JP2006293993A - セキュリティシステム、異常検出システムおよびその監視方法 - Google Patents

セキュリティシステム、異常検出システムおよびその監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 監視効果の低下を抑制することが可能なセキュリティシステム、異常検出システムおよびその監視方法を提供する。
【解決手段】 位置情報取得部2cはタイマー2bが所定時間をカウントするごとに位置情報を取得し、位置情報が取得されると、通信部2fは、その取得された位置情報を管理装置3に送信する。制御部3cは、通報装置2の現在位置を示す位置情報が、通報装置情報/位置情報DB3aに格納された、通報装置2が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セキュリティシステム、異常検出システムおよびその監視方法に関する。
従来、不法な侵入者を検知するセキュリティシステムが知られている。
例えば、特許文献1(特開2002−170174号公報)には、管理用のサーバ手段と、監視位置に設置されたカメラ装置と、そのカメラ装置の出力をインターネット回線を介してサーバ手段に送信する通信手段とを含むセキュリティシステムが記載されている。
特開2002−170174号公報
しかしながら上記セキュリティシステムにおいて、侵入などを目的とした第三者により前記通信手段が他の場所に移動させられると、セキュリティシステムは不法な侵入者を検知できなくなる。また、前記通信手段が盗まれて実際には侵入があったにもかかわらず警報を通知しないように第三者に都合の良いように改造されて再設置されたり、他所で入手され本来の通信手段と同等に複製された偽の通信手段を他所に設置することで、本来の通信手段が機能を停止させられて異常が生じたとしても、セキュリティシステム上は偽の通信手段が認識され異常が無いと判断されてしまっていた。
本発明の目的は、通信手段の不正な移動や設置による監視効果の低下を抑制することが可能なセキュリティシステム、異常検出システムおよびその監視方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のセキュリティシステムは、検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムであって、前記通報装置は、前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部にて取得された位置情報を送信する通報側通信部と、を含み、前記管理装置は、前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、前記通報側通信部から送信された位置情報を受信する管理側通信部と、前記管理側通信部にて受信された位置情報が前記格納部に格納された設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号を出力する出力部と、を含む。
また、本発明の監視方法は、検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信しかつ前記通報装置の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を有する管理装置と、を含むセキュリティシステムが行う監視方法であって、前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記通報装置が前記位置情報を送信する送信ステップと、前記管理装置が前記位置情報を受信する受信ステップと、前記受信された位置情報と前記設置位置情報とが異なる場合に、前記管理装置が異常通知信号を出力する出力ステップとを含む。
上記の発明によれば、通報装置の現在位置を示す位置情報が、通報装置が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、管理装置が設置位置情報を格納しているため、管理装置が通報装置の設置位置を管理することが可能になる。
前記位置情報は、所定時間が経過するごとに送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、通報装置は、所定時間が経過するごとに位置情報を送信するので、位置情報を常時送信する場合に比べて、通報装置の負担を少なくすることが可能になる。
前記位置情報は、前記通報装置が前記所定時間をカウントするごとに取得され、前記位置情報が取得されると、その取得された位置情報が送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、通報装置が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、管理装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、管理装置の負担を少なくすることが可能になる。
前記管理装置が、前記所定時間が経過するごとに位置情報要求を送信し、前記位置情報は、前記位置情報要求が受信されると取得され、前記位置情報が取得されると、その取得された位置情報が送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、管理装置が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、通報装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、通報装置の負担を少なくすることが可能になる。
本発明のセキュリティシステムは、検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムであって、前記通報装置は、前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部にて取得された位置情報と前記格納部に格納された設置位置情報とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果を送信する通報側通信部と、を含み、前記管理装置は、前記通報側通信部から送信された比較結果を受信する管理側通信部と、前記管理側通信部にて受信された比較結果が、前記位置情報が前記設置位置情報と異なる旨を示す場合に、異常通知信号を出力する出力部とを含む。
また、本発明の監視方法は、検出部と、前記検出部の検出結果を送信しかつ自己の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を有する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムが行う監視方法であって、前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記通報装置が前記位置情報と前記設置位置情報とを比較する比較ステップと、前記通報装置が前記比較ステップでの比較結果を送信する送信ステップと、前記管理装置が前記比較結果を受信する受信ステップと、前記比較結果が前記位置情報と前記設置位置情報とが異なる旨を示す場合に、前記管理装置が異常通知信号を出力する出力ステップと、を含む。
上記の発明によれば、通報装置の現在位置を示す位置情報が、通報装置が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、通報装置が設置位置情報を格納しているため、管理装置が設置位置情報を格納する必要がなくなる。このため、管理装置は、設置位置情報を格納するための構成を不要にでき、管理装置の構成の簡略化が図れる。
前記比較結果は、所定時間が経過するごとに送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、比較結果が常時送信される場合に比べて、通報装置の負担を少なくすることが可能になる。
前記位置情報は、前記通報装置が所定時間をカウントするごとに取得され、前記位置情報が取得されると、その取得された位置情報と前記設置位置情報とが比較され、前記位置情報と前記設置位置情報とが比較されると、その比較結果が送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、通報装置が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、管理装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、管理装置の負担を少なくすることが可能になる。
前記管理装置は、所定時間が経過するごとに比較結果要求を送信し、前記位置情報は、前記比較結果要求が受信されると取得され、前記位置情報が取得されると、その取得された位置情報と前記設置位置情報とが比較され、前記位置情報と前記設置位置情報とが比較されると、その比較結果が送信されることが望ましい。
上記の発明によれば、管理装置が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、通報装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、通報装置の負担を少なくすることが可能になる。
本発明の異常検出システムは、検出部と、前記検出部の検出結果を通信回線を介して管理装置に送信する通報装置と、を含む異常検出システムであって、前記通報装置は、前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部にて取得された位置情報が前記格納部に格納された設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号を出力する出力部と、を含む。
また、本発明の監視方法は、検出部と、前記検出部の検出結果を通信回線を介して管理装置に送信しかつ自己の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を含む通報装置と、を含む異常検出システムが行う監視方法であって、前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記位置情報が前記設置位置情報と異なる場合に、前記通報装置が異常通知信号を出力する出力ステップとを含む。
上記の発明によれば、通報装置の現在位置を示す位置情報が、通報装置が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
本発明によれば、通報装置の現在位置を示す位置情報が、通報装置が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置の不正な移動や設置による監視効果の低下を抑制することが可能になる。
次に、本発明の一実施例のセキュリティシステムを、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。なお、本セキュリティシステムは、例えば、ホームセキュリティシステムとして用いられる。
図1において、セキュリティシステムは、センサ1と、通報装置2と、管理装置3とを含む。センサ1は、センサ1aないし1dを含む。通報装置2は、状態送信間隔記憶部2aと、タイマー2bと、位置情報取得部2cと、アンテナ2dと、制御部2eと、通信部2fと、警報部2gとを含む。管理装置3は、通報装置情報/位置情報データベース(DB)3aと、通信部3bと、制御部3cと、警報部3dと、状態送信間隔割り当てテーブル3eとを含む。
センサ1は、検出部の一例であり、侵入者を検出する。
本実施例では、センサ1は、複数のセンサ1aないし1dを含む。センサ1aないし1dは、例えば、赤外線センサであり、管理領域に侵入者がいるか否かを検出するために、それぞれ別の場所に設置される。なお、センサ1aないし1dのそれぞれは、赤外線センサに限らず検出する対象、例えば火災センサやガス漏れセンサなどに適宜変更も可能である。
通報装置2(具体的には、制御部2e)は、センサ1の検出結果(例えば、侵入者が存在する旨の検出結果)を受け付ける。また、通報装置2(具体的には、通信部2f)は、その受け付けたセンサ1の検出結果をIP網(通信回線)4を介して管理装置3に送信する。
また、通報装置2は、通報装置2の現在位置を示す位置情報を取得し、その取得された位置情報をIP網4を介して管理装置3に送信する。
状態送信間隔記憶部2aは、所定時間(送信間隔)を示すタイマー値を格納する。このタイマー値は、例えば、管理装置3にて外部より設定される。
タイマー2bは、状態送信間隔記憶部2aに格納されたタイマー値をカウントする。
位置情報取得部2cは、アンテナ2dを介して、通報装置2の現在位置を示す位置情報を取得する。
例えば、位置情報取得部2cは、アンテナ2dを介して、GPS衛星(不図示)から送信された情報、またはPHS基地局(不図示)から送信された情報を受信し、その受信された情報に基づいて位置情報を取得する。
本実施例では、位置情報取得部2cは、タイマー2bが所定時間をカウントするたびに位置情報を取得する。換言すると、位置情報取得部2cは、間欠的に位置情報を取得する。
位置情報取得部2cは、その取得された位置情報を制御部2eに出力する。
制御部2eは、例えば、CPU等のコンピュータである。制御部2eは、通報装置2の固有のID(識別情報)を格納している。
制御部2eは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報を管理装置3に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
具体的には、制御部2eは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その位置情報に通報装置2のIDを付す。制御部2eは、通報装置2のIDが付された位置情報を通信部2fに出力して、通報装置2のIDが付された位置情報を管理装置3に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
通信部2fは、IP網4と接続されている。通信部2fは、IP網4を介して、管理装置3(具体的には、通信部3b)と通信する。
警報部2gは、例えば、音による警報、音声による警報、または、光による警報を発する。
管理装置3(具体的には、通信部3b)は、通報装置2から送信されたセンサ1の検出結果を受信する。管理装置3(具体的には、制御部3c)は、そのセンサ1の検出結果に基づいて侵入者を検出する。
通報装置情報/位置情報DB3aは、通報装置2が設置された位置を示す設置位置情報を格納する。本実施例では、通報装置情報/位置情報DB3aは、設置位置情報を通報装置2のIDと関連づけて格納する。
また、通報装置情報/位置情報DB3aは、管理装置3が管理可能な通報装置を識別するための通報装置のID(以下「管理許容ID」と称する。)も格納する。
上記設置位置情報と管理許容IDは、各々関連付けられて格納される。例えば1つのIDは、そのIDを有する通報装置が設置された場所の設置位置情報と関連付けられて格納される。
また、通報装置情報/位置情報DB3aは、管理装置3の管理下におかれている通報装置のIDを管理下IDとして格納する。
通信部3bは、通報装置2から送信された位置情報を受信する。具体的には、通信部3bは、通報装置2から送信された位置情報および通報装置2のIDを受信する。通信部3bは、その受信された位置情報および通報装置2のIDを制御部3cに出力する。
制御部3cは、例えば、CPU等のコンピュータであり、また、出力部の一例である。
制御部3cは、通信部3bから位置情報を受け付けると、その位置情報と通報装置情報/位置情報DB3aに格納された設置位置情報とを比較する。制御部3cは、同じIDにおいて送られてきた位置情報と格納している設置位置情報とが異なる場合に、警報部3dに異常通知信号を出力する。
警報部3dは、異常通知信号を受け付けると、警報を発する。管理装置3の使用者(例えば、警備員)は、警報部3dの警報を聞いて、異常処理を行う。
また、例えば、制御部3cは、送られてきた位置情報と格納している設置位置情報とが異なる場合に、通信部3bに異常通知信号を出力する。通信部3bは、異常通知信号を受け付けると、位置情報が異なると判断されたIDを有する通報装置2(具体的には、通信部2f)に異常通知を送信する。
通信部2fは、異常通知を受け付けると、その異常通知を制御部2eに出力する。制御部2eは、異常通知を受け付けると、警報部2gを動作させる。制御部2eは、異常通知を受け付けた場合、通報装置2の動作を再起動不可能な状態に強制的に停止させ、以後の不正使用を防止してもよい。なお、上記再起動不可能な状態は所定の暗証番号の入力などの第三者に成し得ない方法で復帰可能に構成することも可能である。
状態送信間隔割り当てテーブル3eは、通報装置2の状態送信間隔記憶部2aに設定されるタイマー値を格納する。このタイマー値は通信装置2固有のIDと関連付けられて格納されることも可能であり、複数の通信装置2から管理装置3に情報が送られてくる際に、各々の送信タイミングが重ならないように調整可能である。
次に、動作を説明する。
図2は、図1に示したセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図2(a)は、通報装置2が管理装置3の管理下におかれる際の動作を説明するためのフローチャートであり、図2(b)は、通常運用時の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図2(a)を参照して、通報装置2が管理装置3の管理下におかれる際の動作を説明する。
管理装置3がステップ201にて受信待ち状態になっているときに、通報装置2に電源が投入されると、通報装置2は、ステップ202を実行する。
ステップ202では、制御部2eは、位置情報取得部2cに位置情報を取得させる。位置情報取得部2cは、位置情報を取得すると、その位置情報を制御部2eに出力する。制御部2eは、位置情報を受け付けると、ステップ203を実行する。
ステップ203では、制御部2eは、その受け付けられた位置情報を通報装置2のID(以下、単に「ID」と称する。)とともに管理装置3に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。通信部2fが位置情報をIDとともに送信すると、管理装置3の通信部3bは、ステップ204を実行する。
ステップ204では、通信部3bが位置情報とIDとを受信する。通信部3bは、その受信された位置情報およびIDを、制御部3cに出力する。制御部3cは、位置情報およびIDを受け付けると、ステップ205を実行する。
ステップ205では、制御部3cは、通報装置2を検証する。
具体的には、制御部3cは、ステップ204で受け付けられたIDが管理許容IDとして通報装置情報/位置情報DB3aに格納されているか否かを判断する。
制御部3cは、ステップ204で受け付けられたIDが管理許容IDとして通報装置情報/位置情報DB3aに格納されていると、管理装置3はそのIDにて識別される通報装置2を管理可能である(検証OK)と判断する。
一方、制御部3cは、ステップ204で受け付けられたIDが管理許容IDとして通報装置情報/位置情報DB3aに格納されていないと、管理装置3はそのIDにて識別される通報装置2を管理不能(検証NG)と判断する。
制御部3cは、ステップ205が終了すると、ステップ206を実行する。
ステップ206では、制御部3cは、ステップ205での検証結果が検証OKの場合にはステップ207を実行し、ステップ205での検証結果が検証NGの場合にはステップ208を実行する。
ステップ207では、制御部3cは、登録了承通知と状態送信間隔通知とを通報装置2に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。なお、状態送信間隔通知は、制御部3cが状態送信間隔割り当てテーブル3eから読み取ったタイマー値を示す。
ステップ207が終了すると、制御部3cはステップ209を実行し、通報装置2はステップ210を実行する。
ステップ209では、制御部3cは、ステップ204で受け付けたIDを、管理下IDとして通報装置情報/位置情報DB3aに追加登録する。制御部3cは、その後、通常運用処理を行う。
ステップ210では、通報装置2の通信部2fは、管理装置3から送信された通知を受信する。通信部2fは、その受信された通知を制御部2eに出力する。制御部2eは、通信部2fから通知を受け付けると、ステップ211を実行する。
ステップ211では、制御部2eは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知か登録不可通知かを判断する。
制御部2eは、通信部2fから受け付けた通知に登録了承通知が含まれている場合、ステップ212を実行し、通信部2fから受け付けた通知に登録不可通知が含まれている場合、動作を終了する。
ステップ212では、制御部2eは、通信部2fから受け付けた通知に含まれている状態送信間隔通知が示すタイマー値を、状態送信間隔記憶部2aに保存する。制御部2eは、その後、通常運用処理を行う。
一方、ステップ208では、制御部3cは、登録不可通知を通報装置2に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。ステップ208が終了すると、制御部3cは動作を終了し、通報装置2はステップ210を実行する。
次に、図2(b)を参照して、通常運用動作を説明する。
通常運用処理になると、管理装置3はステップ213を実行し、通報装置2はステップ214を実行する。
ステップ213では、管理装置3は受信待ち状態になる。
ステップ214では、制御部2eは、位置情報取得部2cに位置情報を取得させる。位置情報取得部2cは、位置情報を取得すると、その位置情報を制御部2eに出力する。制御部2eは、位置情報を受け付けると、ステップ215を実行する。
ステップ215では、制御部2eは、その受け付けられた位置情報をIDとともに管理装置3に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
通信部2fが位置情報をIDとともに送信すると、管理装置3の通信部3bは、ステップ216を実行する。
ステップ216では、通信部3bは、位置情報とIDとを受信する。通信部3bは、その受信された位置情報およびIDを、制御部3cに出力する。制御部3cは、位置情報とIDとを受け付けると、ステップ217を実行する。
ステップ217では、制御部3cは、通報装置2の位置情報を検証する。
具体的には、制御部3cは、ステップ216で受け付けられたIDと関連づけられて通報装置情報/位置情報DB3aに格納されている設置位置情報を読み出す。
制御部3cは、その読み出された設置位置情報と、ステップ216で受け付けられた位置情報とを比較する。
位置情報が設置位置情報と一致している場合、制御部3cは、通報装置2が動かされていないと判断して検証OKと認定する。一方、位置情報が設置位置情報と異なる場合、制御部3cは、通報装置2が動かされたと判断して検証NGと認定する。
制御部3cは、ステップ217が終了すると、ステップ218を実行する。
ステップ218では、制御部3cは、ステップ217での検証結果が検証OKか否か判断する。
制御部3cは、ステップ217での検証結果が検証OKの場合にはステップ219を実行し、ステップ217での検証結果が検証NGの場合にはステップ220を実行する。
ステップ219では、制御部3cは、了承通知を通報装置2に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。ステップ219が終了すると、制御部3cはステップ213を実行し、通報装置2はステップ221を実行する。
ステップ221では、通報装置2の通信部2fは、管理装置3から送信された通知を受信する。通信部2fは、その受信された通知を制御部2eに出力する。制御部2eは、通信部2fから通知を受け付けると、ステップ222を実行する。
ステップ222では、制御部2eは、通信部2fから受け付けた通知が了承通知であるか否か判断する。
制御部2eは、通信部2fから受け付けた通知が了承通知である場合、ステップ223を実行し、通信部2fから受け付けた通知が了承通知でない場合、ステップ224を実行する。
ステップ223では、制御部2eは、状態送信間隔記憶部2aからタイマー値を読み出し、その読み出されたタイマー値をタイマー2bにセットする。制御部2eは、ステップ223が終了すると、ステップ225を実行する。
ステップ225では、制御部2eは、タイマー2bがタイマー値をカウントしたか否か判断する。
制御部2eは、タイマー2bがタイマー値をカウントした場合、ステップ214を実行し、タイマー2bがタイマー値をカウントしていない場合、ステップ226を実行する。
ステップ226では、制御部2eは、タイマー2bの値を「1」だけカウントダウンする。制御部2eは、ステップ226が終了すると、ステップ225を実行する。
このため、タイマー2bがタイマー値(所定時間)をカウントするたびに、位置情報取得部2cは位置情報を取得し、その取得された位置情報は、通信部2fによって管理装置3に送信される。
一方、ステップ220では、制御部3cは、異常通知信号を通信部3bに出力して、異常通知を通報装置2に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。ステップ220が終了すると、制御部3cはステップ227を実行し、通報装置2はステップ221を実行する。
ステップ227では、制御部3cは、異常通知信号を警報部3dに出力する。警報部3dは、異常通知信号を受け付けると、警報を発する。管理装置3の使用者は、警報部3dの警報を聞いて、異常処理を行う。
異常処理の内容の一例として、管理装置3の使用者(例えば、警備員)が、通報装置2が設置された家を訪問する。また、通報装置2が設置された家に電話をかけてもよいし、その家の住人の携帯電話機に音声通報してもよいし、その家の住人の携帯電話機にメール通知してもよいし、警察へ通報してもよい。
また、通報装置2がカメラを含む場合、管理装置3の使用者は、IP網4経由で、カメラによって撮影されたその家の内部の映像を確認したり、その家の住人の携帯電話機にその映像を配信しても良い。
また、通報装置2がスピーカを含む場合、管理装置3の使用者は、IP網4経由で、スピーカから音声を出し、通報装置2を移動させたと思われる不審者に警告を与えてもよい。
また、ステップ224では、制御部2eは、異常通知信号を警報部2gに出力して警報部2gを動作させる。なお、制御部2eは、異常通知を受け付けた場合、前述のように通報装置2の動作を停止してもよい。
本実施例によれば、通報装置2の現在位置を示す位置情報が、通報装置2が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置2が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置2の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、管理装置3が設置位置情報を格納しているため、管理装置3が通報装置2の設置位置を管理することが可能になる。
また、本実施例では、通報装置2は、所定時間が経過するごとに位置情報を取得して送信する。このため、位置情報を常時取得して送信する場合に比べて、通報装置2の消費電力の負担を少なくすることが可能になる。
また、本実施例では、位置情報取得部2cはタイマー2bが所定時間をカウントするごとに位置情報を取得し、位置情報が取得されると、通信部2fは、その取得された位置情報を管理装置3に送信する。
この場合、通報装置2が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、管理装置3が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、管理装置3の負担を少なくすることが可能になる。例えば、管理装置は、位置情報の取得タイミングを管理する負担がなくなる。
次に、第2実施例を説明する。
図3は、本発明の第2実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。本セキュリティシステムも、例えば、ホームセキュリティシステムとして用いられる。図3において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第2実施例は、第1実施例と異なり、管理装置が位置情報の取得タイミングを決定する。具体的には、所定時間が経過するごとに、管理装置30が状態要求(位置情報要求)を通報装置20に送信し、通報装置20は、管理装置30から状態要求を受信すると位置情報を取得し、その取得された位置情報を管理装置30に送信する。
以下、第1実施例と異なる部分を中心に第2実施例を説明する。
図3において、セキュリティシステムは、センサ1と、通報装置20と、管理装置30とを含む。
通報装置20は、図1に示した通報装置2が有する状態送信間隔記憶部2aおよびタイマー2bを必要とせず、また、制御部2eの代わりに制御部20aを含む。具体的には、通報装置20は、制御部20aと、位置情報取得部2cと、アンテナ2dと、通信部2fと、警報部2gとを含む。
通報装置20(具体的には、制御部20a)は、センサ1の検出結果(例えば、侵入者が存在する旨の検出結果)を受け付ける。通報装置20(具体的には、通信部2f)は、その受け付けたセンサ1の検出結果をIP網4を介して管理装置30に送信する。
制御部20aは、例えば、CPU等のコンピュータである。制御部20aは、通報装置20固有のID(識別情報)を格納している。
制御部20aは、通信部2fが管理装置30から状態要求を受け付けると、位置情報取得部2cに位置情報を取得させる。位置情報取得部2cは、その取得された位置情報を制御部20aに出力する。
制御部20aは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報を管理装置30に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
具体的には、制御部20aは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その位置情報に通報装置20の固有のID(以下、単に「ID」と称する。)を付して管理装置30に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
管理装置30は、図1に示した管理装置3が有する制御部3cの代わりに制御部30aを含み、また、タイマー30bを含む。具体的には、管理装置30は、制御部30aと、タイマー30bと、通報装置情報/位置情報DB3aと、通信部3bと、警報部3dと、状態送信間隔割り当てテーブル3eとを含む。
管理装置30は、通報装置20から送信されたセンサ1の検出結果を受信する。管理装置30は、そのセンサ1の検出結果に基づいて侵入者を検出する。
通報装置情報/位置情報DB3aは、通報装置20が設置された位置を示す設置位置情報を格納する。本実施例では、通報装置情報/位置情報DB3aは、設置位置情報を通報装置20のIDと関連づけて格納する。また、通報装置情報/位置情報DB3aは、管理装置30が管理可能な通報装置を識別するための通報装置のID(管理許容ID)も格納する。
制御部30aは、例えば、CPU等のコンピュータであり、また、出力部の一例である。
制御部30aは、状態送信間隔割り当てテーブル3eに格納されているタイマー値をタイマー30bに設定する。
制御部30aは、タイマー30bがタイマー値をカウントすると、状態送信要求を通報装置20に送信する送信処理を通信部3bに実行させ、同時に、タイマー30bにそのタイマー値を再設定する。
また、制御部30aは、通信部3bから位置情報を受け付けると、その位置情報と通報装置情報/位置情報DB3aに格納された設置位置情報とを比較する。制御部30aは、同じIDにおいて送られてきた位置情報と格納している設置位置情報とが異なる場合に、警報部3dに異常通知信号を出力する。
また、例えば、制御部30aは、送られてきた位置情報と格納している設置位置情報とが異なる場合に、通信部3bに異常通知信号を出力する。通信部3bは、異常通知信号を受け付けると、位置情報が異なると判断されたIDを有する通報装置20(具体的には、通信部2f)に異常通知を送信する。
制御部30aは、位置情報と設置位置情報とが異なる場合に、異常通知信号を出力する。
通信部2fは、異常通知を受け付けると、その異常通知を制御部20aに出力する。制御部20aは、異常通知を受け付けると、警報部2gを動作させる。制御部2eは、異常通知を受け付けた場合、通報装置2の動作を再起動不可能な状態に強制的に停止させ、以後の不正使用を防止してもよい。
次に、動作を説明する。
図4は、図3に示したセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図4(a)は、通報装置20が管理装置30の管理下におかれる際の動作を説明するためのフローチャートであり、図4(b)は、通常運用時の動作を説明するためのフローチャートである。
図4において、図2に示したステップと同様のステップには同一符号を付してある。なお、各ステップを実行する構成要素としては、通報装置2が通報装置20となり、制御部2eが制御部20aになり、管理装置3が管理装置30となり、制御部3cが制御部30aになる。
以下、図4を参照して第2実施例の動作を第1実施例と異なる点を中心に説明する。
まず、図4(a)を参照して、通報装置20が管理装置30の管理下におかれる際の動作を説明する。
ステップ206では、制御部30aは、ステップ205での検証結果が検証OKの場合にはステップ401を実行し、ステップ205での検証結果が検証NGの場合にはステップ208を実行する。
ステップ401では、制御部30aは、登録了承通知を通報装置20に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。
ステップ401が終了すると、制御部30aはステップ209を実行し、通報装置20はステップ210を実行する。
ステップ210では、通報装置20の通信部2fは、管理装置30から送信された通知を受信する。通信部2fは、その受信された通知を制御部20aに出力する。制御部20aは、通信部2fから通知を受け付けると、ステップ402を実行する。
ステップ402では、制御部20aは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知か登録不可通知かを判断する。
制御部20aは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知である場合、通常運用処理を実行し、一方、通信部2fから受け付けた通知が登録不可通知の場合、動作を終了する。
次に、図4(b)を参照して、通常運用動作を説明する。
通常運用処理になると、管理装置30はステップ403を実行する。
ステップ403では、制御部30aは、状態要求を通報装置20に送信する送信処理を通信部3bに実行させる。通信部3bが状態要求を送信すると、通報装置20の通信部2fは、ステップ404を実行する。
ステップ404では、通信部2fは、管理装置30から送信された状態要求を受信する。通信部2fは、その受信された状態要求を制御部20aに出力する。制御部20aは、状態要求を受け付けると、ステップ214を実行する。
また、ステップ221にて、通報装置20の通信部2fは、管理装置30から送信された通知を受信すると、通信部2fは、その受信された通知を制御部20aに出力する。制御部20aは、通信部2fから通知を受け付けると、ステップ405を実行する。
ステップ405では、制御部20aは、通信部2fから受け付けた通知が了承通知であるか否か判断する。
制御部20aは、通信部2fから受け付けた通知が了承通知である場合、状態要求の受信待ち状態になり、一方、通信部2fから受け付けた通知が了承通知でない場合、ステップ224を実行する。
また、ステップ219が終了すると、制御部30aはステップ406を実行する。
ステップ406では、制御部30aは、状態送信間隔割り当てテーブル3eに格納されているタイマー値をタイマー30bに設定する。制御部30aは、ステップ406が終了すると、ステップ407を実行する。
ステップ407では、制御部30aは、タイマー30bがタイマー値をカウントしたか否か判断する。
制御部30aは、タイマー30bがタイマー値をカウントした場合、ステップ403を実行し、タイマー30bがタイマー値をカウントしていない場合、ステップ408を実行する。
ステップ408では、制御部30aは、タイマー30bの値を「1」だけカウントダウンする。制御部30aは、ステップ408が終了すると、ステップ407を実行する。
このため、タイマー30bがタイマー値(所定時間)をカウントするたびに、管理装置30の通信部3bは、通報装置20に状態要求を送信する。通報装置20は、状態要求を受信すると位置情報を取得し、その取得された位置情報を管理装置30に送信する。
本実施例によれば、通報装置20の現在位置を示す位置情報が、通報装置20が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置20が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置20の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、管理装置30が設置位置情報を格納しているため、管理装置30が通報装置20の設置位置を管理することが可能になる。
また、本実施例では、通報装置20は、所定時間が経過するごとに位置情報を送信する。このため、位置情報が常時送信される場合に比べて、通報装置20の負担を少なくすることが可能になる。
また、本実施例では、管理装置30は所定時間が経過するごとに状態要求(位置情報要求)を送信し、通報装置20は、状態要求を受信すると位置情報を取得する。通報装置20は、位置情報を取得すると、その取得された位置情報を管理装置30に送信する。
このため、管理装置30が位置情報の取得タイミングを決定する。よって、通報装置20が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、通報装置20の負担を少なくすることが可能になる。例えば、第1実施例に対して通報装置20側で送信間隔を管理する負担がなくなり、ハードとしてはタイマー、送信間隔記憶部が不要となり、処理としてはタイマーのカウントと送信タイミングの判断が不要となる。
次に、第3実施例を説明する。
図5は、本発明の第3実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。本セキュリティシステムも、例えば、ホームセキュリティシステムとして用いられる。図5において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第3実施例は、第1実施例と異なり、通報装置が動かされたか否かを、通報装置自身が判断する。
以下、第1実施例と異なる部分を中心に第3実施例を説明する。
図5において、セキュリティシステムは、センサ1と、通報装置21と、管理装置31とを含む。
通報装置21は、図1に示した制御部3cの代わりに制御部21bを含み、また、位置情報保持部21aを含む。具体的には、通報装置21は、位置情報保持部21aと、制御部21bと、状態送信間隔記憶部2aと、タイマー2bと、位置情報取得部2cと、アンテナ2dと、通信部2fと、警報部2gとを含む。
通報装置21(具体的には、制御部21b)は、センサ1の検出結果(例えば、侵入者が存在する旨の検出結果)を受け付ける。通報装置21(具体的には、通信部2f)は、その受け付けたセンサ1の検出結果をIP網4を介して管理装置31に送信する。
位置情報保持部21aは、通報装置21が設置された位置を示す設置位置情報を格納する。
制御部21bは、例えば、CPU等のコンピュータである。制御部21bは、通報装置21のID(識別情報)を格納している。
制御部21bは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報と、位置情報保持部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。
制御部21bは、その比較結果を管理装置31に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
具体的には、制御部21bは、その比較結果に通報装置21固有のIDを付して管理装置31に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
管理装置31は、図1に示した管理装置3が有する制御部3cの代わりに制御部31aを含み、また、通報装置情報/位置情報DB3aの代わりに通報装置情報DB31bを含む。具体的には、管理装置31は、制御部31aと、通報装置情報DB31bと、通信部3bと、警報部3dと、状態送信間隔割り当てテーブル3eとを含む。
管理装置31は、通報装置21から送信されたセンサ1の検出結果を受信する。管理装置31は、そのセンサ1の検出結果に基づいて侵入者を検出する。
制御部31aは、出力部の一例である。制御部31aは、通報装置21が送信した比較結果を通信部3bから受け付ける。制御部31aは、その受け付けられた比較結果が、位置情報が設置位置情報と異なる旨を示す場合、通報装置21が移動されたと判断して異常通知信号を出力する。
例えば、制御部31aは、比較結果が、位置情報と設置位置情報とが異なる旨を示す場合に、警報部3dに異常通知信号を出力する。
通報装置情報DB31bは、管理装置31が管理可能な通報装置を識別するための通報装置のID(管理許容ID)を格納し、また、管理装置31が管理している通報装置のID(管理下ID)を格納する。
次に、動作を説明する。
図6は、図5に示したセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図6(a)は、通報装置21が管理装置31の管理下におかれる際の動作を説明するためのフローチャートであり、図6(b)は、通常運用時の動作を説明するためのフローチャートである。
図6において、図2に示したステップと同様のステップには同一符号を付してある。なお、各ステップを実行する構成要素としては、通報装置2が通報装置21となり、制御部2eが制御部21bになり、管理装置3が管理装置31となり、制御部3cが制御部31aになり、通報装置情報位置情報DB3aが通報装置情報DB31bとなる。
以下、図6を参照して第3実施例の動作を第1実施例と異なる点を中心に説明する。
まず、図6(a)を参照して、通報装置21が管理装置31の管理下におかれる際の動作を説明する。
制御部21bは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、ステップ601を実行する。
ステップ601では、制御部21bは、登録要求を通報装置21固有のID(以下、単に「ID」と称する。)とともに管理装置31に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。通信部2fが登録要求をIDとともに送信すると、管理装置31の通信部3bは、ステップ602を実行する。
ステップ602では、通信部3bが登録要求とIDとを受信する。通信部3bは、その受信された登録要求およびIDを、制御部31aに出力する。制御部31aは、登録要求およびIDを受け付けると、ステップ205を実行する。
また、ステップ207が終了すると、制御部31aはステップ603を実行する。
ステップ603では、制御部31aは、ステップ602で受け付けたIDを、管理許容IDとして、通報装置情報DB31bに追加登録する。制御部31aは、その後、通常運用処理を行う。
ステップ211では、制御部21bは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知か登録不可通知かを判断する。
制御部21bは、通信部2fから受け付けた通知に登録了承通知が含まれている場合、ステップ604を実行し、通信部2fから受け付けた通知に登録不可通知が含まれている場合、動作を終了する。
ステップ604では、制御部21bは、通信部2fから受け付けた通知に含まれている状態送信間隔通知が示すタイマー値を、状態送信間隔記憶部2aに保存する。また、制御部21bは、ステップ202で受け付けた位置情報を、通報装置21の設置位置情報として、位置情報保存部21aに格納する。制御部21bは、その後、通常運用処理を行う。
次に、図6(b)を参照して、通常運用動作を説明する。
通常運用処理になると、管理装置31はステップ213を実行し、通報装置21の制御部21bは、ステップ605を実行する。
ステップ605では、制御部21bは、位置情報取得部2cに位置情報を取得させる。位置情報取得部2cは、位置情報を取得すると、その位置情報を制御部21bに出力する。制御部21bは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報と、位置情報保持部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。
制御部21bは、位置情報が設置位置情報と一致すると、通報装置21は移動されておらず正常と判断し、一方、位置情報が設置位置情報と異なると、通報装置21が移動された異常状態であると判断する。
制御部21bは、ステップ605を終了すると、ステップ606を実行する。
ステップ606では、制御部21bは、ステップ605での判断結果が正常であるか否かを判断する。制御部21bは、ステップ605での判断結果が正常である場合には、ステップ607を実行し、一方、ステップ605での判断結果が異常である場合には、ステップ608を実行する。
ステップ607では、制御部21bは、正常通知(位置情報と設置位置情報とが一致する旨を示す比較結果)をIDとともに管理装置31に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。ステップ607が実行されると、管理装置31はステップ609を実行し、制御部21bはステップ223を実行する。
一方、ステップ608では、制御部21bは、異常通知(位置情報と設置位置情報とが異なる旨を示す比較結果)をIDとともに管理装置31に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。ステップ608が実行されると、管理装置31の通信部3bはステップ609を実行し、制御部21bはステップ224を実行する。
ステップ609では、通信部3bは、通報装置21から通知およびIDを受信する。通信部3bは、その受信された通知およびIDを、制御部31aに出力する。制御部31aは、通知とIDを受け付けると、ステップ610を実行する。
ステップ610では、制御部31aは、その通知が正常通知であるか否かを判断する。制御部31aは、その通知が正常通知の場合、ステップ213を実行し、その通知が異常通知の場合、その異常通知とともに受け付けられたIDにて識別される通報装置が移動させられたと判断し、ステップ227を実行する。
本実施例によれば、通報装置21の現在位置を示す位置情報が、通報装置21が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置21が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置21の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、本実施例では、通報装置21が設置位置情報を格納しているため、管理装置31が設置位置情報を格納する必要がなくなる。このため、管理装置31は、設置位置情報を格納するための構成を不要にでき、管理装置31の構成の簡略化が図れる。
また、本実施例では、通報装置21は、所定時間が経過するごとに比較結果(正常通知および異常通知)を管理装置31に送信する。この場合、通報装置21が比較結果を常時送信する場合に比べて、通報装置21の負担を少なくすることが可能になる。
また、本実施例では、位置情報取得部2cは、タイマー2bがタイマー値(所定時間)をカウントするごとに位置情報を取得し、制御部21bは、位置情報が取得されると、その取得された位置情報と位置情報保存部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。通信部2fは、位置情報と設置位置情報とが比較されると、その比較結果を管理装置31に送信する。
この場合、通報装置31が位置情報の取得タイミングを決定する。このため、管理装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、管理装置の負担を少なくすることが可能になる。例えば、第1実施例に対して管理装置側で通報装置の位置情報を管理する負担がなくなり、ハードとしては位置情報DBが不要となり、処理としては通報装置の位置情報の整合性を判断する処理が不要となる。
また、本実施例では、通報装置21が移動されたか否かを、通報装置21が判断する。このため、例えば、通報装置21と管理装置31との通信が不調であっても、通報装置21は、自己が移動されたことを確認でき、通報装置21単体で異常処理を実行することが可能になる。
次に、第4実施例を説明する。
図7は、本発明の第4実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。本セキュリティシステムも、例えば、ホームセキュリティシステムとして用いられる。図7において、図5に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第4実施例は、第3実施例と異なり、管理装置が位置情報の取得タイミングを決定する。
具体的には、所定時間が経過するごとに、管理装置32が状態要求(位置情報要求)を送信し、通報装置22は、状態要求を受信すると位置情報を取得する。通報装置22は、位置情報を取得すると、その取得された位置情報と位置情報保存部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。通報装置22は、位置情報と設置位置情報とが比較されると、その比較結果を管理装置32に送信する。
以下、第3実施例と異なる部分を中心に第4実施例を説明する。
図7において、セキュリティシステムは、センサ1と、通報装置22と、管理装置32とを含む。
通報装置22は、図5に示した通報装置21が有する状態送信間隔記憶部2aおよびタイマー2bとを必要とせず、また、制御部21bの代わりに制御部22aを含む。具体的には、通報装置22は、制御部22aと、位置情報取得部2cと、アンテナ2dと、通信部2fと、警報部2gと、位置情報保持部21aとを含む。なお、位置情報保持部21aは、通報装置22の設置位置を示す設置位置情報を格納する。
通報装置22(具体的には、制御部22a)は、センサ1の検出結果(例えば、侵入者が存在する旨の検出結果)を受け付ける。通報装置22(具体的には、通信部2f)は、その受け付けたセンサ1の検出結果をIP網4を介して管理装置32に送信する。
制御部22aは、例えば、CPU等のコンピュータである。制御部22aは、通報装置22固有のID(識別情報)を格納している。
制御部22aは、通信部2fが管理装置32から状態要求を受け付けると、位置情報取得部2cに位置情報を取得させる。位置情報取得部2cは、その取得された位置情報を制御部22aに出力する。
制御部22aは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報と、位置情報保持部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。
制御部22aは、その比較結果を管理装置32に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
具体的には、制御部22aは、その比較結果に通報装置22のIDを付して管理装置32に送信する送信処理を、通信部2fに実行させる。
管理装置32は、図5に示した管理装置31が有する制御部31aの代わりに制御部32aを含み、また、タイマー32bを含む。具体的には、管理装置32は、制御部32aと、タイマー32bと、通報装置情報DB31bと、通信部3bと、警報部3dと、状態送信間隔割り当てテーブル3eとを含む。
管理装置32は、通報装置22から送信されたセンサ1の検出結果を受信する。管理装置32は、そのセンサ1の検出結果に基づいて侵入者を検出する。
通報装置情報DB31bは、管理装置32が管理可能な通報装置を識別するための通報装置のID(管理許容ID)を格納する。
制御部32aは、例えば、CPU等のコンピュータであり、また、出力部の一例である。
制御部32aは、状態送信間隔割り当てテーブル3eに格納されているタイマー値をタイマー32bに設定する。
制御部32aは、タイマー32bがタイマー値をカウントすると、状態要求を通報装置22に送信する送信処理を通信部3bに実行させ、同時に、タイマー32bにそのタイマー値を再設定する。
また、制御部32aは、通報装置22が送信した比較結果を通信部3bから受け付ける。制御部32aは、その受け付けられた比較結果が、位置情報が設置位置情報と異なる旨を示す場合、通報装置22が移動されたと判断して異常通知信号を出力する。
例えば、制御部32aは、比較結果が、位置情報と設置位置情報とが異なる旨を示す場合に、警報部3dに異常通知信号を出力する。
次に、動作を説明する。
図8は、図7に示したセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図8(a)は、通報装置22が管理装置32の管理下におかれる際の動作を説明するためのフローチャートであり、図8(b)は、通常運用時の動作を説明するためのフローチャートである。
図8において、図6に示したステップと同様のステップには同一符号を付してある。なお、各ステップを実行する構成要素としては、通報装置21が通報装置22となり、制御部21bが制御部22aになり、管理装置31が管理装置32となり、制御部31aが制御部32aになる。
以下、図8を参照して第4実施例の動作を第3実施例と異なる点を中心に説明する。
まず、図8(a)を参照して、通報装置22が管理装置32の管理下におかれる際の動作を説明する。
ステップ206では、制御部32aは、ステップ205での検証結果が検証OKの場合にはステップ801を実行し、ステップ205での検証結果が検証NGの場合にはステップ208を実行する。
ステップ801では、制御部32aは、登録了承通知を通報装置22に送信する送信処理を、通信部3bに実行させる。
ステップ801が終了すると、制御部32aはステップ603を実行し、通報装置22はステップ210を実行する。
ステップ210では、通報装置22の通信部2fは、管理装置32から送信された通知を受信する。通信部2fは、その受信された通知を制御部22aに出力する。制御部22aは、通信部2fから通知を受け付けると、ステップ802を実行する。
ステップ802では、制御部22bは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知か登録不可通知かを判断する。
制御部22aは、通信部2fから受け付けた通知が登録了承通知である場合、通常運用処理を実行し、通信部2fから受け付けた通知が登録不可通知である場合、動作を終了する。
次に、図8(b)を参照して、通常運用動作を説明する。
通常運用処理になると、管理装置32はステップ803を実行する。
ステップ803では、制御部32aは、状態要求を通報装置22に送信する送信処理を通信部3bに実行させる。通信部3bが通報装置22に状態要求を送信すると、通報装置22の通信部2fは、ステップ804を実行する。
ステップ804では、通報装置22の通信部2fは、管理装置32から送信された状態要求を受信する。通信部2fは、その受信された状態要求を制御部22aに出力する。制御部22aは、状態要求を受け付けると、ステップ605を実行する。
また、ステップ610にて、制御部32aは、通報装置22から受け付けた通知が正常通知の場合、ステップ805を実行し、一方、その通知が異常通知の場合、ステップ227を実行する。
ステップ805では、制御部32aは、状態送信間隔割り当てテーブル3eに格納されているタイマー値をタイマー32bに設定する。制御部32aは、ステップ805が終了すると、ステップ806を実行する。
ステップ806では、制御部32aは、タイマー32bがタイマー値をカウントしたか否かを判断する。
制御部32aは、タイマー32bがタイマー値をカウントした場合、ステップ803を実行し、また、タイマー32bがタイマー値をカウントしていない場合、ステップ807を実行する。
ステップ807では、制御部32aは、タイマー32bの値を「1」だけカウントダウンする。制御部32aは、ステップ807が終了すると、ステップ806を実行する。
このため、タイマー32bがタイマー値(所定時間)をカウントするたびに、管理装置32の通信部3bは、通報装置22に状態要求を送信する。
本実施例によれば、通報装置22の現在位置を示す位置情報が、通報装置22が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号が出力される。このため、通報装置22が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置22の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、本実施例では、通報装置22が設置位置情報を格納しているため、管理装置32が設置位置情報を格納する必要がなくなる。このため、管理装置32は、設置位置情報を格納するための構成を不要にでき、管理装置32の構成の簡略化が図れる。
また、本実施例では、通報装置22は、所定時間が経過するごとに比較結果(正常通知および異常通知)を管理装置32に送信する。この場合、通報装置22が比較結果を常時送信する場合に比べて、通報装置22の負担を少なくすることが可能になる。
また、本実施例では、通報装置22が移動されたか否かを、通報装置22が判断する。このため、例えば、通報装置22と管理装置32との通信が不調であっても、通報装置22は、自己が移動されたことを確認でき、異常処理を実行することが可能になる。
また、本実施例では、所定時間が経過するごとに、管理装置32は状態要求(比較結果要求)を送信し、通報装置22は、状態要求を受信すると位置情報を取得する。通報装置22は、位置情報を取得すると、その取得された位置情報と設置位置情報とを比較し、その比較結果を管理装置32に送信する。
このため、管理装置32が位置情報の取得タイミングを決定する。よって、通報装置が位置情報の取得タイミングを管理する場合に比べて、通報装置の負担を少なくすることが可能になる。例えば、第1実施例に対して管理装置側で通報装置の位置情報を管理する負担がなくなり、ハードとしては位置情報DBが不要となり、処理としては通報装置の位置情報の整合性を判断する処理が不要となる。
また、第1ないし第4実施例によれば、以下のような効果を奏する。
通報装置と管理装置とがIP網を介して接続されていると、管理装置は、通報装置のアドレスを認識できるが、通報装置のアドレスのみからは通報装置の位置を特定することはできない。よって、通報装置と管理装置とがIP網を介して接続された従来のセキュリティシステムでは、通報装置のなりすまし機が設けられると、監視効果が低下してしまう。
しかしながら、第1ないし第4実施例によれば、通報装置が位置情報を取得することにより通報装置が移動されたか否かを判断することが可能になる。このため、通報装置のなりすまし機を検出することが可能になり、通報装置の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
なお、第1ないし第4実施例の管理装置の制御部は、通報装置から受信したIDが、管理下IDとして管理装置に格納されているか否かを判断することによって、通報装置の稼動状態(動いているか否か)の確認を行ってもよい。具体的には、管理装置の制御部は、通報装置から受信したIDが管理下IDとして格納されている場合、そのIDを有する通報装置が稼動していると判断する。
なお、通報装置は、IDを管理装置に送信する際に、通報装置の稼動状態確認用のデータも送信し、管理装置が、その送信された稼動状態確認用のデータに基づいて、通報装置の稼動状態を確認してもよい。
次に、第5実施例を説明する。
図9は、本発明の第5実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。本セキュリティシステムも、例えば、ホームセキュリティシステムとして用いられる。図9において、図5に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第5実施例は、第3実施例と異なり、通報装置が動かされたか否かを示す情報(比較結果)を、管理装置33に送信しない。
以下、第3実施例と異なる部分を中心に第5実施例を説明する。
図9において、セキュリティシステムは、センサ1と、通報装置23と、管理装置33とを含む。
通報装置23は、図3に示した制御部21bの代わりに制御部23aを含む。具体的には、通報装置23は、制御部23aと、位置情報保持部21aと、状態送信間隔記憶部2aと、タイマー2bと、位置情報取得部2cと、アンテナ2dと、通信部2fと、警報部2gとを含む。なお、位置情報保持部21aは、通報装置23の設置位置を示す設置位置情報を格納する。
通報装置23(具体的には、制御部23a)は、センサ1の検出結果(例えば、侵入者が存在する旨の検出結果)を受け付ける。通報装置23(具体的には、通信部2f)は、その受け付けたセンサ1の検出結果をIP網等の通信網4を介して管理装置33に送信する。
制御部23aは、例えば、CPU等のコンピュータである。制御部23aは、通報装置23のID(識別情報)を格納している。
制御部23aは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、その受け付けられた位置情報と、位置情報保持部21aに格納されている設置位置情報とを比較する。
制御部21bは、その比較結果を警報部2gに出力する。
管理装置33は、通報装置23から送信されたセンサ1の検出結果を受信する。管理装置33は、そのセンサ1の検出結果に基づいて侵入者を検出する。
次に、動作を説明する。
図10は、図9に示した通報装置23の動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、図10(a)は、通報装置23の動作開始時の動作を説明するためのフローチャートであり、図10(b)は、通常運用時の動作を説明するためのフローチャートである。
図10において、図6に示したステップと同様のステップには同一符号を付してある。なお、各ステップを実行する構成要素としては、通報装置21が通報装置23となり、制御部21bが制御部23aになる。
以下、図10を参照して第5実施例の動作を第3実施例と異なる点を中心に説明する。
まず、図10(a)を参照して、通報装置23の動作開始時の動作を説明する。
制御部23aは、位置情報取得部2cから位置情報を受け付けると、ステップ1001を実行する。
ステップ1001では、制御部23aは、入力部(不図示)から受け付けられた状態送信間隔を、状態送信間隔記憶部2aに格納する。制御部23aは、ステップ1001を終了すると、通常運用処理を行う。
次に、図10(b)を参照して、通常運用動作を説明する。
ステップ606では、制御部23aは、ステップ605での判断結果が正常であるか否か判断する。制御部23aは、ステップ605での判断結果が正常である場合には、ステップ223を実行し、また、ステップ605での判断結果が異常である場合には、ステップ224を実行する。
本実施例によれば、通報装置23の現在位置を示す位置情報が、通報装置23が設置された位置を示す設置位置情報と異なる場合に、通報装置23が異常通知信号を出力する。このため、通報装置23が移動されたか否かを監視することが可能になる。したがって、通報装置23の移動に伴う監視効果の低下を抑制することが可能になる。
また、本実施例では、通報装置23が設置位置情報を格納しているため、管理装置33が設置位置情報を格納する必要がなくなる。このため、管理装置33は、設置位置情報を格納するための構成を不要にでき、管理装置33の構成の簡略化が図れる。
また、本実施例では、通報装置23が移動されたか否かを、通報装置23が判断する。このため、例えば、通報装置23と管理装置33との通信が不調であっても、通報装置23は、自己が移動されたことを確認でき、異常処理を実行することが可能になる。
本発明の他の実施例として、図11に示すように、第1の実施例から第5の実施例に示される通報装置とは別体に、位置情報取得部を構成しても良い。
図11は本発明の各実施例のセキュリティシステムの他の実施例を示したブロック図である。ここでは図1に示される本発明の第1の実施例の他の実施例として示すので、図1と重複する構成の説明は省略する。
通信部5はアンテナ5a、位置情報取得部5b、および位置情報送信部5cを備える。位置情報取得部5bはアンテナ5aを介して、通報装置24の現在位置を示す位置情報を取得する。取得された位置情報は、位置情報送信部5cにより、通報装置24の位置情報受信部2hに送信される。位置情報送信部5cから位置情報受信部に2hへの送信は、有線、もしくは電波、赤外線などの無線により行われる。位置情報送信部5cからの位置情報を受信した位置情報受信部2hは、制御部2eに出力する。
図11に示す本発明の他の実施例によれば、微弱な受信信号を伝送するアンテナからのアンテナ線を延ばすことなく位置情報送信部から位置情報受信部へ有線もしくは無線で位置情報を送るため、利得損失が少なく、外部ノイズに強い受信が可能となる。
また、アンテナの設置位置の自由度が大きく向上する。例えば通信部のみを電波状態の良い窓際に設置し、通報装置は窓際から離れた防犯上問題の無い室内の位置に設置することが可能となるため、安定かつ安全な位置情報の取得を可能とするのである。
また、位置情報送信部から位置情報受信部への伝送を有線とした場合でも、アンテナからの微弱な受信信号伝送のために利得損失や外部ノイズの影響の考慮から太くなってしまうアンテナケーブルよりも、増幅後の信号を送るので細い伝送線での伝送が可能となり、設置の容易性が向上する。
尚、図11に示す本発明の他の実施例は、第1の実施例を元に説明したが、本発明の第2から第5の実施例にも同様に応用できるものである。
以上説明した各実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、センサ1は4つのセンサを含むものに限らず適宜変更可能である。
本発明の第1実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。 第1実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。 第2実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。 第3実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。 第4実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5実施例のセキュリティシステムを示したブロック図である。 第5実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の各実施例のセキュリティシステムの他の実施例を示したブロック図である。
符号の説明
1 センサ
1a〜1d センサ
2 通報装置
2a 状態送信間隔記憶部
2b タイマー
2c 位置情報取得部
2d アンテナ
2e 制御部
2f 通信部
2g 警報部
2h 位置情報受信部
3 管理装置
3a 通報装置情報/位置情報DB
3b 通信部
3c 制御部
3d 警報部
3e 状態送信間隔割り当てテーブル
5 通信部
5a アンテナ
5b 位置情報取得部
5c 位置情報送信部
20 通報装置
20a 制御部
21 通報装置
21a 位置情報保持部
21b 制御部
22 通報装置
22a 制御部
23 通報装置
23a 制御部
24 通報装置
30 管理装置
30a 制御部
30b タイマー
31 管理装置
31a 制御部
31b 通報装置情報DB
32 管理装置
32a 制御部
32b タイマー
33 管理装置

Claims (21)

  1. 検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムであって、
    前記通報装置は、
    前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部にて取得された位置情報を送信する通報側通信部と、を含み、
    前記管理装置は、
    前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、
    前記通報側通信部から送信された位置情報を受信する管理側通信部と、
    前記管理側通信部にて受信された位置情報が前記格納部に格納された設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号を出力する出力部と、を含む、セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記通報側通信部は、所定時間が経過するごとに前記位置情報を送信する、セキュリティシステム。
  3. 請求項2に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記通報装置は、タイマーをさらに含み、
    前記位置情報取得部は、前記タイマーが前記所定時間をカウントするごとに、前記位置情報を取得し、
    前記通報側通信部は、前記位置情報取得部が前記位置情報を取得すると、該取得された位置情報を送信する、セキュリティシステム。
  4. 請求項2に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記管理側通信部は、前記所定時間が経過するごとに位置情報要求を送信し、
    前記位置情報取得部は、前記通報側通信部が前記位置情報要求を受信すると、前記位置情報を取得し、
    前記通報側通信部は、前記位置情報取得部が前記位置情報を取得すると、該取得された位置情報を送信する、セキュリティシステム。
  5. 請求項4に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記管理装置は、タイマーをさらに含み、
    前記管理側通信部は、前記タイマーが前記所定時間をカウントするごとに、位置情報要求を送信する、セキュリティシステム。
  6. 検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムであって、
    前記通報装置は、
    前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、
    前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部にて取得された位置情報と前記格納部に格納された設置位置情報とを比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果を送信する通報側通信部と、を含み、
    前記管理装置は、
    前記通報側通信部から送信された比較結果を受信する管理側通信部と、
    前記管理側通信部にて受信された比較結果が、前記位置情報が前記設置位置情報と異なる旨を示す場合に、異常通知信号を出力する出力部と、を含む、セキュリティシステム。
  7. 請求項6に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記通報側通信部は、所定時間が経過するごとに前記比較結果を送信する、セキュリティシステム。
  8. 請求項7に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記通報装置は、タイマーをさらに含み、
    前記位置情報取得部は、前記タイマーが前記所定時間をカウントするごとに、前記位置情報を取得し、
    前記比較部は、前記位置情報取得部が前記位置情報を取得すると、該取得された位置情報と前記設置位置情報とを比較し、
    前記通報側通信部は、前記比較部が前記位置情報と前記設置位置情報とを比較すると、前記比較部の比較結果を送信する、セキュリティシステム。
  9. 請求項7に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記管理側通信部は、前記所定時間が経過するごとに比較結果要求を送信し、
    前記位置情報取得部は、前記通報側通信部が前記比較結果要求を受信すると、前記位置情報を取得し、
    前記比較部は、前記位置情報取得部が前記位置情報を取得すると、該取得された位置情報と前記設置位置情報とを比較し、
    前記通報側通信部は、前記比較部が前記位置情報と前記設置位置情報とを比較すると、前記比較部の比較結果を送信する、セキュリティシステム。
  10. 請求項9に記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記管理装置は、タイマーをさらに含み、
    前記管理側通信部は、前記タイマーが前記所定時間をカウントするごとに、比較結果要求を送信する、セキュリティシステム。
  11. 請求項1から請求項10いずれかに記載のセキュリティシステムにおいて、
    前記位置情報取得部は、前記通報装置とは別体で構成され、前記通報装置の現在位置を示す位置情報を無線もしくは有線で前記通報装置に送信する、セキュリティシステム。
  12. 検出部と、前記検出部の検出結果を通信回線を介して管理装置に送信する通報装置と、を含む異常検出システムであって、
    前記通報装置は、
    前記通報装置が設置された位置を示す設置位置情報を格納する格納部と、
    前記通報装置の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部にて取得された位置情報が前記格納部に格納された設置位置情報と異なる場合に、異常通知信号を出力する出力部と、を含む、異常検出システム。
  13. 検出部と、前記検出部の検出結果を送信する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信しかつ前記通報装置の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を有する管理装置と、を含むセキュリティシステムが行う監視方法であって、
    前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記通報装置が前記位置情報を送信する送信ステップと、
    前記管理装置が前記位置情報を受信する受信ステップと、
    前記受信された位置情報と前記設置位置情報とが異なる場合に、前記管理装置が異常通知信号を出力する出力ステップと、を含む監視方法。
  14. 請求項13に記載の監視方法において、
    前記送信ステップでは、所定時間が経過するごとに前記位置情報を送信する、監視方法。
  15. 請求項14に記載の監視方法において、
    前記通報装置が前記所定時間をカウントするカウントステップをさらに含み、
    前記取得ステップでは、前記所定時間がカウントされるごとに、前記位置情報を取得し、
    前記通信ステップでは、前記位置情報が取得されると、該取得された位置情報を送信する、監視方法。
  16. 請求項14に記載の監視方法において、
    前記所定時間が経過するごとに、前記管理装置が位置情報要求を送信する要求送信ステップと、
    前記通報装置が前記位置情報要求を受信する要求受信ステップと、をさらに含み、
    前記取得ステップでは、前記位置情報要求が受信されると、前記位置情報を取得し、
    前記送信ステップでは、前記位置情報が取得されると、該取得された位置情報を送信する、監視方法。
  17. 検出部と、前記検出部の検出結果を送信しかつ自己の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を有する通報装置と、前記通報装置から送信された検出結果を受信する管理装置と、を含むセキュリティシステムが行う監視方法であって、
    前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記通報装置が前記位置情報と前記設置位置情報とを比較する比較ステップと、
    前記通報装置が前記比較ステップでの比較結果を送信する送信ステップと、
    前記管理装置が前記比較結果を受信する受信ステップと、
    前記比較結果が前記位置情報と前記設置位置情報とが異なる旨を示す場合に、前記管理装置が異常通知信号を出力する出力ステップと、を含む、監視方法。
  18. 請求項17に記載の監視方法において、
    前記送信ステップでは、所定時間が経過するごとに前記比較結果を送信する、監視方法。
  19. 請求項18に記載の監視方法において、
    前記通報装置が前記所定時間をカウントするカウントステップをさらに含み、
    前記取得ステップでは、前記所定時間がカウントされるごとに前記位置情報を取得し、
    前記比較ステップでは、前記位置情報が取得されると、該取得された位置情報と前記設置位置情報とを比較し、
    前記送信ステップでは、前記位置情報と前記設置位置情報とが比較されると、その比較の結果を送信する、監視方法。
  20. 請求項18に記載の監視方法において、
    前記所定時間が経過するごとに、前記管理装置が比較結果要求を送信する要求送信ステップと、
    前記通報装置が前記比較結果要求を受信する要求受信ステップと、をさらに含み、
    前記取得ステップでは、前記比較結果要求が受信されると、前記位置情報を取得し、
    前記比較ステップでは、前記位置情報が取得されると、該取得された位置情報と前記設置位置情報とを比較し、
    前記送信ステップでは、前記位置情報が前記設置位置情報と比較されると、その比較の結果を送信する、監視方法。
  21. 検出部と、前記検出部の検出結果を通信回線を介して管理装置に送信しかつ自己の設置位置を示す設置位置情報を格納する格納部を含む通報装置と、を含む異常検出システムが行う監視方法であって、
    前記通報装置が自己の現在位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記位置情報が前記設置位置情報と異なる場合に、前記通報装置が異常通知信号を出力する出力ステップと、を含む、監視方法。
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