JP2016205020A - 型枠板固定器具 - Google Patents

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一昌 高木
Kazumasa Takagi
一昌 高木
栄造 高木
Eizo Takagi
栄造 高木
良寛 小野
Yoshihiro Ono
良寛 小野
忠親 吉田
Tadachika Yoshida
忠親 吉田
勤 津崎
Tsutomu Tsuzaki
勤 津崎
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Abstract

【課題】型枠板をH形鋼に手間を要せず短時間に効率よく固定することができ、型枠板をH形鋼に強固に固定することができる型枠板固定器具を提供する。
【解決手段】型枠板固定器具10Aでは、第1固定角パイプ17(固定部材11)をH形鋼のフランジの外面側に位置させ、楔受け部材12をフランジの内面側に位置させるとともに、型枠板を第1固定角パイプ17とフランジの外面との間に配置した後、楔受け部材12の第1傾斜板と楔部材14の第2傾斜板とを当接させた状態で楔部材14を楔受け部材14とフランジの内面との間に挿入し、長ナットに螺着されたボルト15を利用して楔部材14を前後方向前方へ次第にスライドさせることで、フランジの内面に対する楔部材14の対向面の密着力が次第に強くなり、型枠板が第1固定角パイプ17とH形鋼のフランジの外面との間に強固に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の施行に使用される型枠板を形鋼に着脱可能に固定する型枠板固定器具に関する。
既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁の前に耐震補強に使用するH形鋼を所定寸法離間させて配置し、H形鋼のフランジに型枠を着脱可能に固定した後、H形鋼とコンクリート構造物と型枠との間の空間にモルタルやコンクリート等のセメント硬化物を充填し、H形鋼とコンクリート構造物とを一体化する耐震補強方法がある。
耐震補強方法において使用する耐震補強用型枠支持金具が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の耐震補強用型枠支持金具は、主固定ボルトおよび副固定ボルトと、主固定ボルトおよび副固定ボルトによって耐震補強用のH形鋼の下フランジをその上面側から押えるフランジ押え部材と、H形鋼の下フランジの下面に接触した状態で設置される堰板をバタ材を介して支持する型枠支持材と、フランジ押え部材および型枠支持材の基部側をそれぞれ連結する連結部材と、型枠支持材に高さ調整可能に取り付けられ、高さを調整してH形鋼の下フランジの下面に当接することによってH形鋼をその下フランジの下面側から支持する高さ調整ボルトとから形成されている。この耐震補強用型枠支持金具は、連結部材を介したフランジ押え部材と型枠支持材との間に、H形鋼の下フランジと堰板とバタ材とが配設される。
特開2012−122227号公報
前記特許文献1に開示の耐震補強用型枠支持金具を利用してH形鋼に堰板を固定するには、型枠支持材に設置された高さ調整ボルトを回転させ、堰板とバタ材との厚みを確保しつつ、高さ調整ボルトの上面がH形鋼の下フランジの下面に当接するように高さを調節する。次に、主固定ボルトおよび副固定ボルトを回転させ、それらボルトによってH形鋼の下フランジをその上面側から締め付け、バタ材の介在下に型枠支持材によって堰板をH形鋼の下フランジに固定する。この耐震補強用型枠支持金具は、高さ調整ボルトを回転させて高さを調節する手順と、型枠支持材と堰板との間にバタ材の介在させる手順と、主固定ボルトや副固定ボルトを回転させて型枠支持材によって堰板をH形鋼の下フランジに固定する手順とが必要となり、H形鋼に対する堰板の固定に手間と時間とを要し、堰板をH形鋼に手間を要せず短時間に効率よく固定することができない。また、主固定ボルトよりも副固定ボルトを多く回転させると、型枠支持材がH形鋼の下フランジに対して傾斜するから、型枠支持材によって堰板をH形鋼の下フランジに強固に固定するには主固定ボルトおよび副固定ボルトによるH形鋼の下フランジの締め付け具合を最適に調整する必要がある。
本発明の目的は、型枠板を形鋼に手間を要せず短時間に効率よく固定することができ、型枠板を形鋼に強固に固定することができる型枠板固定器具を提供することにある。本発明の他の目的は、ボルトの締め付け具合を調整することなく型枠板を形鋼に容易に固定することができる型枠板固定器具を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、コンクリート構造物の施行に使用される型枠板を形鋼に着脱可能に固定する型枠板固定器具である。
前記前提における本発明の特徴は、型枠板固定器具が、前後方向へ延びる固定部材と、後端部から前端部に向かうにつれて固定部材に次第に近づくように傾斜する第1傾斜ガイドを有し、第1傾斜ガイドが固定部材に対向しつつ固定部材に並行して前後方向へ延びる楔受け部材と、縦方向へ延びていて固定部材および楔受け部材の後端部どうしを連結する連結板と、固定部材と楔受け部材との間に挿脱可能に挿入され、後端部から前端部に向かうにつれて楔受け部材から次第に離間するように傾斜する第2傾斜ガイドと固定部材に対向する対向面とを有して前後方向へ延びる楔部材と、楔受け部材と楔部材との間に位置して前後方向へ延びるボルトと、ボルトが螺着される螺着部材とから形成され、型枠板固定器具では、固定部材を形鋼のフランジの外面側に位置させ、楔受け部材をフランジの内面側に位置させるとともに、型枠板を固定部材とフランジの外面との間に配置した後、楔受け部材の第1傾斜ガイドと楔部材の第2傾斜ガイドとを当接させた状態で楔部材を楔受け部材とフランジの内面との間に挿入し、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向前方へ次第にスライドさせることで、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなり、型枠板が固定部材とフランジの外面との間に固定されることにある。
本発明の一例としては、固定部材が連結板に固定されて連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプから作られ、固定部材の前後方向の長さ寸法が形鋼のフランジの前後方向の長さ寸法と略同一またはフランジの前後方向の長さ寸法よりも長い。
本発明の他の一例としては、固定部材が、連結板に固定されて連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプと、第1固定角パイプにスライド可能に設置されて第1固定角パイプから前後方向前方へ延びるスライド角パイプとから形成され、型枠板固定器具では、スライド角パイプを前後方向前方と前後方向後方とのいずれか一方へスライドさせることで、固定部材の前後方向の長さ寸法を変更可能である。
本発明の他の一例としては、楔受け部材が、連結板に固定されて連結板から前後方向前方へ延びる第2固定角パイプと、前後方向へ延びる楔受け本体とから形成され、楔受け本体が、第2固定角パイプの固定部材に対向する側壁に固定された第1平坦板と、第1平坦板に連接されて第1平坦板の幅方向へ離間対向し、楔受け部材の後端部から前端部に向かうにつれて固定部材に次第に近づくように傾斜する上り勾配の一対の第1傾斜板とから形成され、楔部材が、対向面を有して固定部材に並行して前後方向へ延びる第2平坦板と、第2平坦板に連接されて第2平坦板の幅方向へ離間対向し、楔部材の後端部から前端部に向かうにつれて楔受け部材から次第に離間するように傾斜する下り勾配の一対の第2傾斜板とから形成されている。
本発明の他の一例としては、楔受け部材の第1傾斜板と楔部材の第2傾斜板との当接状態を維持する一対のガイド板がそれら第1傾斜板に連接されて第1傾斜板から固定部材に向かって縦方向へ延び、型枠板固定器具では、楔部材を楔受け部材とフランジの内面との間に挿入したときに、楔部材のそれら第2傾斜板がそれらガイド板の間に位置した状態で、第1傾斜板と第2傾斜板とが当接する。
本発明の他の一例としては、ボルトが、楔部材の後端部に位置する第2傾斜板の間に回転可能に設置された頭部と、頭部から楔部材の前端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、螺着部材が、楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に配置されて前後方向へ延びる長ナットと、長ナットをそれら第1傾斜板の間に遊動可能に設置する線材とから形成され、型枠板固定器具では、ボルトの螺子部を長ナットに螺着しつつボルトを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか一方へ回転させると、ボルトが前後方向前方へ移動しつつ楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、型枠板が第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面との間に固定され、長ナットに螺着されたボルトを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか他方へ回転させると、ボルトが前後方向後方へ移動しつつ楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除される。
本発明の他の一例としては、線材が、楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に延びるとともに、長ナットの前端部を貫通しつつそれら第1傾斜板に取り付けられ、長ナットがそれら第1傾斜板の間において線材を中心に縦方向へ旋回可能である。
本発明の他の一例としては、ボルトが、楔受け部材の前端に位置する第1傾斜板の間に配置された頭部と、頭部を楔受け部材の前端に回転不能に位置させる第1板材と、頭部から楔受け部材の後端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、螺着部材が、楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間に配置されたナットと、ナットを楔部材の後端に位置させる第2板材とから形成され、型枠板固定器具では、ボルトの螺子部を第2板材に穿孔されたボルト孔に挿通するとともに第2板材の外側に露出する螺子部にナットを螺着し、ナットを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか一方へ回転させると、ナットがボルトの前後方向前方へ移動しつつ楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、型枠板が第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面との間に固定され、ナットを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか他方へ回転させると、ナットがボルトの前後方向後方へ移動しつつ楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除される。
本発明の他の一例としては、ボルトの頭部が、第1板材に回転不能に固定され、第1板材とともに楔受け部材の前端に位置するそれら第1傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、第2板材が、楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、ナットに螺着されたボルトが、第2板材とともにそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置される。
本発明の他の一例としては、形鋼がH形鋼であり、型枠板固定器具では、固定部材をH形鋼のフランジの外面側に位置させ、楔受け部材をH形鋼のフランジの内面側であってフランジとH形鋼のウェブとの間に位置させるとともに、型枠板を固定部材とH形鋼のフランジの外面との間に配置した後、楔受け部材とH形鋼のフランジの内面との間に楔部材を挿入する。
本発明にかかる型枠板固定器具によれば、固定部材を形鋼のフランジの外面側に位置させ、楔受け部材をフランジの内面側に位置させるとともに、型枠板を固定部材とフランジの外面との間に配置した後、楔受け部材の第1傾斜ガイドと楔部材の第2傾斜ガイドとを当接させた状態で楔部材を楔受け部材とフランジの内面との間に挿入し、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向前方へ次第にスライドさせると、楔受け部材と楔部材との縦方向の寸法が次第に拡大し、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなり、型枠板が固定部材とフランジの外面とに挟まれた状態で固定部材とフランジとの間に固定されるから、楔部材を固定部材とフランジの外面との間に配置しつつ、ボルトを利用して楔部材を前後方向前方へスライドさせるだけで型枠板を固定部材とフランジの外面との間に固定することができ、型枠板を形鋼に手間を要せず短時間に効率よく固定することができる。型枠板固定器具は、楔受け部材と楔部材とを利用して型枠板を形鋼のフランジに強固に固定することができ、ボルトの締め付け具合を調整することなく型枠板を形鋼に容易に固定することができる。また、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向後方へ次第にスライドさせると、楔受け部材と楔部材との縦方向の寸法が次第に縮小し、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に弱くなり、固定部材とフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除されるから、形鋼のフランジに対する型枠板の固定を容易に解除することができ、フランジから型枠板を容易に取り外すことができる。
固定部材が連結板に固定されて連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプから作られ、固定部材の前後方向の長さ寸法が形鋼のフランジの前後方向の長さ寸法と略同一またはフランジの前後方向の長さ寸法よりも長い型枠板固定器具は、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向前方へ次第にスライドさせることで、楔部材の縦方向の寸法が次第に拡大し、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなり、形鋼のフランジの前後方向の長さ寸法と略同一またはフランジの前後方向の長さ寸法よりも長い第1固定角パイプによって型枠板をフランジに向かって確実に押さえ付けることができ、第1固定角パイプを利用して型枠板をフランジの外面に強固に固定することができる。
固定部材が連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプと、第1固定角パイプにスライド可能に設置されたスライド角パイプとから形成され、スライド角パイプを前後方向前方と前後方向後方とのいずれか一方へスライドさせることで、固定部材の前後方向の長さ寸法を変更可能であるの型枠板固定器具は、前記従来技術の耐震補強方法において、H形鋼が既設のコンクリート構造物の柱や梁の前(外側)に所定寸法離間して配置されるが、フランジの長さ寸法が長い形鋼を使用する場合、スライド角パイプを前後方向前方へスライドさせて固定部材の前後方向の長さ寸法を長くすることで、型枠板を固定部材と長さ寸法が長いフランジの形鋼との間に確実に固定することができる。逆に、フランジの長さ寸法が短い形鋼を使用する場合、スライド角パイプを前後方向後方へスライドさせて固定部材の前後方向の長さ寸法を短くすることで、固定部材が嵩張ることなく、型枠板を固定部材と長さ寸法が短いフランジの形鋼との間に固定することができる。
楔受け部材が連結板に固定されて連結板から前後方向前方へ延びる第2固定角パイプと、前後方向へ延びる楔受け本体とから形成され、楔受け本体が第2固定角パイプの固定部材に対向する側壁に固定された第1平坦板と、第1平坦板に連接されて第1平坦板の幅方向へ離間対向し、第1楔部材の後端部から前端部に向かうにつれて固定部材に次第に近づくように傾斜する上り勾配の一対の第1傾斜板とから形成され、楔部材が対向面を有して固定部材に並行して前後方向へ延びる延びる第2平坦板と、第2平坦板に連接されて該第2平坦板の幅方向へ離間対向し、楔部材の後端部から前端部に向かうにつれて楔受け部材から次第に離間するように傾斜する下り勾配の一対の第2傾斜板とから形成されている型枠板固定器具は、楔受け部材の第1傾斜板と楔部材の第2傾斜板とを当接させた状態で楔部材を楔受け部材とフランジの内面との間に挿入し、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向前方へ次第にスライドさせることで、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなり、型枠板が固定部材とフランジの外面とに挟まれた状態で固定部材とフランジとの間に固定されるから、楔受け部材のそれら第1傾斜板と楔部材のそれら第2傾斜板とを利用することで、型枠板を固定部材とフランジの外面との間に容易かつ強固に固定することができる。
楔受け部材の第1傾斜板と楔部材の第2傾斜板との当接状態を維持する一対のガイド板がそれら第1傾斜板に連接されて第1傾斜板から固定部材に向かって縦方向へ延び、楔部材を楔受け部材とフランジの内面との間に挿入したときに、楔部材のそれら第2傾斜板がそれらガイド板の間に位置した状態で、第1傾斜板と第2傾斜板とが当接する型枠板固定器具は、ガイド板によって楔受け部材の第1傾斜板と楔部材の第2傾斜板との当接状態が維持され、楔受け部材の第1傾斜板と楔部材の第2傾斜板との常時当接させた状態で楔部材を前後方向前方や前後方向後方へスライドさせることができるから、楔受け部材のそれら第1傾斜板と楔部材のそれら第2傾斜板とを利用して型枠板を固定部材とフランジの外面との間に確実に固定することができるとともに、形鋼のフランジに対する型枠板の固定を容易に解除することができる。
ボルトが楔部材の後端部に位置する第2傾斜板の間に回転可能に設置された頭部と、頭部から楔部材の前端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、螺着部材が楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に配置された長ナットと、長ナットをそれら第1傾斜板の間に遊動可能に設置する線材とから形成され、ボルトの螺子部を長ナットに螺着しつつボルトを一方へ回転させると、ボルトが前後方向前方へ移動しつつ楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、型枠板が第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面との間に固定され、長ナットに螺着されたボルトを他方へ回転させると、ボルトが前後方向後方へ移動しつつ楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除される型枠板固定器具は、長ナットに螺着されたボルトを一方へ回転させてボルトを長ナットに次第に進入させることで、楔部材が前後方向前方へ次第にスライドするから、ボルトと長ナットとを利用して楔部材を前後方向前方へ確実にスライドさせることができる。型枠板固定器具は、長ナットに螺着されたボルトの前後方向前方への移動にともなって楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなるから、楔受け部材と楔部材とを利用して型枠板を形鋼のフランジに強固に固定することができる。型枠板固定器具は、長ナットに螺着されたボルトを他方へ回転させてボルトを長ナットから次第に抜き出すことで、楔部材が前後方向後方へ次第にスライドするから、ボルトと長ナットとを利用して楔部材を前後方向後方へ確実にスライドさせることができる。型枠板固定器具は、長ナットに螺着されたボルトの前後方向後方への移動にともなって楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に弱くなるから、形鋼のフランジに対する型枠板の固定を容易に解除することができる。
線材が楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に延びるとともに、長ナットの前端部を貫通しつつそれら第1傾斜板に取り付けられ、長ナットがそれら第1傾斜板の間において線材を中心に縦方向へ旋回可能である型枠板固定器具は、ボルトが長ナットに次第に進入して楔受け部材と楔部材との縦方向の寸法が次第に拡大する場合、ボルトが頭部から長ナットに向かって上り勾配に次第に傾斜するが、長ナットが線材を中心に縦方向へ旋回し、長ナットがボルトの傾斜に追従するから、ボルトの螺子部を長ナットにスムースに螺着させることができ、ボルトと長ナットとを利用して楔部材を前後方向前方へスムースにスライドさせることができるとともに、楔受け部材と楔部材とを利用して型枠板を形鋼のフランジに強固に固定することができる。
ボルトが楔受け部材の前端に位置する第1傾斜板の間に配置された頭部と、頭部を楔受け部材の前端に回転不能に位置させる第1板材と、頭部から楔受け部材の後端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、螺着部材が楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間に配置されたナットと、ナットを楔部材の後端に位置させる第2板材とから形成され、ボルトの螺子部を第2板材に穿孔されたボルト孔に挿通するとともに第2板材の外側に露出する螺子部にナットを螺着し、ナットを一方へ回転させると、ナットがボルトの前後方向前方へ移動しつつ楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、型枠板が第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面との間に固定され、ナットを他方へ回転させると、ナットがボルトの前後方向後方へ移動しつつ楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、第1固定角パイプと形鋼のフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除される型枠板固定器具は、ナットを一方へ回転させてナットをボルトの前後方向前方へ次第に移動させることで、楔部材が前後方向前方へ次第にスライドするから、ナットとボルトとを利用して楔部材を前後方向前方へ確実にスライドさせることができる。型枠板固定器具は、ボルトに螺着されたナットを一方へ回転させてナットをボルトの前後方向前方へ移動させることによって楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に強くなるから、楔受け部材と楔部材とを利用して型枠板を形鋼のフランジに強固に固定することができる。型枠板固定器具は、ボルトに螺着されたナットを他方へ回転させてナットをボルトの前後方向後方へ次第に移動させることで、楔部材が前後方向後方へ次第にスライドするから、ナットとボルトとを利用して楔部材を前後方向後方へ確実にスライドさせることができる。型枠板固定器具は、ボルトに螺着されたナットを他方へ回転させてナットをボルトの前後方向後方へ移動させることによって楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、フランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に弱くなるから、形鋼のフランジに対する型枠板の固定を容易に解除することができる。
ボルトの頭部が第1板材に回転不能に固定され、第1板材とともに楔受け部材の前端に位置するそれら第1傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、第2板材が楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、ナットに螺着されたボルトが第2板材とともにそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置される型枠板固定器具は、ナットがボルトの前後方向前方へ次第に移動して楔受け部材と楔部材との縦方向の寸法が次第に拡大する場合、ボルトがナットから頭部に向かって上り勾配に次第に傾斜するが、第1板材に固定されたボルトの頭部が第1板材とともにそれら第1傾斜板の間において縦方向へ移動可能であるとともに、ナットに螺着されたボルトが第2板材とともにそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能であり、ナットがボルトの傾斜に追従するから、ナットをボルトにおいてスムースに回転させることができ、ボルトとナットとを利用して楔部材を前後方向前方へスムースにスライドさせることができるとともに、楔受け部材と楔部材とを利用して型枠板を形鋼のフランジに強固に固定することができる。
形鋼がH形鋼であり、固定部材をH形鋼のフランジの外面側に位置させ、楔受け部材をH形鋼のフランジの内面側であってフランジとH形鋼のウェブとの間に位置させるとともに、型枠板を固定部材とH形鋼のフランジの外面との間に配置した後、楔受け部材とH形鋼のフランジの内面との間に楔部材を挿入する型枠板固定器具は、楔部材を固定部材とH形鋼のフランジの外面との間に配置しつつ、ボルトを利用して楔部材を前後方向前方へスライドさせるだけで型枠板を固定部材とH形鋼のフランジの外面との間に固定することができ、型枠板をH形鋼に手間を要せず短時間に効率よく固定することができる。型枠板固定器具は、螺着部材に螺着されたボルトを利用して楔部材を前後方向後方へ次第にスライドさせると、H形鋼のフランジの内面に対する楔部材の対向面の密着力が次第に弱くなり、固定部材とH形鋼のフランジの外面とに対する型枠板の固定が解除されるから、H形鋼のフランジに対する型枠板の固定を容易に解除することができ、H形鋼のフランジから型枠板を容易に取り外すことができる。
一例として示す型枠板固定器具の斜視図。 図1とは異なる方向から見た型枠板固定器具の斜視図。 型枠板固定器具に使用される楔受け部材の側面図。 図3の楔受け部材の底面図。 型枠板固定器具に使用される楔部材の側面図。 図5の楔部材の上面図。 H形鋼に型枠板を固定したときの型枠板固定器具具の斜視図。 H形鋼に型枠板を固定したときの型枠板固定器具具の側面図。 他の一例として示す型枠板固定器具の側面図。 型枠板固定器具に使用される楔受け部材の側面図。 図10の楔受け部材の底面図。 型枠板固定器具に使用される楔部材の側面図。 図12の楔部材の上面図。 H形鋼に型枠板を固定したときの型枠板固定器具具の側面図。 他の一例として示す型枠板固定器具の側面図。 H形鋼に型枠板を固定したときの型枠板固定器具具の側面図。
一例として示す型枠板固定器具10Aの斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる型枠板固定器具の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、図1とは異なる方向から見た型枠板固定器具10Aの斜視図であり、図3は、型枠板固定器具10Aに使用される楔受け部材12の側面図である。図4は、図3の楔受け部材12の底面図であり、図5は、型枠板固定器具10Aに使用される楔部材14の側面図である。図6は、図5の楔部材14の上面図である。図1,2では、前後方向を矢印A、幅方向の矢印B、縦方向を矢印Cで示すとともに、前後方向前方を矢印A1、前後方向後方を矢印A2で示す。
型枠板固定器具10Aは、その一例として、後記するH形鋼46と既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁とを一体化する耐震補強方法において利用され、H形鋼46に対する型枠板48の固定に使用される。なお、型枠板固定器具10Aは、H形鋼46のみならず、I形鋼やT形鋼、山形鋼、溝形鋼、Z形鋼に型枠板48を固定する場合にも使用することができる。
型枠板固定器具10Aは、固定部材11、楔受け部材12、連結板13、楔部材14、ボルト15、螺着部材16から形成されている。固定部材11は、前後方向へ延びる第1固定角パイプ17(角柱パイプ)から作られている。第1固定角パイプ17は、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られ、前端部18および後端部20と、前後端部18,20の間に延びる中間部19とを有する。第1固定角パイプ17は、その後端部20が連結板14に溶接によって固定され、連結板13から前後方向前方へ延びている。第1固定角パイプ17(固定部材)は、その前後方向の長さ寸法がH形鋼46のフランジ48の前後方向の長さ寸法よりも長い(図8参照)。なお、第1固定角パイプ17の前後方向の長さ寸法がH形鋼46のフランジ48の前後方向の長さ寸法と略同一であってもよい。
楔受け部材12は、図3,4に示すように、前後方向へ延びる第2固定角パイプ21(角柱パイプ)と、第2固定角パイプ21に取り付けられて前後方向へ延びる楔受け本体22とから形成されている。楔受け部材12は、前端部23および後端部25と、前後端部23,25の間に延びる中間部24とを有し、その長さ寸法が第1固定角パイプ17(固定部材11)のそれよりも短い。第2固定角パイプ21は、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られている。第2固定角パイプ21(楔受け部材12)は、その後端部25が連結板13に溶接によって固定され、連結板13から前後方向前方へ延びている。
楔受け本体22は、前後方向へ延びる第1平坦板26と、一対の第1傾斜板27a,27bとから形成されている。楔受け本体22は、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られている。第1平坦板26は、第2固定角パイプ21の第1固定角パイプ17(固定部材11)に対向する側壁に溶接によって固定されている。それら第1傾斜板27a,27bは、その側面形状が略直角三角形に成形されている。第1傾斜板27a,27bは、第1平坦板26の幅方向へ離間対向し、第1平坦板26と一体となって第1平坦板26の両側縁に連接され、第1平坦板26の両側縁から縦方向へ延びている。
それら第1傾斜板27a,27bは、楔受け部材12の後端部25から前端部23に向かうにつれて第1固定角パイプ17(固定部材11)に次第に近づくように傾斜する上り勾配を有し、その縦方向の寸法が楔受け部材12の後端部25から前端部23に向かうにつれて次第に大きくなっている。それら第1傾斜板27a,27bの長辺には、楔受け本体22の後端部25から前端部23に向かうにつれて第1固定角パイプ17(固定部材11)に次第に近づくように傾斜する第1傾斜ガイド28a,28bが形成されている。それら第1傾斜ガイド28a,28bは、幅方向へ離間対向し、互いに並行して前後方向へ延びている。
それら第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)の前後方向の中央部には、一対のガイド板29a,29b(案内板)が取り付けられている。それらガイド板29a,29bは、第1平坦板26の幅方向へ離間対向し、それら第1傾斜板27a,27bに連接されて第1傾斜板27a,27bから第1固定角パイプ17(固定部材11)に向かって縦方向へ延びている。ガイド板29a,29bは、第1傾斜板27a,27bの外面に溶接によって固定されている。
連結板13は、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られ、平板状に成形されている。連結板13は、第1固定角パイプ17と楔受け部材12との間に位置して縦方向へ延びるとともに、第1固定角パイプ17の後端部20を幅方向へ延びている。連結板13は、第1固定角パイプ17の後端部20と楔受け部材12の後端部25とを連結している。連結板13は、第1固定角パイプ17の後端部20における各側壁に溶接によって固定され、第2固定角パイプ21の後端部25における各側壁に溶接によって固定されている。
楔部材14は、図5,6に示すように、前端部30および後端部32と、前後端部30,32の間に延びる中間部31とを有し、前後方向へ延びる第2平坦板33と、一対の第2傾斜板34a,34bとから形成されている。楔部材14は、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られ、前後方向の長さ寸法が楔受け本体22のそれと略同一である。第2平坦板33は、第1固定角パイプ17(固定部材11)の側壁に対向する平坦かつ所定面積の対向面35を有し、第1固定角パイプ17の側壁に並行して前後方向へ延びている。
それら第2傾斜板34a,34bは、その側面形状が略直角三角形に成形されている。第2傾斜板34a,34bは、第2平坦板33の幅方向へ離間対向し、第2平坦板33と一体となって第2平坦板33の両側縁に連接され、第2平坦板33の両側縁から縦方向へ延びている。それら第2傾斜板34a,34bは、楔部材14の後端部32から前端部30に向かうにつれて楔受け部材12から次第に離間するように傾斜する下り勾配を有し、その縦方向の寸法が楔部材14の後端部32から前端部30に向かうにつれて次第に小さくなっている。それら第2傾斜板34a,34bの長辺には、楔部材14の後端部32から前端部30に向かうにつれて楔受け部材12から次第に離間するように傾斜する第2傾斜ガイド36a,36bが形成されている。それら第2傾斜ガイド36a,36bは、幅方向へ離間対向し、互いに並行して前後方向へ延びている。
ボルト15は、楔部材14の後端37に設置された頭部38と、頭部38から楔部材14の前端部30に向かって前後方向へ延びる螺子部39とを有する。頭部38は、楔部材14の後端部32に位置する第2傾斜板34a,34bに取り付けられた固定金具40に回転可能に設置され、楔部材14の後端37から前後方向後方に露出している。螺子部39は、その先端が楔部材14の前端部30に位置し、その長さ寸法が楔部材14のそれよりも短い。
固定金具40は、それら第2傾斜板34a,34bに当接する固定部41と、それら第2傾斜板34a,34bの間に位置する支持部42とを有する。固定金具40の固定部41は、固定ビス43によってそれら第2傾斜板34a,34bに固定されている。支持部42には、ボルト15の螺子部39を挿通する挿通孔が穿孔され、その挿通孔に螺子部39が回転可能に挿通されている。ボルト15は、その頭部38を回転させることで、螺子部39が時計回り方向と反時計回り方向とへ回転する。ボルト15は、楔部材14を第1固定角パイプ17と楔受け部材12との間に挿入すると、楔受け部材12と楔部材14との間に位置して前後方向へ延びる。
螺着部材16は、ボルト15の螺子部39が螺着する長ナット44と、長ナット44を支持する線材45(ピン)とから形成されている。長ナット44は、楔受け部材12の前端部23に位置するそれら第1傾斜板27a,27bの間に配置され、楔受け部材12の前端部23において前後方向へ延びている。線材45は、楔受け部材12の前端部23に位置し、長ナット44をそれら第1傾斜板27a,27bの間に遊動可能(旋回可能)に設置する。線材45は、楔受け部材12の前端部23に位置するそれら第1傾斜板27a,27bを貫通しつつ、それら第1傾斜板27a,27bの間に延びるとともに、長ナット44の前端部を貫通しつつ、それら第1傾斜板27a,27bに取り付けられている。長ナット44は、それら第1傾斜板27a,27bの間において線材45を中心に縦方向へ旋回可能である。
図7は、H形鋼46に型枠板47を固定したときの型枠板固定器具具10Aの斜視図であり、図8は、H形鋼46に型枠板47を固定したときの型枠板固定器具具10Aの側面図である。図7では、H形鋼46に1つの型枠板固定器具具10Aを配置した状態を示す。図8では、空間50に配筋された鉄筋の図示を省略している。型枠板固定器具具10Aを利用してH形鋼46に型枠板47を固定する手順の一例は、以下のとおりである。既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁の前(外側)に耐震補強に使用するH形鋼46を所定寸法離間させて配置する。
H形鋼46を配置した後、型枠板固定器具具10Aの第1固定角パイプ17(固定部材11)をH形鋼46のフランジ48の外面側に位置させ、楔受け部材12をH形鋼46のフランジ48の内面側であってフランジ48とウェブ49との間に位置させ、型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置するとともに、第1固定角パイプ17と連結板13の側に延びるフランジ48の外面との間に厚み寸法が型枠板47と略同一のスペーサ64を配置する。型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置すると、第1固定角パイプ17の中間部19と後端部20とがフランジ48に位置し、第1固定角パイプ17の前端部18がフランジ48から前後方向前方に延びる。
型枠板47やスペーサ64を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置した後、楔受け部材12(楔受け本体22)の第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)と楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)とを当接させた状態で楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入する。
楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入すると、楔部材12のそれら第2傾斜板34a,34bが楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bに取り付けられたそれらガイド板29a,29bの間に位置した状態で、第1傾斜板27a,27b(第1傾斜ガイド28a,28b)と第2傾斜板34a,34b(第2傾斜ガイド36a,36b)とが当接し、ボルト15が楔受け部材12と楔部材14との間に位置する。
次に、ボルト15の頭部38を時計回り方向(一方向)へ回転させ、ボルト15の螺子部39の先端部を長ナット44(螺着部材16)に螺着する。ボルト15を長ナット44に螺着した後、ボルト15の頭部をさらに時計回り方向へ回転させ、ボルト15の螺子部39を長ナット44にねじ込むと、ボルト15(頭部38)が前後方向前方へ移動しつつ、ボルト15の前後方向前方への移動にともなって楔部材12が前後方向前方へ次第にスライドする。
なお、ボルト15(頭部38)が前後方向前方へ次第に移動し、ボルト15の螺着部39が長ナット44に次第に進入して楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大すると、ボルト15の螺子部39が頭部38から長ナット44に向かって上り勾配に次第に傾斜するが、長ナット44が線材45を中心に縦方向へ旋回し、長ナット44がボルト15の螺子部39の傾斜(水平から傾斜への姿勢の変化)に追従する。型枠板固定器具具10Aは、長ナット44が線材45を中心に縦方向へ旋回し、長ナット44がボルト15の傾斜に追従するから、ボルト15の螺子部39を長ナット44にスムースに螺着(回転)させることができ、ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材14を前後方向前方へスムースにスライドさせることができる。
ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材12を前後方向前方へ次第にスライドさせると、楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)が第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)を摺動しつつ、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大し、H形鋼46のフランジ48の内面(側壁)に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に強くなる。H形鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が最大になった(ボルト15の螺子部39をそれ以上長ナット44にねじ込むことができない)時点で、型枠板47が第1固定角パイプ17(固定部材11)とH形鋼46のフランジ48の外面とに挟まれた状態で第1固定角パイプ17とフランジ48との間に強固に固定される。
型枠板固定器具具10Aを利用してH形鋼46に型枠板47を固定すると、図8に示すように、型枠板47の前端が建物の柱や梁に当接し、H形鋼46とそれら型枠板47とに囲繞された空間50が形成される。空間50にモルタルやコンクリート等のセメント硬化物を充填し、セメント硬化物を所定期間養生する。セメント硬化物の養生期間が経過すると、セメント硬化物によってH形鋼46と建物の柱や梁が一体化する。
セメント硬化物の養生期間が経過した後、H形鋼46から型枠板47を取り外す。型枠板47を取り外すには、ボルト15の頭部38を反時計周り方向(他方向)へ回転させる。ボルト15を反時計周り方向へ回転させると、長ナット44に螺着されたボルト15の螺子部39が前後方向後方へ移動しつつ、ボルト15(頭部38)の前後方向後方への移動にともなって楔部材12が前後方向後方へ次第にスライドする。
なお、ボルト15が前後方向後方へ次第に移動し、ボルト15が長ナット44から次第に抜け出して楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に縮小すると、上り勾配に傾斜していたボルト15の螺子部39が次第に水平になるが、長ナット44が線材45を中心に縦方向へ旋回し、長ナット44がボルト15の螺子部39の傾斜から水平への姿勢の変化に追従する。型枠板固定器具具10Aは、長ナット44が線材45を中心に縦方向へ旋回し、長ナット44がボルト15の傾斜に追従するから、ボルト15の螺子部39を長ナット44からスムースに抜き出す(回転させる)ことができ、ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材14を前後方向後方へスムースにスライドさせることができる。
ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材12を前後方向後方へ次第にスライドさせると、楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)が楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)を摺動しつつ、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に縮小し、H形鋼46のフランジ48の内面(側壁)に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に弱くなり、第1固定角パイプ17とH形鋼46のフランジ48の外面とに対する型枠板47の固定が解除される。第1固定角パイプ17とフランジ48とに対する型枠板47の固定が解除された後、型枠板固定器具具10AをH形鋼46から取り外すとともに、型枠板47やスペーサ64をH形鋼46から取り外す。
型枠板固定器具10Aは、第1固定角パイプ17(固定部材11)をH形鋼46(形鋼)のフランジ48の外面側に位置させ、楔受け部材12をフランジ48の内面側であってフランジ48とウェブ49との間に位置させるとともに、型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置した後、楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bと楔部材14の第2傾斜板34a,34bとを当接させた状態で楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入し、長ナット44に螺着されたボルト15を利用して楔部材14を前後方向前方へ次第にスライドさせると、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大し、フランジ48の内面に対する楔部材12の対向面35の密着力が次第に強くなり、型枠板47が第1固定角パイプ17とフランジ48の外面とに挟まれた状態で第1固定角パイプ17とフランジ48との間に固定されるから、楔部材14を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置しつつ、ボルト15を利用して楔部材14を前後方向前方へスライドさせるだけで型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に固定することができ、型枠板47をH形鋼46に手間を要せず短時間に効率よく固定することができる。
型枠板固定器具10Aは、長ナット44に螺着されたボルト15を時計回り方向(一方向)へ回転させてボルト15を長ナット44に次第に進入させることで、楔部材14が前後方向前方へ次第にスライドするから、ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材14を前後方向前方へ確実にスライドさせることができ、型枠板47をH形鋼46に容易に固定することができる。型枠板固定器具10Aは、長ナット44に螺着されたボルト15の前後方向前方への移動にともなって楔部材14が前後方向前方へ次第にスライドし、H型鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に強くなるから、楔受け部材12と楔部材14とを利用して型枠板47をH形鋼46のフランジ48に強固に固定することができる。
型枠板固定器具10Aは、長ナット44に螺着されたボルト15を反時計回り方向(他方向)へ回転させてボルト15を長ナット44から次第に抜き出すことで、楔部材14が前後方向後方へ次第にスライドするから、ボルト15と長ナット44とを利用して楔部材15を前後方向後方へ容易にスライドさせることができる。型枠板固定器具10Aは、長ナット44に螺着されたボルト15の前後方向後方への移動にともなって楔部材14が前後方向後方へ次第にスライドし、H型鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に弱くなるから、フランジ48に対する型枠板47の固定を容易に解除することができる。
型枠板固定器具10Aは、ガイド板29a,29bによって楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)と楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)との当接状態が維持され、楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bと楔部材14の第2傾斜板34a,34bとの常時当接させた状態で楔部材14を前後方向前方や前後方向後方へスライドさせることができるから、楔受け部材12のそれら第1傾斜板27a,27bと楔部材14のそれら第2傾斜板34a,34bとを利用して型枠板47を第1固定角パイプ17とH形鋼46のフランジ48の外面との間に確実に固定することができるとともに、フランジ48に対する型枠板47の固定を容易に解除することができる。
図9は、他の一例として示す型枠板固定器具10Bの側面図であり、図10は、型枠板固定器具10Bに使用される楔受け部材12の側面図である。図11は、図10の楔受け部材12の底面図であり、図12は、型枠板固定器具10Bに使用される楔部材14の側面図である。図13は、図12の楔部材14の上面図である。図9では、楔部材14を第1固定角パイプ17(固定部材11)と楔受け部材12との間に挿入した状態で示す。図11〜図13では、楔受け部材12や楔部材14にボルト15を設置した状態で示す。
この型枠板固定器具10Bが図1のそれと異なるところは、ボルト15の構成と螺着部材16の構成とが図1のそれらと異なる点にあり、その他の構成は図1の型枠板固定器具10Aのそれらと同一であるから、ボルト15や螺着部材16を除くその他の構成については図1の型枠板固定器具10Aと同一の符号を付すとともに、図1の型枠板固定器具10Aの説明を援用することで、この型枠板固定器具10Bにおけるその他の構成の詳細な説明は省略する。
型枠板固定器具10Bは、図1のそれと同様に、H形鋼46と既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁とを一体化する耐震補強方法において利用され、H形鋼46に対する型枠板48の固定に使用される。この型枠板固定器具10Bも、H形鋼46のみならず、I形鋼やT形鋼、山形鋼、溝形鋼、Z形鋼に型枠板48を固定する場合にも使用することができる。型枠板固定器具10Bは、第1固定角パイプ17(固定部材11)、楔受け部材12、連結板13、楔部材14、ボルト15、螺着部材16から形成されている。第1固定角パイプ17(角柱パイプ)や楔受け部材12、連結板13、楔部材14は、図1の型枠板固定器具10Aのそれらと同一である。
ボルト15は、楔受け部材12の前端50に位置する頭部38と、頭部38を楔受け部材12の前端50に位置させる第1板材51と、頭部38につながる螺子部39とを有する。頭部38は、楔受け部材12の前端部23に位置する楔受け本体22の第1傾斜板27a,27bに取り付けられた第1板材51に回転不能に設置され、楔受け部材12の前端50から前後方向前方へ露出している。第1板材51は、第1傾斜板27a,27bの当接する当接部52a,52bと、当接部52a,52bの間に位置する支持部53とを有する。
支持部53には、ボルト15の螺子部39を挿通する挿通孔が穿孔され、その挿通孔に螺子部39が挿通されている。第1板材51の当接部52a,52bは第1傾斜板27a,27bに当接した状態で縦方向へ摺動可能であり、第1板材51の当接部52a,52bが縦方向へ摺動することによって、頭部38が第1傾斜板27a,27bの間において縦方向へ移動する。螺子部39は、頭部38から楔受け部材12の後端部25に向かって前後方向へ延びている。螺子部39は、その先端が楔受け部材12の後端54(楔部材14の後端37)から前後方向後方へ露出している。螺子部39は、その長さ寸法が楔受け部材12のそれよりも長い。
螺着部材16は、楔部材14の後端37に位置するそれら第2傾斜板34a,34bの間に配置されたナット55と、ナット55を楔部材14の後端37に位置させる第2板材56とから形成されている。第2板材56には、ボルト15の螺子部39を挿通する挿通孔が穿孔され、その挿通孔に螺子部39が回転可能に挿通されている。ナット55は、楔部材14の後端37から前後方向後方へ露出するボルト15の螺子部39に螺着されている。ナット55は、螺子部39において時計回り方向と反時計回り方向とへ回転する。ボルト15は、楔部材14を第1固定角パイプ17と楔受け部材12との間に挿入すると、楔受け部材12と楔部材14との間に位置して前後方向へ延びる。第2板材56が第2傾斜板34a,34bに当接した状態で縦方向へ摺動することによって、螺子部37が第2傾斜板34a,34bの間において縦方向へ移動する。
図14は、H形鋼46に型枠板47を固定したときの型枠板固定器具具10Bの側面図である。図14では、空間50に配筋された鉄筋の図示を省略している。型枠板固定器具具10Bを利用してH形鋼46に型枠板47の固定する手順の一例は、以下のとおりである。既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁の前(外側)に耐震補強に使用するH形鋼46を所定寸法離間させて配置する。
なお、第2板材56の挿通孔にボルト15の螺子部39を挿通し、ナット55をボルト15の螺子部39に螺着した後、ナット55を螺着したボルト15を楔部材14の第2傾斜板34a,34bの間に配置する。ボルト15を第2傾斜板34a,34bの間に配置すると、ナット55と第2板材56とが楔部材14の後端37の外側に位置し、ボルト15の螺子部39が楔部材14の後端37から前後方向後方に露出するとともに、ボルト15の頭部38と1板材51とが楔部材14の前端の外側に位置する。
H形鋼46を配置した後、型枠板固定器具具10Bの第1固定角パイプ17(固定部材11)をH形鋼46のフランジ48の外面側に位置させ、楔受け部材12をH形鋼46のフランジ48の内面側であってフランジ48とウェブ49との間に位置させ、型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置するするとともに、第1固定角パイプ17と連結板13の側に延びるフランジ48の外面との間に厚み寸法が型枠板47と略同一のスペーサ64を配置する。型枠板47やスペーサ64を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置した後、楔受け部材12(楔受け本体22)の第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)と楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)とを当接させた状態で楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入する。
楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入すると、楔部材12のそれら第2傾斜板34a,34bが第1傾斜板27a,27bに取り付けられたそれらガイド板29a,29bの間に位置した状態で、第1傾斜板27a,27b(第1傾斜ガイド28a,28b)と第2傾斜板34a,34b(第2傾斜ガイド36a,36b)とが当接し、ボルト15が楔受け部材12と楔部材14との間に位置する。第1板材51の当接部52a,52bを第1傾斜板27a,27bに当接させ、ボルト15の頭部38と第1板材51とを楔受け部材12の前端50から前後方向前方に露出させる。第2板材56を楔部材14の後端37に当接させ、第2板材56とナット55とを楔部材14の後端37から前後方向後方に露出させる。
次に、ボルト15の螺子部39に螺着されたナット55を時計回り方向(一方向)へ回転させる。ナット55を時計回り方向へ回転させると、ナット55がボルト15の螺子部39を前後方向前方へ移動し、それにともなってボルト15が前後方向後方へ移動するとともに、ナット55の前後方向前方への移動(ボルト15の前後方向後方への移動)にともなって楔部材12が前後方向前方へ次第にスライドする。
なお、ナット55がボルト15の前後方向前方へ次第に移動して楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大すると、ボルト15がナット55から頭部38に向かって上り勾配に次第に傾斜するが、第1板材51に固定されたボルト15の頭部38が第1板材51とともにそれら第1傾斜板27a,27bの間において縦方向へ移動可能であるとともに、ナット55に螺着されたボルト15が第2板材56とともにそれら第2傾斜板34a,34bの間において縦方向へ移動可能であり、ナット55がボルト15の傾斜(水平から傾斜への姿勢の変化)に追従する。型枠板固定器具具10Bは、ナット55がボルト15の傾斜に追従するから、ナット55をボルト15においてスムースに回転させることができ、ボルト15とナット55とを利用して楔部材14を前後方向前方へスムースにスライドさせることができる。
ボルト15とナット55とを利用して楔部材12を前後方向前方へ次第にスライドさせると、楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)が第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)を摺動しつつ、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大し、H形鋼46のフランジ48の内面(側壁)に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に強くなる。
H形鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が最大になった(ボルト15の螺子部39に対してナット55をそれ以上に回転させることができない)時点で、型枠板47が第1固定角パイプ17(固定部材11)とH形鋼46のフランジ48の外面とに挟まれた状態で第1固定角パイプ17とフランジ48との間に強固に固定される。
型枠板固定器具具10Bを利用してH形鋼46に型枠板47を固定すると、図14に示すように、型枠板47の前端が建物の柱や梁に当接し、H形鋼46とそれら型枠板47とに囲繞された空間50が形成される。空間50にモルタルやコンクリート等のセメント硬化物を充填し、セメント硬化物を所定期間養生する。セメント硬化物の養生期間が経過すると、セメント硬化物によってH形鋼46と建物の柱や梁が一体化する。
セメント硬化物の養生期間が経過した後、H形鋼46から型枠板47を取り外す。型枠板47を取り外すには、楔部材14の後端37から前後方向後方に露出するボルト15の螺子部39に螺着されたナット55を反時計周り方向(他方向)へ回転させる。ナット55を反時計周り方向へ回転させると、ナット55がボルト15の螺子部39を前後方向後方へ移動し、それにともなってボルト15が前後方向前方へ移動するとともに、ナット55の前後方向後方への移動(ボルト15の前後方向前方への移動)にともなって楔部材12が前後方向後方へ次第にスライドする。
なお、ナット55が前後方向後方へ次第に移動し、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に縮小すると、上り勾配に傾斜していたボルト15の螺子部39が次第に水平になるが、第1板材51に固定されたボルト15の頭部38が第1板材51とともにそれら第1傾斜板27a,27bの間において縦方向へ移動可能であるとともに、ナット55に螺着されたボルト15が第2板材56とともにそれら第2傾斜板34a,34bの間において縦方向へ移動可能であり、ナット55がボルト15の螺子部39の傾斜から水平への姿勢の変化に追従する。型枠板固定器具具10Bは、ナット55がボルト15の傾斜から水平への姿勢の変化に追従するから、ナット55をボルト15においてスムースに回転させることができ、ボルト15とナット55とを利用して楔部材14を前後方向後方へスムースにスライドさせることができる。
ボルト15とナット55とを利用して楔部材12を前後方向後方へ次第にスライドさせると、楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)が第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)を摺動しつつ、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に縮小し、H形鋼46のフランジ48の内面(側壁)に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に弱くなり、第1固定角パイプ17とH形鋼46のフランジ48の外面とに対する型枠板47の固定が解除される。第1固定角パイプ17とフランジ48とに対する型枠板47の固定が解除された後、型枠板固定器具具10AをH形鋼46から取り外すとともに、型枠板47やスペーサ64をH形鋼46から取り外す。
型枠板固定器具10Bは、第1固定角パイプ17(固定部材11)をH形鋼46(形鋼)のフランジ48の外面側に位置させ、楔受け部材12をフランジ48の内面側であってフランジ48とウェブ49との間に位置させるとともに、型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置した後、楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bと楔部材14の第2傾斜板34a,34bとを当接させた状態で楔部材14を楔受け部材12とフランジ48の内面との間に挿入し、ボルト15の螺子部39に螺着されたナット55を利用して楔部材14を前後方向前方へ次第にスライドさせると、楔受け部材12と楔部材14との縦方向の寸法が次第に拡大し、フランジ48の内面に対する楔部材12の対向面35の密着力が次第に強くなり、型枠板47が第1固定角パイプ17とフランジ48の外面とに挟まれた状態で第1固定角パイプ17とフランジ48との間に固定されるから、楔部材14を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に配置しつつ、ナット55とボルト15を利用して楔部材14を前後方向前方へスライドさせるだけで型枠板47を第1固定角パイプ17とフランジ48の外面との間に固定することができ、型枠板47をH形鋼46に手間を要せず短時間に効率よく固定することができる。
型枠板固定器具10Bは、ボルト15の螺子部39に螺着されたナット55を時計回り方向(一方向)へ回転させてナット55を前後方向前方へ次第に移動させることで、楔部材14が前後方向前方へ次第にスライドするから、ナット55とボルト15とを利用して楔部材14を前後方向前方へ確実にスライドさせることができ、型枠板47をH形鋼46に容易に固定することができる。型枠板固定器具10Bは、ボルト15の螺子部39に螺着されたナット55の前後方向前方への移動にともなって楔部材14が前後方向前方へ次第にスライドし、H型鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に強くなるから、楔受け部材12と楔部材14とを利用して型枠板47をH形鋼46のフランジ48に強固に固定することができる。
型枠板固定器具10Bは、ボルト15の螺子部39に螺着されたナット55を反時計回り方向(他方向)へ回転させてナット55を前後方向後方へ移動させることで、楔部材14が前後方向後方へ次第にスライドするから、ナット55とボルト15とを利用して楔部材15を前後方向後方へ容易にスライドさせることができる。型枠板固定器具10Bは、ナット55の前後方向後方への移動にともなって楔部材14が前後方向後方へ次第にスライドし、H型鋼46のフランジ48の内面に対する楔部材14の対向面35の密着力が次第に弱くなるから、フランジ48に対する型枠板47の固定を容易に解除することができる。
型枠板固定器具10Bは、ガイド板29a,29bによって楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bの長辺(第1傾斜ガイド28a,28b)と楔部材14の第2傾斜板34a,34bの長辺(第2傾斜ガイド36a,36b)との当接状態が維持され、楔受け部材12の第1傾斜板27a,27bと楔部材14の第2傾斜板34a,34bとの常時当接させた状態で楔部材14を前後方向前方や前後方向後方へスライドさせることができるから、楔受け部材12のそれら第1傾斜板27a,27bと楔部材14のそれら第2傾斜板34a,34bとを利用して型枠板47を第1固定角パイプ17とH形鋼46のフランジ48の外面との間に確実に固定することができるとともに、フランジ48に対する型枠板47の固定を容易に解除することができる。
図15は、他の一例として示す型枠板固定器具10Cの側面図であり、図16は、H形鋼46に型枠板47を固定したときの型枠板固定器具具10Cの側面図である。この型枠板固定器具10Cが図1のそれと異なるところは、固定部材11の構成が図1のそれらと異なる点にあり、その他の構成は図1の型枠板固定器具10Aのそれらと同一であるから、固定部材11を除くその他の構成については図1の型枠板固定器具10Aと同一の符号を付すとともに、図1の型枠板固定器具10Aの説明を援用することで、この型枠板固定器具10Cにおけるその他の構成の詳細な説明は省略する。
型枠板固定器具10Cは、図1のそれと同様に、H形鋼46と既設の建物(コンクリート構造物)の柱や梁とを一体化する耐震補強方法において利用され、H形鋼46に対する型枠板48の固定に使用される。この型枠板固定器具10Cも、H形鋼46のみならず、I形鋼やT形鋼、山形鋼、溝形鋼、Z形鋼に型枠板48を固定する場合にも使用することができる。型枠板固定器具10Cは、固定部材11、楔受け部材12、連結板13、楔部材14、ボルト15、螺着部材16から形成されている。楔受け部材12や連結板13、楔部材14、ボルト15、螺着部材16は、図1の型枠板固定器具10Aのそれらと同一である。
固定部材11は、連結板13から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプ57(角柱パイプ)と、第1固定角パイプ57にスライド可能に設置されたスライド角パイプ58(角柱パイプ)とから形成されている。第1固定角パイプ57とスライド角パイプ58とは、鋼材やアルミ、合金等の金属から作られている。第1固定角パイプ57は、連結板13から前後方向前方へ延びる延出部59と連結部60とを有し、その連結部60が連結板13に溶接によって固定されている。第1固定角パイプ57の延出部59の側壁には、前後方向へ等間隔離間して並ぶボルト挿通孔61が穿孔されている。
スライド角パイプ58の側壁には、前後方向へ等間隔離間して並ぶボルト挿通孔62が穿孔されている。スライド角パイプ58は、その大きさが第1固定角パイプ57よりもわずかに大きく、第1固定角パイプ57の延出部59に摺動可能に挿入されている。スライド角パイプ58は、第1固定角パイプ57の延出部59に対し、前後方向前方と前後方向後方とのいずれか一方へスライド可能である。第1固定角パイプ57の延出部59に対してスライド角パイプ58を前後方向前方と前後方向後方とのいずれか一方へスライドさせることで、固定部材11の前後方向の長さ寸法を変更可能である。
固定部材11の前後方向の長さ寸法を長くするには、延出部59に対してスライド角パイプ58を前後方向前方へスライド(移動)させ、第1固定角パイプ57のボルト挿通孔61とスライド角パイプ58のボルト挿通孔62とを一致させ、それら挿通孔61,62に固定ボルト63を挿通し、固定ボルト63の螺子部にナット(図示せず)を螺着することで、スライド角パイプ58を第1固定角パイプ57に固定する。固定部材11の前後方向の長さ寸法を短くするには、延出部59に対してスライド角パイプ58を前後方向後方へスライド(移動)させ、第1固定角パイプ57のボルト挿通孔61とスライド角パイプ58のボルト挿通孔62とを一致させ、それら挿通孔61,62に固定ボルト63を挿通し、固定ボルト63の螺子部にナット(図示せず)を螺着することで、スライド角パイプ58を第1固定角パイプ57に固定する。なお、固定部材11の前後方向の長さ寸法を調節した型枠板固定器具具10Cを利用してH形鋼46に型枠板47を固定する手順は、図1の型枠板固定器具具10Aのそれと同一であるから、その説明は省略する。
型枠板固定器具具10Cは、図1の型枠板固定器具具10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。型枠板固定器具具10Cは、コンクリート構造物の柱や梁の前(外側)に所定寸法離間して配置されたH形鋼46のフランジ48の長さ寸法が長い場合、スライド角パイプ58を前後方向前方へスライドさせて固定部材11の前後方向の長さ寸法を長くすることで、型枠板47を固定部材11と長さ寸法が長いフランジ48のH形鋼46との間に確実に固定することができる。逆に、H形鋼46のフランジ48の長さ寸法が短い場合、スライド角パイプ58を前後方向後方へスライドさせて固定部材11の前後方向の長さ寸法を短くすることで、固定部材11が嵩張ることなく、型枠板47を固定部材11と長さ寸法が短いフランジ48のH形鋼46との間に固定することができる。
10A 型枠板固定器具具
10B 型枠板固定器具具
10C 型枠板固定器具具
11 固定部材
12 楔受け部材
13 連結板
14 楔部材
15 ボルト
16 螺着部材
17 第1固定角パイプ
18 前端部
19 中間部
20 後端部
21 第2固定角パイプ
22 楔受け本体
23 前端部
24 中間部
25 後端部
26 第1平坦板
27a,b 第1傾斜板
28a,b 第1傾斜ガイド
29a,b ガイド板
30 前端部
31 中間部
32 後端部
33 第2平坦板
34a,b 第2傾斜板
35 対向面
36a,b 第2傾斜ガイド
37 後端
38 頭部
39 螺子部
40 固定金具
41 固定部
42 支持部
43 ビス
44 長ナット
45 線材(ピン)
46 H型鋼
47 型枠板
48 フランジ
49 ウェブ
50 前端
51 第1板材
52 当接部
53 支持部
54 後端
55 ナット
56 第2板材
57 第1固定角パイプ
58 スライド角パイプ
59 延出部
60 連結部
61 ボルト挿通孔
62 ボルト挿通孔
63 固定ボルト
64 スペーサ

Claims (10)

  1. コンクリート構造物の施行に使用される型枠板を形鋼に着脱可能に固定する型枠板固定器具において、
    前記型枠板固定器具が、前後方向へ延びる固定部材と、後端部から前端部に向かうにつれて前記固定部材に次第に近づくように傾斜する第1傾斜ガイドを有し、前記第1傾斜ガイドが前記固定部材に対向しつつ該固定部材に並行して前後方向へ延びる楔受け部材と、縦方向へ延びていて前記固定部材および前記楔受け部材の後端部どうしを連結する連結板と、前記固定部材と前記楔受け部材との間に挿脱可能に挿入され、後端部から前端部に向かうにつれて該楔受け部材から次第に離間するように傾斜する第2傾斜ガイドと前記固定部材に対向する対向面とを有して前後方向へ延びる楔部材と、前記楔受け部材と前記楔部材との間に位置して前後方向へ延びるボルトと、前記ボルトが螺着される螺着部材とから形成され、
    前記型枠板固定器具では、前記固定部材を前記形鋼のフランジの外面側に位置させ、前記楔受け部材を前記フランジの内面側に位置させるとともに、前記型枠板を前記固定部材と前記フランジの外面との間に配置した後、前記楔受け部材の第1傾斜ガイドと前記楔部材の第2傾斜ガイドとを当接させた状態で該楔部材を該楔受け部材と前記フランジの内面との間に挿入し、前記螺着部材に螺着された前記ボルトを利用して前記楔部材を前後方向前方へ次第にスライドさせることで、前記フランジの内面に対する前記楔部材の対向面の密着力が次第に強くなり、前記型枠板が前記固定部材と前記フランジの外面との間に固定されることを特徴とする型枠板固定器具。
  2. 前記固定部材が、前記連結板に固定されて該連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプから作られ、前記固定部材の前後方向の長さ寸法が、前記形鋼のフランジの前後方向の長さ寸法と略同一または前記フランジの前後方向の長さ寸法よりも長い請求項1に記載の型枠板固定器具。
  3. 前記固定部材が、前記連結板に固定されて該連結板から前後方向前方へ延びる第1固定角パイプと、前記第1固定角パイプにスライド可能に設置されて該第1固定角パイプから前後方向前方へ延びるスライド角パイプとから形成され、前記型枠板固定器具では、前記スライド角パイプを前後方向前方と前後方向後方とのいずれか一方へスライドさせることで、前記固定部材の前後方向の長さ寸法を変更可能である請求項1に記載の型枠板固定器具。
  4. 前記楔受け部材が、前記連結板に固定されて該連結板から前後方向前方へ延びる第2固定角パイプと、前後方向へ延びる楔受け本体とから形成され、前記楔受け本体が、前記第2固定角パイプの前記固定部材に対向する側壁に固定された第1平坦板と、前記第1平坦板に連接されて該第1平坦板の幅方向へ離間対向し、前記楔受け部材の後端部から前端部に向かうにつれて前記固定部材に次第に近づくように傾斜する上り勾配の一対の第1傾斜板とから形成され、前記楔部材が、前記対向面を有して前記固定部材に並行して前後方向へ延びる第2平坦板と、前記第2平坦板に連接されて該第2平坦板の幅方向へ離間対向し、前記楔部材の後端部から前端部に向かうにつれて前記楔受け部材から次第に離間するように傾斜する下り勾配の一対の第2傾斜板とから形成されている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の型枠板固定器具。
  5. 前記楔受け部材の第1傾斜板と前記楔部材の第2傾斜板との当接状態を維持する一対のガイド板が、それら第1傾斜板に連接されて該第1傾斜板から前記固定部材に向かって縦方向へ延び、前記型枠板固定器具では、前記楔部材を前記楔受け部材と前記フランジの内面との間に挿入したときに、該楔部材のそれら第2傾斜板がそれらガイド板の間に位置した状態で、前記第1傾斜板と前記第2傾斜板とが当接する請求項4に記載の型枠板固定器具。
  6. 前記ボルトが、前記楔部材の後端部に位置する第2傾斜板の間に回転可能に設置された頭部と、前記頭部から前記楔部材の前端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、前記螺着部材が、前記楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に配置されて前後方向へ延びる長ナットと、前記長ナットをそれら第1傾斜板の間に遊動可能に設置する線材とから形成され、前記型枠板固定器具では、前記ボルトの螺子部を前記長ナットに螺着しつつ該ボルトを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか一方へ回転させると、該ボルトが前後方向前方へ移動しつつ前記楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、前記型枠板が前記第1固定角パイプと前記形鋼のフランジの外面との間に固定され、前記長ナットに螺着された前記ボルトを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか他方へ回転させると、該ボルトが前後方向後方へ移動しつつ前記楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、前記第1固定角パイプと前記形鋼のフランジの外面とに対する前記型枠板の固定が解除される請求項4または請求項5に記載の型枠板固定器具。
  7. 前記線材が、前記楔受け部材の前端部に位置するそれら第1傾斜板の間に延びるとともに、前記長ナットの前端部を貫通しつつそれら第1傾斜板に取り付けられ、前記長ナットが、それら第1傾斜板の間において前記線材を中心に縦方向へ旋回可能である請求項6に記載の型枠板固定器具。
  8. 前記ボルトが、前記楔受け部材の前端に位置する第1傾斜板の間に配置された頭部と、前記頭部を前記楔受け部材の前端に回転不能に位置させる第1板材と、前記頭部から前記楔受け部材の後端部に向かって前後方向へ延びる螺子部とを有し、前記螺着部材が、前記楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間に配置されたナットと、前記ナットを前記楔部材の後端に位置させる第2板材とから形成され、前記型枠板固定器具では、前記ボルトの螺子部を前記第2板材に穿孔されたボルト孔に挿通するとともに該第2板材の外側に露出する前記螺子部に前記ナットを螺着し、該ナットを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか一方へ回転させると、該ナットが該ボルトの前後方向前方へ移動しつつ前記楔部材が前後方向前方へ次第にスライドし、前記型枠板が前記第1固定角パイプと前記形鋼のフランジの外面との間に固定され、前記ナットを時計回り方向と反時計周り方向とのいずれか他方へ回転させると、該ナットが前記ボルトの前後方向後方へ移動しつつ前記楔部材が前後方向後方へ次第にスライドし、前記第1固定角パイプと前記形鋼のフランジの外面とに対する前記型枠板の固定が解除される請求項4または請求項5に記載の型枠板固定器具。
  9. 前記ボルトの頭部が、前記第1板材に回転不能に固定され、前記第1板材とともに前記楔受け部材の前端に位置するそれら第1傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、前記第2板材が、前記楔部材の後端に位置するそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置され、前記ナットに螺着された前記ボルトが、前記第2板材とともにそれら第2傾斜板の間において縦方向へ移動可能に配置される請求項8に記載の型枠板固定器具。
  10. 前記形鋼が、H形鋼であり、前記型枠板固定器具では、前記固定部材を前記H形鋼のフランジの外面側に位置させ、前記楔受け部材を前記H形鋼のフランジの内面側であって該フランジと該H形鋼のウェブとの間に位置させるとともに、前記型枠板を前記固定部材と前記H形鋼のフランジの外面との間に配置した後、前記楔受け部材と前記H形鋼のフランジの内面との間に前記楔部材を挿入する請求項1ないし請求項9いずれかに記載の型枠板固定器具。
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