JP2007034368A - 共同住宅用火災報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 住戸内、及び共同住宅内の居住者に確実に火災警報を報知する共同住宅用火災報知システムを提供すること。
【解決手段】 各住戸に設置され、感知器回線で接続された複数の火災感知器の発報を検出する住宅情報盤と、前記各住戸の住宅情報盤に接続され、前記火災感知器の発報を検出した前記各住戸の住宅情報盤から火災信号を受けたときには、所定の住宅情報盤に警報制御信号を送出して、火災警報を出力させる住棟受信機とを備えた共同住宅用火災報知システムにおいて、前記複数の火災感知器に火災警報メッセージを出力する報知手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共同住宅用火災報知システムに関する。
従来からマンションなどの共同住宅では、管理室などに管理室機を設置する一方、各住戸には住宅情報盤を設置して、これらを通話線及び通話・監視制御線を介して接続して、各住宅情報盤と、管理室機、管理室機に更に接続された集合玄関機とのインターホン通話を可能とするとともに、住宅情報盤に接続された火災感知器やガス漏れ検知器などの発報があった場合には、このことが管理室機に通知されるようにしている。
また、このような監視システム(インターホンシステム)は、管理室機による各住宅情報盤の集中監視が主目的であるため、火災の発生時などに共同住宅全体や近隣住戸に対して、自動的に火災報知を行い、避難誘導することが出来なかった。そのため、管理室などに、更に住棟受信機(火災受信機)を設置し、これと各住戸の住宅情報盤を、火災監視線及び警報制御線を介して接続した共同住宅用火災報知システムを設けて、火災監視線を介して住宅情報盤に接続された火災感知器などの発報を検出したときには、住棟受信機が、警報制御線を介して自動的に近隣住戸等の所定の住宅情報盤に火災の発生を通知することによって、共同住宅全体で統合的に警報監視を行い、居住者が迅速に避難できるようにしている。
この共同住宅用監視システムとして、監視システムと共同住宅用火災報知システムとを別体として備える場合には、インターホン通話を主体とした、管理室機と各住宅情報盤との配線(通話・監視制御線)と、火災監視・報知のための住棟受信機と各住宅情報盤との配線(火災監視線及び警報制御線)とが重複し、配線が複雑になり、施工が困難となるという問題がある。この問題を解消するため、共同住宅用警報監視複合盤として住棟受信機と管理室機の機能を一体化させ、かつ、インターホン通話を主体とした、管理室機と各住宅情報盤との配線と、火災監視・報知のための住棟受信機と各住宅情報盤との配線とを同一配線として、配線を簡略化した共同住宅用警報監視複合システムが提供されている。
住宅情報盤は、火災感知器が発報すれば、この住宅情報盤からアラームや音声メッセージなどで第1の火災警報を出力させる。この第1の火災警報は、火災感知器の作動を報知するもので、実火災の発生か否かの確認を促すものである。例えば、「火災感知器が作動しました。確認して下さい」というようなメッセージである。
続いて、第1の火災警報を出力したときから、所定時間(例えば5分)が経過すれば、住棟受信機に火災信号を出力する。そして、住棟受信機では火災信号を受信すると、予め報知先として設定された近隣住戸等の所定の住宅情報盤に対し、警報制御信号を送出する。
住棟受信機から警報制御信号を受けた近隣住戸等の所定の住宅情報盤では、この住宅情報盤及び住戸玄関に設けられたドアホン子器(戸外表示器)から第2の火災警報を出力させる。この第2の火災警報は、実火災の発生を報知するためのものであり、住戸人に避難、対処を求めるものである。例えば、「火事です。火事です。○○で火災が発生しました。安全を確認の上避難して下さい」という様なメッセージである。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−69589号公報
従来の共同住宅用警報監視複合システム(共同住宅用火災報知システム)は、火災感知器が発報すると、住戸内では住宅情報盤から、その他場所ではドアホン子器、住棟受信機などから火災警報が発せられる。しかし、住戸内において、住宅情報盤が設置された部屋から離れた部屋にいる居住者は、火災警報が聞こえずに逃げ遅れる場合があった。特に、高齢者などの耳の遠い居住者の場合、その傾向が顕著となる。なお、補助音響装置を住宅情報盤が設置された部屋とは別の部屋に設けて、住宅情報盤の制御によって、火災警報を出力させるように構成することもできるが、その場合は、それ専用の配線を配設する必要があるなど、システム構成が複雑となってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、住戸内、及び共同住宅内の居住者に確実に火災警報を報知する共同住宅用火災報知システムを提供することを目的とする。
この発明は、各住戸に設置され、感知器回線で接続された複数の火災感知器の発報を検出する住宅情報盤と、前記各住戸の住宅情報盤に接続され、前記火災感知器の発報を検出した前記各住戸の住宅情報盤から火災信号を受けたときには、所定の住宅情報盤に警報制御信号を送出して、火災警報を出力させる住棟受信機とを備えた共同住宅用火災報知システムにおいて、前記複数の火災感知器に火災警報メッセージを出力する報知手段を備えたことを特徴とする。
また、前記複数の火災感知器は、同一住戸に設けられた火災感知器の発報によって、前記火災警報メッセージを出力することを特徴とする。
また、前記複数の火災感知器は、警報制御信号を受信した住宅情報盤によって送出されるメッセージ出力信号を受けたときに、前記火災警報メッセージとは異なる火災警報メッセージを出力することを特徴とする。
また、前記感知器回線は2芯線であることを特徴とする。
本発明は、各住戸に設置され、感知器回線で接続された複数の火災感知器の発報を検出する住宅情報盤と、前記各住戸の住宅情報盤に接続され、前記火災感知器の発報を検出した前記各住戸の住宅情報盤から火災信号を受けたときには、所定の住宅情報盤に警報制御信号を送出して、火災警報を出力させる住棟受信機とを備えた共同住宅用火災報知システムにおいて、前記複数の火災感知器に火災警報メッセージを出力する報知手段を備えたので、火災感知器はそれ自身が火災を検出したときや、感知器回線で接続されたその他の火災感知器及び住宅情報盤から送出される各種信号(例えば、発報信号、火災警報メッセージを出力させるための信号としてのメッセージ出力信号)を受信することによって、火災警報メッセージを出力することができる。これによって、火災感知器が設置された住戸内の各部屋で火災警報メッセージが出力されるので、住宅情報盤が設置された部屋から離れた部屋にいる居住者にも確実に火災警報を報知することができ、適切な行動を促すことができる。また、火災感知器から火災警報メッセージが出力されるので、住宅情報盤が設置された部屋とは別の部屋に補助音響装置を設ける必要がなくなり、それ専用の配線を配設する必要をなくして、システム構成を簡素化することができる。
また本発明は、前記複数の火災感知器は、同一住戸に設けられた火災感知器の発報によって、火災警報メッセージを出力するので、火災感知器が設置された住戸内の各部屋で火災警報メッセージが出力され、住宅情報盤が設置された部屋から離れた部屋にいる居住者にも確実に火災警報を報知することができる。ここで、火災を検出した火災感知器は発報信号を感知器回線に送出するが、それ以外の火災感知器は、発報信号を受信した住宅情報盤から送出されるメッセージ出力信号を受信することによって、火災警報メッセージを出力する構成としてもよいし、発報信号をそのまま受信することによって、火災警報メッセージを出力する構成としてもよいし、つまり、同一住戸(同一の感知器回線)に設けられた火災感知器の発報によって、火災警報メッセージを出力できる構成であればよい。
また本発明は、前記複数の火災感知器は、警報制御信号を受信した住宅情報盤によって送出されるメッセージ出力信号を受けたときに、請求項2の火災警報メッセージとは異なる火災警報メッセージを出力するので、火災が発生した住戸の各部屋だけでなく、それ以外の所定の住戸の各部屋、例えば近隣住戸等の各部屋でも火災感知器によって請求項2の火災警報メッセージとは異なる火災警報メッセージが出力され、近隣住戸等においても、住宅情報盤が設置された部屋から離れた部屋にいる居住者にも確実に火災警報を報知することができ、適切な行動を促すことができる。
また本発明は、前記感知器回線は2芯線であるので、既設のシステムを本発明のシステムにリニューアルしたい場合に、本発明の住宅情報盤と火災感知器及び住棟受信機を交換して用いることによって、既設の感知器回線を利用して、火災感知器から火災警報メッセージを出力することができ、別途新たな配線を配設する必要がなくなり、リニューアルに容易に対応することができる。
以下、本発明を利用する実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明を利用する共同住宅用警報監視複合システムのシステム系統図、図2は図1に用いられる共同住宅用警報監視複合盤についてのブロック図、図3は図1に用いられる住宅情報盤についてのブロック図、図4は図1に用いられる火災感知器についてのブロック図である。
はじめに、この実施形態におけるシステム系統について、説明する。管理室などに設置された共同住宅用警報監視複合盤(以下、単に「複合盤」という)1は、各住戸に設置された住宅情報盤2を、多重伝送線Laと通話線Lbを介して接続している。各住宅情報盤2は、試験端子付ドアホン子器3を中継器とし、住戸内の各部屋に設置されて、報知手段(図4における音出力部S6)を有する複数の火災感知器Sを2芯の感知器回線Ldを介して並列に接続しており、火災感知器Sの発報信号を検出している。この住宅情報盤2は、火災感知器Sの発報信号又は複合盤1からの警報制御信号を受けたときには、感知器回線Ldを介して、メッセージ出力信号(後述する第1、第2又は第3の火災警報メッセージ出力信号)を出力して、火災感知器Sの報知手段から火災警報メッセージ(第1、第2又は第3の火災警報メッセージ)を出力させる。ドアホン子器3は、戸外試験器4を接続して、感知器回線Ldを通じて火災感知器Sが正常かどうかを試験する、戸外試験を可能としている。
この共同住宅用警報監視複合システムは、監視システムと共同住宅用火災報知システムを一体化しており、すなわち、複合盤1には、各住戸における火災等の異常監視制御と、共同玄関に設置された集合玄関機5から各住戸への呼出、通話制御を行う管理室機の機能と、火災等の異常の発生した住戸から火災信号等の警報信号を受けたときには、その住戸に隣接する住戸等の所定の住戸に設置された住宅情報盤2を通じて、火災警報等の異常警報を行うための住棟受信機(火災受信機)の機能とを、組み合わせている。
そして、通話線Lbでは、各住宅情報盤2と、複合盤1と、複合盤1に接続された集合玄関機5との通話信号が送受される一方、多重伝送線Laでは、多重伝送方式によって、インターホン通話のための制御信号、各住宅情報盤2からの異常信号や火災信号、複合盤1からの警報制御信号が、住宅情報盤2などの各端末器のアドレス等を付して送受される。つまり、多重伝送線Laは、通話・監視制御線、火災監視線及び警報制御線を1つの同一線としたものである。
感知器回線Ldでは、火災感知器Sからの発報信号、火災感知器Sの報知手段から火災警報メッセージを出力させるための信号として、住宅情報盤2からのメッセージ出力信号等が送受される。
つぎに、複合盤1、住宅情報盤2、火災感知器Sについて詳細に説明する。まず、複合盤1は、図2の通りであり、CPU等で構成され各部を制御する信号処理部10と、多重伝送線Laを介して各住宅情報盤2或いは集合玄関機5との伝送制御を行うための多重伝送部11と、各住宅情報盤2或いは集合玄関機5との間で、ハンドセットH1による通話線Lbを介した通話を制御するための通話部12と、各種スイッチ、ボタン等で構成された操作部13と、各住宅情報盤2に対応した表示窓や、液晶画面、各種表示ランプなどで表示手段を構成する表示部14と、各住宅情報盤2の状態などを記憶する記憶部15と、火災信号を受信したこと等を印字出力する印字出力部16と、スピーカSP1から警報音を、アラームや音声メッセージなどで出力する音出力部17とを備える。
住宅情報盤2は、図3の通りであり、CPU等で構成され各部を制御する信号処理部20と、多重伝送線Laを介して複合盤1との伝送制御を行うための多重伝送部21と、複合盤1との間で行う、ハンドセットH2による通話線Lbを介した通話を制御するための通話部22と、火災確定スイッチ23aと警報音停止/復旧スイッチ23bを少なくとも備えた操作部23と、火災感知器Sが発報したことや火災が確定したこと等を表示する表示部24と、自己のアドレスなどを記憶した記憶部25と、火災感知器Sの発報を検出する発報検出部、及び火災感知器Sの報知手段から火災警報メッセージを出力させるための信号、例えば火災警報メッセージ出力信号の出力部としての送受信部26と、スピーカSP2からの警報音を、アラームや音声メッセージなどで出力する音出力部27とを備える。
火災感知器Sは、図4の通りであり、自己のアドレスなどを記憶した記憶部を有し、CPU等で構成され各部を制御する制御回路S0と、定電圧回路S1と、 火災検出回路S2と、火災検出回路S2が火災を検出すると発報信号を出力する送信回路S3と、音出力部S6から火災警報メッセージを出力させるための信号、例えば火災警報メッセージ出力信号を受信する受信回路S4と、火災検出回路S2が火災を検出すると点灯する確認灯回路S5と、スピーカSP3からの警報音を、アラームや音声メッセージなどで出力して報知手段を構成する音出力部S6とを備え、これらは感知器回線Ldに接続されている。なお、火災感知器Sは、音出力部S6の音圧を高く設定することによって、補助音響装置として用いることもできる。
つぎに、この実施形態における火災監視警報処理の動作について、例えば、601号室のリビングで火災が発生した場合について説明する。
601号室のリビングにおいて、火災感知器Sの制御回路S0は、火災検出回路S2によって、火災が検出されたときには、発報信号を送信回路S3によって感知器回線Ldに送出すると共に、音出力部S6によりスピーカSP3から、例えば、「火災感知器が作動しました。確認して下さい。」といった第1の火災警報メッセージを出力する。この第1の火災警報メッセージは、従来例の第1の火災警報メッセージと同様であり、火災感知器の作動を報知するもので、実火災の発生か否かの確認を促すものである。また、確認灯回路S5を点灯する。
601号室の住宅情報盤2の信号処理部20は、送受信部26において、火災感知器Sからの発報信号を受信したときには、第1の火災警報メッセージ出力信号を送受信部26によって感知器回線Ldに送出すると共に、音出力部27によりスピーカSP2から、前記第1の火災警報メッセージを出力する。
601号室の全ての火災感知器Sにおいては、受信回路S4において、住宅情報盤2より送出された第1の火災警報メッセージ出力信号を受信するので、制御回路S0は、音出力部S6によりスピーカSP3から、前記第1の火災警報メッセージを出力する。これによって、601号室の全ての火災感知器Sから前記第1の火災警報メッセージが出力されることになり、つまり、火災感知器Sが設置された住戸内の各部屋で前記第1の火災警報メッセージが出力されることになり、火災が発生した住戸内の居住者に確実に第1の火災警報を報知することができる。
なお、ここで、601号室の住宅情報盤2の信号処理部20は、火災感知器Sからの発報信号を受信したときに、所定時間内に警報音停止/復旧スイッチ23bが操作されれば、第1の火災警報メッセージ出力信号を感知器回線Ldに送出せず、代わりに復旧信号を送出して火災感知器Sを復旧させるようにすることもできる。そうすれば、最初に第1の火災警報メッセージが出力されたリビングにいる居住者が、その発報がタバコの煙などによる誤報であったときに、警報音停止/復旧スイッチ23bを操作することによって、住戸内の他の部屋から、第1の火災警報メッセージを出力させないようにできるので、他の部屋にいる居住者に余計な混乱や、夜中等で就寝中などの場合に迷惑をかけずに済む。
つぎに、601号室の居住者は、このメッセージ(前記第1の火災警報メッセージ)に従って、火災感知器Sの設置場所を確認した結果、火災が発生していれば、火災確定スイッチ23aを操作する。すると、601号室の住宅情報盤2の信号処理部20は、火災信号を多重伝送部21によって多重伝送線Laに、また、第2の火災警報メッセージ出力信号を送受信部26によって感知器回線Ldに送出すると共に、音出力部27によりスピーカSP2から、例えば、「火事です。火事です。火災が発生しました。安全を確認の上避難して下さい。」といった第2の火災警報メッセージを出力する。また、この住戸玄関のドアホン子器3から前記第2の火災警報メッセージを出力させる。この第2の火災警報メッセージは、火災発生住戸に実火災の発生を報知するためのものであり、住戸人に避難、対処を求めるものである。
なお、居住者が外出中などであって、火災感知器Sの発報を検出してから所定時間内に火災確定スイッチ23aが操作されなかったときも同様である。また、居住者が現場を確認し、その発報がタバコの煙などによる誤報であったときに、所定時間内に警報音停止/復旧スイッチ23bが操作されれば、住宅情報盤2は火災信号、第2の火災警報メッセージ出力信号等は送出せず、代わりに復旧信号を送出して火災感知器Sを復旧させる。
601号室の全ての火災感知器Sにおいては、受信回路S4において、住宅情報盤2より送出された第2の火災警報メッセージ出力信号を受信するので、制御回路S0は、音出力部S6によりスピーカSP3から、前記第2の火災警報メッセージを出力する。これによって、601号室の全ての火災感知器Sから前記第2の火災警報メッセージが出力されることになり、つまり、火災感知器Sが設置された住戸内の各部屋で前記第2の火災警報メッセージが出力されることになり、火災が発生した住戸内の居住者に確実に第2の火災警報を報知することができる。
複合盤1の信号処理部10は、通常、多重伝送部11によるポーリング動作で、各住戸の住宅情報盤2に断線などの異常がないかを監視しているが、住宅情報盤2のいずれかから、アドレスを付加した火災信号を受けたときは、アドレスを基にして、出火階や直上階などの近接する住戸の住宅情報盤2等、予め対応させて登録している所定の住宅情報盤2に対して、警報制御信号を多重伝送部11によって多重伝送線Laに送出すると共に、音出力部17によりスピーカSP1から、「○○号室で火災が発生しました」といった音声メッセージを出力する。
601号室に近接する住戸等、所定住戸の住宅情報盤2の信号処理部20は、多重伝送部21において、自己アドレス宛の警報制御信号を受信したときには、第3の火災警報メッセージ出力信号を送受信部26によって感知器回線Ldに送出すると共に、音出力部27によりスピーカSP2から、例えば、「火事です。火事です。○○号室(近隣住戸)で火災が発生しました。安全を確認の上避難して下さい」といった第3の火災警報メッセージを出力する。この第3の火災警報メッセージは、従来例の第2の火災警報メッセージと同様であり、近隣住戸での実火災の発生を報知するためのものであり、住戸人に避難、対処を求めるものである。
601号室に近接する住戸等の全ての火災感知器Sにおいては、受信回路S4において、住宅情報盤2より送出された第3の火災警報メッセージ出力信号を受信するので、制御回路S0は、音出力部S6によりスピーカSP3から、前記第3の火災警報メッセージを出力する。これによって、出火階や直上階などの近接する住戸等、所定の住戸における全ての火災感知器Sから前記第3の火災警報メッセージが出力されることになり、つまり、火災感知器Sが設置された住戸内の各部屋で前記第3の火災警報メッセージが出力されることになり、出火階や直上階などの近接する住戸等、所定の住戸内の居住者に確実に第3の火災警報を報知することができる。
以上のように、共同住宅用警報監視複合システムにおいては、いずれかの火災感知器Sが発報すれば、この火災感知器Sの報知手段から第1の火災警報メッセージが出力される。また、この火災感知器Sからこの住戸の住宅情報盤2に、感知器回線Ldを介して発報信号が送出され、これを受けた住宅情報盤2によって、この住宅情報盤2から第1の火災警報メッセージを出力させると共に、この住戸の火災感知器Sに、感知器回線Ldを介して第1の火災警報メッセージ出力信号を出力する。すると、感知器回線Ldに接続された全ての火災感知器Sの報知手段から第1の火災警報メッセージが出力されることになるので、火災が発生した住戸内の居住者に確実に火災警報を報知することができる。
また、住宅情報盤2は、火災感知器Sの発報を検出したときから所定時間を経過したとき、又はその後の所定の火災確定操作によって、この住宅情報盤2から複合盤1に、多重伝送線Laを介して火災信号が送出され、これを受けた複合盤1から、火災信号を送出した住戸に近接する住戸等の所定の住戸に、多重伝送線Laを介して警報制御信号を送出する。すると、近隣住戸等の住宅情報盤2では、この住宅情報盤2から第3の火災警報メッセージを出力させると共に、この住戸の火災感知器Sに、感知器回線Ldを介して第3の火災警報メッセージ出力信号を出力する。すると、感知器回線Ldに接続された全ての火災感知器Sの報知手段から第3の火災警報メッセージが出力されることになるので、火災発生住戸に近接する住戸内などの居住者に確実に火災警報を報知することができる。
一方、複合盤1から、多重伝送線Laを介して、住戸を指定した呼出信号が送出され、これを受けた住宅情報盤2が応答すれば、通話線Lbを介して、双方のインターホン通話が可能になる。
前記実施の形態においては、詳細に説明しなかったが、複合盤1、住宅情報盤2及び火災感知器Sには、例えば、信号処理部10、20及び制御部S0などに、それぞれ音声メッセージが登録された音声合成部が設けられて、火災信号、警報制御信号、火災警報メッセージ出力信号等の受信した各種信号に応じて、それぞれに対応した音声メッセージを出力させるようにしていた。
しかしながら、火災感知器S又は住宅情報盤2に音声合成部を設けなくても、それらから第1、第2又は第3の火災警報メッセージを出力させる構成とすることもできる。この構成によって追加される部材は、図1〜図4に破線で示した。以下に、その構成について説明する。
まず、例えば、住宅情報盤2に音声合成部を設けることなく、住宅情報盤2から第3の火災警報メッセージを出力させる構成としては、複合盤1と所定単位毎の住宅情報盤2を複数の第1の音声信号線Lcを介して接続する方法(図1)がある。この場合、複合盤1は、音出力部17に複数の第1の音声信号線Lcを接続して(図2)、火災信号を受けたときには、火災信号を出力した住宅情報盤2に予め対応させて登録されている所定の第1の音声信号線Lcを通じて第3の火災警報メッセージの音声信号を出力し、また、住宅情報盤2は、第1の音声信号線Lcを接続した音入力部28を設けて(図3)、第3の火災警報メッセージの音声信号を入力して、スピーカSP2から前記第3の火災警報メッセージをそのまま出力することができる。このように、警報制御線としての音声警報線Lcを設けて、多重伝送線Laは通話・監視制御線、火災監視線としての別線として用いるようにすることもできる。
同様に、火災感知器Sに音声合成部を設けることなく、火災感知器Sから第1、第2又は第3の火災警報メッセージを出力させる構成としては、住宅情報盤2と複数の火災感知器Sを第2の音声信号線Le(図3、図4)を介して接続する方法がある。この場合、住宅情報盤2は、音出力部27に第2の音声信号線Leを接続して(図3)、第1、第2又は第3の火災警報メッセージの音声信号を出力し、また、火災感知器Sは、第2の音声信号線Leを接続した音入力部S7を設けて(図4)、第1、第2又は第3の火災警報メッセージの音声信号を入力して、スピーカSP3からこれら火災警報メッセージをそのまま出力することができる。
なお、第2の音声信号線Leを設けることなく、住宅情報盤2と火災感知器Sを2芯の感知器回線Ldのみで接続した構成では、既設のシステムにおいて、本実施の形態の住宅情報盤2と火災感知器S及び複合盤1を交換して用いることによって、既設の感知器回線を利用して、火災感知器Sから火災警報メッセージを出力することができ、別途新たな配線を配設する必要がなくなり、リニューアルに容易に対応することができる。
前記実施の形態において、火災感知器Sは、同一の感知器回線Ldに接続された火災感知器Sの発報信号を受信回路S4でそのまま受信するようにして、これにより、第1の火災警報メッセージの音声信号を出力するように構成してもよい。
前記実施の形態において、火災感知器Sに火災警報メッセージの出力の有無を設定する設定手段を設けたり、また、住宅情報盤2に各火災感知器Sからの火災警報メッセージの出力の有無を設定する設定手段を設けたりして、きめ細やかなメッセージ出力形態をとれるようにしてもよい。
前記実施の形態において、第1の火災警報メッセージとしては、「火災感知器が作動しました。確認して下さい。」というようなものであったが、例えば、「○○部屋で火災感知器が作動しました。確認して下さい。」というように、火災感知器が発報した部屋を特定してメッセージ出力して、居住者による火災発生の確認作業が容易となるようにしてもよい。この場合、発報した火災感知器Sは、自身のアドレスを付与した発報信号を出力し、それを入力した住宅情報盤2は、発報した火災感知器Sに対応する第1の火災警報メッセージ出力信号を出力する。そして、火災感知器Sには、発報した火災感知器Sに対応して部屋名称を特定した第1の火災警報メッセージを出力可能な音声合成部を設けて、前記の第1の火災警報メッセージを入力したときに、それに対応した部屋名称を特定した第1の火災警報メッセージを出力すればよい。
本発明を利用する共同住宅用警報監視複合システムのシステム系統図である。 図1に用いられる共同住宅用警報監視複合盤についてのブロック図である。 図1に用いられる住宅情報盤についてのブロック図である。 図1に用いられる火災感知器についてのブロック図である。
符号の説明
1 共同住宅用警報監視複合盤、2 住宅情報盤、3 ドアホン子器、4 戸外試験器、5 集合玄関機、10 信号処理部、11 多重伝送部、12 通話部、13 操作部、14 表示部、15 記憶部、16 印字出力部、17 音出力部、20 信号処理部、21 多重伝送部、22 通話部、23 操作部、23a 火災確定スイッチ、23b 警報音停止/復旧スイッチ、24 表示部、25 記憶部、26 送受信部、27 音出力部、28 音入力部、S 火災感知器、S0 制御回路、S1 定電圧回路、S2 火災検出回路、S3 送信回路、S4 受信回路、S5 確認灯回路、S6 音出力部(報知手段)、S7 音入力部、La 多重伝送線、Lb 通話線、Lc 第1の音声信号線、Ld 感知器回線、Le 第2の音声信号線、H1 ハンドセット、H2 ハンドセット、SP1 スピーカ、SP2 スピーカ、SP3 スピーカ。

Claims (4)

  1. 各住戸に設置され、感知器回線で接続された複数の火災感知器の発報を検出する住宅情報盤と、前記各住戸の住宅情報盤に接続され、前記火災感知器の発報を検出した前記各住戸の住宅情報盤から火災信号を受けたときには、所定の住宅情報盤に警報制御信号を送出して、火災警報を出力させる住棟受信機とを備えた共同住宅用火災報知システムにおいて、
    前記複数の火災感知器に火災警報メッセージを出力する報知手段を備えたことを特徴とする共同住宅用火災報知システム。
  2. 前記複数の火災感知器は、同一住戸に設けられた火災感知器の発報によって、前記火災警報メッセージを出力することを特徴とする請求項1記載の共同住宅用火災報知システム。
  3. 前記複数の火災感知器は、警報制御信号を受信した住宅情報盤によって送出されるメッセージ出力信号を受けたときに、前記火災警報メッセージとは異なる火災警報メッセージを出力することを特徴とする請求項2記載の共同住宅用火災報知システム。
  4. 前記感知器回線は2芯線であることを特徴とする請求項1〜3記載の共同住宅用火災報知システム。
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