JP5102563B2 - ブラインド - Google Patents

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Description

この発明は、外部光の遮断や取入れ、目隠しなどに使用されるブラインドに関するものである。
部屋の窓側に設置して太陽光を取り入れたり、遮光するための複数のブレードによって構成されているブラインドとして、例えば特開平7−305580号公報及び特開平8−303155号公報に記載のブラインド(以下「従来例1」及び「従来例2」という。)が提案されている。
従来例1は、水平に設けられた上部取付枠と下部支持板との間に複数枚のブラインド羽根を取付け、これを上下に貫通する昇降ロープを設けると共に、上部取付枠からブラインド羽根の幅方向の両側に設けられ、ブラインド羽根の上下の間隔を保持し、かつブラインド羽根の傾斜角度を調整する角度調整紐を取り付けている。上記昇降ロープ及び角度調整紐の一端側は上部取付枠に設けているストッパーを通って下方に引き出されている。昇降ロープ及び角度調整紐のそれぞれを手に持って操作することにより、ブラインド羽根が上下し、またブラインド羽根の角度が調整される。
従来例2は、上部横杆から適当間隔で垂らした昇降紐を複数の羽根の挿通孔に通し、昇降紐の下端部を下部横杆に止め、昇降紐の上部側は上部横杆の一端側に設けた紐止め機構に延びている。紐止め機構に延びた昇降紐は羽根前面右側に垂下がっている。また羽根の左右前後位置には、羽根の角度調整をするための操作紐が配置されている。昇降紐を操作することにより、羽根の開閉をすることができる。また操作紐を操作することにより、羽根の角度調整をすることができる。
特開平7−305580号公報 特開平8−303155号公報
従来例1では、昇降ロープ及び角度調整紐の一端側は上部取付枠に設けているストッパーを通って下方に引き出される構成であり、上記上部取付枠に昇降ロープ及び角度調整紐を外側に引出すための開口を開ける必要があり、昇降ロープ及び角度調整紐がブラインドの外側に露出されているために、次のような問題がある。すなわち、
見栄えが悪いことは当然のこととして、ブラインドを例えば室内のドア内に設置するには不向きであり、ブラインドの適用範囲を広げるためには改善の余地がある。
昇降ロープ及び角度調整紐の操作時にこれらが障害物に当たることがあり、操作がし難いことがある。
従来例2においても、紐止め機構に延びた昇降紐は羽根前面右側に垂下がっており、羽根の角度調整のための操作紐が羽根の左右前後位置に配置されているために、従来例1と同様の課題がある。
この発明の目的は、操作がし易くてブラインドの適用範囲の拡大を図ることにある。
この発明の第1の特徴は、支持枠、この支持枠内に配置してある複数のブレードで構成されているブラインド本体、上記ブレードの昇降機構、上記ブレードの角度調整機構、上記昇降機構を操作するための昇降制動体及び昇降操作体、上記角度調整機構を操作するための角度調整制動体及び角度調整操作体並びに弾性体を備えていることにある。上記支持枠は本体が左右の縦枠と上下の横枠とを組合せた四角形状のフレームであって、正面及び背面の両側から透明板によって挟持されている。上記支持枠の上方の横枠の下側には内部に収納空間を形成している上カバーを取り付けてある。上記昇降機構は、上記ブレードを昇降するための第1及び第2の昇降紐、上記上カバー内に上記横枠に沿って配置している内側の第1及び第2のローラ枠並びに外側のローラ枠である第3のローラ枠、上記第1及び第2のローラ枠並びに第3のローラ枠内に取り付けてある第1及び第2の昇降伝動ローラ並びに昇降伝動中間ローラを備えている。上記角度調整機構は、回転軸、上記回転軸に取り付けてある内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに外側の角度調整制動ローラ、上記各ブレードの角度を調整するための第1及び第2の角度調整紐並びに角度調整制動紐を備えている。上記昇降制動体は磁気的吸引部材を設けており、上記支持枠内を上下動可能であると共に、この上下動を通じて上記第1及び第2の昇降紐を制御可能である。上記昇降操作体は磁気的吸引部材を設けていると共に、一方の上記透明板外方を上下動可能であり、上記一方の透明板を挟んで上記昇降制動体と互いに磁気力により吸引し合って、一体の関係にある。上記角度調整制動体は磁気的吸引部材を設けており、上記支持枠内を上下動可能であると共に、この上下動を通じて上記角度調整制動紐を制御可能である。上記角度調整操作体は磁気的吸引部材を設けていると共に、一方の上記透明板外方を上下動可能であり、上記一方の透明板を挟んで上記角度調整制動体と互いに磁気力により吸引し合って、一体の関係にある。上記上カバーは、その内側に上記収納空間を形成する互いに対向位置しているカバー部によって組み合わされており、各カバー部が基端から対向側に向けて水平状態に突出している水平部を設けてあり、両水平部がその先端辺から上記基端側に向けてそれぞれ複数の係止孔を切り込んであると共に、互いに上下に重なるように配置されており、重ねられている状態において一方の水平部の上記係止孔と他方の水平部の上記係止孔とが保持孔を形成してある。上記第1、第2及び第3のローラ枠の各底部には、ガイド孔としてのガイド筒を設けると共に各ガイド筒の外周に係合溝をそれぞれ形成してある。上記回転軸は上側の上記横枠に沿って配置されており、上記第1、第2及び第3のローラ枠に回転可能に軸受けされている。上記第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラは、上記第1、第2及び第3のローラ枠の内部に配置されていると共に、上記第1の角度調整伝動ローラが上記第1の昇降伝動ローラの上方に、上記第2の角度調整伝動ローラが上記第2の昇降伝動ローラの上方に、上記角度調整制動ローラが上記昇降伝動中間ローラの上方にそれぞれ設けられている。上記第1及び第2の昇降紐は上記ブラインド本体に接続されており、このブラインド本体から第1及び第2のローラ枠内へ上記ガイド筒を通じて導かれており、上記第1の昇降紐が上記第1のローラ枠内の第1の昇降伝動ローラから上記第2のローラ枠を通過して上記第3のローラ枠内の上記昇降伝動中間ローラを経て上記第3のローラ枠のガイド筒を通って下方に位置している上記昇降制動体に導かれ、上記第2の昇降紐が上記第2のローラ枠内の第2の昇降伝動ローラから上記第3のローラ枠内の上記昇降伝動中間ローラを経て上記第3のローラ枠のガイド筒を通って下方に位置している上記昇降制動体に導かれている。上記第1及び第2の角度調整紐はいずれも対の紐部からなり、両紐部が上記各ブレードの幅方向の両側を挟むように配置され、上記ブラインド本体から第1及び第2のローラ枠内へ上記各ガイド筒を通じて導かれ、第1及び第2の角度調整伝動ローラにそれぞれ掛け回されている。上記角度調整制動紐は上記第3のローラ枠のガイド筒を通って上記第3のローラ枠内の上記角度調整制動ローラに掛け回され、下方に延伸して上記角度調整制動体に導かれている。上記第1、第2及び第3のローラ枠は上記上カバーの収納空間内に収納され、各ローラ枠底部の上記ガイド筒が上記保持孔から上記上カバーの下方に突出し、かつ上記ガイド筒の係合溝及びこの係合溝に係合されている上記保持孔を通じて上記上カバーに保持されている。上記弾性体は上記昇降制動体及び角度調整制動体の少なくともいずれか一方に対応していると共に、上下動可能であってかつ保持ローラを取り付けている保持体に対して引っ張る方向にばね付勢している。上記保持ローラには、これが対応している上記昇降制動体に導かれている一方の上記第1及び第2の昇降紐並びに角度調整制動体に導かれている他方の上記角度調整制動紐の少なくともいずれかの紐が掛け回されている。
この発明の第の特徴は、上記の特徴を備えており、内側の第1及び第2の昇降伝動ローラを挟んで外側の昇降伝動中間ローラである第1の昇降伝動中間ローラと対向側に第2の昇降伝動中間ローラを配置してあり、内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラを挟んで外側の角度調整制動ローラである第1の角度調整制動ローラと対向側に第2の角度調整制動ローラを回転軸に取り付けてあり、上記第1及び第2の昇降紐は上記第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能であって、この昇降伝動中間ローラを経て下方に延伸可能であり、角度調整制動紐は上記第2の角度調整制動ローラに掛け回し可能であって、かつこの角度調整制動ローラより下方に延伸可能であり、内側の第1及び第2のローラ枠を挟んで外側のローラ枠である第3のローラ枠と対向側に、底部にガイド孔としてのガイド筒を有する第4のローラ枠を配置してあり、一体の関係にある昇降制動体及び昇降操作体と、一体の関係にある角度調整制動体及び角度調整操作体とは、それぞれの位置を上記第4のローラ枠の下方に変更可能であり、上記昇降制動体は上記第1及び第2の昇降紐を、上記角度調整制動体は上記角度調整制動紐をそれぞれ制御可能であり、上記回転軸は第4のローラ枠に回転可能に軸受けされており、上記第4のローラ枠は、上記第1、第2及び第3のローラ枠と共に、上記上カバーの収納空間内に収納され、各ローラ枠底部の上記ガイド筒が上記保持孔から上記上カバーの下方に突出し、かつ上記ガイド筒の係合溝及びこの係合溝に係合されている上記保持孔を通じて上記上カバーに保持されており、上記第4のローラ枠の上記ガイド筒は、上記第1のローラ枠を通過して上記第4のローラ枠の内底部に取り付けてある第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能である上記第1の昇降紐を下方の上記昇降制動体に導き可能であり、上記第2のローラ枠を通過し上記第1のローラ枠を経て上記第4のローラ枠の上記第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能である上記第2の昇降紐を下方に導き可能であり、上記第4のローラ枠内の上記第2の角度調整制動ローラからの上記角度調整制動紐を下方に導き可能であることにある。
この発明の第3の特徴は、上記第1の特徴を備えており、第3のローラ枠のガイド筒内は、仕切りによって第1、第2、第3及び第4のガイド通路に仕切られており、第1の昇降紐は上記第1のガイド通路を通過可能であり、上記第2の昇降紐は上記第2のガイド通路を通過可能であり、角度調整制動紐の一方の紐部が上記第3のガイド通路を、他方の紐部が第4のガイド通路をそれぞれ通過可能であることにある。
この発明の第4の特徴は、上記の特徴を備えており、第3のローラ枠のガイド筒及び第4のローラ枠のガイド筒の少なくとも一方のガイド筒内は、仕切りによって第1、第2、第3及び第4のガイド通路に仕切られており、第1の昇降紐は上記第1のガイド通路を通過可能であり、上記第2の昇降紐は上記第2のガイド通路を通過可能であり、角度調整制動紐の一方の紐部が上記第3のガイド通路を、他方の紐部が第4のガイド通路をそれぞれ通過可能であることにある。
この発明の第5の特徴は、上記第1乃至第4のいずれかの特徴を備えており、保持体の保持ローラには昇降伝動中間ローラから下方に張られている第1及び第2の昇降紐の他端部側を掛け回してあり、上記第1及び第2の昇降紐の他端部は上記昇降制動体に接続されていることにある。
この発明によれば、露出する紐やロープによることなく、マグネットの磁気力によって一体関係にある対の昇降制動体及び昇降操作体と対の角度調整制動体及び角度調整操作体とを用いてブラインド本体の開閉操作や角度調整操作をすることができるので、これらの操作がし易く、そしてドア内などにも組み込むことができ、その適用範囲の拡大を図ることができる。
この発明によれば、弾性体及び上下動可能である保持体によって紐の破断の抑制を図ることができるので、ブラインドの耐久性の向上に寄与する。
この発明を実施するための一形態を図1〜図27を参照して説明する。
図1〜図5において、ブラインド1は支持枠2、この支持枠を挟むように配置されている透明板であるガラス板3、両ガラス板間にあって上記支持枠の外周を被覆する弾性封止部材4、上記支持枠内に配置してある複数のブレード5aからなるブラインド本体5、各ブレードを昇降するための昇降機構6、各ブレードの角度を調整するための角度調整機構7、上記昇降機構を操作するための対の昇降制動体8及び昇降操作体9、上記角度調整機構を操作するための対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19並びに弾性体20,51を備えている。
図4〜図7において、支持枠2の本体は図6左右の縦枠2a,2bと上下の横枠2c,2dとを組み合わせた四角形状のフレームである。縦枠2a,2b及び横枠2c,2dはいずれも筒体によって形成されている。左右の縦枠2a,2bのうち、一方(図4右方)の縦枠2bは他方の縦枠2aと対向する内側面に上下方向に長い溝状の走行レール2b1(図7)を設けてあり、走行レールの両側が立ち上がり2b2となっている。
また一方の縦枠2bの内側にコ字状の側カバー10を取り付けてあり、この側カバー内側に収納空間が形成されている(図4)。また図5及び図6に示すように、上方の横枠2cの内側にもL形カバー部11a,11bを組み合わせたコ字状の上カバー11を取り付けてあり、この上カバー内側に収納空間が形成されている。
図8において、L形カバー部11a,11bはいずれも水平部11a1,11b1に内方から外方に向けてU字形に切り込んだ係止孔11a11,11a12,11a13及び係止孔11b11,11b12,11b13を長さ方向(図上下方向)に間隔を隔てて配置してある。図5に示すように、一側(図左側)のL形カバー部11aの水平部11a1の上に、他方のL形カバー部11bの水平部11b1が重ねられている。重ねられている状態において、係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12及び係止孔11a13と係止孔11b13がいずれも長孔状の保持孔を形成している。
図4〜図6に示すように、透明の各ガラス板3は支持枠2より一回り大きな四角形状のガラス材であって、支持枠をその両側から挟むように保持している。両ガラス板3間にあって支持枠2の外周は全周に亘って幅wの空間12(図4及び図5)が設けられている。
図1、図4及び図5に示すように、弾性封止部材4は空間12内に隙間なく充填されており、支持枠2(縦枠2a,2b及び横枠2c,2d)の外周全周を被覆している。このために、支持枠2内は密閉状態にある。弾性封止部材4はゴムなどの部材が用いられており、両ガラス板3の対向する内面に密着されている。図4に示すように、弾性封止部材4に圧力調整用棒材21が貫通されている。圧力調整棒材21は弾性封止部材4の外側から支持枠2内に達している。支持枠2の外側の圧力の変化に対応して弾性封止部材4が弾性変形して圧力調整用棒材21の外周面と、この外周面に接触している弾性封止部材の接触面との間が密着状態になったり、又は密着状態が解除される。解除状態である場合には、圧力調整用棒材21の外周面と弾性封止部材4との間に極めてわずかな隙間があくことから、支持枠2内と支持枠外との間が通じることになる。
図1及び図2に示すブラインド本体5は複数のブレード5aが水平に所定ピッチを置いて上下方向に配置されており、最下部にブレード板5bを設けてある。各ブレード5aの長さ方向の両側には昇降用孔5a1,5a2を開けてある。各ブレード5aは長方形状の長い板からなり、その幅方向(図10の左右方向)の断面が緩やかな円弧を形成している。
まず、ブレード5aを昇降するための昇降機構6の概略を説明し、ついでこの昇降機構の具体的構成を説明し、さらに昇降機構を操作するための対の昇降制動体8及び昇降操作体9について説明する。
図9において、ブレード5aの昇降機構6は複数の昇降紐として、図示の例では第1及び第2の昇降紐13,14を備えている。第1及び第2の昇降紐13,14は一端部13a,14a側でブラインド本体5の各ブレード5aを貫通して最下部を吊り下げ保持し、第1及び第2の昇降紐の上下動によって各ブレード5aが昇降する。第1及び第2の昇降紐13,14はブラインド本体5の上側で第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16に掛け回され、外側(図9右側)に水平方向に引き出され、昇降伝動中間ローラ17を経てそれぞれ下方に延伸され、さらに他端部側で昇降制動体8の下方に位置している保持ローラ33に掛け回され、上方に延ばされて他端部13b,14bが昇降制動体の下部に固着されている。
昇降制動体8と、これに対向近接してある上下動可能である昇降操作体9とはいずれも磁気的吸引部材であるマグネット43,44を装着してあり(図20)、対向しているマグネットの磁気力により互いに吸引し合って、一体の関係にある。
昇降操作体9を上下動させると、昇降制動体8も昇降操作体の移動に伴って同一方向に移動する。この移動によって、昇降制動体8が例えば図9上方に移動すれば、保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14は上方に引っ張られるから、ブラインド本体5の各ブレード5aが上昇し、開放可能となる。
反対に、昇降制動体8が下方に移動すれば、第1及び第2の昇降紐13,14は下方に引戻されるから、ブラインド本体5の各ブレード5aが降下し、閉鎖可能となる。
ブレード5aの昇降機構6の具体的構成を主に図10〜図19を参照して説明する。
昇降機構6は、図10〜図12に示すように、第1及び第2の昇降紐13,14、内側の複数のローラ枠(図12では第1及び第2のローラ枠30,31)、外側の複数又は単一の外側のローラ枠(図12では第3のローラ枠32)、内側の複数の昇降伝動ローラ(図12では第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16)、外側の複数又は単一の昇降伝動ローラ(図12では昇降伝動中間ローラ17)並びに保持ローラ33(図16)を備えている。
図10及び図11に示す第1及び第2の昇降紐13,14は、最上に位置しているブレード5aから最下端に位置するブレード板5b(図1)までを昇降用孔5a1,5a2を通じて挿通し、それぞれの紐下端がブレード板に接続されている。第1及び第2の昇降紐13,14は上側で第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32の第1、第2の昇降伝動ローラ15,16及び昇降伝動中間ローラ17を経て昇降制動体8の保持ローラ33に掛け回されている。
図10〜図15において、第1及び第2のローラ枠30,31はいずれも同一構成である。第1及び第2のローラ枠30,31はプラスチック部材によって正面溝形に形成されており、両側に軸受け30a,31aを起立してある。第1及び第2のローラ枠30,31の軸受け30a,31aには上方にU字形の受け溝を、下方の両側に対の縦長の通孔30a1,30a2,30a3,30a4及び通孔31a1,31a2,31a3,31a4(図13)を貫通してある。また第1及び第2のローラ枠30,31の内底部に第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16を取り付けてある。さらに、第1及び第2のローラ枠30,31の底部に下端にガイド孔としてつば部を有するガイド筒30b,31bを設けてあり、ガイド筒の外周が係合溝30c,31cになっている。
第1及び第2のローラ枠30,31のガイド筒30b,31bは図12〜図14に示すように第1及び第2の昇降紐13,14を第1及び第2のローラ枠内に案内するための孔の機能を果たしている。
第3のローラ枠32は、ガイド筒の構成を除いて第1及び第2のローラ枠30,31と同一であるので、相違点のみを説明する。
ガイド孔であるガイド筒32bはその取付け位置が図12右側にずらされていると共に、内部には十字状の仕切り32dによって4つのガイド通路32e1,32e2,32e3,32e4を形成してある(図13及び図14)。第1及び第2のガイド通路32e1,32e2は昇降伝動中間ローラ17寄りに配置され、第3及び第4のガイド通路32e3,32e4はその反対側に配置されている。
第3のローラ枠32はその内底部に昇降伝動中間ローラ17を取り付けている。軸受け32a、受け溝及び通孔32a1,32a2,32a3,32a4は、第1及び第2のローラ枠30,31における軸受け30a,31a、受け溝及び通孔30a1〜30a4,31a1〜31a4に対応している。
第3のローラ枠32のガイド筒32bは、図12〜図14に示すように第1及び第2の昇降紐13,14を下側の昇降制動体8(図16)に導くための孔の機能を果たしている。
図13に示すように、第1のローラ枠の通孔30a1,30a4、第2のローラ枠の通孔31a1,31a4及び第3のローラ枠の通孔32a1,32a4は同一直線上に配置され、また第1のローラ枠の通孔30a2,30a3、第2のローラ枠の通孔31a2,31a3及び第3のローラ枠の通孔32a2,32a3は同一直線上に配置されている。
第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32は、図15に示すように、上カバー11によって被覆されていると共に、各ガイド筒30b,31b,32bを通じて上カバーのL形カバー部11a,11bの水平部に保持されている。
保持状態を説明すると、第1のローラ枠30はガイド筒30bの係合溝30c内に図15(ア)に示すように、両側からL形カバー部11a,11bの水平部の係止孔11a11,11b11が差し込まれ、第2のローラ枠31はガイド筒31bの係合溝31c内に図15(イ)に示すように、両側から水平部の係止孔11a12,11b12が差し込まれ、第3のローラ枠32はガイド筒32bの係合溝32c内に図15(ウ)に示すように、両側から水平部の係止孔11a13,11b13が差し込まれ、各ガイド筒が各係止孔を介して左右のL形カバー部11a,11bによって挟まれ、保持されている。
第1及び第2の昇降紐13,14の配置について説明する。
図12〜図15に示すように、第1の昇降伝動ローラ15に掛け回されている第1の昇降紐13は、その一端部側でガイド筒30bを貫通してブラインド本体5を吊り(図1)、他端部側が第1の昇降伝動ローラから第1のローラ枠30の通孔30a4を通過し、第2のローラ枠31の通孔31a1,31a4を通って、第3のローラ枠32の通孔32a1を貫通し、昇降伝動中間ローラ17を経てガイド筒32bの第1のガイド通路32e1を通って下方に導かれて、昇降制動体8の下方に配置されている保持ローラ33に掛け回されて上方に引き出されて、他端部13bは昇降制動体8に固着されている(図16)。
図12〜図15に示すように、第2の昇降伝動ローラ16に掛け回されている第2の昇降紐14は、その一端部側でガイド筒31bを貫通してブラインド本体5を吊り(図1)、他端部側が第2の昇降伝動ローラから第2のローラ枠31の通孔31a3を通過し、第3のローラ枠32の通孔32a2を貫通し、昇降伝動中間ローラ17を経てガイド筒32bの第2のガイド通路32e2を通って下方に導かれて、昇降制動体8の下方に配置されている保持ローラ33に掛け回されて上方に引き出されて、他端部14bは昇降制動体8に固着されている(図16)。
保持ローラ33は、図16及び図17に示すように縦枠2bに取り付けられている保持体34の軸受け部34aに軸35を回転中心として支持されている。保持体34は図16、図17及び図19に示すようにその上下2箇所に長孔34bを開けてある。各長孔34b内には止めねじ36が上下動可能に位置している。このため、保持体34は縦枠2bに対して止めねじ36を介して上下動可能である。保持体34の軸受け部34a間には保持ローラ33が位置している。保持体34は弾性体である引っ張りばね20によって図16下方にばね付勢されている。引っ張りばね20は図16に示す例ではコイルスプリングからなり、その一端は保持体34の軸受け部34aの下部に設けてあるばね受け34cに、他端は縦枠2bから突出している止め部材37に掛け止められている。
対の昇降制動体8及び昇降操作体9の具体的構成について、主に図4、図16〜図18、図20及び図21を参照して説明する。
昇降制動体8はその本体が角柱体状に形成されており、側面片側(図16右側)に走行ローラ38を取り付けてある。走行ローラ38はローラ軸39を中心として回転可能である。昇降制動体8は走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を昇降(上下動)可能である。また昇降制動体8には、補助走行ローラ40を正面側にローラ軸41を回転中心として取り付けてある。昇降制動体8は補助走行ローラ40を通じて縦枠2bの側カバー10内面上を昇降(上下動)可能であって、安定的走行を可能にしている。昇降制動体8の内部に磁性板42を側方(図17左方及び右方)に抜き取り可能に差し入れてある。磁性板42に磁気的吸引部材であるマグネット43を吸着してある。マグネット43は図17及び図18に示す例では平面四角形のブロック状のマグネット体を3個並べて昇降制動体8の収納部内に納めてある。各マグネット43の正面側は広い面となっており、この面が縦枠2bの走行レール2b1に対向状態に露出されている。
昇降操作体9について、図1、図4、図20〜図22を参照して説明する。
昇降操作体9はプラスチックによって立方体状に成形されており、中央部に凹部9aを設けて把持し易くしている。昇降操作体9は内部に磁気的吸引部材であるマグネット44を収納してある。マグネット44は上記昇降制動体8のマグネット43と同一構成である。マグネット44の端面は昇降操作体9の背面より露出されている。図20に示すように、昇降操作体9のマグネット44は昇降制動体8のマグネット43と正面のガラス板3を挟んで対向位置関係にあって、互いに磁気力によって吸引されており、この吸引力によって昇降制動体8と昇降操作体9とは常時一体化され、その位置が維持される。
図4及び図22に示す昇降操作体9は片側(図4右側)に断面T字状のガイド突部9bを設けてある。昇降操作体9はガラス板3に面する側にローラ45を設けてあり、ローラがガラス板上を円滑に走行可能としている。一方(図2右方)のガラス板3の正面(前面)上にガイドレール46が上下方向に配置されかつ固着されている。ガイドレール46には図21に示すように、長さ方向にガイドスリット46aを開けてある。ガイドスリット46a内には図4に示すように昇降操作体9のガイド突部9bが組み込まれている。ガイドレール46には、三箇所にストッパ47a,47b,47cを装着してある。昇降操作体9はガイドレール46に沿ってガラス板3上を円滑にかつ図21の上下動(昇降)可能であり、ガイド突部9bはストッパ47a,47b間のガイドスリット46a内を移動可能である。ストッパ47a,47b間が昇降操作体9の昇降許容範囲である。
昇降制動体8と昇降操作体9との関係について、図4及び図20〜図21を参照して説明する。
昇降制動体8と昇降操作体9とはガラス板3を挟んで対向位置関係にある。対向位置関係の維持は、昇降制動体8のマグネット43と昇降操作体9のマグネット44とが互いに磁気力によって吸引し合うことによって達成される。このようなマグネット43,44の磁気力によって、昇降操作体9は、ガラス板3上での位置保持が可能となり、昇降操作体の上下動により昇降制動体は昇降操作体の移動方向と同じ方向に移動が可能となる。
昇降機構6は上記構成であるから、図1及び図20に示すように昇降制動体8を上昇(上動)させると、走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を上方に移動し、この移動に伴って保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14を上方に引っ張るから、第1及び第2の昇降紐はブレード板5bを上方に持ち上げ、このため各ブレード5aが上方に押し上げられてブラインド本体5は収縮され、この結果、ブラインド本体5は「閉」から「開」の状態に移行される。
反対に、昇降制動体8を降下(下動)させると、走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を下方に移動し、この移動に伴って保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、第1及び第2の昇降紐はブレード板5bを下方に落下させ、このためブラインド本体5は伸張される。この結果、ブラインド本体5は「開」から「閉」の状態に移行される。
図示の例では、特に、「閉」から「開」の状態に移行される過程では、保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14は上方に引っ張られ、この保持ローラを谷として「U」字状に屈曲して、屈曲部分に負荷がかかるが、その際に引っ張りばね20のばね力に抗して保持体34が上昇し、保持ローラも上方に移動するので、保持ローラを通じて第1及び第2の昇降紐13,14にかかる負荷を緩衝することになり、第1及び第2の昇降紐の破断を抑制することができる。
保持体34は図19(ア)に示す通常の位置から同図(イ)に示す位置に上昇することにより、さらに上方へ移動することにより、上記負荷の緩衝を効果的なものとする。
ブレード5aの角度を調整するための角度調整機構7の概略を説明し、ついでこれらの機構の具体的構成を説明し、さらに角度調整機構を操作するための対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19について説明する。
図9において、ブレード5aの角度調整機構7は、回転軸22に間隔を置いて配置してある複数の角度調整伝動ローラ(図では第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24)並びに複数又は単一の角度調整制動ローラ(図では角度調整制動ローラ25)を固定していると共に、複数又は単一の角度調整制動紐(図では角度調整制動紐28)を備えている。
第1の角度調整伝動ローラ23には第1の角度調整紐26の上側を掛け回し、第2の角度調整伝動ローラ24には第2の角度調整紐27の上側を掛け回してある。第1及び第2の角度調整紐26,27の下側はブラインド本体5の各ブレード5aをその両側で吊り下げ保持している。
角度調整制動ローラ25の下方に保持ローラ29を設けてあり、この角度調整制動ローラと保持ローラとの間に角度調整制動紐28を掛け回してある。角度調整制動紐28には角度調整制動体18を介在させてある。換言すると、角度調整制動体18の両側に角度調整制動紐28の両端を接続し、無端状の角度調整制動紐は角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回されている。
角度調整操作体19を所定距離だけ上下動させると、角度調整制動体18も角度調整操作体の移動に伴って同一方向に移動し、この移動により角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回わされている角度調整制動紐28は時計方向に又は反時計方向に移動され、同時に角度調整制動ローラが正転又は反転され、角度調整制動ローラの回転力が回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達されて正転又は反転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27が上下動してブラインド本体5の各ブレード5aの角度が調整される。
ブレード5aの角度を調整するための角度調整機構7の具体的構成について、図1、図10〜図15、図20〜図21及び図23〜図26を参照して説明する。
角度調整機構7は、図12及び図23に示すように回転軸22、第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24、角度調整制動ローラ25、第1及び第2の角度調整紐26,27、角度調整制動紐28及び保持ローラ29を備えている。
回転軸22は、図1に示すように横枠2cに沿って水平方向に配置されており、第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32の軸受け30a,31a,32aに回転可能に軸受けされている(図12)。
図1及び図12に示すように第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24並びに角度調整制動ローラ25は、軸心を貫通している回転軸22にそれぞれ間隔を隔てて取付けられている。
第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24はいずれも同一構成である。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24は第1及び第2のローラ枠内30,31に配置されており、中間部に円周方向に全周に保持溝23a,24aを形成してある。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24には、図12に示すように各保持溝23a,24aを通じて第1の角度調整紐26(26a,26b)(図10)及び第2の角度調整紐27(27a,27b)(図11)がそれぞれ掛け回されている。
角度調整制動ローラ25は、回転軸22の一端側(図12右端側)に設けられている第3のローラ枠32内に配置されている。角度調整制動ローラ25の端部に円周方向に全周に保持溝25aを形成してある。角度調整制動ローラ25には保持溝25aを通じて角度調整制動紐28が掛け回されている。
第1の角度調整紐26及び第2の角度調整紐27は、図10及び図11に示すようにそれぞれ2本の紐部26a,26b及び紐部27a,27bからなる。紐部26a,26b及び紐部27a,27bは第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24から下方に向けてブレード5aの幅方向の両側からこれを挟むように垂れ下がり、各下端部がブレード板5b(図1)に接続されている。対向する第1の角度調整紐26の紐部26a,26bの間及び第2の角度調整紐27の紐部27a,27bの間には、それぞれブレード5aの底部を支えるブレード保持紐26c,27cを渡してある。
図23及び図24に示すように、角度調整制動紐28は角度調整制動ローラ25に掛け回されて、下方に延びている一端部28aが角度調整制動体18の上端部に止められ、他端部28b側が角度調整制動体の背部を通って保持ローラ29に掛け回されて上方に引き出されて角度調整制動体18の下端に止められている。保持ローラ29は縦枠2bに固定されている保持体48に取り付けられている。
図23〜図27において、保持体48はその上下2箇所に長孔48bを開けてある。各長孔48b内には止めねじ49が上下動可能に位置している。保持体48は縦枠2bに対して止めねじ49を介して上下動可能である。保持体48には図1及び図23に示すようにブレード側に向けてL形の軸受け部48aを設け、保持ローラ29が軸受け部内にローラ軸50(図26)を回転中心として配置されている。保持体48は弾性体である引っ張りばね51によって図下方にばね付勢されている。引っ張りばね51はコイルスプリングからなり、その一端は軸受け部48aの下部に設けてあるばね受け48cに、他端は縦枠2bから突出している止め部材52に掛け止められている。
対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19の具体的構成について、主に図4、図20、図21、図23〜図25を参照して説明する。
対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19は対の昇降制動体8及び昇降操作体9と同一構成であるので、その詳細な説明を省略する。
角度調整制動体18における走行ローラ138、ローラ軸139、補助走行ローラ140、ローラ軸141、磁性板142及び磁気的吸引部材であるマグネット143は、昇降制動体8における走行ローラ38、ローラ軸39、補助走行ローラ40、ローラ軸41、磁性板42及びマグネット43にそれぞれ対応している。
角度調整操作体19における凹部19a、ガイド突部19b及び磁気的吸引部材であるマグネット144は、昇降操作体9における凹部9a、ガイド突部9b及びマグネット44にそれぞれ対応している。
角度調整操作体19のガイド突部19bはガイドスリット46a内に組み込まれている。角度調整操作体19はガイドレール46に沿って図21の上下動(昇降)可能であり、ガイド突部19bはストッパ47b,47c間のガイドスリット46a内を移動可能である。ストッパ47b,47c間が角度調整操作体19の昇降許容範囲である。
角度調整制動体18と角度調整操作体19との関係についても、上述した昇降制動体8と昇降操作体9との関係と同様である。
角度調整制動体18と角度調整操作体19とは、図20及び図21に示すようにガラス板3を挟んで対向位置関係にある。対向位置関係の維持は、角度調整制動体18のマグネット143と角度調整操作体19のマグネット144とが互いに磁気力によって吸引し合うことによって達成される。このようなマグネット143,144の磁気力によって、角度調整操作体19は、ガラス板3上での位置保持が可能となり、角度調整操作体の上下動により角度調整制動体18は角度調整操作体の移動方向と同じ方向に移動が可能となる。
角度調整機構7は上記構成であるから、角度調整制動体18をわずかな距離上下動させると、走行ローラ138を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を上下動し、角度調整制動紐28は角度調整制動体に接続され、かつ角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に無端状に掛け回されているので、角度調整制動体の移動に伴って角度調整制動紐28が上下動するから、上下動した距離に対応する角度分だけ角度調整制動ローラ25が正転及び反転をし、同時に回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24(図1)が正転又は反転をするから、対向している第1の角度調整紐26の紐部26a,26bの一方が、そして第2の角度調整紐27の紐部27a,27bの一方が下方に引っ張られ、他方が上方に引っ張られるから、保持紐26c,27cが水平状態から下向きの傾斜状態に、下向きの傾斜状態から水平状態に又は水平状態から上向きの傾斜状態に変化するため、この変化に追従して各ブレード5aの角度が変化して、角度調整がされる。
角度調整過程において、保持ローラ29に掛け回されている角度調整制動紐28は上方に引っ張られると、この保持ローラを谷として「U」字状に屈曲して、屈曲部分に負荷がかかるが、その際に引っ張りばね51のばね力に抗して保持体48が上昇し保持ローラも上方に移動するので、保持ローラにおける負荷を緩衝することになり、角度調整制動紐28の破断を抑制することができる。
保持体48は図26(ア)に示す通常の位置から同図(イ)に示す位置に上昇することにより、さらに上方へ移動することにより、上記負荷の緩衝を効果的なものとする。
ブラインド本体5の開閉及びブレード5aの角度調整について説明する。
ブラインド本体5を全開又は一部開放するためには、図1及び図20に示すように昇降操作体9を上昇させると、昇降操作体と対向して互いに吸引関係にある昇降制動体8も縦枠2bの走行レール2b1上を上方に移動し、この移動に伴って第1及び第2の昇降紐13,14が上方に引っ張られ、ブレード板5bは第1及び第2の昇降紐を介して上方に持ち上げられ、このため各ブレード5aが上方に押し上げられてブラインド本体5は収縮され、開放される。
ブラインド本体5を全閉又は一部閉鎖するためには、図1及び図20に示すように昇降操作体9を降下させると、昇降制動体8も降下され、縦枠2bの走行レール2b1上を降下し、この降下に伴って第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、ブレード板5bは降下するためブラインド本体5は伸張され、閉鎖される。
ブラインド本体5のブレード5aの角度を調整して遮光するためには、図1及び図21に示すように、角度調整操作体19を所定距離だけ上昇(上動)させると、角度調整制動体18も角度調整操作体の移動に伴って同一方向に移動し、この移動により角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回してある角度調整制動紐28は反時計方向に移動され、同時に角度調整制動ローラも反時計方向に回転され、角度調整制動ローラの回転力が回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達されて図10及び図11反時計方向に回転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27の紐部26a,27aが降下し、紐部26b,27bが上昇するから、図5に示すようにブラインド本体5の各ブレード5aは右肩上がりに傾斜され、遮光される。
図5に示す状態から、光を取り入れるためには、角度調整操作体19を所定距離だけ降下させることにより、角度調整制動ローラ25を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24は時計方向に回転され、第1及び第2の角度調整紐26,27の紐部26a,27aが上昇し、紐部26b,27bが降下するから、図10及び図11に示すようにブラインド本体5の各ブレード5aが水平の状態になった段階で角度調整操作体19の移動を停止する。
図27に示すドアDは、図1に示すブラインド1を組み込んでいる適用例である。
ドアDは、ブラインド1の開閉及びブレードの角度調整のための操作用の開口部がなく、紐も露出されておらず、外観の見栄えが良く、ブラインド1内を真空状態に密閉することにより、この種のブラインドを窓側の扉又はドアに配置すれば結露防止が図られる。
また図1に示すブラインド1を高層住宅のドアに取り付けた場合でも、ブラインド1内に圧力調整用棒材21(図4)を組み込んであるので、ブラインド内の圧力調整が自動的に行える。
この発明を実施するための他の形態について図28〜図39を参照して説明する。
図示するブラインド1Aに係る構成の特徴は、対の昇降制動体8A及び昇降操作体9Aと、角度調整制動体18A及び角度調整操作体19Aとをブラインドの両側にそれぞれ配置している点にある。このため、外側に位置しているローラ枠として、第3のローラ枠32とは別に第1のローラ枠30及び第2のローラ枠31を挟んで、第3のローラ枠と対向側(図34左側)に外側のローラ枠である第4のローラ枠32Aを設け、この第4のローラ枠内に角度調整制動ローラ25とは別の角度調整制動ローラ25Aを配置している。
ブラインド1Aの他の構成は、図1に示すブラインド1のそれと実質的に同一であるので、共通する構成部分について説明する上で用いる符号をブラインド1に使用した符号と一致させて対応関係を明確にしている。
以下、この発明に係る形態の特徴を説明し、ブラインド1と共通する構成に関しては必要に応じて説明する。
図28〜図31において、ブラインド1Aの支持枠2Aの本体は左右の縦枠2a,2bと上下の横枠2c,2dとを組み合わせた四角形状のフレームであって、両縦枠の内側にコ字状の側カバー10,10Aを取り付けてある。また上方の横枠2cの内側にもL形カバー部11Aa,11Abを組み合わせたコ字状の上カバー11Aを取り付けてある。
図32に示すように、L形カバー部11Aa,11Abはいずれも水平部11a1,11b1に内方から外方に向けてU字形に切り込んだ係止孔11a11,11a12,11a13,11a13A及び係止孔11b11,11b12,11b13,11b13Aを長さ方向(図上下方向)に間隔を隔てて配置してある。
図31に示すように、一側(図左側)のL形カバー部11Aaの水平部11a1の上に、他方のL形カバー部11Abの水平部11b1が重ねられている。重ねられている状態において、係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12、係止孔11a13と係止孔11b13及び係止孔11a13Aと係止孔11b13Aが長孔状の保持孔を形成している。
L形カバー部11Aa,11Abは、水平部11a1,11b1の対の係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12、係止孔11a13と係止孔11b13及び係止孔11a13Aと係止孔11b13Aが、後述する第1、第2、第3及び第4のローラ枠30,31,32,32A(図34)のガイド筒30b,31b,32b,32Abの係合溝30c,31c,32c,32Acに差し込まれた状態で第1、第2、第3及び第4のローラ枠を保持している。
図36〜図39において、昇降制動体8Aと昇降操作体9Aはブラインド本体5のブレード5aの昇降機構6Aを操作するものであり、また角度調整制動体18Aと角度調整操作体19Aとはブラインド本体5のブレード5aの角度調整機構7Aを操作するものである。
図28に示す例では、対の昇降制動体8Aと昇降操作体9Aは正面側のガラス板3の前面の右側に、また対の角度調整制動体18Aと角度調整操作体19Aは正面側のガラス板の前面の左側にそれぞれ配置されている。
図28及び図33〜図36において、ブレード5aの昇降機構6Aは前記昇降機構6と同一構成であるので、その説明を省略する。
図28及び図33〜図36において、ブレード5aの角度調整機構7Aは回転軸22Aと、この回転軸に取り付けられている内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24並びに外側の角度調整制動ローラ25,25Aを備えている。
外側の一方の角度調整制動ローラ25Aは回転軸22Aの図33及び図34の左端に固着されている。角度調整制動ローラ25Aと保持ローラ29との間に角度調整制動紐28Aを掛け回してある。すなわち、角度調整制動紐28Aの図34上端側は角度調整制動ローラ25Aの保持溝25Aa内に掛け回され、紐下端側は保持体48に取り付けられている保持ローラ29に掛け回されている。角度調整制動紐28Aには角度調整制動体18Aを介在させてある。角度調整制動ローラ25Aは第4のローラ枠32Aに配置されている。
図34及び図35において、第4のローラ枠32Aは第3のローラ枠32と同一構成である。第4のローラ枠32Aの軸受け32Aa、通孔32Aa1,32Aa2,32Aa3,32Aa4、ガイド筒32Ab、係合溝32Ac、仕切り32Ad、ガイド通路32Ae1,32Ae2,32Ae3,32Ae4は、第3のローラ枠32の軸受け32a、通孔32a1,32a2,32a3,32a4、ガイド筒32b、係合溝32c、仕切り32d、ガイド通路32e1,32e2,32e3,32e4にそれぞれ対応している。
図35に示すように、第1のローラ枠30の通孔30a1,30a4、第2のローラ枠31の通孔31a1,31a4、第3のローラ枠32の通孔32a1,32a4及び第4のローラ枠32Aの通孔32Aa1,32Aa4は同一直線上に配置され、また第1のローラ枠の通孔30a2,30a3、第2のローラ枠の通孔31a2,31a3、第3のローラ枠の通孔32a2,32a3及び第4のローラ枠の通孔32Aa2,32Aa3は同一直線上に配置されている。
図36〜図38において、昇降制動体8Aは前記昇降制動体8と同一構成であり、また昇降操作体9Aは前記昇降操作体9と同一構成であり、さらに対の昇降制動体8Aと昇降操作体9Aとの関係に関しても対の昇降制動体8と昇降操作体9との関係と同様である。
図37に示すガイドレール46A1及びガイドスリット46A1aは前記ガイドレール46及びガイドスリット46aに対応するものである。
昇降操作体9Aは、ガイド突部9bを介してガイドレール46A1のガイドスリット46A1aに沿って上下動可能である。ガイドレール46A1の両端にストッパ47d,47eを取り付けてある。両ストッパ47d,47e間が昇降操作体9Aの昇降許容範囲である。
図36、図37及び図39において、角度調整制動体18Aは前記角度調整制動体18と同一構成であり、また角度調整操作体19Aは前記角度調整操作体19と同一構成であり、さらに対の角度調整制動体18Aと角度調整操作体19Aとの関係に関しても対の角度調整制動体18と角度調整操作体19との関係と同様である。
角度調整制動体18Aは走行ローラ138を通じて縦枠2aの走行レール2a1(図30)上を昇降(上下動)可能である。角度調整制動体18Aは補助走行ローラ140を通じて縦枠2aの側カバー10A内面上を昇降(上下動)可能であって、安定的走行を可能にしている。またマグネット143の正面の端面は縦枠2aに対向状態に露出されている。
図37に示すガイドレール46A2及びガイドスリット46A2aは前記ガイドレール46及びガイドスリット46aに対応するものである。
角度調整操作体19Aは、ガイド突部19bを介してガイドレール46A2のガイドスリット46A2aに沿って上下動可能である。ガイドレール46A2の両端にストッパ47f,47gを取り付けてある。両ストッパ47f,47g間が角度調整操作体19Aの昇降許容範囲である。
図33において、ブラインド本体5を全開又は一部開放するためには、図右側に位置している昇降操作体9Aを上昇させると、昇降制動体8Aも上昇し、この移動に伴って保持ローラ33を介して第1及び第2の昇降紐13,14が上方に引っ張られるから、ブレード5aは上方に持ち上げられ、押し上げられてブラインド本体5は収縮され、開放される。
ブラインド本体5を全閉又は一部閉鎖するためには、昇降操作体9Aを降下させると、昇降制動体8Aも降下され、この移動に伴って第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、ブレード5aは降下するためブラインド本体5は伸張され、閉鎖される。
図33左側に位置している角度調整操作体19Aを上下動させると、角度調整制動体18Aも角度調整操作体の移動に伴って同一方向に移動し、この移動により、角度調整制動ローラ25Aと保持ローラ29との間に掛け回してある角度調整制動紐28Aは時計方向に又は反時計方向に移動され、同時に角度調整制動ローラ25Aが正転又は反転され、その回転力が回転軸22Aを通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達されて正転又は反転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27が上下動してブラインド本体5の各ブレード5aの角度が調整される。
図28に示す例では、対の昇降制動体8Aと昇降操作体9Aと、対の角度調整制動体18Aと角度調整操作体19Aとが左右に離れて配置されているので、他方(図33右方)の角度調整制動ローラ25の保持溝25aには角度調整制動紐が掛け回されておらず、また図34に示す第4のローラ枠32Aの内底部に取り付けてある昇降伝動中間ローラ17Aには昇降紐が掛け回されていない。
図1及び図28に示すブラインド1,1Aにおいて、支持枠2,2Aをガラス板3で挟み、弾性封止部材4によって外周を封止して支持枠内を密閉にしかつ一体化することにより、内部の真空化を実現することができ、真空化が結露防止に有効である。また一体化により、ブラインド1,1Aを室内のドアDなどにも容易に組み込むことができ、適用範囲を広げることができる。さらに、圧力調整用棒材21により、ブラインド1,1Aを高層建物に使用した場合でも支持枠2,2A内の圧力が自動的に調整されるから、圧力変化に自在に対応できる。ブラインド1,1Aの開閉のための操作をマグネット43を有する昇降制動体8,8Aとマグネット44を有する昇降操作体9,9Aによって行い、またブレード5aの角度調整のための操作をマグネット143を有する角度調整制動体18,18Aとマグネット144を有する角度調整操作体19,19Aとによって行うので、ブラインドに開口部を開ける必要がなく、このために外観美に優れ、支持枠内の密封が容易に実現でき、ドア、壁の開口部又は窓のサッシなどにも簡単に取り付けることができる。
図1及び図28に示すブラインド1,1Aは支持枠2,2Aを透明板3で挟持して外周を弾性封止部材4により封止し、全体がユニット化されているので、運搬や取付け作業の迅速化や簡易化に寄与する。
上下動可能である保持体34,48に引っ張りばね20,51を接続しているので、第1及び第2の昇降紐13,14並びに角度調整制動紐28,28Aに負荷がかかっても、その負荷を吸収して、紐の破損を抑制することができる。
図1に示すブラインド1において、角度調整操作体19を図右側にかつ上方に、昇降操作体9を同一側の下方に配置したが、上下関係を逆にしても良い。そして設置場所などに応じて昇降操作体9及び角度調整操作体19を図1左側に配置しても良い。この場合には、図9上の図を縦方向の中心線を軸として半転させた構成となる。すなわち、図9左側から右側に向けて角度調整制動ローラ25、第2の角度調整伝動ローラ24及び第1の角度調整伝動ローラ23が並び、同様に昇降伝動中間ローラ17、第2の昇降伝動ローラ16及び第1の昇降伝動ローラ15が並ぶのである。そして第1の昇降紐13は第1の昇降伝動ローラ15から第2の昇降伝動ローラ16及び昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれ、第2の昇降紐14は第2の昇降伝動ローラ16から昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。角度調整制動紐28は角度調整制動ローラ25に掛け回される。
図28に示すブラインド1Aにおいて、昇降操作体9Aを図右側に、角度調整操作体19Aを図左側に配置したが、左右の関係を逆にしても良い。左右の関係を逆にした場合は、図33上の図を縦方向の中心線を軸として半転させた構成となる。すなわち、図33左側から右側に向けて一方の角度調整制動ローラ25、第2の角度調整伝動ローラ24、第1の角度調整伝動ローラ23及び他方の角度調整制動ローラ25Aが並び、同様に昇降伝動中間ローラ17、第2の昇降伝動ローラ16、第1の昇降伝動ローラ15及び昇降伝動中間ローラ17Aが並ぶのである。そして第1の昇降紐13は第1の昇降伝動ローラ15から第2の昇降伝動ローラ16及び昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれ、第2の昇降紐14は第2の昇降伝動ローラ16から昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。角度調整制動紐28Aは角度調整制動ローラ25Aに掛け回される。
また図28に示すブラインド1Aにおいて、上述した左右の関係を逆にした場合、半転させることなく、第1及び第2の昇降紐13,14の引き出す方向を図33の左方向にし、また角度調整制動紐28Aを角度調整制動ローラ25Aから角度調整制動ローラ25に切り換えて角度調整制動ローラ25に掛け回せば良い。第1の昇降紐13は第1の昇降伝動ローラ15から昇降伝動中間ローラ17A(図34)を経て保持ローラ33に導き、第2の昇降紐14は第2の昇降伝動ローラ16から第1の昇降伝動ローラ15及び昇降伝動中間ローラ17Aを経て保持ローラ33に導く。角度調整制動紐28Aを角度調整制動ローラ25(図33)に掛け回す。
図28に示すブラインド1Aにおいて、図34及び図35に示すように、回転軸22Aの両端側にいずれも同一構成の外側のローラ枠32,32A、昇降伝動中間ローラ17,17A並びに角度調整制動ローラ25,25Aを配置することによりガラス板3に対する昇降操作体9A及び角度調整操作体19Aの左右のいずれかの一方の取付け位置を任意に選択することができ、また片側でかつ上下のいずれかの一方の取付け位置も任意に選択することができる。
図1及び図28に示すブラインド1,1Aにおいて、その構成部品を共通化しながらも、多様な昇降機構6,6Aや角度調整機構7,7Aを備えたブラインドを製造することができる。もちろん、例えば第1及び第2のローラ枠30,31、第3及び第4のローラ枠32,32A、第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16、第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24、外側の角度調整制動ローラ25,25A、昇降制動体8,8A及び角度調整制動体18,18A、昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aなどのように構成部品を共通化することにより、製造や組み立てを容易にしているが、共通化はこの発明に必要不可欠なものではない。
必ずしも弾性封止部材4によって支持枠2,2A内を密閉にすることを要しない。
昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aの操作手段は手動でもまた自動でも良い。昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aを自動操作する場合に、例えば上記各操作体の本体にモータを組み込んで、リモートコントロールによってモータを制御して内蔵しているローラ45,145を介して走行可能にしても良い。
昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aの配置位置に関しても、図示の例では正面のガラス板3の左右両側又は片側としているが、これらの例に限定されるものではなく、上辺側又は下辺側でも良く、また正面(前面)に限られず、側面側であっても良く、適宜である。
昇降紐の本数は図1及び図28に示す例においては第1及び第2の昇降紐13,14の2本で構成されているが、ブラインド1,1Aの長さや幅などの条件に応じて3本以上であっても良い。昇降伝動ローラの数は昇降紐の本数に対応するものである。
図34に示す例では、昇降伝動中間ローラ17A及び外側の角度調整制動ローラ25Aを設けなくても良い。
負荷緩衝手段としての弾性体20及び弾性体51に関して、弾性体20は昇降制動体8,8Aに対応して設けられ、弾性体51は角度調整制動体18,18Aに対応して設けられているが、昇降制動体及び角度調整制動体の双方に対応して設けるのが紐の破断抑制の観点から望ましいものであるが、いずれか一方に対応して設けるものであっても良く、また例えば開閉操作や角度調整操作をあまり繰り返し行わないブラインドや、構成を簡単にするなどの観点から弾性体20,51を設けなくても良い。弾性体20,51はコイルスプリングに限定されず、例えば板ばねなどの弾性部材であっても良い。
保持ローラ33の取付け位置は図33に示す例に限定されず、例えば昇降制動体8,8Aの上端部内に設置して第1及び第2の昇降紐13,14の他端部13b,14bを縦枠に固定した止め部材に接続するようにしても良い。
対の昇降制動体8,8A及び昇降操作体9,9Aは双方を磁気的吸引部材であるマグネット43,44によって、また対の角度調整制動体18,18A及び角度調整操作体19,19Aの双方も磁気的吸引部材であるマグネット143,144によって互いに磁気による吸引関係を強力に維持できるようにしているが、磁気的吸引部材は必ずしもこの例に限定されず、両マグネット43,44のうち一方のみを磁気的吸引部材としてのマグネットとし、他方を磁気的吸引部材としての磁性体としても良く、同様に両マグネット143,144のうち一方のみをマグネットとし、他方を磁気体としても良い。
この発明に係るブラインドを示す一部切欠正面図である。 この発明に係るブラインドを示す正面図である。 図2の左側面図である。 図1のIV−IV線拡大断面図である。 図1のV−V線拡大断面図である。 この発明に係るブラインドにおける支持枠を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係るブラインドにおける一方の縦枠を示す拡大側面図である。 この発明に係るブラインドにおける上カバーを分解して示す拡大平面図である。 この発明に係るブラインドにおけるブレードの昇降機構及び角度調整機構の概略を示す構成図である。 この発明に係るブラインドにおけるブレード、第1の昇降紐、第1の角度調整紐、第1の昇降伝動ローラ及び第1の角度調整伝動ローラの相互関係を側面側から示す拡大断面図である。 この発明に係るブラインドにおけるブレード、第2の昇降紐、第2の角度調整紐、第2の昇降伝動ローラ及び第2の角度調整伝動ローラの相互関係を側面側から示す拡大断面図である。 この発明に係るブラインドにおける第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラの取付け状態を示す拡大正面図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 図12のXIV−XIV線拡大断面図である。 この発明に係るブラインドにおける第1、第2及び第3のローラ枠と上カバーとの関係を示す一部断面拡大側面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降制動体と第1及び第2の昇降紐との関係を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降制動体と第1及び第2の昇降紐との関係を示す拡大側面図である。 図16のXVIII−XVIII線拡大断面図である。 保持体の拡大側面図であって、(ア)は保持体の通常の位置を、(イ)は保持体が移動した位置をそれぞれ示すものである。 この発明に係るブラインドにおける昇降制動体と昇降操作体との関係、角度調整制動体と角度調整操作体との関係をそれぞれ示す一部断面拡大側面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降操作体及び角度調整操作体の取り付け状態を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降操作体を示す拡大背面図である。 この発明に係るブラインドにおける角度調整制動体と角度調整制動紐との関係を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインドにおける角度調整制動体と角度調整制動紐との関係を示す拡大側面図である。 図23のXXV−XXV線拡大断面図である。 保持体の拡大側面図であって、(ア)は保持体の通常の位置を、(イ)は保持体が移動した位置をそれぞれ示すものである。 この発明に係るブラインドを片開き室内ドアに適用した例を示す正面図である。 この発明に係るブラインドの他の形態を示す正面図である。 図28の側面図である。 図28のXXX−XXX線拡大断面図である。 この発明に係るブラインドにおける支持枠の他の例を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係るブラインドにおける上カバーの他の例を分解して示す拡大平面図である。 この発明に係るブラインドにおけるブレードの昇降機構及び角度調整機構の他の例の概略を示す構成図である。 この発明に係るブラインドにおける第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラの取付け状態を示す拡大正面図である。 図34のXXXV−XXXV線断面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降制動体と第1及び第2の昇降紐との関係、角度調整制動体と角度調整制動紐との関係をそれぞれ示す一部断面正面図である。 この発明に係るブラインドにおける昇降操作体及び角度調整操作体の取り付け状態を示す拡大正面図である。 図37のXXXVIII−XXXVIII線断面図である。 図37のXXXIX−XXXIX線断面図である。
符号の説明
1,1A ブラインド
2,2A 支持枠
2a,2b 縦枠
3 ガラス板(透明板)
4 弾性封止部材
5 ブラインド本体
5a ブレード
6,6A 昇降機構
7,7A 角度調整機構
8,8A 昇降制動体
9,9A 昇降操作体
10,10A 側カバー
11,11A 上カバー
11a,11b L形カバー部(カバー部)
11a1,11b1 水平部
11a11,11a12,11a13 係止孔
11b11,11b12,11b13 係止孔
11Aa,11Ab L形カバー部(カバー部)
11a13A,11b13A 係止孔
12 空間
13 第1の昇降紐
14 第2の昇降紐
15 第1の昇降伝動ローラ
16 第2の昇降伝動ローラ
17,17A 昇降伝動中間ローラ
18,18A 角度調整制動体
19,19A 角度調整操作体
20 引っ張りばね(弾性体)
21 圧力調整用棒材
22,22A 回転軸
23 第1の角度調整伝動ローラ
24 第2の角度調整伝動ローラ
25,25A 角度調整制動ローラ
26 第1の角度調整紐
27 第2の角度調整紐
28,28A 角度調整制動紐
29 保持ローラ
30 第1のローラ枠
30b ガイド筒(ガイド孔)
30c 係合溝
31 第2のローラ枠
31b ガイド筒(ガイド孔)
31c 係合溝
32 第3のローラ枠(外側のローラ枠)
32b ガイド筒(ガイド孔)
32c 係合溝
32d 仕切り
32e1 第1のガイド通路
32e2 第2のガイド通路
32e3 第3のガイド通路
32e4 第4のガイド通路
32A 第4のローラ枠(外側のローラ枠)
32Ab ガイド筒(ガイド孔)
32Ac 係合溝
32Ad 仕切り
32Ae1 第1のガイド通路
32Ae2 第2のガイド通路
32Ae3 第3のガイド通路
32Ae4 第4のガイド通路
33 保持ローラ
34 保持体
38 走行ローラ
40 補助走行ローラ
42 磁性板
43 昇降制動体のマグネット(磁気的吸引部材)
44 昇降操作体のマグネット(磁気的吸引部材)
45 ローラ
46,46A1,46A2 ガイドレール
48 保持体
51 引っ張りばね(弾性体)
138 走行ローラ
140 補助走行ローラ
142 磁性板
143 角度調整制動体のマグネット(磁気的吸引部材)
144 角度調整操作体のマグネット(磁気的吸引部材)
D ドア

Claims (5)

  1. 支持枠、この支持枠内に配置してある複数のブレードで構成されているブラインド本体、上記ブレードの昇降機構、上記ブレードの角度調整機構、上記昇降機構を操作するための昇降制動体及び昇降操作体、上記角度調整機構を操作するための角度調整制動体及び角度調整操作体並びに弾性体を備えており、
    上記支持枠は本体が左右の縦枠と上下の横枠とを組合せた四角形状のフレームであって、正面及び背面の両側から透明板によって挟持されており、
    上記支持枠の上方の横枠の下側には内部に収納空間を形成している上カバーを取り付けてあり、
    上記昇降機構は、上記ブレードを昇降するための第1及び第2の昇降紐、上記上カバー内に上記横枠に沿って配置している内側の第1及び第2のローラ枠並びに外側のローラ枠である第3のローラ枠、上記第1及び第2のローラ枠並びに第3のローラ枠内に取り付けてある第1及び第2の昇降伝動ローラ並びに昇降伝動中間ローラを備えており、
    上記角度調整機構は、回転軸、上記回転軸に取り付けてある内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに外側の角度調整制動ローラ、上記各ブレードの角度を調整するための第1及び第2の角度調整紐並びに角度調整制動紐を備えており、
    上記昇降制動体は磁気的吸引部材を設けており、上記支持枠内を上下動可能であると共に、この上下動を通じて上記第1及び第2の昇降紐を制御可能であり、
    上記昇降操作体は磁気的吸引部材を設けていると共に、一方の上記透明板外方を上下動可能であり、上記一方の透明板を挟んで上記昇降制動体と互いに磁気力により吸引し合って、一体の関係にあり、
    上記角度調整制動体は磁気的吸引部材を設けており、上記支持枠内を上下動可能であると共に、この上下動を通じて上記角度調整制動紐を制御可能であり、
    上記角度調整操作体は磁気的吸引部材を設けていると共に、一方の上記透明板外方を上下動可能であり、上記一方の透明板を挟んで上記角度調整制動体と互いに磁気力により吸引し合って、一体の関係にあり、
    上記上カバーは、その内側に上記収納空間を形成する互いに対向位置しているカバー部によって組み合わされており、各カバー部が基端から対向側に向けて水平状態に突出している水平部を設けてあり、両水平部がその先端辺から上記基端側に向けてそれぞれ複数の係止孔を切り込んであると共に、互いに上下に重なるように配置されており、重ねられている状態において一方の水平部の上記係止孔と他方の水平部の上記係止孔とが保持孔を形成しており、
    上記第1、第2及び第3のローラ枠の各底部には、ガイド孔としてのガイド筒を設けると共に各ガイド筒の外周に係合溝をそれぞれ形成してあり、
    上記回転軸は上側の上記横枠に沿って配置されており、上記第1、第2及び第3のローラ枠に回転可能に軸受けされており、
    上記第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラは、上記第1、第2及び第3のローラ枠の内部に配置されていると共に、上記第1の角度調整伝動ローラが上記第1の昇降伝動ローラの上方に、上記第2の角度調整伝動ローラが上記第2の昇降伝動ローラの上方に、上記角度調整制動ローラが上記昇降伝動中間ローラの上方にそれぞれ設けられており、
    上記第1及び第2の昇降紐は上記ブラインド本体に接続されており、このブラインド本体から第1及び第2のローラ枠内へ上記ガイド筒を通じて導かれており、上記第1の昇降紐が上記第1のローラ枠内の第1の昇降伝動ローラから上記第2のローラ枠を通過して上記第3のローラ枠内の上記昇降伝動中間ローラを経て上記第3のローラ枠のガイド筒を通って下方に位置している上記昇降制動体に導かれ、上記第2の昇降紐が上記第2のローラ枠内の第2の昇降伝動ローラから上記第3のローラ枠内の上記昇降伝動中間ローラを経て上記第3のローラ枠のガイド筒を通って下方に位置している上記昇降制動体に導かれており、
    上記第1及び第2の角度調整紐はいずれも対の紐部からなり、両紐部が上記各ブレードの幅方向の両側を挟むように配置され、上記ブラインド本体から第1及び第2のローラ枠内へ上記各ガイド筒を通じて導かれ、第1及び第2の角度調整伝動ローラにそれぞれ掛け回されており、
    上記角度調整制動紐は上記第3のローラ枠のガイド筒を通って上記第3のローラ枠内の上記角度調整制動ローラに掛け回され、下方に延伸して上記角度調整制動体に導かれており、
    上記第1、第2及び第3のローラ枠は上記上カバーの収納空間内に収納され、各ローラ枠底部の上記ガイド筒が上記保持孔から上記上カバーの下方に突出し、かつ上記ガイド筒の係合溝及びこの係合溝に係合されている上記保持孔を通じて上記上カバーに保持されており、
    上記弾性体は上記昇降制動体及び角度調整制動体の少なくともいずれか一方に対応していると共に、上下動可能であってかつ保持ローラを取り付けている保持体に対して引っ張る方向にばね付勢しており、
    上記保持ローラには、これが対応している上記昇降制動体に導かれている一方の上記第1及び第2の昇降紐並びに角度調整制動体に導かれている他方の上記角度調整制動紐の少なくともいずれかの紐が掛け回されている
    ことを特徴とするブラインド。
  2. 内側の第1及び第2の昇降伝動ローラを挟んで外側の昇降伝動中間ローラである第1の昇降伝動中間ローラと対向側に第2の昇降伝動中間ローラを配置してあり、内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラを挟んで外側の角度調整制動ローラである第1の角度調整制動ローラと対向側に第2の角度調整制動ローラを回転軸に取り付けてあり、
    上記第1及び第2の昇降紐は上記第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能であって、この昇降伝動中間ローラを経て下方に延伸可能であり、角度調整制動紐は上記第2の角度調整制動ローラに掛け回し可能であって、かつこの角度調整制動ローラより下方に延伸可能であり、
    内側の第1及び第2のローラ枠を挟んで外側のローラ枠である第3のローラ枠と対向側に、底部にガイド孔としてのガイド筒を有する第4のローラ枠を配置してあり、
    一体の関係にある昇降制動体及び昇降操作体と、一体の関係にある角度調整制動体及び角度調整操作体とは、それぞれの位置を上記第4のローラ枠の下方に変更可能であり、
    上記昇降制動体は上記第1及び第2の昇降紐を、上記角度調整制動体は上記角度調整制動紐をそれぞれ制御可能であり、
    上記回転軸は第4のローラ枠に回転可能に軸受けされており、
    上記第4のローラ枠は、上記第1、第2及び第3のローラ枠と共に、上記上カバーの収納空間内に収納され、各ローラ枠底部の上記ガイド筒が上記保持孔から上記上カバーの下方に突出し、かつ上記ガイド筒の係合溝及びこの係合溝に係合されている上記保持孔を通じて上記上カバーに保持されており、
    上記第4のローラ枠の上記ガイド筒は、上記第1のローラ枠を通過して上記第4のローラ枠の内底部に取り付けてある第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能である上記第1の昇降紐を下方の上記昇降制動体に導き可能であり、上記第2のローラ枠を通過し上記第1のローラ枠を経て上記第4のローラ枠の上記第2の昇降伝動中間ローラに掛け回し可能である上記第2の昇降紐を下方に導き可能であり、上記第4のローラ枠内の上記第2の角度調整制動ローラからの上記角度調整制動紐を下方に導き可能であることを特徴とする請求項記載のブラインド。
  3. 第3のローラ枠のガイド筒内は、仕切りによって第1、第2、第3及び第4のガイド通路に仕切られており、第1の昇降紐は上記第1のガイド通路を通過可能であり、上記第2の昇降紐は上記第2のガイド通路を通過可能であり、角度調整制動紐の一方の紐部が上記第3のガイド通路を、他方の紐部が第4のガイド通路をそれぞれ通過可能であることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
  4. 第3のローラ枠のガイド筒及び第4のローラ枠のガイド筒の少なくとも一方のガイド筒内は、仕切りによって第1、第2、第3及び第4のガイド通路に仕切られており、第1の昇降紐は上記第1のガイド通路を通過可能であり、上記第2の昇降紐は上記第2のガイド通路を通過可能であり、角度調整制動紐の一方の紐部が上記第3のガイド通路を、他方の紐部が第4のガイド通路をそれぞれ通過可能であることを特徴とする請求項記載のブラインド。
  5. 保持体の保持ローラには昇降伝動中間ローラから下方に張られている第1及び第2の昇降紐の他端部側を掛け回してあり、上記第1及び第2の昇降紐の他端部は上記昇降制動体に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のブラインド。
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