JP2002362180A - マニュアルモード付atセレクトレバー - Google Patents

マニュアルモード付atセレクトレバー

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JP2002362180A
JP2002362180A JP2001175566A JP2001175566A JP2002362180A JP 2002362180 A JP2002362180 A JP 2002362180A JP 2001175566 A JP2001175566 A JP 2001175566A JP 2001175566 A JP2001175566 A JP 2001175566A JP 2002362180 A JP2002362180 A JP 2002362180A
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JP2001175566A
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Nobuhiro Uchijima
伸浩 内島
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバに対してセレクトレバーの操作パタ
ーンを明確に示すという機能を損なわずにセレクトレバ
ーを小型軽量化して、前席の居住性の拡大を図ることの
できるマニュアルモード付ATセレクトレバーを提供す
る。 【解決手段】 車両に搭載された自動変速機を自動的に
変速するノーマルモードと、前記自動変速機を手動的に
アップシフト、またはダウンシフト操作するマニュアル
モードとがセレクトレバーの横シフトストロークに応じ
て切り替えられるように構成されたマニュアルモード付
ATセレクトレバーにおいて、セレクトレバーの横シフ
トストロークに応じてノーマルモードとマニュアルモー
ドとが切り替わるように横シフト操作パターンが示され
るとともに、車体横幅方向に向かって往復スライド移動
自在に保持されたインジケータと、一端がインジケータ
に連結され、他端がセレクトレバーの横シフトストロー
ク時にセレクトレバーと係合する回動可能なリンク機構
とを備え、これによりセレクトレバーの移動方向とは逆
方向にインジケータをスライド移動させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マニュアルモー
ド付ATセレクトレバーに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図13(a)に示され
るように、前席フロア中央、もしくはインパネ中央に装
着されたマニュアルモード付ATセレクトレバー1は、
従来の「P,R,N,D,3,2,1」からなるATレ
ンジ(ノーマルモード)2に加えて、マニュアルモード
3が追加された変速操作装置である。このマニュアルモ
ード3は、ノーマルモード2のDレンジから横方向(図
中においては紙面左側)にセレクトレバー1をシフトし
た状態で、さらに前方向(+方向)にレバー操作すると
自動変速機(図示略)がアップシフトし、後方向(−方
向)にレバー操作するとダウンシフトするようになって
いる。そのため、セレクトレバー1のゲート脇には、セ
レクトレバー1の操作イメージを示したHパターンのイ
ンジケータ4が配設されていて、ドライバの所望するシ
フト操作を確実に認識させるようになっている。
【0003】しかしながら、この従来のマニュアルモー
ド付ATセレクトレバーにおいては、インジケータ4の
Hパターンに沿ってシフトするようになっているため、
ノーマルモード2とマニュアルモード3とを切り替える
際のセレクトレバー1の横シフトストロークが必然的に
大きくなってしまうという問題を有している。そして、
横シフトストロークが大きいセレクトレバー1は、前席
フロア中央、もしくはインパネ中央を車体幅方向に拡幅
した構造となるため、前席左右を圧迫してしまうという
問題が発生している。このような問題を解決するため
に、セレクトレバー1の全長や縦、横シフトストローク
を短縮したり、インジケータ4を小型化することによっ
て、前席の居住性の拡大を図ることも考えられるが、こ
のような方法を採用した場合には、セレクトレバー1の
横シフトストロークが短縮されるため、図13(b)に
示されるように、インジケータ4にHパターンの間口を
確保することができず、ドライバに対しセレクトレバー
1の操作パターンを明確に示すという機能が損なわれる
ことになる。
【0004】そこで、この発明は、上記のような従来の
マニュアルモード付ATセレクトレバーが有している問
題点を解決するためになされたものであって、ドライバ
に対してセレクトレバーの操作パターンを明確に示すと
いう機能を損なわずにセレクトレバーを小型軽量化し
て、前席の居住性の拡大を図ることのできるマニュアル
モード付ATセレクトレバーを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、車両に搭載された自動変速機を自動的
に変速するノーマルモードと、前記自動変速機を手動的
にアップシフト、またはダウンシフト操作するマニュア
ルモードとがセレクトレバーの横シフトストロークに応
じて切り替えられるように構成されたマニュアルモード
付ATセレクトレバーにおいて、前記セレクトレバーの
横シフトストロークに応じてノーマルモードとマニュア
ルモードとが切り替わるように横シフト操作パターンが
示されるとともに、車体横幅方向に向かって往復スライ
ド移動自在に保持されたインジケータと、一端が前記イ
ンジケータに連結され、他端が前記セレクトレバーの横
シフトストローク時に前記セレクトレバーと係合する回
動可能なリンク機構とを備え、これにより前記セレクト
レバーの移動方向とは逆方向に前記インジケータをスラ
イド移動させることを特徴とする。
【0006】前記リンク機構は、同一水平面内で回動可
能な回動アームを備え、この回動アームの一端が前記イ
ンジケータに連結され、他端が前記セレクトレバーの横
シフトストローク時に前記セレクトレバーと係合するこ
とを特徴とする。
【0007】前記リンク機構は、同一垂直面内で回動可
能な回動アームを備え、この回動アームの上端が前記イ
ンジケータに連結され、下端が前記セレクトレバーの横
シフトストローク時に前記セレクトレバーと係合するこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマニュアルモード
付ATセレクトレバーの実施形態について図1〜7を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にお
ける一例を説明するための側断面図、図2は、図1にお
ける後面図、図3は、同例におけるセレクトレバーの取
付構造を説明するための斜視図、図4は、同セレクトレ
バーのシフト操作を規制する構造を説明するための斜視
図、図5は、同セレクトレバーのノーマルモードとマニ
ュアルモードとの切り替え(切り離し)構造を説明する
ための斜視図、図6は、マニュアルモード時の同セレク
トレバーを規制するマニュアルモード節度機構を説明す
るための斜視図、図7は、同例のインジケータの平面図
である。
【0009】本発明のマニュアルモード付ATセレクト
レバーは、図1〜7に示されるように、セレクトレバー
10と、インジケータ11と、セレクトレバー10の所
定シフト動作によりインジケータ11をスライド移動さ
せるリンク機構12とから構成されている。
【0010】セレクトレバー10は、前席フロア中央、
もしくはインパネ中央に装着された変速操作装置であっ
て、「P,R,N,D」の4ポジションからなるATレ
ンジ(ノーマルモード)と、ノーマルモードのDレンジ
から横方向(図1においては紙面手前側、図2において
は紙面右側)にセレクトレバー10をシフトした状態
で、さらに前方向(+方向)にレバー操作すると自動変
速機をアップシフトし、後方向(−方向)にレバー操作
するとダウンシフトする「+,M,−」の3ポジション
のマニュアルモードとを有している。このセレクトレバ
ー10の全長は、従来のセレクトレバーの全長よりも短
縮形成されているとともに、ノーマルモードの縦シフト
ストロークおよびノーマルモードのDレンジからマニュ
アルモードのMレンジに切り替える際の横シフトストロ
ークも、従来のものよりも短縮されている。
【0011】セレクトレバー10の上端部には、頂部に
グリッププッシュボタン13が付設されたグリップ14
が装着されており、所定ポジション間、たとえばノーマ
ルモードのP→R、R→P、N→Rなどのシフト時に
は、グリッププッシュボタン13を押してシフト操作し
なければ、セレクトレバー10に併設されたロック機構
15(図2に図示)によってそのシフト操作がロックさ
れるようになっている。このロック機構15は、グリッ
ププッシュボタン13の下面側からセレクトレバー10
内部を上下方向に挿通したロッド16を介してロック解
除される。
【0012】セレクトレバー10の下端部は、ほぼ水平
状態とされた平板状のベースプレート17の所定位置に
配設された一対の取付ブラケット18の対向面間に、セ
レクトレバー10を車両前後方向(縦方向)および左右
方向(横方向)に適宜搖動可能とするユニバーサルジョ
イント19を介して取り付けられている(図2,3参
照)。このユニバーサルジョイント19には、セレクト
レバー10の下端部からスプリング20により下方に向
かって付勢されたボール21が摺接係合する正面視波形
のディテント22が形成されており、セレクトレバー1
0の横シフトストローク時にボール21がディテント2
2の頂部を乗り越えたのち谷部に付勢係合されることに
よって、ノーマルモードとマニュアルモードとのモード
切り替え時の節度機構となるように構成されている。
【0013】ベースプレート17に取り付けられた状態
でのセレクトレバー10の左側とされる側面の所定位置
には、この側面から横方向(図2において左側)に張り
出されたのち先端部が下向きに折り曲げられたガイドア
ーム23が一体的に設けられている。このガイドアーム
23の先端部は、ベースプレート17の所定位置に立設
された板状のガイドプレート24の上端部がほぼ水平と
なるように横方向(図2においては右側)に向かって折
り曲げられた横向きフランジ25に穿設された案内孔2
6に摺接可能に係合している(図4参照)。案内孔26
は、上述したセレクトレバー10のノーマルモード、マ
ニュアルモードなどのシフト操作パターン(Hパター
ン)が示されており、そのため、セレクトレバー10
は、案内孔26にしたがってシフト操作が規制されつ
つ、ノーマルモード、マニュアルモードなどのシフト操
作が確実になされるようになっている。なお、ガイドプ
レート24の一側面側には、上述したロック機構15が
付設されている(図2参照)。
【0014】さらに、ベースプレート17に取り付けら
れた状態でのセレクトレバー10の左側とされる側面の
下端部には、ノーマルモードとマニュアルモードとの切
り替え(切り離し)機構をなすように、その側面から横
方向(図2において左側)に向かってほぼ水平に張り出
された張出部27が形成されており、この張出部27
は、図5に示されるように、セレクトレバー10がノー
マルモードにシフトされているならば、横手方向に延び
るユニバーサルジョイント19に固定されたケーブル操
作レバー28の所定位置に凹み形成された鍵溝29に嵌
合する一方で、セレクトレバー10が横シフトストロー
ク、或いはマニュアルモードにシフトされているなら
ば、鍵溝29から外れるように構成されている。さらに
また、ケーブル操作レバー28の前端側には、セレクト
ケーブル30の一端が抜け止めされた状態で係合されて
いるとともに、ケーブル操作レバー28の後端側には、
P〜Dの各ポジションに応じたほぼ波形のアクセント部
31が形成されていて、このアクセント部31に、図示
しない保持手段により保持されたホルダ32内のスプリ
ング33によって付勢されたボール34が摺接係合する
ことにより、ケーブル操作レバー28の搖動を一時的に
固定保持するようになっている。
【0015】そのため、セレクトレバー10は、ノーマ
ルモードにシフトされている場合に限り張出部27が鍵
溝29に嵌合されることにより、セレクトレバー10と
ケーブル操作レバー28とが一体化され、セレクトレバ
ー10のノーマルモードにおける縦シフトストロークに
応じてケーブル操作レバー28を搖動させて自動変速機
側に所定量のセレクトケーブル30を送り出すことがで
きる。また、セレクトレバー10が横シフトストロー
ク、或いはマニュアルモードにシフトされると、張出部
27が鍵溝29から外れるため、セレクトレバー10と
ケーブル操作レバー28とは切り離される。このとき、
ケーブル操作レバー28は、ボール34によってシフト
ポジション(Dレンジ)が保持されたまま搖動が一時的
に固定されるため、セレクトレバー10を横シフトスト
ローク、またはマニュアルモードとしても自動変速機側
にセレクトケーブル30が送り出されることはない。
【0016】さらに、ベースプレート17に取り付けら
れた状態でのセレクトレバー10の右側とされる側面の
所定位置には、この側面から横方向(図2において右
側)に張り出されたのち先端部が上向きに折り曲げられ
たほぼ板状のホルダ35が一体的に設けられている。こ
のホルダ35とセレクトレバー10との対向面間には、
後述する回動アーム56の一端側(後端側)が、ノーマ
ルモードの「P,R,N」レンジおよびマニュアルモー
ドの「+,−」レンジ、つまり縦シフトストロークにお
いては挿通可能とされ、ノーマルモードのDレンジおよ
びマニュアルモードのMレンジ間、つまり横シフトスト
ロークにおいては係合可能とされている(図6参照)。
さらに、このホルダ35には、下方に向かって延設され
たアーム36が一体的に形成されており、セレクトレバ
ー10がマニュアルモードにシフト操作された場合に限
ってアーム36がマニュアルモード節度機構としての円
形カム37の所定位置に係合するようになっている。
【0017】円形カム37は、ベースプレート17の所
定位置に配設された回動自在な回動軸38の上端部にほ
ぼ水平な状態で取り付けられているものであって、マニ
ュアルモードにシフト操作されたセレクトレバー10の
アーム36が係合する係合溝39と、この係合溝39と
ほぼ反対側に形成されたV溝40と、V溝40に摺接係
合する円筒状のロック41をカム37の中心軸方向へ常
時付勢する湾曲形状の板バネ42と、回動軸38から延
設され板バネ42を保持する保持アーム43とを有して
いる。そのため、セレクトレバー10をマニュアルモー
ドにシフト操作すると、アーム36がカム37の係合溝
39に係合してセレクトレバー10とカム37とが一体
化され、さらに+方向、或いは−方向にレバー操作する
と、カム37が所定方向に回動されるとともに、図示し
ない機構により自動変速機がアップシフト、或いはダウ
ンシフトされる。その後、このカム37の回動は、板バ
ネ42によって逆方向に回動させられるため、セレクト
レバー10は、「M」のポジションに自然と戻されるよ
うになる。
【0018】インジケータ11は、図7に示されるよう
に、平面視が従来のインジケータよりも縦横共に縮小さ
れたほぼ矩形状のスライド部材であって、セレクトレバ
ー10が挿通するノーマルモード用ゲート44とマニュ
アルモード用ゲート45とが長手方向に沿って並設され
ているとともに、両者を連通する切り替え用ゲート46
が短手方向に沿って形成されており、従来のHパターン
のように明確なシフトゲートが備えられている。
【0019】ノーマルモード用ゲート44は、その前端
から後端にかけてセレクトレバー10が「P,R,N,
D」の4ポジションをとれるように形成され、また、マ
ニュアルモード用ゲート45は、その前端から後端にか
けてセレクトレバー10が「+,M,−」の3ポジショ
ンをとれるように形成されている。切り替え用ゲート4
6は、ノーマルモード用ゲート44の後端、すなわちD
レンジに相当するポジションからマニュアルモード用ゲ
ート45のほぼ中間位置のMレンジに向かって横向きに
延設されている。この切り替え用ゲート46のゲート長
さは、ノーマルモードとマニュアルモードとを切り替え
る際のセレクトレバー10の横シフトストロークよりも
所定距離だけ長くなるように形成されている。
【0020】インジケータ11の四辺は、図1,2に示
されるように、インジケータ11がほぼ水平状態のまま
横方向(左右方向)に所定距離だけ往復スライド移動が
可能となるように、ベースプレート17に立設された枠
状の支持部材47によって摺接保持されている。支持部
材47の上端縁には、断面コ字状の保持部48が内向き
(セレクトレバー10向き)に形成されていて、保持部
48の上下対向面内にインジケータ11の辺部を挟み込
むようになっている。なお、インジケータ11のスライ
ド量は、切り替え用ゲート46のゲート長さからノーマ
ルモードとマニュアルモードとを切り替える際のセレク
トレバー10の横シフトストロークを差し引いた距離長
さとほぼ等しくなるように設定されている。
【0021】また、インジケータ11の下面における片
側方(図2において左側)の所定位置には、ほぼ半球状
に凹み形成された係合部49が横方向に並列して2つ形
成されており、これらの係合部49の何れかに、保持部
48に付設された筒状ホルダ50内のスプリング51に
よって上向きに付勢されるボール52が係合することに
よって、スライド移動するインジケータ11の位置決め
がなされる。すなわち、セレクトレバー10が主にノー
マルモードの何れかのレンジにシフト操作されている場
合は、図2に示されるように、外側(左側)の係合部4
9にボール52が係合され、マニュアルモードのいずれ
かのレンジにシフト操作されている場合は、内側(右
側)の係合部49にボール52が係合される。
【0022】さらに、インジケータ11の下面における
他側方(図2において右側)の前側には、後述する回動
アーム56の他端側(前端側)と摺接可能に係合するス
ライドホルダ53が一体的に形成されている。このスラ
イドホルダ53は、回動アーム56の一端側が横方向
(左右方向)に移動した際に、回動アーム56の一端側
とは逆方向、つまり、回動アーム56の一端側が右方向
に移動したならば左方向、にインジケータ11をスライ
ド移動させるため、図7中の破線で示されたように、そ
の長手方向が車体前後方向に向かうように形成されてい
て、セレクトレバー10がノーマルモードにシフトされ
ている場合は、スライドホルダ53の前端に回動アーム
56の前端部が位置し、マニュアルモードにシフトされ
ている場合は、スライドホルダ53の後端に回動アーム
56の前端部が位置するようになっている。
【0023】リンク機構12は、図1,2に示されるよ
うに、ベースプレート17の所定位置に取り付けられた
取付ベース54と、取付ベース54から上方に向かって
延びるように取り付けられた回動可能な回転軸55と、
回転軸55の上端部に取り付けられた回動アーム56と
からなり、セレクトレバー10の所定シフト操作に応じ
てインジケータ11をスライド移動させるものである。
【0024】回転軸55の上端部には、取付部材57を
介して回動アーム56がほぼ前後方向に延びるように取
り付けられている。ほぼ前方に向かって延設された回動
アーム56の前端には、インジケータ11の下面のスラ
イドホルダ53に係合する係合部58が形成されてい
る。さらに、ほぼ後方に向かって延設された回動アーム
56の後端には、セレクトレバー10の右側面に張り出
されたホルダ35に係合可能、且つ挿通可能とされた所
定形状の係合部59が形成されている。すなわち、ノー
マルモードのDレンジ、マニュアルモードのMレンジに
セレクトレバー10がシフトされている場合には、回動
アーム56の後端の係合部59はホルダ35と係合する
のに対し、ノーマルモードの「P,R,N」レンジ、或
いはマニュアルモードの「+,−」レンジにセレクトレ
バー10がシフトされている場合には、回動アーム56
の係合部59とホルダ35との係合は解除されるように
なっている。
【0025】かかる構成によれば、セレクトレバー10
をノーマルモードのDレンジ、或いはマニュアルモード
のMレンジにシフト操作すると、セレクトレバー10の
ホルダ35内に回動アーム56の後端の係合部59が係
合することによって、セレクトレバー10と回動アーム
56とが一体化され、セレクトレバー10の横方向(左
右方向)への移動、すなわちノーマルモードとマニュア
ルモードとの切り替えシフト操作にともなって回動アー
ム56が水平面内で時計回り方向、或いは反時計回り方
向に回動されるようになる。そして、回動アーム56の
前端の係合部58は、インジケータ11のスライドホル
ダ53と常時係合されており、そのため、ノーマルモー
ドからマニュアルモードへの切り替えシフト操作時に
は、セレクトレバー10が回動アーム56を反時計回り
方向に回動することによって、スライドホルダ53の前
端から後端に向かって係合部58が摺接移動し、シフト
操作とは逆方向(左側)に向かってインジケータ11を
スライド移動させることができる。また、マニュアルモ
ードからノーマルモードへの切り替えシフト操作時に
は、セレクトレバー10が回動アーム56を時計回り方
向に回動することによって、スライドホルダ53の後端
から前端に向かって回動アーム56の前端の係合部58
が摺接移動し、シフト操作とは逆方向(右側)に向かっ
てインジケータ11をスライド移動させることができ
る。
【0026】そしてさらに、インジケータ11のスライ
ド量は、インジケータ11の切り替え用ゲート46のゲ
ート長さからノーマルモードとマニュアルモードとを切
り替える際のセレクトレバー10の横シフトストローク
を差し引いた距離長さとほぼ等しくなるように設定され
ている。そのため、セレクトレバー10は、横シフトス
トロークが短縮されているにもかかわらず、片側方への
シフト移動終了時には、セレクトレバー10のシフト移
動方向とは逆方向にインジケータ11が移動することに
よって切り替え用ゲート46を挿通し終えることができ
るようになり、インジケータ11の切り替え用ゲート4
6に沿ってノーマルモードからマニュアルモード、また
はマニュアルモードからノーマルモードへのセレクトレ
バー10のシフト移動を可能とするHパターンを確保す
ることができるようになる。
【0027】次に、セレクトレバー10の横方向へのシ
フト操作に連動してインジケータ11を相対スライド移
動させるリンク機構12の変形例について図8,9を参
照して説明する。図8は、リンク機構の一変形例を説明
するための側断面図、図9は、図8の後面図である。な
お、第1の実施形態と第2の実施形態とは、リンク機構
12の構成が異なるのみである。
【0028】この例におけるマニュアルモード付ATセ
レクトレバー10のリンク機構12’は、図8,9に示
されるように、上下方向に延設された回動アーム60を
介してセレクトレバー10とインジケータ11とを連動
させるものである。詳述すると、リンク機構12’は、
ベースプレート17の所定位置に取り付けられた取付ベ
ース61と、取付ベース61に固定された状態でほぼ上
方に向かって延ばされた上端部が後方に向かうように折
り曲げられた支軸62と、支軸62の先端部の取付部材
63を介して支軸62回りに回動自在に取り付けられた
回動アーム60とからなり、セレクトレバー10の所定
シフト操作に応じてインジケータ11をスライド移動さ
せるものである。
【0029】回動アーム60は、側面視Y字形となるよ
うに形成されており、ほぼ下方に向かって延設された回
動アーム60の下端には、セレクトレバー10のホルダ
35に係合可能、且つ挿通可能とされた所定形状の係合
部64が形成されている。すなわち、ノーマルモードの
Dレンジ、マニュアルモードのMレンジにセレクトレバ
ー10がシフトされている場合には、回動アーム60の
下端の係合部64はホルダ35と係合するのに対し、ノ
ーマルモードの「P,R,N」レンジ、或いはマニュア
ルモードの「+,−」レンジにセレクトレバー10がシ
フトされている場合には、回動アーム60の下端の係合
部64とホルダ35との係合が解除されるようになって
いる。また、ほぼ上方に向かって延設された回動アーム
60の各先端には、前、或いは後向きに向かうように折
り曲げられた係合部65が形成され、これらの係合部6
5が、インジケータ11の下面の所定位置に形成された
スライドホルダ66に常時係合するようになっている。
インジケータ11のスライドホルダ66には、スライド
ホルダ66の前後面を挿通した縦長の縦孔67が形成さ
れており、セレクトレバー10がノーマルモードにシフ
トされている場合は、図9に示されるように、スライド
ホルダ66の縦孔67の下端に回動アーム60の係合部
65が位置し、マニュアルモードにシフトされている場
合は、スライドホルダ66の縦孔67の上端に回動アー
ム60の係合部65が位置するようになっている。
【0030】このように、セレクトレバー10をノーマ
ルモード、或いはマニュアルモードのMレンジにシフト
操作すると、セレクトレバー10のホルダ35内に回動
アーム60の下端の係合部64が係合してセレクトレバ
ー10と回動アーム66とが一体化され、セレクトレバ
ー10の横方向(左右方向)への移動、すなわちノーマ
ルモードとマニュアルモードとの切り替えシフト操作に
ともなって回動アーム60が垂直面内で時計回り方向、
或いは反時計回り方向に回動される。そして、スライド
ホルダ66の縦孔67の下端から上端に向かって回動ア
ーム60の係合部65が摺接移動することにより、シフ
ト操作とは逆方向に向かってインジケータ11をスライ
ド移動させることができる。さらにまた、回動アーム6
0は、垂直面内で回動するように構成されているため、
マニュアルモード付ATセレクトレバーの前後長をさら
に短縮することができる。
【0031】次に、上述したリンク機構12,12’と
は異なる形態でありながら、セレクトレバー10の横方
向へのシフト操作に連動してインジケータ11を相対ス
ライド移動させるスライド機構68,72について図1
0〜12を用いて説明する。図10は、スライド機構を
説明するための後面図、図11(a)は、同スライド機
構の内部構造を説明するための断面図、(b)は、同ス
ライド機構が配置されたインジケータの平面図、(c)
は、同スライド機構の動作を説明するための平面図、図
12は、同スライド機構の一変形例を説明するための説
明図である。
【0032】スライド機構68は、図10,11に示さ
れるように、スプリング69の付勢力によってセレクト
レバー10とインジケータ11とを連動させるものであ
って、インジケータ11の下面の切り替え用ゲート46
のほぼ中間位置に一対で対向配置されており、筒状に形
成された本体70内部に配置されたスプリング69が、
本体70内部に抜け止めされたロッド71を進退移動可
能に付勢している。さらに、このロッド71の突出端
は、半球面状に形成されているとともに、切り替え用ゲ
ート46内に向かって突出した状態でインジケータ11
に取り付けられている。
【0033】そのため、切り替え用ゲート46をシフト
移動するセレクトレバー10によって本体70内部側に
向かって押し込められたロッド71の突出端は、圧縮さ
れたスプリング69によって押し出されながらシフト移
動が終了したセレクトレバー10と摺接することによっ
て、インジケータ11をシフト移動方向とは逆方向にス
ライド移動させることができる。さらに、このスライド
機構68によれば、上述したリンク機構12,12’よ
りも大幅に部品点数を削減させて内部構造を簡素化する
ことができ、セレクトレバー10の小型軽量化をさらに
図ることができる。
【0034】次に、図12に示されたスライド機構72
は、電磁ソレノイド73の可動プランジャ74によって
インジケータ11をスライド移動させるものである。こ
のスライド機構72は、セレクトレバー10の下端部が
取り付けられた取付ブラケット18に、セレクトレバー
10の横シフトストロークを検知して検知信号を出力す
るマイクロスイッチ75を配設し、この検知信号によっ
てセレクトレバー10の移動方向とは逆方向に突出作動
制御される電磁ソレノイド73の可動プランジャ74の
端部をインジケータ11の下面に取り付けたものであ
る。
【0035】そのため、セレクトレバー10のシフト移
動がマイクロスイッチ75によって検知されると、可動
プランジャ74がセレクトレバー10の移動方向とは逆
方向に突出作動されることによって、インジケータ11
をシフト移動方向とは逆方向にスライド移動させること
ができるとともに、上述したスライド機構72と同様
に、大幅に部品点数を削減させて内部構造を簡素化する
ことができ、セレクトレバー10の小型軽量化をさらに
図ることができる。
【0036】なお、電磁ソレノイド73の代わりに、油
圧ポンプから供給される油圧を用いた制御弁、エンジン
吸気負圧を用いた制御弁、エアポンプ(正圧)を用いた
制御弁、バッテリ駆動される電動モータなどを用いても
よい。
【0037】これらの結果、セレクトレバー10の横方
向へのシフト操作に連動してインジケータ11を相対ス
ライド移動させることで、セレクトレバー10の小型軽
量化により不足した横方向分のストロークを補うことが
でき、ショートストロークでありながらしっかりとした
Hパターンを確保することができるようになる。また、
しっかりとした明確なHパターンをインジケータ11に
確保することで、ドライバがシフト操作のイメージをつ
かみやすくなり、自動車の操作性を向上させることがで
きるようになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマニュア
ルモード付ATセレクトレバーによれば、ドライバに対
してセレクトレバーの操作パターンを明確に示すという
機能を損なわずにセレクトレバーを小型軽量化して、前
席の居住性の拡大を図ることのできるマニュアルモード
付ATセレクトレバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における一例を説明するため
の側断面図である。
【図2】図1における後面図である。
【図3】同例におけるセレクトレバーの取付構造を説明
するための斜視図である。
【図4】同セレクトレバーのシフト操作を規制する構造
を説明するための斜視図である。
【図5】同セレクトレバーのノーマルモードとマニュア
ルモードとの切り替え(切り離し)構造を説明するため
の斜視図である。
【図6】マニュアルモード時の同セレクトレバーを規制
するマニュアルモード節度機構を説明するための斜視図
である。
【図7】同例のインジケータの平面図である。
【図8】同例のリンク機構の一変形例を説明するための
側断面図である。
【図9】図8のリンク機構の後面図である。
【図10】スライド機構を説明するための後面図であ
る。
【図11】(a)は、同スライド機構の内部構造を説明
するための断面図、(b)は、同スライド機構が配置さ
れたインジケータの平面図、(c)は、同スライド機構
の動作を説明するための平面図である。
【図12】同スライド機構の一変形例を説明するための
説明図である。
【図13】(a)は、従来のマニュアルモード付ATセ
レクトレバーを説明するための斜視図、(b)は、セレ
クトレバーを小型軽量化した際にHパターンの間口を確
保することができなかった従来のインジケータを示した
平面図である。
【符号の説明】
10 セレクトレバー 11 インジケータ 12,12’ リンク機構 35 ホルダ 44 ノーマルモード用ゲート 45 マニュアルモード用ゲート 46 切り替え用ゲート 47 支持部材 53,66 スライドホルダ 56,60 回動アーム 58,59 係合部 68,72 スライド機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された自動変速機を自動的に
    変速するノーマルモードと、前記自動変速機を手動的に
    アップシフト、またはダウンシフト操作するマニュアル
    モードとがセレクトレバーの横シフトストロークに応じ
    て切り替えられるように構成されたマニュアルモード付
    ATセレクトレバーにおいて、 前記セレクトレバーの横シフトストロークに応じてノー
    マルモードとマニュアルモードとが切り替わるように横
    シフト操作パターンが示されるとともに、車体横幅方向
    に向かって往復スライド移動自在に保持されたインジケ
    ータと、 一端が前記インジケータに連結され、他端が前記セレク
    トレバーの横シフトストローク時に前記セレクトレバー
    と係合する回動可能なリンク機構とを備え、これにより
    前記セレクトレバーの移動方向とは逆方向に前記インジ
    ケータをスライド移動させることを特徴とするマニュア
    ルモード付ATセレクトレバー。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は、同一水平面内で回動
    可能な回動アームを備え、この回動アームの一端が前記
    インジケータに連結され、他端が前記セレクトレバーの
    横シフトストローク時に前記セレクトレバーと係合する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマニュアルモード付
    ATセレクトレバー。
  3. 【請求項3】 前記リンク機構は、同一垂直面内で回動
    可能な回動アームを備え、この回動アームの上端が前記
    インジケータに連結され、下端が前記セレクトレバーの
    横シフトストローク時に前記セレクトレバーと係合する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマニュアルモード付
    ATセレクトレバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7603924B2 (en) 2006-03-01 2009-10-20 Honda Motor Co., Ltd. Control device for automatic transmission
JP2011163919A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Panasonic Electric Works Co Ltd センサ装置と検出対象物との連結構造
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