JP5087111B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載されたセレクト装置では、セレクトレバーをマニュアル操作するためのマニュアルモード位置(M)を備えている。このセレクト装置では、セレクトレバーをマニュアルモード位置から前後方向に操作することにより、自動変速機の変速段をシフトアップ及びシフトダウンするための変速操作を行うものである。セレクト装置の操作経路は、いわゆるHタイプのものであって、ドライブ位置(D)に操作されたセレクトレバーがマニュアルモード位置に操作できるように形成されている。
この自動変速機のレンジ切替制御装置では、変速機コントローラが左パドルスイッチと右パドルスイッチの同時の後方向操作を検出したときは、リバース(「R」)レンジへの移行と判定して自動変速機を制御し、変速機コントローラが左パドルスイッチと右パドルスイッチの同時の前方向操作を検出したときは、ドライブ(「D」)レンジへの移行と判定して自動変速機を制御する。
少なくともシフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧とシフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧を異ならせるスイッチ操作信号出力手段と、スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいて、オートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替を判定したり、マニュアルモードにおける変速段の変更を判定したりする操作判定手段と、を備え、
操作判定手段は、スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいてスイッチ操作信号出力手段が故障であると判定した場合に、マニュアルモードに移行することを禁止することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、自動変速機の変速段を自動的に制御するオートマチックモードと、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチのうちのいずれかを操作することにより、変速段を一段ずつ変更させることが可能なマニュアルモードと、を有する自動変速機の制御装置であって、
少なくともシフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧とシフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧を異ならせるスイッチ操作信号出力手段と、スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいて、オートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替を判定したり、マニュアルモードにおける変速段の変更を判定したりする操作判定手段と、を備え、
操作判定手段は、スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいてスイッチ操作信号出力手段が故障であると判定した場合に、自動変速機が前記マニュアルモードのときは、オートマッチックモードに移行させることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明の構成に加え、更に、マニュアルモードは、シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作された場合にのみ作動することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、スイッチ操作信号出力手段は、シフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧と、シフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧を異ならせる。その結果、操作判定手段は、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチのいずれか一方がオン状態の固着故障であることを容易に判定することができるので、操作判定手段によるスイッチ操作信号出力手段の故障判定結果に対し、オートマチックモードからマニュアルモードへの切り替えを取り消すことや、マニュアルモードから強制的にオートマチックモードに移行させることが可能となる。
更に、請求項3に記載の発明によれば、例えば、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチをステアリングホイールに設けることにより、セレクトレバーの操作をすることなくマニュアルモードとオートマチックモードとの間の切替操作が容易にできるとともに、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に、つまり、ほぼ同時に又は短時間に個別にオン操作された場合にのみ、オートマチックモードからマニュアルモードへの間の切替操作が作動する。
また、シフトアップスイッチとシフトダウンスイッチの両方がオフ状態であるときに、常に第1出力電圧が出力されるようになっているため、スイッチ操作信号出力手段から電圧が出力されない状態、つまり、断線状態を容易に検出できる。
操作判定手段は、イグニッションキーでエンジンを始動してから少なくとも一回は、所定の第1の閾値時間よりも長い第2の閾値時間の範囲にわたってスイッチ操作信号出力手段からの出力電圧を監視し、第1出力電圧を検出しない場合は、スイッチ操作信号出力手段が故障であると判定することを特徴とする。
更に、スイッチ操作信号出力手段が故障と判定された場合には、自動変速機をマニュアルモードに移行することを禁止するので、自動変速機がオートマチックモードからマニュアルモードへ切り替わってしまうという不都合を生じない。
操作判定手段は、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときに、更に第3の閾値時間経過後の出力電圧が第1出力電圧に復帰したか否かを監視し、第3の閾値時間経過後のスイッチ操作信号出力手段からの出力電圧が第1出力電圧に復帰したことを検出しなかった場合、少なくともシフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定することを特徴とする。
その結果、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方を所定の第1の閾値時間内に操作されたことを検出したときに、その後に第3の閾値時間経過後の出力電圧が第1出力電圧に復帰したか否かを監視して、スイッチ操作信号出力手段の故障を判定するので、誤った故障判定が少ない。つまり、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチが共に固着故障をする確率は、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの一方が固着故障をする確率より低く、スイッチ操作信号出力手段の故障の検出の確度が高くなり、スイッチ操作信号出力手段の故障判定の信頼性が高くなる。
操作判定手段は、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときに、更に第3の閾値時間経過後の出力電圧が第1出力電圧に復帰したか否かを監視し、第3の閾値時間経過後のスイッチ操作信号出力手段からの出力電圧が第1出力電圧に復帰したことを検出しなかった場合、自動変速機がオートマチックモードであるときは、マニュアルモードへの移行を禁止し、自動変速機がマニュアルモードであるときは、オートマチックモードへの移行を行わせることを特徴とする。
従って、シフトアップスイッチがオン状態で固着故障のとき、シフトダウンスイッチがオン状態で固着故障のとき、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチが共にオン状態で固着故障のとき、スイッチ操作信号出力手段に電源が供給されていない等の断線故障のときを区別してスイッチ操作信号出力手段の故障判定をすることが可能である。
その結果、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときは、例えば、運転者が、意図的にシフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの両方を所定の第1の閾値時間内に操作して、自動変速機をオートマチックモードからマニュアルモードに切替操作、又は逆にマニュアルモードからオートマチックモードに切替操作したときに対応し、操作判定手段は、オートマチックモードからマニュアルモードへの切り替えを取り消すことや、マニュアルモードから強制的にオートマチックモードに移行させるので、シフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチが正常に動作しない状態でマニュアルモードに移行させないで、オートマチックモードによる通常走行を継続させることができる。
自動変速機がオートマチックモードであるときは、少なくともシフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定するとともに、マニュアルモードへの移行を禁止し、自動変速機がマニュアルモードであるときは、少なくともシフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定するとともに、オートマチックモードへの移行を行わせることを特徴とする。
図1は、自動変速機の制御装置のブロック説明図である。図2の(a)は、本発明の実施形態に係る自動変速機の制御装置を示す斜視図であり、(b)は、(a)におけるA部拡大図、(c)は、(a)におけるB部拡大図である。
先ず、本発明の実施形態に係る自動変速機2(図1参照)の制御装置5を説明するのに先立って、制御装置5(図1参照)が搭載される車両の自動変速機2及び自動変速システム1(図1参照)について説明する。
図1に示すように、自動変速システム1は、例えば、セレクト装置3のセレクト位置をドライブ位置(図1中「D」の表示の位置)にすることで、自動変速機2の変速段を制御装置5が自動的に制御するオートマチックモードと、セレクト装置3のセレクト位置をドライブ位置にしたままセレクト装置3以外の操作手段であるシフトアップスイッチ4A(以下、「シフトアップSW4A」と称する)、シフトダウンスイッチ4B(以下、「シフトダウンSW4B」と称する)により変速段を一段ずつ変化することが可能なマニュアルモードと、を備えている。
自動変速システム1は、ドライブ位置を有するセレクト装置3と、このセレクト装置3のセレクト位置がドライブ位置のときに操作するとマニュアルモードに切り替え、自動変速機2の変速段をシフトアップ及びシフトダウンするためのステアリングホイール6に設けられたシフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bと、前記セレクト装置3、シフトアップSW4A、及びシフトダウンSW4Bからの信号(セレクト選択信号、スイッチ操作信号)にもとづいて自動変速機2を制御するための制御装置5と、自動変速機2と、車速を検出する車速センサ7と、から構成されている。
マイクロコンピュータ52は、CPU、入出力インタフェース回路、ROM、RAM、バスを含んで構成され、ROMに予め格納されたプログラムをCPUで実行することで制御装置5の後記する機能を実行する。
参考までに、ステアリングホイール6には、クルーズSW8も配置されている。
図1に示す自動変速機2は、クラッチとトランスミッションとの操作を自動的に行う装置であり、例えば、セレクト装置3のパーキング位置に対応したパーキングレンジPと、セレクト装置3のリバース位置に対応したリバースレンジRと、セレクト装置3のニュートラル位置に対応したニュートラルレンジNと、セレクト装置3のドライブ位置に対応したドライブレンジD、セレクト装置3のドライブレンジDにてシフトアップSW4A及びシフトダウンSW4Bがほぼ同時に操作されたときに対応可能とするマニュアルモードとを備えている。自動変速機2は、運転者がセレクト装置3のセレクトレバー34(図2参照)を操作することと、セレクト装置3以外の操作手段であるシフトアップSW4A及びシフトダウンSW4Bとによって操作される。この自動変速機2は、制御装置5に電気的に接続されて、制御装置5によって制御される。
図2の(a)に示すように、セレクト装置3は、自動変速機2(図1参照)のレンジをセレクトレバー34によってチェンジするための操作装置である。このセレクト装置3は、本実施形態では4つのセレクト位置、つまり、パーキング位置、リバース位置、ニュートラル位置、ドライブ位置のいずれかを選択するものである。セレクト装置3は、例えば、運転席と助手席との間のフロアにセレクトレバー34を突出した状態に取り付けられている。セレクト装置3は、複数のセレクト位置に移動自在に設置されたセレクトレバー34と、このセレクトレバー34の操作方向をガイドするエスカッションカバー31と、このセレクトレバー34を各セレクト位置に保持するディテント機構(図示せず)と、セレクトレバー34の位置を検出するセレクトポジションスイッチ36(図1参照)とを備えている。以下では、セレクトポジションスイッチ36を「セレクトポジションSW36」と略称する。
セレクトポジションSW36からは、セレクト位置に応じたセレクト選択信号が制御装置5(図1参照)に出力されるようになっている。
図2の(a)に示すセレクトレバー34は、例えば、フロアに取り付けたエスカッションカバー31に形成された溝状の操作経路32を挿通し、この操作経路32に沿って、例えば、前後方向に揺動操作することにより、各セレクト位置に操作できる。セレクトレバー34は、その先端にセレクトノブ35を備えている。セレクトレバー34の基端部には、このセレクトレバー34の操作移動を自動変速機2に伝達するためのワイヤW(図1参照)が接続されている。
エスカッションカバー31は、セレクトレバー34のセレクトパターン(セレクト形態)を形成する操作経路32の溝を形成するための板状の部材であり、セレクト装置3のセレクト位置を示す銘板33(図1参照、図1では「P」,[R],「N」,「D」と表示)の役目も兼ねている。
図2の(b)に示すシフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bは、オートマチックモードからマニュアルモードへ切り替えを行ったり、又は、その逆にマニュアルモードからオートマチックモードへ切り替えを行ったりするスイッチであり、かつ、マニュアルモードにて、自動変速機2の変速段のシフトアップ、シフトダウンを手動で行うためのスイッチである。シフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bは、ステアリングホイール6の左右のスポーク部にそれぞれ設置されている。シフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bは、運転者がステアリングホイール6を握った状態で、中指や薬指等の指が届いて操作できる位置のスポーク部の背面側に設置されている。シフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bは、いわゆるパドルスイッチあるいはアップダウンスイッチと言われているスイッチである。
次に、図3、図4を参照しながらスイッチ操作信号出力回路51の構成について説明する。図3は、図1におけるスイッチ操作信号出力回路の説明図である。図4の(a)は、スイッチ操作信号出力回路の出力電圧の説明図、(b)は、それに対する自動変速機の制御装置の作動説明図である。
スイッチ操作信号出力回路51は、抵抗R1,R2,R3,R4,R5,R6、シフトアップSW4A、シフトダウンSW4B、スイッチ素子57(図3中「SW素子57」と表示し、以下では「SW素子57」と称する)、保護素子53とから構成されている。
ここで、シフトアップSW4Aは、可動切片54aと、可動切片54aに接続・断絶する固定接点54b,54cから構成されている。シフトダウンSW4Bは、連結された2重スイッチであり、可動切片55aと、可動切片55aに接続・断絶する固定接点55b,55cと、可動切片55aと同時に連動して動く可動切片56aと、可動切片56aに接続・断絶する固定接点56b,56cから構成されている。
また、スイッチ素子57は、NPN型トランジスタスイッチ素子としてあるがそれに限定されるものではない。
シフトアップSW4Aの下流側の固定接点54cは、抵抗R4、その下流の接続点P4を介して接地されている(図3中「GND」で表示)。シフトアップSW4Aの下流側の固定接点54cは、更に、抵抗R6を介してSW素子57のコレクタ端子に接続し、SW素子57のエミッタ端子は、抵抗R3、その下流の接続点P4を介して接地されている。
ちなみに、所定の入力電圧Vinは、単にバッテリ電圧そのものではなく、図示しない定電圧回路によりバッテリ電圧の変動の影響を余り受けないように設定供給されるものである。
また、シフトダウンSW4Bの上流側の固定接点56bは、所定の一定値の入力電圧Vinに対して、接続点P1の下流側の抵抗R1、接続点P2と接続点P3を結ぶ配線を介して接続している。シフトダウンSW4Bの下流側の固定接点56cは、抵抗R2、その下流の接続点P4を介して接地されている。
図5から図7は、自動変速機の制御装置のオートマッチックモードとマニュアルモードとの間の切替の制御の流れを示めす全体フローチャートである。
図8、図9は、セレクトレバー位置「D」選択直後のスイッチ操作信号出力回路の故障判定の制御の流れを示めす詳細フローチャートである。図10は、シフトアップSW及びシフトダウンSWが所定の第1の閾値時間内に操作された後に、更に第3の閾値時間経過後の出力電圧を監視し、スイッチ操作信号出力回路の故障判定の制御の流れを示めす詳細フローチャートである。
図11は、シフトアップSW及びシフトダウンSWの操作による自動変速機の制御状態切替の説明図であり、(a)は、シフトアップSWの操作のタイムチャート、(b)は、シフトダウンSWの操作のタイムチャート、(c)は、スイッチ操作信号出力回路の出力電圧の変化及び自動変速機の制御状態の説明図である。図12は、シフトアップSW及びシフトダウンSWの操作によるオートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替判定の別の判定方法の説明図であり、(a)は、シフトアップSWの操作のタイムチャート、(b)は、シフトダウンSWの操作のタイムチャート、(c)は、オートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替判定のためのスイッチ操作信号出力回路の出力電圧の変化の説明図である。図13は、シフトアップSW及びシフトダウンSWの操作によるオートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替判定の別の判定方法の説明図であり、(a)は、シフトアップSWの操作のタイムチャート、(b)は、シフトダウンSWの操作のタイムチャート、(c)は、オートマチックモードとマニュアルモードとの間の切替判定のためのスイッチ操作信号出力回路の出力電圧の変化の説明図である。図14は、シフトアップSW及びシフトダウンSWの操作によるオートマチックモードからマニュアルモードへの切替判定の説明図であり、(a)は、シフトアップSWのオン固着故障状態のマニュアルモードへの切替停止の説明図、(b)は、シフトダウンSWのオン固着故障状態のマニュアルモードへの切替停止の説明図である。
ステップS02では、自動変速機2をAutoモードに設定する。ステップS03では、Autoモードを変速段表示部9の変速段表示窓9bに、例えば、「A1」と表示する。ここで、「A」はAutoモードを意味し、「1」は1速を意味する。
ここで、IFLAGAは、セレクトレバー34(図2参照)を「D」位置に設定した直後の所定の時間T3(所定の第2の閾値時間)の時間幅におけるスイッチ操作信号出力回路51(図1参照)の故障判定結果を示すフラグである。IFLAGA=0は健全状態を示し、IFLAGA=1はシフトアップSW4A(図3参照)の固着故障状態を示し、IFLAGA=2はシフトダウンSW4B(図3参照)の固着故障状態を示し、IFLAGA=3はシフトアップSW4AとシフトダウンSW4B共固着故障状態を示し、IFLAGA=4は断線故障状態を示す。
ちなみに、所定の時間T3は、後記する所定の時間(所定の第1閾値時間)T1(図11中の所定の時間T1A、又は図12、図13中のT1Bに対応)よりも長い時間である。
ステップS06では、ステップS05における故障判定の結果、スイッチ操作信号出力回路51が健全であるか否か、つまりIFLAGA=0であるか否かをチェックする。IFLAGA=0の場合(Yes)は、ステップS07へ進み、IFLAGA≠0の場合(No)は、ステップS11へ進む。
この故障状態の表示は、例えば、変速段表示窓9bに、現在の自動変速機2がAutoモードの状態であることの表示と現在の変速段数表示の更に右側欄に、エラーコード表示をする。例えば、Autoモードで、かつ、4速状態で「A4」の表示をし、更に、例えば、IFLAGA=1の値を示す「Error A1」表示を組み合わせて、「A4 ,Error:A1」と表示する。前記した「Error:A1」表示中の「A1」は、IFLAGA=1を示している。
最初は、ステップS04においてIFLAGB=0にリセットされているので、ステップS08へ進む。
ここで、「シフトアップSW4AとシフトダウンSW4Bの両方が所定時間T1(所定の第1の閾値時間)内に操作されたことを検出した」とは、例えば、図11の(a),(b)に示すようにシフトアップSW4AとシフトダウンSW4Bがほぼ同時にオン操作されて、図11の(c)に示すように、所定の時間T1A(所定の第1の閾値時間)以上の時間、スイッチ操作信号出力回路51の出力電圧VoutがV3の値を示していた場合をマイクロコンピュータ52が検出した場合だけでなく、次の2例の場合も含む。
また、図13の(a),(b)に示すようにシフトダウンSW4Bをオン操作して、すぐに、シフトアップSW4Aをオン操作して、図11の(c)に示すようにスイッチ操作信号出力回路51の出力電圧VoutがV2になってから所定の時間T1B(所定の第1の閾値時間)以内にV1を示した場合も、「シフトアップSW4AとシフトダウンSW4Bの両方が所定の時間T1内に操作されたことを検出した」に対応する。
また、ここで所定の時間T1A,T1Bは、前記した所定の時間T3よりも短い時間で設定してある。
ステップS09では、タイマt2をスタートし、ステップS10では、現在AutoモードかMモードかをチェックする。Autoモードの場合は結合子(A)に従って、図6のステップS14に進み、Mモードの場合は結合子(B)に従って、図7のステップS31に進む。
ステップS08においてNoでステップS13へ進むと、自動変速機2が現在AutoモードかM(マニュアル)モードかをチェックする。現在Autoモードの場合は、ステップS07に戻り、現在M(マニュアル)モードの場合は、結合子(C)に従って、図6のステップS22に進む。
ステップS17では、タイマt2をリセットし、ステップS18ではステップS15において最後に読み込んだ出力電圧Voutの値、つまり、タイマt2=T4の時の出力電圧Voutの値を一時記憶する。
ここで、所定の時間T4は、図14の(a),(b)に示すようにステップS08においてシフトアップSW4AとシフトダウンSW4Bの両方が所定の時間T1(図14の(a),(b)では、T1Aと表示)内に操作されたことを検出したと判定されたときから、本来スイッチ操作信号出力回路51が健全な状態であれば、その出力電圧VoutがV3のレベルからVinのレベルに復帰するのに要する時間遅れ(スイッチ操作信号出力回路51の時定数)を考慮して設定されるものである。
ステップS21の後ステップS22へ進み、また、前記したようにステップS13においてMモード場合もステップS22へ進む。
ステップS22では、シフトアップSW4Aのオン(オン操作)を検出したか否かをチェックする。スイッチ操作信号出力回路51の出力電圧Voutの値がV1のとき、シフトアップSW4Aのオン(オン操作)を検出したことに対応する。シフトアップSW4Aのオン(オン操作)を検出した場合(Yes)は、ステップS23へ進み、検出しない場合(No)は、ステップS24へ進む。
ステップS23では、自動変速機2を1段シフトアップする。
ちなみに、この自動変速機2の1段シフトアップは、スイッチ操作信号出力回路51の出力電圧Voutの値がV1で時間的に連続している場合でも1回の1段シフトアップしか許可しないように、制御されるようになっている。
ステップS25では、自動変速機2を1段シフトダウンする。
ちなみに、この自動変速機2の1段シフトダウンは、スイッチ操作信号出力回路51の出力電圧Voutの値がV2で時間的に連続している場合でも1回の1段シフトダウンしか許可しないように、制御されるようになっている。
このステップS29の詳細フローチャートについては図10の説明の中で後記する。
この故障状態の表示は、例えば、変速段表示窓9bに、現在の自動変速機2がAutoモードの状態であることの表示と現在の変速段数表示の更に右側欄に、エラーコード表示をする。例えば、Autoモードで、かつ、4速状態で「A4」の表示をし、更に、例えば、IFLAGB=1の値を示す「Error B1」表示を組み合わせて、「A4 ,Error:B1」と表示する。前記した「Error:B1」表示中の「B1」は、IFLAGB=1を示している。
ステップS34では、タイマt2をリセットし、ステップS35では、ステップS32において最後に読み込んだ出力電圧Voutの値、つまり、タイマt2=T4の時の出力電圧Voutの値を一時記憶する。
このステップS39の内容については、図10の詳細フローチャートの説明の中で後記する。
ステップS05に進むと、ステップS51では、カウンタN1,N2,N3,N4をリセットする。カウンタN1,N2,N3,N4は、後記するタイマt1=0〜T3までの時間に前記した出力電圧Voutの値を所定の短周期、例えば、100ミリ秒の周期で複数回検出したときに、出力電圧Voutの値としてV1,V2,V3,0をそれぞれ検出した回数を示すものである。ここで、T3の値としては、例えば、1秒程度の時間である。
ステップS53では、スイッチ操作信号出力回路51の出力電圧Voutを前記した、例えば、100ミリ秒の一定周期で読み込む。
ステップS54では、出力電圧Vout=V1か否かをチェックする(「Vout=V1?」)。Vout=V1の場合(Yes)は、ステップS55へ進み、N1=N1+1とカウンタN1を1だけ計数加算し、ステップS56へ進む。ステップS54において、Vout≠V1の場合(No)は、ステップS55をジャンプしてステップS56へ進む。
ステップS58では、出力電圧Vout=V3か否かをチェックする(「Vout=V3?」)。Vout=V3の場合(Yes)は、ステップS59へ進み、N3=N3+1とカウンタN3を1だけ計数加算し、ステップS60へ進む。ステップS58において、Vout≠V3の場合(No)は、ステップS59をジャンプしてステップS60へ進む。
なお、図11〜図14では、出力電圧Voutの値が接地レベル、つまり、電圧値0を「GND」と表示してある。
ステップS62では、タイマt1がT3以上か否かをチェックする。タイマt1がT3以上の場合(Yes)は、結合子(F)に従って、図9のステップS63へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS53へ戻る。
ステップS66では、カウンタN2が計数閾値N2th以上か否かをチェックする。カウンタN2が計数閾値N2th以上の場合(Yes)は、ステップS67へ進み、IFLAGA=2として、ステップS68へ進む。ステップS66において、カウンタN2が計数閾値N2th未満の場合(No)は、ステップS67をジャンプしてステップS68へ進む。
ステップS70では、カウンタN4が計数閾値N4th以上か否かをチェックする。カウンタN4が計数閾値N4th以上の場合(Yes)は、ステップS71へ進み、IFLAGA=4として、ステップS72へ進む。ステップS70において、カウンタN4が計数閾値N4th未満の場合(No)は、ステップS71をジャンプしてステップS72へ進む。
ステップS72では、カウンタN1,N2,N3,N4をリセットし、図5の全体フローチャートのステップS06へ進む。
ステップS29に進むと、ステップS81では、出力電圧Vout=Vinか否かをチェックする(「Vout=Vin?」)。Vout=Vinの場合(Yes)は、ステップS82へ進み、IFLAGB=0として、ステップS83へ進む。ステップS81において、Vout≠Vinの場合(No)は、ステップS82をジャンプしてステップS83へ進む。
ステップS83では、出力電圧Vout=V1か否かをチェックする(「Vout=V1?」)。Vout=V1の場合(Yes)は、ステップS84へ進み、IFLAGB=1として、ステップS85へ進む。ステップS83において、Vout≠V1の場合(No)は、ステップS84をジャンプしてステップS85へ進む。
ステップS87では、出力電圧Vout=V3か否かをチェックする(「Vout=V3?」)。Vout=V3の場合(Yes)は、ステップS88へ進み、IFLAGB=3として、ステップS89へ進む。ステップS87において、Vout≠V3の場合(No)は、ステップS88をジャンプしてステップS89へ進む。
ステップS89では、出力電圧Vout=0か否かをチェックする(「Vout=0?」)。Vout=0の場合(Yes)は、ステップS90へ進み、IFLAGB=4として、全体フローチャートのステップS30へ進む。ステップS89において、Vout≠0の場合(No)は、ステップS90をジャンプして全体フローチャートのステップS30へ進む。
また、セレクトレバー34(図2参照)の操作によるMモードのセットや解除ではないので、ステアリングホイール6(図1参照)の操作中に容易にMモードのセットや解除の操作ができる。
所定の時間T3、例えば、1秒の間に、前記したように、例えば、100ミリ秒の短周期で出力電圧Voutの値を読み出し、出力電圧Voutの値としてVin以外のV1,V2,V3,0のそれぞれの値を検出した回数を区別してカウンタN1,N2,N3,N4で計数する。
また、シフトアップSW4AやシフトダウンSW4Bの固着故障が一時的なものである場合に、車両の走行による振動により固着故障が解消された場合にも、次回のセレクトレバー34を「D」位置に選択した場合には、AutoモードからMモードへの移行が許容される。
更に、スイッチ操作信号出力回路51からの出力電圧Voutの値が、シフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bのオン、オフ状態に応じてV1,V2,V3,断線故障時の0と異なる値となるようにしてあるのでシフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bのそれぞれの固着故障判定や、断線故障の判定が容易に行える。
本実施形態においては、マイクロコンピュータ52は、セレクトレバー34の位置が他の位置「P」,「R」,「N」等から「D」位置に選択されたことを、セレクトポジションSW36を介して検出するたびに、図5に示した全体フローチャートのステップS05の「セレクトレバー位置「D」選択直後のスイッチ操作信号出力回路の故障判定」において、スイッチ操作信号出力回路51の故障判定を行うものとしたがそれに限定されるものではない。
この場合、当然全体フローチャートの図5におけるステップS04は、「IFLAGB=0にリセット」と読み替え、ステップS04の後は、ステップS06へ進むように読み替える。また、ステップS11は、ステップS01の前に移動される。
その結果、運転者は、イグニッションキーをオンにした直後にスイッチ操作信号出力回路51の故障判定結果を変速段表示窓9bのエラーコード表示で知ることができ、AutoモードからMモードへの切り替え操作をシフトアップSW4A、シフトダウンSW4Bを用いて操作してもマイクロコンピュータ52により拒否されることを早期に報知され、運転中に報知されて戸惑うことがなく運転者にとって都合が良い。
2 自動変速機
3 セレクト装置
4A シフトアップSW
4B シフトダウンSW
5 制御装置
34 セレクトレバー
36 セレクトポジションSW
51 スイッチ操作信号出力回路(スイッチ操作信号出力手段)
52 マイクロコンピュータ(操作判定手段)
Claims (8)
- 自動変速機の変速段を自動的に制御するオートマチックモードと、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチのうちのいずれかを操作することにより、変速段を一段ずつ変更させることが可能なマニュアルモードと、を有する自動変速機の制御装置であって、
少なくとも前記シフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧と前記シフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧を異ならせるスイッチ操作信号出力手段と、
前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいて、前記オートマチックモードと前記マニュアルモードとの間の切替を判定したり、前記マニュアルモードにおける変速段の変更を判定したりする操作判定手段と、を備え、
前記操作判定手段は、前記スイッチ操作信号出力手段からの前記出力電圧にもとづいて前記スイッチ操作信号出力手段が故障であると判定した場合に、マニュアルモードに移行することを禁止することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 自動変速機の変速段を自動的に制御するオートマチックモードと、シフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチのうちのいずれかを操作することにより、変速段を一段ずつ変更させることが可能なマニュアルモードと、を有する自動変速機の制御装置であって、
少なくとも前記シフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧と前記シフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧を異ならせるスイッチ操作信号出力手段と、
前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧にもとづいて、前記オートマチックモードと前記マニュアルモードとの間の切替を判定したり、前記マニュアルモードにおける変速段の変更を判定したりする操作判定手段と、を備え、
前記操作判定手段は、前記スイッチ操作信号出力手段からの前記出力電圧にもとづいて前記スイッチ操作信号出力手段が故障であると判定した場合に、自動変速機が前記マニュアルモードのときは、前記オートマッチックモードに移行させることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 前記マニュアルモードは、前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作された場合にのみ作動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記スイッチ操作信号出力手段は、
前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチのいずれもオン状態でない場合は、前記シフトアップスイッチのみがオン状態のときの出力電圧、並びに前記シフトダウンスイッチのみがオン状態のときの出力電圧とも異なる所定の第1出力電圧を出力し続けることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記スイッチ操作信号出力手段は、
前記シフトアップスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧と異なる第2出力電圧を出力し、
前記シフトダウンスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧及び前記第2出力電圧と異なる第3出力電圧を出力し、
前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチが同時にオン状態のとき、前記第1出力電圧、前記第2出力電圧及び前記第3出力電圧と異なる第4出力電圧を出力し、
前記操作判定手段は、イグニッションキーでエンジンを始動してから少なくとも一回は、前記所定の第1の閾値時間よりも長い第2の閾値時間の範囲にわたって前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧を監視し、前記第1出力電圧を検出しない場合は、前記スイッチ操作信号出力手段が故障であると判定することを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記スイッチ操作信号出力手段は、
前記シフトアップスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧と異なる第2出力電圧を出力し、
前記シフトダウンスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧及び前記第2出力電圧と異なる第3出力電圧を出力し、
前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチが同時にオン状態のとき、前記第1出力電圧、前記第2出力電圧及び前記第3出力電圧と異なる第4出力電圧を出力し、
前記操作判定手段は、前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときに、更に第3の閾値時間経過後の出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したか否かを監視し、前記第3の閾値時間経過後の前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したことを検出しなかった場合、
少なくとも前記シフトアップスイッチ又は前記シフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記スイッチ操作信号出力手段は、
前記シフトアップスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧と異なる第2出力電圧を出力し、
前記シフトダウンスイッチがオン状態のとき、前記第1出力電圧及び前記第2出力電圧と異なる第3出力電圧を出力し、
前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチが同時にオン状態のとき、前記第1出力電圧、前記第2出力電圧及び前記第3出力電圧と異なる第4出力電圧を出力し、
前記操作判定手段は、前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときに、更に第3の閾値時間経過後の出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したか否かを監視し、前記第3の閾値時間経過後の前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したことを検出しなかった場合、
前記自動変速機がオートマチックモードであるときは、前記マニュアルモードへの移行を禁止し、
前記自動変速機がマニュアルモードであるときは、前記オートマチックモードへの移行を行わせることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記操作判定手段は、前記シフトアップスイッチ及び前記シフトダウンスイッチの両方が所定の第1の閾値時間内に操作されたときに、更に前記第3の閾値時間経過後の出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したか否かを監視し、前記第3の閾値時間経過後の前記スイッチ操作信号出力手段からの出力電圧が前記第1出力電圧に復帰したことを検出しなかった場合、
前記自動変速機がオートマチックモードであるときは、少なくとも前記シフトアップスイッチ又は前記シフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定するとともに、前記マニュアルモードへの移行を禁止し、
前記自動変速機がマニュアルモードであるときは、少なくとも前記シフトアップスイッチ又は前記シフトダウンスイッチのいずれかが故障であると判定するとともに、前記オートマチックモードへの移行を行わせることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の自動変速機の制御装置。
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