JP4861288B2 - 番組送出システムおよび番組送出方法 - Google Patents

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本発明は、放送局におけるデジタルファイルを用いた番組送出システムおよび番組送出方法に関する。
商業放送局では、番組編成制御システムのデータサーバから供給される番組時刻表のタイムスケジュールに従って番組が放送される。放送番組には、VTRやサーバ等の記録装置から出力される収録素材や、スタジオカメラや、中継車、通信回線等を介して入力されるリアルタイム素材がある。
これらのデジタル符号化された素材をリアルタイム又は収録素材によらず中継所等へ効率よく伝送路を介して伝送する方法が考案されている(例えば、特許文献1。)。しかしながら、放送局のスタジオから中継所等へ出力する素材を番組時刻表の設定通りのタイミングで選択して出力するスイッチャの切替は、同時にスイッチャに接続されるVTRや、サーバ等の各素材送出装置の起動制御を行う必要があった。
図7は、従来の番組送出システムの動作概念を説明する機能ブロック図である。
図7において、従来の番組送出システムは、番組編成情報を管理する電子情報処理システム(EDPS)のデータサーバ(以下、DSと略す。)100、データサーバ100から供給される番組時刻表の情報に基づき、スイッチャ500の制御を行うスケジュール制御装置200、およびVTRはじめ、スタジオカメラ等各種の素材送出装置300a〜300n、番組送出に放送局内で共通な時刻情報を送出する局内時計4等の構成を備え、各構成それぞれは、制御データ網CBで接続される。
スイッチャ500で選択された素材送出装置から送出される素材信号は、更に多重装置9等の外部機器や装置へむけて出力される。また、スイッチャ500や素材送出装置300a〜300nには、局内時計4を参照して、精確に各装置の起動、停止タイミングを制御するリアルタイムプロセッサ(図示せず。以下、RTPと称する。)が備えられる。各RTPは、制御データ網CBを介して、スケジュール制御装置200から入力される各装置に対するタイミング制御情報によって動作する。
例えば、素材送出装置300aでは、番組の開始2秒前に起動して素材信号を送出して待機する一方、番組終了1秒後まで送出を続ける。そしてスイッチャ500では、素材送出装置300aから入力した信号を予定時刻に併せて多重装置9へ出力する切替を行う。
この様に、番組時刻表に従って素材信号のスイッチングを行うには、単純にスイッチャでの接続先の切替を行うだけでなく、複数の多くの装置やスイッチャを時間的余裕が無いリアルタイムで一連の動作で制御しなければならず、スケジュール制御装置200が制御する機器の予備や、待機機材の台数が増加し、またタイミング制御が複雑となる問題が有った。
特開2000−209269号公報 (第9頁、第1図)
従来の番組送出システムでは、番組時刻表に従って素材信号のスイッチングを行うには、放送時刻に合わせてリアルタイムで複数の多くの装置やスイッチャを制御しなければならず、スケジュール制御装置が制御する機器の予備や、待機機材の台数が増加し、またスイッチングに係わるタイミング制御が複雑となる問題が有った。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、放送時刻に合わせて素材送出装置の入出力をリアルタイムで切替および送出する動作、制御を軽減し、番組の素材信号が送出可能な番組送出システムおよび送出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の番組送出システムは、放送局の番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して番組の素材の送出を制御する送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送信機に向けて送出する番組送出システムにおいて、番組の素材の送出制御データを伝送する制御データ伝送手段と、各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む前記番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信するデータサーバと、前記供給される番組送出情報に基づき、前記番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、前記番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させる前記送出制御データを、前記制御データ伝送手段を介して伝送することにより素材信号の送出制御を行う送出制御手段と、送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信し、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組種別の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータが空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルの空のデータ部分に前記受信する素材信号を符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出する送出サーバとを具備することを特徴とする。
また本発明の番組送出システムの番組送出方法は、データサーバと、コマンド・データ入力手段と、複数の素材送出手段と、送出制御手段と、スイッチ手段と、制御データ伝送手段と、送出サーバとを備え、番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送出する番組送出システムの番組送出方法において、前記データサーバは、各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信し、前記送出制御手段は、受信する番組送出情報に基づき、番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させ、前記送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信する前記送出サーバは、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、前記送出サーバでは、収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータが空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルの空のデータ部分に前記受信する素材信号を符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出することを特徴とする。
本発明によれば、放送時刻に合わせて素材送出装置の入出力をリアルタイムで切替および送出する動作、制御を軽減し、番組の素材信号が送出可能な番組送出システムおよび送出方法を提供することが出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係わる番組送出システムの動作を説明する機能ブロック図である。
図1において、番組送出システムは、番組編成情報を管理する電子情報処理システム(EDPS)のデータサーバ(以下、DSと略す。)1、データサーバ1から供給される番組時刻表の情報に基づき、スイッチャ5の制御を行うスケジュール制御装置2、およびVTRはじめ、スタジオカメラ等、各種の蓄積素材か、又はリアルタイム素材の素材信号を送出する素材送出装置3a〜3n、番組送出に放送局内で共通な時刻情報を送出する局内時計4、素材送出装置3a〜3nはじめ多重装置(図示せず。)など構成機器、装置間の接続先(素材信号の系統)を切り替えるスイッチャ5、符号化装置(ENC)6、番組毎に素材信号をMXFファイル化素材7a〜7nにして蓄積し、各番組の放送時刻に送信機へ向けて送出する送出マスターサーバ7、モニタ情報や制御情報を入力表示するタッチパネル8等の構成を備え、各構成それぞれは、制御データ網CBで接続される。
素材信号のMXFファイル化は、放送局用途はじめ、デジタルファイル化された映像コンテンツの内容を表すメタデータをその映像コンテンツのデジタルファイルと組にして(ラッピングして)1つのデータファイルとして処理するものである。MXFファイルに記述されるメタデータの記述法や使用方法については、ISO(国際標準化機構)が策定したMPEG−7や、TV−Anytime Forumが策定したMetadata Specification等がある。
以下では、番組送出システムの動作、処理をTV−Anytime Forumが策定したMetadata SpecificationのMetadata Specificationに従ったメタデータ利用方法での動作処理を例にして説明する。上記Metadata SpecificationのMetadata Specificationでは、この放送(送出・終了)時刻に係わる情報は、セグメンテーション・メタデータに記載される。
さて、DS1は、番組の素材のファイル名称、およびその番組オンエアの開始、終了時刻等の番組時刻表(放送スケジュール情報)をスケジュール制御装置2へ供給する。また、制御データ網CBを介して放送スケジュールと番組に係わる諸情報のメタデータを番組の素材のファイル名称と対照可能にして、送出マスターサーバ7へ送信する。
DS1は、番組編集に必要な素材及び、素材送出装置をリスト化して編集スケジュールを管理するAMS(Asset Management Server)の機能を兼ね備えている。独立したAMSがDS1からの番組時刻表に従って素材の編集管理を行い、スケジュール制御装置2と同様にスイッチャ5の制御や、各素材送出装置の管理、動作制御を実行する場合もあるが、ここでは、DS1がAMS機能を兼ねているものとして操作、処理の説明をする。
そして、DS1は、その番組のオンエア時刻に先駆けて、送出マスターサーバ7でMXFファイルを作成して蓄積記録する為に、その番組編集に必要な素材名とそれを送出する素材送出装置とを素材送出装置3a〜3nから装置を選択し、それらを示す選択情報をスケジュール制御装置2へ送信する。
なお、DS1からスケジュール制御装置2へ選択情報は、制御データ網CBを介して送信されるか、又は、情報媒体等によって供給されるものでも良い。
スケジュール制御装置2は、DS1から受信した選択情報に従ってオンエア前の余裕がある時間内にスイッチャ5との切替、および起動、停止等の動作制御を行って送出マスターサーバ7へ番組の素材のファイルを送信する。送出マスターサーバ7は、後述の様に、この素材ファイルを受信して、予め受信しているその素材ファイルに対応するメタデータによってラッピングする。
本実施例の番組送出システムのスケジュール制御装置2およびスイッチャ5は、従来と異なりオンエア時刻にあわせたリアルタイムでの切替処理よりも、この様な放送前の素材ファイルを転送する切替処理が中心になる。
放送される番組素材は、生放送のようなリアルタイム素材を含めて、すべて一旦、送出マスターサーバ7で番組単位もしくは、所定の素材単位でMXFファイル化されて蓄積される。そして、送出マスターサーバ7は、所定の時刻に番組を放送する為、放送スケジュールの番組放送時刻と局内時計4とを照合して所定のMXFファイルを読み出して送信機へ向けて出力する。送出マスターサーバ7は、編集、蓄積された素材を送信機へ向けて出力するので、前記素材送出装置に含まれる構成のビデオサーバの内の1つが送出マスターサーバとして機能しても良いが、ここでは理解を容易にする為独立した構成(装置)として説明する。
図2は、送出マスターサーバ7の動作処理を説明する機能ブロック図である。
図2において、送出マスターサーバ部7は、内部バスB等でそれぞれの間が接続されるラッピング部71、記憶部72、書き込み出力部721、再生部73、制御処理部74、通信IF部75、入出力部76を備え、DSサーバ1から入力されるメタデータと、ENC6を介し入力される素材信号をMXFファイル化素材7a〜7nに変換して、記憶部72に蓄積し、再生部73からオンエア時刻に送信機へ向けて送出している。
制御処理部74は、送出マスターサーバ7の動作処理を統括管理、制御するCPUであり、内部バスBを介して通信IF部75各構成を制御監視する。入出力部76は、送出マスターサーバ7の制御やモニタを行うキーボード、ディスプレイ等からなる入出力手段である。
入出力部76は、図1のタッチパネル8によって代行される場合もある。この場合、タッチパネル8と送出マスターサーバ7との間の信号入出力は、通信IF75と制御データ網CBを介して行われる。
ラッピング部71は、ENC6から入力される素材信号を符号化し、メタデータでラッピングする処理を行う。また、再生部73は、記憶部72から読み出されたデータを再び復号化して素材信号そして出力する再生手段である。通信IF部75は、制御データ網CBと内部バスBとの間で各種の制御データ、コマンド等を入出力する。
記憶部72は、番組の素材を記憶する大容量の記憶装置であって、素材毎に生成されるファイルを複数同時にアクセス可能であることが望ましい。例えば、複数のディスクを備え、1つのディスクから素材を読み出して送出中に、他の1つのディスクでは別の番組の放送に備えて、書き込みを行うことにより、常に放送する為の素材ファイルを準備することが可能になる。
書き込み出力部721は、追いかけ再生を実行する為の書き込み中読み出し手段である。例えば、記憶部72がHDで構成される場合、書き込みヘッドと読み出しヘッドとの両方を備え、書き込みヘッドでディスクに書き込んだデータを直ぐ読み出しヘッドで読み出して出力するものがある。また、半導体メモリでは、記憶エリヤに書き込まれたデータを書き込みクロックから遅延したタイミングの読み出しクロックで直ちに読み出す等の手段によって実行される。
放送される番組素材は、生放送のようなリアルタイム素材を含めて、すべて一旦送出マスターサーバ7のラッピング部71で番組単位もしくは、所定の素材単位でMXFファイル化されて記憶部72に蓄積される。
そして、制御処理部74は、局内時計4からの時刻情報を参照することにより所要の番組のMXFファイルを記憶部72から読み出し、更に再生部73によって復号化された素材信号が所定の時刻に送信機へ向けて送出する制御を行う。収録番組で有れば当該番組のMXFファイル化された収録素材が通常のファイルの読出し再生が行われ、リアルタイム番組で有れば、書き込み出力部721により書き込み記録中のリアルタイム素材が追いかけ再生されて読み出される。
図3は、本発明の実施例の番組送出システムの動作手順の概要を説明するフローチャートである。
図3において、番組送出システムのDS1は、EDPSから供給される番組時刻表から番組毎の放送する素材のファイル名称、(MXFファイル化時にも対応して使用される。)名称とそのオンエア(当該ファイルの送出、終了)時刻、および番組毎の種別、素材の情報や編成情報等を含むメタデータと、各番組の詳細な放送スケジュールとを作成する(図3のステップs1)。
そして、さらに番組時刻表と、放送スケジュールとを参照して、放送時刻よりも前に各種素材のMXFファイルを作成、編集して送出マスターサーバ7で記録蓄積する為の編集スケジュールを作成する(ステップs2)。
DS1は、メタデータ、放送および編集スケジュールデータをスケジュール制御装置2と送出マスターサーバ7とへ送信する(ステップs3)。
スケジュール制御装置2は、編集スケジュールに従ってスイッチャ5を制御し、各番組のオンエア時刻に先駆けて所要の素材を素材送出装置から読み出して送出マスターサーバ7へ送信し、送出マスターサーバ7は、受信した素材を当該メタデータでラッピングしたMXFファイル化して記憶部72へ書き込み蓄積する(ステップs4)。
一方、送出マスターサーバ7は、DS1から受信する各MXFファイルのメタデータからか、又は、送出管理テーブルSTから番組(素材)の種別、ファイルの送出時刻の情報を読取り、局内時計の時刻表を参照する(ステップs5)。
もし、所定の時刻に放送する番組種別がVTR等から編集された収録素材である場合(ステップs6がYes)、放送スケジュールに従って、所定の時刻に該当する番組の収録素材のMXFファイル(例えば、図4の「06:40:00」、「OO太郎の冒険」、「ANMTARO0202」)を通常の手順で記憶部74から読出し、復号化、再生をした素材信号を送信機へ向けて送出する(ステップs7)。
また、放送する番組種別が、ニュースや、スポーツ中継などのリアルタイム素材である場合(ステップs6がNo)、そのリアルタイム素材の番組用に準備されたダミーのMXFファイル(例えば、図4の「07:00:00」、「ニュース」、「MN07」)を読み出し、スイッチャ5とENC6と介して入力されるリアルタイムの素材信号(例えば、図5の素材送出装置#0のスタジオカメラからの映像信号)をデジタル符号化して読み出したダミーのファイルに更に書き込みながら直ちに読み出して出力する「追いかけ再生」を行う(ステップs8)。
図4は、放送スケジュールを管理する送出管理テーブルSTの1例、図5は、編集スケジュールを管理する編集管理テーブルETの1例である。
以下、図1〜図5を参照して番組送出システムの動作手順を説明する。放送局の番組編成の情報処理システム(EDPS)は、前もって放送番組の開始終了等の番組時刻表を作成してDS1に登録する。
DS1は、登録された放送番組毎の素材を1つのファイルとして扱い、その識別ファイル名が放送番組単位で所定の命名ルール、又は、オペレータによって設定される。この登録された番組時刻表には、各番組の素材送出装置、コンテンツ情報、また、MXFファイル化に伴う番組編集情報およびその番組が放送される時刻(ファイルの送出、終了時刻)情報等のメタデータが付随している。
オペレータは、登録された番組時刻表をDS1のディスプレイ、又はタッチパネル8等に表示して参照し、また番組名(識別ファイル名)毎にその番組の編成に係わるメタデータを作成するのに必要なデータ等をDS1に入力する。
これら各種のメタデータは、オペレータによってタッチパネル8、又は図示されないDS1のキーボード等の入力手段でDS1へ入力されるか、もしくは、EDPSの図示されないメタデータ編集装置等のプログラムによる所定のメタデータの入出力処理によりDS1へ入力されるものである。
DS1は、予め各MXFファイル化の際に入力されるべき諸メタデータを内部でファイルに対応したメタデータ番号を付与してリスト化しており、DS1で収集されたメタデータは、ファイル毎にメタデータ番号が付与される。以上の手順で番組時刻表から放送スケジュールデータをリストにした素材のファイルの送出管理テーブルSTが作成され(前述のステップs1に相当)、図4にその1例が示されている。
なお、民放局の放送では、広告が所定の時間、番組途中にCM番組として挿入されるが、ここでは、その番組本体のCM挿入の区切りを1つの番組ブロックとしたファイルとし、CM番組を1つのファイルとして扱う場合の動作処理方法を説明する。
図4に於いて、素材種別の欄は、その番組が収録素材なのか、それとも生番組でリアルタイム素材によるかをそれぞれ記号「S」、又は「R」で示している。これらの符号は、前記ステップs6での判定に用いられる。
番組時刻表は、数ヶ月前から準備、DS1に登録され、EDPSからの変更処理、又はオペレータによってタッチパネル8から入力される変更処理によって随時、修正変更される。番組時刻表が修正される毎にDS1は、この送出管理テーブルSTを同時に修正する。そして、送出管理テーブルSTをスケジュール管理装置2と送出マスターサーバ7とへ制御データ網CBを介して送信する。
送出マスターサーバ7では、制御データ網CBと通信IF部75とを介して受信した送出管理テーブルSTを、例えば、記憶部72のワークメモリエリヤ(図示せず。)に書き込み記憶する。制御処理部74は、同様に局内時計4から送信される時刻情報に従って動作する内部時計(図示せず。)と書き込んだ送出管理テーブルSTとを照合して所要の放送時刻に該当する識別ファイル名称のMXFファイル化素材を記憶部72から読み出し、再生部73で復号化して素材信号を送出する。
次に、編集スケジュールETの作成に係わる手順を説明する。DS1では、送出マスターサーバ7に素材信号を予めMXFファイル化して書き込み記憶する際の編集スケジュールデータとなる編集スケジュールETを作成する為に、登録された番組時刻表と送出管理テーブルSTとを参照して番組毎の素材(コンテンツ)の送出源(素材送出装置)を選定する。
図5は、編集管理テーブルETの一例で、図4に対応する素材の編集管理を何時、どの素材送出装置を用いるか等を表にしたもので、番組時刻表と送出管理テーブルSTに記載されたデータ、及び、それまでに入力された諸データが記入された編集管理テーブルETの初期設定版がDS1で最初に準備される。
収録素材の編集は、例えば、最小でも放送24時間前迄に終了するなど余裕を持って行われる。そして、その編集に用いる素材送出装置3a〜3nが選択され、例えば、VTR等に一度記録されている素材を読み出して編集されたファイルを送出マスターサーバ7に転送する作業が行われる。
DS1(又は、図示されないAMS)では、DS1を所定の手順で起動して番組時刻表と送出管理テーブルSTとをオペレータが参照し、オンエア24時間前までに番組編集をすませるよう編集管理テーブルETに使用機材や編集予定時間のデータを入力する。
例えば、「A社OO広告」については、放送時刻は、送出管理テーブルSTで「○年X月20日06:39:00」と記載されているのでオペレータは、それ以前の「○年W月10日」の「10:00:00〜10:10:00」にCMバンク(広告番組を蓄積しているサーバ等)で編集して「ACM#OOOO」のファイルが送出マスターサーバ7に転送蓄積される様、予定日時をタッチパネル8等から入力する。
元来、編集時刻は、例えば、放送時刻の10日前、またその番組の放送時間長の5倍の時間にするなどのデフォルト値が予め設定されている。そして、オペレータが上記の如く、編集時刻と、素材送出装置や、番組の素材のファイル名を必要に応じて変更修正することにより、編集時間はじめ編集項目が設定された編集管理テーブルTが作成される。
作成された編集管理テーブルETは、前述の様に、編集スケジュール情報として、制御データ網CBを介して、スケジュール制御装置2と送出マスターサーバ7とに送信される。スケジュール制御装置2は、受信した編集管理テーブルETと局内時計4とを参照し、10:00:00〜10:10:00の間、スイッチャ5を切り替える制御信号と、図1では表示されない素材送出装置であるCMバンク#Aから素材信号を出力して送出マスターサーバ7に転送するコマンド(例えば、「FW:ACM#OOOO」を制御データ網CBに出力する。
この、転送コマンドは、制御データ網CBを介してDS1でも受信され、DS1は、番号MD:ACM#OOOOに含まれるメタデータを制御データ網CBを介して送出マスターサーバ7に送信する。送出マスターサーバ7は、ACM#OOOOのメタデータの受信を完了し、ラッピング部71でバッファするとその受信応答信号、例えば、「ACK:ACM#OOOO」を制御データ網CBに出力する。
その応答信号を受信したスイッチャ5は、CMバンク#AとENC6とを接続し、CMバンク#Aは、素材のファイル「ACM#OOOO」を送出マスターサーバ7に送信する。送出マスターサーバ7は、バッファしたメタデータで受信する「ACM#OOOO」のファイルをラッピングし、記憶部72にMXF化ファイルとして書き込み記憶する。
これらのメタデータ中の各番組の放送開始、終了、即ち当該ファイルの送出、及び終了時刻は、MXFファイルのセグメンテーション・メタデータ部分に記載される。
また、「日本の自然」についても同様の手順で、10日前の「○年X月10日」の「9:00:00〜10:00:00」に編集され「NN#1」のMXFファイルが記憶部72に書き込み記憶される。ところが、この「日本の自然」では、ビデオサーバ#Aに記憶されている「NN#1」を、「VTR#1」に収録されている「NACAM1」の収録映像ファイルから編集する作業が必要である。
この場合、スケジュール制御装置2は、素材送出装置#2にも制御対象となる装置名が設定されて(書かれて)いるのを判読して、送出マスターサーバ7にファイルを送出する前の編集作業が必要であると判断する。そして、「NN#1」を送出マスターサーバ7に送出する前に、スイッチャ5を介して「VTR#1」とビデオサーバ#Aとを接続するコマンド(制御信号)を制御データ網CBに出力する。
オペレータは、「VTR#1」とビデオサーバ#Aとが接続されている間にVTR#1から出力される素材信号をモニタ等で監視しながら所要の編集を行い、ファイル「NN#1」を作成する。オペレータは、ファイル作成が終了するとタッチパネル8から、編集終了のコマンド、例えば、「EDFIN」を入力する。
コマンド「EDFIN」が制御データ網CBを介してスケジュール制御装置2で受信されると、スケジュール制御装置2は、転送コマンド「FW:NN#1」を制御データ網CBに出力する。それ以降の処理手順は、「A社OO広告」の場合と同様に送出マスターサーバ7にMXFファイル化されて蓄積される。以上の手順に従って通常の収録番組がファイル管理され、オンエアされる。
次に、ニュースやスポーツ中継の様なリアルタイム番組を放送する為の手順について説明する。
先ず、送出管理テーブルSTの作成時に、ニュース、スポーツ中継等の放送時間が、設定されると共に、その番組がリアルタイム素材番組であることが素材種別に「R」マークが設定される以外は収録番組と基本的に同じである。
DS1は、送出管理テーブルSTの作成に続いて編集管理テーブルETの作成を始める。
リアルタイム素材を扱う場合には、ダミーの素材ファイルが記憶部72に準備され、その記憶部72のファイルへリアルタイムデータを書き込み中に書き込未記録されたデータを直ちに読み出して再生出力する「追いかけ再生」を行う。即ち、見かけ上、収録素材と同様に送出マスターサーバ7からは送信機へ向けてファイルを読み出して再生した素材信号を出力する。
最初は、ダミーの小容量のファイルで有っても書き込み記録されるので番組終了時には、送出番組を保存するアーカイブサーバで保存される容量のファイルになる。
リアルタイム素材番組では、編集管理作成テーブルETの作成に引き続き、リアルタイム素材毎に準備されるダミーファイルに、番組タイトル等番組開始の映像ファイルが作成される。例えば、図4における午前7時に開始されるニュースで有れば、識別ファイル「MN07」の素材ファイルに対して「朝のニュース」のタイトル画面ファイルが例えば、素材送出装置300bのビデオサーバが予め準備される。
またDS1では、この朝の定時ニュースについて素材ファイル「MN07」に付加する放送時刻等のメタデータ「MD:MN07」が準備される。
定時ニュースであれば、定番のMXFファイル化素材7bとして、定型のメタデータ「MD:MN07」で「朝のニュース」のタイトル画面ファイルをラッピングしたMXFファイル化素材7bである「MN07」が記憶部72に記憶保存される。この様な定番のMXFファイル化素材7bの編集作成、書き込み蓄積は、予め余裕のあるタイミングに前述の収録番組のファイル作成と同様に、ビデオサーバがスイッチャ5を介して送出マスターサーバ7接続されて行われる。
そして、ニュース放送前の、例えば、30分前に、放送日時などカレンダ情報の他に、例えば、選挙などの重要ニュースが有れば「MD:MN07」に対して、そのニュース検索用のキーワードなどを加えたメタデータがオペレータによってタッチパネル8等からそのメタデータの上書きコマンドと共に入力される。
MXFファイル化素材7bの「MN07」に記入されているメタデータは、送出マスターサーバ7の記憶部72から一度MXFファイル化素材7bの「MN07」を読み出しタッチパネルで表示して、必要な項目を加除訂正すれば良い。
メタデータの記入要領は、先に述べたようにDS1でリスト化され、それに対応してフォーマティングしてあるので、該当する項目の修訂は容易である。また、送出マスターサーバ7が備える入出力部76のキーボード、ディスプレイ等を用いてメタデータを修訂しても良い。
以上の修訂により、定型で記憶部72に記憶されていたMXFファイル化素材7bの「MN07」がカレンダデータによってリネームされ、新たなMXFファイル化素材7mが例えば、「MN07@YYYY.MM.DD」として記憶部72に書き込み記憶され、放送開始に備えて待機する。
次に、ニュース開始直前(例えば、06:59:50)になると、図4、図5には記述されていないがスケジュール制御装置が制御データ網CBを介して送信したニュース開始のタイミング制御信号により、素材送出装置300nのスタジオカメラからカメラ映像信号が出力される。また、送出マスターサーバ7では、送出管理テーブルSTと内部タイマを照合していた制御処理部74が、MXFファイル化素材7mのMN07@YYYY.MM.DDの「朝のニュース」のタイトル画面データのファイルが読み出され、スチル状態で送出待機となる。
ニュース開始の07:00:00になると、送出マスターサーバ7は、再生出力モードになりタイトル画面が再生部73によって復号および送出開始され、2秒経過後、更に「追いかけ再生モード」に切り替わる。スイッチャ5は、素材信号の入力先を素材送出装置300nのスタジオカメラを入力する切替を行い、ENC6を介して送出マスターサーバ7へカメラ映像信号が入力される。
ラッピング部71では、入力されるカメラ映像信号を符号化し、その符号化された映像信号を上記の様に上書きされた「MD:MN07」のメタデータでラッピングしてMXFファイル化素材7mのMN07@YYYY.MM.DDを上書き記録する。記憶部72では、「追いかけ再生」モードになると、書き込み出力部721が、書き込まれたカメラ映像信号データを直ちに読み出して、内部バスBを介してか、又は、図示されない読み出し出力ラインによって接続された出力再生部73へ出力する。再生部73は、入力されたカメラ映像信号データを復号化し、送信機へ向けて出力する。
また、上記のニュース番組の動作説明の例では、タイトル画面が一度読み出されてダミーファイルとなって送出されているが、タイトル画面が用いられない場合は、放送開始時刻に直接スイッチャ5からENC6を介して素材信号が入力される様にしても良い。その場合は、タイトル画面のスチル表示待機の処理は不要である。
臨時ニュースや緊急の津波警報等の緊急放送する場合も、前述の様なタイトル画面が無い放送と同様にリアルタイムの映像信号が一度、ファイル化されてから出力される。
ダミーファイルは「MD:MN07」のメタデータでラッピングされるが、上書き用の空データは表示される映像データが無いまま一度記憶部72に書き込み記憶される。放送開始の時刻になると、リアルタイムの素材信号である例えば、カメラ映像信号が入力され、直ちに符号化されて映像データのファイルとして書き込みが開始されると共に追いかけ再生が開始される。
続いて、番組放送スケジュールの変更処理について説明する。送出管理テーブルSTは、DS1から、新たなに更新されたテーブルの内容で書き換え更新が行われる他、以下の様に送出マスターサーバ7で自動更新が行われる。
DS1からは、前述の如く編集管理テーブルETを作成する時に、MXFファイル化のラッピングに必要で記述されるメタデータが、MXFファイルの識別ファイル名称と、放送時刻(ファイルの送出時刻)と共に制御データ網CBを介して送出マスターサーバ7に送信される。また、放送予定が変更される場合、その変更内容に従って、放送時刻や、番組の素材、素材送出装置に係わるメタデータも修正されてDS1から送出マスターサーバ7へ送信される。
制御処理部74は、制御データ網CBを介して受信するメタデータ中に記載される送出時刻のメタデータを読み取って、そのメタデータが既に記憶している送出管理テーブルSTと照合、比較する。そして、記載された番組の素材のメタデータで、それに係わる変更された新しいデータで有れば、送出管理テーブルETをその内容を新しいデータで更新する。
更に、送出管理テーブルSTを更新せずに緊急時などにオペレータがタッチパネル8から所定の割り込みコマンドを入力して、オンエア中に送信番組を変更する場合もある。オンエア中に、制御処理部74が制御データ網CBを介して割り込みコマンドと、その割り込みで放送される素材ファイル名、放送時刻等のデータを受信した場合、制御処理部74は、その名称の素材のファイルを読み出して送出する制御をする。
又、受信して読みとった放送時刻に対応するメタデータの識別ファイル名称が送出管理テーブルSTに記載されていない場合、制御処理部74は、新たに挿入されて放送する緊急番組等の名称であると判定し、引き続いてスイッチャ5を介して入力されるその名称の素材のファイルを送出する追いかけ再生を実施する制御を行う。
図6は、緊急放送の送出時刻の設定管理手順を示すフローチャートである。
図6において、緊急放送を行う場合、オペレータは、タッチパネル8から、スケジュール制御装置2やスイッチャ5、スタジオカメラ等の素材送出装置3nを指定して制御するリアルタイムの素材信号を出力する準備を行う。そして素材送出装置等がスタンバイになった時点で所定の割込みコマンド(例えば、「IR」。)と共に緊急ニュースの識別ファイル名(例えば、「E―NEWS」)データなどをタッチパネル8から入力する。これらのコマンドと識別ファイル名データは、制御データ網CBを介してスケジュール制御装置2と送出マスターサーバ7とで受信される。
なお、緊急放送の場合、素材種別は、「R」のリアルタイム素材であることは言うまでもなく、種別入力をオペレータが行うか、素材名称がE―NEWSであれば、予め「R」の素材判別処理がスケジュール制御装置2および、送出マスターサーバ7で付与されても良い。
また、緊急放送開始までに時間的余裕が有れば、編集管理テーブルET作成時と同様の手順で放送開始時刻等をメタデータとして入力するが、時間が無い場合、開始時刻情報始め全てのメタデータを入力しなくて良い。開始時刻情報以外、書き込みが省略された項目のメタデータは、オペレータが後刻アーカイブ化する時点で当該緊急ニュースのファイルを記憶部72から読み出して所要の項目を追加記入する編集を行えば良い。
制御処理部74は、送出管理テーブルSTのスケジュールに従って予定のMXF化素材ファイルを送出する(図6のステップs100)制御中、制御データ網CB通信IF75を介して緊急放送の開始時刻情報が無い割り込みコマンドと、その緊急放送の名称の「E―NEWS」を受信した(ステップs101)とする。
制御処理部74は、局内時計4(又は、図示されない内部タイマ)を参照してコマンド受信時刻、例えば、「20:01:05」に僅かな時間を(例えば、1秒程度)遅らせた時刻、「20:01:06」を緊急放送開始時刻と設定すると共に、その緊急放送「E―NEWS」の放送開始時刻のメタデータとしてラッピング゛部71へ入力する(ステップs102)。この時、制御処理部74は、新たな割り込み解除のコマンドがタッチパネル等から入力されるまで次の番組の放送開始時刻を保留して緊急放送が中断されないようにする。
続いて緊急放送「E―NEWS」の放送開始時刻「20:01:06」になると、例えば、スイッチャ5で選択された中継車、スタジオカメラ等の素材信号がラッピング゛部71へ入力される(ステップs103)。
ラッピング゛部71では、メタデータ「20:01:06」で入力される素材信号をラッピングした「E―NEWS」のMXFファイルを作成し、記憶部72へ書込む(ステップs104)。そして、書き込み開始と共に書き込み出力部721が「追いかけ再生」を開始し、緊急放送再生部73から「E―NEWS」の素材信号が送信機へ向けて送出される(ステップs105)。
また、上記の主旨を逸脱しない範囲で構成や処理手順を変えたり組み合わせても本発明が、適用出来ることは言うまでも無い。例えば、送出マスターサーバを2台準備し、交互に一方を現用、他方を、アクティブスタンバイの予備用とし、予備用の送出マスターサーバとなっている時に、放送予定の素材を書き込み記憶する様にして、機材の使用効率を高めることが可能である。
以上述べた如く、本実施例の番組送出装置では、スイッチャ5がリアルタイムで切替動作をするのは、ニュースや緊急放送等のリアルタイム素材信号の送出開始と終了時点のみであって、収録番組を送出する場合は、送出マスターサーバ7が番組の素材信号の送出を制御するのでスイッチャ5および、スケジュール制御装置2での制御負荷を軽く済ませることが出来る。
本発明の実施例に係わる本発明の実施例に係わる番組送出システムの動作を説明する機能ブロック図。 送出マスターサーバ7の動作処理を説明する機能ブロック図。 本発明の実施例の番組送出システムの動作手順の概要を説明するフローチャート。 放送スケジュールを管理する送出管理テーブルの1例。 編集スケジュールを管理する編集管理テーブルの一例。 緊急ニュースの送出時刻の設定管理手順を示すフローチャート。 従来の番組送出システムの動作概念を説明する機能系統図。
符号の説明
1 データサーバ(DSと略す。)
2 スケジュール制御装置
3a〜3n1 素材送出装置
4 局内時計
5 スイッチャ
6 符号化装置(ENC)
7 送出マスターサーバ
71 ラッピング部
72 記憶部
721 書き込み出力部
73 再生部
74 制御処理部
75 通信IF部
76 入出力部
8 タッチパネル
9 多重装置
CB 制御データ網
B 内部バス

Claims (4)

  1. 放送局の番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して番組の素材の送出を制御する送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送信機に向けて送出する番組送出システムにおいて、
    番組の素材の送出制御データを伝送する制御データ伝送手段と、
    各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む前記番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信するデータサーバと、
    前記供給される番組送出情報に基づき、前記番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、前記番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させる前記送出制御データを、前記制御データ伝送手段を介して伝送することにより素材信号の送出制御を行う送出制御手段と、
    送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信し、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組種別の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータが空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルの空のデータ部分に前記受信する素材信号を符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出する送出サーバとを
    具備することを特徴とする番組送出システム。
  2. 放送局の番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して番組の素材の送出を制御する送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送信機に向けて送出する番組送出システムにおいて、
    番組の素材の送出制御データを伝送する制御データ伝送手段と、
    各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む前記番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信するデータサーバと、
    前記供給される番組送出情報に基づき、前記番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、前記番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させる前記送出制御データを、前記制御データ伝送手段を介して伝送することにより素材信号の送出制御を行う送出制御手段と、
    送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信し、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組種別の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータに、その番組の開始時にタイトル画面が所定の時間表示される符号化データと、それに続く空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルが読み出されて前記タイトル画面が出力された後、前記リアルタイム素材の素材信号を受信して前記空のデータ部分に符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出する前記送出サーバとを
    具備することを特徴とする番組送出システム。
  3. データサーバと、コマンド・データ入力手段と、複数の素材送出手段と、送出制御手段と、スイッチ手段と、制御データ伝送手段と、送出サーバとを備え、番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送出する番組送出システムの番組送出方法において、
    前記データサーバは、各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信し、
    前記送出制御手段は、受信する番組送出情報に基づき、番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させ、
    前記送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信する前記送出サーバは、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、
    前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、前記送出サーバでは、
    収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータが空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルの空のデータ部分に前記受信する素材信号を符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出する
    ことを特徴とする番組送出システムの番組送出方法。
  4. データサーバと、コマンド・データ入力手段と、複数の素材送出手段と、送出制御手段と、スイッチ手段と、制御データ伝送手段と、送出サーバとを備え、番組送出スケジュールに基づき、局内時計を参照して送出制御手段が、スイッチ手段と前記スイッチ手段に接続される複数の素材送出手段の接続先と前記素材送出手段の素材入出力タイミングとを制御してオンエアする番組毎の素材信号を前記素材信号送出手段から選択して取り出して送出する番組送出システムの番組送出方法において、
    前記データサーバは、各番組の放送時刻、前記番組の素材名とその番組種別及びその素材を扱う素材送出装置を指定するデータを含む番組送出情報を前記送出制御手段と送出サーバ手段とへ供給すると共に、前記各番組のメタデータを生成し、前記制御データ伝送手段を介して前記送出サーバ手段へ送信し、
    前記送出制御手段は、受信する番組送出情報に基づき、番組種別が収録素材を放送する場合、その放送開始の時刻までに前記送出サーバでの収録終了が可能なタイミングに、前記スイッチ手段を介して当該収録素材の素材信号をその素材送出手段から前記送出サーバに送信させ、番組種別がリアルタイム素材を放送する場合、その放送開始時刻にそのリアルタイム素材の素材送出手段からその素材信号を前記スイッチ手段を介して前記送出サーバに送信開始させ、
    前記送信された前記メタデータおよび前記素材信号を受信する前記送出サーバは、受信する前記素材信号を符号化データにしてその番組の素材信号に対応する前記メタデータによりラッピングしたMXFファイルとして内部の記憶手段に書き込み記憶すると共に、前記番組送出スケジュールと局内時計とを照合し、前記収録素材を放送する番組の場合、前記記憶手段から前記MXFファイルを読み出して、その番組所定の放送開始時刻に送信機へ向けて送出を開始し、前記番組がリアルタイム素材を送信する種別の場合、収録素材において符号化データ化され記憶された映像信号に相当するデータに、その番組の開始時にタイトル画面が所定の時間表示される符号化データとそれに続く空になったまま当該番組のメタデータでラッピングされたダミーのMXFファイルとが放送時刻に先駆けて前記記憶手段に記憶蓄積され、放送開始時刻になると、前記ダミーのMXFファイルが読み出されて前記タイトル画面が出力された後、前記リアルタイム素材の素材信号を受信して前記空のデータ部分に符号化データを書き込み記憶して直ちに読み出して送出することを特徴とする
    番組送出システムの番組送出方法
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