JP5087411B2 - モータ駆動装置 - Google Patents
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センサレスモータでは、回転中のモータコイルに発生する逆起電圧を利用することで位置センサによらずに回転子の位置を推測し、転流を行う。
ここで、3相モータコイルに通電する方法として広く利用されているものに、図11のようにコイルに矩形波状の電流を流す120°矩形波駆動方式と、図12のように正弦波状の電流を流す180°正弦波駆動方式とがある。なお、図11及び図12における電流の正負とは、ドライバからモータコイルへ流出する向きを正、モータコイルからドライバへ流入する向きを負と決めている。例えば、図12で電気角が90°の位置においては、ドライバからU相コイルへ向けて通電し、その電流がV相・W相コイルの2手に分かれて流れ、ドライバに返ってくるといった具合である。
センサレスモータで180°正弦波駆動を行うためには、逆起電圧以外の方法で回転子の位置を推測する必要があり、例えば、特許文献2にあるように、各相コイルの電流を検出し、それをA/D変換して制御部に取り込み、回転子位置を演算して求めるといったものがある。しかし、これでは処理が煩雑になるばかりか、A/D変換器や演算用のプロセッサが必要になり、センサレス化によるコストメリットが失われてしまう。
一つ目の問題は、空転中のコイル端子でみられる逆起電圧の波形が、120°矩形波駆動中の非通電状態のコイル端子でみられるそれとは異なっているため、特許文献1のようなコイル端子電圧と基準電圧とを比較するような方法では逆起電圧が正しく検出できないことである。これについて図13〜図17を用いて説明する。
図13は、一般的なブラシレスモータ駆動回路の駆動部の構成を示した図である。
この図13に示す駆動部20は、3つのハイサイドトランジスタ21U、21V、21Wと、3つのローサイドトランジスタ22U、22V、22Wで構成されている。各トランジスタと並列に接続されているダイオード23U、23V、23W、24U、24V、24Wは、還流ダイオード(フリーホイールダイオード)と呼ばれるもので、トランジスタがOFFとなった直後の回生電流を代わりに流すことで、トランジスタの破壊を防ぐ働きをする。プリドライブ回路30は、駆動部20の6つのトランジスタのON/OFFを行うことでブラシレスモータ(以下、単に「モータ」と称する)10のコイル11U、11V、11Wに通電する電流を決定する。
120°矩形波駆動では、図13のハイサイドトランジスタのうちいずれかひとつと、ローサイドトランジスタのうちいずれかひとつをON状態として通電する。但し、駆動部20に貫通電流が流れるような組み合わせ(ハイサイドトランジスタ21Uとローサイドトランジスタ22Uなど)は選ばれない。例えば、ハイサイドトランジスタ21Vとローサイドトランジスタ22WをONとし、他4つをOFFとしたときは、電源→ハイサイドトランジスタ21V→V相コイル11V→W相コイル11W→ローサイドトランジスタ22W→グラウンドという経路で電流が流れ、U相コイル11Uが非通電状態となる。図14は、このときのモータ10及び駆動部20の様子を等価的に表した図である。
V相コイルは電源と短絡されているので、Vv=Vccである。W相コイルはグラウンドと短絡されているので、Vw=0である。U相コイルは開放状態となっている。電源からV相コイル及びW相コイルを経由してグラウンドに流れている電流をIとする。
このとき中性点の電圧は、(Vcc−Ev)と(−Ew)を2本の抵抗Rで分圧した形になるので、次のように計算できる。
Vn=(Vcc−Ev−Ew)/2…(式1)
ここで、逆起電圧Eu、Ev、Ewは、それぞれ位相が120°ずれた正弦波であるので、回転数に比例した値k(k≧0)及び電気角θ(0°≦θ<360°)を用いて次のように表される。
Eu=k×sinθ
Ev=k×sin(θ−120°)…(式2)
Ew=k×sin(θ+120°)
このとき、三角関数の性質を利用して計算すると次の関係が求まる。
Ev+Ew=−Eu…(式3)
(式3)を(式1)に代入すると、次のようになる。
Vn=(Vcc+Eu)/2…(式4)
また、U相コイルには電流Iが流れないため、抵抗成分による電圧降下がないので、U相コイル端子電圧Vuは次のようになる。
Vu=Vn+Eu…(式5)
(式5)に(式4)で表されるVnを適用すると、次のように変形できる。
Vu=Vcc/2+3/2×Eu…(式6)
=(Vv+Vw)/2+3/2×Eu…(式7)
ここではU相が開放状態にある場合を示したが、V相またはW相が開放状態であるときも同様となる。
空転中とは即ち、図13に示した駆動部20の全てのトランジスタをOFFとした状態のことである。図15は、このときのモータ10及び駆動部20の様子を等価的に表した図である。
図14と異なる点は、中性点と反対側のコイル端子がいずれの相も還流ダイオード24U、24V、24Wを介してグラウンド(GND)と接続されていることである。
図15の回路では、電流が流れず抵抗での電圧降下がないので次の関係が成り立っている。
Vn=Vu−Eu=Vv−Ev=Vw−Ew…(式8)
しかし、還流ダイオード24U、24V、24Wがあるために、(式8)にVu≧0、Vv≧0、Vw≧0という条件が加わる。なぜなら、各相のコイル端子電圧が0よりも少しでも低くなろうとすると直ちにダイオードが導通し、コイル端子がグラウンドと短絡されるからである。正しくはダイオードの順方向降下電圧に相当する分だけ0よりも低くなるが、ここでは省略した。従って、コイル端子電圧は場合分けをして考える必要があり、(式8)と(式2)から次のようになる。
Vu=0(Vu=0のとき)
=Eu−Ev=√3×k×cos(θ−60°)(Vv=0のとき)…(式9U)
=Eu−Ew=−√3×k×cos(θ+60°)(Vw=0のとき)
Vv=Ew−Eu=−√3×k×cos(θ−60°)(Vu=0のとき)
=0(Vv=0のとき)…(式9V)
=Ev−Ew=−√3×k×cosθ(Vw=0のとき)
Vw=Ew−Eu=√3×k×cos(θ+60°)(Vu=0のとき)
=Ew−Ev=√3×k×cosθ(Vv=0のとき)…(式9W)
=0(Vw=0のとき)
例えば、(式9U)が意味するのは、2番目の式Vu=Eu−Ev及び3番目の式Vu=Eu−Ewが両方ともに0よりも小さくなってしまうときは、Vu=0とならざるを得ないということである。よって、Vu=0となる条件は、k≧0を考慮して、cos(θ−60°)≦0、且つ、−cos(θ+60°)≦0を満たすとき、即ち、電気角θが210°≦θ≦330°の範囲のときと求まる。同様にして、Vv=0、Vw=0となるθの範囲を求めて、(式9U)(式9V)(式9W)は次のように書き換えられる。
Vu=0(210°≦θ<330°)
=√3×k×cos(θ−60°)(0°≦θ<90°、330°≦θ<360°)…(式10U)
=−√3×k×cos(θ+60°)(90°≦θ<210°)
Vv=−√3×k×cos(θ−60°)(210°≦θ<330°)
=0(0°≦θ<90°、330°≦θ<360°)…(式10V)
=−√3×k×cosθ(90°≦θ<210°)
Vw=√3×k×cos(θ+60°)(210°≦θ<330°)
=√3×k×cosθ(0°≦θ<90°、330°≦θ<360°)…(式10W)
=0(90°≦θ<210°)
図16は、駆動中のU相逆起電圧Eu(点線)とU相コイル端子電圧Vu(実線)の波形を示した図であり、図16(a)は、(式2)及び(式6)において、k=1、Vcc=4とした場合である。また、図16(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。但し、図16では全ての電気角θでVuが見えるように描いたが、実際に現れるのは非通電状態のときだけである。
図17は、空転中のU相逆起電圧Eu(点線)とU相コイル端子電圧Vu(実線)の波形を示した図であり、図17(a)は、(式2)及び(式10U)において、k=1、Vcc=4とした場合である。また、図17(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。
例えば、逆起電圧Euの極性が反転する点(以下、「逆起ゼロクロス点」と呼ぶ)である、θ=0°、180°の位置を検出したい場合を考える。
図16(a)(b)を見ると、基準電圧=Vcc/2=2と決めて、それとコイル端子電圧Vuとを比較すればよいことが分かる。これは(式6)の形からも明らかである。
一方、図17(a)においては基準電圧を約1Vに、図17(b)においては基準電圧を約0.5Vに設定する必要があることが分かる。このことはつまり、「コイル端子電圧と基準電圧とを比較する方法で逆起電圧を正しく検出するためには、駆動中と空転中とで基準電圧の値を変更せねばならず、さらに空転中においてはモータ回転数によっても基準電圧の値を変更せねばならない」ということを意味している。以上が、一つ目の問題点である。
120°矩形波駆動を行っていると、通電状態にある相を非通電状態に切り替える際にコイル端子電圧にノイズが発生することが知られている。この様子を図18に示す(1相分のみ)。いま問題としている空転開始直後に発生するノイズもこの相切り替えノイズと発生原因は同じであり、即ち非通電状態とする直前までコイルに流れていた電流を維持しようとする作用によるものである。
図19(a)は、ハイサイドトランジスタ21Uとローサイドトランジスタ22WをONとして、電源→ハイサイドトランジスタ21U→U相コイル11U→W相コイル11W→ローサイドトランジスタ22W→グラウンドという経路で電流を流している状態を示した図である。なお、説明に不要なV相のコイルとトランジスタは省略してある。このときU相コイル11Uは電源と短絡されているのでVu=Vccであり、W相コイルはグラウンド(GND)と短絡されているのでVw=0である。
このノイズは振幅が大きく、コイル端子電圧と基準電圧を比較することで逆起電圧を検出する方法をとる場合に、必ず誤検出の原因となってしまう。
空転させるには駆動部のトランジスタ全てをOFFにするので、前述した内容と同じく、OFFする直前に流れていた電流を流すためにダイオードが導通し、コイル端子電圧にノイズが発生してしまう。逆起電圧の誤検出を防ぐためには、このノイズも取り除かなければならない。以上が二つ目の問題点である。
本発明の目的は、モータを空転状態にする際に発生する前述の二つの問題を解決したうえで、モータを故意に空転状態とすることを含む起動シーケンスを行うことができるモータ駆動装置を提供することである。
本発明によれば、位置信号に基づいてモータ回転数を計算する回転数計算部を備えることと、モータ回転数が不明な空転開始直後はマスク期間を回転数によらない任意の固定時間に設定することで、FGのような速度センサを持たないモータであっても駆動することが出来るようになるので、速度センサを省いたより一層のコストダウンが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモータ駆動装置の構成例を示した図である。
この図1において、モータ10は、モータコイル11U、11V、11Wと、FG(Frequency Generator:周波数発生器)16と、を備えている。FG16は、モータ10の回転数を検出する。
駆動部20は、3つのハイサイドトランジスタ21U、21V、21Wと、3つのローサイドトランジスタ22U、22V、22Wで構成されている。各トランジスタと並列に接続されているダイオード23U、23V、23W、24U、24V、24Wは、還流ダイオード(フリーホイールダイオード)であり、トランジスタがOFFとなった直後の回生電流を代わりに流すことで、トランジスタの破壊を防ぐ働きをする。
比較部40は、モータ10のモータコイル11U、11V、11Wの端子電圧を比較して比較結果信号を出力する。なお、比較部40の内部構成は後述する。
マスク生成部50は、任意のマスク時間設定により定められた時間だけのマスク信号を生成し、当該マスク期間においては比較結果信号の変化を通過させないようにすることで、比較結果信号に含まれるノイズを取り除く。
制御部70は、目標とするモータ回転数とFG16により検出された当該時刻のモータ回転数を基にして、モータを目標回転数で回転させる制御信号を出力する。
矩形波発生部80は、モータコイル11U、11V、11Wに矩形波状の電流を通電するように駆動部20内のトランジスタのON/OFF状態を切り替えるもので、その際、モータコイル電流の転流タイミングは位置信号に基づいて、電流量は制御信号に基づいて決定する。
正弦波発生部90は、モータコイル11U、11V、11Wに正弦波状の電流を通電するように駆動部20内のトランジスタのON/OFF状態を切り替えるもので、その際、モータコイルに通電する正弦波状電流の周波数、電流量、通電時間は任意に設定することが出来る。
選択部100は、矩形波発生部80または正弦波発生部90のどちらか一方の出力のみを選び、駆動部20内のトランジスタに接続するものである。
これら図2(a)(b)(c)のいずれの場合においても、比較部40は、3つのコンパレータ41U、41V、41Wと複数の抵抗器とにより構成されている。
全ての抵抗器の抵抗値は、モータ10のモータコイル11U、11V、11Wの持つ抵抗成分よりも十分に大きな値とし、駆動部が出力する電流のほぼ全てがモータコイルに流れるものとする。また、同じ添え字が振られた抵抗器は同じ抵抗値であるとする。
比較部40の入力信号はモータコイル端子電圧Vu、Vv、Vwであり、出力信号はコンパレータの出力Cu、Cv、Cwである。
各コンパレータ41U、41V、41Wでは、各相のコイル端子電圧と中性点電圧を比較している。この構成であれば駆動中でも空転中でも逆起電圧を正しく検出することが出来る。
まず120°矩形波駆動中において考える。前述した図14のように、V相コイルが電源に、W相コイルがグラウンドに短絡され、U相コイルが開放されているものとする。
駆動電流の流れないU相においては、前述の(式5)が成り立つ。
上記(式5)を変形すると、
Vu−Vn=Eu…(式5)’
となることから、開放状態のコイルの端子電圧と中性点電圧をコンパレータで比較すれば、逆起ゼロクロス点を検出できることが分かる。
空転中の各相コイル端子電圧は、上記(式10U)(式10V)(式10W)に示したとおりである。
空転中の中性点電圧Vnは、上記(式2)(式8)と上記(式10U)(式10V)(式10W)から次のようになる。
Vn=Vu−Eu=−k×sinθ(210°≦θ<330°)
=Vv−Ev=−k×sin(θ−120°)(0°≦θ<90°、330°≦θ<360°)…(式11)
=Vw−Ew=−k×sin(θ+120°)(90°≦θ<210°)
このように導出した駆動中及び空転中における電圧波形を図3及び図4に示す。
図3(a)は、(式2)(式4)(式5)において、k=1、Vcc=4とした場合である。図3(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。但し、図3では全ての電気角θでVuがみえるように描いたが、実際に現れるのは非通電状態のときだけである。
図4は、空転中のU相逆起電圧Eu(点線)、U相コイル端子電圧Vu(実線)、及び中性点電圧Vn(×印)の波形を示した図である。
図4(a)は、(式2)(式10U)(式11)において、k=1、Vcc=4とした場合である。図4(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。
図3(a)(b)、及び図4(a)(b)を見ると、駆動中であっても空転中であっても、また回転数が変わって逆起電圧の大きさが変わったとしても、U相コイル端子電圧Vuと中性点電圧Vnとの交点は、U相逆起電圧のゼロクロス点であることが分かる。これは即ち、比較部40の構成を図2(a)のようにすれば、必ず逆起ゼロクロス点を検出できるということである。
各コンパレータ41U、41V、41Wでは、各相のコイル端子電圧と前述の仮想的な中性点Vn’を比較する。なお、コンパレータ41U、41V、41Wの両入力端子への入力抵抗のバランスを考慮して、3×R4=R3となるような値を選ぶのが望ましい。
仮想的な中性点Vn’の電圧は、各相コイル端子電圧を用いて次のように表される。
Vn’=(Vu+Vv+Vw)/3…(式12)
中性点Vnと、仮想的な中性点Vn’との関係を考える。
まず120°矩形波駆動中において考える。
前述の図14のように、V相コイルが電源に、W相コイルがグラウンドに短絡され、U相コイルが開放されているものとする。
U相が開放状態のとき(式4)(式5)が成り立つので、(式12)は次のようになる。
Vn’={(Vn+Eu)+Vcc+0}/3
=(Vcc+Eu)/6+Eu/3+Vcc/3
=(Vcc+Eu)/2
=Vn
Vn’={(Vn+Eu)+(Vn+Ev)+(Vn+Ew)}/3
=Vn+(Eu+Ev+Ew)/3
逆起電圧Eu、Ev、Ewは(式2)の関係にあるので、Eu+Ev+Ew=0となることから、次のようになる。
Vn’=Vn
結局、駆動中でも空転中でも、Vn’=Vnが成り立つ。
つまり、比較部40の構成を図2(b)のようにすれば、図2(a)の構成としたときと同等の効果が得られるということになる。
抵抗器R5は、ある2相のコイル端子電圧の平均値を生成するためのものである。
例えば、コンパレータ41Uでは、U相のコイル端子電圧を、V相とW相のコイル端子電圧の平均値と比較する形になる。なお、各コンパレータ41U、41V、41Wの両入力端子への入力抵抗のバランスを考慮して、2×R6=R5となるような値を選ぶのが望ましい。
まず120°矩形波駆動中において考える。前述の図14のように、V相コイルが電源に、W相コイルがグラウンドに短絡され、U相コイルが開放されているものとする。
駆動電流の流れないU相においては、前述の(式7)が成り立つ。(式7)を変形すると、
Vu−(Vv+Vw)/2=3/2×Eu…(式7)’
となることから、開放状態のコイルの端子電圧と、他2相の端子電圧の平均値をコンパレータで比較すれば、逆起ゼロクロス点を検出できることが分かる。
空転中のU相コイル端子電圧は、(式10U)に示したとおりである。
空転中のV相とW相のコイル端子電圧の平均値は、(式10V)(式10W)から次のようになる。
(Vv+Vw)/2=−3/2×k×sinθ(210°≦θ<330°)
=(√3)/2×k×cosθ(0°≦θ<90°、330°≦θ<360°)…(式12)
=−(√3)/2×k×cosθ(90°≦θ<210°)
このように導出した駆動中及び空転中における電圧波形を図5及び図6に示す。
図5(a)は、(式2)(式7)において、k=1、Vcc=4とした場合である。上記図5(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。但し、図5では全ての電気角θでVuが見えるように図示したが、実際に現れるのは非通電状態のときだけである。
図6は、空転中のU相逆起電圧Eu(点線)、U相コイル端子電圧Vu(実線)、及びV相とW相のコイル端子電圧の平均値(Vv+Vw)/2(○印)の波形を示した図である。
図6(a)は、(式2)(式10U)(式12)において、k=1、Vcc=4とした場合である。図6(b)は、モータ回転数が低下して逆起電圧が小さくなった状態を想定して、k=0.5とした場合である。
図5(a)(b)、図6(a)(b)を見ると、駆動中であっても空転中であっても、また回転数が変わって逆起電圧の大きさが変わったとしても、U相コイル端子電圧Vuと中性点電圧Vnとの交点は、U相逆起電圧のゼロクロス点であることが分かる。これは即ち、比較部の構成を、図2(c)のようにすれば、必ず逆起ゼロクロス点を検出できるということである。
さらに図3〜図6を比較すると、図2(c)の構成を採る方が交点における交わり方が鋭いことが分かるが、これはコンパレータで比較するにあたって有利である。よって、図2(c)の構成の方が、図2(a)(b)よりも効果的であるといえる。
ここまでが第1の実施形態のモータ駆動装置の構成の説明である。
図7では、図1の構成のモータ駆動装置の各部の信号を示す。横軸は時間としており、モータを起動してから120°矩形波駆動に移行するまでの流れを説明するものである。なお、図7で時刻t1以前のコイル端子電圧などを図示していないが、これらは説明に不要であるため省略した。
モータを起動する前までに、選択部100は正弦波発生部90を選んで駆動部20内のトランジスタに接続しておく。
時刻t0においてモータの起動を開始すると、正弦波発生部90はモータコイルに正弦波状の電流を通電し、強制転流を行う。予め定めた時間が経過した時刻t1において駆動部20内のトランジスタを全てOFFとし、モータを空転状態にする。この時刻t1から逆起ゼロクロス点の検出動作を開始するのだが、トランジスタをOFFとした瞬間のコイル端子電圧にはノイズが発生しており(図7の例では、Iuがモータへ流出する向きであり、IvとIwが駆動部へ流入する向きであるときにトランジスタをOFFとしているので、Vu=0、Vv=Vw=Vccとなるノイズが同時に発生している)、このノイズの影響は比較部40による比較結果信号Cu、Cv、Cwにも現れてしまっている。
位相調整部60はMu、Mv、Mwの位相を調整し、位置信号Pu、Pv、Pwを出力する。
この位置信号のいずれかが得られた時刻t2で、逆起電圧の検出に成功したとみなし、選択部100は矩形波発生部80を選んで駆動部20と接続し、120°矩形波駆動を開始する。120°矩形波駆動中においては、位置信号のいずれかが変化するたびに通電相の切り替えを行い、それと同時にマスクの生成を開始するようにしている。
なお、図7では、位相調整部60は電気角約30°にあたる時間だけ位相調整するように図示しているが、これは逆起ゼロクロス点から電気角で約30°遅れた位置で通電相の切り替えを行うとモータ効率が良くなるのでこのようにしただけであり、特に30°に限るということではない。
このような構成、動作のモータ駆動装置とすることで、空転中に逆起ゼロクロス点が正しく検出できなくなる問題を解決し、モータを故意に空転状態とすることを含む起動シーケンスを行うことが出来るようになる。
第2の実施形態のモータ駆動装置の構成は、図1に示した第1の実施形態のものと同じであり、マスク生成部50に任意のマスク時間を設定する際には、FG16から得られる当該時刻のモータ回転数に応じた時間とすることを特徴としている。
前述したように、空転開始直後や通電相の切り替え後のコイル端子電圧にノイズが発生している期間は、その直前に流れていた電流が流れ切るまでの期間である。電流が減少する速さはモータ固有の電気時定数(=τe=L/R、L:コイルのインダクタンス成分、R:コイルの抵抗成分)に依存するので、同じモータを使用するのであれば、より電流量が多い状況の方がノイズが発生している期間が長くなることになる。
多くの電流量を必要とする状況とは、起動直後や加速中、つまり目標モータ回転数と比べて実際のモータ回転数が低い状況である。
そこで、第2の実施形態のモータ駆動装置では、FG16から得られるモータ回転数が目標回転数に比べて低いほどマスク期間を長くしてやるようにすれば、ノイズを確実に取り除くことが出来る。
このようにすることで、第1の実施形態のモータ駆動装置に比べてより安定にモータを駆動することが可能になる。
図8には、第3の実施形態のモータ駆動装置の構成例を示した図である。
第3の実施形態のモータ駆動装置は、図1のFG16のようなモータ回転数を検出するための速度センサを持たないモータ10であっても駆動できるようにするものである。
第1の実施形態のモータ駆動装置の構成と異なる点は二つある。
一つは、位置信号に基づいてモータ回転数を計算する回転数計算部110が追加され、計算結果である計算モータ回転数が制御部70に入力されている点である。
位置信号は比較部40による比較結果、換言すれば検出した逆起ゼロクロス点を基に生成されており、モータ1回転あたりにその逆起ゼロクロス点が何回検出されるかはモータの磁極数により決まっているので、位置信号からモータ回転数を容易に計算することが出来るのである。
これは第3の実施形態においては、起動後の強制転流期間では逆起電圧の検出を行わないので、空転開始直後はモータ回転数を計算することが出来ないことに対応したものである。即ち、モータ回転数が不明な空転開始直後は、マスクを発生させる時間は回転数によらない任意の固定時間を設定しておくこととし、通電相の切り替え後にマスクを発生させる時間は、(この時点では逆起電圧を検出しておりモータ回転数も計算しているので、)第2の実施形態と同様に実際のモータ回転数が目標回転数に比べて低いほどに長い時間を設定することとする。このようにすることで、FGのようなモータ回転数を検出する速度センサを持たないモータであっても駆動することが出来るようになり、位置センサだけでなく速度センサも省いて、より一層のコストダウンが可能になる。
図9は、第4の実施形態のモータ駆動装置の構成例を示した図である。
第4の実施形態のモータ駆動装置は、第1の実施形態のモータ駆動装置の比較部40とマスク生成部50との間に、チャタリング除去部130を設けた構成になっている。
このチャタリング除去部130は、比較部40の比較結果信号に発生するおそれのあるチャタリングノイズを取り除くものである。
なお、チャタリング除去部130はマスク生成部50と位相調整部60との間においても良い。また、第2及び第3のモータ駆動装置において同様の構成としても良い。
ここでは、図9の比較部40の構成が、図2(c)に示した構成であり、コンパレータ41UによりVuを(Vv+Vw)/2と比較する場合を想定して説明するが他の場合でも説明に違いはない。
比較部内のコンパレータで2つの信号Vu及び(Vv+Vw)/2を比較すると、両者の大きさが近いときに比較結果信号Cuが頻繁に切り替わる、いわゆるチャタリングが発生するおそれがある。このチャタリングは逆起ゼロクロス点の誤検出の要因となってしまうので、取り除く必要がある。
チャタリング除去をするには、信号のレベルが“H”または“L”で一定となっている時間が短いもの、言い換えれば細いパルス状の信号は、ノイズであると判断して無視する方法がある。請求項4のチャタリング除去部130でも、この方法を採る。
即ち、比較結果信号Cuが変化するたびに、変化後の信号レベルが任意の基準信号幅Tsだけ継続するかどうかを調べ、継続しなかった場合はノイズであると判断して出力せず、継続した場合は正しい信号であると判断して、チャタリング除去結果Cu’として出力することとする。しかしこの方法をとると、Cuが変化してからCu’が変化するまでに、Tsだけの遅延が発生するという副作用がある。さらに、このCu’の位相を調整して位置信号Puを生成するので、Puにも遅延が伝播してしまう。通電相の切り替えは位置信号が変化したタイミングで行われるので、結局、通電相の切り替えが遅れてしまうということになり、モータ効率の低下を招いてしまう。
なお、図10では、位相調整量をTsと同じだけ減らすように描いたが、特にこれに限ったものではない。通電相の切り替えタイミングは、チャタリング発生期間が長いほどに遅くなるので、位相調整量をTsよりも多く減らすことが考えられる。
このように第4の実施形態のモータ駆動装置によれば、比較結果に発生するチャタリングを取り除くチャタリング除去部を備えることと、チャタリング除去処理の副作用を考慮して位相調整部における位相調整量を減らすようにすることで、チャタリングを取り除いて逆起ゼロクロス点の誤検出を防ぎ、さらにモータ効率が低下する副作用も起こらないようにすることが出来るようになる。
Claims (4)
- 3相モータコイルと永久磁石とにより構成されるブラシレスモータを駆動するためのモータ駆動装置であって、
前記3相モータコイルに駆動電流を通電して駆動する駆動部と、
前記3相モータコイルのうち、ある1相のコイルの端子電圧と、中性点電圧もしくは前記ある1相のコイルを除く他の2相のコイルの端子電圧の平均値とを比較する比較部と、
前記比較部による比較結果信号に含まれるノイズを取り除くためのマスク信号を生成するマスク生成部と、
前記マスク信号によってマスクされた前記比較結果信号の位相を調整して位置信号を生成する位相調整部と、
モータ回転数を検出する回転数検出部と、
目標モータ回転数と前記回転数検出部で検出された当該時刻のモータ回転数とを基に、モータ回転数制御を行う制御信号を出力する制御部と、
前記位置信号に基づいてモータコイルの通電相を決定し、且つ、前記制御信号に基づいて通電する電流量を決定したうえで、前記駆動部を介して前記モータコイルに矩形波状の電流を通電する矩形波発生部と、
任意の周波数と任意の電流量で任意の時間だけ、前記駆動部を介して前記モータコイルに正弦波状の電流を通電する正弦波発生部と、
前記矩形波発生部または前記正弦波発生部のいずれか一方を駆動部に接続する選択部と、を備え、
停止中のモータを駆動する際には、前記正弦波発生部により前記駆動部を任意の時間だけ駆動させてモータを強制起動した後、前記駆動部を一時完全に停止させることでモータを空転状態にせしめ、その空転期間中において前記位相調整部から位置信号が出力された以後は、前記矩形波発生部により前記駆動部を駆動させ、
さらに前記マスク生成部は、モータを空転状態にした直後及び前記矩形波発生部が通電相を切り替えた直後からマスク信号の生成を開始し、任意の時間だけ経過後にマスク信号の生成を停止することを特徴とするモータ駆動装置。 - 請求項1に記載のモータ駆動装置において、前記マスク生成部がマスク信号を生成している任意の時間とは、前記回転数検出部から出力される当該時刻のモータ回転数に応じて可変とする時間であることを特徴とするモータ駆動装置。
- 3相モータコイルと永久磁石とにより構成されるブラシレスモータを駆動するためのモータ駆動装置であって、
前記3相モータコイルに駆動電流を通電して駆動する駆動部と、
前記3相モータコイルのうち、ある1相のコイルの端子電圧と、中性点電圧もしくは前記ある1相のコイルを除く他の2相のコイルの端子電圧の平均値とを比較する比較部と、
前記比較部による比較結果信号に含まれるノイズを取り除くためのマスク信号を生成するマスク生成部と、
前記マスク信号によってマスクされた前記比較結果信号の位相を調整して位置信号を生成する位相調整部と、
前記位置信号に基づいてモータ回転数を計算する回転数計算部と、
目標モータ回転数と前記回転数計算部で計算された当該時刻のモータ回転数とを基に、モータ回転数制御を行う制御信号を出力する制御部と、
前記位置信号に基づいてモータコイルの通電相を決定し、且つ、前記制御信号に基づいて通電する電流量を決定したうえで、前記駆動部を介して前記モータコイルに矩形波状の電流を通電する矩形波発生部と、
任意の周波数と任意の電流量で任意の時間だけ、前記駆動部を介して前記モータコイルに正弦波状の電流を通電する正弦波発生部と、
前記矩形波発生部または前記正弦波発生部のいずれか一方を駆動部に接続する選択部と、を備え、
停止中のモータを駆動する際には、前記正弦波発生部により前記駆動部を任意の時間だけ駆動させてモータを強制起動し、然る後に前記駆動部を一時完全に停止させることでモータを空転状態にせしめ、その空転期間中において前記位相調整部から位置信号が出力された以後は、前記矩形波発生部により前記駆動部を駆動させ、
さらに前記マスク生成部は、モータを空転状態にした直後からマスク信号の生成を開始し、任意の時間だけ経過後にマスク信号の生成を停止することと、前記矩形波発生部が通電相を切り替えた直後からもマスク信号の生成を開始し、前記回転数計算部で計算された当該時刻のモータ回転数に応じて可変とした前記とは別の任意の時間だけ経過後にマスク信号の生成を停止することを特徴とするモータ駆動装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のモータ駆動装置において、
前記比較結果信号に発生するチャタリングを取り除くためのチャタリング除去部を備え、
前記チャタリング除去部は、前記比較結果信号の幅が任意の基準信号幅に満たない場合には、前記比較結果信号を無視するものとし、さらに前記任意の基準信号幅に応じた分だけ、前記位相調整部で行う位相調整量を減らす方向に補正することを特徴とするモータ駆動装置。
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