JP5098409B2 - 巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品 - Google Patents

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本発明は、直流重畳特性を改善した巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品に関するものである。
特許文献1には巻線コイル部品が記載されている。この巻線型コイルは、図6に示すように、巻芯部1A及び鍔部1Bを有するコア1と、コア1の巻芯部1Aに巻回されるワイヤ2と、コア1の下側の鍔部1Bに設けられ且つワイヤ2の両端が電気的に接続された一対の端子電極3と、を備えている。そして、コア1は、フェライト粉末等のコア材料の粉末を金型のH型凹部内に充填し、圧縮成形することによって一体形成されている。
また、特許文献2には電源回路用積層インダクタが記載されている。このインダクタは、コイルを形成する導体と絶縁体とが交互に積層された積層体を備えて構成されている。この積層体は、高透磁率の磁性体からなる第1絶縁体と、積層体の内層に配置された低透磁率の磁性体または非磁性体からなる少なくとも一つの第2絶縁体とを備え、高透磁率の第1絶縁体と低透磁率の第2絶縁体がそれぞれのフェライトシートを焼成した焼結体として形成されている。このように透磁率の異なる絶縁体を積層することによって、任意の直流重畳性を有する積層インダクタを得ることができる。
特開2005−191395 特許第3621300
しかしながら、特許文献1の巻線コイル部品は、コア1が一体的に形成されているため、巻芯部1Aに磁束が集中し、直流電流を印加した時のインダクタ値の変化率が大きくなり、直流重畳性が悪化することがある。直流重畳性を改善するためには、巻芯部の内部に磁束の向きと直交する非磁性層を平面状に形成すれば磁束の集中が軽減される。しかしながら、この場合には例えばH型の充填部を有する金型を用いて充填部内の磁性材料を加圧してコアを一体成形するため、巻芯部1Aの軸芯方向と直交する方向の非磁性層を巻芯部に設けることができない。
一方、特許文献2の電源回路用積層インダクタの場合には、透磁率の低い第2絶縁体を磁束と直交する方向に設け、直流重畳性を改善することができるが、この場合には透磁率の高い第1絶縁層と透磁率の低い第2絶縁層が積層して形成されているため、図4に示すようなH型のコア1Aを加工することができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、H型で直流重畳性を改善し、インダクタンスを適宜調整することができる巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の巻線型電子部品用コアは、巻線を巻回するための巻芯部と、この巻芯部の両端に形成された一対の鍔部と、を備え、上記巻芯部と上記一対の鍔部は一体化して形成されており、上記巻芯部は、その軸芯方向に互いに透磁率の異なる複数の材料層を有し、且つ、上記複数の材料層は、透磁率の高い磁性材料からなる第1、第2の材料層と、これらの第1、第2の材料層の間に介在する非磁性材料または上記第1、第2の材料層より透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料層とからなることを特徴とすものである。
また、本発明の請求項2に記載の巻線型電子部品用コアは、請求項1に記載の発明において、上記第1の材料層と上記第2の材料層は、互いに透磁率が異なる磁性材料からなることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の巻線型電子部品用コアの製造方法は、巻線を巻回するための巻芯部と、この巻芯部に両端に形成された一対の鍔部と、を備え、上記巻芯部と上記一対の鍔部は一体化して形成されており、上記巻芯部は、その軸芯方向に互いに透磁率の異なる複数の材料層を有し、且つ、上記複数の材料層は、透磁率の高い磁性材料からなる第1、第2の材料層と、これらの第1、第2の材料層の間に介在する非磁性材料または上記第1、第2の材料層より透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料層とからなる巻線型電子部品用コアを製造する方法であって、上記第1、第2の材料層を形成するための第1、第2の材料板の間に上記第3の材料層を形成するための第3の材料板を介在させて接着剤によって互いに接合して積層体として一体化する工程と、上記積層体の外周側面の上下両端部以外を部分的にレーザーまたは切削手段で除去して掘り込んで、上記第1、第2の材料層とこれらの間に介在する第3の材料層を有する上記巻芯部上記一対の鍔部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の巻線型電子部品は、巻芯部及びこの巻芯部の左右両端に形成された鍔部からなるコアと、上記巻芯部に巻回された巻線と、上記鍔部に形成され且つ上記巻線の両端がそれぞれ電気的に接続された端子電極と、を備え、上記コアが請求項1または請求項2に記載の巻線型電子部品用コアによって形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の巻線型電子部品は、請求項4に記載の発明において、少なくとも上記巻芯部が磁性材料を含む樹脂によって被覆されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、H型で直流重畳性を改善し、インダクタンスを適宜調整することができる巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品を提供することができる。
以下、図1〜図5に示す実施形態に基づいて本発明について説明する。尚、各図中、図1は本発明の巻線型電子部品の一実施形態を示す断面図、図2の(a)〜(c)はそれぞれ図1に示す巻線型電子部品に用いられるコアの製造方法の要部を工程順に示す工程図、図3は本発明の巻線型電子部品の他の実施形態を示す断面図、図4の(a)〜(c)はそれぞれ図3に示す巻線型電子部品に用いられるコアの製造方法の要部を工程順に示す工程図、図5は本発明の巻線型電子部品の更に他の実施形態を示す断面図である。
第1の実施形態
本実施形態の巻線型コイル10は、例えば図1に示すように、巻芯部11及びその上下両端に形成された鍔部12を有するコア13と、コア13の巻芯部11に巻回された絶縁皮膜付きの巻線(以下、「ワイヤ」と称す。)14と、下方の鍔部12の下面に設けられ且つワイヤ14の端部が接続された端子電極15と、を備え、コア13の断面形状がH型に形成されている。
本実施形態では巻芯部11は、図1に示すように、第1、第2の材料層11A、11Bと、これら両者11A、11B間に介在する第3の材料層11Cと、を有する三層構造になっている。第1、第2の材料層11A、11Bは、いずれも例えばフェライト等の透磁率の高い同一の磁性材料によって形成されている。これらの材料層11A、11Bは、それぞれ上下の鍔部12、12から連設されていて、上下の鍔部12もフェライト等の透磁率の高い磁性材料によって形成されている。第3の材料層11Cは、非磁性材料または第1、第2の材料層11A、1Bの磁性材料より透磁率の低い磁性材料によって形成されている。例えば、第1、第2の材料層11A、11Bの透磁率は、25〜1500の範囲が好ましく、第3の材料層11Cの透磁率は、1〜25の範囲が好ましい。また、端子電極15の材料は、電極として用いられる金属であれば特に制限されないが、例えば銀、ニッケル、銅及び錫の合金によって形成されている。
このように巻芯部11は、透磁率の高い第1、第2の材料層11A、11Bの間に透磁率の低い第3の材料層11Cが介在する三層構造になっているため、第3の材料層11Cの働きで第1の材料層11Aと第2の材料層11Bとの磁気的結合が弱められるため、第1、第2の材料層11A、11Bにおいて磁束密度の低い領域が独立して形成される。そのため、第3の材料層11Cがない場合と比較して、巻芯部11での磁束の集中を抑制あるいは防止して磁気的に飽和し難く、直流重畳性が改善されて、定格電流を大きく取ることができ、安定したインダクタンスを得ることができる。また、第3の材料層11Cの厚みを調整することにより、インダクタンスを適宜調整することができる。
次に、図1に示すコア13の製造方法について図2を参照しながら説明する。まず、透磁率の高いフェライトからなる第1、第2の材料板111A、111Bと、非磁性材料または透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料板111Cを準備する。次いで、図2の(a)に示すように、第2の材料板111Bが下層に、第3の材料板111Cが中層に、そして、第1の材料板111Aが上層になるように、それぞれの材料板を配置して重ね合わせ、これらの材料板を接着剤または粘着シートによって接合し、所定の圧力で一体化することによって同図の(b)に示す積層板を得る。
次いで、図2の(a)に示すように積層板をダイサー等の切断工具によってコア13の外径寸法となるようにチップ状のブロック10’として切り出す。このブロック10’の側面の中央部をレーザーあるいは切削等の手段で掘り込み、同図の(c)に示すようにブロック10’の側面の上下方向の中央部を除去して巻芯部11を形成すると共に上下両端に鍔部12を形成する。これにより、第1、第2の材料層11A、11Bの間に第3の材料層11Cが介在するH型コア13を得ることができる。更に、このコア13の下側の鍔部12に導電性ペーストを塗布し、加熱処理して左右一対の端子電極15を形成した後、巻線14を所定の巻数だけ巻芯部11に巻回することによって図1に示す巻線型電子部品10を得ることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、透磁率の高いフェライトからなる第2の材料板111Bを下層に、非磁性材料または透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料板111Cを中層に、第2の材料板111Bと同一の材料からなる第1の材料板111Aを上層にし、これらを接着剤または粘着シートによって接合して積層板として一体化する工程と、積層板から切り出された個々のブロック10’の上下両端部以外を部分的に除去して巻芯部11及び上下一対の鍔部12を形成する工程と、を備えているため、透磁率の低い第3の材料層11Cを透磁率の高い第1、第2の材料層11A、11Bで挟んだ巻芯部11を有するコア13を得ることができる。
このようなコア13の巻芯部11に巻線14を施した巻線型電子部品10は、巻線14に直流を印加すると、透磁率の低い巻芯部11の第3の材料層11Cによって、透磁率の高い第1、第2の材料層11A、11Bの磁気的結合が弱められて、第1、第2の材料層11A、11Bにおいて磁束密度の低い領域が独立して形成されるため、巻芯部11での磁束の集中を抑制あるいは防止して直流重畳性が改善されて、定格電流を大きく取ることができ、安定したインダクタンスを得ることができる。また、第3の材料層11Cの厚みを調整することにより、インダクタンスを適宜調整することができる。
第2の実施形態
本実施形態の巻線型コイル20は、例えば図3に示すように、巻芯部21及びその上下両端に形成された鍔部22A、22Bを有するコア23と、巻芯部11に巻回された絶縁皮膜付きのワイヤ24と、下方の鍔部22の下面に設けられ且つワイヤ24の端部が接続された端子電極25と、を備え、コア23以外は第1の実施形態に準じて構成されている。
本実施形態においても巻芯部21は、図3に示すように、透磁率の高い第1、第2の材料層21A、21Bと、これら両者21A、21B間に介在する第3の材料層21Cと、を有する三層構造になっている。第1、第2の材料層21A、21Bは、いずれもフェライト等の透磁率の高い磁性材料によって形成されているが、本実施形態では第1の材料層21Aが第2の材料層21Bより透磁率の高いフェライト等の磁性材料によって形成されている。第3の材料層21Cは、第2の材料層21Bより透磁率の低い磁性材料または非磁性材料によって形成されている。上側の鍔部22Aは、第1の材料層21Aと同一の磁性材料によって形成され、下側の鍔部22Bは、第2の材料層21Bと同一の磁性材料によって形成されている。
本実施形態のコア23を製造する場合には、図4の(a)に示すように透磁率の高いフェライトからなる第1の材料板121A、第1の材料板121Aより透磁率の低いフェライトからなる第2の材料板121Bと、非磁性材料または透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料板121Cを準備する。次いで、図4の(a)〜(c)に示すように第1の実施形態と同一要領で、第2の材料板121Bが下層に、第3の材料板121Cが中層に、そして、第1の材料板121Aが上層になるように重ね合わせて接着剤を介して一体化することにより積層板を得ることができる。その後、積層板をダイサー等によってチップ状のブロック20’として切り出した後、ブロック20’の側面の中央部をレーザーあるいは切削等の手段で掘り込み、同図の(c)に示すH型コア23を得ることができる。更に、このコア23の下側の鍔部22に左右一対の端子電極25形成した後、巻芯部21に巻線24を所定の巻数だけ巻回することによって図1に示す巻線型電子部品20を得ることができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、巻芯部21の軸芯方向の中間層である透磁率の低い第3の材料層21Cによって透磁率の高い第1、第2の材料層21A、21B間の磁気的結合が弱められて直流重畳性を改善することができる。更に、第1、第2の材料層21A、21Bで透磁率が異なる材料を用いるため、両材料層21A、21Bの温度特性の違いにより電子部品の温度特性を適宜調整することができる他、第1の実施形態と同様の作用効果を期することができる。
第3の実施形態
本実施形態の巻線型電子部品30は、図5に示すように、巻芯部31の巻線34が磁性材料粉末を含む磁性樹脂36によって被覆されている以外は、第1の実施形態の巻線型電子部品10に準じて構成されている。
即ち、本実施形態では巻芯部31の巻線34を被覆する磁性樹脂36が閉磁路を形成し、この閉磁路によって漏洩磁束を防止することができ、直流重畳性が更に改善されると共に外部への磁気的影響を防止することができる。また、第3の材料層31Cの厚みの調整により取得インダクタンスの調整が容易になる。また、本実施形態では磁性樹脂36によって閉磁路を形成しているが、磁性樹脂36に代えて磁性材料からなるスリーブをコア33に嵌合して閉磁路を形成しても良い。
尚、本発明は上記各実施形態に何等制限されるものではない。例えば上記各実施形態では、巻芯部が三層構造になっているが、必要に応じて三層以上の構造であっても良い。また、第1、第2の材料層は、必要に応じてフェライト以外の適宜の磁性材料を選択することができる。第3の材料層は第1、第2の材料層の透磁率との関係に基づいて非磁性材料または透磁率の低い磁性材料を適宜選択することができる。要は、巻芯部がその軸芯方向に互いに透磁率の異なる複数の材料層を有するH型の巻線型電子部品用コアであれば本発明に包含される。
本発明は、電子機器や通信機器等に使用される巻線型電子部品用コア、その製造方法及び巻線型電子部品に好適に利用することができる。
本発明の巻線型電子部品の一実施形態を示す軸芯方向の断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図1に示す巻線型電子部品用コアを製造する方法の要部を工程順に示す工程図である。 本発明の巻線型電子部品の他の実施形態を示す軸芯方向の断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図3に示す巻線型電子部品用コアを製造する方法を示す図2相当図である。 本発明の巻線型電子部品の更に他の実施形態を示す軸芯方向の断面図である。 従来の巻線型電子部品の一例施形態を示す軸芯方向の断面図である。
符号の説明
10、20、30 巻線型電子部品
11、21、32 巻芯部
11A、21A、31A 透磁率の高い第1の材料層
11B、21B、31B 透磁率の高い第2の材料層
11C、21C、31C 透磁率の低い第3の材料層
12、22、32 鍔部
13 コア(巻線型電子部品用コア)
14、24、34 ワイヤ(巻線)
15、25、35 端子電極
36 磁性樹脂

Claims (5)

  1. 巻線を巻回するための巻芯部と、この巻芯部の両端に形成された一対の鍔部と、を備え、上記巻芯部と上記一対の鍔部は一体化して形成されており、上記巻芯部は、その軸芯方向に互いに透磁率の異なる複数の材料層を有し、且つ、上記複数の材料層は、透磁率の高い磁性材料からなる第1、第2の材料層と、これらの第1、第2の材料層の間に介在する非磁性材料または上記第1、第2の材料層より透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料層とからなることを特徴とする巻線型電子部品用コア。
  2. 上記第1の材料層と上記第2の材料層は、互いに透磁率が異なる磁性材料からなることを特徴とする請求項1に記載の巻線型電子部品用コア。
  3. 巻線を巻回するための巻芯部と、この巻芯部に両端に形成された一対の鍔部と、を備え、上記巻芯部と上記一対の鍔部は一体化して形成されており、上記巻芯部は、その軸芯方向に互いに透磁率の異なる複数の材料層を有し、且つ、上記複数の材料層は、透磁率の高い磁性材料からなる第1、第2の材料層と、これらの第1、第2の材料層の間に介在する非磁性材料または上記第1、第2の材料層より透磁率の低い磁性材料からなる第3の材料層とからなる巻線型電子部品用コアを製造する方法であって、
    上記第1、第2の材料層を形成するための第1、第2の材料板の間に上記第3の材料層を形成するための第3の材料板を介在させて接着剤によって互いに接合して積層体として一体化する工程と、
    上記積層体の外周側面の上下両端部以外を部分的にレーザーまたは切削手段で除去して掘り込んで、上記第1、第2の材料層とこれらの間に介在する第3の材料層を有する上記巻芯部上記一対の鍔部を形成する工程と、を備えた
    ことを特徴とする巻線型電子部品用コアの製造方法。
  4. 巻芯部及びこの巻芯部の左右両端に形成された鍔部からなるコアと、上記巻芯部に巻回された巻線と、上記鍔部に形成され且つ上記巻線の両端がそれぞれ電気的に接続された端子電極と、を備え、上記コアが請求項1または請求項2に記載の巻線型電子部品用コアによって形成されていることを特徴とする巻線型電子部品。
  5. 少なくとも上記巻芯部が磁性材料を含む樹脂によって包囲されていることを特徴とする請求項4に記載の巻線型電子部品。
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