JP5103577B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機の前面に証紙などの遊技機情報が備えられる遊技機に関し、特に、遊技機情報の取付による美観の改善及び遊技機情報を悪質な悪戯などから保護するための遊技機情報の取付構造の改良に関する。
一般に、スロットマシンやぱちんこ機等の遊技機は、公共機関の検定を受け、適合したものが遊技場に設置されるようになっており、この種の検定の適合を受けた証明として、検定の番号やその他、製造業者名、組合認定番号等を記載した証紙と呼ばれる証明シールを遊技機に貼付することが義務づけられている。
また、ぱちんこ機においては、遊技機の確率や、確率変動の割合などの仕様を表示する仕様表示シールの貼付も義務づけられており、さらに、キャラクタを使用した遊技機においては、出所表示が、義務づけられる場合があり、著作権シールなどが貼付される場合もある。
従来、ぱちんこ機において、これらの遊技機情報のうち、特に証紙は、遊技機の適正な設置などを監督するために、特定の確認者の確認を必要とし、その貼付する場所は、確認者が視認可能な位置で、遊技盤上の遊技領域に程近い前面右下隅などが一般的である。
この場合、証紙は、遊技盤の前面にあるガラスなどの透明な板材で覆われているため、遊技者が直接、証紙に触れることができず、証紙を剥がしたりする悪意ある悪戯などから保護されるが、遊技者にとって不必要な情報であるにも拘わらず、遊技者の目に触れる位置にあるため、遊技者に目障りな印象を与えるとともに、遊技盤の美観を損ね、デザイン領域を狭める要因にもなっていた。
さらに、上述したように、遊技機には、証紙、仕様表示シールや著作権シールなどの所定の遊技機情報が表示されたもの(以下、遊技機情報表示という)を複数貼付しなければならないため、これらの貼付する領域を確保することが困難となり、このため、遊技盤の各所に点在して貼付せざるを得ず、大きく美観を損ねていた。
また、スロットマシンにおいても、証紙は、特定の確認者に視認可能に貼付しなければならず、特に中古機として流通する場合には、前面のパネル部に直接に貼付するため、遊技者には、不要な情報として目障りであるとともに、証紙がデザインを覆う構成で貼付され、遊技機の美観を損ねていた。また、直接に貼付されることから、剥がれ落ちたり、悪意ある遊技者が、悪戯で剥がす等の行為が後を絶たないという問題も生じている。
さらに、証紙を貼付する位置がパネルの前面下部に該当するため、証紙の確認者が、腰をかがめて、確認しなければならず、数十台を確認するには相当の労力を費やしていた。
また、ぱちんこ機やスロットマシンが、中古市場で流通され、再び、遊技場に設置される場合において、新たな証紙や承認用のシールなどを追加して貼付する必要がある。この場合、追加分の貼付位置を予め想定していないため、貼付位置の確保が困難であった。
なお、証紙は、金銭的な価値を有し、更に遊技機種や設置遊技場などを特定するための固有番号が記載されているので、代替性に欠け、製造工程における貼付の誤りや、傷又は遊技盤への直接貼付後に遊技機の不良が発覚した場合などに取替え容易なように救済を図る必要もある。
このような従来の遊技機における証紙の取付構造に関する技術としては、例えば、ぱちんこ機においては、証紙の脱落の防止や傷からの保護の観点より、遊技盤面に直接貼付した証紙を透明な板で保護する技術(特許文献1)や、透光性の部材からなる遊技盤内に、証紙を貼付した板材を収容して証紙を保護する技術(特許文献2)が提案されている。
また、証紙を誤って遊技機に貼付した場合など無用な証紙の損失を回避するため、証紙を遊技盤に直接貼付しないで、板材への貼付を介するとともに、証紙が貼付された板材を遊技盤に取り付ける技術が開示されている(特許文献3、4)。さらに、特許文献4では、複数の遊技情報表示を集約して一枚の板材に貼付することで、デザイン領域を確保する技術が開示されている。
特開2003−10499号公報 特開2005−125074号公報 特開平6−327817号公報 特開2005−329029号公報
しかしながら、以上のようなこれまで開示されている技術は、上述した従来の課題を十分には解消し得ず、また、新たな問題も生じることとなった。
まず、特許文献1及び特許文献2は、遊技盤の出し入れ時などに生じる傷や悪意ある遊技者の悪戯から証紙を保護する技術であり、いずれも遊技盤上の視認可能な位置である右下隅などに証紙を配設しているため、遊技機の美観の改善までには至ってはいない。
また、特許文献3は、証紙の取替え容易の観点から提案されたものであり、遊技機の美観についてまで考慮されていない。
一方、特許文献4は、複数の遊技情報表示を集約して一枚の板材に貼付することで、遊技盤全体のデザイン領域を確保することに効を奏しているが、集約することで、遊技機情報表示が遊技者に与える目障り感や抜本的な美観の向上の問題は残されている。
また、いずれの技術においても、新たな証紙や承認用のシールなどを追加して貼付する場合には対応が困難であり、追加分の貼付位置の確保までは考慮されていない。
さらに、スロットマシンにおいては、中古の遊技機に直接、遊技機情報表示を貼付しているため、美観が損なわれるとともに、遊技機情報表示の保護が図られておらず、更に貼付位置の問題より、確認者が無用な労力を費やしていた。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、遊技者に目障りとならず、遊技機の美観を損ねないように、遊技機情報表示を遊技機に配設するとともに、遊技機情報表示の追加も容易とし、かつ、遊技機情報表示を悪意ある遊技者の悪戯から保護することができる遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は扉体と、扉体を開閉可能に支持する支持体を有する遊技機であって、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材と、前記扉体又は支持体に形成され、前記ホルダー部材を挿脱可能、かつ、外部から視認可能に収納するホルダー挿入部と、を備え、前記ホルダー挿入部に収納された前記ホルダー部材が、前記扉体の封閉により挿脱不能となる構成としてある。
このような構成からなる本発明の遊技機によれば、ホルダー挿入部に収納されたホルダー部材は扉体が閉じることで挿脱不能となり、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材が、悪意ある遊技者の悪戯から保護される。
特に、遊技場の営業中においては、遊技機は遊技錠で、扉体と支持体は開閉不能に保持されており、遊技錠で扉体を開放しない限り、ホルダー部材は、挿脱ができない。従って、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材を悪意ある遊技者が挿脱しようとしても、ホルダー部材は保護される。
また、遊技者の目に触れる遊技領域は、扉体前面に集約されており、本発明では、扉体と支持体の嵌合する位置に、ホルダー部材とホルダー挿入部を構成することにより、必然的に遊技者の目に触れない遊技領域とは無関係な位置に所定の遊技機情報を表示するホルダー部材を配設することになる。これにより遊技機情報の表示が、遊技者の目障りとなることもなく、遊技機の美観を損ねる虞もない。
なお、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材とは、所定の遊技機情報を外部より視認可能に表示するもので、遊技機情報表示を直接に記載、貼付、印刷したもの、収容したもの、単に覆うものなどを含め、広く遊技機情報を表示するものをいう。
特に、発明では、前記ホルダー部材が、所定の遊技機情報が表示された遊技機情報表示を外部から視認可能に覆い又は保持する構成としてある。
このような構成とすることにより、扉体が閉じることで、ホルダー部材自体が挿脱不能となる上述した効果に加え、ホルダー部材により遊技機情報表示を覆い又は保持することができ、悪意ある遊技者の悪戯により剥がされたり、遊技機製造時や運搬時などに発生する傷などから保護される。
また、上述したように、扉体と支持体の嵌合する位置に、ホルダー部材とホルダー挿入部を設けることにより、必然的に遊技者の目に触れない遊技領域とは無関係な位置にホルダー部材を配設することになり、ホルダー部材に遊技機情報表示を視認可能に覆い又は保持する構成とした場合においても、遊技機情報表示が、遊技者の目障りとなることもなく、遊技機の美観を損ねる虞もない。
また、本発明の遊技機は前記ホルダー挿入部が、複数備えられる構成としてある。
このような構成とすることにより、複数のホルダー挿入部に、それぞれホルダー部材を収納して遊技機情報を表示することができ、予備のホルダー部材を用意しておくことで、容易にホルダー部材を遊技機に増設可能である。特に、遊技機情報表示を追加しなければならないときには便利である。
そのうえ、遊技機情報表示を遊技機の彼方此方に点在させることなく、同等な位置に配設することができ、遊技者の目障りとなることもなく、美観を損ねる虞もない。また、遊技機情報表示の確認者が一度に確認でき、労力も軽減される。
また、本発明の遊技機は前記ホルダー部材が収納された前記ホルダー挿入部の挿入口を閉蓋する蓋材を備える構成としてある。
このような構成とすることにより、扉体の開放状態においても、ホルダー部材を容易に取り外すことができないため、悪意ある遊技者の悪戯を抑止することができ、一層の防犯を図ることができる。
さらに、遊技機と遊技機情報表示(特に証紙)の一体化が図られることで、遊技機毎の個別化を担保できるため、証紙に記載された固有番号より、遊技機種や設置遊技場などの特定が可能となる。
また、本発明の遊技機は前記ホルダー挿入部に収納された前記ホルダー部材を、取り外し不能にロックするロック手段を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、上述したホルダー挿入部の挿入口を閉蓋する蓋材を備えた場合と同様な効果を奏することができる。すなわち、扉体の開放状態においても、ホルダー部材を容易に取り外すことができないため、悪意ある遊技者の悪戯を抑止することができるとともに、遊技機と遊技機情報表示(特に証紙)の一体化が図られることで、遊技機毎の個別化を担保でき、証紙に記載された固有番号より、遊技機種や設置遊技場などの特定が可能となる。
また、これにより、上述した蓋材を適宜省略することができ、部品点数の削減等を図ることができる。
特に、発明では、前記ロック手段が、前記ホルダー部又は前記ホルダー挿入部に形成され、前記ホルダー部材の挿入により弾性をもって撓む爪部と、該爪部と相対応する前記ホルダー挿入部又は前記ホルダー部材に形成された引掛部からなり、該爪部と該引掛部とが係合することにより、前記ホルダー挿入部に収納された前記ホルダー部材が、取り外し不能にロックする構成としてある。
このような構成とすることにより、上述した効果に加え、ホルダー部材をホルダー挿入口に挿入するだけで、ホルダー部材をホルダー挿入口から取り外し不能にロックすることができるので、迅速にホルダー部材の取り付けや追加の作業ができるため、作業性の向上が図られる。
さらに、各部材の弾性を利用した構成なので、機構が簡単なため、遊技機の製造が容易で、コストの低減が図られる。
一方、本発明の遊技機は前記ロック手段の係合を解除するための解除手段と、解除用開口部を備え、前記解除用開口部が、遊技機が設置状態又は扉体が封閉状態において、閉塞される構成としてある。
このような構成とすることにより、まず、係合を解除するための解除手段を設けることで、誤った遊技機情報表示がホルダー部材に収容等されたような場合に、ロック手段の係合を解除して正規な遊技機情報表示に入れ替えることができる。さらに、解除用開口部が限定された位置にあるので、遊技機が設置状態にある場合や扉体が封閉状態にある場合に、該開口部が閉塞されるため、係合を解除するための冶具等を該開口部より挿入できず、係合を容易に解除することができない。この結果、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材が取り外し不能となり、悪意ある遊技者の悪戯などから遊技機情報表示が簡便、かつ効果的に保護される。
さらに、遊技機を設置状態から解放又は扉体を開放状態にしなければ、係合を解除するための冶具等を開口部より挿入できず、ホルダー部材を取り外すことができないため、遊技機と遊技機情報表示(特に証紙)の一体化が強固に図られることで、遊技機毎の個別化を担保でき、証紙に記載された固有番号より遊技機種や設置遊技場などの特定が可能となる。
一方、遊技機が設置状態にない場合や扉体を開放状態にすることにより、該開口部が開放されるため、係合を解除するための冶具等を該開口部より挿入して、係合を解除し得るので、製造時などにホルダー部材に誤った遊技機情報表示が収容等された場合などに取替えは容易であり、遊技情報表示の再利用が可能となり、遊技機情報表示の無用な損失を防止できる。
なお、解除用開口部とは、ホルダー部材とホルダー挿入口との係合を解除するための解除手段が内設されている部位の入口をいう。
本発明の遊技機によれば、遊技者の目障りとならず、遊技機の美観を損なわないように、遊技機情報表示を遊技機に配設するとともに、遊技機情報表示の追加も容易とし、かつ、遊技機情報表示を悪意ある遊技者の悪戯から保護することができる。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図1〜図12を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、図1〜図4を参照して、本発明に係る遊技機の第一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るスロットマシンを示す概略斜視図であり、図2は、同じく本実施形態に係るスロットマシンの扉体の開放状態を示す概略斜視図である。また、図3は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー挿入部にホルダー部材が収納された状態を示す側面及び上面からの断面図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の遊技機は、扉体3がヒンジ軸部4を介して、支持体2に開閉可能に取付けられた、スロットマシン1である。このスロットマシン1は、メダルを遊技媒体として用いるスロットマシンとは異なり、遊技球を遊技媒体とするパチロット,パロット,玉スロ等と呼ばれるスロットマシン1で、全体の構成や制御は、公知のものであり、ここではこれらの詳細な説明は省略し、発明の特徴的な構成の説明にとどめるものとする。
また、このようなスロットマシンでは、遊技球を遊技媒体に使用する性質上、ぱちんこ機と同様な遊技機島に設置される。従って、扉体3、ヒンジ軸部4と支持体2の構成は、ぱちんこ機と同様であるため、本実施形態がぱちんこ機に適用可能であることは勿論である。
まず、本実施形態に係るスロットマシン1の全体の構成について説明する。
扉体3は、ヒンジ軸部4を中心に開閉可能に支持体2により支持されていて、遊技に供する種々の装置が配設されており、合成樹脂などを成形加工した部材や制御基板などの基板類などから構成されている。
そして、ヒンジ軸部3は、扉体を開閉可能に支持し、扉体3の重量に耐え得る強度を有し、一般的には鉄などの金属類で形成されている。
また、支持体2は、遊技島に設置可能な構成で、木材または合成樹脂などで形成されている。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1のホルダー挿入部6について説明する。
図2に示すように、支持体2の下部に、ホルダー挿入部6が形成されている。
ホルダー挿入部6は、ホルダー部材5を挿脱可能、かつ、外部から視認可能に収納する部材で、収納されたホルダー部材5は、扉体3の封閉により挿脱不能となる。本実施形態では、ホルダー部材5を挿入する挿入口を支持体下部上面2bに臨ませて内方に向けて内設し、該挿入口の端面形状と同一形状で、支持体2内に、ホルダー部材5が収納可能な深さで、形成されている(図3参照)。
なお、ホルダー挿入部6は、支持体2に一体に形成されているものでもよく、支持体2と別部材で形成されていてもよい。
なお、本実施形態では、ホルダー挿入部6が複数形成されている。
このようにホルダー挿入部6を複数形成しておくことで、それぞれホルダー部材5を収納して遊技機情報を表示することができ、遊技機情報表示7を追加したい場合には、予備のホルダー部材5を用意しておくことで、容易に遊技機情報表示7の増設が可能で、便利である。
また、遊技機情報表示7をスロットマシン1の彼方此方に点在させることなく、同等な位置に配設することができ、遊技者の目障りとなることもなく、美観を損ねる虞もない。さらに、遊技機情報表示7の確認者が一度に確認でき、労力も軽減される。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1のホルダー部材5について説明する。
ホルダー部材5は、所定の遊技機情報を外部より視認可能に表示する部材で、ホルダー挿入部6に挿脱可能、かつ外部から視認可能に収納されるが、扉体3が封閉すると挿脱不能となる。
また、短矩形状の板材であり、材質は、容易に割れたり、変形しない程度の硬度・強度等を有する合成樹脂などが適している。
本実施形態では、ホルダー部材5は、図3(b)に示すように、ホルダー部材5に形成したホルダー部材段部5aが、案内となり、ホルダー挿入部内面6aに摺接して、挿入・収納されるような形状となっている。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の作用について説明する。
図3(a)に示すように、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5が、扉体3が閉じることにより、扉体底面3aにより塞がれ、ホルダー部材5が挿脱不能となる。
このような構成とすることで、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5が、悪意ある遊技者の悪戯から保護される。
特に、遊技場の営業中においては、スロットマシン1は遊技錠で、扉体3と支持体2は開閉不能に保持されており、遊技錠で扉体3を開放しない限り、ホルダー部材5は、挿脱ができない。従って、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5を悪意ある遊技者が挿脱しようとしても、ホルダー部材5は保護される。
この場合において、扉体底面3aがホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5の上面を塞ぐ範囲は一部であっても足りる。また、扉体底面3aとホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5の上面との隙間は、扉体3が閉じた状態において、ホルダー部材5が挿脱不能となる範囲ならば、本発明の範囲内である。
また、本実施形態のように、ホルダー挿入部6を支持体2の下部に形成することにより、ホルダー挿入部6に収納された遊技機情報を表示するホルダー部材5が、遊技中において遊技者の目に触れる位置にないため、目障りでなく、美観を損ねる虞もない。
なお、本実施形態では、ホルダー挿入部6を支持体2の下部に形成したが、遊技機島などに設置状態において、遊技機情報を表示するホルダー部材5が視認可能であれば、上部や側部に配設するような、設計変更は可能であり、本発明の範囲内である。
次に、遊技機情報表示7をホルダー部材5に収容等する態様について説明する。特に、図4は、本実施形態に係るスロットマシン1のホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5に遊技機情報表示7を外部から視認可能に覆い又は保持する態様例を列挙した断面図である。
なお、図4(a)〜(d)において、いずれの図も左側がスロットマシン1の前面を示している。
図4(a)は、ホルダー挿入部内面6aに貼付した遊技機情報表示7をホルダー部材5が覆うようにホルダー部材5がホルダー挿入部6に収納された図である。
このような構成は、遊技機情報表示7の裏面が粘着性のシールで形成されている場合に適している。
なお、この場合には、遊技機情報表示7の表面に記載された遊技機情報が、ホルダー部材5の挿入時に擦れて損傷する虞がある。これを防止するために、ホルダー部材5の遊技機情報表示7に相対する裏面に凹面を形成することにより、遊技機情報表示7とホルダー部材5の間に隙間を設けることで、非接触状態で収納することができ、ホルダー部材5の挿入時などに遊技機情報表示7の損傷を防ぐことができる。
図4(b)は、遊技機情報表示7を挟持したホルダー部材5がホルダー挿入部6に収納された図である。
このような構成は、遊技機情報表示7が粘着性のシールを形成しない紙類の場合に適している。
図4(c)は、遊技機情報表示7の遊技情報が記載された表面をホルダー部材5の裏面に貼付したホルダー部材5がホルダー挿入部6に収納された図である。
このような構成は、遊技機情報表示7の遊技機情報が記載された表面が粘着性のシールで形成されている場合に適している。
この場合にも、ホルダー部材5の挿入時に遊技機情報表示7の裏面が擦れて損傷する虞がある。これを防止するために、ホルダー部材5の遊技機情報表示7を貼付する面を同図に示すように凹状に形成することにより、遊技機情報表示7とホルダー挿入部内面6aの間に隙間を設けることで、非接触状態で収納することができ、ホルダー部材5の挿入時などに遊技機情報表示7の損傷を防ぐことができる。
図4(d)は、遊技機情報表示7を貼付した板材8をホルダー部材5に収容した状態で、ホルダー部材5をホルダー挿入部6に収納した図である。
このような構成は、遊技機情報表示7の裏面が粘着性のシールで形成されている場合に適している。
この場合にも、ホルダー部材5の裏面と遊技機情報表示7の表面が擦れて損傷する虞がある。これを防止するために、板材8の遊技機情報表示7を貼付する面を同図のように凹状に形成することにより、遊技機情報表示7とホルダー部材5の裏面の間に隙間を設けることで、非接触状態で収納することができ、ホルダー部材5の挿入時などに損傷を防ぐことができる。
なお、この場合、板材8に遊技機情報表示7を貼付したが、遊技機情報表示を直接、ホルダー部材5とホルダー挿入部内面6aの間で挟持するように収容してもよい。
上述の例のいずれにおいても、ホルダー部材5が、遊技機情報表示7を覆うことで、悪意ある遊技者の悪戯や運搬時などに生じる傷などから遊技機情報表示7が保護される。
このように、ホルダー部材5が、遊技機情報表示7を覆う構成とした場合には、ホルダー部材5は、無色透明または、外部より視認可能な程度に有色透明な部材より形成されている必要がある。
以上、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5に遊技機情報表示7を外部から視認可能に覆い又は保持する態様例を列挙したが、これらの態様に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。例えば、遊技機情報表示7をホルダー部材5の表面に貼付することも可能である。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5は扉体3が閉じることで挿脱不能となり、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5が、悪意ある遊技者の悪戯から保護される。
特に、遊技場の営業中においては、スロットマシン1は遊技錠で、扉体3と支持体2は開閉不能に保持されており、遊技錠で扉体3を開放しない限り、ホルダー部材5は、挿脱ができない。従って、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5を悪意ある遊技者が挿脱しようとしても、ホルダー部材5は保護される。
また、遊技者の目に触れる遊技領域は、扉体3の前面に集約されており、本実施形態では、扉体3と支持体2の嵌合する遊技機下部の位置に、ホルダー部材5とホルダー挿入部6を構成することにより、必然的に遊技者の目に触れない遊技領域とは無関係な位置に所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5を配設することになる。これにより遊技機情報表示7が、遊技者の目障りとなることもなく、スロットマシン1の美観を損ねる虞もない。
また、複数のホルダー挿入部6を予め設けておくことにより、複数のホルダー挿入部6に、それぞれホルダー部材5を収納して遊技機情報を表示することができ、予備のホルダー部材5を用意しておくことで、容易にホルダー部材5をスロットマシン1に増設可能である。特に、遊技機情報表示7を追加しなければならないときには便利である。
そのうえ、遊技機情報表示7をスロットマシン1の彼方此方に点在させることなく、同等な位置に配設することができ、遊技者の目障りとなることもなく、美観を損ねる虞もない。また、遊技機情報表示7の確認者が一度に確認でき、労力も軽減される。
また、扉体3が封閉されていると、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5が、挿脱不能となる効果に加え、遊技機情報表示7をホルダー部材5で覆いまたは保持する構成としておくことで、悪意ある遊技者の悪戯を防止し、運搬時などに生じる傷などからも保護される。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、目障りとならず、スロットマシン1の美観を損なわないように、遊技機情報表示7を遊技機に配設するとともに、遊技機情報表示7の追加も容易とし、かつ、遊技機情報表示7を悪意ある遊技者の悪戯から保護することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第二実施形態について、図5、図6を参照しつつ説明する。
図5は、本実施形態に係るスロットマシンを示す概略斜視図であり、図6は、同じく本実施形態に係るスロットマシンの扉体の開放状態を示す概略斜視図である。同図に示す本実施形態に係るスロットマシン1は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、ホルダー挿入部6を扉体3に形成したものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
また、本実施形態の遊技機は、メダルを遊技媒体とした、スロットマシン1であり、全体の構成や制御は、公知のものであり、ここでは詳細な説明は省略し、発明の特徴的な構成の説明にとどめるものとする。
本実施形態では、ホルダー挿入部6を扉体3に形成したものである。このような構成としても、遊技機島などにスロットマシン1が設置状態において、遊技機情報表示7を収容等したホルダー部材5がホルダー挿入部6に収納された状態で、遊技機情報表示7が視認可能であれば、ホルダー挿入部6が支持体2のみに形成することに限定する必要はなく、第一実施形態で述べたように扉体3が閉じることで、ホルダー部材5が挿脱不能となる同様の効果も奏することができる。
さらに、本実施形態のように、スロットマシン1の上面にホルダー挿入部6を配設することで、従来のように、遊技機の適正な設置などを監督する目的で、証紙を確認する場合に確認者が腰をかがめて、確認する必要がなくなり、確認者の労力を軽減することにもなる。
なお、その他の説明は第一実施形態の説明を援用する。
以上、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、上述の効果に加え、第一実施形態で述べたと同様に、目障りとならず、スロットマシン1の美観を損なわないように、遊技機情報表示7をスロットマシン1に配設するとともに、遊技機情報表示7の追加も容易とし、かつ、遊技機情報表示7を悪意ある遊技者の悪戯から保護する効果も奏することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第三実施形態について、図7を参照しつつ説明する。
図7は、本実施形態に係るスロットマシンの蓋材による閉蓋を示す斜視図である。
同図に示す本実施形態は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、ホルダー部材5が収納されたホルダー挿入部6の挿入口を閉蓋する蓋材9を備える構成としたものである。従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、ホルダー部材5が収納されたホルダー挿入部6の挿入口を蓋材9で閉蓋する構成とするために、支持体下部上面2bに蓋材9を収めることができるような、凹領域を設け、その下部にホルダー挿入部6を形成し、蓋材9に形成された穴に汎用のネジ10を貫通して、支持体2に蓋材9を止着することで、ホルダー部材5を取り外し不能としている。
このような構成とすることにより、扉体3の開放状態においても、ホルダー部材5を容易に取り外すことができないため、悪意ある遊技者の悪戯を抑止することができ、一層の防犯を図ることができる。
また、スロットマシン1と遊技機情報表示7(特に証紙)の一体化が図られることで、遊技機毎の個別化を担保できるため、証紙に記載された固有番号より、遊技機種や設置遊技場などの特定は可能となる。
また、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、上述した効果に加え、第一実施形態で述べたと同様の効果を奏することができる。
[第四実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第四実施形態について、図8を参照しつつ説明する。
図8は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材のロック手段を示す図である。
同図に示す本実施形態は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5を、取り外し不能にするロック手段を備える構成としたものである。従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、ホルダー挿入部6に収納されたホルダー部材5を取り外し不能にロックするために、ホルダー部材取付穴5bを設けたホルダー部材5をホルダー挿入部6に収納した後、ホルダー部材5を汎用のネジ10などで、支持体2に止着することで、ホルダー部材5の取り外しを不能としている。
このような構成とすることにより、上述したホルダー挿入部6の挿入口を閉蓋する蓋材9を備えた場合と同様な効果を奏することができる。すなわち、扉体3の開放状態においても、ホルダー部材5を容易に取り外すことができないため、悪意ある遊技者の悪戯を抑止することができるとともに、スロットマシン1と遊技機情報表示7(特に証紙)の一体化が図られることで、遊技機毎の個別化を担保でき、証紙に記載された固有番号より、遊技機種や設置遊技場などの特定が可能となる。
また、これにより、上述した蓋材9を適宜省略することができ、部品点数の削減等を図ることができる。
また、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、上述した効果に加え、第一実施形態で述べたと同様の効果を奏することができる。さらに、第三実施形態で述べた蓋材9を併用すれば、一層の防犯対策を図ることができ、悪質な悪戯を未然に防止することができる。
[第五実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第五実施形態について、図9を参照しつつ説明する。
図9は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合を示す図である。
同図に示す本実施形態は、上述した第一実施形態及び第四実施形態の変形実施形態であり、ロック手段が、ホルダー挿入部6に形成され、ホルダー部材5の挿入により弾性をもって撓むホルダー挿入部爪部6bと、該爪部6bと相対応するホルダー部材5に形成されたホルダー部材引掛部5cからなり、ホルダー挿入部爪部6bとホルダー部材引掛部5cが係合することにより、ホルダー部材5がホルダー挿入部6から取り外し不能にロックする構成としたものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態及び第四実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態及び第四実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
同図が示すように、本実施形態では、ホルダー挿入部6内に形成されたホルダー挿入部爪部6bが、ホルダー部材5に形成されたホルダー部材引掛部5cと係合されることで、ホルダー部材5がホルダー挿入部6から取り外し不能にロックする。
実際の係合の仕組みについては、図10を参照しつつ説明する。図10は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合の遷移を示す断面図である。
まず、図10(a)に示すように、ホルダー部材5内に遊技機情報表示7を貼付した板材8を収容して、ホルダー部材5をホルダー挿入部6に挿入する。そうすると、ホルダー挿入部6に形成されたホルダー挿入部爪部6bは、ホルダー部材引掛部5cにより押圧されて、弾性をもって、同図の右方向に撓む。ホルダー部材5の挿入が所望の位置まで到達し、ホルダー挿入部6に収納されると、ホルダー部材引掛部5cによる押圧が解除され、ホルダー挿入部爪部6bは、元の形状に復元する。このとき、ホルダー挿入部爪部6bがホルダー部材引掛部5cに係合し、ホルダー部材5を取り外し不能になるように作用する(図10(b)参照)。
次に、図10(b)、図10(c)参照しつつ、ロック手段の係合を解除するための解除手段について以下に説明する。
図10(b)はホルダー部材5がホルダー挿入部6に収納された状態を示しており、ホルダー部材引掛部5cがホルダー挿入部爪部6bに係合している。また、ホルダー挿入部爪部6bの裏面には、ホルダー挿入部舌片穴6cが形成されている。
図10(c)に示すように、解除用開口部11を支持体2の下方向に臨ませており、その解除用開口部11から、汎用工具12(図はプラスドライバ)を挿入し、汎用工具12で、ホルダー挿入部舌片穴6cを下から押圧すると、ホルダー挿入部爪部6bが弾性をもって、同図の右方向に撓む。これにより、ホルダー部材引掛部5cがホルダー挿入部爪部6bの係合から解放される。このとき、ホルダー部材5を上方に引き抜くことで、ホルダー部材5をホルダー挿入部6から、取り外すことができる。
同様に、解除するための解除用開口部11を支持体2の上方向に臨ませた例で、図11を参照しつつ係合と解除について説明する。
図11は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材がホルダー挿入部に収納された状態を示し、かつ解除するための解除用開口部を支持体の上方向に臨ませた状態を示す断面図である。
ホルダー部材5とホルダー挿入部6が係合するまでの遷移は、上述した場合と同様なので、省略し、係合の解除手段について以下に説明する。同図に示すように、解除用開口部11から、汎用工具11(図はプラスドライバ)を挿入し、汎用工具12で、直接、ホルダー挿入部爪部6bを上から押圧すると、ホルダー挿入部爪部6bが弾性をもって、同図の右方向に撓む。これにより、ホルダー部材引掛部5cがホルダー挿入部爪部6bの係合から解放される。このとき、ホルダー部材5を上方に引き抜くことで、ホルダー部材5をホルダー挿入部6から、取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、まず、ロック手段については、ホルダー部材5をホルダー挿入口6に挿入するだけで、ホルダー部材5をホルダー挿入口6から取り外し不能にロックすることができるので、迅速にホルダー部材5の取り付けや追加の作業ができるため、作業性の向上が図られる。
また、係合を解除するための解除手段を設けることにより、誤った遊技機情報表示7がホルダー部材5に収容等されたような場合に、ロック手段の係合を解除して正規な遊技機情報表示7に入れ替えることができ、遊技情報表示7の再利用が可能となり、遊技機情報表示7の無用な損失を防止できる。
さらに、解除用開口部が限定された位置にあるので、以下のような効果を奏することができる。
前述した解除するための解除用開口部11を支持体2の下方向に臨ませている場合は、スロットマシン1が遊技機島などに設置されている状態において、支持体2は遊技機島に固着されているため、解除用開口部11は遊技機島に閉塞される。従って、汎用工具12を挿入できず、係合を解除することができない。この結果、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5が取り外し不能となり、悪意ある遊技者の悪戯などから遊技機情報表示7が簡便、かつ効果的に保護される。
また、後述した解除するための解除用開口部を支持体の上方向に臨ませた構成とした場合は、スロットマシン1の扉体3が閉じた状態において、扉体底面3aにより、解除用開口部11は閉塞される。従って、汎用工具12を挿入できず、係合を解除することができない。解除するためには、扉体3を開放しなければならず、通常の遊技状態においては、所定の遊技機情報を表示するホルダー部材5が取り外し不能となり、悪意ある遊技者の悪戯などから遊技機情報表示7が簡便、かつ効果的に保護される。
なお、解除用開口部の形成箇所は、本実施形態に限定解釈されるものではなく、スロットマシン1が設置状態又は扉体3が封閉状態において、該開口部が閉塞される部位であれば、本発明の範囲内である。
さらに、各部材の弾性を利用した構成なので、機構が簡単なため、スロットマシン1の製造が容易で、コストの低減が図られる。
また、本実施形態に係るスロットマシン1によれば、上述した効果に加え、第一実施形態及び第四実施形態で述べたと同様の効果を奏することができる。
[第六実施形態]
次に、本発明に係る遊技機の第六実施形態について、図12を参照しつつ説明する。
図12は、本実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合を示す図である。
同図に示す本実施形態は、上述した第一実施形態、第四実施形態及び第五実施形態の変形実施形態であり、ロック手段を、ホルダー部材5に形成し、かつ、ホルダー部材5の挿入により弾性をもって撓むホルダー部材爪部5dと、該爪部5dと相対応するホルダー挿入部6に設けたホルダー挿入部引掛部6dとが係合されることで、ホルダー部材5がホルダー挿入部6から取り外し不能にロックする構成としたものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態、第四実施形態及び第五実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態、第四実施形態及び第五実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
同図が示すように、本実施形態では、ホルダー部材5に形成されたホルダー部材爪部5dが、ホルダー挿入部6に形成されたホルダー挿入部引掛部6dが係合されることで、ホルダー部材5がホルダー挿入部6から取り外し不能にロックする。
実際の係合の仕組みや効果、並びにロック手段の係合を解除するための解除手段などについては、本実施形態の構成が第五実施形態において、爪部と引掛部の形成箇所が、入れ替わったことのみの違いであるため、第五実施形態の説明を援用することとし、ここでは、新たな説明は省略する。
本実施形態に係るスロットマシン1によれば、爪部をホルダー部材5に設けることで、第五実施形態よりロック手段を簡易な機構とすることができ、更に第一実施形態、第四実施形態及び第五実施形態で述べたと同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の遊技機について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技機は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明が適用されるのは、スロットマシンに限らず、はちんこ機であってもよく、扉体と扉体を開閉可能に支持する支持体を有する、どのような遊技機であっても適用が可能である。この種の遊技機としては、スロットマシン(パチロット,パロット等を含む)やぱちんこ機の他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、各種の遊技機があり、いずれも本発明の適用対象とすることができる。
本発明は、ぱちんこ機やスロットマシンなど広く遊技機に利用することができる。
本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの扉体の開放状態を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンのホルダー挿入部にホルダー部材が収納された状態を示す側面及び上面からの断面図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンのホルダー挿入部に収納されたホルダー部材に遊技機情報表示が外部から視認可能に覆い又は保持する態様例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンを示す概略斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの扉体の開放状態を示す概略斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るスロットマシンの蓋材による閉蓋を示す斜視図である。 本発明の第四実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材のロック手段を示す図である。 本発明の第五実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合を示す図である。 本発明の第五実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合の遷移を示す断面図である。 本発明の第五実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材がホルダー挿入部に収納された状態を示し、かつ解除するための解除用開口部を支持体の上方向に臨ませた状態を示す断面図である。 本発明の第六実施形態に係るスロットマシンのホルダー部材とホルダー挿入部の係合を示す図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 支持体
3 扉体
4 ヒンジ軸部
5 (5a,5b,5c、5d) ホルダー部材
6 (6a,6b,6c、6d) ホルダー挿入部
7 遊技機情報表示
8 板材
9 蓋材
10 ネジ
11 解除用開口部
12 汎用工具

Claims (1)

  1. 扉体と、扉体を開閉可能に支持する支持体を有する遊技機であって、
    所定の遊技機情報が表示された遊技機情報表示を、外部から視認可能に覆い又は保持することにより前記所定の遊技機情報を表示するホルダー部材と、
    前記扉体又は前記支持体に形成され、前記ホルダー部材を挿脱可能、かつ、外部から視認可能に収納するホルダー挿入部と、
    前記ホルダー部材が収納された前記ホルダー挿入部の挿入口を、閉蓋する蓋材と、
    前記ホルダー挿入部に収納された前記ホルダー部材を、取り外し不能にロックするロック手段と、を備え、
    前記ホルダー挿入部の挿入口が、前記支持体又は前記扉体に臨んで開口しており、当該挿入口が、扉体が閉じることにより、前記支持体又は前記扉体によって塞がれて、前記ホルダー挿入部に収納された前記ホルダー部材が、前記扉体の封閉により挿脱不能となることを特徴とする遊技機。
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