JP5100240B2 - サッシ枠の位置決め治具およびサッシ枠の位置決め方法 - Google Patents
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Description
しかし、このようなくさびを用いたサッシ枠の位置決め方法では、位置調整が非常に難しいとともに、時間がかかるという問題がある。
建造物の開口部にサッシを建て込む際に、前記サッシの枠体の上枠を支持しつつ、前記枠体の位置決めを行うサッシ枠の位置決め治具であって、
前記開口部近傍に固定される固定部材と、
この固定部材に設けられ、前記サッシの前記枠体の前記上枠を前記サッシの面内方向の左右方向に移動自在にかつ下側から支持する支持部材と、
この支持部材を前記サッシの高さ方向に移動させる高さ方向移動手段と、
前記支持部材を前記サッシの面外方向に移動させる出入り方向移動手段と、
を備え、
前記固定部材は、前記開口部近傍の梁または天井と地面または床とのに突き当てた状態で、前記開口部近傍に固定される支柱を備えており、
前記支柱の下部には、前記サッシの前記枠体の下枠が当接される当接部材と、この当接部材を前記サッシの面外方向に移動させる前後方向移動手段が設けられている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載のサッシ枠の位置決め治具を用いるサッシ枠の位置決め方法であって、
前記開口部近傍に少なくても2つの位置決め治具の前記各固定部材をそれぞれ固定する工程と、
前記各支持部材に前記サッシの前記枠体の前記上枠を架け渡す工程と、
前記サッシの前記枠体の前記下枠を前記当接部材に当接させて前記枠体の振れ止めをする工程と、
前記枠体を前記サッシの面内方向の左右方向に移動させて、前記枠体の左右方向の位置決めを行う工程と、
前記高さ方向移動手段により前記各支持部材を前記サッシの高さ方向に移動させて、前記枠体の高さ方向の位置決めを行う工程と、
前記出入り方向移動手段により前記各支持部材を前記サッシの面外方向に移動させて、前記枠体の出入り方向の位置決めを行う工程と、
前記前後方向移動手段により前記下枠が当接された前記当接部材を前記サッシの面外方向に移動させて、前記枠体の倒れを零にする工程と、
を備えていることを特徴とする。
まず、本発明の実施の形態に係るサッシ枠の位置決め治具を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る位置決め治具を示す図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は後面図であり、(d)は下面図であり、(e)は固定部材の下面図であり、(f)は固定部材の固定受け部材の部分の上面図であり、(g)は固定部材の可動受け部材の部分の上面図である。図2は、図1の位置決め治具の支持部材、高さ方向移動手段および出入り方向移動手段の部分の図であって、(a)は分解側面図であり、(b)は(a)の要部の下面図である。なお、これらの図において、ハンドルの向きは一致しておらず向きを無視して図示している。
まず、番線(紐)を用いて、サッシの枠体(サッシ枠)をサッシを建て込む開口部に吊り下げておく。
次いで、開口部の上部の左右2箇所にそれぞれ、2つの位置決め治具Gを設置する。すなわち、位置決め治具Gの固定部材1のハンドル19を回転させてネジ軸17を前進移動させ、これにより可動受け部材15を固定受け部材14に向けて前進移動させて、固定受け部材14と可動受け部材15とにより開口部の上側の躯体を前後から挟み込み、位置決め治具Gを躯体に固定する。このとき、位置決め治具Gの固定部材1の固定受け部材14と可動受け部材15との間からサッシの枠体の上枠を縦フレーム11,11間に入れておく(位置させておく)。
次いで、枠体をサッシの面内方向の左右方向に移動させて、枠体の左右方向の位置決めを行う。すなわち、枠体を手で持ってサッシの面内方向の左右方向に移動させて、枠体の上枠の芯を開口部の芯墨に合わせ、上枠を各支持部材2に置くとともに、枠体の下枠の芯を開口部の芯墨に合わせ、下枠(または左右の縦枠)の左右外側と躯体との間にくさびまたはバネ式固定治具を設ける(介在させる)。
なお、枠体の出入り方向の位置決めは、左右方向の位置決めの前に行うこともできる。
次いで、枠体のサッシの面内方向の高さと左右方向の位置とがずれていないかを確認する。
前述の実施の形態の位置決め治具Gの固定部材1は、躯体を挟み込むことにより位置決め治具Gを固定したが、本実施の形態の位置決め治具G1の固定部材1Aは、開口部近傍の梁や天井と地面や床との間に突っ張ることで、位置決め治具G1を開口部近傍に固定するようになっている。すなわち、この固定部材1Aは、角筒の組合せからなり、伸縮自在でかつネジにより任意の長さに固定できる支柱51を備えており、開口部近傍の梁や天井と地面や床とに突き当てた状態で支柱51が垂直に設置される。また、固定部材1Aは、間隔をおいて互いに対向する縦フレーム11A,11Bと、これらの縦フレーム11A,11Bの下端部どうしを連結する横フレーム12とを備えている。縦フレーム11A,11Bおよび横フレーム12は溝形鋼から形成されている。支柱51側の縦フレーム11Aは、万力53により支柱51に固定され、これにより横フレーム12が開口部の前後方向に延びるようになっている。先端側に位置する縦フレーム11Bは長さが短く形成されている。なお、万力53の代わりにボルト等により支柱51に縦フレーム11Bを固定するようにしてもよい。
まず、前述の実施の形態と同様に、番線(紐)を用いて、サッシの枠体(サッシ枠)Wをサッシを建て込む開口部に吊り下げておく。
次いで、開口部近傍の左右2箇所にそれぞれ、2つの位置決め治具G1を設置する。すなわち、開口部近傍の左右2箇所にそれぞれ、固定部材1Aの支柱51を梁や天井と地面や床とに突き当てて設置した後、万力53により支柱51の上部に縦フレーム11Aを固定するとともに、万力53により支柱51の下部に縦フレーム71を固定する。
ただし、本実施の形態では、当接部材60をサッシの枠体Wの下枠Sに当接させておき、枠体Wの振れ止めを行う。また、枠体Wのサッシの面外方向の縦枠Tの倒れを零にする際に、ネジ軸64とナット部材63とを用いた前後方向移動手段70により開口部の前後方向に移動する当接部材60を用いる。すなわち、ハンドル64を正逆回転させて、ネジ軸62に螺合されたナット部材61を枠体Wのサッシの面外方向(前後方向)に移動させ、これによりナット部材61に固定されたスライドケース62およびこのスライドケース62に連結された当接部材60を同様に移動させ、当接部材60に当接された下枠Sを移動させて、下枠Sを下げ振りまたは竪レーザー墨出器の位置に合わせる。
また、前後方向移動手段70により開口部の前後方向に移動する当接部材60を用いて、簡単に枠体Wの振れ止めと倒れを調整することができる。
また、前述の各実施の形態では、障子を外した状態でサッシの枠体の上枠を支持部材2に支持するようにしたが、枠体に障子を装着した状態で、障子を開けて上枠を支持部材2に支持させるようにしてもよい。また、ガラス等のパネル体を取り付けられていない障子が枠体に装着されている場合には、障子の上框を支持部材2に支持させることにより、この上框と上枠とを一緒に支持部材2に支持させるようにしてもよい。さらに、段窓サッシ等の場合には、段窓無目を支持部材2に支持させるようにしてもよい。したがって、特許請求の範囲における「上枠」には、上框とともに上枠を支持部材に支持させる場合のほか、段窓無目等も含むものである。この場合、支持部材2の構造は、上枠、上框、段窓無目等の形状に合わせたものにするのが好ましい。
1,1A 固定部材
2 支持部材
3 高さ方向移動手段
4 出入り方向移動手段
33 ナット部材
34 ネジ軸
41 ナット部材
42 ネジ軸
W 枠体
U 上枠
Claims (2)
- 建造物の開口部にサッシを建て込む際に、前記サッシの枠体の上枠を支持しつつ、前記枠体の位置決めを行うサッシ枠の位置決め治具であって、
前記開口部近傍に固定される固定部材と、
この固定部材に設けられ、前記サッシの前記枠体の前記上枠を前記サッシの面内方向の左右方向に移動自在にかつ下側から支持する支持部材と、
この支持部材を前記サッシの高さ方向に移動させる高さ方向移動手段と、
前記支持部材を前記サッシの面外方向に移動させる出入り方向移動手段と、
を備え、
前記固定部材は、前記開口部近傍の梁または天井と地面または床とに突き当てた状態で、前記開口部近傍に固定される支柱を備えており、
前記支柱の下部には、前記サッシの前記枠体の下枠が当接される当接部材と、この当接部材を前記サッシの面外方向に移動させる前後方向移動手段が設けられている、
ことを特徴とするサッシ枠の位置決め治具。 - 請求項1に記載のサッシ枠の位置決め治具を用いるサッシ枠の位置決め方法であって、
前記開口部近傍に少なくても2つの位置決め治具の前記各固定部材をそれぞれ固定する工程と、
前記各支持部材に前記サッシの前記枠体の前記上枠を架け渡す工程と、
前記サッシの前記枠体の前記下枠を前記当接部材に当接させて前記枠体の振れ止めをする工程と、
前記枠体を前記サッシの面内方向の左右方向に移動させて、前記枠体の左右方向の位置決めを行う工程と、
前記高さ方向移動手段により前記各支持部材を前記サッシの高さ方向に移動させて、前記枠体の高さ方向の位置決めを行う工程と、
前記出入り方向移動手段により前記各支持部材を前記サッシの面外方向に移動させて、前記枠体の出入り方向の位置決めを行う工程と、
前記前後方向移動手段により前記下枠が当接された前記当接部材を前記サッシの面外方向に移動させて、前記枠体の倒れを零にする工程と、
を備えていることを特徴とするサッシ枠の位置決め方法。
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JP2007200000A JP5100240B2 (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | サッシ枠の位置決め治具およびサッシ枠の位置決め方法 |
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Family Applications (1)
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