を有するレンズユニット69rを備える。
光軸37を有する左側の結像光路では、鏡筒レンズ系69は鏡筒1内に、対応して正の屈折力を有するレンズユニットおよび負の屈折力を有するレンズユニットを有する左側の鏡筒レンズ系を備える。
鏡筒レンズ系67rのレンズユニット68r、69rの間には、光軸39を有する結像光路に第1ミラー素子71および第2ミラー素子73が配置されている。同様のことが光軸39を有する結像光路における鏡筒レンズ系についてもいえる。ミラー素子71、73は鏡筒1の回転軸線21、25で旋回可能に支承されている。回転軸線21、25は、ミラー素子71、73のミラー面75、77に延在する。回転軸線21、25は左側および右側の立体結像光路の光軸37、39とそれぞれ垂直に交差する。第1ミラー素子71は、鏡筒1のベース部3を介して案内された結像光路37および39を中間部5によって第2ミラー素子73に直接に偏向する。第2ミラー素子73によって結像光路は接眼レンズ部7に偏向される。
鏡筒1は、第1および第2ハウジングカバー79、81を含む。鏡筒1を貫通する光軸37、39を有する結像光路は、ベース部ハウジング9、中間部ハウジング16、接眼レンズ部ハウジング22および両ハウジングカバー79、81によってカバーされている。鏡筒1の両ハウジングカバー79、81は全く同じ構成部分として形成されている。
図3はハウジングカバー81を示す。ハウジングカバー81はソケット85を有する堅固なカバー部分83を備える。ソケット85はベース面86を有している。堅固なカバー部分83はS字形の外形87を有している。堅固なカバー部分83には2つの円形レール89が構成されている。ソケット85は、光軸37、39を有する立体結像光路のための2つの貫通開口91、93を有している。ソケット85にはピン95が位置する。ソケット85は、ハウジングカバー79のピンを収容するための役割を果たす凹部97を有している。ハウジングカバー81は柔軟なカバー部分99を有している。柔軟なカバー部分99はフィルムジョイント101によって堅固なカバー部分83に結合されている。フィルムジョイント101では、柔軟なカバー部分99は、回転軸線103を中心として堅固なカバー部分83に対して可動である。
両ハウジングカバー79、81は、鏡筒1の中間部5に固定されている。両ハウジングカバー79、81は、そこでハウジングカバー79、81のそれぞれのソケットのベース面で隣接している。この場合、ハウジングカバーのピンは、他方のハウジングカバーのピンを収容するための凹部に突入している。
図4から図8は、鏡筒1を異なる旋回位置で示す断面図である。
ベース部3は、ダブテール状雄型連結部材として構成した接続片105を有している。接続片105は、回転ジョイント45によってベース部ハウジング9に結合されている。ベース部ハウジング9の内部には、光軸37、39を有する左側および右側の結像光路のためにそれぞれ1つのアフォーカル倍率系109l、109rが設けられ、立体的なガリレイ式変換器107の内部に配置されている。
鏡筒1が手術用顕微鏡15のキャリア13に接続されている場合、光軸37を有する結像光路は光路が平行な場合に鏡筒1の接続片105に設けた開口108lを貫通する。開口108lには入射窓110lが設けられている。光軸39を有する結像光路のためには、接続片に窓110rを有する対応した開口108rが構成されている。
アフォーカル倍率系109l、109rと第1ミラー素子71との間には、鏡筒レンズ系67の正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rが位置する。
正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rと開口部108l、108rとの間の光路長は、正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rとミラー素子71との間の光路長よりも大きい。同様のことが光軸39を有する結像光路についてもいえる。
回転ジョイント17の回転軸線21を中心として可動なミラー素子71は、減速歯車装置によって回転ジョイント17に連結されている。減速歯車装置は、角度φだけ回転ジョイントを動かした場合にミラー素子71は角度φ/2だけ中間部5の動きに対応した方向に動かされる。これにより、ミラー素子71が、回転ジョイント17のそれぞれの位置でハウジングカバー79、81のソケット領域85または113に設けた貫通開口91、93を介して、光軸37、39を有する結像光路を第2ミラー素子73に偏向することが保証される。
ミラー素子71に対応して、ミラー素子73も減速歯車装置によって回転ジョイント23に連結されている。中間部5の回転ジョイント23の回転軸線25を中心として角度φだけ接眼レンズ部7が動かされた場合、ミラー73は角度φ/2だけ接眼レンズ部7の動きに対応した角度位置に動かされる。
ミラー素子73は、ミラー素子71によって案内された、光軸37、39を有する結像光路を、光軸37、39が負の屈折力を有するそれぞれのレンズユニット69l、69rの光軸とそれぞれ整列するように鏡筒1の接眼レンズ部7に偏向する。この場合、光軸37、39を有する結像光路は、等しい立体基準で鏡筒1のベース部3の開口から負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rまで延在する。
ハウジングカバー79、81は中間部5に固定されている。レール89は堅固なカバー部分83で中間部5を側方からカバーするカバー素子115l、115rの溝にそれぞれ係合する。ハウジングカバー81の柔軟なカバー部分99は、ベース部ハウジング9に構成されたスリット116に突入する。
堅固なカバー部分83によって、図4に示した鏡筒1の位置で結像光路は領域117でカバーされる。柔軟なカバー部分99は鏡筒1における結像光路を領域119でカバーする。
ハウジングカバー79の堅固なカバー部分120は、中間部5を側方でカバーするカバー素子115l、116rで保持されている。ハウジングカバー79の柔軟なカバー部分121は、接眼レンズ部7に構成されたスリット123に突入する。柔軟なカバー部分121は、鏡筒1の結像光路を領域125でカバーする。鏡筒1を貫通する結像光路は領域127で堅固なカバー部分120によってカバーされる。
中間部5は、鏡筒1のベース部3で折畳み位置と引出し位置との間で可動である。同様のことが中間部5における接眼レンズ部7の動きについてもいえる。
図5は、中間部5および接眼レンズ部7を折畳み位置に配置した鏡筒1の設定を示している。ベース部ハウジング9の外形は、ハウジング部149では、中間部ハウジング16の凹凸幾何学形状部に適合する凹凸外形により構成されている。接眼レンズ部7の部分155の外形は、中間部5の部分159の凹凸幾何学形状に適合されている。
図6は、中間部5を折畳み位置に位置決めし、接眼レンズ部7を引出し位置に位置決めした鏡筒1を示す。図7の設定では、鏡筒1の中間部5は引出し位置に位置し、接眼レンズ部7は折畳み位置に位置する。
回転軸線21を中心として角度範囲α=80°にわたって鏡筒1の回転ジョイント17を変位することができる。回転ジョイント23は、回転軸線25を中心として角度範囲β=100°にわたって可動である。
ベース部3で回転軸線21を中心として矢印129に従って中間部5を動かした場合、堅固なカバー部分83は回転軸線21を中心として矢印131に従って回動される。この場合、柔軟なカバー部分99は、リンク機構またはシェードのように矢印132の方向にベース部ハウジング9のスリット1116から外側に移動する。同様のことが回転ジョイント23の回転軸線25を中心として接眼レンズ部7を動かした場合の堅固なカバー部分120および柔軟なカバー部分121の動きについてもいえる。
図8は、中間部5および接眼レンズ部7の引出し位置で鏡筒1を示す。
回転軸線21と回転軸線25との間隔L21、25については、L21、25=53mmである。回転軸線21と接続片の端面106との間隔L106、21については、L106、21=72mmである。正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rと回転軸線21との間隔L68、21については、L68、21=23mmである。負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rと回転軸線25との間隔L69、25については、L69、25=23mmである。正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rと負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rとの間の光学距離は99mmである。正の屈折力を有するレンズユニット68l、68rの焦点距離fについては、f=157mmである。負の屈折力69l、69rを有するレンズユニットの焦点距離fについてはf=−236mmである。鏡筒1が引き出された位置における中間像のための平面170と接続片の端面106との間隔L170、106については、L170、106=174mmである。
鏡筒1の接眼レンズ部7は、光軸37、39を有する左側および右側の結像光路のために負の屈折力69l、69rを有するレンズユニットをそれぞれ配置した部分139l、139rを有している。
接眼レンズ41、43を収容するために、鏡筒は区分133にそれぞれ旋回可能に配置した部分139l、139rを有し、これらの部分には、それぞれ1つのポロ光学系143l、143rが画像反転のために設けられている。
瞳孔距離設定のために、回転ジョイント149l、149rの回転軸線63、65を中心として、ポロ光学系143l、143rおよび接眼レンズ41、43を有する部分139l、139rを変位することができる。回転軸線63、65は負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rの光軸37、39と整列する。
図9は、左側および右側の接眼レンズ41、45と、回転ボタン163l、163rを有する駆動部167によって回転軸線63、65を中心として旋回させることができる旋回可能な部分139l、139rとを有する鏡筒1の接眼レンズを示している。駆動部167は第1溝カム178および第2溝カム177を構成したシャフト173を備える。溝カム177、178はそれぞれスライドブロック179、181に作用する。スライドブロック179は旋回可能な部分139lに固定されている。スライドブロック181は旋回可能な部分139rに固定されている。シャフト173の回転により、溝カム175、177によって接眼レンズ41、43を収容した部分139l、139rにおける接眼レンズ41、43の瞳孔距離を変更した旋回位置が得られる。
図10は、記録手段、例えばカメラの形態の記録手段との接続のための2つのインタフェース202、204を有する手術用顕微鏡のための変更した鏡筒200を示す。
図11は、鏡筒200の光学構成群を示す。図1〜図9に基づき説明した倍率変更器を有する鏡筒1の構成群に対応している鏡筒200の光学構成群には同じ符号を付す。
左側および右側の結像光路の倍率変更器の変わりに、光軸37、39を有する結像光路は鏡筒200ではビームスプリッタ206およびビームスプリッタ208を貫通する。ビームスプリッタ206は、光軸37を有する左側の結像光路に配置されている。ビームスプリッタ208は対応して光軸39を有する右側の結像光路における正の屈折力を有するレンズユニット68lと鏡筒200の接続片に設けた開口108lの窓との間に配置されている。ビームスプリッタ206は左側の結像光路の一部をインタフェース202に偏向する。ビームスプリッタ208は右側の結像光路の一部をインタフェース204に分離する。
接続片に設けた開口の窓110l、110rを通って進入する左側および右側の結像光路は、左側および右側の鏡筒レンズ系67l、67rの正の屈折力68l、68rを有するレンズユニットを貫通する。次いで結像光路は、鏡筒200の中間部5の第1および第2ミラー素子71、73によって、鏡筒の接眼レンズ部7に配置した負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rに偏向される。望遠系として構成された鏡筒レンズ系67は中間像平面170に中間像を生成し、観察者は無限に適合された眼によって接眼レンズ41、43を介して拡大してこの中間像を観察することができる。光軸37、39を有する結像光路は、窓110l、110rを有する鏡筒200の接続片によって第1および第2ミラー素子71、73を介して負の屈折力を有するレンズユニット69l、69rまで一定の立体基準210で案内される。
要約すると次の通りである。本発明は手術用顕微鏡のための鏡筒1に関する。鏡筒1は、ベース部3と、回転軸線を中心としてベース部3で旋回可能な中間部と、回転軸線25を中心として中間部5で旋回可能な接眼レンズ部7とを有する。結像光路は、ベース部3、中間部5および旋回可能な接眼レンズ部7を通って案内される。鏡筒1は鏡筒レンズ系67を有し、鏡筒レンズ系67は、ベース部3の接続片105に設けた開口108を介して進入する平行な結像光路37、39を中間像に結像させる。鏡筒は変位可能な第1ミラー素子71を有し、このミラー素子71は、ベース部3で回転軸線21を中心として可動である。鏡筒は別の変位可能なミラー素子73を有し、このミラー素子73は中間部5で回転軸線25を中心として可動である。第1ミラー素子71は、接続片5を介して進入する結像光路37、39を別のミラー素子73に偏向する。本発明によれば、鏡筒レンズ系は、正の屈折力68l、68rを有するレンズユニットと、負の屈折力69l、69rを有するレンズユニットとを備える望遠系67であり、第1ミラー素子71および別のミラー素子73は結像光路37、39において正の屈折力68l、68rを有するレンズユニットと、負の屈折力69l、69rを有するレンズユニットとの間に配置されている。
1 鏡筒
3 ベース部
5 中間部
7 接眼レンズ部
9 ベース部ハウジング
16 中間部ハウジング
21、25、47 回転軸線
22 接眼レンズハウジング
37、39 結像光路
45 回転ジョイント
67 鏡筒レンズ系
68l、68r、69l、69r レンズユニット
71、73 ミラー素子
79、81 ハウジングカバー
83、99、121 カバー部分
101 ジョイント
105 接続片
107 ガリレイ変換器
108、108l、108r 開口
109l、109r アフォーカル倍率系
115 リンク機構
139l、139r 部分
143l、143r ポリ光学系
149、157 ハウジング部分
173 駆動部
206、208 ビームスプリッタ

Claims (31)

  1. 手術用顕微鏡のための鏡筒(1)であって、ベース部(3)、回転軸線(21)を中心として前記ベース部(3)で旋回可能な中間部(5)、および回転軸線(25)を中心として中間部(5)で旋回可能な接眼レンズ部(7)を通って案内された結像光路(37、39)と、
    前記ベース部(3)の接続片(105)に設けた開口(108)を介して進入する平行な前記結像光路(37、39)を中間像(170)に結像する鏡筒レンズ系(67)と、
    回転軸線(21)を中心として前記ベース部(3)で可動な、変位可能な第1ミラー素子(71)と、
    回転軸線(25)を中心として前記中間部(5)で可動な、変位可能な別のミラー素子(73)とを備え、
    前記第1ミラー素子(71)が、前記接続片(105)を介して進入する前記結像光路(37、39)を前記別のミラー素子(73)に偏向する鏡筒において、
    前記鏡筒レンズ系(67)が望遠系であり、この鏡筒レンズ系が、正の屈折力を有するレンズユニット(68l、68r)および負の屈折力を有するレンズユニット(69l、69r)を有し、前記第1ミラー素子(71)および第2ミラー素子(73)が、前記結像光路(37、39)で正の屈折力を有するレンズユニット(68l、68r)と負の屈折力を有するレンズユニット(69l、69r)との間に配置されていることを特徴とする鏡筒。
  2. 請求項1に記載の鏡筒において、
    正の屈折率を有するレンズユニット(68l、68r)と変位可能な前記第1ミラー素子(71)との間の光学距離が、前記接続片(105)に設けた開口(108l、108r)と前記正の屈折力を有するレンズユニット(68l、68r)との間の光学距離よりも短い鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載の鏡筒において、
    前記鏡筒レンズ系(67)が、左側および右側の立体的な結像光路(37、39)により貫通され、該立体的な結像光路が、一定の立体基準で、前記接続片(105)に設けた前記開口(108l、108r)から前記別のミラー素子(73)に案内されている鏡筒。
  4. ベース部、および回転軸線を中心としてベース部で旋回可能な中間部を通って案内された結像光路を有する手術用顕微鏡のための鏡筒、特に請求項1から3までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    ベース部(3)がベース部ハウジング(9)を有し、中間部(5)が中間部ハウジング(16)を有し、前記中間部(5)が前記ベース部(3)で折畳み位置と引出し位置との間で可動であり、前記ベース部ハウジング(9)が、折畳み位置で前記中間部ハウジング(16)の外形に適合する幾何学形状で構成した外形を備えるハウジング部分(149)を有する鏡筒。
  5. 中間部、および回転軸線を中心として中間部で旋回可能な接眼レンズ部を通って案内された結像光路を有する手術用顕微鏡のための鏡筒、特に請求項1から4までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記中間部(5)が中間部ハウジング(16)を有し、前記接眼レンズ部(7)が接眼レンズ部ハウジング(22)を有し、前記接眼レンズ部(7)が、前記中間部(5)で折畳み位置と引出し位置との間で可動であり、前記接眼レンズ部ハウジング(22)がハウジング部分(157)を有し、該ハウジング部分(157)の外形が、折畳み位置で前記中間部ハウジング(16)の外形に適合する幾何学形状で構成されている鏡筒。
  6. 中間部、および回転軸線を中心として中間部で旋回可能な接眼レンズ部を通って案内された結像光路を有する手術用顕微鏡のための鏡筒、特に請求項5に記載の鏡筒において、
    前記接眼レンズ部(7)を貫通する前記結像光路(37、39)をカバーするために接眼レンズ部(7)に対して可動なハウジングカバー(79)を設けた鏡筒。
  7. ベース部、および回転軸線を中心としてベース部で旋回可能な中間部を通って案内された結像光路を有する手術用顕微鏡のための鏡筒、特に請求項4から6までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ベース部(3)を貫通する前記結像光路(37、39)をカバーするために前記ベース部(3)に対して可動なハウジングカバー(81)を設けた鏡筒。
  8. 請求項6または7に記載の鏡筒において、
    前記ハウジングカバー(79、81)が、柔軟なカバー部分(99)と堅固なカバー部分(83)とを有している鏡筒。
  9. 請求項8に記載の鏡筒において、
    前記中間部(5)が前記回転軸線(21)を中心として前記ベース(3)で旋回した場合に、前記堅固なカバー部分(83)が前記回転軸線(21)を中心として前記ベース部(3)で回動する鏡筒。
  10. 請求項8または9に記載の鏡筒において、
    前記接眼レンズ部(7)が回転軸線(25)を中心として前記中間部(5)で旋回した場合に、前記堅固なカバー部が前記回転軸線(25)を中心として前記中間部(5)で回動する鏡筒。
  11. 請求項8から10までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記柔軟なカバー部(99)が、前記ベース部(3)のスリット状収容部(115)で案内される鏡筒。
  12. 請求項8から11までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ベース部(3)に、前記柔軟なカバー部分(99)のためのリンク機構案内部(115)を設けた鏡筒。
  13. 請求項8から12までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    柔軟なカバー部分(121)が、前記接眼レンズ部のスリット状収容部(123)で案内されている鏡筒。
  14. 請求項8から13までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記接眼レンズ部(7)に、前記柔軟なカバー部分のためのリンク機構案内部(123)を設けた鏡筒。
  15. 請求項8から14までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記柔軟なカバー部分(99)と前記堅固なカバー部分(83)とがジョイント(101)によって結合されている鏡筒。
  16. 請求項15に記載の鏡筒において、
    前記ジョイント(101)がフィルムジョイントである鏡筒。
  17. 請求項6から16までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ハウジングカバー(79、81)が、プラスチックからなる鏡筒。
  18. 請求項17に記載の鏡筒において、
    前記ハウジングカバー(79、81)が射出成形部材である鏡筒。
  19. 請求項6から18までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ハウジングカバーがフィンを備える鏡筒。
  20. 請求項6から19までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ハウジングカバー(79、81)が中間部(5)に固定されている鏡筒。
  21. 請求項6から20までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ベース部(3)を貫通する前記結像光路(37、39)と、前記接眼レンズ部(7)を貫通する前記結像光路(37、39)とをカバーするために、同一に構成し、相互に結合した2つのハウジングカバー(79、81)が設けられている鏡筒。
  22. 請求項1から21までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    負の屈折力を有するレンズユニット(69)が前記接眼レンズ部(7)に配置されている鏡筒。
  23. 請求項1から22までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記接眼レンズ部(7)が、前記中間部(5)に枢着された部分(33)と、回転ジョイントで旋回可能に結像光路の前記光軸(37、39)を中心として収容された接眼レンズ(41、43)のための収容部を備える別の部分(139l、139r)とを有している。
  24. 請求項23に記載の鏡筒において、
    前記別の部分(139l、139r)に、像反転のためのポロ光学系(143l、143r)が配置されている鏡筒。
  25. 請求項23または24に記載の鏡筒において、
    前記別の部分(139l、139r)を旋回させるために駆動部(173)が設けられている鏡筒。
  26. 請求項24または25に記載の鏡筒において、
    負の屈折力を有するレンズユニット(69l、69r)が、前記第2ミラー素子(73)と像反転のための前記ポロ光学系(143l、143r)との間に配置されている鏡筒。
  27. 請求項1から26までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記正の屈折力を有するレンズ系(68l、68r)と、前記接続片(105)に設けた開口(108l、108r)との間にアフォーカル倍率系(109l、109r)が配置されている鏡筒。
  28. 請求項27に記載の鏡筒において、
    アフォーカル倍率系(109l、109r)が、ガリレイ式変換器(107)によって調整可能である鏡筒。
  29. 請求項1から28までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記正の屈折力を有するレンズユニット(68l、68r)と、前記接続片(105)に設けた前記開口(108l、108r)との間にガラスブロックを配置した鏡筒。
  30. 請求項1から29までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記正の屈折力を有するレンズユニット(68l、68r)と、前記接続片(105)に設けた前記開口(108l、108r)との間にビームスプリッタ(206、208)を配置した鏡筒。
  31. 請求項1から30までのいずれか一項に記載の鏡筒において、
    前記ベース部(3)が、前記結像光路の前記光軸(37、39)に対して平行な回転軸線(47)を有する回転ジョイント(45)を備える鏡筒。
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