JP2006221405A - 警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の警報装置が設置される警報システムにおいて、警報音を受音することにより、警報装置の識別を行うことを課題とする。
【解決手段】管理ユニット1は、警報装置2からの警報音を受音すると、まず、リセットビーコン音を発する。その後、所定の間隔をあけて各警報装置2A,2B,2Cに対応したノーマルビーコン音NBA,NBB,NBCを発する。各警報装置は、ノーマルビーコン音の回数をカウントし、このカウント数と自装置の識別番号が一致するとパターン音PSにより応答する。このパターン音には、異常種別、警報装置の設置箇所などの情報が含まれる。管理ユニット1は、パターン音を受音することにより、警報音を発している警報装置の場所や警報種別を認識することが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、警報システムに関し、詳しくは、監視領域内に設置される複数の警報装置を管理する警報システムに関する。
防犯、防災の目的で各種の警報装置が使用されている。たとえば、火災を検知してアラームを発するもの、赤外線センサにより侵入者を検知してアラームを発するもの、などである。
そして、ビル内や家屋内の監視領域に、これら様々なタイプの警報装置が、様々な場所に多数設置されるケースがある。さらに、これら複数の警報装置に管理装置が接続されており、各警報装置から管理装置に対して異常通知信号が送信されるシステムが存在する。管理装置は、警報装置からの信号を受信することにより、いずれの警報装置が作動しているかを認識することが可能であり、この異常通知を受けて、さらに、遠隔地にあるセキュリティセンタや、管理センタなどに異常通報を行うような仕組みが構築されている。
ここで、警報装置から管理装置へ異常通知信号を送信するためには、警報装置と管理装置が通信線で接続されていることがもっとも簡単な構成である。しかし、配線作業の負担を軽減するため、あるいは、煩わしい配線をなくすため、警報装置と管理装置との間を無線化させる技術が提案されている。
たとえば、特許文献1では、警報装置が発する警報音の周波数を部屋ごとに異なるようにしている。管理装置は、警報音の周波数を解析することにより、警報音を発している警報装置を識別することが可能である。特許文献2では、警報装置が発する警報音の鳴動周期を警報装置ごとに異なるようにしている。管理装置は、警報音の鳴動周期を計測することにより、警報音を発した警報装置を識別することが可能である。
特許第3197694号公報 特開2003−337983号公報
特許文献1あるいは特許文献2で示されている方法によれば、警報装置と管理装置との間を無線化しながら、管理装置が警報音を発した警報装置を識別することを可能としている。しかし、これらの方法では、各警報装置が使用する警報音の周波数を全て異なるように設定し、あるいは、警報音の鳴動周期を全て異なるように設定する必要がある。また、複数の警報装置が同時に警報音を発した場合には、警報装置を識別することが困難である。さらには、警報装置が警報レベルに応じて複数の警報音を使い分けている場合などに対応することが困難である。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、様々な環境において警報装置を識別することが可能なシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、警報音を発する複数の警報装置と、各警報装置からの警報音を受音可能な位置に設置された管理装置と、を備え、各警報装置は、監視領域内の異常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が異常を検知した際に、警報音を発する手段と、を備え、前記管理装置は、各警報装置に対応したビーコン音を順次所定の間隔をあけて発する手段、を備え、各警報装置は、さらに、自装置に対応したビーコン音を受音した場合、警報音の中に前記ビーコン音に応答するパターン音を含めて発する手段、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の警報システムにおいて、前記管理装置は、いずれかの警報装置からの警報音を受音した後、前記ビーコン音を順次発することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の警報システムにおいて、各警報装置には予め識別番号が付与されており、前記管理装置は、いずれかの警報装置からの警報音を受音した場合、最初にリセット音を発した後に順次各警報装置に対応した前記ビーコン音を発するものであり、各警報装置は、前記リセット音を受音した後、順次受音する前記ビーコン音の回数をカウントし、前記回数と前記識別番号とが一致した場合に、当該ビーコン音が自装置に対するビーコン音であると認識することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の警報システムにおいて、前記パターン音には、異常種別を特定する情報が含まれることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の警報システムにおいて、前記パターン音には、警報装置の設置箇所情報が含まれることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の警報システムにおいて、前記ビーコン音には、各警報装置に対するコマンドが含まれており、各警報装置は、前記コマンドに対応した動作を実行することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の警報システムにおいて、前記コマンドには各警報装置の動作を確認するコマンドが含まれており、各警報装置は、前記パターン音を用いて動作状態を通知することを特徴とする。
本発明の警報システムは、管理装置が各警報装置に対応したビーコン音を発し、各警報装置は、自装置に対応したビーコン音を受音したときに、パターン音を発して応答する。したがって、各警報装置の警報音の周波数や鳴動周期などを調整することなく、管理装置と警報装置間で警報音を用いてコミュニケーションを図ることが可能である。
また、警報装置から発せられる警報音には、異常種別情報が含まれるので、管理装置はパターン音を受音することで、異常内容を判別することが可能である。
また、警報装置から発せられる警報音には、警報装置の設置箇所情報が含まれるので、管理装置はパターン音を受音することで、警報音を発している警報装置の場所を判別することが可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態に係る警報システムの全体図である。監視領域5には、管理ユニット1と3台の警報装置2,2,2が設置されている。
図2は、管理ユニット1の機能ブロック図である。管理ユニット1は、カメラ11を備えている。カメラ11から入力された映像信号は、映像取得部111においてA/D変換や様々な画像処理が施され、制御部117に出力される。制御部117は、取得した画像データをメモリ(図示せぬ)に格納する処理や、通信処理部116を介して遠隔地に転送する処理などを実行する。
また、管理ユニット1は、マイク12を備えている。マイク12から入力された音声信号は、警報音検出部112に出力される。警報音検出部112は、入力した音声信号を解析し、警報音を検出する。なお、警報音を検出する方法としては、音声信号が所定のレベル以上の信号であった場合、あるいは、所定レベル以上の信号が所定時間継続した場合などに判定するようにすればよい。また、警報音検出部112は、音声信号を解析し、パターン音を検出する。後述するように、警報音やパターン音は予め所定の周波数帯域の音が使用されるよう設定されており、周波数により警報音やパターンを識別することが可能である。警報音検出部112が警報音を検出すると、検出情報が制御部117に通知される。また、管理ユニット1は、スピーカ13を備えている。警報音発生部113は、警報音を生成してスピーカ13に対して出力する。これにより、スピーカ13から警報音が発せられる。また、警報音発生部113は、ビーコン音生成部114を備えており、生成する警報音の中にビーコン音を埋め込むことが可能である。
さらに、管理ユニット1は、表示部141と操作部142を備えている。表示部141は、各種の情報を表示する機能部であり、操作部142は、管理ユニット1に対して各種の操作指示を送るための機能部である。ここでは、表示部141と操作部142とは一体的に液晶タッチパネル4として構成されている。
通信処理部116は、遠隔地にあるセキュリティセンタや管理センタなどとの間で各種の通信を行う機能部である。通信機能としては、電話発信機能やメール送信機能が含まれる。制御部117は、通信処理部116を制御することにより、電話発信あるいはメール送信により遠隔地に異常通知を行う。あるいは、カメラ11が撮影した映像を遠隔地に送信することが可能である。また、外部I/F115は、警報装置2との間で通信を行う機能部である。
次に、警報装置2について説明する。警報装置2は、センサ21を備えている。センサ21は、各種の状態情報を検知するセンサである。センサの種別は特に限定されないが、温度センサ、煙センサなどの火災を検知するセンサ、赤外線センサなどの侵入者を検知するセンサ、振動を検知するセンサ、ドアや窓の開閉を検知するセンサなどである。センサ21が、外部の状態情報を検知すると、その検知情報が制御部29に通知される。制御部29は状態情報を解析することにより、異常が発生したか否かの判定を行う。
警報装置2は、マイク22を備えている。マイク22から入力された音声信号は、ビーコン音検出部24に出力される。ビーコン音検出部24は、取得した音声信号の中から管理ユニット1が発したビーコン音が含まれるか否かを検出する。後述するように、ビーコン音は、予め設定された周波数帯域の音が用いられるので、周波数を解析することにより、ビーコン音を検出可能である。また、警報装置2は、スピーカ23を備えている。制御部29は、異常発生を検知すると、警報音発生部25に警報音の発生指示を送出する。警報音発生部25において発生された警報音はスピーカ23より出力される。また、警報音発生部25は、パターン音生成部26を備えており、警報音発生部25は、生成する警報音の中にパターン音を埋め込むことが可能である。後述するように、パターン音は、予め設定された周波数帯域の音が用いられる。
警報音データROM27は、管理ユニット1から転送されたデータを書き込むメモリである。警報音データROM27は、フラッシュメモリなどの不揮発性タイプのメモリあるいはバッテリバックアップを備えた揮発性メモリであってもよい。また、外部I/F28は、管理ユニット1との間で通信を行う機能部である。
外部I/F115および外部I/F28は、警報システムのセッティングを行う段階で用いられる。外部I/F115および外部I/F28をコネクタとして構成し、管理ユニット1と警報装置2とをコネクタを介して物理的に接続して通信するようにしてもよいし、外部I/F115および外部I/F28を無線端子として構成し、管理ユニット1と警報装置2とを無線により通信するようにしてもよい。なお、この外部I/Fは、セッティングの段階で用いられるものであり、管理ユニット1と警報装置2とを近接させた状態で用いることが可能であるので、無線を利用する場合であっても、近距離の通信が可能なものであればよい。
次に、上述したビーコン音とパターン音について説明する。本実施の形態の管理ユニット1は、警報音にビーコン音を埋め込んでスピーカ13より出力する。このビーコン音は、管理ユニット1と警報装置2とがコミュニケーションをとるためのトリガとなる基準音であるとともに、管理ユニット1から警報装置2に対するコマンドが含まれる。また、警報装置2は、警報音にパターン音を埋め込んでスピーカ23より出力する。このパターン音は、管理ユニット1から発せられたビーコン音に対する応答であり、警報装置2からは、各種の情報がパターン音に埋め込まれてスピーカ23より出力される。
ビーコン音およびパターン音に含められる情報の内容について説明する。管理ユニット1から発せられるビーコン音には、リセットビーコン音とノーマルビーコン音の2種類がある。ノーマルビーコン音には、警報装置2に対するコマンドが含まれる。たとえば、警報音を停止させるコマンドや警報音の音色を変更するコマンドなどが含まれる。警報装置2は、これらのコマンドを取得すると、コマンドに応じた動作を実行する。リセットビーコン音は、管理ユニット1と警報装置2が同期をとるためのビーコン音である。ただし、リセットビーコン音にコマンドを埋め込むようにしてもよい。
一方、警報装置2から発せられるパターン音には、異常内容を示す情報が含まれる。たとえば、火災を検知したという情報や振動を検知したという情報などが含まれる。また、パターン音には、警報装置2の設置箇所情報やセンサ種別情報も含まれる。このような情報がパターン音に含まれて管理ユニット1に対して発せられるので、管理ユニット1は、どのような種類の警報装置が、どの場所で、どのような異常を検知したかを判別することが可能である。
ここで、本実施の形態においては、各警報装置2,2・・・が発生する警報音の周波数や鳴動の周期を調整する必要がない。また、複数の警報装置2,2・・・が同時に警報音を発した場合にも、管理ユニット1は、警報音を発している警報装置2を識別して、コミュニケーションをとることが可能である。その仕組みについて説明する。
まず、警報システムのセッティング段階において警報装置2に対する各種の情報の設定が行われる。設定は、管理ユニット1の液晶タッチパネル14を用いて行われ、設定された情報が、外部I/F115と外部I/F28とを介して警報装置2に転送される。オペレータは、液晶タッチパネル14を操作し、接続している警報装置2の識別番号や設置箇所情報などを設定する。入力された識別番号と設置箇所情報は、外部I/F115および外部I/F28を介して警報装置2に転送され、警報音データROM27に格納される。このような操作を、監視領域5内に設置する全ての警報装置2に対して行う。各警報装置2に対する設定操作が終了すると、各警報装置2を各設置場所に設置する。これにより、設定準備が終了し、次に、監視状態に移行する。
図4は、管理ユニット1と警報装置2A,2B,2Cからなる警報システムの処理シーケンス図である。警報装置2A,2B,2Cは、図3で説明した警報装置2と同様の構成である。図において、横軸は時間(t)であり、管理ユニット1に対応した波形がハイレベルになっている期間は、管理ユニット1が警報音を発している期間である。また、警報装置2A,2B,2Cに対応した波形がハイレベルになっている期間は、各警報装置2が警報音を発している期間である。なお、この実施の形態では、管理ユニット1は、警報音として音声メッセージを出力するようにしている。
この例では、まず、警報装置2Bが異常を検知し、時刻t1において警報音を発している。管理ユニット1は、警報装置2Bから発せられた警報音を受音する。そして、警報音検出部112において警報音が検出されると、制御部117が、警報音発生部113に対して音声メッセージ(警報音)の発生指示を送る。また、ビーコン音生成部114によりビーコン音が生成され、音声メッセージに警報音が埋め込まれる。
これにより、図で示したように、時刻t2において管理ユニット1による音声メッセージの再生が開始される。そして、この音声メッセージには、複数のビーコン音が含まれている。まず、最初に発せられるビーコン音は、リセットビーコン音RBである。リセットビーコン音RBは、繰り返し発生するビーコン音の開始を意味する音であり、同期信号の役割をなす。リセットビーコン音RBが発生された後、管理ユニット1は、警報装置2の数に対応するノーマルビーコン音NBA,NBB,NBCを所定の間隔を空けて発生させる。つまり、ノーマルビーコン音NBAは、警報装置2Aに対応したビーコン音であり、ノーマルビーコン音NBBは、警報装置2Bに対応したビーコン音であり、ノーマルビーコン音NBCは、警報装置2Cに対応したビーコン音である。
上述したように、各警報装置2A,2B,2Cの警報音データROM27には、識別番号が登録されている。そして、この識別番号とノーマルビーコン音の回数とが一致した時に、当該ノーマルビーコン音が自装置に対するビーコン音であると認識するのである。具体的には、各警報装置2は、マイク22が音声を取得すると、ビーコン音検出部24においてビーコン音の検出が行われる。ここで、図5に示すように、警報音、パターン音、ビーコン音は、それぞれ異なる周波数帯の音声を用いるように予め設定されているので、ビーコン音を検出可能である。また、リセットビーコン音とノーマルビーコン音も異なる周波数が用いられており、ビーコン音検出部24は、これらを識別することが可能である。そして、ビーコン音検出部24によりノーマルビーコン音が検出されると、制御部29は、ノーマルビーコン音の検出回数をカウントする。そして、このカウント数と識別番号が一致するノーマルビーコン音を自装置に対するビーコン音であると認識するのである。図4の例であれば、警報装置2A,2B,2Cには、それぞれ識別番号1,2,3が付与されており、ノーマルビーコン音の検出回数と識別番号との比較が行われる。
そして、各警報装置2は、自装置に対するノーマルビーコン音を受音すると、このタイミングで、パターン音を応答として発生させるのである。
図で示した例であれば、1回目のリセットビーコン音RBの後に、1回目のノーマルビーコン音NBAが発せられているが、警報装置2Aは、未だ異常を検知していないので、応答はしていない。次に、1回目のノーマルビーコン音NBBが発せられ、これに対する応答として警報装置2Bが警報音の中にパターン音PSbを埋め込んで出力している。また、警報装置2Cは、時刻t3で警報音の出力を開始しており、1回目のノーマルビーコン音NBCに対してパターン音PScを発して応答している。これらパターン音PSb,PScには、それぞれ警報装置2B,2Cの識別番号、設置箇所情報、異常種別情報、センサ種別情報などが含まれている。
各警報装置2に対するノーマルビーコン音の発信が終了すると、所定の間隔を空けて再びリセットビーコン音RBが出力される。各警報装置2は、リセットビーコン音RBを受音すると、ノーマルビーコン音のカウント数をリセットする。そして、再び、ノーマルビーコン音のカウントを開始し、カウント数と識別番号が一致した場合に、パターン音で応答するのである。
警報装置2Cは、時刻t4より警報音の出力を開始している。従って、2回目のリセットビーコン音RBの後に受音した2回目のノーマルビーコン音NBAに対しては、パターン音PSaにより応答している。このパターン音PSaには、警報装置2Aの識別番号、設置箇所情報、異常種別情報、センサ種別情報などが含まれている。また、警報装置2Bは、時刻t5において警報音の出力を停止しており、2回目のノーマルビーコン音NBBに対しては、パターン音PSbにより警報音の発生が終了したことを通知している。つまり、このときのパターン音PSbには、警報音を停止したことを知らせる情報が埋め込まれている。
このように、本実施の形態によれば、管理ユニット1が、警報装置2の数に対応したノーマルビーコン音を出力し、ノーマルビーコン音のカウント数と識別番号が一致した警報装置2がパターン音により応答するようにしている。これにより、各警報装置2の警報音の周波数や鳴動周期を調整することなく、管理ユニット1と複数の警報装置2との間で、コミュニケーションをとることを可能としている。
そして、管理ユニット1は、所定の間隔を空けてノーマルビーコン音を出力するので、各警報装置2からの応答であるパターン音も所定の間隔を空けて受音することになる。このため、各警報装置2が同時に警報音を発している場合であっても、警報音を出力している警報装置2を特定することが可能である。また、各警報装置2が同じ周波数帯の警報音を使用している場合であっても、警報装置2を特定することが可能である。
また、警報レベルに応じて警報音の周波数や鳴動の周期を変更するタイプの警報装置が存在する。たとえば、軽度の警報と重度の警報で警報音を変化させる警報装置が存在する。本実施の形態の警報システムにおいては、受音する警報音の周波数や鳴動の周期を解析するのではなく、受音する警報音のタイミングによって警報装置を識別しているので、警報レベルに応じて警報音が変化するタイプの警報装置であっても、警報装置を特定することが可能である。
このように、本実施の形態によれば、管理ユニット1が出力したノーマルビーコン音に応答して各警報装置2がパターン音で応答する。そして、このパターン音には、警報装置2のセンサ種別や設置箇所情報、異常内容に関する情報が含まれる。したがって、管理ユニット1は、どのようなセンサが、どの場所で、どのような異常を検知したかを認識することが可能である。そして、このように管理ユニット1と複数の警報装置2がコミュニケーションを行うための仕組みを構築するためには、準備段階として、各警報装置に対する識別番号を設定するだけでよい。これにより、各警報装置2がノーマルビーコン音のカウント数と識別番号との対比を行い、コミュニケーションのタイミングが調整されるのである。
上述した実施の形態においては、管理ユニット1は、いずれかの警報装置2から発せられた警報音を受音した後に、ビーコン音を発するようにした。つまり、異常検知状態において、ビーコン音とパターン音のやりとりが行われる場合を説明した。変形例として、異常を検知していない状態において、ビーコン音とパターン音のやりとりを行うようにしてもよい。
たとえば、定期的に、管理ユニット1が動作確認コマンドを含めたビーコン音を発するのである。これに応答して、各警報装置2が動作状態を示す情報をパターン音に含めて発するようにしてもよい。これにより、管理ユニット1は、各警報装置2が正常に動作しているか否かを常時確認することが可能である。
また、リセットビーコン音にコマンドを含ませることにより、全ての警報装置2に対して一度にコマンドを送信するようにしてもよい。つまり、全ての警報装置2に対して共通に送信したいコマンドはリセットビーコン音に含め、各警報装置2に個別に適用させたいコマンドは、ノーマルビーコン音に含めるのである。
また、オペレータが管理ユニット1の操作部142を操作して、警報装置2のON/OFFを指定することにより、ビーコン音にON/OFF制御のコマンドを含めることが可能である。この場合、リセットビーコン音にONコマンドを含めれば、全ての警報装置2をON制御することが可能であり、リセットビーコン音にOFFコマンドを含めれば、全ての警報装置2をOFF制御することが可能である。また、ノーマルビーコン音にON/OFFコマンドを含めれば、個別に警報装置2のON/FF制御を行うことが可能である。
また、外部の端末から管理ユニット1に対して制御情報を送信し、この制御情報をビーコン音に含めて各警報装置2に出力することで、遠隔地から警報装置2を制御することが可能である。たとえば、警報装置2のON/OFF制御などを外部の端末から行うことが可能である。あるいは、警報音の音色を変更することや、音量を変更するなどの制御を行うことも可能である。
なお、ビーコン音およびパターン音に情報を含める方法は特に限定されない。たとえば、2つの周波数の音を用いて情報を表現するようにしてもよいし、音の鳴動周期や音のレベル調整により情報を表現するようにしてもよい。
警報システムの全体概略図である。 管理ユニットの機能ブロック図である。 警報装置の機能ブロック図である。 警報システムによる処理シーケンス図である。 パターン音、ビーコン音などに割り当てられる周波数帯を示す図である。
符号の説明
1 管理装置
2 警報装置
12 マイク
13 スピーカ
14 液晶タッチパネル
21 センサ部
22 マイク
23 スピーカ
RB リセットビーコン音
NB ノーマルビーコン音
PS パターン音

Claims (7)

  1. 警報音を発する複数の警報装置と、
    各警報装置からの警報音を受音可能な位置に設置された管理装置と、
    を備え、
    各警報装置は、
    監視領域内の異常を検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段が異常を検知した際に、警報音を発する手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    各警報装置に対応したビーコン音を順次所定の間隔をあけて発する手段、
    を備え、
    各警報装置は、さらに、
    自装置に対応したビーコン音を受音した場合、警報音の中に前記ビーコン音に応答するパターン音を含めて発する手段、
    を備えることを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1に記載の警報システムにおいて、
    前記管理装置は、いずれかの警報装置からの警報音を受音した後、前記ビーコン音を順次発することを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1に記載の警報システムにおいて、各警報装置には予め識別番号が付与されており、
    前記管理装置は、いずれかの警報装置からの警報音を受音した場合、最初にリセット音を発した後に順次各警報装置に対応した前記ビーコン音を発するものであり、
    各警報装置は、前記リセット音を受音した後、順次受音する前記ビーコン音の回数をカウントし、前記回数と前記識別番号とが一致した場合に、当該ビーコン音が自装置に対するビーコン音であると認識することを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の警報システムにおいて、
    前記パターン音には、異常種別を特定する情報が含まれることを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の警報システムにおいて、
    前記パターン音には、警報装置の設置箇所情報が含まれることを特徴とする警報システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の警報システムにおいて、
    前記ビーコン音には、各警報装置に対するコマンドが含まれており、各警報装置は、前記コマンドに対応した動作を実行することを特徴とする警報システム。
  7. 請求項6に記載の警報システムにおいて、
    前記コマンドには各警報装置の動作を確認するコマンドが含まれており、各警報装置は、前記パターン音を用いて動作状態を通知することを特徴とする警報システム。
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