JP2020159411A - バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法 - Google Patents

バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020159411A
JP2020159411A JP2019057868A JP2019057868A JP2020159411A JP 2020159411 A JP2020159411 A JP 2020159411A JP 2019057868 A JP2019057868 A JP 2019057868A JP 2019057868 A JP2019057868 A JP 2019057868A JP 2020159411 A JP2020159411 A JP 2020159411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
passage
flow rate
leak
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019057868A
Other languages
English (en)
Inventor
高志 船越
Takashi Funakoshi
高志 船越
薬師神 忠幸
Tadayuki Yakushijin
忠幸 薬師神
谷川 毅
Takeshi Tanigawa
毅 谷川
下村 嘉徳
Yoshinori Shimomura
嘉徳 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikin Inc
Original Assignee
Fujikin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikin Inc filed Critical Fujikin Inc
Priority to JP2019057868A priority Critical patent/JP2020159411A/ja
Publication of JP2020159411A publication Critical patent/JP2020159411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)

Abstract

【課題】閉弁時にも流入通路から流出通路に一定量の流体を漏出させるブリードバルブにおいて、バルブの組み立て後においても、バルブボディ等の追加工や交換なしに、漏出量の調整が可能なブリードバルブを提供することである。【解決手段】流体の流入通路11、流出通路12及び両通路を連結する弁室14を形成したバルブボディ10と、弁室14の流入通路11出口周縁に形成される弁座13と、弁室14に配設され、弁座13に当接する弁体20と、を有するバルブであって、弁体20には、流入通路11と接続する細孔の漏入通路22と、流出通路12と接続する細孔の漏出通路23が備えられ、漏入通路11と漏出通路12との間の弁体20内部には、流体の漏出流量を規制する漏出流量規制手段40が内部に備えられた漏出流量規制空間24が設けられている。【選択図】 図1

Description

この発明は、バルブに関し、特に、閉弁時でも一定量の流体を流すことができるブリードバルブに関する。
半導体製造や液晶製造等において、ガス等の各種流体の供給系統または排出系統の流体回路中には、各種バルブが配置される。それらのバルブにあっては、その弁閉時に常に微量流量の流体を流す構造を備えたバルブが用いられる場合がある。
従来から、半導体や液晶等の各種製品を製造する製造装置では、製造ラインで用いられる超高純度ガスのガス配管系において、パージ用のガス(例えば、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガス)を流し続ける場合に、ブリードバルブが周知である。
従来のブリードバルブは、流入流路と流出通路との間に配設される弁座に弁体が当接離間することで、流体の流れを制御する一方で、流入流路と流出通路に連通孔、例えばオリフィスを設け、弁座に弁体が当接している閉弁時にも所定流量の流体を流すように構成されている。
図5に示す特許文献2のダイヤフラム弁では、流入路11aから流出路11bを備え、流入路11a及び流出路11bの間をリーク流通路20が、弁座カラー12に挿通しており、閉弁時にも常に流体がわずかずつ流出路11bに漏れ出るようになっている。
特開2010−144765号公報
従来の定流量リーク弁では、連通孔がリーク弁本体にあけられているため、流体のリーク量が予定した量よりも異なっていた場合、リーク弁本体の追加工または交換が必要になり、材料の無駄や加工の手間の無駄が生じ、大きなコストアップの原因となる。
また、特許出願文献1に記載のダイヤフラム弁では、リーク流通路20が弁座カラー12にあけられているため、流体のリーク量が予定した量よりも異なっていた場合、弁箱11の追加工や交換は必要がなくなるが、弁座カラー12の追加工または交換が必要になり、やはり、材料の無駄や加工の手間の無駄が生じ、コストアップの原因となる。
この発明の目的は、閉弁時にも流入通路から流出通路に一定量の流体を漏出させるブリードバルブにおいて、バルブの組み立て後においても、バルブボディ等の追加工や交換なしに、漏出量の調整が可能なブリードバルブを提供することである。
本発明(1)は、流体の流入通路、流出通路及び両通路を連結する弁室を形成したバルブボディと、前記弁室の流入通路出口周縁に形成される弁座と、前記弁室に配設され、前記弁座に当接する弁体と、を有するバルブであって、前記弁体には、前記流入通路と接続する細孔の漏入通路と、前記流出通路と接続する細孔の漏出通路が備えられ、前記漏入通路と前記漏出通路との間の弁体内部には、流体の漏出流量を規制する漏出流量規制手段が内部に備えられた漏出流量規制空間が設けられているバルブである。
本発明(1)には、弁体の内部に漏出流量規制空間という空間が設けられている。弁体内部には、漏出流量規制空間及び流入通路と接続される漏入通路と、漏出流量規制空間及び流出通路と接続される漏出通路が設けられている。漏出流量規制空間の内部には、漏出流量規制手段が備えられている。
流体は、流入通路、漏入通路、漏出流量規制空間、漏出通路及び流出通路をこの順に通って、閉弁時でも、常に一定量の流体が流れることとなる。このような構造を備えることによって、漏出流量規制空間内部の漏出流量規制手段を適宜交換することによって、バルブボディ等の追加工や交換をすることなく、漏出流量の調節をすることができる。
本発明(2)は、前記流量規制手段が、連通孔を有する多孔質部材又は粒状部材の集合体である本発明(1)のバルブである。
本発明(2)のバルブにおいて、流量規制手段が連通孔を有する多孔質部材の場合とは、流量規制手段が連通孔を有するポーラス体の場合であり、連通孔のポアサイズを変えることによって、漏出流量の調節をすることができる。流量規制手段が粒状部材の集合体の場合とは、漏出流量規制空間内部に粒状部材が詰まっている場合である。粒状部材の粒子径を変えることによって漏出流量の調節をすることができる。
本発明(3)は、前記流量規制空間が、前記多孔質部材または粒状部材を保持することができるメッシュ状のケージにより確定されていることを特徴とする方法本発明(2)のバルブである。
本発明(3)のバルブでは、多孔質部材または粒状部材は、これらを保持するメッシュ状のケージで保持されており、多孔質部材または粒状部材の交換時にこのケージを取り出せばよいので、交換が容易になる。メッシュ状のケージとは、例えば、金属ワイヤーで編んだ籠のようなものである。粒状部材を用いる場合は、メッシュの目開きは当然に粒状部材の粒径よりも小さくなければならない。
本発明(4)は、前記流量規制空間が、前記多孔質部材又は粒状部材を保持することができる穴の開いた箱状のケージにより確定されていることを特徴とする本発明(2)のバルブである。
本発明(4)のバルブでは、多孔質部材または粒状部材は、これらを保持する穴の開いた箱状のケージで保持されているので、多孔質部材または粒状部材の交換時にこのケージを取り出せばよいので、交換が容易になる。粒状部材を用いる場合は、穴の径は当然に粒状部材の粒径よりも小さくなければならない。
本発明(5)は、前記流量規制空間の前記漏入通路と前記漏出通路の開口部に前記粒状部材の流量規制空間からの流出を阻止するフィルターが備えられている本発明(2)のバルブである。このような構造にしておくと、流量規制空間に粒状部材を流し込むだけで、漏出流量規制手段とすることができ、ケージの必要がなくコストダウンとなる。
本発明(6)は、本発明(2)の多孔質部材の連通孔の穴径または粒状部材の体積平均粒径を調整することによって、流体の漏出流量を調節する方法である。この方法によると、従来技術のバルブのように、リーク穴を加工し直したり、バルブボディ等を交換したりせずに、漏出流量を調節することができる。
この発明のバルブによると、閉弁時にも流入通路から流出通路に一定量の流体を漏出させるバルブにおいて、バルブの組み立て後においてもバルブボディ等の追加工や交換なしに、漏出量の調整が可能となる。
この発明によるバルブの実施例1を示す。 実施例1のバルブに用いられる弁体の拡大断面図を示す。 実施例1のバルブに用いられる弁体にケージが搭載される様子を模式的に示す。 実施例2のバルブに用いられる弁体の断面図を示す。 特許文献1に記載の図を示す。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、便宜的に図面上での方向によって部材等の方向を上下左右と指称することがあるが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
図1は、この発明による実施例1のブリードバルブを示している。全体的構造は、バルブボディ10とアクチュエータ24とその間のステー23の3つの構成部分を有している。
バルブボディ10には、流入通路11および流出通路12が設けられ、流入通路11および流出通路12の間には弁座13が備えられている。弁座13と当接・離間する接触面を有する弁体20が備えられ、弁体20はダイヤフラム30を介してダイヤフラム押さえ32によって押圧される。
弁体20は、下方部が円柱形状であり、上方部が略円柱形状または多角柱形状をしており、下方部の径は上方部よりも小さな径となっている。弁体20は、バルブボディ10に形成された凹部の弁室14の中に搭載され、弁室14の底面と弁体20の上方部の下面との間に弁体20を上方に付勢するスプリング15が設けられている。
ダイヤフラム30は、押さえアダプタ31によってバルブボディ10に固定され、ダイヤフラム押さえ32は、アクチュエータ34の軸によって上下動させられる。バルブボディ10とアクチュエータ34とは、固定ナット33によって連結される。
弁体10の内部には、漏出流量規制手段40が設けられ、漏出流量規制手段40と流入通路11との間は、漏入通路22によってつながれている。漏出流量規制手段40と流出通路11との間は、漏出通路23によってつながれている。キャップ21は、漏出流量規制手段40を弁体20内部に封じ込める蓋の役割を果たす。
図2は、実施例1のブリードバルブに用いられる弁体の拡大断面図を示す。内容は、図1と同じなので説明を省略する。
図3は、実施例1のブリードバルブに用いられる弁体の断面図と、金属製針金で編まれたケージの斜視図を示す。例えば、このケージの中に、漏出抵抗部材42として粒状部材の集合体を詰め込んで漏出流量規制手段40とし、これを漏出流量規制空間24に挿入して、キャップ21で蓋をする。
図4は、実施例2のバルブに用いられる弁体の断面図を示す。実施例2のブリードバルブでは、漏出流量規制空間24の漏入通路22及び漏出通路23の開口部にフィルター25が設けられている。このような構造にしておけば、ケージ等を用いなくともよいので、構造が単純となりコストダウンにつながる。
以上説明したように、本発明のバルブは、弁体に漏入通路と漏出通路を備えた漏出流量規制空間を形成し、その漏出流量も漏出流量規制空間内の流量規制手段によって簡単に変更することができるから広くブリードバルブに適用することができる。また、弁体を本発明の弁体に置き換えることで既存のバルブをブリードバルブに変更する用途にも適用することができる。
1 ;ブリードバルブ
10;バルブボディ
11;流入通路
12;流出通路
13;弁座
14;弁室
15;スプリング
20;弁体
21;キャップ
22;漏入通路
23;漏出通路
24;漏出流量規制空間
25;フィルター
30;ダイヤフラム
31;押さえアダプタ
32;ダイヤフラム押さえ
33;固定ナット
34;アクチュエータ
40;漏出流量規制手段
41;ケージ
42;漏出抵抗物質

Claims (6)

  1. 流体の流入通路、流出通路及び両通路を連結する弁室を形成したバルブボディと、
    前記弁室の流入通路出口周縁に形成される弁座と、
    前記弁室に配設され、前記弁座に当接する弁体と、を有するバルブであって、
    前記弁体には、前記流入通路と接続する細孔の漏入通路と、前記流出通路と接続する細孔の漏出通路が備えられ、
    前記漏入通路と前記漏出通路との間の弁体内部には、流体の漏出流量を規制する漏出流量規制手段が内部に備えられた漏出流量規制空間が設けられているバルブ。
  2. 前記流量規制手段は、連通孔を有する多孔質部材又は粒状部材の集合体である請求項1に記載バルブ。
  3. 前記流量規制空間が、前記多孔質部材または球状部材を保持することができるメッシュ状のケージにより確定されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブ。
  4. 前記流量規制空間が、前記多孔質部材又は粒状部材を保持することができる穴の開いた箱状のケージにより確定されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブ。
  5. 前記流量規制空間の前記漏入通路と前記漏出通路の開口部に前記粒状部材の流量規制空間からの流出を阻止するフィルターが備えられている請求項2に記載のバルブ。
  6. 請求項2に記載の多孔質部材の連通孔の穴径または粒状部材の体積平均粒径を調整することによって、流体の漏出流量を調節する方法。
JP2019057868A 2019-03-26 2019-03-26 バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法 Pending JP2020159411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057868A JP2020159411A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057868A JP2020159411A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020159411A true JP2020159411A (ja) 2020-10-01

Family

ID=72642501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019057868A Pending JP2020159411A (ja) 2019-03-26 2019-03-26 バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020159411A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05149472A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ケージ型弁
JP2006097901A (ja) * 2001-10-29 2006-04-13 Mitsubishi Electric Corp 流量制御弁および冷凍空調装置および流量制御弁の製造方法
JP2006250311A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Kayaba Ind Co Ltd フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05149472A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ケージ型弁
JP2006097901A (ja) * 2001-10-29 2006-04-13 Mitsubishi Electric Corp 流量制御弁および冷凍空調装置および流量制御弁の製造方法
JP2006250311A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Kayaba Ind Co Ltd フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2593420C2 (ru) Взаимозаменяемое клапанное устройство для использования в регуляторах расхода текучей среды
KR102188285B1 (ko) 오리피스 내장 밸브 및 압력식 유량 제어 장치
US11427911B2 (en) Valve device, fluid control device and semiconductor manufacturing apparatus using the valve device
JP4996990B2 (ja) 逃がし弁
RU2602026C2 (ru) Клапанное устройство для предотвращения загрязнения текучей среды в регуляторе расхода текучей среды
EP1793298B1 (en) Liquid regulator
JPWO2019087843A1 (ja) バルブ装置
US8707997B2 (en) Fluid device unit structure
JP2020159411A (ja) バルブ及び流体の漏出流量を調節する方法
CN116490710A (zh) 具有集成式孔口限制部的阀
CA3056069A1 (en) Valve body having primary and secondary stem guides
US9494255B2 (en) Plate microvalve with improved sealing mechanism
JP2005180527A (ja) リーク弁
JP2002071048A (ja) 自動圧力調整弁
KR20210060657A (ko) 밸브 장치 및 가스 공급 시스템
JP2013257023A (ja) ポペット弁
JP4291403B1 (ja) 逆止機能付きパイロット式背圧弁
JP2001202139A (ja) 圧力調整器
CN116480783A (zh) 在线调整阀滴漏开度的方法与多联阀结构
JP2000266204A (ja) 液体用定流量弁
JP2001249723A (ja) 圧力調整器
JP2019173947A (ja) 流量制御弁
JP2002130524A (ja) 流量コントロールバルブの弁機構体
JP2016186341A (ja) 空気バネ用空気圧調整ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230905