JP2011102817A - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対物レンズをこの対物レンズの光軸と直交方向の成分を持つように移動させても、比較的簡易な構成で、視野全体を照明することができる顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】顕微鏡装置100は、光源21を有し、この光源21から放射された照明光を標本Oに照射する照明装置20と、この照明装置20により照明された標本Oから出射した光を集光する機能を有する対物レンズ1と、この対物レンズ1から出射した光を集光して標本Oの像を形成する観察光学系2L,2Rと、を有し、対物レンズ1は、当該対物レンズ1の光軸に対して直交方向の成分を持つように移動可能に構成され、また、照明装置20は、対物レンズ1の移動により移動する視野Fに追随して照明光の照野を移動させて、視野Fを照明するように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、顕微鏡装置に関する。
顕微鏡装置の一例である平行系実体顕微鏡装置は、一般的に、対物レンズが左右の各観察用光路に対して偏芯している。これにより、左右観察光路で、標本を互いに異なる角度から臨むことが可能となり、目視観察時には標本の立体視が可能となる。ただし、画像取得時には、立体視は不要であり、むしろ対物レンズが偏芯していることにより収差は悪化してしまうという欠点がある。
このような欠点を解決するための顕微鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の顕微鏡装置においては、画像取得時に、対物レンズをシフトさせることにより、この対物レンズの光軸を画像取得用光路へとつながる光学系の光軸に一致させるように構成されている。これにより、画像取得時には収差が改善された像を取得することが可能となる。
特開平11−119111号公報
しかしながら、このような顕微鏡装置においては、対物レンズがシフトすることにより、視野も同時に観察位置から画像取得位置にシフトしてしまい、透過照明装置の照野の広さが十分でないと、視野の一部が透過照明装置の照野の外に出てしまうという課題があった。透過照明装置の照野を広げることで、この課題を解決することも可能であるが、その場合、透過照明装置の厚さが増大したり、光源が大きくなりコストがかかることとなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり対物レンズをこの対物レンズの光軸と直交方向の成分を持つように移動させても、視野全体を照明可能な照明装置を備えた顕微鏡装置を、比較的簡易な構成によって提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る顕微鏡装置は、光源を有し、当該光源から放射された照明光を標本に照射する照明装置と、この照明装置により照明された標本から出射した光を集光する機能を有する対物レンズと、この対物レンズから出射した光を集光して標本の像を形成する観察光学系と、を有する。そして、対物レンズは、当該対物レンズの光軸に対して直交方向の成分を持つように移動可能に構成され、また、照明装置は、対物レンズの移動により移動する視野に追随して照明光の照野を移動させて、この視野を照明するように構成される。
このような顕微鏡装置において、照明装置は、光源から射出された光束を、対物レンズの視野方向に偏向させるための偏向素子を有し、対物レンズの移動に追随して当該偏向素子の標本に対する角度を変化させて照野を移動させるように構成することが好ましい。
あるいは、照明装置は、光源若しくは当該光源の像から射出された光束を集光し標本に照射するコンデンサレンズを有し、当該コンデンサレンズを光軸と直交方向の成分を持つように移動させ、対物レンズの移動に追随して照野を移動させるように構成することが好ましい。
あるいは、照明装置の光源は面光源であり、当該面光源を光軸と直交方向の成分を持つように移動させて、対物レンズの移動に追随して照野を移動させるように構成することが好ましい。
また、このような顕微鏡装置において、観察光学系は、少なくとも一部の区間が対物レンズの光軸に対して略平行に延びる2以上の光路を有し、対物レンズを移動させて、当該対物レンズの光軸を2以上の光路のいずれかの光軸と略一致させるように構成されることが好ましい。
このとき、このような顕微鏡装置は、対物レンズの光軸と略一致させる光軸を有する光路により結像される標本の像を検出する撮像素子を有することが好ましい。
さらに、このような顕微鏡装置における照明装置は、標本を挟んで対物レンズの反対側に配置された透過照明装置であることが好ましい。
本発明に係る顕微鏡装置を以上のように構成すると、対物レンズをこの対物レンズの光軸と直交方向の成分を持つように移動させても、比較的簡易な構成で、視野全体を照明することができる。
平行系実体顕微鏡装置の外観を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る平行系実体顕微鏡装置の構成図であって、(a)は観察者の正面から見た構成図を示し、(b)は左側から見た構成図を示す。 第1の実施形態に係る平行系実体顕微鏡装置において、画像取得を行う際の構成図を示す。 第2の実施形態に係る平行系実体顕微鏡装置の構成図であって、(a)は観察者の正面から見た構成図を示し、(b)は左側から見た構成図を示す。 第2の実施形態に係る平行系実体顕微鏡装置において、画像取得を行う際の構成図を示す。 第3の実施形態に係る平行系実体顕微鏡装置の構成図であって、(a)は観察者の正面から見た構成図を示し、(b)は画像取得を行う際の構成図を示す。
(第1の実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1〜図3を用いて、顕微鏡装置の一例である平行系実体顕微鏡装置の構成について説明する。図1に示すように、この実体顕微鏡装置100は、単対物双眼構成の顕微鏡装置であって、透過照明装置20を内蔵するベース部(照明部)101、対物レンズ1及び接眼レンズ7L,7Rが取り付けられ、内部に観察光学系2L,2Rを有する変倍レンズ鏡筒103、及び、焦点合わせ装置105を有している。また、ベース部101の上面には、透明部材を埋め込んだ標本載置台(ステージグラス)102が設けられており、この標本載置台102上に標本Oが載置される。なお、対物レンズ1は、変倍レンズ鏡筒103の下部に設けられた対物レンズ取り付け部106に取り付けられている。この対物レンズ取り付け部106は、予め定められた複数の低倍率の対物レンズ及び複数の高倍率の対物レンズのうちから一つを選択して取り付けることができるようになっている場合と、予め定められた複数の低倍率の対物レンズ及び複数の高倍率の対物レンズのうちから複数を選択して取り付けられるようになっている場合と、がある。
変倍レンズ鏡筒103の外側には変倍ノブ107が配置されている。この変倍レンズ鏡筒103の内部に設けられた観察光学系2L,2Rを構成するアフォーカル変倍光学系3L,3Rには、複数のレンズ群が含まれており、これらのレンズ群は、変倍ノブ107の回転により、予め定められた移動量に則り光軸方向に移動することにより標本Oの像の倍率を変化させるように構成されている。また、焦点合わせ装置105は、焦点合わせノブ108と、この焦点合わせノブ108の回転に伴い変倍レンズ鏡筒103を光軸に沿って上下動させる機構部(図示せず)とを有している。さらに、この変倍レンズ鏡筒103の上部には結像レンズ4L,4R、プリズム5L,5R及び接眼レンズ7L,7Rを有する双眼鏡筒104が取り付けられている。
図2及び図3は、実体顕微鏡装置100の光学系の構成を示しており、標本載置台102上に載置された標本Oを照明する透過照明装置20と、右側観察用光路及び左側観察用光路を有し、透過照明装置20により照明されて標本Oを透過した光を集光し、この標本Oの一次像IM1L,IM1Rを形成する結像光学系6と、この結像光学系6で結像された一次像IM1L,IM1Rを拡大観察するための左右一対の接眼レンズ7L,7Rと、を備えている。なお、本明細書及び図面では、結像光学系6の構成部材及び接眼レンズ7において、左側観察用光路上の部材にはLを、右側観察用光路上の部材にはRを付している。
結像光学系6は、標本Oからの光を集光して光軸に対して略平行な光束に変換する1つの対物レンズ1と、左右一対の観察光学系2L,2Rと、から構成されている。さらに、これらの観察光学系2L,2Rは、複数のレンズ群からなり標本Oの像の観察倍率を変化させる(変倍する)左右一対のアフォーカル変倍光学系3L,3Rと、このアフォーカル変倍光学系3L,3Rから射出した光を集光して上述の一次像IM1L,IM1Rを形成する左右一対の結像レンズ4L,4Rと、アフォーカル変倍光学系3から出射した光を通過させる左右一対のプリズム5L,5Rと、を有して構成される。
このような構成の実体顕微鏡装置100において、対物レンズ1は、その光軸に対して直交方向の成分を持つように移動可能に構成されており(以下、「シフト」と呼ぶ)、この対物レンズ1の光軸を、結像光学系6の右側観察用光路の光軸に一致させることができる。また、図3に示すように、結像光学系6において、左右一対のプリズム5L,5Rのうち、右側観察用光路中のプリズム5Rは、当該光路に対して自在に着脱することが可能に構成されている。このプリズム5Rに代えて、偏向素子としてのハーフプリズム9を挿入することにより、この右側観察用光路の光を反射し、撮像光学系12により撮像素子11に導くよう構成されている。ここで、撮像光学系12は、上述のハーフプリズム9と、このハーフプリズム9で反射された光をさらに反射して撮像素子11の受光面上に標本Oの像IM2を形成させるミラー10と、から構成されている。このように、対物レンズ1をシフトさせることで、収差が改善された標本Oの像IM2を取得することができる。
なお、以上の説明では、対物レンズ1を右側にシフトし、右側観察用光路中のプリズム5Rをハーフプリズム9と交換して、右側観察用光路の光を撮像光学系12に導き、対物レンズ1及び透過照明光学系20の照野を右側にシフトすることで、画像を取得しているが、この実体顕微鏡装置100は、これに限定されるものではない。例えば、対物レンズ1を左側にシフト可能とし、左側観察用光路中のプリズム5Lをハーフプリズム9と交換して、左側観察用光路の光を撮像光学系12に導く構成としてもよい。また、対物レンズ1を右側又は左側に任意に移動可能とし、この対物レンズ1の移動方向に対応して、左側若しくは右側のプリズム5L,5Rをハーフプリズム9と交換して、左側又は右側観察用光路の光を撮像光学系12に導く構成としてもよい。
ところで、このように対物レンズ1をシフトさせると、図3に示すように、それに応じて観察領域(以下、「視野F」と呼ぶ)も、シフトしてしまう。そのため、この顕微鏡装置100においては、視野Fのシフトに応じて透過照明装置20により照明される領域(以下「照野」と呼ぶ)もシフトさせるように構成されている。以下、この照野をシフトする構成について説明する。
図2(b)に示すように、第1の実施形態に係る透過照明装置20は、光源21と、この光源21から出射した光束を平行光束に変換するコレクタレンズ22と、この平行光束を拡散させる拡散板23と、この拡散板23によって拡散された光束を標本載置台102上に配置された標本の方向に反射させる偏向素子としてのミラー24と、を有して構成される。そして、対物レンズ1のシフトによって移動する視野Fに対応して、透過照明装置20は、ミラー24の標本Oに対する角度を変化させ、照野を右側へシフトさせることにより視野Fに照明光が照射されるように構成されている。そのため、常に対物レンズ1の視野F全体を一様に明るく照明することが可能となっている。
以上のような実体顕微鏡装置100を用いて標本Oの観察を行うと、図2(b)に示すように、透過照明光装置20の光源21から放射された光束が、コレクタレンズ22によって平行光束となる。この光束は、拡散板23によって拡散された後、ミラー24によって反射され、標本載置台102上に配置された標本Oを照明する。そして、この標本Oを透過した光は、対物レンズ1によって平行光束となり、左右の各観察用光路に入射する。この左右の各観察用光路において、対物レンズ1からの平行光束は、複数のレンズ群からなるアフォーカル変倍光学系3L,3Rに入射し、再度平行光束となる。そして、各アフォーカル変倍光学系3L,3Rから射出した平行光束は、左右それぞれに配置された結像レンズ4L,4Rにより集光され、プリズム5L,5Rを通過した後、標本Oの一次像IM1L,IM1Rを結像する。観察者は、双眼鏡筒104の上端部に取り付けられた接眼レンズ7L,7Rを用いることにより、結像された一次像IM1L,IM1Rを左右の眼8L,8Rで観察することができる。
次に、画像取得を行う際には、図3に示すように、右側観察用光路中のプリズム5Rに代えて、ハーフプリズム9を挿入し、アフォーカル変倍光学系3Rからの光を撮像光学系12で構成される撮像用光路へと導く。このハーフプリズム9で反射された光は、ミラー10で反射した後、撮像素子11上に画像(標本Oの像)IM2として結像される。またこのとき、対物レンズ1を、その光軸が右側の観察用光路の光軸と一致するように、右側へシフトさせる。これにより、撮像素子11上では、より収差の小さい画像IM2を取得することが可能となる。また、対物レンズ1を右側へとシフトさせることにより、視野Fも右側へとシフトする。これに合わせて、透過照明光装置20内のミラー24の標本Oに対する角度を変化させることで、照野も右側へとシフトさせる。これにより、対物レンズ1をシフトさせた際にも、視野F全体を一様に明るく照明することが可能となる。
以上のように、第1の実施形態に係る実体顕微鏡装置100では、透過照明装置20により、比較的単純な光学系で照野をシフトさせることが可能となり、視野F全体を照射可能な透過照明光装置20を、簡易に得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る実体顕微鏡装置について、図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5に示すように、この第2の実施形態に係る実体顕微鏡装置200の基本構成は、第1の実施形態と同様の構成を有しており、透過照明光装置30の構成のみが異なっている。以下、この透過照明装置30の構成について説明する。なお、以降の説明において、第1の実施形態と同一の部材には同一の符合を付して、詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態に係る透過照明装置30は、光源31と、この光源31から出射した光束を平行光束に変換するコレクタレンズ32と、この平行光束を拡散させる拡散板33と、この拡散板33によって拡散された光束を集光して光源31の像を形成させる集光レンズ34と、この集光レンズ34によって形成された光源像の近傍に配置され、集光された光束を標本Oに向けて反射するミラー35と、このミラー35で反射された光束を再度平行光束に変換するコンデンサレンズ36と、を有して構成される。そして、画像取得の際には、図5に示すように、対物レンズ1の右方向へのシフトに応じてこの透過照明装置30内のコンデンサレンズ36を右方向にシフトさせることで、対物レンズ1の視野Fのシフトに追随して、照野を右側へとシフトさせるよう構成されている。
以上のような実体顕微鏡装置200を用いて標本Oの観察を行うと、図4(b)に示すように、透過照明光学系30の光源21で発せられた光束が、コレクタレンズ32によって平行光束となる。この光束は、拡散板33によって拡散された後、集光レンズ34によって集光され、その後、ミラー35によって反射される。さらに、コンデンサレンズ36によって再度平行光束となって標本載置台102上に配置された標本Oを照明する。そして、この標本Oから発せられる光は、第1の実施形態の場合と同様に、結像光学系6の対物レンズ1によって平行光束となり、左右の観察用光路に入射し、観察光学系2L,2Rによって、一次像IM1L,IM1Rとして結像される。観察者は、この結像された一次像IM1L,IM1Rを、接眼レンズ7L,7Rを用いて左右の眼8L,8Rで観察することができる。
次に、画像取得を行う際には、図5に示すように、右側観察用光路中のプリズム5Rに代えて、ハーフプリズム9を挿入し、アフォーカル変倍光学系3Rからの光を撮像用光路へと導く。このハーフプリズム9で反射された光は、ミラー10で反射された後、撮像素子11上に画像IM2として結像される。またこのとき、対物レンズ1を、その光軸と右側の観察用光路の光軸とが一致するように、右側へシフトさせる。これにより、撮像素子11上では、より収差の小さい画像IM2を取得することが可能となる。また、対物レンズ1の視野Fのシフトに追随して、透過照明光学系30内のコンデンサレンズ36を右側にシフトさせることによって、照野も右側へとシフトさせる。これにより、画像取得時においても、視野F全体を一様に明るく照明することが可能となる。
以上のように、第2の実施形態に係る実体顕微鏡装置200では、透過照明装置30の照野をシフトさせることが可能となり、視野Fがシフトしてもこの視野F全体を照明可能な透過照明装置30を、簡易に得ることができる。また、この透過照明装置30では、ミラー35の近傍に光源像が形成されるため、例えば、ミラー35の反射面上に遮光板を挿入して、光源像の一部を遮光することで、遮光照明を行うことも可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る実体顕微鏡装置について、図6を用いて説明する。図6(a)に示すように、この第3の実施形態に係る実体顕微鏡装置300の基本構成も、第1の実施形態と同様の構成をしており、透過照明光装置40の構成のみが異なっている。以下、この透過照明装置40の構成について説明する。
第3の実施形態に係る透過照明装置40は、標本載置台102上の標本を直接照明する面光源41を有して構成される。そして、画像取得の際には、この透過照明装置40の面光源41を右方向にシフトさせることで、対物レンズ1のシフトにより移動する視野Fに追随して、照野を右側へシフトさせるよう構成されている。ここで、面光源41は、複数のLEDを平面状に並べたものの上方(標本載置台102側)に、拡散板を配置したものであってもよいし、導光板や有機ELであってもよい。
以上のような構成の実体顕微鏡装置300を用いて標本Oの観察を行うと、図6(a)に示すように、透過照明装置40の面光源41で発せられた光束が、標本載置台102上に配置された標本Oを直接照明する。そして、この標本Oから発せられる光は、第1の実施形態の場合と同様に、結像光学系6の対物レンズ1によって平行光束となり、左右の観察用光路に入射し、観察光学系2L,2Rによって、一次像IM1L,IM1Rとして結像される。観察者は、この結像された一次像IM1L,IM1Rを、接眼レンズ7L,7Rを用いて左右の眼8L,8Rで観察することができる。
次に、画像取得を行う際には、図6(b)に示すように、右側観察用光路中のプリズム5Rに代えて、ハーフプリズム9を挿入し、アフォーカル変倍光学系3Rからの光を撮像用光路へと導く。このハーフプリズム9で反射された光は、ミラー10で反射した後、撮像素子11上に画像IM2として結像される。またこのとき、対物レンズ1を、その光軸と右側の観察用光路の光軸とが一致するように、右側へシフトさせる。これにより、撮像素子11上では、より収差の小さい画像IM2を取得することが可能となる。また、対物レンズ1の視野Fのシフトに追随して、透過照明光装置40内の面光源41を右側にシフトさせることにより、照野も右側へとシフトさせる。これにより、画像取得時においても、視野F全体を一様に明るく照明することが可能となる。
以上のように、第3の実施形態に係る実体顕微鏡装置300では、透過照明光装置40により、照野をシフトさせることが可能となると同時に、透過照明光装置40を薄型化することが可能となる。
なお、以上の説明では対物レンズ1に対して少なくとも一部の区間がこの対物レンズ1の光軸に略平行に延びる2つの光路(観察光学系2L,2R)を設けた場合について説明したが、3以上の光路を設けた場合も同様である。
O 標本 F 視野
1 対物レンズ 2L,2R 観察光学系
11 撮像素子 IM1L,IM1R 一次像 IM2 画像
20,30,40 透過照明装置
24 ミラー(偏光素子) 36 コンデンサレンズ 41 面光源
100,200,300 実体顕微鏡装置

Claims (7)

  1. 光源を有し、当該光源から放射された照明光を標本に照射する照明装置と、
    前記照明装置により照明された前記標本から出射した光を集光する機能を有する対物レンズと、
    前記対物レンズから出射した光を集光して前記標本の像を形成する観察光学系と、を有し、
    前記対物レンズは、当該対物レンズの光軸に対して直交方向の成分を持つように移動可能に構成され、
    前記照明装置は、前記対物レンズの移動により移動する視野に追随して前記照明光の照野を移動させて、前記視野を照明するように構成された顕微鏡装置。
  2. 前記照明装置は、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズの前記視野方向に偏向させるための偏向素子を有し、前記対物レンズの移動に追随して当該偏向素子の前記標本に対する角度を変化させて前記照野を移動させるように構成された請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記照明装置は、前記光源若しくは当該光源の像から射出された光束を集光し前記標本に照射するコンデンサレンズを有し、当該コンデンサレンズを前記光軸と直交方向の成分を持つように移動させ、前記対物レンズの移動に追随して前記照野を移動させるように構成された請求項1に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記照明装置の前記光源は面光源であり、当該面光源を前記光軸と直交方向の成分を持つように移動させて、前記対物レンズの移動に追随して前記照野を移動させるように構成された請求項1に記載の顕微鏡装置。
  5. 前記観察光学系は、少なくとも一部の区間が前記対物レンズの光軸に対して略平行に延びる2以上の光路を有し、前記対物レンズを移動させて、当該対物レンズの光軸を前記2以上の光路のいずれかの光軸と略一致させるように構成された請求項1〜4いずれか一項に記載の顕微鏡装置。
  6. 前記対物レンズの光軸と略一致させる光軸を有する前記光路により結像される前記標本の像を検出する撮像素子を有する請求項6に記載の顕微鏡装置。
  7. 前記照明装置は、前記標本を挟んで前記対物レンズの反対側に配置された透過照明装置である、請求項1〜6いずれか一項に記載の顕微鏡装置。
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JP2018060054A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 三鷹光器株式会社 手術顕微鏡

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