JP5097834B2 - 防災受信機 - Google Patents
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Description
ば、主音響としては、規格で定められている85dB以上の音量でブザー音やサイレン音を鳴動していた。また、合成音声としては、「火災発生、現場を確認して下さい。」の如き1パターンの定型内容の合成音声データを記憶部に記憶させておき、この合成音声データを呼び出して繰り返し出力していた。
また、入力手段にて入力された警報音を記憶する記憶手段が音源になるので、防災受信機が設置される環境や警報出力時の状況に応じた内容の警報音を出力させることができ、一層適切な警報を行うことができる。
最初に、本発明の実施の形態1について説明する。
まず、本実施の形態に係る防災受信機の特徴について概説し、その後、防災受信機の構成と処理について説明する。図1は本実施の形態に係る防災受信機の要部構成を示すブロック図である。
この図1において、防災受信機100は、各警戒地区に配置された防災端末200からの信号を受信して火災発生の警報出力や所定の外部監視盤への移報出力等を行う防災
受信手段である。
すなわち、防災端末200にて火災やガス漏れが感知された場合、警報音が出力される。この警報音としては、所定の警報音響(以下、主音響)と、任意内容の音声(以下、任意音声)との2種の音響が出力される。この任意音声は、予め、当該防災受信機100に備えたマイク122(後述する)等を介して入力され、任意音声として記憶されている。したがって、当該防災受信機100が設置される環境や警報出力時の状況に応じた内容の警報音を出力させることができる。
なお、この他にも本防災受信機100は種々の特徴を有するが、その内容については以下の説明で明らかにする。
次に、防災受信機100の構成について説明する。
図1は本実施の形態に係る防災受信機100の要部構成を示すブロック図、図2は図1の防災受信機100の主音響部等のブロック図である。図3は図1の防災受信機100の正面図である。
図1に示すように、防災受信機100は、伝送制御部110、入力部120、表示部130、記憶部140、主音響部150、地区音響制御部160、防排煙制御部170、電源部180、および、制御部190を備えて構成されている。
また、地区表示灯131には、防災端末200がそれぞれ割当てられており、防災端末200が火災等の異常を検出した場合には、防災受信機100が異常信号を受け、異常を検出した防災端末200に対応する地区表示灯131が点灯して、警報の発生場所を表示する。
また、本実施の形態においては、任意音声を記憶可能な記憶手段
としてメッセージメモリ141が設けられている。
次に、防災受信機100における処理の内容について説明する。
まず、防災受信機100の管理者等は、任意のタイミングで、任意音声を記録する。例えば、音声記録ボタン121を押した後、所定時間以内にマイク122を介して入力した音声が、任意音声としてメッセージメモリ141に記憶される。この任意音声は、例えば、火災監視毎や、防災端末200毎に、火災発生場所に適した音声を記憶する。
まず、警報制御部191は、所定の警報タイミングの到来を監視する(ステップSA−1)。例えば、防災端末200による火災感知やガス漏れ検知の有無を監視
し、これら感知出力があった場合には、警報タイミングが到来したものと判断する。
れるので、任意音声を入力する必要がない場合には、特別な操作を行うことなく警報音出力を行うことができる。また、任意音声を入力し忘れたような場合においても、確実に警報音出力を行うことができる。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。ただし、特に説明なき構成および処理については実施の形態1と同様であるとし、また、実施の形態1とほぼ同一の機能を有する構成要素を同一の符号を付して説明する。
本実施の形態は、概略的に、警報開始後の経過時間に応じて異なる内容の警報音を出力する防災受信機に関するものである。
まず、防災受信機100の構成について説明する。本実施の形態において、制御部190の警報制御部191は、所定の警報タイミングが到来した際、複数の警報音のうち、当該警報タイミングからの経過時間に応じて異なる警報音を出力する警報制御手段である。
次に、防災受信機100における警報出力処理の内容について説明する。
ここでは、前提として、第1の任意音声と第2の任意音声とが入力されてメッセージメモリ141に記憶されているものとする。なお、このように複数の任意音声を入力する際の入力方法や、警報出力時における各任意音声相互の識別方法は任意である。例えば、各任意音声の入力時には図示しないテンキーや押しボタン等を介して各任意音声のインデックス番号を入力し、メッセージメモリ141にインデックス番号と任意音声とを相互に関連付けて記憶させておき、警報出力時にはインデックス番号を参照して、複数の任意音声のうちの所望の任意音声を呼び出すようにしてもよい。
まず、警報制御部191は、所定の警報タイミングの到来を監視する(ステップSB−1)。
そして、所定の警報タイミングが到来したと判断された場合、警報制御部191は、警報タイミングが到来した以降の経過時間を示すパラメータTを0に初期化すると共に、このパラメータTを経過時間に応じて増分させる(ステップSB−2)。
ここで、経過時間Tが所定時間t1以上になった場合、警報制御部191は、経過時間Tが所定時間t2(>t1)以上であるか否かを判断し(ステップSB−6)、所定時間t2以上でない場合には、第1の任意音声に代えて第2の任意音声の出力を行う(ステップSB−7)。すなわち、第2の任意音声と主音響とを交互に出力する制御を行う。例えば、図10に示すように、第2の任意音声としては、「火災発生。避難して下さい。2階に高齢者がいます。」のように、当該防災受信機100が設置されている環境や状況に応じた内容であって、特に、火災等が発生してから若干時間が経過した状況に適した内容のメッセージを出力することができる。
ここで、経過時間Tが所定時間t2以上になった場合、警報制御部191は、第2の任意音声に代えて所定の合成音声の出力を行う(ステップSB−8)。すなわち、合成音声と主音響とを交互に出力する制御を行う。例えば、図11に示すように、合成音声としては、「火災発生。避難して下さい。」のように、当該防災受信機100が設置されている環境等に関係なく使用することができ、かつ、火災等が発生してから相当の時間が経過した状況に適した定型内容の音声が出力される。
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
例えば、防災受信機100の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、防災受信機100における処理機能、特に制御部190にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現される。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取
り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
付記1に記載の防災受信機は、防災端末の発報を検知して所定の防災処理を行う防災受信機において、任意の警報音を入力する入力手段と、上記入力手段にて入力された警報音を記憶可能な記憶手段と、所定の警報タイミングが到来した際、上記記憶手段にて記憶された警報音を所定の出力手段を介して出力させる制御を行う警報制御手段と、を備えることを特徴とする。
されていない場合には、上記音源手段による警報音を出力させること、を特徴とする。
出力する警報制御手段と、を備えることを特徴とする。
110 伝送制御部
120 入力部
130 表示部
140 記憶部
141 メッセージメモリ
150 主音響部
151 音声合成IC
152 アンプ
153 スピーカ
160 地区音響制御部
170 防排煙制御部
180 電源部
190 制御部
191 警報制御部
200 防災端末
300 非常ベル
400 レリーズ
Claims (5)
- 防災端末の発報を検知して所定の防災処理を行う防災受信機において、
複数の警報音の音源となる音源手段と、
所定の警報タイミングが到来した際、前記音源手段による複数の警報音のうち、当該警報タイミングからの経過時間に応じて異なる警報音を、所定の出力手段を介して出力する警報制御手段と、
任意の警報音を入力する入力手段と、を備え、
前記音源手段は、前記入力手段にて入力された警報音を記憶可能な記憶手段を備え、
前記警報制御手段は、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されているか否かを判断し、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、当該記憶手段に記憶された当該任意の警報音を出力させ、又は当該任意の警報音と前記音源手段による前記警報音とを交互に出力させ、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていないと判断した場合には、前記音源手段による前記警報音を出力させる、
防災受信機。 - 前記警報制御手段は、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、当該任意の警報音と前記音源手段による前記警報音とを交互に出力させる、
請求項1に記載の防災受信機。 - 前記音源手段は、
所定の音響を出力する音響手段と、
所定の合成音声を記憶する音声合成手段とを備え、
前記警報制御手段は、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、当該記憶手段に記憶された当該任意の警報音を出力させ、又は当該任意の警報音と前記音響手段による前記音響とを交互に出力させ、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていないと判断した場合には、前記音声合成手段に記憶された前記合成音声を出力させ、又は当該合成音声と前記音響手段による前記音響とを交互に出力させる、
請求項1に記載の防災受信機。 - 前記警報制御手段は、
前記警報タイミングからの経過時間が所定時間に達しているか否かを判断し、
前記記憶手段に前記任意の警報音が記憶されていると判断した場合であって、
前記警報タイミングからの経過時間が所定時間に達していないと判断した場合には、前記記憶手段に記憶された前記任意の警報音を出力させ、又は当該任意の警報音と前記音響手段による前記音響とを交互に出力させ、
前記警報タイミングからの経過時間が所定時間に達していると判断した場合には、前記音声合成手段に記憶された前記合成音声を出力させ、又は当該合成音声と前記音響手段による前記音響とを交互に出力させる、
請求項3に記載の防災受信機。 - 前記警報制御手段は、
前記防災端末が属する監視区域毎に異なる前記任意の警報音が前記記憶手段に記憶されている場合であって、当該記憶手段に当該任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、発報した防災端末が属する監視区域に応じた前記任意の警報音を当該記憶手段から出力させ、
前記防災端末の発報を当該防災受信機に伝送する監視回線毎に異なる前記任意の警報音が前記記憶手段に記憶されている場合であって、当該記憶手段に当該任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、発報した防災端末に接続されている監視回線に応じた前記任意の警報音を当該記憶手段から出力させ、
又は、前記防災端末毎に異なる前記任意の警報音が前記記憶手段に記憶されている場合であって、当該記憶手段に当該任意の警報音が記憶されていると判断した場合には、発報した防災端末に応じた前記任意の警報音を当該記憶手段から出力させる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の防災受信機。
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