JP2001219026A - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JP2001219026A
JP2001219026A JP2000032313A JP2000032313A JP2001219026A JP 2001219026 A JP2001219026 A JP 2001219026A JP 2000032313 A JP2000032313 A JP 2000032313A JP 2000032313 A JP2000032313 A JP 2000032313A JP 2001219026 A JP2001219026 A JP 2001219026A
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flow control
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Akiharu Doi
昭晴 土井
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空糸膜エレメントが除湿に必要最小限のパ
ージエア量を供給できて、パージエアの無駄を低減す
る。 【解決手段】 中空糸膜を有する除湿機22と乾燥空気消
費器との間に流量制御弁23を設ける。この流量制御弁
が、流量制御弁の1次側圧力および2次側圧力に基づ
き、パージ流量を制御する。例えば、流量制御弁の1次
側圧力と2次側圧力との差が所定値以下になった際に、
流量制御弁がパージ気体の供給を停止する。あるいは、
前記流量制御弁がパージ気体の供給を低減する。あるい
は、差に応動して、前記流量制御弁がパージ気体の供給
を比例的に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子中空糸膜方
式の除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、特開平6−13
4246号公報に記載のものがある。その概略の構成
は、図7に示すように、ハウジング1に、入り口ポート
2、出口ポート3を設け、ハウジング内1に中空糸膜エ
レメント4を収容し、入り口ポート2に連なる入り口通
路5をエレメント4の一端に連通させ、エレメント4の
他端を出口通路6によって出口ポート3に連通させてあ
る。エレメント4は、高分子の中空糸膜で構成され、そ
の中空糸膜の内孔部を入り口通路5からの気体が通過し
て出口通路6に出るようになっており、中空糸膜の外側
には空間7を設けてあってその外側空間7に出口通路6
から分岐し絞り8aを有するパージエア供給通路8が接
続し、別に外側空間7に連通しハウジング1の外面に開
口したパージエア出口9を設けてある。
【0003】入り口ポート2から、除湿を必要とする空
気を供給すると、出口ポート3から除湿された乾燥空気
が送り出される。空気の除湿は、中空糸膜エレメント4
を通過する間に行われ、いくらかのパージエアを消費す
る。つまり、除湿するためには、中空糸膜の外側のパー
ジエアは内側の湿った空気よりも水蒸気の分圧が低いこ
とが必要であるから、出口ポート3側の除湿された空気
をパージエア供給通路8から供給し、除湿によって出た
水蒸気を含む空気をパージエア出口9から外部に排出し
ている。図8は、図7に示した従来の中空糸膜除湿装置
の概略の回路図を示すものであり、図中の絞り(オリフ
ィス)8aとして示すものはパージエア通路8自身が構
成する小断面の通路であり、これを開度を調節できる流
量調整弁で置き換える構成もあるが、事実上は固定絞り
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の除湿装置は、前
述したように、パージエアがパージエア供給通路8から
供給されるが、2次側(出口ポート3側)の圧力の増加
に伴い、パージ流量が増加していた。しかしながら、2
次側の圧力が増加しても中空糸膜エレメントを通過する
被乾燥空気の流量は、一定もしくは減少するため、増加
分のパージ流量は無駄になるという問題があった。本発
明は、中空糸膜エレメントが除湿に必要最小限のパージ
エアの流量を供給できるようにして、パージエアの無駄
を低減可能な除湿装置とすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の除湿装置は、中
空糸膜を有する除湿器の2次側圧力の上昇に伴い、パー
ジ流量の増加を抑制若しくはパージ流量を減少させるこ
とを特徴とする(請求項1)。この手段では、除湿器の
2次側の圧力が高くなると、2次側に流出する乾燥空気
は減少する。これに伴い、パージ流量(パージ空気の流
量)を抑制もしくはパージ流量を減少させる。これによ
り、パージ流量の無駄を低減し、エネルギー効率を改善
できる。
【0006】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器の2次側圧力が所定以上になると、除湿器の
2次側への乾燥空気の供給およびパージ気体の供給を停
止させることを特徴とする(請求項2)。この手段で
は、2次側の圧力が所定以上になり、2次側への乾燥空
気の供給が微少となり若しくは停止している際には、除
湿器の2次側への供給およびパージ気体の供給を停止さ
せる。これにより、パージ流量の無駄を低減し、エネル
ギー効率を改善できる。
【0007】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器の1次側圧力の降下に伴い、パージ流量の増
加を抑制若しくはパージ流量を減少させることを特徴と
する(請求項3)。この手段では、1次側の圧力が低く
なると、2次側に流出する乾燥空気は減少する。これに
伴い、パージ流量の増加を抑制もしくはパージ流量を減
少させる。これにより、パージ流量の無駄を低減し、エ
ネルギー効率を改善できる。
【0008】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器と乾燥空気消費機器との間に絞りを設け、絞
りの1次側圧力の下降に伴い、パージ流量の増加を抑制
もしくはパージ流量を減少させることを特徴とする(請
求項4)。この手段では、絞りの1次側の圧力が低くな
ると、2次側に流出する乾燥空気は減少する。これに伴
い、パージ流量の増加を抑制もしくはパージ流量を減少
させる。これにより、パージ流量の無駄を低減し、エネ
ルギー効率を改善できる。
【0009】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器と乾燥空気消費機器との間に流量制御弁を設
け、この流量制御弁により、前記流量制御弁の1次側圧
力が所定以下になると、乾燥空気消費機器への供給およ
びパージ気体の供給を停止することを特徴とする(請求
項5)。この手段では、流量制御弁の1次側圧力が所定
以下になり、除湿器の2次側への乾燥空気の流出が微少
になりもしくは停止している際には、除湿器の2次側つ
まり乾燥空気消費機器への供給およびパージ流量の供給
を停止させる。これにより、パージ流量の無駄を低減
し、エネルギー効率を改善できる。
【0010】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器において、パージ気体通路の圧力を除湿器の
2次側圧力より所定圧低く保持してパージ流量を一定に
することを特徴とする(請求項6)。この手段では、パ
ージ気体通路の圧力を制御するから、除湿器の2次側圧
力は、除湿器の2次側を流量制御する等の影響を受ける
ことがない。パージ流量を一定にすることにより、パー
ジ流量の無駄を低減し、エネルギー効率を低減できる。
【0011】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿機と乾燥空気消費器との間に流量制御弁を設
け、この流量制御弁が、前記流量制御弁の1次側圧力お
よび2次側圧力に基づき、パージ流量を制御することを
特徴とする(請求項7)。この手段では、前記流量制御
弁の1次側圧力および2次側圧力の差により除湿器を通
過した乾燥空気の流量が決まる。また、この差に基づい
てパージ流量を制御するから、パージ流量の無駄をより
低減できる。
【0012】また、本発明の除湿装置は、中空糸膜を有
する除湿器と乾燥空気消費器との間に流量計を設け、前
記除湿器の2次側とパージ通路とを接続する連通路に流
量制御弁を設け、前記流量計流量に基づき前記流量制御
弁を制御することを特徴とする(請求項8)。この手段
では、除湿器を通過した乾燥空気の流量に基づいてパー
ジ流量を制御するから、パージ流量の無駄をさらに低減
できる。
【0013】前記手段(請求項7)において、前記流量
制御弁の1次側圧力と2次側圧力との差が所定値以下に
なった際に、前記流量制御弁がパージ気体の供給を停止
する構成とするのがよい(請求項9)。この構成では、
流量制御弁の1次側圧力と2次側圧力との差が所定値以
下になったとき、すなわち乾燥空気消費機器の乾燥空気
消費が低下して、2次側圧力が上昇し2次側への乾燥空
気の流出が減ったとき、パージ気体の供給を停止する。
これにより、パージ流量の無駄を低減できる。
【0014】前記手段(請求項7)において、前記流量
制御弁の1次側圧力と2次側圧力との差が所定値以下に
なった際に、前記流量制御弁がパージ気体の供給を低減
する構成とするのがよい(請求項10)。この構成で
は、流量制御弁の1次側圧力と2次側圧力との差が所定
値以下になったとき、すなわち乾燥空気消費機器の乾燥
空気消費が低下して、2次側圧力が上昇し2次側への乾
燥空気の流出が減ったとき、パージ気体の供給を低減す
る。これにより、パージ流量の無駄を低減できる。
【0015】前記手段(請求項7)において、前記流量
制御弁の1次側圧力と2次側圧力との差に応動して、前
記流量制御弁がパージ気体の供給を比例的に低減する構
成とするのがよい(請求項11)。この構成では、流量
制御弁がパージ流量を1次側圧力と2次側圧力との差に
応じて比例的に増減するから、必要最小限のパージ流量
の供給が行え、パージ流量の無駄をさらに低減できる。
【0016】前記手段(請求項7、9、10、11)に
おいて、前記流量制御弁を除湿器と一体に形成する構成
とするのがよい(請求項12)。この構成では、流量制
御弁の本体を除湿器の本体と共有するすることにより、
小型化、コストダウンを図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
6を用いて説明する。第1の実施の形態は、図1に示す
ように、除湿装置20が、本体21内に除湿器22と流
量制御弁23とを設けたものである。本体21は、上部
材30および下部材31で構成されている。上部材30
は、下部材31に対する厚みの大きい蓋状に形成され、
側面に開口した被除湿空気の入り口ポート32、これに
続く入り口通路33、除湿された空気(乾燥空気)の出
口通路35、前記と反対側の側面に開口した出口ポート
34を有し、他に、パージエア(パージ気体)の入り口
通路36を後述する流量制御弁23に関連して設けてあ
る。
【0018】下部材31は、円筒容器状をなし、内部に
は除湿器22が設置され、上端開口に上部材30を結合
してある。下部材31の上部にパージエア入り口通路3
6に続く通路37を設け、除湿器22の外周と下部材3
1内面との間の間隙を出口通路38とされ、これに連通
するパージエアの出口ポート39を下部材31の下部外
周面の適所に開口させてある。
【0019】除湿器22は、中空糸膜体40を例えば2
重円筒状の容器部41の環状空間内に設けたもので前記
本体21内に設置してあり、前記被除湿空気の入り口通
路33に続く入り口通路42、前記乾燥空気の出口通路
35が続く出口通路43、前記パージエアの入り口通路
36、37に続く入り口44、パージエアの出口通路3
8、39が続く出口45、等を有する。
【0020】流量制御弁23は、その入口、出口、およ
び弁孔等を構成する本体部が前記本体21と一体に形成
されたもので、前記出口通路35と、これに続く出口ポ
ート34との間の設けられ、上部材30に形成された弁
孔46および弁座47、弁体48、弁制御ばね49、ば
ね受け50で構成されている。弁座47の部分にパージ
エアの入り口通路36が開口しており、弁体48が着座
して弁孔46を閉じている状態では、通路36の開口も
閉じられていて、その開口は弁体48が離座することに
より開く。すなわち、この流量制御弁23は、出口通路
35(1次側)の圧力が上昇し、出口ポート34(2次
側)との差圧が所定圧力以上になると弁制御ばね49の
閉弁作用力に打ち勝って開弁し、同時にパージエアの入
り口通路36が開口する。
【0021】この除湿装置20は、例えば、空気圧縮機
等の空気供給源からの空気通路を入口ポート32に接続
し、出口ポート34を乾燥空気消費機器に接続して使用
する。被除湿空気を入口ポート32から供給すると、入
口通路33、42を通って、中空糸膜体40に供給さ
れ、その糸膜内側を通る間に除湿され、出口通路43、
35、弁孔46に達し、供給圧に応じた圧力で弁体48
に作用して流量制御弁23を開弁し、乾燥空気の出口ポ
ート34から乾燥空気消費機器へ送出される。この開弁
により入口通路36も開口するから、この開口から乾燥
空気の一部がパージエアとして流入し、通路37、入口
44から中空糸膜体40に供給され、その糸膜外側を通
る間に水蒸気を受け取り、出口45に達し、出口通路3
8を通り、出口ポート39から送出される。
【0022】この実施の形態の除湿装置20は、被除湿
空気を供給すると、流量制御弁23が1次側と2次側の
圧力差に基づいて開閉し、その開状態で除湿動作し、閉
状態で除湿動作を停止する。すなわち、流量制御弁23
は、開弁状態で除湿動作している状態から、乾燥空気消
費機器の乾燥空気消費量が低下して2次側圧力が上昇
し、2次側への乾燥空気の流入が減ったとき閉弁し、パ
ージ気体の供給を停止させ、除湿動作を停止させる。除
湿動作していないときはパージエアの供給が停止してい
る。従って、従来の装置で乾燥空気流量が少ない場合で
も多い場合でも同様にパージエアを消耗していたという
無駄を低減することができる。この除湿装置20の乾燥
空気流量に対するパージ流量特性は、図5(a)に示す
ようなものである。
【0023】第2の実施の形態は、図2に示すように、
除湿装置20aが、本体21内に除湿器22と流量制御
弁23とを設けてある点は第1の実施の形態と同じであ
るが、流量制御弁23の構成が異なる。すなわち、その
異なる点は、弁体48に1次側と2次側とを連通する小
孔51を穿設すると共に、弁体48が閉弁時に弁座47
に当接する面に1次側と2次側に跨る切欠溝52を設け
且つその切欠溝52の位置にパージエアの入口通路36
が開口しているようにしてある点である。この他の部分
は第1の実施の形態と同様であるから、同じ部分を同一
図面符号で示して説明を省略する。
【0024】この構成では、弁体48が弁座47に着座
した閉弁状態でも、小孔51を介して出口通路35から
出口ポート34へ少量の乾燥空気が送出されると共に、
切欠部52を介して少量の乾燥空気が出口通路35から
出口ポート34へ流出し且つその乾燥空気の一部がパー
ジエアの入り口通路36に流入する。従って、この除湿
装置20aの乾燥空気流量に対するパージ流量特性は、
図5(b)に示すようになる。
【0025】よって、この除湿装置20aは、乾燥空気
消費機器の乾燥空気消費が低下して、2次側圧力が上昇
し2次側への乾燥空気の流入が減ったとき、パージエア
の供給を低減するように動作する。これにより、乾燥空
気流量が低下したときのパージエア消費量を低減でき
る。
【0026】第3の実施の形態は、図3に示すように、
除湿装置20bが、本体21内に除湿器22と流量制御
弁23とを設けてある点は第1の実施の形態と同じであ
るが、流量制御弁23の構成が異なる。すなわち、その
異なる点は、弁体48が開閉する際に常に側面が当接し
ている側壁の弁座47に近い位置に、パージエア入り口
通路36の開口53を位置させ、その開口53が閉弁状
態の弁体側面で閉じられており、弁体48の弁座47に
当接する下面と前記側壁に当接している弁体側面とに跨
った小さい切欠54を設けた点である。この他の部分は
第1の実施の形態と同様であるから、同じ部分を同一図
面符号で示して説明を省略する。
【0027】この構成によって、弁体48が閉弁位置か
ら僅かにリフトしたときに切欠54が開口53に到達
し、切欠54を介して開口53を弁孔46に連なる出口
通路35に僅かに連通させるようになり、リフト量が大
きくなるに連れて徐々に大きい通路断面で連通するよう
になる。すなわち、パージ流量を1次側圧力と2次側圧
力との差に応じて比例的に増減するようになっている。
従って、必要最小限のパージ流量の供給が行えるもので
ある。これによりパージ流量の無駄をさらに低減でき
る。この除湿装置20bの乾燥空気流量に対するパージ
流量特性は、図5(c)に示すようになる。
【0028】第4の実施の形態は、図4(a)、(b)
に示すように、除湿装置20cが、本体21内に除湿器
22と流量制御弁23とを設けてある点は第1の実施の
形態と同じであるが、流量制御弁23の構成が異なる。
すなわち、その異なる点は、流量制御弁23の弁孔46
を、弁座47から少し離れた位置で横切って閉鎖するよ
うな壁55を設け、この壁55に、弁座47側に少し残
る弁孔46と出口通路35とを連通するいくつかの、例
えば3個の、連通孔56を穿設し、弁体48の弁孔側先
端中心部に先細テ−パ付き小円柱状の凸部57を突設
し、凸部57に対応して弁体48が着座状態で隙間59
を隔てて位置するように進入する小凹部58を壁55に
設け、この小凹部58をパージエアの入口通路36に連
通させてある。弁体48が弁座47に着座した閉弁状態
では、出口通路35と出口ポート34との間は遮断さ
れ、パージエアの入口通路36は出口通路35が連通孔
56、弁孔46、隙間58を介して連通している。
【0029】従って、流量制御弁23が閉弁状態で少量
のパージエアが出口通路35から入口通路36に供給さ
れている状態である。弁体48が徐々に開いていくと、
出口通路35から出口ポート34への乾燥空気流出量が
徐々に増加すると共にパージエア入口通路35へ流入す
るパージエアの供給量も徐々に増加する。すなわち、パ
ージ流量を1次側圧力と2次側圧力との差に応じて比例
的に増減するようになっている。従って、必要最小限の
パージ流量の供給が行えるものである。これにより、パ
ージ流量の無駄を低減できるとともに、乾燥空気の供給
が停止している間も常に少量のパージエアが供給されて
いるから、除湿機22内の水分が除かれて次の乾燥空気
の供給時に除湿が十分に行われている乾燥空気が確実に
送出される点で、用途によっては極めて好ましいものと
なる。この除湿装置20cの乾燥空気流量に対するパー
ジ流量特性も、略図5(c)に示すようになる。
【0030】以上に述べた実施の形態では、本体21と
一体にに流量制御弁23を設けた構成を示したが、場合
によっては本体21とは別個に設ける構成としてもよ
い。また、前記実施の形態のほかに、他の実施の形態と
して図6(a)〜(h)に空気回路図で示す構成として
もよい。次にその各々について説明する。前記実施の形
態における部分と同等部分については、前記実施の形態
で使用した部分の名称および図面符号を用いて説明し、
細部構造については説明を省略する。
【0031】図6(a)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気の一部が流量制御
弁23を介してパージエア入り口44に供給される構成
であり、流量制御弁23が、除湿器22の2次側圧力の
上昇に伴い、除湿機22の2次側に接続するパイロット
通路70からの圧力で動作し、パージ流量の増加を抑制
若しくはパージ流量を減少させる。これにより、除湿器
の2次側の圧力が高くなると、2次側に流出する乾燥空
気は減少するが、これとともにパージ流量が減少するか
ら、パージ流量の無駄を低減できる。
【0032】図6(b)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気の一部が、流量制
御弁23を通る間にその一部が絞り71を介してパージ
エア入口44に供給される構成であり、流量制御弁23
が切換弁であり、除湿器22の2次側圧力が所定以上に
なると、パイロット通路72からの圧力で切換動作し、
除湿器22の2次側への乾燥空気の供給およびパージ気
体の供給を停止させる。これにより、2次側の圧力が所
定以上になり、2次側への乾燥空気の供給が微少となり
若しくは停止している際には、除湿器の2次側への供給
およびパージ気体の供給を停止させるから、パージ流量
の無駄を低減できる。
【0033】図6(c)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気の一部が、流量制
御弁23を介してパージエア入口44に供給される構成
であり、流量制御弁23が、除湿器22の1次側圧力の
降下に伴い、パイロット通路73からの圧力で動作し、
パージ流量の増加を抑制若しくはパージ流量を減少させ
る。これにより除湿機22の1次側の圧力が低くなる
と、2次側から流出する乾燥空気は減少するが、これに
伴い、パージ流量の増加を抑制もしくはパージ流量を減
少させるから、パージ流量の無駄を低減できる。
【0034】図6(d)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気の一部が、流量制
御弁23を介してパージエア入口44に供給される構成
であり、流量制御弁23が、除湿器22と乾燥空気消費
機器との間に絞り74を設け、絞り74の1次側に接続
するパイロット通路75からの圧力により制御され、1
次側の圧力の下降に伴い、パージ流量の増加を抑制もし
くはパージ流量を減少させる。これにより、絞り74の
1次側の圧力が低くなると、2次側に流入する乾燥空気
は減少し、これに伴い、パージ流量の増加を抑制もしく
はパージ流量を減少させるから、パージ流量の無駄を低
減できる。
【0035】図6(e)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気が、流量制御弁2
3を通る間にその一部が絞り76を介してパージエア入
口44に供給される構成であり、流量制御弁23が切換
弁で、流量制御弁23の1次側圧力が所定以下になる
と、その一次側に接続したパイロット通路77の圧力に
よって遮断位置に切換わり、乾燥空気消費機器への供給
およびパージ気体の供給を停止する。これにより、流量
制御弁23の1次側圧力が所定以下になり、除湿器22
の2次側への乾燥空気の流出が微少になり若しくは停止
している際には、乾燥空気消費機器およびパージ流量の
供給が停止するから、パージ流量の無駄を低減できる。
【0036】図6(f)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気の一部が絞り78
を介してパージエアの入口44に供給され、絞り78の
1次側の圧力に基づいて除湿機22のパージエアの出口
45に設けた流量制御弁28aを制御する構成であり、
除湿器22内のパージ気体通路の圧力を、除湿器22の
2次側圧力より所定圧低く保持してパージ流量を一定に
する。流量制御弁23aはパイロット通路79,80の
圧力によって開度を制御され、パージ気体通路の圧力を
制御するから、除湿器22の2次側圧力は、除湿器22
の2次側を流量制御する等の影響を受けることがない。
また、パージ流量を一定にすることにより、パージ流量
の無駄を低減できる。
【0037】図6(g)に示すものは、除湿器22で除
湿され出口通路43から出た乾燥空気が、流量制御弁2
3を通る間にその一部が絞り81を介してパージエアの
入口44に供給される構成であり、流量制御弁23が、
パイロット通路82からの流量制御弁23の1次側圧力
およびパイロット通路38からの2次側圧力に基づき、
パージ流量を制御する。これにより、流量制御弁23の
1次側圧力および2次側圧力の差により除湿器22を通
過した乾燥空気の流量が決まる。また、この差に基づい
てパージ流量を制御するから、パージ流量の無駄をより
低減できる。
【0038】図6(h)に示すものは、除湿器22とそ
の2次側の乾燥空気消費器との間に流量計84を設け、
除湿器22の2次側とパージ通路とを接続する連通路
(パージエア入口通路)36に流量制御弁23を設け、
流量計84の流量に基づき流量制御弁23を、例えばそ
の時の乾燥空気流量に最適なパージ流量となるように制
御する構成である。これにより、除湿器を通過した乾燥
空気の流量に基づいてパージ流量を制御するから、パー
ジ流量の無駄をさらに低減できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至請求項12に記載の発明
は、パージ流量の無駄を低減し、エネルギー効率を改善
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略縦断正面
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す概略縦断正面
図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す概略縦断正面
図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示し、(a)は概
略縦断正面図、(b)は(a)のA−A断面拡大図であ
る。
【図5】(a)は本発明の第1の実施の形態に、(b)
は本発明の第2の実施の形態に、(c)は本発明の第
3、第4の実施の形態に、それぞれ対応する乾燥空気流
量−パージ流量特性を概念的に示すぐらふである。
【図6】(a)乃至(h)はそれぞれが本発明の他の実
施の形態を示す空気回路図である。
【図7】従来の中空糸膜を有する除湿装置の1例を示す
縦断正面図である。
【図8】図7の除湿装置を示す空気回路図である。
【符号の説明】
20 除湿装置 21 本体 22 除湿器 23 流量制御弁 30 上部材 31 下部材 32 入口ポート 33 入口通路 34 出口ポート 35 出口通路 36 通路 37 通路 38 出口通路 39 出口ポート 40 中空糸膜体 41 容器状部 42 入口通路 43 出口通路 44 入口 45 出口 46 弁孔 47 弁座 48 弁体 49 弁制御ばね 50 ばね受け 51 小孔 52 切り欠き溝 53 出口開口 54 きり欠き 55 壁 56 連通孔 57 小凸部 58 凹所 59 隙間 60 隙間

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空糸膜を有する除湿器の2次側圧力の
    上昇に伴い、パージ流量の増加を抑制若しくはパージ流
    量を減少させることを特徴とする除湿装置。
  2. 【請求項2】 中空糸膜を有する除湿器の2次側圧力が
    所定以上になると、除湿器の2次側への乾燥空気の供給
    およびパージ気体の供給を停止させることを特徴とする
    除湿装置。
  3. 【請求項3】 中空糸膜を有する除湿器の1次側圧力の
    降下に伴い、パージ流量の増加を抑制若しくはパージ流
    量を減少させることを特徴とする除湿装置。
  4. 【請求項4】 中空糸膜を有する除湿器と乾燥空気消費
    機器との間に絞りを設け、絞りの1次側圧力の下降に伴
    い、パージ流量の増加を抑制もしくはパージ流量を減少
    させることを特徴とする除湿装置。
  5. 【請求項5】 中空糸膜を有する除湿器と乾燥空気消費
    機器との間に流量制御弁を設け、この流量制御弁によ
    り、前記流量制御弁の1次側圧力が所定以下になると、
    乾燥空気消費機器への供給およびパージ気体の供給を停
    止することを特徴とする除湿装置。
  6. 【請求項6】 中空糸膜を有する除湿器において、パー
    ジ気体通路の圧力を除湿器の2次側圧力より所定圧低く
    保持してパージ流量を一定にすることを特徴とする除湿
    装置。
  7. 【請求項7】 中空糸膜を有する除湿機と乾燥空気消費
    器との間に流量制御弁を設け、この流量制御弁が、前記
    流量制御弁の1次側圧力および2次側圧力に基づき、パ
    ージ流量を制御することを特徴とする除湿装置。
  8. 【請求項8】 中空糸膜を有する除湿器と乾燥空気消費
    器との間に流量計を設け、前記除湿器の2次側とパージ
    通路とを接続する連通路に流量制御弁を設け、前記流量
    計流量に基づき前記流量制御弁を制御することを特徴と
    する除湿装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記流量制御弁の1
    次側圧力と2次側圧力との差が所定値以下になった際
    に、前記流量制御弁がパージ気体の供給を停止すること
    を特徴とする除湿装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記流量制御弁の
    1次側圧力と2次側圧力との差が所定値以下になった際
    に、前記流量制御弁がパージ気体の供給を低減すること
    を特徴とする除湿装置。
  11. 【請求項11】 請求項7において、前記流量制御弁の
    1次側圧力と2次側圧力との差に応動して、前記流量制
    御弁がパージ気体の供給を比例的に低減することを特徴
    とする除湿装置。
  12. 【請求項12】 請求項7、9、10、11において、
    前記流量制御弁を除湿器と一体に形成したことを特徴と
    する除湿装置。
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