JP2002130524A - 流量コントロールバルブの弁機構体 - Google Patents

流量コントロールバルブの弁機構体

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JP2002130524A
JP2002130524A JP2000316938A JP2000316938A JP2002130524A JP 2002130524 A JP2002130524 A JP 2002130524A JP 2000316938 A JP2000316938 A JP 2000316938A JP 2000316938 A JP2000316938 A JP 2000316938A JP 2002130524 A JP2002130524 A JP 2002130524A
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Hironobu Matsuzawa
広宣 松沢
Kimihito Sasao
起美仁 笹尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凸部と凹部とが分離自在に遊嵌結合する弁機
構体を有する流量コントロールバルブにおいて、被制御
流体の滞留がなく、制御の応答特性を低下させたりある
いは流体の滞留により細菌を発生させたりすることのな
い新規な構造を提供する。 【解決手段】 第一ダイヤフラム部50と第二ダイヤフ
ラム部60とを有し、チャンバ20を第一加圧室21、
弁室25及び第二加圧室30に区分する弁機構体40に
おいて、前記第一ダイヤフラム部50には弁部41を有
する第一部材51が一体に設けられ、前記第二ダイヤフ
ラム部60には前記第一部材に対向して第二部材61が
一体に設けられているとともに、前記第一部材と第二部
材とは互いに分離自在に遊嵌結合される凸部52と凹部
62を有し、かつ前記凹部には前記凸部の結合に伴い該
凹部内の流体を外部に排出する流通溝部65が形成され
た流量コントロールバルブの弁機構体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体(液体ある
いは気体)の流量を一定に制御する流量コントロールバ
ルブの弁機構体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、先に、ダイヤフラムを利
用して流入側(一次側)の圧力変動に対応して流出側
(二次側)の流量を一定に保つことができ、さらに流出
側(二次側)の負荷の増大に伴って発生するバルブの劣
化、損傷あるいは塵の発生等の不具合を解消する流量コ
ントロールバルブを提案した(特開平12―19310
6号公報)。
【0003】この先行発明に係る流量コントロールバル
ブは、添付の図面の図6及び図7に符号100として示
したように、一側に被制御流体の流入部120を有し弁
座140を介して他側に被制御流体の流出部125が形
成されたチャンバ150を有するボディ本体110と、
前記弁座140を開閉する弁部171と前記流入部側に
配された第一ダイヤフラム部180と前記流出部側に配
された第二ダイヤフラム部190を有する弁機構体17
0とからなり、前記第一ダイヤフラム部180及び第二
ダイヤフラム部190によって、前記ボディ本体110
のチャンバ150を第一加圧室151、弁室155及び
第二加圧室160に区分して、前記第一加圧室151及
び第二加圧室160に設けられた第一加圧手段211及
び第二加圧手段212によって前記第一ダイヤフラム部
180及び第二ダイヤフラム部190に対して常時弁室
方向(内向き)に一定圧力を加えるように構成され、前
記弁機構体170の第一ダイヤフラム部180に弁部1
71を有する第一部材181を一体に設けるとともに、
前記第二ダイヤフラム部190には、前記第一部材18
1と分離自在に遊嵌結合される第二部材191を一体に
設けてなるものである。図示の例では、前記第一加圧手
段211はバネ体で、前記第二加圧手段212は加圧気
体である。
【0004】図6及び図7において、符号182は第一
部材181に形成された凸部で、192は第二部材19
1に設けられた凹部で、200は第一ダイヤフラム部1
80に一体に設けられたバネ受けである。また、符号1
10a,110bならびに110cはボディ本体110
を構成する第1ブロック、第2ブロックならびに第3ブ
ロック、152は第一加圧室の呼吸路、161は第二加
圧手段の気体給気ポート、162は同じく排気ポート、
165は逆止弁、166は給気回路、167は絞り弁、
168は排気回路、169は絞り弁である。
【0005】上記先行技術に係る流量コントロールバル
ブ100によれば、図6に示す状態では、流入部120
側(一次側)の圧力変動は、常時内向きの一定圧力を加
えられた第一ダイヤフラム部180及び第二ダイヤフラ
ム部190に対する背圧(外向きの圧力)変動として現
れ、前記加圧手段211,212による一定の内向きの
設定圧力と一次側の外向きの変動圧力とが釣り合いを保
とうとして、弁機構体170を移動させる。弁機構体1
70の移動によってその弁部171が移動し、該弁部1
71と弁座140間の開口量が変化して、被制御流体の
流量が制御される。
【0006】これに対して、図7に示すように、流出側
の配管Pのバルブが閉じられるなどして流出部125側
の圧力が高くなった場合は、第二ダイヤフラム部190
に対する背圧(外向きの圧力)変動として現れ、それに
伴って弁部171及び第一ダイヤフラム部180は第二
ダイヤフラム部190側に移動し、弁座140が弁部1
71により閉じられる。そして、さらに大きな背圧(外
向きの圧力)が第二ダイヤフラム部190に作用する
と、弁機構体170の第一ダイヤフラム部180側の第
一部材181と第二ダイヤフラム部190側の第二部材
191は分離する。この第一部材181と第二部材19
1の分離によって、弁機構体170及び弁座140に対
して大きな負荷が加わるのが防止され、それらの劣化や
損傷あるい破損に伴う微細な塵(いわゆるパーティク
ル)の発生が防止される。
【0007】しかるに、上のような第一部材181と第
二部材191とが分離するタイプの弁機構体170にあ
っては、両者の遊嵌結合が図のように凸部182と凹部
192とによって形成されることが多いのであるが、凹
部192内に被制御流体が入り込み、滞留することが避
けられない。
【0008】凹部192内に被制御流体が滞留すると、
特に被制御流体が粘性の高い液体などである場合には、
凸部182の速やかな結合を妨げてこの種流量コントロ
ールバルブとしての流量制御の応答特性を低下させた
り、あるいは流体の滞留によって細菌の発生の因となる
汚染源として作用するおそれなしとしない。このような
問題はこの種バルブが超純水や薬液等の制御に用いられ
る際に大きな不利となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題に対処するために提案されたものであって、凸部と凹
部とが分離自在に遊嵌結合する弁機構体を有する流量コ
ントロールバルブにおいて、被制御流体の滞留がなく、
制御の応答特性を低下させたりあるいは流体の滞留によ
り細菌を発生させたりすることのない新規な構造を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
一側に被制御流体の流入部(12)を有し弁座(16)
を介して他側に被制御流体の流出部(15)が形成され
たチャンバ(20)を有するボディ本体(11)の前記
流入部側に配された第一ダイヤフラム部(50)と前記
流出部側に配された第二ダイヤフラム部(60)とを有
し、前記第一ダイヤフラム部及び第二ダイヤフラム部
は、それらの外周部が前記ボディ本体に固定されて前記
チャンバを第一ダイヤフラム部外側の第一加圧室(2
1)、前記第一ダイヤフラム部及び第二ダイヤフラム部
に囲まれ前記流入部及び弁座ならびに流出部を有する弁
室(25)及び第二ダイヤフラム部外側の第二加圧室
(30)に区分しており、前記第一ダイヤフラム部及び
第二ダイヤフラム部は、前記第一加圧室及び第二加圧室
に設けられた第一加圧手段(M1)及び第二加圧手段
(M2)によって常時それぞれ弁室方向に一定圧力を加
えられるように構成された弁機構体(40)であって、
前記第一ダイヤフラム部(50)にはその弁室側に弁部
(41)を有する第一部材(51)が一体に設けられ、
前記第二ダイヤフラム部(60)にはその弁室側に前記
第一部材に対向して第二部材(61)が一体に設けられ
ているとともに、前記第一部材と第二部材とは互いに分
離自在に遊嵌結合される凸部(52)と凹部(62)を
有し、かつ前記凹部には前記凸部の結合に伴い該凹部内
の流体を外部に排出する流通溝部(65)が形成されて
いることを特徴とする流量コントロールバルブの弁機構
体に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る弁
機構体を備えた流量コントロールバルブの縦断面図、図
2はその弁機構体の分離状態を示す縦断面図、図3は第
二ダイヤフラム部の拡大縦断面図、図4は図3の凹部側
から見た平面図、図5は他の実施例を示す流量コントロ
ールバルブの縦断面図である。
【0012】図1に示す流量コントロールバルブ10
は、この発明の一実施例に係るもので、ボディ本体11
と、該ボディ本体11に形成されたチャンバ20に装置
される弁機構体40とからなる。
【0013】ボディ本体11は、フッ素樹脂等の耐蝕性
及び耐薬品性の高い樹脂から形成されてなり、一側に被
制御流体の流入部12を有し、弁座16を介して他側に
被制御流体のための流出部15が形成されたチャンバ2
0を有している。本実施例のボディ本体11は、図示の
ように、第1ブロック11a,第2ブロック11b,第
3ブロック11cに分割され、これらを一体に組み付け
て構成されている。なお、前記流出部15には適宜の口
径を有するオリフィス(図示せず)が取り付けられるこ
ともある。また、前記流入部12には流入用配管(図示
せず)、流出部15には流出用配管Pがそれぞれ接続さ
れる。
【0014】弁機構体40は、ボディ本体11と同様
に、フッ素樹脂等の耐蝕性及び耐薬品性の高い樹脂から
形成され、前記流入部12側に配された第一ダイヤフラ
ム部50と、前記流出部15側に配された第二ダイヤフ
ラム部60とを有する。
【0015】第一ダイヤフラム部50及び第二ダイヤフ
ラム部60は、それらの外周部50b及び60bがボデ
ィ本体11に固定されて、前記チャンバ20内に取り付
けられ、該チャンバ20を、第一ダイヤフラム部50外
側の第一加圧室21、第一ダイヤフラム部50及び第二
ダイヤフラム部60に囲まれ前記流入部12及び弁座1
6ならびに流出部15を有する弁室25、及び第二ダイ
ヤフラム部60外側の第二加圧室30に区分している。
図の符号81はボディ本体11(11a,11b)と第
一ダイヤフラム部50間をシールするためのシール部
材、82はボディ本体11(11b,11c)と第二ダ
イヤフラム部60間をシールするためのシール部材であ
る。
【0016】そして、この弁機構体40を構成する第一
ダイヤフラム部50及び第二ダイヤフラム部60は、前
記第一加圧室21及び第二加圧室30に設けられた第一
加圧手段(M1)及び第二加圧手段(M2)によって常
時それぞれ弁室方向に一定圧力を加えられるように構成
されている。実施例における第一加圧手段M1はバネS
1よりなり、所定のバネ定数のバネS1は第一加圧室2
1の底部と第一ダイヤフラム部50に形成されたバネ受
け部80との間に装着される。加圧手段M1はバネS1
に限定されることはなく、加圧気体を採用したり、ある
いは、バネと加圧気体の両方を採用したり、さらには、
ソレノイド(電磁石)等を採用してもよい。なお、バネ
単独で使用する場合には、図示しないが、バネ押え部材
を螺着して荷重調整自在なバネ装置とすることが望まし
い。また、該荷重調整自在なバネ装置にサーボモータ等
を接続してバネ定数を自動制御できるように構成しても
よい。図示の符号22は第一加圧室21内の空気の出入
りを行う呼吸路を表す。
【0017】また、実施例の第二加圧手段M2は加圧気
体A1より構成されている。第二加圧手段M2を加圧気
体A1とする場合には、その設定圧力の調整が容易であ
るとともに、大きな設定圧力が要求される場合に有効で
あるという利点を有する。図示の第二加圧室30に関
し、符号31は加圧気体のための給気ポート、32はそ
の排気ポートである。気体の加圧装置は図示が省略され
ている。なお、第二加圧手段M2として、前記した荷重
調整自在なバネ装置やソレノイド等を採用してもよい。
図において符号35は逆止弁、36は給気回路、37は
絞り弁、38は排気回路、39は絞り弁である。
【0018】弁機構体40の第一ダイヤフラム部50に
は弁部41を有する第一部材51が一体に設けられると
ともに、第二ダイヤフラム部60には前記第一部材51
と分離自在に遊嵌結合された第二部材61が一体に設け
られる。前記第一部材51と第二部材61の遊嵌結合
は、第一部材51に形成された円台錘形状の凸部52と
第二部材61に形成された円台錘形状の凹部62によっ
て構成されている。この例とは逆に第一部材51に円台
錘形状の凹部を、第二部材61に円台錘形状の凸部が形
成されてもよい。このように構成することによって、第
一部材51と第二部材61の結合時における位置決めが
確実に行える利点がある。なお、第一部材51及び第二
部材61は、ダイヤフラム本体と一体に形成してもよ
く、あるいは独立して形成して螺着等によって一体に結
合してもよい。
【0019】この発明構造では、前記第二部材61の凹
部62に第一部材51の凸部52の結合に伴い該凹部6
2内の流体を外部に排出する流通溝部65が設けられて
いる。この流通溝部65は、凹部62と外部とを連通す
る構造であればどのようなものでもよい。実施例では、
図3及び図4に図示したように、凹部62の内底部に十
字形状の開放溝(U字溝)66を形成して流通溝部65
としている。このような十字形状の開放溝66よりなる
流通溝部65は、凹部62内の流体の排出効果が高い。
【0020】次に、上記した流量コントロールバルブ1
0の作用について、図を参照しつつ説明する。この流量
コントロールバルブ10によれば、前記第一加圧室21
及び第二加圧室30の加圧手段M1,M2によって、弁
機構体40に対して、その第一ダイヤフラム部50及び
第二ダイヤフラム部60を介して、常時弁室方向、つま
り内向きの第一設定圧力及び第二設定圧力が加えられて
いる。通常の制御状態(通水状態)では、図1に示した
ように、前記第一設定圧力及び第二設定圧力は被制御流
体が所定流量のとき釣り合いを保つように構成されてい
て、弁機構体40の弁部41と弁室25の弁座16との
間の開口量は一定間隔に保たれている。これによって、
流入部12側(一次側)から弁室25内に流入した被制
御流体は所定の流量だけ流出部15側(二次側)へ流出
される。
【0021】流入部12側(一次側)において被制御流
体に何らかの変化があると、その変化は一次側の圧力変
動として現れ、前記第二設定圧力が加えられている弁機
構体40の第二ダイヤフラム部60に対する背圧(外向
きの圧力)変動として現れる。この一次側の外向きの変
動圧力と前記各加圧手段M1,M2による内向きの設定
圧力とが釣り合いを保とうとして、弁機構体40を変動
させる。弁機構体40の変動に伴ってその弁部41が位
置移動を生じ、弁部41と弁座16間の開口量が変化し
て、被制御流体の流量が制御される。この通常の制御状
態では内向きの設定圧力と外向きの背圧とが釣り合いを
保っているので、前記弁機構体40の第一部材51と第
二部材61とは一体の結合状態で作動する。
【0022】これに対して、流出部15側の圧力が高く
なった場合、例えばその一例として図2の流出側の配管
Pのバルブを閉じられたような場合には、背圧すなわち
弁機構体40の各ダイヤフラム部50,60(特には第
二ダイヤフラム部60)に作用する外向きの圧力は、図
1の通常制御状態に比して高くなる。その結果、第二ダ
イヤフラム部60は外向き(図の上向き)に移動し、そ
れに伴って弁部41及び第一ダイヤフラム部50は第二
ダイヤフラム部60側に移動し、弁座16が弁部41に
より閉じられる。このとき、弁部41及び第一ダイヤフ
ラム部50を弁室25方向に移動させる力は前記第一加
圧手段M1による圧力のみである。
【0023】そして、前記弁座16が閉じた後、さらに
背圧が第二ダイヤフラム部60に作用すると、図2に示
したように、前記弁機構体40の第一ダイヤフラム部5
0の第一部材51と第二ダイヤフラム部60の第二部材
61は遊嵌結合されているものであるから互いに分離す
る。このことは、第二ダイヤフラム部60に大きな背圧
がかかっても、弁機構体40全体にはその負荷がかから
ないことを意味する。すなわち、第一部材51と第二部
材61とが分離することによって、弁機構体40は第一
ダイヤフラム部50の弁部41が第一加圧手段M1によ
る圧力のみによって弁座16を閉じる一方、第二ダイヤ
フラム部60のダイヤフラム面60aはそれ以上の背圧
を吸収する利点がある。これによって、前記したよう
に、弁機構体40と弁座16との間に大きな負荷が加わ
るのが防止され、それらの劣化や損傷あるい破損に伴う
微細な塵(いわゆるパーティクル)の発生が防止され
る。
【0024】そして、この第一部材51と第二部材61
との分離によってそれらの凸部52及び凹部62間に被
制御流体が入り込むが、この発明にあっては、凹部62
に流通溝部65が形成されているので、流体が該凹部6
2内に滞留することがない。流体が凹部62内に滞留し
ないので、凸部52との再度の結合に際しても、両者の
速やかな結合を妨げることがなく、流量コントロールバ
ルブとしての流量制御の応答特性を低下させることがな
い。このことは、特に被制御流体が粘性の高い液体など
である場合には有利である。
【0025】また、流体が該凹部62内に滞留すること
がないので、流体の滞留によって細菌の発生の因となる
汚染源として作用するおそれはなくなり、この種バルブ
が超純水や薬液等の制御に用いられる際に全く問題はな
い。
【0026】図5は、この発明の他の実施例の流量コン
トロールバルブ10Yを示すもので、この例では、弁室
25の流入部側部分25Aと流出部側部分25Bとを貫
通する連通部26を設けたもので、この連通部26によ
って被制御流体の流出部15から弁室25内に気体ある
いは液体からなる洗浄流体を流入して洗浄を可能にした
ものである。なお、図1及び図2と共通符号は同一構成
を表す。この実施例において、流出部15から流入され
た洗浄流体は第一部材51と第二部材61が分離して形
成される第二部材61の凹部62内を通過しさらに前記
連通部26を通過することによって、弁室25及び弁機
構体40内の被制御流体を流入部12より完全に排出す
ることができるため、滅菌効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
流量コントロールバルブの弁機構体にあっては、凸部と
凹部とが分離自在に遊嵌結合する弁機構体を有する流量
コントロールバルブにおいて、凹部内に被制御流体が滞
留することがなく、従って制御の応答特性を低下させる
ことがない。また流体の滞留による細菌が発生するおそ
れもなくなる。この発明は、被制御流体の粘性が高い場
合や流体の滞留を嫌う超純水や薬液等の制御に特に有用
で効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る弁機構体を備えた流
量コントロールバルブの縦断面図である。
【図2】図1の弁機構体の分離状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】第二ダイヤフラム部の拡大縦断面図である。
【図4】図3の凹部側から見た平面図である。
【図5】他の実施例を示す流量コントロールバルブの縦
断面図である。
【図6】先行発明に係る流量コントロールバルブの制御
状態を示す縦断面図である。
【図7】図6の弁機構体の分離状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 流量コントロールバルブ 11 ボディ本体 12 流入部 15 流出部 16 弁座 20 チャンバ 21 第一加圧室 25 弁室 26 連通部 30 第二加圧室 40 弁機構体 41 弁部 50 第一ダイヤフラム部 51 第一部材 52 凸部 60 第二ダイヤフラム部 61 第二部材 62 凹部 65 流通溝部 M1 第一加圧手段 M2 第二加圧手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に被制御流体の流入部(12)を有
    し弁座(16)を介して他側に被制御流体の流出部(1
    5)が形成されたチャンバ(20)を有するボディ本体
    (11)の前記流入部側に配された第一ダイヤフラム部
    (50)と前記流出部側に配された第二ダイヤフラム部
    (60)とを有し、 前記第一ダイヤフラム部及び第二ダイヤフラム部は、そ
    れらの外周部が前記ボディ本体に固定されて前記チャン
    バを第一ダイヤフラム部外側の第一加圧室(21)、前
    記第一ダイヤフラム部及び第二ダイヤフラム部に囲まれ
    前記流入部及び弁座ならびに流出部を有する弁室(2
    5)及び第二ダイヤフラム部外側の第二加圧室(30)
    に区分しており、 前記第一ダイヤフラム部及び第二ダイヤフラム部は、前
    記第一加圧室及び第二加圧室に設けられた第一加圧手段
    (M1)及び第二加圧手段(M2)によって常時それぞ
    れ弁室方向に一定圧力を加えられるように構成された弁
    機構体(40)であって、 前記第一ダイヤフラム部(50)にはその弁室側に弁部
    (41)を有する第一部材(51)が一体に設けられ、
    前記第二ダイヤフラム部(60)にはその弁室側に前記
    第一部材に対向して第二部材(61)が一体に設けられ
    ているとともに、 前記第一部材と第二部材とは互いに分離自在に遊嵌結合
    される凸部(52)と凹部(62)を有し、かつ前記凹
    部には前記凸部の結合に伴い該凹部内の流体を外部に排
    出する流通溝部(65)が形成されていることを特徴と
    する流量コントロールバルブの弁機構体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101900213A (zh) * 2010-07-09 2010-12-01 杭州浙大精益机电技术工程有限公司 带有循环的膜片式流量调节阀

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