JP5086663B2 - 放送素材管理システム、およびその素材管理方法 - Google Patents

放送素材管理システム、およびその素材管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送局のスタジオのビデオサーバを用いた放送素材管理システム、およびその素材管理方法に関する。
放送局では、放送する映像信号等のコンテンツデータ(以下、放送素材と称する。)が、映像信号を編集蓄積したビデオサーバからマスターシステムへ向けて送出されるケースが多い。例えば、ドラマ番組や取材記録番組では、放送素材が編集用ビデオサーバで予め編集され、記憶装置に書込み記憶される。そして、編集された放送素材は、送出用サーバの記憶部に転送、記憶された後、素材制御サーバ(AMS:Asset Management Server)の制御に従い、更に読み出されマスターシステムへ向けて送出される。
この様な放送素材の管理方法では、ビデオサーバに入力される、例えば、カメラ映像など、高解像度の素材信号から、低解像度の素材信号がオペレータの作業用に作成されることがある。この低解像度の素材信号は、パーソナルコンピュータの様な情報端末でのモニタ表示に用いて作業参照や処理順序やタイミング制御を行うのに利用されることが多い(例えば、特許文献1。)。
図7は、従来の放送素材管理システムの構成を示す系統図である。
図7において放送素材管理システムは、素材編集の管理を行うAMS(素材制御サーバ)70、VTRの様な素材送出部1、素材送出部1から出力される原素材信号D0を放送用コンテンツのデータである編集素材D1に編集する編集ビデオサーバ2、編集ビデオサーバ2から編集素材D1を入力蓄積して、オンエアタイミングにマスターシステムMSへ向けて送出素材D2として出力する送出用ビデオサーバ3、送出用ビデオサーバ3からマスターシステムへ向けて送出される送出素材D2をモニタ入力し、保存素材として記録するアーカイブビデオサーバ4を備える。
そして、前述の各ビデオサーバ2、3、4の入力には、それぞれ作業端末200M、300M、400Mが各ビデオサーバ2、3、4へ入力される各放送の素材の作業参照用に接続されている。
この作業端末200M〜400Mは、各ビデオサーバ2〜4が備える図示されないモニタディスプレイ以外に、上述の作業用の低解像度の参照映像を表示するため、内部、又はその入力と出力系統にそれぞれ低解像度の映像信号に変換表示する機能を備えている。即ち、それぞれの作業端末200M〜400Mでは、入力される各素材D0〜D2を、低解像度の映像信号に変換し、再び各作業端末200M〜400Mが備えるディスプレイ(図示せず)で表示している。
従来の放送素材管理システムでは、これらの作業端末200M〜400Mでは低解像度の映像信号は、各作業端末2M〜4Mの内部のテンポラリデータとして扱われ、それらが接続される各ビデオサーバ2〜4での処理、作業が済むと使い捨てられていた。その結果、同じ放送素材を編集に使用する場合、一度作成した低解像度の映像信号(素材)が再利用出来ず、例えば、原放送素材を素材送出部1から再入力するか、編集ビデオサーバ2等の機器から放送素材を読み出して再作成して出力しなければならない問題が有った。また、仮に各作業端末200M〜400Mが作成した低解像度の素材を自装置に記憶するにしても、大容量の記憶装置が必要であり、コストがかかり、また低解像度の素材のデータ記憶管理が複雑になる問題があった。
特開2002−171476号公報 (第9頁、第1図)
従来の放送素材管理システムでは、作成済みの放送素材を利用して編集する場合、作業参照用の低解像度映像を原素材を素材送出部から入力して再作成するか、編集ビデオサーバ等の放送に直接影響を与える可能性を与える機器から放送素材を読み出して低解像度映像信号を再作成しなければならず、素材管理が複雑となる問題が有った。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、ビデオサーバでの作業参照に用いる低解像度信号を一元管理して再利用できる放送素材管理システム、およびその素材管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放送素材管理システムは、素材管理サーバによって管理され、素材送出装置から入力される放送番組の原素材を編集した素材を内部の記憶手段に放送用の編集素材として記憶保存、又は記憶保存された前記編集素材を読み出して出力する編集ビデオサーバと、前記編集素材が入力され、内部の記憶手段に送出素材として記憶保存し、オンエア時に前記送出素材を読み出してマスターシステムへ向けて出力する送出ビデオサーバと、前記出力された送出素材が入力され保存素材として内部の記憶手段に記憶するアーカイブビデオサーバと、前記各ビデオサーバそれぞれに付帯され、通常は、当該ビデオサーバに入力される素材の低解像度映像信号が参照用に入力され、前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を付帯される前記ビデオサーバに出力する前記各ビデオサーバ用の作業端末と、制御信号バスと、切り替えスイッチとを備え、前記作業端末が前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を前記付帯されたビデオサーバに出力して当該ビデオサーバを管理する放送素材管理システムの素材管理方法において、前記制御信号バスは、前記各ビデオサーバと前記各ビデオサーバ用の作業端末との間をバス接続して前記コマンドまたは前記制御情報を伝送し、前記編集ビデオサーバ用の作業端末は、前記原素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記編集ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、前記送出ビデオサーバ用の作業端末は、前記編集素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記送出ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末は、前記制御信号バスを介して前記アーカイブビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、入力される前記送出素材の低解像度の映像信号を内部の記憶手段に符号化して記憶し、更に前記制御信号バスを監視して、前記各ビデオサーバとの間で前記送受信されるコマンドを抽出、判読し、前記各ビデオサーバの記憶手段と前記内部の記憶手段とが記憶する前記各素材名をリストしたテーブルにして管理し、前記切り替えスイッチは、前記いずれかのビデオサーバ用の作業端末から前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末に記憶されている前記保存素材を編集するコマンドが入力された場合、前記コマンドが入力されたビデオサーバ用の作業端末へ前記参照用に入力される低解像度の映像信号を前記アーカイブ用の作業端末の内部の記憶手段から読み出された低解像度の映像信号に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の放送素材管理システムの素材管理方法は、素材管理サーバによって管理され、素材送出装置から入力される放送番組の原素材を編集した素材を内部の記憶手段に放送用の編集素材として記憶保存、又は記憶保存された前記編集素材を読み出して出力する編集ビデオサーバと、前記編集素材が入力され、内部の記憶手段に送出素材として記憶保存し、オンエア時に前記送出素材を読み出してマスターシステムへ向けて出力する送出ビデオサーバと、前記出力された送出素材が入力され保存素材として内部の記憶手段に記憶するアーカイブビデオサーバと、前記各ビデオサーバそれぞれに付帯され、通常は、当該ビデオサーバに入力される素材の低解像度映像信号が参照用に入力され、前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を付帯される前記ビデオサーバに出力する前記各ビデオサーバ用の作業端末と、制御信号バスと、切り替えスイッチとを備え、前記作業端末が前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を前記付帯されたビデオサーバに出力して当該ビデオサーバを管理する放送素材管理システムの素材管理方法において、前記制御信号バスは、前記各ビデオサーバと前記各ビデオサーバ用の作業端末との間をバス接続して前記コマンドまたは前記制御情報を伝送し、前記編集ビデオサーバ用の作業端末は、前記原素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記編集ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、前記送出ビデオサーバ用の作業端末は、前記編集素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記送出ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末は、前記制御信号バスを介して前記アーカイブビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、入力される前記送出素材の低解像度の映像信号を内部の記憶手段に符号化して記憶し、更に前記制御信号バスを監視して、前記各ビデオサーバとの間で前記送受信されるコマンドを抽出、判読し、前記各ビデオサーバの記憶手段と前記内部の記憶手段とが記憶する前記各素材名をリストしたテーブルにして管理し、前記切り替えスイッチは、前記いずれかのビデオサーバ用の作業端末から前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末に記憶されている前記保存素材を編集するコマンドが入力された場合、前記コマンドが入力されたビデオサーバ用の作業端末へ前記参照用に入力される低解像度の映像信号を前記アーカイブ用の作業端末の内部の記憶手段から読み出された低解像度の映像信号に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、ビデオサーバでの作業参照用の低解像度の素材を一元管理して再利用できる放送素材管理システム、およびその素材管理方法を提供することが出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係る放送素材管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図1において放送素材管理システムは、VTRの様な素材送出部1、素材送出部1から出力される原素材信号D0を放送用コンテンツのデータである編集素材D1に編集・記憶して収録する編集ビデオサーバ2、編集ビデオサーバ2から編集素材D1を入力記憶して、オンエアタイミングにマスターシステムMSへ向けて送出素材D2として出力する送出用ビデオサーバ3、送出用ビデオサーバ3からマスターシステムMSの系統へ向けて送出される送出素材D2を入力し、保存素材D3として記録するアーカイブビデオサーバ4、作業管理部5、AMS7(Asset Management Server:素材制御サーバ)、作業端末2M、3M、4M、及び各構成間を接続し、制御信号を伝送する制御バス6とを備える。
放送素材管理システムは、送出サーバ3を経由してマスターシステムMSへも素材信号を出力する接続がされている。マスターシステムMSは、APC77(番組自動送出設備)、マスタスイッチャ777を備え、APC77から番組送出を制御する制御信号が送出サーバ3とマスタスイッチャ777へ制御信号を送出し、素材信号を送信設備等へ向けて切り替える制御を行う。なお、この制御信号を伝送する系統は、上記制御バス6が兼ねるものであっても良い。
さて、原素材信号始め、各ビデオサーバが入出力する素材(映像信号)は、オンエアに使用される映像信号のフォーマットで伝送され、各ビデオサーバ内部では、MPEG2フォーマット等、所要の符号化が行われて記憶装置に記憶される。
制御バス6では、AMS7が実行する素材送出制御に係わるプログラム又は、AMS7の制御卓(図示せず。)からオペレータによって入力される各素材の編集や素材(映像信号)の入出力を各ビデオサーバ2〜4や、素材送出部1に対して指示するコマンドやデータの制御信号が伝送される。また、作業端末2M〜4Mから入力される各ビデオサーバに対する編集の為のコマンドやデータの制御信号も伝送される。
各ビデオサーバ2、3、4の入力には、それぞれ作業端末2M、3M、4Mが、作業管理部5を経由して各ビデオサーバ2、3、4へ入力される各素材の作業参照用に接続される。作業端末2M〜4Mは、各ビデオサーバ2〜4で行われる作業用の低解像度の参照映像が表示される端末であって、例えば、パーソナルコンピュータの様な情報処理端末である。そして、前述の各種の制御信号が制御バス6を介して自分が接続されるビデオサーバとの間、又は、他の作業端末、もしくは作業管理部5との間で送受信される。
作業端末2M、3M、4Mへ入力される素材信号の系統は、作業管理部5の手前でそれぞれ符号化装置(以下、ENCと略す。)2e、ENC3e、ENC4eによって低解像度の符号化データに変換される。そして、作業管理部5のスイッチs2〜s4を経て作業端末2M、3M、4Mに入力される。
通常、後述の設定入力部5によって接続先が設定されるスイッチs2〜s4は、ビデオサーバ2〜4に入力される素材の映像信号を符号化するENC2e〜4eが出力する符号化データを作業端末2M〜4Mが入力する様に設定され、後述の様に作業端末4Mが記憶した符号化データを編集作業に利用出来るようにも切り替えられる。
それぞれの作業端末2M〜4Mでは、各素材D0〜D2がENC2e〜4eによって低解像度の映像信号に変換されて入力され、内部で再び低速復号化部LDによって、素材(映像信号)に復元され、各作業端末2M〜4Mに接続されるディスプレイPによって表示される。
また、アーカイブビデオサーバ4に入力される信号が分岐入力される作業端末4Mは、低速符号化された送出素材を記憶する記憶装置Qを備え、記憶装置Qから読み出した素材を復号化して自装置のディスプレイPに表示する。また作業端末4Mの記憶装置Qが記憶する低解像度の符号化データは、スイッチs2、s3を介して作業端末2M,3Mへも入力可能になっている。
作業端末4Mでは、アーカイブサーバ4へ入力される送出素材を低速符号化した保存素材にして記憶装置Qに書込記憶する。
通常の編集作業では、作業端末2M〜4Mのディスプレイによって各ビデオサーバに入力される映像信号(素材)が低解像度の符号化データされたものを復号してオペレータが監視する。そして、編集済みの素材を更に再編集する場合、作業端末4Mが記憶装置Qに記憶している低解像度の符号化データを読み出すと共にスイッチs2〜s4のコモン端子の接続先をこの読み出された符号化データを入力するため作業端末4Mの低速復号化部LDに切替える。
なお、この場合、作業端末4Mが処理、入力する符号化データは、一旦外部のスイッチs4を介して自分の記憶装置Qから取り込んでも良いし、また、直接内部バスで、記憶装置Qとの間で授受されてもどちらでも良い。また、その経路の設定を作業端末4Mのキーボードの様な入力手段でコマンドを入力するようにしても良い。
図2、図3、図4は、それぞれ、編集ビデオサーバを始めとする各ビデオサーバ2〜4、各作業端末2M〜4M、作業管理部5の構成を示す機能ブロック図である。
図2において、各ビデオサーバ2〜4は、それぞれの間が内部バス等で接続される制御部21、符号化部E、復号化部D、記憶装置22、ディスプレイ23、キーボード等からなる入出力部24、および制御バスとの間の信号入出力を行う通信IF(インタフェース)25を備えている。
図3において、各作業端末2M〜4Mは、それぞれの間が内部バス等で接続される制御部210、符号化データ入力部220、符号化データ出力部230、符号化データ等を記憶する記憶装置Q、符号化データ入力部220に入力された符号化データ、又は記憶装置Qから読み出される符号化データを素材信号(映像信号)に復元する低速復号化部LD、キーボード等からなる入出力部240、および制御バスとの間の信号入出力を行う通信IF250とを備えている。低速復号化部LDの出力はディスプレイPへ出力され、オペレータによって画面が監視される。
図4において、作業管理部5は、それぞれが、内部バス等で接続される制御バスとの間の信号入出力を行う通信IF50、制御部51、制御部51に入力信号先を選択するコマンドやデータを入力・表示するスイッチ、キーボード等からなる設定入力部C、および、制御部51の制御に従って作業端末2M〜4Mの信号入力先を選択するスイッチs2〜s4を備えている。
スイッチs2〜s4のコモン端子は、作業端末2M〜4Mの符号化データ入力部220へ接続され、スイッチs2〜s4の切替え端子の一方は、編集、送出、アーカイブの各ビデオサーバ2〜4の入力先にENC2e〜4eを介して接続され、他方は、作業端末4Mの記憶装置Qから読み出される信号を外部に出力する符号化データ出力部230に共通接続されている。
作業管理部5の制御部51は、通常はデフォルト状態としてスイッチs2〜s4の信号入力先をそれぞれ編集、送出、アーカイブの各ビデオサーバ2〜4の入力先に接続されるENC2e〜4eに設定する。そして、オペレータにより設定入力部Cから入力先の設定が行われた場合、スイッチs2〜s4の接続先を各ビデオサーバ2〜4の入力先か、作業端末4Mの符号化データ出力部230かのいずれか一方を選択する。
また、作業管理部5は、制御部51が省略され、例えば、スイッチs2〜s4が3回路2接点の様な多段切替スイッチ(トグル、またはロータリー等のスイッチかもしくはリレースイッチ)であって、設定入力部Cが接続先をレバー、又はダイヤルもしくは、リレー駆動信号で切り替えるもので省略されても良い。
以下図1〜図4を参照して放送素材管理システムの動作を説明する。
最初に図1に戻り、編集ビデオサーバ2の動作を説明する。AMS7、又は、作業端末2Mから、素材編集の編集コマンドを制御バス6を介して受信する編集ビデオサーバ2の通信IF25(以下、図2を合わせて参照)は、編集コマンドを、内部バスに出力し、内部バスを監視している制御部21は、編集コマンドから、所定の編集情報(素材名称や素材信号の入力先等)を判読し、素材送出装置1(ここでは、VTRとする。)から未編集の映像信号である原素材信号を符号化部Eが入力する制御を行う。
符号化部Eは、例えばMPEG2の様な符号化を行い、また、入出力部24から入力される素材収録タイミングの指示等により編集素材を作成し、内部バスに出力する。制御部21は、内部バスから符号化された編集素材を記憶装置22に書込み、記憶して収録する。
作業管理部5の制御部51は、デフォルト状態としてスイッチs2〜s4の信号入力先をそれぞれENC2e〜4eに設定する。
作業端末2Mでは、素材編集の編集コマンド、例えば、シーンの開始、終了ポイント等を示すコマンドやデータを制御バス6を介して編集用ビデオサーバ2へ送信する。即ち、図3において、入出力部240から編集に関わるコマンドが入力されると制御部210は、内部バスを介して通信IF250にこのコマンド情報の制御信号を制御バス6へ出力させる。編集ビデオサーバ2は、制御バス6、および通信IF25を介して制御信号を受信し、受信したコマンド情報に従い、所定の編集を行った編集素材を記憶装置22に書込記憶する。
その後、作業端末2Mは、オペレータから転送コマンドを入出力部240から入力された場合、制御部210は、通信IF250と制御バス6を介して編集ビデオサーバ2に対して記憶装置22に保存されている編集素材を送出ビデオサーバ3へ転送する制御信号を送信する。
また、制御部210は、上述の様に作業端末2Mが受信する符号化データを、例えば、MPEG4、又は、パーソナルコンピュータ所定の低解像度の映像信号に復号化して出力する制御を行う。
復号化部LDは、内部バスを介して入力される低解像度の符号化映像信号をディスプレイPが表示する映像信号に復号化して出力することにより、入力される符号化データをモニタ表示出来るようにする。なお、制御部210は、例えば、入力部240から当該素材信号を保存するコマンドを受信した場合は、記憶装置Qに符号化した素材(映像信号)を書込み記憶するか、記憶された符号化データを読み出す処理を行う。
次に、作業端末2M、又はAMS7から送出ビデオサーバ3に編集素材を記憶(収録)するコマンドが制御バス6を介して編集ビデオサーバ2と送出ビデオサーバ3とに送出されたとする。
編集ビデオサーバ2の制御部21は、符号化されて記憶されている編集素材を記憶装置22から読み出し、内部バスを介して復号化部Dへ出力し、復号化部Dは、入力された編集素材を復号化した映像信号にして送出ビデオサーバ3に出力する。
編集素材を受信する送出ビデオサーバ3と作業端末3Mでの動作は、原素材信号を受信した編集ビデオサーバ2に関わる動作と同様なので詳細説明は称略するが、送出素材が送出ビデオサーバ3の記憶装置22へ書込記憶される。
さて、アーカイブサーバ4の制御部21は、通信IF25を介して制御バス6を伝送する制御信号を監視している。そして、AMS7から、送出ビデオサーバ3が収録している送出素材をオンエアするコマンドが出力された場合、アーカイブサーバ4の制御部21は、マスターシステムへ向けて出力された送出素材を取り込んで上記同様にアーカイブサーバ4の記憶装置22へ書込記憶する制御を行う。
また、作業端末2M、3Mでは、低解像度の符号化データは、自装置の記憶装置Qに記憶するコマンドがAMS7、又は、設定入力部Cから入力されない限り記憶装置Qに記憶されない。しかし、本発明の実施例における作業端末4Mでは、アーカイブビデオサーバ4に入力される送出ビデオ信号は、原則として、常にその記憶装置Qに低解像度に符号化されたデータが書込記憶される。従って、作業端末4Mの記憶装置Qは、大容量にされていることが望ましい。
以上の、動作は、最初に原素材信号が利用される場合の放送素材の管理方法である。
続いて、一度オンエアされた素材を再利用して編集する場合の放送素材管理システムの動作について説明する。
編集ビデオサーバ2が収録している、例えば、報道記録の編集素材(以下、編集素材Aと呼ぶ。)を再編集してダイジェスト版の編集素材(以下、編集素材Bと呼ぶ。)を作成する場合、オペレータは、編集ビデオサーバ2を起動する。そして、作業端末2Mと、編集ビデオサーバ2とを操作することにより、ディスプレイPをモニタして予備確認等を行う。
従来は、作業端末2Mで再編集の操作時にディスプレイPでモニタする映像は、素材送出装置1から原素材信号を再出力し、編集ビデオサーバ2へ入力される素材(映像信号)を低解像度に符号化した映像信号により表示されていた。言い換えれば、予備確認の為に原素材信号を読み出す必要があり、編集前の長い時間再生される映像をレビューしなければならず、加えて本来不要な負荷を素材送出装置1にかけ、システムの余裕を少なくしていた。
本実施例では、再編集する場合、オペレータによって、例えば、AMS7の制御卓からか、または、作業端末2Mの入出力部240から上記の再編集を行う編集コマンドが入力されると共に、作業管理部5の設定入力部Cもスイッチs2の入力先を作業端末4Mの出力に切り替える設定が行われる。そして、作業端末4Mの記憶装置Qが記憶している低解像度に符号化された保存素材Aが符号化データ出力部230から出力され、スイッチs2を介して作業端末2Mの符号化データ入力部220へ入力される。
この様に、低解像度のデジタル符号化データを転送することにより、映像信号が低速のデータで伝送されるのでスタジオ内での映像信号を伝送する系統、ネットワークを小容量ですませることが出来、またデジタル信号であるので伝送中の信号品質の劣化を防ぐ効果がある。
作業端末4Mから保存素材Aを読み出す(出力する)方法は、例えば、作業端末4Mのキーボード等による入出力部240から所定のファイル出力又は、映像表示のコマンドを入力すればよい。また、他の方法として、制御バス6を介して作業端末2Mから作業端末4Mへ向けてファイル出力又は、映像表示のコマンドを入力するものであってもよい。
この保存素材Aは、放送された素材を記録保存するものであるが、その内容は、編集素材Aが低解像度で符号化されたデータが記憶されている。
作業端末2Mは、この保存素材Aが低解像度で符号化したデータが再入力されると低速復号化部LDで復号することにより編集素材Aと同様の保存素材Aが低解像度で作業端末2MのディスプレイPで表示可能になる。
オペレータは、この保存素材Aを先に述べた方法により作業端末2MのディスプレイP上で予備確認(プレビュー)を行い、例えば、所望のシーンの切り取り開始および終了のタイミングを指定するコマンドやデータを作業端末2Mの入出力部240から入力する。
タイミング指定など作業端末2Mの動作処理については、詳細説明を省略するが、保存素材Aから画面表示タイミングのタイムタグ情報などを読み出し、オペレータがそれらを編集のデータとして入出力部240から入力する。
一方、編集ビデオサーバ2の制御部21は、制御バス6を介してオペレータに設定されたAMS7からの再編集コマンドを受信すると記憶装置22に記憶している編集素材Aを読み出す準備をする。そして、制御バス6を介して作業端末2Mから上述の編集コマンド等を受信すると、制御部21は、編集素材Aを読み出し、そのコマンド、データに従って所要の編集をする制御を行い、編集素材Bを生成して記憶装置22に書き込み記録する。
編集ビデオサーバ2が編集素材Bを記憶後、編集ビデオサーバ2から送出ビデオサーバ3へ編集素材Bが転送、記憶される処理手順、また放送時に送出ビデオサーバ3から送出された送出素材Bがアーカイブビデオサーバ4で保存素材Bとして書き込み記憶されることは、通常の編集素材がオンエアされるまでの処理手順と同じである。また、オンエアされたときに、低解像度の保存素材Bが、作業端末4Mの記憶装置Qに記録されることも同様である。
次に、編集履歴を管理する方法について説明する。
以下では、作業端末4Mを例に、編集等のコマンド処理の動作を説明する。各ビデオサーバに対する編集コマンドは作業端末4Mに限らず、AMS7、または、作業端末2M、3Mからも入力され、所要の機器間で送受信されるので、各作業端末等は制御バス6を監視し、コマンドに関わる制御信号を判読して所定の動作を行う。
作業端末4Mの制御部210は、通信IF250を介して制御バス6を介して、各ビデオサーバや各作業端末の間で伝送される編集コマンドを監視し、原素材が編集された履歴を記憶装置Qに書き込み記憶することによって、作業端末4Mは、放送素材管理システムでの編集履歴を一元管理している。
最初に、編集管理の基本ルールを説明する。原素材(ここでは、名称OOOOd0とする。)を編集し、名称OOOOd1(「d0」と「d1」で未編集と編集したものとを区別する。)にして収録する場合、編集処理のコマンドは、例えば、AMS7、又は作業端末2Mから入力される「EDIT:OOOOd0toOOOOd1」である。言い換えれば、原素材と編集素材とを識別子「d0」と「d1」で区別して素材管理を行う。
編集された編集素材OOOOd1は、編集ビデオサーバ2で作成されてから、適宜送出ビデオサーバ3へ転送後、送出ビデオサーバ3でコピー、送出素材として記憶され用済みになので転送後に消去されても良い。また、送出ビデオサーバ3では、オンエア(放送後)はアーカイブビデオサーバ4へ転送され、記憶されて蓄積保管ファイルとなり、送出ビデオサーバ3からは消去されても良い。
なお、アーカイブビデオサーバ4に保管された保存素材は編集素材名称の最後の表示(識別子)を“d1”から“sd1”の様に変換してアーカイブファイルで有ることを明示して管理すると更に管理し易い。
編集済みの編集素材OOOOd1を再編集し名称OOOOd1aの新たな編集素材にして収録する場合の素材名を示すタイトルを指定するコマンドは、例えば、素材名を変える「EDIT:OOOOsd1toOOXXd1」の様にしても良いが、元の素材を分かりやすくするように添字「a」により「EDIT:OOOOsd1toOOOOd1a」としても良い。
作業端末4Mの制御部210は、制御バス6を監視してASM7、または他の作業端末等が送信した「EDIT」が付いたコマンドを抽出し、低解像度の素材リストのテーブルTを作成し、記憶装置Qに書込記憶、及び読み出して管理する。
制御バス6上で伝送されるコマンドは、送信元、送信先のアドレス情報が付与されており、制御部210は、このアドレス情報を読みとって各ビデオサーバや、各作業端末での素材名称や素材記憶状態を判読してテーブルTに書き込む。
図5は、低解像度の素材リストを管理するテーブルの例である。
図5において、編集される素材(コンテンツ)と編集された素材、および編集後に転送されたコンテンツのファイルが保存されるビデオサーバの対応がテーブル化されている。図5の原素材は、編集される前の手を加えない原素材であり、2次素材は、既に原素材から一旦編集された素材を、再び利用する場合の編集元となったコンテンツの名称が記入される欄であって、アーカイブビデオサーバ4に記憶されている素材(コンテンツ)ファイルの名称が書き込まれる。
番号欄「1」では、原素材の名称が「ABCDd0」のコンテンツが編集ビデオサーバ2によって「ABCDd1」の名称のコンテンツファイル(編集素材)に編集され、編集ビデオサーバ2と送出ビデオサーバ3に記憶されているのと同時に、オンエアされた後、アーカイブビデオサーバ4に保存素材「ABCDsd1」として記憶されていることが表示されている。
番号欄「2」では、編集ビデオサーバ2編集された編集素材「ABCEd1」が、編集ビデオサーバ2と送出ビデオサーバ3とに記憶され、オンエアの時刻まで待機中である。ことが示されている。
同様に、番号欄「3」では、編集ビデオサーバ2では、編集素材が消去され、送出ビデオサーバ3に編集素材「QQDDd1」がオンエアに備えて待機しているのみであることが分かる。
また、番号「4」では、アーカイブビデオサーバ4に保存素材が「RRSAsd1」として記憶されて居るのみである。番号「5」では、編集ビデオサーバ2が「ABCDsd1」をアーカイブビデオサーバ4から読み出して再編集して作成した編集素材「ABCDd2」を記憶した状態である。
以上は、アーカイブビデオサーバ4に付属する作業端末4Mが管理する内容であって、先に述べたように、作業端末4Mは制御バス6のコピー等の編集に関わるコマンドを抽出することによって書込記憶を指示されたビデオサーバと素材名称を対応してテーブルTを生成することが出来る。
番号「3」、「4」の欄のようなコンテンツのファイルが消去された状態は、以下の様にしてテーブルTに記入している。即ち、編集ビデオサーバ2が、送出ビデオサーバ3へ、又は、送出ビデオサーバ3からアーカイブビデオサーバ4へ、コンテンツ(送出素材)を転送する場合は、原則として転送されるファイルは転送元のビデオサーバから消去される設定とする。
例えば、図5において、番号「3」では、送出ビデオサーバ3にのみ編集素材が記憶され、編集ビデオサーバ2では記憶されていない。この様な場合、オペレータから、編集素材「QQDDd1」の編集終了後、転送コマンド「FWD:QQDDd1」が、AMS7の操作卓(図示せず。)から編集ビデオサーバ2に入力される。
そして、編集ビデオサーバ2は、送出ビデオサーバ3に「QQDDd1」をファイル転送する制御と、自装置の記憶装置22から消去する制御とを行う。この「FWD」コマンドを適用されたファイルは原則としてファイルの送信元から消去される。
作業端末4Mでは、制御バス6を監視しているので、この「FWD」コマンドが付与されたファイルはファイルの送信元で消去されたと判断し、テーブルTの編集ビデオサーバ2のリストから当該ファイル名を削除する。
一方、番号「2」におけるように編集ビデオサーバ2で当該ファイル再利用するのに備える場合、「TRS:ABCEd1」のコマンドをオペレータが入力する。そして編集ビデオサーバ2は、「ABCEd1」の編集素材を消去せずにそのまま自分の記憶装置22に記憶保存しつつ、「ABCEd1」のファイルを送出ビデオサーバ4へ転送する。
作業端末4Mでは、制御バス6を監視しているので、この「TRS」コマンドが付与されたファイルはファイルの送信元、ここでは、編集ビデオサーバ2で継続保存されると判断し、テーブルT上の当該ファイルを削除すること無くそのまま残す。送出ビデオサーバ3でも、これらのコマンドによる転送処理等は同様に実施される。
なお、作業端末2Mが、編集ビデオサーバ2が保存している編集素材ファイルを削除するコマンド、例えば、「DEL:ABDDd1」の様な削除(消去)コマンドを入力するような場合、作業端末4Mは、制御バス6を介してこのコマンドを検出するので、そのコマンドの送信先のアドレス情報から削除コマンド「DEL」の対象となった編集ビデオサーバ2とその編集素材「ABDDd1」が削除されるのは勿論である。
前述の如く、作業端末4Mでは、アーカイブビデオサーバ4に保存素材(編集素材)が記憶される場合、その保存素材に対応した低解像度の映像の保存素材が同時に作業端末4Mの記憶装置Qに記憶されている。従って、作業管理部5から入力する符号化データを切り替える設定を行えば、編集ビデオサーバ2、送出ビデオサーバ3の作業端末2M、3Mでも作業端末4Mの記憶装置Qから低解像度の保存素材を読出して閲覧出来る。
作業端末4Mの入出力部240からオペレータによって、この様に管理されたテーブルTを読み出すコマンド、例えば、“READ:TABLE”が入力されると、作業端末4Mの制御部210は、記憶装置QからテーブルTを読み出し、参照して再利用可能な低速解像度の保存素材(コンテンツ)の名称のリストをディスプレイPに表示する。
そしてオペレータによって、テーブルTのリストに掲載された保存素材から、例えば、低解像度の保存素材「RRSAsd1」を作業端末4Mの記憶装置Qから読み出すコマンド、“DISP:RRSAsd1”を作業端末4Mの入出力部240が入力されると、その保存素材「RRSAsd1」を読み出して復号化して出力すると共にディスプレイPに表示することにより、オペレータが所要の編集作業に関わる予備確認、プレビューが出来るようになる。
また、オペレータにより、作業端末4Mへ上記コマンドが入力されると、作業端末4Mの制御部21は、通信IF25を介して保存素材「RRSAsd1」を制御バス6へ出力する。作業管理部5の制御部51は、通信IF50を介してコマンドを監視し、“DISP:RRSAsd1”を抽出すると、当該素材が「sd1」から保存素材であると判読して、設定入力部Cへ、例えば、作業端末2Mの入力先設定を切替える、即ち、スイッチs2の入力先が、編集ビデオサーバ2の入力に接続される端子から、作業端末4Mからの映像信号が入力される端子へ切替わる設定入力をする。
また、作業端末2Mでは、作業端末4Mからの映像信号を映像表示する為のコマンドを入出力部240へ入力する。このコマンドは、符号化装置2eを介して入力される映像信号を表示するコマンドと同様である。そして作業端末4Mの符号化データ出力部230から出力される低解像度の映像信号が、作業端末2Mの符号化データ入力部220へスイッチs2を経由して入力され、内部バスを経由して記憶装置Qに書込記憶されるか、又は、低速復号化部LDで復号化されてディスプレイPから表示されるなどの処理が行われる。
また、上記説明で、保存素材を探すコマンドや、表示コマンドは作業端末4Mから入力されていたが、作業端末2MからテーブルTを表示する“READ:TABLE”を入力するようにしても良い。この場合、作業端末2Mの制御部210は、コマンドを読み出すと、そのコマンドは送信元アドレスと共に通信IF25と制御バス6を介して作業端末4Mへ向けて送信される。そして、作業端末4Mでは、受信したコマンドから前述同様に保存素材をテーブルTを記憶装置Qから読み出し、制御バス6を介してコマンドの送信元である作業端末2Mへ向けて返送する。
作業端末2Mでは、このテーブルTが受信されリストが表示される。そして、作業端末4Mと同様に表示するコマンド“DISP:RRSAsd1”がオペレータから続いて入力されると、作業端末4Mに制御バス6を介してそのコマンドが送信される。コマンドを受信した作業端末4Mからはその保存素材「RRSAsd1」が出力され、作業管理部5のスイッチs2を介して作業端末2Mで受信される等、それ以降の処理手順は上述の通りである。
また、作業管理部5が前述の様に多段切替スイッチやリレーで行われる場合、切替先の設定は、オペレータのダイヤル設定入力で行われるか、又は、任意の、例えば、作業端末2Mがリレー制御信号を制御バス6を介して行うものでも良い。後者の場合、通信IF50が、リレーインタフェース回路を構成することによって作業端末2Mから入力設定と接続先の切替制御を行うようにすればよい。
以上説明した如く、本発明の実施例による放送素材管理システムでは、各ビデオサーバ、または、そのビデオサーバに付帯した作業端末の記憶装置に記憶された素材を作業端末4Mによって集中、一元管理することが可能である。
図6は、本発明の実施例に係わる放送素材管理システムの構成の他の例を示す系統図である。
図6において、放送素材管理システムでは、作業端末は作業端末4Mに集約され、図1における構成から作業端末2M、3Mと、作業管理部5のスイッチs2、s3とが省略されている。スイッチs4は、コモン端子が、作業端末4Mの入力(図3の符号化データ入力部220)へ接続され、各切替端子がENC2e、3e、4e、および作業端末4Mの出力(図3の符号化データ出力部230)に接続されるものに変更されている。
作業管理部5の設定入力部Cは、オペレータが作業端末4Mの入力先を各ENC2e〜4e、および作業端末4Mの記憶装置Qから符号化データ出力部230を介して出力される符号化データとのうち何れかをスイッチs4から選択するようにしている。それ以外は、図1に示される放送素材管理システムと動作処理は同様であって、作業端末等の装置が少なくて済む利点がある。
この場合、図1に示される実施例と異なり、作業端末4Mが作成するテーブルで管理する対象は、各ビデオサーバで記憶保存する素材ファイルが対象となる。しかし、作業端末4Mが、編集ビデオサーバ2、又は、送出ビデオサーバ3に入力される素材を記憶装置Qに記憶保存する場合でも、素材のファイル名称が図1に示されるシステムの場合と同様にあたかも、各ビデオサーバに作業端末が付帯しているように管理される。
作業端末4Mは、記憶装置Qに記憶している保存素材の符号化データを低速復号化部LDを介してディスプレイPから表示するように設定する。また、記憶装置Qに記憶している符号化データをスイッチs4、および符号化データ入力部220を介して取り込み復号化するようにしても、また内部バスを経由して制御部始め復号化処理に関わる機能回路が取り込んで処理しても良い。
以上説明した如く、本発明の実施例における放送素材管理システムでは、従来、編集終了と共に廃棄されていた低解像度の映像信号再生用のファイル、即ち保存素材をアーカイブサーバで保存素材作成する時に同様に作成して記憶保存し、それを再び読み出して利用することにより一度編集された映像情報(編集素材)を再編集する際のプレビューに活用することが出来る。またその記憶された素材の管理も一元化管理出来るので容易に済ませることが出来る。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく、例えば、編集ビデオサーバが送出ビデオサーバを兼ねる如く、上記主旨を逸脱しない範囲で構成の組み合わせ、変形をしても良い。
本発明の実施例に係わる放送素材管理システムの構成を示す系統図。 ビデオサーバの構成を示す機能ブロック図。 作業端末の構成を示す機能ブロック図。 作業管理部の構成を示す機能ブロック図。 低解像度の素材リストの有無を示すテーブルの例。 本発明の実施例に係わる放送素材管理システムの構成の他の例を示す系統図。 従来の放送素材管理システムの構成を示す系統図。
符号の説明
1 素材送出装置
2 編集ビデオサーバ
3 送出ビデオサーバ
4 アーカイブビデオサーバ
2M、3M、4M 作業端末
21、210、51 制御部
22、Q 記憶装置
23、P ディスプレイ
24、240 入出力部
25、250、50 通信IF、
5 作業管理部
6 制御バス
7 AMS(素材管理サーバ)
D、LD 復号化部
E、LE 符号化部
s2〜s4、s41 スイッチ
C 設定入力部
P ディスプレイ

Claims (3)

  1. 素材管理サーバによって管理され、素材送出装置から入力される原素材を編集した編集素材を内部の記憶手段に記憶保存し、又は記憶保存された前記編集素材を読み出して出力する編集ビデオサーバと、
    前記編集素材が入力され、内部の記憶手段に送出素材として記憶保存し、オンエア時に前記送出素材を読み出してマスターシステムへ向けて出力する送出ビデオサーバと、
    前記オンエア時に出力された送出素材が入力されて保存素材として内部の記憶手段に記憶するアーカイブビデオサーバと、
    前記各ビデオサーバそれぞれに付帯され、通常当該ビデオサーバに入力される素材の低解像度映像信号が参照用に入力され、その素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を前記付帯されるビデオサーバに出力する前記各ビデオサーバ用の作業端末とを
    具備する放送素材管理システムにおいて、
    前記各ビデオサーバと前記各ビデオサーバ用の作業端末との間をバス接続して前記コマンドまたは前記制御情報を伝送する制御信号バスと、
    前記制御信号バスを介して前記編集ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信される編集ビデオサーバ用の作業端末と、
    前記制御信号バスを介して前記送出ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信される送出ビデオサーバ用の作業端末と、
    前記制御信号バスを介して前記アーカイブビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、前記入力された送出素材の低解像度の映像信号を符号化して内部の記憶手段に記憶するとともに、前記制御信号バスを監視して、前記各ビデオサーバが前記受信するコマンドを抽出、判読し、前記各ビデオサーバの記憶手段と前記内部の記憶手段とが記憶する前記各素材名をリストしたテーブルにして管理するアーカイブビデオサーバ用の作業端末とを
    具備することを特徴とする放送素材管理システム。
  2. 前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末は、
    前記内部記憶手段から読み出された低解像度映像信号をモニタ信号として出力するモニタ信号出力手段を更に備え、
    前記放送素材管理システムは、
    前記いずれかのビデオサーバ用の作業端末から前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末に記憶されている前記保存素材を表示するコマンドが入力された場合、
    前記表示コマンドが入力されたビデオサーバ用の作業端末に入力される低解像度映像信号を、通常前記入力される素材の低解像度の映像信号から前記モニタ信号へ切り替えるスイッチを備えることを特徴とする請求項1記載の放送素材管理システム
  3. 素材管理サーバによって管理され、素材送出装置から入力される放送番組の原素材を編集した素材を内部の記憶手段に放送用の編集素材として記憶保存、又は記憶保存された前記編集素材を読み出して出力する編集ビデオサーバと、前記編集素材が入力され、内部の記憶手段に送出素材として記憶保存し、オンエア時に前記送出素材を読み出してマスターシステムへ向けて出力する送出ビデオサーバと、前記出力された送出素材が入力され保存素材として内部の記憶手段に記憶するアーカイブビデオサーバと、前記各ビデオサーバそれぞれに付帯され、通常は、当該ビデオサーバに入力される素材の低解像度映像信号が参照用に入力され、前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を付帯される前記ビデオサーバに出力する前記各ビデオサーバ用の作業端末と、制御信号バスと、切り替えスイッチとを備え、前記作業端末が前記各素材の処理に係わるコマンドまたは制御情報を前記付帯されたビデオサーバに出力して当該ビデオサーバを管理する放送素材管理システムの素材管理方法において、
    前記制御信号バスは、前記各ビデオサーバと前記各ビデオサーバ用の作業端末との間をバス接続して前記コマンドまたは前記制御情報を伝送し、
    前記編集ビデオサーバ用の作業端末は、前記原素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記編集ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、
    前記送出ビデオサーバ用の作業端末は、前記編集素材の低解像度の映像信号が入力され、前記制御信号バスを介して前記送出ビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、
    前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末は、前記制御信号バスを介して前記アーカイブビデオサーバとの間で前記コマンドまたは前記制御情報が送受信され、入力される前記送出素材の低解像度の映像信号を内部の記憶手段に符号化して記憶し、更に前記制御信号バスを監視して、前記各ビデオサーバとの間で前記送受信されるコマンドを抽出、判読し、前記各ビデオサーバの記憶手段と前記内部の記憶手段とが記憶する前記各素材名をリストしたテーブルにして管理し、
    前記切り替えスイッチは、前記いずれかのビデオサーバ用の作業端末から前記アーカイブビデオサーバ用の作業端末に記憶されている前記保存素材を編集するコマンドが入力された場合、前記コマンドが入力されたビデオサーバ用の作業端末へ前記参照用に入力される低解像度の映像信号を前記アーカイブ用の作業端末の内部の記憶手段から読み出された低解像度の映像信号に切り替える
    ことを特徴とする放送素材管理システムの素材管理方法。
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