JP2009287303A - ブラインド用動作制御具及びブラインド用動作制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気的吸引部材を長期的に安定して保持する。
【解決手段】ブラインド本体を構成している複数のブレードを操作する紐の動作を制御するためのものであり、昇降操作体9は本体ホルダー9B1と本体9B2とを互いに分離及び結合可能に組み合わせされており、上記本体ホルダーには本体を収納保持する収納穴部9B1aを設けてあり、本体内には磁性板53及びマグネット44を組み込んであると共に、上記マグネットを挟んで走行ローラ45を設けてある。昇降操作体9のマグネットと昇降制動体のマグネットはガラス板を挟んで互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にある。
【選択図】図23

Description

この発明は、室外の光である外部光が室内へ入るのを遮断したり、外部光を室内へ取り入れたり、室内を外部から見えないようにするための目隠しなどに使用されるブラインドの動作を制御するブラインド用動作制御具及びブラインド用動作制御装置に関するものである。
ブラインド用動作制御具として、例えば特公平4−26034号公報では「角度調整操作具」が、また特開2000−248857号公報には「操作部」(以下「従来例1」及び「従来例2」という。)がそれぞれ開示されている。
従来例1である角度調整操作具は、屋外側ガラス板との間にブラインドを配置してある屋内側ガラス板の外面に取り付けられている。角度調整操作具は、上記屋内側ガラス板に固着されているガイド枠と、このガイド枠のガイド溝に沿って上下動自在に保持されている操作つまみと、この操作つまみに固着されている永久磁石とを備えている。この永久磁石と、ラーダーコードの屋内外縦糸にホルダーを介して取り付けられている永久磁石とが上記屋内側ガラス板を通して吸着し合うように設定されている。
角度調整操作具の操作つまみを上下移動させることにより、永久磁石もラーダーコードの屋内外縦糸と共に、上下動し、これに伴ってブラインドのスラットの角度調整がされる。
従来例2である操作部は、内部が密封された複層ガラスの外面(室内側の面)に上下移動可能に設けられている。複層ガラスは2枚のガラス板を有し、内部に遮蔽体を内蔵している。遮蔽体はスラットを備えており、吊り糸の移動によってスラットの角度が可変調整できる。上記操作部は、上記ガラス板の外面に取付けフレームを介して上下方向に移動可能に取り付けられている。この取付けフレームは上記ガラス板の外面に固定されている。上記取付けフレームに磁石収容部が形成されており、この磁石収容部には磁石が収容されている。上記操作部は、上記複層ガラス内に上下方向に移動可能に設けられている被操作部の磁石と互いに吸着している。
上記操作部を上下方向に移動させると、操作部の磁石及び上記被操作部の磁石の吸着作用で複層ガラス内の被操作部が操作部に追従して操作され、吊り紐を介して遮蔽体のスラットの角度が任意に調節される。
特公平4−26034号公報 特開2000−248857号公報
従来例1において、永久磁石が操作つまみ内に埋め込まれ固着されているのに過ぎないので、経時的に離脱しやすく、特に永久磁石が複数である場合には長期的かつ安定的な保持が容易ではない。
従来例2において、複数の磁石を磁石収容部内に収容する場合も、その固定方法について詳細な説明はないものの、接着剤などによって固定するものと推察されるが、従来例1と同様な課題が生じるものと予測される。
この発明の目的は、磁気的吸引部材を長期的に安定して保持することを可能にすることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第1の特徴は、ブラインド本体を構成している複数のブレードの動作を制御するためのものであり、内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、上記磁気的吸引部材が磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にしていることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第2の特徴は、第1の特徴を備え、磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第3の特徴は、第1又は第2の特徴を備え、内部に磁気的吸引部材に隣接して位置保持板を設けてあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第4の特徴は、第1の特徴を備え、本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーには上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第5の特徴は、第1の特徴を備え、本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーは上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあると共に、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第6の特徴は、第1の特徴を備え、本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーには上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあると共に走行ローラを取り付けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあり、上記走行ローラが上記磁気的吸引部材を挟んで配置されていることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第7の特徴は、第1の特徴を備え、本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーが上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材並びに位置保持板を配置してあり、上記位置保持板が磁気的吸引部材に隣接して設けてあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第8の特徴は、第4乃至第7のいずれかの特徴を備え、本体はブレードの昇降紐に通じかつ、昇降操作体の本体であることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第9の特徴は、第4乃至第7のいずれかの特徴を備え、本体はブレードの昇降紐に接続しかつ、昇降制動体の本体であることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第10の特徴は、第4乃至第7のいずれかの特徴を備え、本体はブレードの角度調整紐に通じかつ、角度調整操作体の本体であることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御具の第11の特徴は、第4乃至第7のいずれかの特徴を備え、本体はブレードの角度調整紐に接続しかつ、角度調整制動体の本体であることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御装置の第1の特徴は、一方のブラインド用動作制御具である昇降操作体と、他方のブラインド用動作制御具である昇降制動体とからなり、上記昇降操作体は本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーが上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及びこの磁性板上に吸着されている磁気的吸引部材を設けてあると共に、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあり、上記昇降制動体は内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、上記磁気的吸引部材が磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあり、ブラインド本体のブレードを制御する昇降紐に接続されており、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあり、上記昇降操作体が上記ブラインド本体に対向している透明板を挟んで上記昇降制動体と互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあることにある。
この発明に係るブラインド用動作制御装置の第2の特徴は、一方のブラインド用動作制御具である角度調整操作体と、他方のブラインド用動作制御具である角度調整制動体とからなり、上記角度調整操作体は本体ホルダーと本体とを互いに分離又は結合可能に組み合わせており、上記本体ホルダーが上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及びこの磁性板上に吸着されている磁気的吸引部材を設けてあり、上記角度調整制動体は内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、上記磁気的吸引部材が磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあり、ブラインド本体のブレードの角度調整をする角度調整紐に接続されており、上記角度調整操作体が上記ブラインド本体に対向している透明板を挟んで上記角度調整制動体と互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあることにある。
この発明によれば、磁性板を介して磁気的吸引部材を位置保持するので、長期的な安定保持が可能となる。
この発明によれば、本体ホルダーと磁気的吸引部材を有する本体とを組み合わせることによって、本体ホルダー又は本体のいずれか一方の交換やデザイン変更が容易となり、常に一括した全体の交換や変更が不要となる。
この発明によれば、走行ローラを設けることによってブラインド用動作制御具の移動が円滑に行える。
この発明を実施するための一形態を図1〜図31を参照して説明する。
図1〜図5において、ブラインド1は支持枠2、この支持枠を挟むように配置されている透明板であるガラス板3、両ガラス板間にあって支持枠2の外周を被覆する弾性封止部材4、支持枠2内に配置してある複数のブレード5aからなるブラインド本体5、各ブレードを昇降するための昇降機構6、各ブレード5aの角度を調整するための角度調整機構7、昇降機構6を操作するための対の昇降制動体8及び昇降操作体9、角度調整機構7を操作するための対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19、弾性体20,51を備えている。
図4〜図7において、支持枠2の本体は図6左右の縦枠2a,2bと上下の横枠2c,2dとを組み合わせた四角形状のフレームである。縦枠2a,2b及び横枠2c,2dはいずれも筒体によって形成されている。左右の縦枠2a,2bのうち、一方(図4右方)の縦枠2bは、内側面(他方の縦枠2aと対向する側の面)に上下方向に長い溝状の走行レール2b1(図7)を設けてある。走行レール2b1の両側には、立ち上がり2b2を設けてある。
また一方の縦枠2bの内側には、溝状の側カバー10を取り付けてある。側カバー10の内部には収納空間が形成されている(図4)。また図5及び図6に示すように、上方の横枠2cの内側にも、L形カバー部11a,11bを組み合わせた溝状の上カバー11を取り付けてある。上カバー11の内部には収納空間が形成されている。
図8に示すL形カバー部11a,11bにおいて、水平部11a1,11b1には、内方から外方に向けてU字形に切り込んである係止孔11a11,11a12,11a13及び係止孔11b11,11b12,11b13を長さ方向(図上下方向)に間隔を隔てて配置してある。図5に示すように、一側(図左側)のL形カバー部11aの水平部11a1の上に、他方のL形カバー部11bの水平部11b1が重ねられている。重ねられている状態において、係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12及び係止孔11a13と係止孔11b13は、いずれも長孔状の保持孔を形成している。
図4〜図6に示すように、透明の各ガラス板3は、支持枠2より一回り大きな四角形状のガラス材であり、支持枠2の両側から挟んでいる。両ガラス板3間にあって支持枠2の外周には、全周に亘って幅wの空間12(図4)が設けられている。
図1、図4及び図5に示すように、弾性封止部材4は空間12内に隙間なく充填されており、支持枠2(縦枠2a,2b及び横枠2c,2d)の外周全周を被覆している。このために、支持枠2内は密閉状態にある。弾性封止部材4はゴムなどの部材が用いられており、両ガラス板3の対向する内面に密着されている。図4に示すように、弾性封止部材4に圧力調整用棒材21が貫通されている。圧力調整用棒材21は弾性封止部材4の外側から支持枠2内に達している。弾性封止部材4は、支持枠2の外側の圧力の変化に対応して弾性変形する。この弾性変形を通じて、圧力調整用棒材21の外周面と、この外周面に接触している弾性封止部材の接触面との間が密着状態になったり、又は密着状態が解除されたりする。解除状態にある場合には、圧力調整用棒材21の外周面と弾性封止部材4との間に極めてわずかな隙間が開くことになり、この結果、支持枠2の内部に内と支持枠の外部との間が通じることになる。
図1及び図2に示すブラインド本体5において、複数のブレード5aが水平に所定ピッチを置いて上下方向に配置され、最下部にブレード板5bを設けてある。各ブレード5aの長さ方向の両側には、昇降用孔5a1,5a2を開けてある。各ブレード5aは長方形状の長い板からなり、その幅方向(図10の左右方向)の断面形状が上方に膨らんだ緩やかな円弧を形成している。
まず、ブレード5aを昇降するための昇降機構6の概略を説明し、ついでこの昇降機構の具体的構成を説明し、さらに昇降機構を操作するための対の昇降制動体8及び昇降操作体9について説明する。
図9において、ブレード5aの昇降機構6は複数の昇降紐(図示の例では第1及び第2の昇降紐13,14)を備えている。第1及び第2の昇降紐13,14は、一端部13a,14a側でブラインド本体5の各ブレード5aを貫通して最下部を吊り下げ保持している。各ブレード5aは、第1及び第2の昇降紐13,14の上下方向の動作によって昇降する。第1及び第2の昇降紐13,14は、ブラインド本体5の上側で第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16に掛け回され、外側(図9右側)に水平方向に引き出され、昇降伝動中間ローラ17を経てそれぞれ下方に向けて張られ、さらに他端部側で昇降制動体8の下方に位置している保持ローラ33に掛け回され、上方に向けて張られ、他端部13b,14bが昇降制動体の下部に固着されている。
いずれもブラインド用動作制御具である昇降制動体8と昇降操作体9とは、対となってブラインド用動作制御装置U1(図1,図9)を形成している。
昇降制動体8及び昇降操作体9は、それぞれ磁気的吸引部材であるマグネット43,44を装着している(図20)。昇降操作体9は、昇降制動体8に対向しかつ接近しており、上下方向に移動可能である。昇降制動体8と昇降操作体9とは、対向しているマグネット43,44の磁気力により互いに吸引し合って、一体の関係にある。
昇降制動体8は、昇降操作体9を上下方向に移動させると、昇降操作体の移動方向と同一の方向に移動する。この移動によって、昇降制動体8が例えば図9上方に移動すれば、保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14は上方に引っ張られるから、ブラインド本体5の各ブレード5aが上昇し、ブラインドが開放される。
反対に、昇降制動体8が下方に移動すれば、第1及び第2の昇降紐13,14は下方に引き戻されるから、ブラインド本体5の各ブレード5aが降下し、ブラインドが閉鎖される。
ブレード5aの昇降機構6の具体的構成を主に図10〜図19を参照して説明する。
昇降機構6は、図10〜図12に示すように、第1及び第2の昇降紐13,14、内側の複数のローラ枠(図12では第1及び第2のローラ枠30,31)、外側の複数又は単一の外側のローラ枠(図12では第3のローラ枠32)、内側の複数の昇降伝動ローラ(図12では第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16)、外側の複数又は単一の昇降伝動ローラ(図12では昇降伝動中間ローラ17)、保持ローラ33(図16)を備えている。
図10及び図11に示す第1及び第2の昇降紐13,14は、最上に位置しているブレード5aから最下端に位置するブレード板5b(図1)までを昇降用孔5a1,5a2を通じて貫通し、それぞれの紐下端がブレード板に接続されている。第1及び第2の昇降紐13,14は、第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32の第1、第2の昇降伝動ローラ15,16及び昇降伝動中間ローラ17を経て昇降制動体8の保持ローラ33に掛け回されている(図13,図16)。
図10〜図15において、第1及び第2のローラ枠30,31はいずれも同一構成である。第1及び第2のローラ枠30,31はプラスチック部材によって溝形に形成されており、両側に軸受け30a,31aを起立してある。第1及び第2のローラ枠30,31の軸受け30a,31aには、上方にU字形の受け溝を、下方の両側に対の縦長の通孔30a1,30a2,30a3,30a4及び通孔31a1,31a2,31a3,31a4(図13)を貫通してある。また第1及び第2のローラ枠30,31の内側の底部には、第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16を取り付けてある。さらに、第1及び第2のローラ枠30,31の底部には、ガイド孔となるガイド筒30b,31bを設けてある。ガイド筒30b,31bはつば部を有し、また外周には係合溝30c,31cを設けてある(図12)。
第1及び第2のローラ枠30,31のガイド筒30b,31bは、図12〜図14に示すように第1及び第2の昇降紐13,14を第1及び第2のローラ枠30,31の内部へ案内するための孔の機能を果たしている。
第3のローラ枠32は、ガイド筒の構造を除いて第1及び第2のローラ枠30,31と同一構造であるので、相違点のみを説明する。
ガイド筒32bの取付け位置は、第3のローラ枠32に対して図12右側寄りに配置されている。ガイド筒32bの内部には、十字状の仕切り32dによって4つのガイド通路32e1,32e2,32e3,32e4が形成されている(図13及び図14)。第1及び第2のガイド通路32e1,32e2は昇降伝動中間ローラ17寄りに配置され、第3及び第4のガイド通路32e3,32e4はその反対側に配置されている。
第3のローラ枠32は、その内側の底部に昇降伝動中間ローラ17を取り付けている。軸受け32a、受け溝及び通孔32a1,32a2,32a3,32a4は、第1及び第2のローラ枠30,31における軸受け30a,31a、受け溝及び通孔30a1〜30a4,31a1〜31a4に対応している。
第3のローラ枠32のガイド筒32bは、図12〜図14に示すように第1及び第2の昇降紐13,14を下側の昇降制動体8(図16)に導くための孔の機能を果たしている。
図13に示すように、第1のローラ枠の通孔30a1,30a4、第2のローラ枠の通孔31a1,31a4及び第3のローラ枠の通孔32a1,32a4は、いずれも同一直線上に配置されている。また第1のローラ枠の通孔30a2,30a3、第2のローラ枠の通孔31a2,31a3及び第3のローラ枠の通孔32a2,32a3は、いずれも同一直線上に配置されている。
第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32は、図15に示すように、上カバー11によって被覆されている。第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32は、各ガイド筒30b,31b,32bを通じて上カバーのL形カバー部11a,11bの水平部に保持されている。
第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32の保持状態を説明する。
第1のローラ枠30は、ガイド筒30bの係合溝30c内に図15(i)に示すように、両側からL形カバー部11a,11bの水平部の係止孔11a11,11b11が差し込まれ、第2のローラ枠31は、ガイド筒31bの係合溝31c内に図15(ii)に示すように、両側から水平部の係止孔11a12,11b12が差し込まれ、第3のローラ枠32は、ガイド筒32bの係合溝32c内に図15(iii)に示すように、両側から水平部の係止孔11a13,11b13が差し込まれ、各ガイド筒が各係止孔を介して左右のL形カバー部11a,11bによって挟まれ、保持されている。
第1及び第2の昇降紐13,14の配置について説明する。
図12〜図15に示すように、第1の昇降伝動ローラ15に掛け回されている第1の昇降紐13は、その一端部側でガイド筒30bを貫通してブラインド本体5を吊り(図1)、他端部側が第1の昇降伝動ローラから第1のローラ枠30の通孔30a4を通過し、第2のローラ枠31の通孔31a1,31a4を通って、第3のローラ枠32の通孔32a1を貫通し、昇降伝動中間ローラ17を経てガイド筒32bの第1のガイド通路32e1を通って下方に導かれ(図13)、昇降制動体8の下方に配置されている保持ローラ33に掛け回され、上方に引き出されて、他端部13bは昇降制動体8に固着されている(図16)。
図12〜図15に示すように、第2の昇降伝動ローラ16に掛け回されている第2の昇降紐14は、その一端部側でガイド筒31bを貫通してブラインド本体5を吊り(図1)、他端部側が第2の昇降伝動ローラから第2のローラ枠31の通孔31a3を通過し、第3のローラ枠32の通孔32a2を貫通し、昇降伝動中間ローラ17を経てガイド筒32bの第2のガイド通路32e2を通って下方に導かれ(図13)、昇降制動体8の下方に配置されている保持ローラ33に掛け回され、上方に引き出され、他端部14bは昇降制動体8に固着されている(図16)。
保持ローラ33は、図16及び図17に示すように縦枠2bに取り付けられている保持体34の軸受け部34aに軸35を回転中心として支持されている。保持体34は、図16、図17及び図19に示すようにその上下2箇所に長孔34bを開けてある。各長孔34b内には、止めねじ36が上下方向に移動可能に位置している。このため、保持体34は、縦枠2bに対して止めねじ36を介して上下方向に移動可能である。保持体34の軸受け部34a間には保持ローラ33が位置している。保持体34は、弾性体である引っ張りばね20によって図16下方にばね力が付与されている。引っ張りばね20は図16に示す例ではコイルスプリングからなり、その一端は保持体34の軸受け部34aの下部に設けてあるばね受け34cに、他端は縦枠2bから突出している止め部材37に掛け止められている。
昇降制動体8及び昇降操作体9の具体的構成について、主に図4、図16〜図18及び図20〜図26を参照して説明する。
図16〜図18に示す昇降制動体8はその本体が角柱体状に形成されており、側面片側(図16右側)に走行ローラ38を取り付けてある。走行ローラ38は、ローラ軸39を中心として回転可能である。昇降制動体8は、走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を昇降可能(上下方向に移動可能)である。また昇降制動体8には、補助走行ローラ40を正面側にローラ軸41を回転中心として取り付けてある。昇降制動体8は、補助走行ローラ40を通じて縦枠2bの側カバー10の内面上を昇降可能(上下方向に移動可能)であって、安定的走行を可能にしている。昇降制動体8の内部には、鉄板などの磁性板42を側方(図16左右方向側)に抜き取り可能に差し入れてある。磁性板42上には、磁気的吸引部材であるマグネット43を吸着してある。マグネット43は、図16及び図17に示す例では、平面四角形のブロック状のマグネット体を3個並べて昇降制動体8の収納穴部内に納めてある。
昇降操作体9について、図1、図4、図20〜図26を参照して説明する。
図22〜図26に示す昇降操作体9は、本体ホルダー9B1と本体9B2とを互いに分離又は結合可能に組み合わせているものである。
本体ホルダー9B1には外面側(図23右側)の中央部に凹部9aを設けて、この本体ホルダーを把持し易くしている。本体ホルダー9B1には、内面側が開口している収納穴部9B1aを設けてある。収納穴部9B1a内には昇降操作体9の本体9B2を収納することができる。本体ホルダー9B1の片側(図24左側)には断面T字状のガイド突部9bを設けてある。
昇降操作体9の本体9B2は、図26左右方向に貫通する収納穴部9B2aを開けてある。収納穴部9B2a内の正面側(図23右側)に磁性板53を、その反対側には磁気的吸引部材であるマグネット44をそれぞれ収納してある。磁性板53及びマグネット44の構成は、上記昇降制動体8の磁性板42及びマグネット43の構成と同一である。マグネット44の端面は昇降操作体9の背面より露出されている。
マグネット44と収納穴部9B2aの内壁との間に隙間が生じる場合には、この隙間に対応することができる厚みを有する位置保持板54を挿入する。位置保持板54はマグネット44の位置保持を強化する手段である。位置保持板54の一端部(図23右端部)は磁性板53に接触している。昇降操作体9の本体9B2の背面の上下2箇所に回転可能である走行ローラ45を設けてある。
昇降操作体9の本体9B2は、本体ホルダー9B1の収納穴部9B1a内に嵌め込まれており、本体ホルダーとは一体化されている。
図20に示すように、昇降操作体9のマグネット44と昇降制動体8のマグネット43とは、正面のガラス板3を挟んで対向し、互いに磁気力によって吸引されている。昇降制動体8と昇降操作体9とは、上記吸引力によって常時一体化され、双方の位置が維持されている。
ガラス板3に面する側に設けてある昇降操作体9の走行ローラ45はガラス板上を走行することができる。一方(図2右方)のガラス板3の正面(前面)上にガイドレール46が上下方向に配置されかつ固着されている。ガイドレール46には、図21に示すように、長さ方向にガイドスリット46aを開けてある。ガイドスリット46a内には、図4に示すように昇降操作体9のガイド突部9bが組み込まれている。ガイドレール46には、三箇所にストッパ47a,47b,47cを装着してある(図2)。昇降操作体9は、走行ローラ45を通じて、ガイドレール46に沿ってガラス板3上を円滑にかつ図21の上下方向に移動可能(昇降可能)である。ガイド突部9bは、ストッパ47a,47b間のガイドスリット46a内を移動可能である。昇降操作体9が昇降することができる範囲は、ストッパ47aとストッパ47bとの間である。
ブラインド用動作制御装置U1(図1)を形成している昇降制動体8と昇降操作体9との関係について、図4及び図20〜図21を参照して説明する。
図20に示す昇降制動体8と昇降操作体9とはガラス板3を挟んで対向している位置関係にある。対向位置関係の維持は、昇降制動体8のマグネット43と昇降操作体9のマグネット44とが互いに磁気力によって吸引し合うことによって達成される。このようなマグネット43,44の磁気力によって、昇降操作体9は、ガラス板3上での位置保持が可能となる。昇降制動体8は、昇降操作体9の上下方向の移動によって、昇降操作体の移動方向と同じ方向に移動する。
昇降機構6は、上記の構成であるから、図1及び図20に示すように昇降制動体8を上昇させると、昇降制動体8は走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を上方に移動し、この移動に伴って保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14を上方に引っ張る(図15,図16)。引っ張られた第1及び第2の昇降紐は、ブレード板5bを上方に持ち上げる。このため、各ブレード5aは上方に押し上げられ、ブラインド本体5は収縮され、この結果、ブラインド本体5は「閉」から「開」の状態に移行される。
反対に、昇降制動体8を降下させると、昇降制動体8は走行ローラ38を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を下方に移動し、この移動に伴って保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、第1及び第2の昇降紐はブレード板5bを下方に落下させ、このためブラインド本体5は伸張される。この結果、ブラインド本体5は「開」から「閉」の状態に移行される。
図示の例では、特に、「閉」から「開」の状態に移行される過程では、保持ローラ33に掛け回されている第1及び第2の昇降紐13,14は上方に引っ張られ、この保持ローラを谷として「U」字状に屈曲して、屈曲部分に負荷がかかる。第1及び第2の昇降紐13,14の屈曲部分に負荷がかかる際、引っ張りばね20のばね力に抵抗して保持体34が上昇し、保持ローラ33も上方に移動するので、保持ローラを通じて第1及び第2の昇降紐13,14にかかる負荷は緩衝される。この緩衝により、第1及び第2の昇降紐の破断が防止される。
保持体34は、図19(i)に示す通常の位置から同図(ii)に示す位置に上昇することにより、さらに上方へ移動することにより、上記負荷の緩衝は効果的なものとなる。
ブレード5aの角度を調整するための角度調整機構7の概略を説明し、ついでこれらの機構の具体的構成を説明し、さらに角度調整機構を操作するための対の角度調整制動体18及び角度調整操作体19について説明する。
図9において、ブレード5aの角度調整機構7は、回転軸22、複数の角度調整伝動ローラ(図では第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24)、複数又は単一の角度調整制動ローラ(図では角度調整制動ローラ25)、複数又は単一の角度調整制動紐(図では角度調整制動紐28)を備えている。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24と、角度調整制動ローラ25は、回転軸22に間隔を置いて配置され、固定されている。
第1の角度調整伝動ローラ23には、第1の角度調整紐26の上側を掛け回してある。第2の角度調整伝動ローラ24には、第2の角度調整紐27の上側を掛け回してある。第1及び第2の角度調整紐26,27の下側は、ブラインド本体5の各ブレード5aをその両側で吊り下げ保持している(図10,図11)。
図9に示す角度調整制動ローラ25の下方には保持ローラ29を設けてある。角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に角度調整制動紐28を掛け回してある。角度調整制動紐28には角度調整制動体18を介在させてある。換言すると、角度調整制動体18の両側に角度調整制動紐28の両端を接続している。角度調整制動紐28は、角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回されている。
図9に示す角度調整操作体19を所定距離だけ上下方向に移動させると、角度調整制動体18も角度調整操作体の移動に伴って同一方向に移動し、この移動により角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回わされている角度調整制動紐28は時計方向に又は反時計方向に移動される。同時に、角度調整制動ローラ25が正転又は反転される。角度調整制動ローラ25の回転力が回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達され、正転又は反転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27が上下方向に移動して、ブラインド本体5の各ブレード5aの角度が調整される。
ブレード5aの角度を調整するための角度調整機構7の具体的構成について、図1、図9〜図15、図20〜図21及び図27〜図30を参照して説明する。
角度調整機構7は、図9、図12及び図27に示すように回転軸22、第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24、角度調整制動ローラ25、第1及び第2の角度調整紐26,27、角度調整制動紐28、保持ローラ29を備えている。
回転軸22は、図1に示すように横枠2cに沿って水平方向に配置されている。回転軸22は、第1、第2及び第3のローラ枠30,31,32の軸受け30a,31a,32aに回転可能に支持されている(図12)。
図1及び図12に示すように、第1の角度調整伝動ローラ23、第2の角度調整伝動ローラ24及び角度調整制動ローラ25は、軸心を貫通している回転軸22にそれぞれ間隔を隔てて取り付けられている。
第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24は、いずれも同一構成である。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24は第1及び第2のローラ枠30,31の内部に配置されている。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24の中間部分には、円周方向に全周に保持溝23a,24aを形成してある。第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24には、図12に示すように各保持溝23a,24aを通じて第1の角度調整紐26(26a,26b)(図10)及び第2の角度調整紐27(27a,27b)(図11)がそれぞれ掛け回されている。
角度調整制動ローラ25は、回転軸22の一端側(図12右端側)に設けられている第3のローラ枠32の内部に配置されている。角度調整制動ローラ25の端部には、その円周方向に全周に保持溝25aを形成してある。角度調整制動ローラ25には、保持溝25aを通じて角度調整制動紐28が掛け回されている。
第1の角度調整紐26及び第2の角度調整紐27は、図10及び図11に示すようにそれぞれ2本の紐部26a,26b及び紐部27a,27bからなる。紐部26a,26b及び紐部27a,27bは、第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24から下方に向けてブレード5aの幅方向の両側からこれを挟むように垂れ下がり、各下端部がブレード板5b(図1)に接続されている。対向する第1の角度調整紐26の紐部26aと紐部26bの間及び第2の角度調整紐27の紐部27aと紐部27bの間には、それぞれブレード5aの底部を支えるブレード保持紐26c,27cを渡してある。
図27及び図28に示すように、角度調整制動紐28は角度調整制動ローラ25に掛け回され、下方に延びている一端部28aが角度調整制動体18の上端部に止められ、他端部28b側が角度調整制動体の背部を通って保持ローラ29に掛け回され、上方に引き出されて角度調整制動体18の下端に止められている。保持ローラ29は、縦枠2bに支持されている保持体48に取り付けられている。
図27、図28及び図30において、保持体48はその上下2箇所に長孔48bを開けてある。各長孔48bの内部には、止めねじ49が上下方向に移動可能に位置している。保持体48は、縦枠2bに対して止めねじ49を介して上下方向に移動可能である。保持体48には、図1及び図27に示すようにブレード5a側に向けてL形の軸受け部48aを設けてあり、そして軸受け部48a内には保持ローラ29がローラ軸50(図30)を回転中心として配置されている。保持体48は、弾性体である引っ張りばね51によって図下方にばね力が付与されている。引っ張りばね51はコイルスプリングからなり、その一端は軸受け部48aの下部に設けてあるばね受け48cに、他端は縦枠2bから突出している止め部材52に掛け止められている。
角度調整制動体18及び角度調整操作体19の具体的構成について、主に図4、図20、図21、図27〜図29を参照して説明する。
いずれもブラインド用動作制御具である角度調整制動体18と角度調整操作体19とは、対となってブラインド用動作制御装置U11(図1,図9)を形成している。
角度調整制動体18は昇降制動体8と、角度調整操作体19は昇降操作体9とそれぞれ同一構成であるので、その詳細な説明を省略する。
図20〜図21に示す角度調整制動体18における走行ローラ138、ローラ軸139、補助走行ローラ140、ローラ軸141、磁性板142、磁気的吸引部材であるマグネット143は、昇降制動体8における走行ローラ38、ローラ軸39、補助走行ローラ40、ローラ軸41、磁性板42、マグネット43にそれぞれ対応している。
図20及び図21に示す角度調整操作体19における本体ホルダー19B1、凹部19a、ガイド突部19b、収納穴部19B1a、本体19B2、磁気的吸引部材であるマグネット144、走行ローラ145、磁性板153及び位置保持板154は、昇降操作体9における本体ホルダー9B1、凹部9a、ガイド突部9b、収納穴部9B1a、本体9B2、マグネット44、走行ローラ45、磁性板53及び位置保持板54にそれぞれ対応している。
角度調整操作体19のガイド突部19bは、ガイドスリット46a内に組み込まれている。角度調整操作体19は、ガイドレール46に沿って図21の上下方向に移動可能である。ガイド突部19bは、ストッパ47b,47c間のガイドスリット46a内を移動可能である。角度調整操作体19が昇降することができる範囲は、ストッパ47bとストッパ47cとの間である。
ブラインド用動作制御装置U11(図1,図9)を形成している角度調整制動体18と角度調整操作体19との関係についても、上述した昇降制動体8と昇降操作体9との関係と同様である。
角度調整制動体18と角度調整操作体19とは、図20及び図21に示すようにガラス板3を挟んで対向位置関係にある。対向位置関係の維持は、角度調整制動体18のマグネット143と角度調整操作体19のマグネット144とが互いに磁気力によって吸引し合うことによって達成される。角度調整操作体19は、マグネット143,144の磁気力によってガラス板3上での位置保持が可能となる。角度調整制動体18は、角度調整操作体19の上下方向の移動によって、角度調整操作体の移動方向と同じ方向に移動することができる。
角度調整機構7は上記の構成であるから、角度調整制動体18をわずかな距離だけ上下方向に移動させると、図1、図9及び図27に示す角度調整制動体は走行ローラ138を通じて縦枠2bの走行レール2b1上を上下方向に移動する。角度調整制動紐28は、角度調整制動体18に接続され、かつ角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回されている。このため、角度調整制動体18の移動に伴って角度調整制動紐28が上下方向に移動するから、上下方向に移動した距離に対応する角度分だけ、角度調整制動ローラ25が正転及び反転する。同時に、回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24(図1)が正転又は反転をするから、対向している第1の角度調整紐26の紐部26a,26bの一方が、そして第2の角度調整紐27の紐部27a,27bの一方が下方に引っ張られ、他方が上方に引っ張られる。このために、保持紐26c,27cが水平状態から下向きの傾斜状態に、下向きの傾斜状態から水平状態に又は水平状態から上向きの傾斜状態に変化し、この変化に追従して各ブレード5aの角度が変化して、角度の調整がされる。
角度調整過程において、保持ローラ29に掛け回されている角度調整制動紐28は上方に引っ張られると、この保持ローラを谷として「U」字状に屈曲して、屈曲部分に負荷がかかる。しかし、角度調整制動紐28の屈曲部分に負荷がかかる際に、引っ張りばね51のばね力に抵抗して保持体48が上昇し、保持ローラも上方に移動するので、保持ローラにおける負荷を緩衝することになる。このため、角度調整制動紐28の破断を防止することができる。
保持体48は、図30(i)に示す通常の位置から同図(ii)に示す位置に上昇し、さらに上方へ移動することにより、上記負荷の緩衝が効果的なものとなる。
ブラインド本体5の開閉及びブレード5aの角度調整について説明する。
ブラインド本体5を全面開放又は一部開放するためには、図1、図9及び図20に示すように、昇降操作体9を上昇させると、昇降操作体と対向して互いに吸引関係にある昇降制動体8も縦枠2bの走行レール2b1上を上方に移動する。昇降制動体8の上方移動に伴って、第1及び第2の昇降紐13,14が上方に引っ張られ、ブレード板5bは第1及び第2の昇降紐を介して上方に持ち上げられる。このため、各ブレード5aが上方に押し上げられてブラインド本体5は収縮され、開放される。
ブラインド本体5を全閉又は一部閉鎖するためには、図1、図9及び図20に示すように昇降操作体9を降下させると、昇降制動体8も降下され、縦枠2bの走行レール2b1上を降下し、この降下に伴って第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、ブレード板5bは降下するためブラインド本体5は伸張され、閉鎖される。
ブラインド本体5のブレード5aの角度を調整して、外部光を遮断するためには、図1及び図21に示すように、角度調整操作体19を所定距離だけ上昇させると、角度調整制動体18も角度調整操作体の移動に伴って同一方向に移動する。この移動により、角度調整制動ローラ25と保持ローラ29との間に掛け回してある角度調整制動紐28は反時計方向に移動される。同時に、角度調整制動ローラ25も反時計方向に回転され、角度調整制動ローラの回転力が回転軸22を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達され、図10及び図11反時計方向に回転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27の紐部26a,27aが降下し、紐部26b,27bが上昇するから、図5に示すようにブラインド本体5の各ブレード5aは右肩上がりに傾斜され、外部光が遮断される。
図5に示す状態から、室内へ外部光を取り入れるためには、角度調整操作体19を所定距離だけ降下させることにより、角度調整制動ローラ25を通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24は時計方向に回転され、第1及び第2の角度調整紐26,27の紐部26a,27aが上昇し、紐部26b,27bが降下する。このため、図10及び図11に示すようにブラインド本体5の各ブレード5aが水平の状態になり、この段階で角度調整操作体19の移動を停止する。
図31に示すドアDは、図1に示すブラインド1を組み込んでいる利用例である。
ドアDにおいては、ブラインド1の開閉及びブレードの角度調整のための操作用の開口部がなく、紐も露出されておらず、外観の見栄えが良く、またブラインド1内を真空状態に密閉することにより、この種のブラインドを窓側の扉又はドアに組み込めば、結露防止が図られる。
また図1に示すブラインド1を高層住宅のドアに取り付けた場合でも、ブラインド1内に圧力調整用棒材21(図4)を組み込んであるので、ブラインド内の圧力調整が自動的に行える。
この発明を実施するための他の形態について図32〜図43を参照して説明する。
図示するブラインド1Aに係る構成の特徴は、図32に示すように、ブラインドの両側に、ブラインド用動作制御装置U1Aを形成している昇降制動体8A及び昇降操作体9Aと、ブラインド用動作制御装置U11Aを形成している角度調整制動体18A及び角度調整操作体19Aとをそれぞれ配置している点にある。このため、図38に示すように、外側に位置しているローラ枠として、第3のローラ枠32とは別に、外側のローラ枠である第4のローラ枠32Aを設けている。また第4のローラ枠32Aの内部には、角度調整制動ローラ25Aを配置している。第4のローラ枠32Aは、第1のローラ枠30及び第2のローラ枠31を挟んで、第3のローラ枠32と対向側(図38左側)に設けてある。
ブラインド1Aの他の構成は、図1に示すブラインド1のそれと実質的に同一であるので、ブラインド1と共通する構成部分についての説明に用いる符号を、ブラインド1の説明の際に使用した符号と一致させている。
以下、この発明に係る形態の特徴を説明し、ブラインド1と共通する構成に関しては必要に応じて説明する。
図32〜図35において、ブラインド1Aの支持枠2Aの本体は、左右の縦枠2a,2bと上下の横枠2c,2dとを組み合わせた四角形状のフレームである。両縦枠2a,2bの内側には、溝状の側カバー10,10Aを取り付けてある。また上方の横枠2cの内側にも、L形カバー部11Aa,11Abを組み合わせた溝状の上カバー11Aを取り付けてある。
図35に示すL形カバー部11Aa,11Abにおいて、水平部11a1,11b1には、内方から外方に向けてU字形に切り込んである係止孔11a11,11a12,11a13,11a13A及び係止孔11b11,11b12,11b13,11b13Aを長さ方向(図36上下方向)に間隔を隔てて配置してある。
図35に示すように、L形カバー部11Aaの水平部11a1の上に、他方のL形カバー部11Abの水平部11b1が重ねられている。重ねられている状態において、係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12、係止孔11a13と係止孔11b13及び係止孔11a13Aと係止孔11b13Aが長孔状の保持孔を形成している。
L形カバー部11Aa,11Abは、水平部11a1,11b1の対の係止孔11a11と係止孔11b11、係止孔11a12と係止孔11b12、係止孔11a13と係止孔11b13、係止孔11a13Aと係止孔11b13Aが、後述する第1、第2、第3及び第4のローラ枠30,31,32,32A(図38)のガイド筒30b,31b,32b,32Abの係合溝30c,31c,32c,32Acに差し込まれた状態で、第1、第2、第3及び第4のローラ枠を保持している。
図37、図40〜図43において、いずれもブラインド用動作制御具である昇降制動体8A及び昇降操作体9Aは、ブラインド本体5のブレード5aの昇降機構6Aを操作する手段である。またいずれもブラインド用動作制御具である角度調整制動体18A及び角度調整操作体19Aは、ブラインド本体5のブレード5aの角度調整機構7Aを操作する手段である。
図32に示す例では、昇降制動体8A及び昇降操作体9Aは、正面側のガラス板3の前面の右側に配置されている。また角度調整制動体18A及び角度調整操作体19Aは、正面側のガラス板3の前面の左側に配置されている。
図32及び図37〜図40において、ブレード5aの昇降機構6Aは前記昇降機構6と同一構成であるので、その説明を省略する。
図32及び図37〜図40において、ブレード5aの角度調整機構7Aは、回転軸22Aと、この回転軸に取り付けられている内側の第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24、外側の角度調整制動ローラ25,25Aを備えている。
外側の一方の角度調整制動ローラ25Aは、回転軸22Aの図37の左端に固着されている。角度調整制動紐28Aは、角度調整制動ローラ25Aと保持ローラ29との間に掛け回わされている。すなわち、角度調整制動紐28Aの図38上端側は、角度調整制動ローラ25Aの保持溝25Aa内に掛け回され、角度調整制動紐の下端側は保持体48に取り付けられている保持ローラ29に掛け回されている。角度調整制動紐28Aには角度調整制動体18Aを介在させてある。角度調整制動ローラ25Aは、第4のローラ枠32Aに配置されている。
図38及び図39において、第4のローラ枠32Aは第3のローラ枠32と同一構成である。第4のローラ枠32Aの軸受け32Aa、通孔32Aa1,32Aa2,32Aa3,32Aa4、ガイド筒32Ab、係合溝32Ac、仕切り32Ad、ガイド通路32Ae1,32Ae2,32Ae3,32Ae4は、第3のローラ枠32の軸受け32a、通孔32a1,32a2,32a3,32a4、ガイド筒32b、係合溝32c、仕切り32d、ガイド通路32e1,32e2,32e3,32e4にそれぞれ対応している。
図39に示すように、第1のローラ枠30の通孔30a1,30a4、第2のローラ枠31の通孔31a1,31a4、第3のローラ枠32の通孔32a1,32a4、第4のローラ枠32Aの通孔32Aa1,32Aa4は、同一直線上に配置されている。また第1のローラ枠の通孔30a2,30a3、第2のローラ枠の通孔31a2,31a3、第3のローラ枠の通孔32a2,32a3、第4のローラ枠の通孔32Aa2,32Aa3は、同一直線上に配置されている。
図40〜図42において、昇降制動体8Aは前記昇降制動体8と同一構成であり、また昇降操作体9Aは前記昇降操作体9と同一構成である。昇降制動体8Aと昇降操作体9Aとの関係に関しても、昇降制動体8と昇降操作体9との関係と同様である。
図41に示すガイドレール46A1及びガイドスリット46A1aは、前記ガイドレール46及びガイドスリット46aに対応している。
昇降操作体9Aは、ガイド突部9bを介してガイドレール46A1のガイドスリット46A1aに沿って上下方向に移動することができる。ガイドレール46A1の両端には、ストッパ47d,47eを取り付けてある。昇降操作体9Aが昇降することができる範囲は、ストッパ47dとストッパ47eとの間である。
図40、図41及び図43において、角度調整制動体18Aは前記角度調整制動体18と同一構成であり、また角度調整操作体19Aは前記角度調整操作体19と同一構成である。
角度調整制動体18Aと角度調整操作体19Aとの関係に関しても、角度調整制動体18と角度調整操作体19との関係と同様である。
角度調整制動体18と共通する角度調整制動体18Aの構成部分を示す符号に関しては、図20〜図21に記載されている角度調整制動体18における走行ローラ、ローラ軸、補助走行ローラ、ローラ軸、磁性板及び磁気的吸引部材であるマグネットに対応している符号(「138」、139」、「140」、「141」、「142」、「143」)をそのまま使用している。
また角度調整操作体19と共通する角度調整操作体19Aの構成部分を示す符号に関しては、図20〜図22に記載されている角度調整操作体19における本体ホルダー、凹部、ガイド突部、収納穴部、本体、収納穴部、磁気的吸引部材であるマグネット、走行ローラ、磁性板及び位置保持板に対応している符号(「19B1」、「19a」、「19b」、「19B1a」、「19B2」、「19B2a」、「144」、「145」、「153」、「154」)をそのまま使用している。
角度調整制動体18Aは、走行ローラ138を通じて縦枠2aの走行レール2a1(図34)上を昇降することができる。角度調整制動体18Aは、補助走行ローラ140を通じて縦枠2aの側カバー10A内面上を昇降することができ、安定的走行を可能にしている。またマグネット143の正面の端面は、縦枠2aに対向状態に露出されている。
図41に示すガイドレール46A2及びガイドスリット46A2aは、前記ガイドレール46及びガイドスリット46aに対応している。
角度調整操作体19Aは、ガイド突部19bを介してガイドレール46A2のガイドスリット46A2aに沿って上下方向に移動することができる。ガイドレール46A2の両端には、ストッパ47f,47gを取り付けてある。角度調整操作体19Aが昇降することができる範囲は、ストッパ47fとストッパ47gとの間である。
図37において、ブラインド本体5を全面開放又は一部開放するためには、図右側に位置している昇降操作体9Aを上昇させると、昇降制動体8Aも上昇する。この上昇に伴って、第1及び第2の昇降紐13,14は保持ローラ33を介して上方に引っ張られる。このため、ブレード5aは上方に持ち上げられ、押し上げられるから、ブラインド本体5は収縮され、開放される。
ブラインド本体5を全面閉鎖又は一部閉鎖するためには、昇降操作体9Aを降下させると、昇降制動体8Aも降下され、この降下に伴って第1及び第2の昇降紐13,14の引っ張り状態が緩み、ブレード5aは降下するため、ブラインド本体5は延びて、閉鎖される。
図37左側に位置している角度調整操作体19Aを上下方向に移動させると、角度調整制動体18Aも角度調整操作体の移動に伴って、この角度調整操作体の移動方向と同一方向に移動する。角度調整制動体18Aの移動により、角度調整制動ローラ25Aと保持ローラ29との間に掛け回してある角度調整制動紐28Aは、時計方向に又は反時計方向に移動される。同時に、角度調整制動ローラ25Aは正転又は反転され、その回転力が回転軸22Aを通じて第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24に伝達され、正転又は反転される。この結果、第1及び第2の角度調整紐26,27が上下方向に移動してブラインド本体5の各ブレード5aの角度が調整される。
図32及び図37に示す例では、対の昇降制動体8A及び昇降操作体9Aと、対の角度調整制動体18A及び角度調整操作体19Aとは、左右に離れて配置されている。このため、他方(図37右方)の角度調整制動ローラ25の保持溝25a(図38)には角度調整制動紐が掛け回されていない。また図38に示す第4のローラ枠32Aの内底部に取り付けてある昇降伝動中間ローラ17Aには、昇降紐が掛け回されていない。
図1及び図32に示すブラインド1,1Aにおいて、支持枠2,2Aをガラス板3で挟み、支持枠の外周を弾性封止部材4(図1のみ図示)によって封止して支持枠内を密閉にし、支持枠とガラス板とが一体化されているので、ブラインドの内部の真空化を実現することができ、真空化が結露防止に有効である。また一体化により、ブラインド1,1Aを室内に設置しているドアDなどの内部にも容易に組み込むことができるから、ブラインドの利用範囲を広げることができる。さらに、ブラインド1,1Aを高層建物に設置されているドアDなどに使用した場合でも、図4に示す圧力調整用棒材21を設けているので、支持枠2,2Aの内部の圧力は自動的に調整され、このために圧力変化に自在に対応できる。
ブラインド1,1Aの開閉のための操作は、マグネット43を有する昇降制動体8,8Aとマグネット44を有する昇降操作体9,9Aとによって行われる。またブレード5aの角度調整のための操作はマグネット143を有する角度調整制動体18,18Aとマグネット144を有する角度調整操作体19,19Aとによって行われる。このために、ブラインド1,1Aに、開閉操作手段となる紐用の開口部を開ける必要がないから、ブラインド1,1Aの外観美に優れ、支持枠内の密封が容易に実現でき、そしてブラインドをドア、壁の開口部又は窓のサッシなどにも簡単に取り付けることができる。
図1及び図32に示すブラインド1,1Aにおいて、支持枠2,2Aを透明板3で挟むようにして保持し、支持枠の外周を弾性封止部材4(図1のみ図示)により封止し、全体が装置化されているので、ブラインドの運搬や取付け作業の迅速化や簡易化に寄与する。
上下方向に移動可能である保持体34,48は、引っ張りばね20,51に接続されているので、第1及び第2の昇降紐13,14、角度調整制動紐28,28Aに負荷がかかっても、その負荷を吸収して、紐の破損を防止することができる。
昇降制動体8にあっては、上下動する距離が長くなる場合でも、走行ローラ38を設けていることによって、昇降制動体の上下動が円滑となり、そして走行時にガラス板3の表面に接触するのを防止できることから走行がより一層スムーズとなる。
昇降操作体9にあっては、この昇降操作体を本体ホルダー9B1と本体9B2とを互いに分離又は結合可能に組み合わせているので、上記本体に対して多種類のデザインを有する本体ホルダーを組み合せることができる。また、例えば本体ホルダー9B1や走行ローラ45に損傷などがあって昇降操作体9を交換する必要がある場合、本体ホルダーのみの交換で良く、又はマグネット44及び位置保持板54を除く本体のみの交換で良いので、交換を低コストで実現することができる。さらに、昇降操作体9によれば、磁性板53を設けているので、位置保持が確実になる。また昇降操作体9によれば、位置保持板54を配置することにより、マグネット44の位置保持を強化することができる。
走行ローラ45を設けていることによって、昇降操作体9の上下動が円滑となり、そして走行時にガラス板3の表面に接触するのを防止できることから走行がより一層スムーズとなる。
昇降制動体8と昇降操作体9とは、マグネット43,44の磁気力によって互いに吸引し合うが、走行ローラ38,45の相互の間隔が保たれ、ガラス板3の表面に密着することを防止できることから、上下動の操作が円滑に行える。このような効果は、角度調整制動体18と角度調整操作体19との間でも生じ得る。
昇降操作体9A及び角度調整操作体19Aについても、昇降操作体9における上記効果と同様な効果が生じ得る。
図16及び図17に示す第1及び第2の昇降紐の他端部13b,14b、引っ張りばね(弾性体)20、保持ローラ33、保持体34、止めねじ36、止め部材37の各関係の他の例を図44及び図45を参照して説明する。
説明上、図44及び図45では、図16及び図17に記載されている符号「2b」、「13b」、「14b」をそのまま使用している。
図44及び図45に示す引っ張りばね(弾性体)120、保持ローラ133、保持体134、止めねじ136、止め部材137は、図16及び図17に示す引っ張りばね20、保持ローラ33、保持体34、止めねじ36、止め部材37にそれぞれ対応している。
図44及び図45に示す上記各関係は、止め部材137が保持体134を貫通している点を除いて、図16及び図17に示す上記各関係と実質的に同一である。すなわち、
保持体134は、その上下2箇所に長孔134bを開けてある。上側の長孔134b内には、止めねじ136が、下側の長孔134b内に止め部材137がそれぞれ上下方向に移動可能に位置している。止めねじ136及び止め部材137は縦枠2bから突出している。保持体134は、縦枠2bに対して止めねじ136及び止め部材137を介して上下方向に移動可能である。保持体134の軸受け部134a間には保持ローラ133が位置している。保持体134は、引っ張りばね120によって図44下方にばね力が付与されている。引っ張りばね120は図44に示す例ではコイルスプリングからなり、その一端は保持体134の軸受け部134aの下部に設けてあるばね受け134cに、他端は縦枠2bから突出し、保持体134を貫通している止め部材137に掛け止められている。保持ローラ133は、保持体134の軸受け部134aに軸135を回転中心として支持されている。
第1及び第2の昇降紐、第1及び第2の昇降紐の他端部13b,14bを掛け回している保持ローラ133、保持体134、引っ張りばね120の相互の関係を基礎とする負荷緩衝効果は、上述した第1及び第2の昇降紐13,14、第1及び第2の昇降紐の他端部13b,14bを掛け回している保持ローラ33、保持体34、引っ張りばね20の相互の関係を基礎とする負荷緩衝効果と同じである。
また図27及び図28に示す角度調整制動紐の他端部28b、保持ローラ29、保持体48、止めねじ49、引っ張りばね(弾性体)51、止め部材52の各関係の他の例を図46及び図47を参照して説明する。
説明上、図46及び図47では、図27及び図28に記載されている符号「2b」、「28b」をそのまま使用している。
図46及び図47に示す保持ローラ129、保持体148、止めねじ149、引っ張りばね(弾性体)151、止め部材152は、図27及び図28に示す保持ローラ29、保持体48、止めねじ49、引っ張りばね51、止め部材52にそれぞれ対応している。
図46及び図47に示す上記各関係は、止め部材152が保持体148を貫通している点を除いて、図27及び図28に示す上記各関係と実質的に同一である。すなわち、
保持体148は、その上下2箇所に長孔148bを開けてある。上側の長孔148b内には、止めねじ149が、下側の長孔148b内に止め部材152がそれぞれ上下方向に移動可能に位置している。止めねじ149及び止め部材152は縦枠2bから突出している。保持体148は、縦枠2bに対して止めねじ149及び止め部材152を介して上下方向に移動可能である。保持体148の軸受け部148a間には保持ローラ129が位置している。保持体148は、引っ張りばね151によって図46下方にばね力が付与されている。引っ張りばね151は図46に示す例ではコイルスプリングからなり、その一端は保持体148の軸受け部148aの下部に設けてあるばね受け148cに、他端は縦枠2bから突出し、保持体148を貫通している止め部材152に掛け止められている。保持ローラ129は、保持体148の軸受け部148aに軸を回転中心として支持されている。
角度調整制動紐、角度調整制動紐の他端部28bを掛け回している保持ローラ129、保持体148、引っ張りばね151の相互の関係及び負荷緩衝効果は、上述した角度調整制動紐28、その他端部28bを掛け回している保持ローラ29、保持体48、引っ張りばね51の相互の関係及び負荷緩衝効果と同じである。
図44及び図46に示す各例における負荷緩衝効果に関して繰り返し述べると、保持ローラ129に掛け回されている角度調整制動紐や、保持ローラ133に掛け回されている第1及び第2の昇降紐にそれぞれ負荷がかかった場合でも、保持体134,148は、上下方向に移動可能であり、かつ引っ張りばね120,151に接続されているので、その負荷を吸収して、紐の破損を防止することができる。
図16、図27、図40、図44及び図46に示す負荷緩衝手段としての弾性体20,51,120,151に関し、弾性体20,120は昇降制動体8,8Aに対応して設けられ、弾性体51,151は角度調整制動体18,18Aに対応して設けられるが、昇降制動体及び角度調整制動体の双方に対応して設けることが、紐の破断抑制の観点から望ましいものであるが、いずれか一方に対応して設けるものであっても良く、また例えば開閉操作や角度調整操作をあまり繰り返し行わないブラインドを利用する場合や、構成を簡単にする必要な場合などにあっては、弾性体20,51,120,151を設けなくても良い。弾性体20,51,120,151はコイルスプリングに限定されず、例えば板ばねなどの弾性部材であっても良い。
図22〜図26に示す昇降操作体9の他の例を図48〜図49を参照して説明する。
図48〜図49に示す昇降操作体9Cは昇降操作体9と主要部については共通している。このため、昇降操作体9Cの特徴的部分を主に説明し、その他の部分の説明を省略する。また昇降操作体9と共通する昇降操作体9Cにおける構成部分を示す符号に関しては、図22〜図26に記載されている符号(「9b」、「44」、「45」、「53」、「54」)をそのまま使用している。
昇降操作体9Cの特徴的部分は、本体9C2が組み込まれている本体ホルダー9C1側に走行ローラ45を設けていることにある。
本体ホルダー9C1の上下箇所には、収納穴部9C1aを挟んで走行ローラ45を設けてある。収納穴部9C1a内には、昇降操作体9Cの本体9C2を収納してある。
本体9C2は、厚み方向(図48の紙面に垂直方向)に貫通する収納穴部9C2aを開けてある。収納穴部9C2a内には磁性板53及びマグネット44をそれぞれ収納してある。マグネット44と収納穴部9C2aの内壁との間に隙間が生じる場合には、この隙間に対応することができる厚みを有する位置保持板54を挿入する。
図22〜図26に示す昇降操作体9のさらに他の例を図50〜図53を参照して説明する。
図50〜図53に示す昇降操作体9Dは、昇降操作体9と主要部について共通している。このため、昇降操作体9Dの特徴的部分を主に説明し、その他の部分の説明を省略する。また昇降操作体9と共通する昇降操作体9Dにおける構成部分を示す符号に関しては、図22〜図26に記載されている符号(「9a」、「9b」、「44」、「45」、「53」、「54」)をそのまま使用している。
昇降操作体9Dの特徴的部分は、昇降操作体9のように本体ホルダー9B1と本体9B2とに二分していないことである。すなわち、
昇降操作体9Dには収納穴部9Dcを設けてある。収納穴部9Dcの底部には、磁性板53を敷いてある。また収納穴部9Dc内には、マグネット44を収納し、固定してある。マグネット44は、底部側に位置している磁性板53に吸引され、固定されている。マグネット44と収納穴部9Dcの内壁との間に隙間が生じる場合には、この隙間に対応することができる厚みを有する位置保持板54を挿入する。位置保持板54は、マグネット44の位置保持を強化する手段である。
昇降操作体9Dによれば、磁性板53を設けているので、位置保持が確実になり、また位置保持板54を配置することにより、マグネット44の位置保持を強化することができる。
図32に示す昇降操作体9Aに代えて、上記昇降操作体9C又は昇降操作体9Dのいずれかを用いても良い。
図20に示す角度調整操作体19に代えて、また図43に示す角度調整操作体19Aに代えて、上記昇降操作体9C又は昇降操作体9Dのいずれかの構造をそれぞれ適用しても良い。
図54に示す角度調整操作体19Bは、図22に示す昇降操作体9の構造を適用した例である。ただし、適用するために一部変更しているので、角度調整操作体19Bと昇降操作体9との相違点について説明する。
図22に示す昇降操作体9には走行ローラ45を上下2箇所に設けてあるが、図54に示す角度調整操作体19Bには走行ローラを設けていない。
その理由は次のとおりである。
角度調整操作体19Bによるブレードの角度調整操作のためにする上下方向の移動距離は、昇降操作体9によるブレードの昇降のためにする上下方向の移動距離と比較して、わずかであるからである。換言すれば、昇降操作体9には、この昇降操作体の安定走行には走行ローラ45を設けておくのが良い。しかし角度調整操作体19Bは、これに走行ローラを取り付けなくても、その移動距離がわずかであることから、上下操作に支障がないからである。
図54に記載されている符号において、19bはガイド突部、19B1は本体ホルダー、19B1aは本体ホルダーの収納穴部、19B2は角度調整操作体19Bの本体、19B2aは本体19B2の収納穴部、144はマグネット、153は磁性板、154は位置保持板をそれぞれ示す。
したがって、角度調整操作体19,19Aにも必ずしも走行ローラ145(図20及び図43)を設けることを必要としない。
図16に示す昇降制動体8及び図40に示す昇降制動体8Aについても、図22に示す昇降操作体9が有する組み合わせ構造を適用しても良い。
適用例を図55及び図56に示す昇降制動体8Bについて説明する。
昇降制動体8Bは昇降制動体8と主要部で共通している。このため、昇降制動体8Bの特徴的部分を主に説明し、その他の部分の説明を省略する。また昇降制動体8と共通する昇降制動体8Bにおける構成部分を示す符号に関しては、図16及び図17に記載されている符号(「38」、「39」、「40」、「41」、「42」、「43」)をそのまま使用している。
昇降制動体8Bの特徴的部分は、この昇降制動体を本体ホルダー8B1と本体8B2とに二分して、これらを分離又は結合可能に組み合わせていることにある。
本体ホルダー8B1には、昇降制動体8Bの本体8B2を収納することができる収納穴部8B1aを設けてある。
昇降制動体8Bの本体8B2は、図56の紙面に垂直方向に貫通する収納穴部8B2aを開けてある。収納穴部8B2a内の正面側(図56背面側)に磁性板42を、その反対側にはマグネット43をそれぞれ収納してある。マグネット43と収納穴部8B2aの内壁との間に隙間が生じる場合には、この隙間に対応することができる厚みを有する位置保持板55を挿入する。位置保持板55はマグネット43の位置保持を強化する手段である。位置保持板55の一端部は磁性板42に接触している。昇降制動体8Bの本体8B2の背面の上下2箇所に回転可能である補助走行ローラ40を設けてある。
昇降制動体8Bの本体8B2は、本体ホルダー8B1の収納穴部8B1a内に嵌め込まれており、本体ホルダーと一体化されている。
図20に示す角度調整制動体18に代えて、また図43に示す角度調整制動体18Aに代えて、それぞれ図55に示す昇降制動体8Bが有する組み合わせ構造を用いても良い。この場合、昇降制動体8Bに設けてある補助走行ローラ40に相当する走行ローラを取り付けなくても良い。
図1に示すブラインド1において、角度調整操作体19を図右側にかつ上方に配置し、また昇降操作体9を角度調整操作体と同じ側の下方に配置している。しかし、角度調整操作体19を下方に、昇降操作体9を上方に配置しても良い。
昇降操作体9及び角度調整操作体19は、ブラインド1の設置場所などに応じて、図1左側に設置しても良い。この場合には、図9に描かれている図を縦方向の中心線を軸として半転させた構成となる。すなわち、図9左側から右側に向けて角度調整制動ローラ25、第2の角度調整伝動ローラ24、第1の角度調整伝動ローラ23を並べる。同様に、昇降伝動中間ローラ17、第2の昇降伝動ローラ16、第1の昇降伝動ローラ15を並べる。そして第1の昇降紐13は、第1の昇降伝動ローラ15から第2の昇降伝動ローラ16及び昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。第2の昇降紐14は、第2の昇降伝動ローラ16から昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。角度調整制動紐28は、角度調整制動ローラ25に掛け回される。
図32に示すブラインド1Aにおいて、昇降操作体9Aを図右側に配置し、角度調整操作体19Aを図左側に配置した。しかし、昇降操作体9Aと角度調整操作体19Aとの位置関係を左右逆にしても良い。左右の位置関係を逆にした場合は、図37に描かれている図を縦方向の中心線を軸として半転させた構成となる。すなわち、図37左側から右側に向けて一方の角度調整制動ローラ25、第2の角度調整伝動ローラ24、第1の角度調整伝動ローラ23及び他方の角度調整制動ローラ25Aを並べる。同様に、昇降伝動中間ローラ17、第2の昇降伝動ローラ16、第1の昇降伝動ローラ15及び昇降伝動中間ローラ17Aを並べる。そして第1の昇降紐13は、第1の昇降伝動ローラ15から第2の昇降伝動ローラ16及び昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。第2の昇降紐14は、第2の昇降伝動ローラ16から昇降伝動中間ローラ17を経て保持ローラ33に導かれる。角度調整制動紐28Aは、角度調整制動ローラ25Aに掛け回される。
また図32に示すブラインド1Aにおいて、上述した左右位置関係を逆にした場合、半転させることなく、第1及び第2の昇降紐13,14の引き出す方向を図37の左方向にし、また角度調整制動紐28Aを角度調整制動ローラ25Aから角度調整制動ローラ25に切り換えて角度調整制動ローラ25に掛け回せば良い。第1の昇降紐13は、第1の昇降伝動ローラ15から昇降伝動中間ローラ17A(図37)を経て保持ローラ33に導き、第2の昇降紐14は、第2の昇降伝動ローラ16から第1の昇降伝動ローラ15及び昇降伝動中間ローラ17Aを経て保持ローラ33に導く。角度調整制動紐28Aを角度調整制動ローラ25(図37)に掛け回す。
図32に示すブラインド1Aにおいて、図37及び図38に示すように、回転軸22Aの両端側にいずれも同一構成の外側のローラ枠32,32A、昇降伝動中間ローラ17,17A、角度調整制動ローラ25,25Aを配置しているので、ガラス板3に対する昇降操作体9A及び角度調整操作体19Aの取付け位置は、図37左右のいずれかの一側の取付け位置を任意に選択することができる。また昇降操作体9A及び角度調整操作体19Aの取付け位置に関して、ガラス板3に対する片側でかつ上下のいずれかの一方の取付け位置も任意に選択することができる。
図1及び図32に示すブラインド1,1Aにおいて、その構成部品を共通化しながらも、多様な昇降機構6,6Aや角度調整機構7,7Aを備えたブラインドを製造することができる。もちろん、例えば第1及び第2のローラ枠30,31、第3及び第4のローラ枠32,32A、第1及び第2の昇降伝動ローラ15,16、第1及び第2の角度調整伝動ローラ23,24、外側の角度調整制動ローラ25,25A、昇降制動体8,8A及び角度調整制動体18,18A、昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aなどのように構成部品を共通化することにより、製造や組み立てを容易にしているが、共通化はこの発明に必要不可欠なものではない。
必ずしも弾性封止部材4によって支持枠2,2A内を密閉にすることを要しない。
昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aの操作手段は手動でもまた自動でも良い。昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aを自動操作する場合に、例えば上記各操作体の本体にモータを組み込んで、リモートコントロールによってモータを制御して内蔵しているローラ45,145を介して走行可能にしても良い。
昇降操作体9,9A及び角度調整操作体19,19Aの配置位置に関しても、図示の例では正面のガラス板3の左右両側又は片側としているが、これらの例に限定されるものではなく、上辺側又は下辺側でも良く、また正面(前面)に限られず、側面側であっても良く、適宜である。
昇降紐の本数は、図1及び図32に示す例においては第1及び第2の昇降紐13,14の2本で構成されているが、ブラインド1,1Aの長さや幅などの条件に応じて3本以上であっても良い。昇降伝動ローラの数は昇降紐の本数に対応するものである。
図37に示す例では、昇降伝動中間ローラ17A及び外側の角度調整制動ローラ25Aを設けなくても良い。
対の昇降制動体8,8A及び昇降操作体9,9Aは双方を磁気的吸引部材であるマグネット43,44によって、また対の角度調整制動体18,18A及び角度調整操作体19,19Aの双方も磁気的吸引部材であるマグネット143,144によって互いに磁気による吸引関係を強力に維持できるようにしているが、磁気的吸引部材は必ずしもこの例に限定されず、両マグネット43,44のうち一方のみを磁気的吸引部材としてのマグネットとし、他方を磁気的吸引部材としての磁性体としても良く、同様に両マグネット143,144のうち一方のみをマグネットとし、他方を磁気体としても良い。
ブラインド1,1A内を真空の状態にすることができない場合や、真空状態ではないが密閉状態を維持することができない場合には、結露防止のために、支持枠2の縦枠2a,2b及び横枠2c,2d内に、また側カバー10及び上カバー11の収納空間内に乾燥粉末剤、活性炭その他の湿気除去剤を配置しておくことが望ましい。
この発明に係るブラインド用動作制御具の使用状態を示す一部切欠正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具の使用状態を示す正面図である。 図2の左側面図である。 図1のIV−IV線拡大断面図である。 図1のV−V線拡大断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドの支持枠を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドの一方の縦枠を示す拡大側面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドの上カバーを分解して示す拡大平面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドのブレードの昇降機構及び角度調整機構の概略を示す構成図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおけるブレード、第1の昇降紐、第1の角度調整紐、第1の昇降伝動ローラ及び第1の角度調整伝動ローラの相互関係を側面側から示す拡大断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおけるブレード、第2の昇降紐、第2の角度調整紐、第2の昇降伝動ローラ及び第2の角度調整伝動ローラの相互関係を側面側から示す拡大断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラの取付け状態を示す拡大正面図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 図12のXIV−XIV線拡大断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける第1、第2及び第3のローラ枠と上カバーとの関係を示す一部断面拡大側面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降制動体と、第1及び第2の昇降紐との関係を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降制動体と、第1及び第2の昇降紐との関係を示す拡大側面図である。 図16のXVIII−XVIII線拡大断面図である。 保持体の拡大側面図であって、(i)は保持体の通常の位置を、(ii)は保持体が移動した位置をそれぞれ示すものである。 この発明に係るブラインド用動作制御装置を構成している昇降制動体と昇降操作体との関係、角度調整制動体と角度調整操作体との関係をそれぞれ示す一部断面拡大側面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降操作体及び角度調整操作体の取り付け状態を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降操作体を示す一部切欠拡大背面図である。 図22のXXIII−XXIII線断面図である。 図22のXXIV−XXIV線断面図である。 図22における昇降操作体を示す分解図である。 図22における昇降操作体を分解して示す一部断面側面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している角度調整制動体と、角度調整制動紐との関係を示す拡大正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している角度調整制動体と、角度調整制動紐との関係を示す拡大側面図である。 図27のXXIX−XXIX線拡大断面図である。 保持体の拡大側面図であって、(i)は保持体の通常の位置を、(ii)は保持体が移動した位置をそれぞれ示すものである。 この発明に係るブラインド用動作制御具が使用されているブラインドを片開き室内ドアに適用した例を示す正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が使用されているブラインドの他の形態を示す正面図である。 図32の側面図である。 図32のXXXIV−XXXIV線拡大断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける支持枠の他の例を示す一部切欠拡大正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける上カバーの他の例を分解して示す拡大平面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおけるブレードの昇降機構及び角度調整機構の他の例の概略を示す構成図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける第1及び第2の角度調整伝動ローラ並びに角度調整制動ローラの取付け状態を示す拡大正面図である。 図38のXXXIX−XXXIX線断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降制動体と、第1及び第2の昇降紐との関係、角度調整制動体と角度調整制動紐との関係をそれぞれ示す一部断面正面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降操作体及び角度調整操作体の取り付け状態を示す拡大正面図である。 図41のXXXXII−XXXXII線断面図である。 図41のXXXXIII−XXXXIII線断面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける第1及び第2の昇降紐、保持体、止め部材、保持ローラ、引っ張りばねの各関係を示す一部断面拡大正面図である。 図44の側面図であって、第1及び第2の昇降紐、縦枠を省略している図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具が適用されるブラインドにおける角度調整制動紐、保持体、止め部材、保持ローラ、引っ張りばねの各関係を示す一部断面拡大正面図である。 図46の側面図であって、角度調整制動紐、縦枠を省略している図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降操作体の他の例を示す一部切欠拡大背面図である。 図48における昇降操作体を示す分解図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降操作体のさらに他の例を示す一部切欠拡大背面図である。 図50のXXXXXI−XXXXXI線断面図である。 図50のXXXXXII−XXXXXII線断面図である。 図50における昇降操作体を分解して示す一部断面側面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している角度調整操作体の他の例を示す一部切欠拡大背面図である。 この発明に係るブラインド用動作制御具を構成している昇降制動体の他の例を示す拡大正面図である。 図55における昇降制動体を示す一部切欠分解図である。
符号の説明
1,1A ブラインド
2,2A 支持枠
2a,2b 縦枠
3 ガラス板(透明板)
4 弾性封止部材
5 ブラインド本体
5a ブレード
6,6A 昇降機構
7,7A 角度調整機構
8,8A,8B 昇降制動体(ブラインド用動作制御具)
8B1 本体ホルダー
8B1a 収納穴部
8B2 昇降制動体の本体
8B2a 収納穴部
9,9A,9C,9D 昇降操作体(ブラインド用動作制御具)
9B1,9C1 本体ホルダー
9B1a,9C1a 収納穴部
9B2,9C2 昇降操作体の本体
9B2a,9C2a 収納穴部
9Dc 収納穴部
13 第1の昇降紐
14 第2の昇降紐
18,18A 角度調整制動体(ブラインド用動作制御具)
19,19A,19B 角度調整操作体(ブラインド用動作制御具)
19B1 本体ホルダー
19B2 角度調整操作体の本体
26 第1の角度調整紐
27 第2の角度調整紐
28,28A 角度調整制動紐
38 走行ローラ
40 補助走行ローラ
42 磁性板
43 昇降制動体のマグネット(磁気的吸引部材)
44 昇降操作体のマグネット(磁気的吸引部材)
45 走行ローラ
46,46A1,46A2 ガイドレール
53,153 磁性板
54,55,154 位置保持板
138 走行ローラ
140 補助走行ローラ
142 磁性板
143 角度調整制動体のマグネット(磁気的吸引部材)
144 角度調整操作体のマグネット(磁気的吸引部材)
145 走行ローラ
D ドア
U1,U1A,U11,U11A ブラインド用動作制御装置

Claims (13)

  1. ブラインド本体を構成している複数のブレードの動作を制御するためのものであり、内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、
    上記磁気的吸引部材は磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って、一体の関係にある
    ことを特徴とするブラインド用動作制御具。
  2. 磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
  3. 内部に磁気的吸引部材に隣接して位置保持板を設けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブラインド用動作制御具。
  4. 本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーには上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
  5. 本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーは上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあると共に、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
  6. 本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーには上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあると共に走行ローラを取り付けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材を配置してあり、上記走行ローラが上記磁気的吸引部材を挟んで配置されていることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
  7. 本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーは上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及び磁気的吸引部材並びに位置保持板を配置してあり、上記位置保持板が磁気的吸引部材に隣接して設けてあることを特徴とする請求項1記載のブラインド用動作制御具。
  8. 本体はブレードの昇降紐に通じかつ、昇降操作体の本体であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のブラインド用動作制御具。
  9. 本体はブレードの昇降紐に接続しかつ、昇降制動体の本体であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のブラインド用動作制御具。
  10. 本体はブレードの角度調整紐に通じかつ、角度調整操作体の本体であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のブラインド用動作制御具。
  11. 本体はブレードの角度調整紐に接続しかつ、角度調整制動体の本体であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のブラインド用動作制御具。
  12. 一方のブラインド用動作制御具である昇降操作体と、他方のブラインド用動作制御具である昇降制動体とからなり、
    上記昇降操作体は本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーは上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及びこの磁性板上に吸着されている磁気的吸引部材を設けてあると共に、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラを設けてあり、
    上記昇降制動体は内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、上記磁気的吸引部材は磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあり、ブラインド本体のブレードを制御する昇降紐に接続されており、上記磁気的吸引部材を挟んで走行ローラ を設けてあり、
    上記昇降操作体は、上記ブラインド本体に対向している透明板を挟んで上記昇降制動体と互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあることを特徴とするブラインド用動作制御装置。
  13. 一方のブラインド用動作制御具である角度調整操作体と、他方のブラインド用動作制御具である角度調整制動体とからなり、
    上記角度調整操作体は本体ホルダーと本体とを互いに分離可能に組み合わせており、上記本体ホルダーは上記本体を収納保持する収納穴部を設けてあり、上記本体内には上記磁性板及びこの磁性板上に吸着されている磁気的吸引部材を設けてあり、
    上記角度調整制動体は内部に磁性板及び磁気的吸引部材を組み込んであり、上記磁気的吸引部材は磁性板上で互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあり、ブラインド本体のブレードの角度調整をする角度調整紐に接続されており、
    上記角度調整操作体は上記ブラインド本体に対向している透明板を挟んで上記角度調整制動体と互いに磁気力により吸引し合って一体の関係にあることを特徴とするブラインド用動作制御装置。
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