JP5091888B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のレーザプリンタは、メインフレームを有する本体ケーシング内に、略水平方向に並列配置される複数のプロセスカートリッジと、複数のプロセスカートリッジの下側に配置されるベルトと、定着部とを備えている。
ベルトは、無端状であり、ベルト駆動ローラとベルト支持ローラとの間に巻回されている。ベルトは、周回移動することによって、用紙を所定方向に搬送し、その途中で、各プロセスカートリッジの感光体ドラムに形成されたトナー像が、用紙に転写される。ここで、ベルト、ベルト駆動ローラおよびベルト支持ローラのまとまりを、搬送部という。
そこで、搬送部および定着部は、本体ケーシングのメインフレームに直接取り付けられるのでなく、一般的に、搬送部および定着部のそれぞれに応じて別々に設けられた取付部を介してメインフレームに取付けられている。各取付部は、対応する搬送部または定着部が容易に着脱されるような形状に形成されている。そのため、対応する取付部を介してメインフレームに取付けられる搬送部および定着部は、本体ケーシングのメインフレームに直接取り付けられる場合に比べて、対応する取付部に対して着脱されることで、本体ケーシング対して容易に着脱される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記搬送部の前記定着側端部に形成され、記録媒体の幅方向に突出するボスと、前記取付部に形成され、前記一方側と前記他方側とに延びる溝状の凹部と、前記搬送部を前記取付部に向けて押圧する押圧部材とを備え、前記搬送部は、前記ボスが前記凹部に嵌合され、前記押圧部材によって押圧されることにより、前記取付部に位置決めされることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記定着部および前記第1ガイド部は、ねじにより、前記取付部に前記他方側から固定されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の発明において、前記第1ガイド部には、記録媒体の搬送方向および記録媒体の幅方向と直交する方向に可動な第2ガイド部が取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の発明において、前記メインフレームは、前記取付部よりも剛性の高い材料から形成されていることを特徴としている。
また、画像形成装置本体には、搬送部と定着部とが設けられている。
搬送部は、複数の感光体に対向しており、複数の感光体から複数色の現像剤像が転写された記録媒体を搬送する。定着部は、搬送部によって搬送された記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体に定着する。
また、この発明によれば、メインフレームは、記録媒体の搬送方向の直交方向(以下では、単に「直交方向」ということがある。)において間隔を隔てて配置される一対の側壁を備えている。各側壁に、取付部が取り付けられている。
これにより、直交方向における全領域に亘って、搬送部と定着部と第1ガイド部との相対位置の精度の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1ガイド部には、記録媒体の搬送方向および記録媒体の幅方向と直交する方向に可動な第2ガイド部が取り付けられている。
つまり、搬送部、定着部および第1ガイド部は、直交方向両側のそれぞれにおいて、同一の取付部に取り付けられる。
請求項8に記載の発明によれば、メインフレームは、金属製であり、取付部は、樹脂製であることから、メインフレームの剛性を取付部の剛性より高くすることができる。また、取付部は、樹脂製なので、搬送部や定着部が取り付け易いような形状に加工しやすい。
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの一実施形態を示す模式的な右側断面図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(他の図についても同様)。ここで、左右方向と幅方向とは同じであり、上下方向と垂直方向とは同じである。そして、水平方向は、幅方向および前後方向を含んでいる。
本体ケーシング2内には、4つの感光体の一例としての感光ドラム3が、回転自在な状態で、前後方向に沿って並列配置されている。この状態で、各感光ドラム3の中心軸は、幅方向に延びている。各感光ドラム3には、スコロトロン型の帯電器4と、現像ローラ5とが主に対向配置されている。
なお、以下では、4つの感光ドラム3を、各感光ドラム3で形成されるトナー像の色に応じて、感光ドラム3K(ブラック)、感光ドラム3Y(イエロー)、感光ドラム3M(マゼンタ)、感光ドラム3C(シアン)と区別することがある。これらの感光ドラム3は、たとえば、前側から感光ドラム3K、感光ドラム3Y、感光ドラム3M、感光ドラム3Cの順番で配置されている。
画像形成時には、給紙カセット8に収容された用紙Sのうち、最上位の用紙Sが、給紙カセット8の前端部に上から臨むように設けられた給紙ローラ9によって前側(一方側)へ繰り出される。繰り出された用紙Sは、前側から後側(他方側)に方向を変えながら上昇する。
搬送ベルト11は、用紙Sより幅広で樹脂製のエンドレスベルトである。搬送ベルト11は、前後方向に間隔を隔てて対向配置された駆動ローラ21と従動ローラ22との間に、所定の張力が付与された状態で巻回されている。
この状態で、搬送ベルト11は、幅方向から見て、上下に扁平な環状をなしている。また、搬送ベルト11において、駆動ローラ21の上端と従動ローラ22の上端とをつなぐ部分(上側部分11Aという。)の上面は、水平方向にほぼ沿っている。上述した4つの感光ドラム3は、搬送ベルト11の上側部分11Aの上面に上から接触している。
その際、各感光ドラム3の表面上のトナー像は、対応する転写ローラ12に印加された転写バイアスによって、搬送ベルト11に搬送されてきた用紙S上(上側部分11Aの上面に載置された用紙Sの上面)に転写され、順次重ね合わされる。ここで、上述したように各感光ドラム3に応じて各感光ドラム3のトナー像の色が異なることから、4色分のトナー像が用紙S上で重ね合わされることで、用紙Sには、カラー画像が形成される。
ここで、定着部13は、たとえば本体ケーシング2の後壁2Bを動かして本体ケーシング2の内部を後方へ露出させることによって、本体ケーシング2に対して後側から着脱可能である。
定着ケーシング25は、幅方向に長手で中空のボックス形状である(後述する図2も参照)。定着ケーシング25の前面には入口28が形成されており、定着ケーシング25の後面には出口29が形成されている。入口28および出口29は、ともに、幅方向に長手で用紙Sを通過させ得る大きさを有しており、定着ケーシング25内部に連通している。
加熱ローラ26の外周面は、たとえばフッ素樹脂などで被覆されている。加熱ローラ26には、加熱ローラ26の外周面を加熱するためのハロゲンランプ(図示せず)が内蔵されている。
上述したようにトナー像が転写された(カラー画像が形成された)後に搬送ベルト11によって定着部13に搬送された(受け渡された)用紙Sは、入口28を介して定着ケーシング25内に進入し、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間(ニップ位置N)を後向きに通過する。
ここで、本体ケーシング2内において搬送部23と定着部13との間には、第1ガイド部30が設けられている。第1ガイド部30は、用紙Sよりも幅広で幅方向に長手の矩形状である(後述する図8も参照)。
第2ガイド部31では、前端部が、第1ガイド部30によって支持されている。この状態で、第2ガイド部31では、前端部(用紙Sの搬送方向における上流側端部)を支点として、後側(用紙Sの搬送方向における下流側)が、上下方向(用紙Sの搬送方向および用紙Sの幅方向と直交する方向)に揺動自在である。ここで、第2ガイド部31の後側部分は、図示しない付勢部材(後述する図9に示すばね76)によって、上向きに揺動するように付勢されている。この状態で、第2ガイド部31は、第1ガイド部30の後端部から定着部13の定着ケーシング25の入口28へ向かって、図1では後上側へ延びている。
2.各部の詳細
(1)本体ケーシング
図2に示すように、本体ケーシング2は、メインフレーム35を備えている。メインフレーム35は、幅方向において間隔を隔てて配置される金属製の一対の側壁36を含んでいる。図2では、一対の側壁36のうち、右側の側壁36が点線で示されている。
各側壁36の幅方向内面(図3に示す左側の側壁36では右側面)には、1つの取付部37(ドットで塗り潰された部分)が取り付けられている。なお、図3以外の各図において、ドットで塗り潰された部分は、取付部37である。取付部37については、以降で詳説する。
ここで、搬送部23は、左右の側壁36の下端部の間で前後に延びるように配置されており、定着部13は、搬送部23に対して後側から臨むように左右の側壁36の後端部の間に配置されている。第1ガイド部30(第2ガイド部31)は、左右の側壁36の間で、上述したように搬送部23と定着部13との間に配置されている。
(2)取付部
図4は、本体ケーシング内において左右の取付部を右前側から見た斜視図である。図5は、本体ケーシング内において左右の取付部を右後側から見た斜視図である。
左右の取付部37は、ともに、上下に長手で左右に薄いブロック形状であるが、具体的な部分に関して、左右の取付部37の形状は、互いに異なっている。
左右の取付部37の下端部の幅方向内側面(左側の取付部37Lでは右側面であり、右側の取付部37Rでは左側面)において、ほぼ対向する位置には、凹部38が形成されている。凹部38は、前後に延びる溝状であり、対応する取付部37の幅方向内側面において前端から前後方向途中までの領域を切欠いている。そのため、凹部38の前端が、対応する取付部37の前端面から前方へ露出されている。
各取付部37における第1ボス40、第1ねじ穴41、第2ボス42、第2ねじ穴43のぞれぞれの上下方向における位置は、左右の取付部37において大体同じである。
第1ボス40および第2ボス42は、ともに、取付部37の後端面から後側へ突出する円筒形状である。
以下には、搬送部23が取付部37に取り付けられる様子、定着部13が取付部37に取り付けられる様子、および、第1ガイド部30が取付部37に取り付けられる様子を、この順に説明する。
(3)搬送部
図6に示すように、搬送部23において、上述したベルトフレーム24は、前後方向に長手で上下に扁平な略平板状である。ベルトフレーム24において、ほとんどの部分は、搬送ベルト11の内側に配置されているが、左右の端部は、前後方向における全域に亘って、搬送ベルト11から幅方向外側へはみ出した側枠部24L、24Rを有している。
左右の側枠部24L、24Rのそれぞれには、幅方向外側へ突出する2つのボスが前後に並んで設けられている。ここで、ベルトフレーム24の左右の端部のそれぞれにおける2つのボスのうち、前側のボスを前ボス47といい、後側のボスを後ボス48という。ベルトフレーム24の左右の端部のそれぞれにおいて、前ボス47は、前端部に設けられており、後ボス48は、後端部に設けられている。前ボス47は、たとえば、円筒状である。後ボス48は、円筒体48Aと、円筒体48Aに対して前側から接続された前後にやや長手のリブ48Bとを一体的に備えており、全体的に前後に長手である。
つまり、図2に示すように、搬送部23の後端部23A(厳密には左右の側枠部24L、24Rの後端部)において、左端部が左側の取付部37Lに取り付けられ、右端部が、右側の取付部37Rに取り付けられている。このように、搬送部23の後端部23Aは、左右の取付部37を介して本体ケーシング2(メインフレーム35)に取り付けられている。なお、搬送部23の前側は、メインフレーム35の左右の側壁36に直接取り付けられる。たとえば、左右の側壁36には、左右の側壁36からそれぞれ対向する方向に突出した支持部(図示せず)が形成され、ベルトフレーム24の左右の側枠部24L、24Rの前側部分が、この支持部に載置状態で支持される。
(4)定着部
図2に示すように、定着部13は、左右の取付部37の上端部間に架設されるように、左右の取付部37に後側から取り付けられている。
なお、取付穴54は、幅方向にやや長手となっており、取付穴54に挿通された第1ボス40は、取付穴54において左右に若干相対移動できるので、左右の取付部37に仮組みされた定着部13の左右の位置を微調整することができる。
これにより、定着部13が左右の取付部37に取り付けられる(固定される)。つまり、定着部13において、左端部が左側の取付部37Lに取り付けられ、右端部が右側の取付部37Rに取り付けられる。このように、定着部13は、左右の取付部37を介して本体ケーシング2(メインフレーム35)に取り付けられる(図2参照)。
(5)第1ガイド部
図8に示すように、第1ガイド部30は、上述したように、幅方向に長手の矩形状である。第1ガイド部30の上面は、後側へ向かうに従って少し上側へ向かうように、傾斜している。
左側の固定部65には、上から順に、第1丸穴66および第2丸穴67が形成されている。第1丸穴66および第2丸穴67は、ともに、前後方向から見て丸く、左側の固定部65を前後方向において貫通している。第1丸穴66は、第2丸穴67より大きい。
右側の固定部65の下端には、アクチュエータ70が取り付けられている。
ここで、このプリンタ1には、搬送部23の搬送ベルト11に搬送されている用紙Sにトナー像が良好に転写されているかを確認するためのチェックモードがある(図1参照)。このチェックモードでは、感光ドラム3から搬送部23の搬送ベルト11にトナー像を直接転写して、センサ60が、搬送部23の搬送ベルト11に転写されたトナー像を検出する。詳しくは、センサ60が検出したトナー像に基づいて、本体ケーシング2に設けられた制御部(図示せず)が、トナー像におけるトナー濃度のばらつきや、実際に用紙Sに各色のトナー像が転写された場合に各色のトナー像間で転写ずれが生じるかを判断する。この判断結果に基づいて、プリンタ1では、画像形成条件(トナー像の用紙Sへの転写タイミング等)が修正される。
詳しくは、シャッタ73は、その幅方向両端部において、第1ガイド部30によって、幅方向の延びる軸を中心として回動自在に支持されている。そして、シャッタ73の右端部には、右側へ突出する突起74が一体的に設けられている。突起74は、上述したアクチュエータ70の回動部材71に接触している。そのため、上述したように回動部材71が回動すると、回動部材71に突起74が押圧されることによって、シャッタ73が回動する。
なお、第1ガイド部30(詳しくは第1ガイド部30の上面の幅方向両端部の下側)には、プレート78が設けられている。プレート78は、ばね79(図9参照)を介して接地されており、第1ガイド部30から静電気を除去する。
詳しくは、第1ガイド部30の左側の固定部65の第1丸穴66に、左側の取付部37Lの第2ボス42が前側から挿通される。そして、第1ガイド部30の右側の固定部65の第1長穴68に、右側の取付部37Rの第2ボス42が前側から挿通される。右側の取付部37Rの第2ボス42は、第1長穴68に挿通された状態において、第1長穴68の長手方向(幅方向)に若干相対移動できる。そのため、左右の第2ボス42(換言すれば左右の取付部37)の間隔に若干の誤差があっても、第1丸穴66に左側の取付部37Lの第2ボス42を挿通でき、かつ、第1長穴68に右側の取付部37Rの第2ボス42を挿通できる。
その後、第1ガイド部30の左側の固定部65の第2丸穴67にねじ77を後側から通し、左側の取付部37Lの第2ねじ穴43に挿通して、この取付部37Lに組み付ける。また、第1ガイド部30の右側の固定部65の第2長穴69にねじ77を後側から通し、右側の取付部37Rの第2ねじ穴43に挿通して、この取付部37Rに組み付ける。
3.作用効果
(1)以上により、このプリンタ1では、図1に示すように、メインフレーム35(図2参照)を備える本体ケーシング2に、トナー像が形成される複数の感光ドラム3が、並列配置された状態で設けられている。
搬送部23は、複数の感光ドラム3に対向しており、複数の感光ドラム3から複数色のトナー像が転写された用紙Sを搬送する。定着部13は、搬送部23によって搬送された用紙Sに転写されたトナー像を用紙Sに定着する。
ここで、図2に示すように、本体ケーシング2のメインフレーム35には、取付部37が取り付けられており、搬送部23の後端部23Aおよび定着部13は、幅方向両側のそれぞれにおいて、同一の取付部37に取り付けられる。これにより、搬送部23および定着部13が別々の取付部37に取り付けられる場合に比べて、搬送部23(特に後端部23A)と定着部13(特に加熱ローラ26と加圧ローラ27とのニップ位置Nであり、図1参照)との相対位置の精度の向上を図ることができる。
(2)搬送部23と定着部13との間には、搬送部23によって搬送された用紙Sを受けて定着部13へガイドする第1ガイド部30が設けられている。
以上のように、取付部37は、トナー像が転写された用紙Sが搬送されてから用紙Sにトナー像が定着するまでの間において機能する部材(搬送部23、定着部13および第1ガイド部30)をまとめて位置決めしている。
(3)このプリンタ1では、図1に示すように、メインフレーム35(図2参照)を備える本体ケーシング2に、トナー像が形成される複数の感光ドラム3が、並列配置された状態で設けられている。
搬送部23は、複数の感光ドラム3に対向しており、複数の感光ドラム3から複数色のトナー像が転写された用紙Sを搬送する。定着部13は、搬送部23によって搬送された用紙Sに転写されたトナー像を用紙Sに定着する。
そして、搬送部23と定着部13との間には、搬送部23によって搬送された用紙Sを受けて定着部13へガイドする第1ガイド部30が設けられている。
(4)図8に示すように、第1ガイド部30には、搬送部23に対向して設けられ(図1参照)、感光ドラム3から搬送部23(搬送ベルト11)に転写されたトナー像を検出するためのセンサ60が取付けられている。このプリンタ1では、トナー像を搬送部23に転写させて、このトナー像をセンサ60で検出することで、実際の画像形成時においてトナー像が搬送部23の搬送ベルト11上の用紙Sに良好に転写されるかどうかをチェックすることができる(図1参照)。
(5)第1ガイド部30には、用紙Sの搬送方向(後側へ向かう方向)および幅方向と直交する方向(上下方向)に可動な第2ガイド部31が取り付けられている。
(6)図2に示すように、メインフレーム35は、用紙Sの搬送方向の直交方向(幅方向)において間隔を隔てて配置される一対の側壁36を備えている。各側壁36に、取付部37が取り付けられている。
これにより、幅方向における全領域に亘って、搬送部23と定着部13と第1ガイド部30との相対位置の精度の向上を図ることができる。
(7)一対の側壁36のそれぞれが、上述したように、同一の金型を用いて板材をプレスすることで成型されると、それぞれの側壁36の成型誤差を等しくすることができる。そのため、それぞれの側壁36に対する取付部37の取り付け誤差を小さくすることができる。これにより、搬送部23、定着部13および第1ガイド部30のそれぞれの幅方向端部の、取付部37に対する取り付け誤差を、幅方向両側において小さくすることができる。この結果、幅方向における全領域に亘って、搬送部23と定着部13と第1ガイド部30との相対位置の精度の向上を図ることができる。
(8)メインフレーム35は、取付部37よりも剛性の高い材料から形成されているので、メインフレーム35に取り付けられた取付部37を強固に支持できる。
(9)メインフレーム35は、金属製であり、取付部37は、樹脂製であることから、メインフレーム35の剛性を取付部37の剛性より高くすることができる。また、取付部37は、樹脂製なので、搬送部23や定着部13や第1ガイド部30が取り付け易いような形状に加工しやすい。
4.変形例
上記の実施例では、搬送部23、定着部13および第1ガイド部30のそれぞれの幅方向両端部を、幅方向で同じ側にある取付部37に取り付けている。これに代え、搬送部23、定着部13および第1ガイド部30のそれぞれの幅方向における一端部だけを幅方向で同じ側にある取付部37に取り付けてもよい。その場合、たとえば、搬送部23、定着部13および第1ガイド部30のそれぞれの左端部を左側の取付部37Lに取り付け、搬送部23、定着部13および第1ガイド部30のそれぞれの右端部を、メインフレーム35(詳しくは右側の側壁36)に直接取り付ける。
2 本体ケーシング
3 感光ドラム
13 定着部
23 搬送部
23A 後端部
30 第1ガイド部
31 第2ガイド部
35 メインフレーム
36 側壁
37 取付部
60 センサ
S 用紙
Claims (8)
- メインフレームを備える画像形成装置本体と、
並列配置された状態で前記画像形成装置本体に複数設けられ、現像剤像が形成される感光体と、
複数の前記感光体に対向するように前記画像形成装置本体に設けられ、複数の前記感光体から複数色の現像剤像が転写された記録媒体を、一方側から他方側へ搬送する搬送部と、
前記画像形成装置本体において前記搬送部の前記他方側に設けられ、前記搬送部によって搬送された記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体に定着する定着部と、
前記搬送部と前記定着部との間に設けられ、前記搬送部によって搬送された記録媒体を受けて前記定着部へガイドする第1ガイド部と、
前記メインフレームに着脱可能に取り付けられる取付部と
を備え、
前記メインフレームは、記録媒体の搬送方向の直交方向において間隔を隔てて配置される一対の側壁を備え、
各前記側壁に、前記取付部が取り付けられており、
前記搬送部、前記定着部および前記第1ガイド部のそれぞれの前記直交方向一端部は、前記直交方向において同じ側にある同一の前記取付部に取り付けられ、前記搬送部、前記定着部および前記第1ガイド部のそれぞれの前記直交方向他端部は、前記直交方向において同じ側にある同一の前記取付部に取り付けられ、
前記定着部および前記第1ガイド部は、前記画像形成装置本体の前記他方側から着脱可能であり、
前記搬送部の前記定着側端部は、前記画像形成装置本体の前記一方側から着脱可能である
ことを特徴とする、画像形成装置。 - 前記搬送部の前記定着側端部に形成され、記録媒体の幅方向に突出するボスと、
前記取付部に形成され、前記一方側と前記他方側とに延びる溝状の凹部と、
前記搬送部を前記取付部に向けて押圧する押圧部材と
を備え、
前記搬送部は、前記ボスが前記凹部に嵌合され、前記押圧部材によって押圧されることにより、前記取付部に位置決めされる
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記定着部および前記第1ガイド部は、ねじにより、前記取付部に前記他方側から固定されている
ことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1ガイド部には、前記搬送部に対向して設けられ、前記感光体から前記搬送部に転写された現像剤像を検出するためのセンサが取付けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第1ガイド部には、記録媒体の搬送方向および記録媒体の幅方向と直交する方向に可動な第2ガイド部が取り付けられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 一対の前記側壁のそれぞれは、同一の金型を用いて板材をプレスすることで成型されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記メインフレームは、前記取付部よりも剛性の高い材料から形成されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記メインフレームは、金属製であり、
前記取付部は、樹脂製であることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
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JP2009041886A JP5091888B2 (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 画像形成装置 |
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JP2009041886A JP5091888B2 (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 画像形成装置 |
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