JP5096864B2 - 流体機器ユニット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブや圧力スイッチ等の流体機器類を一体化した流体機器ユニット構造に関する。
従来、薬品等の流体(薬液)を取り扱う装置においては、構成要素となる各種の流体機器類(バルブ類、レギュレータ、圧力センサ等の各種センサ類及び圧力スイッチ等の各種スイッチ類など)を配管で接続して一体化した流体機器ユニット構造(集積構造)とされる。このような流体機器ユニット構造においては、スラリ状の薬液供給を行う流体主流路と、流体主流路から分岐させたリターン流路とを備え、それぞれの流路にバルブを設けて流路を切り替える用途のものがある。
また、たとえば半導体製造装置のように複数の薬液用流体機器を使用する場合、配管を用いることなく薬液用流体機器どうしの連結を可能とする集積構造が提案されており、配管が不要になるため装置全体のコンパクト化が可能になるとされる。(たとえば、特許文献1参照)
特開2000−120903号公報(図1参照)
ところで、流体主流路のバルブを開とし、かつ、リターン流路のバルブを閉として薬液(スラリ)供給を行う場合と、流体主流路のバルブを閉とし、かつ、リターン流路のバルブを開として薬液をリターンさせる場合との流路切替が可能な流体機器ユニット構造においては、薬液をリターンさせる場合に薬液滞留部の形成が問題となっている。すなわち、液体主流路に設けた全閉のバルブからリターン流路の分岐部までの間は、薬液の流れがほとんどない液溜まりを生じる薬液滞留部となるため、この薬液滞留部に滞留した薬液が凝固するという不具合が指摘されている。
たとえば半導体製造工程のウエハ研磨工程(CMP工程)に用いられる二酸化シリコン分散水溶液(砥液)等のように、凝固しやすいスラリ状の薬液を取り扱う流体機器ユニット構造の場合、上述した薬液滞留部内で薬液が凝固すると、液体主流路を塞いで薬液供給ができなくなったり、流路断面積の減少により薬液供給量が減少するので、半導体製造工程に悪影響を及ぼすこととなる。このような背景から、液体主流路のバルブとリターン流路の分岐部との間に形成される薬液滞留部を最小限とし、薬液の凝固が生じにくい流体機器ユニット構造の開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体主流路のバルブとリターン流路の分岐部との間に形成される薬液滞留部を最小限とし、薬液の凝固が生じにくい流体機器ユニット構造を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の請求項1は、流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材に集積して一体化され、前記ベース部材に形成された流体主流路及びリターン流路にそれぞれ流路切替用の第1バルブ及び第2バルブが設けられている流体機器ユニット構造において、お椀形状とした弁室の最も低い底面中心部分に前記流体主流路の鉛直流路部を開口させるとともに前記鉛直流路部の上端部に前記第1バルブを配置し、前記リターン流路が前記流体主流路から分岐する位置を前記鉛直流路部の前記第1バルブの上流側近傍とし、かつ、前記リターン流路が前記流体主流路から分岐する前記第1バルブの上流側近傍は、前記第1バルブがプラグ型の弁体を上下動させて前記流体主流路の上向き開口部分を開閉するタイプとされ、前記第1バルブの弁座となる前記ベース部材の肉厚に弁座剛性を確保した位置としたことを特徴とするものである。
このような本発明によれば、お椀形状とした弁室の最も低い底面中心部分に流体主流路の鉛直流路部を開口させるとともに鉛直流路部の上端部に前記第1バルブを配置し、リターン流路が流体主流路から分岐する位置を鉛直流路部の第1バルブの上流側近傍とし、かつ、リターン流路が流体主流路から分岐する第1バルブの上流側近傍は、第1バルブがプラグ型の弁体を上下動させて流体主流路の上向き開口部分を開閉するタイプとされ、第1バルブの弁座となるベース部材の肉厚に弁座剛性を確保した位置としたので、リターン流路の分岐部から第1バルブの上流側までの間に形成されて薬液等の液体が滞留する空間容積(薬液滞留部)を最小にすることができる。
また、弁体が弁座に押圧される全閉状態において、第1バルブに充分なシール性を確保しながら薬液滞留部を最小とすることができる。
上記の発明において、前記第2バルブは、ダイヤフラムに液体圧力を受けるとともに開閉操作機構によりプラグ型の弁体を上下動させて前記リターン流路を開閉し、前記弁体の先端部側径に対して根元側径を小さくしたものが好ましく、これにより、高背圧対応型の第2バルブとなる。すなわち、弁体の根元側径とともにダイヤフラム径を小さくすることにより、全閉時に弁体を開く方向(上向き)に作用する液体の圧力(背圧)を小さくすることができるので、弁体を閉じる方向に押圧する力の低減が可能となる。なお、この場合の開閉操作機構としては、空気圧による操作や電磁石による操作等がある。
上述した本発明の流体機器ユニット構造によれば、液体主流路のバルブとリターン流路の分岐部との間に形成される薬液滞留部を最小限とし、薬液の凝固が生じにくい流体機器ユニット構造の提供が可能になる。従って、取り扱う液体が凝固しやすいスラリ性の薬液等であっても、液体主流路を塞いで薬液供給ができなくなったり、あるいは、流路断面積の減少により薬液供給量が減少するようなこともないので、半導体製造工程の信頼性向上に大きな効果を奏する。
以下、本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3に示す流体機器ユニット構造は、流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。図示の構成例では、流体として薬液を流すことから、流体機器ユニットFUの主要部(接液部等)が耐薬品性のフッ素樹脂製とされる。そして、この流体機器ユニットFUは、流体機器類として二つの空気圧操作弁20,40を使用し、これらの流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。
以下の説明では、ベース部材10に形成された流体主流路11の空気圧操作弁を第1バルブ20と呼び、同じくベース部材10に形成されたリターン流路12の空気圧操作弁を第2バルブ40と呼ぶが、第1バルブ20及び第2バルブ40が空気圧操作弁に限定されることはない。なお、図中の符号13はベース固定板である。
図3は、流体機器ユニットFUの流路(回路)構成例を示している。この流路構成例では、薬液供給源に連結される入口接続口11aから薬液供給先に連結される出口接続口11bに至る流体主流路11を形成し、この流体主流路11の途中にノーマルクローズタイプの第1バルブ20が設けられている。
リターン流路12は、流体主流路11の途中から分岐して設けられ、薬液を流体機器ユニットFUの外部(たとえば薬液供給源)へ戻すための流路である。このリターン流路12は、分岐入口12aで液体主流路11から分岐してリターン出口接続口12bに至り、その途中にはノーマルオープンタイプの第2バルブ40が設けられている。
上述した流体機器ユニットFUの流路構成において、第1バルブ20を開とし、かつ、第2バルブ40を閉とした状態では、薬液供給源から入口接続口11aに導入された薬液が流体主流路11を通って出口接続口11bから薬液供給先に流出する。このとき、リターン流路12の第2バルブ40が閉じているので、薬液の全量が薬液供給先へ流れてリターン出口接続口12b側から流出することはない。以下では、このようなバルブの開閉状態を選択して形成された流路を「薬液供給モード」と呼ぶことにする。
一方、第2バルブ40を開とし、かつ、第1バルブ20を閉とした状態では、薬液供給源から入口接続口11aに導入された薬液が流体主流路11を通り、第1バルブ20の上流側からリターン流路12へ流入することにより、リターン出口接続口12bから薬液供給源に戻される。このとき、流体主流路11の第1バルブ20が閉じているので、薬液の全量が薬液供給源へ流れて出口接続口11b側から流出することはない。以下では、このようなバルブの開閉状態を選択して形成された流路を「薬液リターンモード」と呼ぶことにする。
上述した流体主流路11及びリターン流路12は、たとえば図1に示すよう、ベース部材10を貫通して設けられている。
流体主流路11は、ベース部材10の側面に設けられた入口接続口11aから水平流路部11cが横向きに延び、さらに、水平流路部11cの端部から鉛直流路部11dが鉛直方向上向きに延びている。鉛直流路部11dの上端部には、第1バルブ20の弁体21が配設されて上下方向に開閉動作する弁室22を設けてある。この弁室22は、底面に液溜まりを生じないようにするため、鉛直流路部11が開口する底面中心部分を最も低くしたお椀形状とされる。
さらに、上述した流体主流路11は、弁室22から下向きに傾斜して設けられている傾斜流路部11eを経て、出口接続口11bが開口する水平流路部11fに連通している。すなわち、流体主流路11は、入口接続口11aから出口接続口11bへ向けて連続する水平流路部11c、鉛直流路部11d、傾斜流路部11e及び水平流路部11fにより構成され、その途中に設けられている第1バルブ20の弁室22を通るものとなる。換言すれば、流体主流路11は、鉛直流路部11d及び傾斜流路部11eの間に配設された第1バルブ20を備えた流路となる。
リターン流路12は、流体主流路11を構成する鉛直流路部11dと交差するように連通する傾斜流路部12cを備えている。この傾斜流路部12cは、鉛直流路部11dに開口する分岐入口12aから斜め上向きに分岐する流路であり、第2バルブ40の弁体41が配設されて上下方向に開閉動作する弁室42へ連通している。そして、弁室42の下面中央には、鉛直方向下向きに鉛直流路部12dが延び、さらに、その下端部から水平方向へ延びてリターン出口接続口12bが開口する水平流路部12eに連通している。すなわち、リターン流路12は、分岐入口12aからリターン出口接続口12bへ向けて連続する傾斜流路部12c、鉛直流路部12d及び水平流路部12eにより構成され、その途中に設けられている第2バルブ40の弁室42を通るものとなる。換言すれば、リターン流路12は、傾斜流路部12c及び鉛直流路部12dの間に配設された第2バルブ40を備えた流路となる。
このように、流体主流路11及びリターン流路12を介して接続され、流体主流路11及びリターン流路12に設けられて流路の選択切替を行う第1バルブ20及第2バルブ40がベース部材10に集積して一体化された流体機器ユニットFUにおいて、リターン流路12を流体主流路11から分岐させる位置は、第1バルブ20の上流側近傍となる分岐入口12aになる。この分岐入口12aは、第1バルブ20の弁室22にできるだけ近い位置に設けることで、薬液リターンモードのバルブ開閉状態及び流路が選択された場合、分岐入口12aから弁室22までの鉛直流路部11dを最短距離としている。すなわち、
リターン流路12が流体主流路11から分岐する位置を第1バルブ20の上流側近傍としたことにより、リターン流路12の分岐入口12aから第1バルブ20までの間に形成され、薬液が滞留する空間容積(薬液滞留部)となる鉛直流路部11dの長さを最小とすることができる。
上述した薬液滞留部は、薬液リターンモードの場合に形成されるものであり、薬液供給源から導入されて入口接続口11aから流体主流路11に流れ込む薬液が鉛直流路部11dの途中に開口する分岐入口12aからリターン流路12へ流路を変更することにより、薬液の主流からはずれる凹部となってほとんど流れを生じない部分である。しかし、分岐入口12aから弁室22までの鉛直流路部11dを最短距離とし、薬液滞留部の空間容積を最小にしたので、薬液リターンモードで滞留する薬液量も最小となる。このため、主流の影響を受けやすくなり、薬液滞留部内での凝固が生じにくくなる。従って、薬液供給モードを選択して切り替えた際、薬液滞留部で凝固した薬液が液体主流路11を塞いで薬液供給を妨げたり、あるいは、流体主流路11の流路断面積を減少させて薬液供給量を所定値より低減させることもない。
ところで、リターン流路12が流体主流路11から分岐する分岐入口12aの位置については、下記の理由により第1バルブ20の上流側近傍が望ましい。すなわち、分岐入口12aの位置は、分岐入口12aから弁室22まで鉛直流路部11dの長さが全くないことが理想であるが、現実には流路を形成するベース部材10に第1バルブ20の弁座23となる肉厚を確保する必要があり、第1バルブ20の弁体21に十分なシール性を得るためには弁座23の剛性が重要である。
ここで、第1バルブ20の構成を説明する。この第1バルブ20は、図示省略の付勢手段(コイルバネ等)により、下向きの押圧を受けて閉じられるノーマルクローズタイプである。この第1バルブ20は、空気圧操作部26に供給する空気圧をON・OFFしてプラグ型の弁体21を弁室22内で上下動させ、液体主流路11を開閉する。プラグ型の弁体21は、鉛直流路部11dの上端開口部を塞いで流体主流路11を閉じるため、流体主流路11dの上端開口部周辺に弁体21を押圧してシールする弁座23が必要となる。
また、上述した弁室22の内部は、薬液の流れる流路部分がダイヤフラム24により分離されている。さらに、弁室22の底面をお椀形状にしたので、弁室22内に液溜まりが生じないため薬液の置換性は良好である。なお、図中の符号25は弁体21と一体の軸部であり、空気圧操作部26や付勢手段の押圧力により弁体21を上下動させる。
このように、第1バルブ20がプラグ型の弁体21を上下動させて流体主流路11の上向き開口部分を開閉するタイプであることから、第1バルブ20の弁座23となるベース部材10には、弁座23に十分な剛性を与えるための肉厚が必要となる。従って、分岐入口12aは、弁座23の剛性確保に必要な肉厚を確保するため、鉛直流路部11dの分岐入口12aから弁室22まで必要最小限の長さを設けた位置に開口している。すなわち、分岐入口12aは、弁体21が弁座23に押圧される全閉状態において、第1バルブ20に充分なシール性を確保しながら薬液滞留部を最小とする位置にある。
一方、上述した流体機器ユニットFUの第2バルブ40は、ノーマルオープンタイプの空気圧操作弁であり、空気圧操作部46や付勢手段の押圧力が作用する方向を逆にした以外は実質的に第1バルブ20と同じ構成となる。なお、図中の符号43は弁座、44はダイヤフラム、45は軸部である。
ところで、上述した第2バルブ40は、弁体42の先端部側径が軸部45まで一定の略円柱形状とされる。そして、第2バルブ40を閉じた薬液供給モードでは、リターン流路12の傾斜流路部12cを介して、液体主流路11を流れる薬液からダイヤフラム44に対して開弁方向となる上向きの圧力が作用する。このような薬液(液体)の圧力は背圧と呼ばれ、ダイヤフラム44の面積が大きいほど大きな力となる。このため、背圧に対抗して弁体42が開となるのを阻止するためには、弁体42を閉状態に維持する空気圧操作部46の空気圧も大きくする必要がある。
上述した第2バルブ40のように、大きな背圧に対応して開閉操作用の空気圧が大きくなる高背圧対応型バルブにおいては、たとえば図4に示す空気圧操作弁50のように、弁体51の先端部側径d1に対して根元側径d2を小さく(d1>d2)設定したものが好ましい。なお、図中の符号52は弁室、53は弁座、54はダイヤフラム、55は軸部、56は空気圧操作部であり、薬液流れ方向が矢印で示されている。
このような空気圧操作弁50は、弁体51の根元側径d2が小さくなった分だけダイヤフラム54の小径化が可能となる。このため、ダイヤフラム54の受圧面積を小さくすることができるようになり、空気圧操作部56の空気圧を低減可能な高背圧対応型のバルブとなる。
このように、上述した高背圧対応型の空気圧操作弁50を第2バルブ40に採用することにより、すなわち弁体51の根元側径d2とともにダイヤフラム54の径を小さくしたことにより、全閉時に弁体51を開く方向(上向き)に作用する液体の圧力(背圧)が小さくなるので、空気圧操作部54により弁体51を閉じる方向に押圧する力の低減が可能となる。従って、空気圧操作弁50は、空気圧操作部56の耐圧を低く抑えることができるようになり、小型化や低コスト化に有利になる。また、このような高背圧対応型の空気圧操作弁50を第2バルブ40に採用すれば、上述した流体機器ユニットFUの小型化や低コスト化にも貢献できる。
さらに、空気圧操作弁50の外形寸法を略同じにすれば、ダイヤフラム54を小径化した分だけケーシング部分の肉厚を増すことができるので、流量特性に影響する弁座ポート径(鉛直流路部12dの入口径)を維持しながら、使用圧力(弁の耐圧)を高めることも可能になる。
なお、上述した説明では、空気圧操作部56により弁体51を閉じるノーマルオープン型の高圧対応型バルブとしたが、弁体51の径を変化させる構造は、空気圧操作部56に代えて電磁石等の開閉操作機構を採用したものにも適用可能である。
上述したように、本発明の流体機器ユニットFUによれば、液体主流路11の第1バルブ20とリターン流路12の分岐入口(分岐部)12aとの間に形成される薬液滞留部を最小限とし、薬液の凝固が生じにくいものとなる。従って、取り扱う液体が凝固しやすいスラリ性の薬液等であっても、液体主流路11を塞いで薬液供給ができなくなったり、あるいは、流路断面積の減少により薬液供給量が減少するようなこともないので、これを半導体製造工程に採用すれば、装置の信頼性を大きく向上させることができる。
ところで、上述した実施形態においては、2つの空気圧操作弁20,40をベース部材10に設置した構成としたが、本発明の流体機器ユニットFUはこれに限定されることはなく、たとえば流量調整弁や圧力センサ等のように、空気圧操作弁20,40の前後にユニット化する他の流体機器類を備えていてもよい。また、流体主流路11やリターン流路12に設置される空気圧操作弁20,40についても、たとえば電磁弁に変更するなど、上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態として、ベース部材に形成された流路を示す要部の断面図である。 本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態として、外観を示す平面図である。 図1の流体機器ユニット内に形成された流路構成例を示す系統図である。 第2バルブの弁体形状例を示す要部断面図である。
符号の説明
FU 流体機器ユニット
10 ベース部材
11 流体主流路
11d 鉛直流路部
12 リターン流路
12c 分岐入口
20 第1バルブ(空気圧操作弁)
21,41,51 弁体
22,42,52 弁室
23,43,53 弁座
24,44,54 ダイヤフラム
40 第2バルブ(空気圧操作弁)
50 空気圧操作弁(高背圧対応型バルブ)

Claims (2)

  1. 流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材に集積して一体化され、前記ベース部材に形成された流体主流路及びリターン流路にそれぞれ流路切替用の第1バルブ及び第2バルブが設けられている流体機器ユニット構造において、
    お椀形状とした弁室の最も低い底面中心部分に前記流体主流路の鉛直流路部を開口させるとともに前記鉛直流路部の上端部に前記第1バルブを配置し、
    前記リターン流路が前記流体主流路から分岐する位置を前記鉛直流路部の前記第1バルブの上流側近傍とし、かつ、
    前記リターン流路が前記流体主流路から分岐する前記第1バルブの上流側近傍は、前記第1バルブがプラグ型の弁体を上下動させて前記流体主流路の上向き開口部分を開閉するタイプとされ、前記第1バルブの弁座となる前記ベース部材の肉厚に弁座剛性を確保した位置としたことを特徴とする流体機器ユニット構造。
  2. 前記第2バルブは、ダイヤフラムに液体圧力を受けるとともに開閉操作機構によりプラグ型の弁体を上下動させて前記リターン流路を開閉し、前記弁体の先端部側径に対して根元側径を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の流体機器ユニット構造。
JP2007265586A 2007-10-11 2007-10-11 流体機器ユニット構造 Active JP5096864B2 (ja)

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