JP4672131B2 - 撮像装置および番組制作方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、番組を制作するためのオリジナル素材を取り込む撮像装置および番組制作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビジョン放送などにおける番組制作は、撮影カメラにより撮影した画像などのオリジナル素材をビデオテープ(ワークテープとする。)に収録し、そのオリジナル素材を編集することによって行われる。編集作業では、ワークテープに収録した素材をVHS規格の別のテープ(編集用テープとする。)にダビング(再収録)し、その編集用テープを再生しながら必要なカットを選び出し、それらのカットを順番につなぐことにより、一つの番組とする。
【0003】
ここで、一般に、オリジナル素材を編集する上では、撮影日時、撮影場所あるいは編集者のコメントといった属性情報が必要である。このような属性情報は、オリジナル素材の編集時には、いつでも参照できることが好ましい。従来は、このような属性情報は、ノートなどにメモされており、編集作業において編集テープなどに書き込まれるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法では、ノートの記載などに頼っていたため、必要なときに属性情報を正確に記録することができず、また、必要なときに属性情報を参照することもできないという問題があった。そのため、番組制作の高効率化の観点から、属性情報などを、正確且つ迅速に記録または参照できるようにすることが強く望まれていた。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オリジナル素材の属性情報などを、正確且つ迅速に記録または参照できる撮像装置および番組制作方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明による番組制作方法は、撮像装置において、少なくとも画像を含むオリジナル素材を取り込む撮像ステップと、オリジナル素材に含まれる画像に同期したフレーム属性情報を含む属性情報を、外部の遠隔操作装置から撮像装置に送信する情報送信ステップと、撮像装置において、情報送信ステップにより受信された属性情報を、撮像ステップにおけるオリジナル素材の取り込みと並行して、オリジナル素材を低解像度化した低解像度素材に付加記録する情報記録ステップと、情報記録ステップにおいて付加記録された属性情報に基づいてオリジナル素材を編集することにより、番組を作成する番組制作ステップとを含むことを特徴とするものである。
【0012】
本発明による番組制作方法では、外部の遠隔操作装置から送信された、オリジナル素材についての属性情報が記録され、その属性情報に基づいてオリジナル素材が編集され、番組が制作される。ここで、属性情報には、フレーム属性情報が含まれる。また、属性情報の記録は、撮像装置によるオリジナル画像の取り込みと並行して行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
[番組制作システム1の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置および番組制作方法が適用される番組制作システム1の基本構成を表すものである。この番組制作システム1は、放送局2(または番組制作会社)を中心として、テレビジョン放送における番組制作を行うものである。
【0016】
番組制作システム1は、まず、収録現場において画像および音声を取り込む取込装置11と、取込装置11が取り込んだ画像および音声を収録する記録・変換装置12とを備えている。ここで、取込装置11は、本発明における「撮像手段」の一具体例に対応し、記録・変換装置12は、本発明における「情報記録手段」および「情報出力手段」の一具体例に対応するものである。
【0017】
図2は、取込装置11の構成例を表すブロック図である。取込装置11は、CCD(Charge Coupling Device)などの撮像素子を備えた撮像部111と、マイクロフォンなどを備えた録音部112と、これらの制御を司る制御部113とを備えている。取込装置11の撮像部111および録音部112により取り込まれた画像および音声は、番組を制作するための素材となるものであり、オリジナル素材Mと呼ばれる。取込装置11の制御部113は、取得したオリジナル素材Mを、後述する記録・変換装置12に送信するようになっている。
【0018】
取込装置11には、さらに、取込装置11の操作者(カメラマン)によって操作されるREC(Recording)ボタン114,GS(Good Shot)ボタン115,Tele(Telephoto)ボタン116およびWide(ワイド)ボタン117が設けられている。RECボタン114は、カメラマンが画像および音声の取り込みを開始する際に操作するものである。RECボタン114が押されると、制御部113は、撮像部111および録音部112による画像および音声の取り込みを開始するようになっている。GSボタン115は、カメラマンが、撮影中のカットを「良好」と判断した場合に操作するものである。Teleボタン116およびWideボタン117は、取込装置11の撮像レンズ(図示せず)の焦点位置を可変するためのものであり、より遠方に焦点位置を合わせるときにはTeleボタン116を操作し、より近傍に焦点位置を合わせるときにはWideボタン117を操作する。その他の操作ボタンについては、図示および説明を省略する。制御部113は、RECボタン114,GSボタン115,Teleボタン116およびWideボタン117のいずれかが操作されると、そのボタンが操作されたことを表す操作信号B(BREC,BGS,BTele,BWide)を記録・変換装置12に送信するようになっている。
【0019】
図3は、記録・変換装置12の構成例を表すブロック図である。記録・変換装置12は、取込装置11から出力されたオリジナル素材Mをビデオテープ13に収録するVTR(ビデオテープレコーダ)部121を有している。なお、オリジナル素材Mを記録するのに十分な容量を有するものであれば、ビデオテープ13以外の媒体を用いても良い。
【0020】
記録・変換装置12は、さらに、取込装置11から出力されたオリジナル素材Mを低解像度化するエンコーダ122を有している。このエンコーダ122により低解像度化された素材を、低解像度素材Lと呼ぶ。具体的には、低解像度素材Lの解像度が、オリジナル素材Mの解像度に比べ、約10分の1になっていることが好ましい。
【0021】
記録・変換装置12は、さらに、エンコーダ122により生成された低解像度素材Lを外部に送信する送信部123と、外部からの情報を受信する受信部124と、この受信部124により受信した情報に基づいて低解像度素材Lに情報を書き込む制御を行う制御部125とを有している。これら送信部123および受信部124は、本発明における「送信手段」および「受信手段」の一具体例にそれぞれ対応する。
【0022】
送信部123は、無線通信あるいは携帯電話回線を通じて、後述する遠隔操作装置15に低解像度素材Lを送信するようになっている。これにより、遠隔操作装置15を操作する編集者(番組のディレクタなど)は、遠隔から、低解像度素材Lを参照し加工することが可能になる。また、遠隔操作装置15から送信された編集信号Eは、無線通信あるいは携帯電話回線を通じて、受信部124により受信される。
【0023】
制御部125は、例えばコンピュータからなり、受信部124から編集信号Eが入力され、かつ、取込装置11から(RECボタン114などが操作されたことを表す)操作信号Bが入力されるようになっている。この制御部125は、これら編集信号Eおよび操作信号Bに基づいてエンコーダ122を制御し、低解像度素材Lに、メタデータと呼ばれる情報を書き込まむようになっている。
【0024】
図4および図5は、オリジナル素材Mおよび低解像度素材Lの構成例をそれぞれ模式的に表すものである。図4に示したように、オリジナル素材Mは、連続したフレーム(コマ)M1,M2,M3...と、各フレームM1,M2...の位置情報を表すタイムコードT1,T2...とを有している。なお、各フレームM1,M2...には、画像および音声が含まれている。また、オリジナル素材Mの先頭には、そのオリジナル素材Mを表す識別番号IDが設けられている。
【0025】
一方、図5に示したように、低解像度素材Lは、オリジナル素材Mの各フレームM1,M2...をそれぞれ低解像度化したフレームL1,L2...と、各フレームL1,L2...の位置情報を表すタイムコードT1,T2...とを有している。さらに、低解像度素材Lの先頭には、オリジナル素材Mとの対応関係を表す識別番号IDが設けられている。
【0026】
図6は、メタデータの例を表すものである。メタデータには、取込装置11のRECボタン114,GSボタン115,Teleボタン116およびWideボタン117などが操作されたことをそれぞれ表すRECマーク,GSマーク,TeleマークおよびWideマークがある。さらに、メタデータには、後述する遠隔操作装置15により選択されたカットを表すOKテークマーク(INマークおよびOUTマーク)がある。これらは、オリジナル素材Mに含まれる画像(各フレーム)に同期したデータであり、本発明における「フレーム属性情報」の一具体例に対応する。フレーム属性情報は、低解像度素材Lにおける対応するフレームに書き込まれる。
【0027】
また、メタデータには、撮影日時、撮影者の氏名、撮影場所、編集者名、番組名、発注元およびコメントなど、オリジナル素材Mの全体に対応付けられたデータも含まれており、これらは、本発明における「素材属性情報」の一具体例に対応する。素材属性情報は、低解像度素材Lの先頭などに書き込まれる。
【0028】
図6に示したこれらのメタデータは、本発明における「属性情報」の一具体例に対応し、メタデータと低解像度素材Lとを合わせたものが、本発明における「付属情報」の一具体例に対応する。なお、メタデータのうち、RECマーク,GSマーク,TeleマークおよびWideマークは、取込装置11の動作に連動して作成されるデータである。一方、OKテークマーク、撮影日時、撮影者名などは、遠隔操作装置15から送信されるデータである。
【0029】
図1に示したように、番組制作システム1は、さらに、低解像度素材Lを記録するための記憶装置14と、記録・変換装置12および記憶装置14を遠隔から操作するための遠隔操作装置15とを備えている。
【0030】
図7は、記憶装置14の構成例を表すブロック図である。記憶装置14は、記録・変換装置12から出力された低解像度素材Lを保存するための記録媒体141を有している。低解像度素材Lのデータ容量は比較的小さいため、記録媒体141としては、例えば、PC(Personal Computer)カード、メモリカードあるいはフロッピーディスクなどを用いることができる。
【0031】
記憶装置14は、さらに、記録媒体141に記憶された低解像度素材Lを外部に送信する送信部142と、外部からの情報を受信する受信部143と、この受信部143により受信した情報に基づいて記録媒体141に記憶された低解像度素材Lに情報を書き込む制御を行う制御部145とを備えている。
【0032】
送信部142は、無線通信あるいは携帯電話回線を通じて、遠隔操作装置15に低解像度素材Lを送信するようになっている、また、受信部143は、無線通信あるいは携帯電話回線を通じて、遠隔操作装置15から送信された編集信号Eを受信するようになっている。制御部145は、例えばコンピュータよりなり、受信部143により受信した編集信号Eに基づいて、記憶媒体141に記憶された低解像度素材Lに、上述したメタデータを書き込むようになっている。
【0033】
記憶装置14は、さらに、無線通信あるいは携帯電話回線を通じて、放送局2にも低解像度素材Lを送信するようになっている。後述するように、放送局2では、記憶装置14から送信された低解像度素材Lをサーバ24に保存する。放送局2内では、必要に応じて、後述する制御装置22などにより低解像度素材Lにメタデータを書き込んでもよい。
【0034】
なお、これら取込装置11,記録・変換装置12および記憶装置14は、本発明における「撮像装置」の一具体例に対応するものである。これら取込装置11,記録・変換装置12および記憶装置14は、一体となって撮影カメラ10を構成していることが好ましい。また、記録・変換装置12および記憶装置14の機能を持たせたユニットを設け、このユニットを市販の撮影カメラに取り付けるようにしてもよい。
【0035】
図8は、遠隔操作装置15の構成例を表すブロック図である。遠隔操作装置15は、放送局2の外部にいる編集者によって主に操作されるものである。編集者は、収録現場のカメラマンの傍で遠隔操作装置15を操作してもよいし、収録現場から離れた場所(例えば中継車の中)で遠隔操作装置15を操作してもよい。
【0036】
遠隔操作装置15は、操作ボタンを備えた操作部151と、液晶ディスプレイなどを備えた表示部152と、外部との通信を行うための通信部153と、これらの制御を司る制御部155とを備えている。通信部153は、無線通信または携帯電話回線を通じて、記録・変換装置12または記憶装置14から低解像度素材Lを受信できるようになっている。制御部155は、記録・変換装置12または記憶装置14から受信した低解像度素材Lを、表示部152に表示するようになっている。これにより、編集者は、表示部152に表示された低解像度素材Lを見ながら操作部151を操作できるようになる。
【0037】
図9は、図8に示した遠隔操作装置15の操作部151の具体的な外形形状の一例を表すものである。操作部151は、INボタン151AおよびOUTボタン151Bを有している。このINボタン151AおよびOUTボタン151Bは、低解像度素材Lのうち、編集者が選択しようとするカットの始まりおよび終わりをそれぞれ特定するためのものである。編集者がINボタン151AおよびOUTボタン151Bによりカットを特定すると、制御部155は、記録・変換装置12または記憶装置14に編集信号Eを送信し、記録・変換装置12または記憶装置14において、低解像度素材Lに上述したINマークおよびOUTマークがそれぞれ施される。
【0038】
図10および図11は、遠隔操作装置15の表示部152における表示例を表すものある。図10に示したように、表示部152には、低解像度素材Lにおいて、RECマークに対応するフレームの画像と、そのタイムコードとが対応付けられて一括表示されるようになっている。これにより、取込装置11による画像・音声の取り込みが開始されたときの画像を一目で把握することができる。また、図11に示したように、表示部152には、INマークに対応するフレームの画像と、OUTマークに対応するフレームの画像と、それらに対応するタイムコードとが対応付けられて一括表示される。これにより、編集者によって選択された(あるいは選択中の)カットを一目で把握することができる。遠隔操作装置15は、同様に、GSマークに対応するフレームの画像と、そのタイムコードとを一括して表示することもできるようになっている。
【0039】
ここで、遠隔操作装置15からの編集信号E(または取込装置11からの操作信号B)に基づき、記録・変換装置12において低解像度素材Lにメタデータを書き込むことを、「リアルタイム加工」という。一方、遠隔操作装置15からの編集信号Eに基づいて、記憶装置14において低解像度素材Lにメタデータを書き込むことを、「記憶後加工」という。
【0040】
なお、図1に示したように、放送局2内には、遠隔操作装置15と同様の操作を行うための操作装置25が設けられている。操作装置25は、遠隔操作装置15と同等の機能を有しており、放送局2内に設けられた通信装置21と遠隔操作装置15を経由し、無線通信または携帯電話回線を通じて、記録・変換装置12または記憶装置14に情報を送信できるようになっている。
【0041】
次に、放送局2内の設備について説明する。図1に示したように、放送局2には、無線通信または携帯電話回線を通じて記憶装置14および遠隔操作装置15との通信を行う通信装置21と、ビデオテープ13に収録されたオリジナル素材の編集を行うための編集装置23と、編集装置23を制御する制御装置22と、編集装置23の出力を蓄積するサーバ24とを備えている。通信装置21は、記憶装置14から送信された低解像度素材Lを受信し、制御部22などに出力するようになっている。制御部22は、例えばコンピュータからなっており、通信装置21から送られた低解像度素材Lに基づいて、編集装置23を制御するようになっている。
【0042】
編集装置23は、収録現場から放送局2まで運ばれてきたビデオテープ13を、制御装置22からの指示に従って再生するものである。この編集装置23としては、一般のVTR装置などを用いることができる。制御装置22は、記憶装置14から送信された低解像度素材Lに書き込まれたINマークおよびOUTマークを検出したのち、タイムコードを基準として、オリジナル素材Mにおいて、INマークおよびOUTマークにより選択されたカットに対応する部分を再生し、サーバ24に出力するようになっている。これにより、オリジナル素材Mのうち、編集者が遠隔操作装置15を用いて選択したカットに対応する部分だけが、サーバ24に出力される。
【0043】
サーバ24は、例えば磁気ディスク装置や光ディスク装置などであり、オリジナル素材Mのうち編集装置23から出力された部分を蓄積するようになっている。例えば100本のビデオテープ13について、編集装置23による再生作業が完了すると、サーバ24には、例えば60分の番組に相当するオリジナル素材Mが蓄積され、一つの番組として合成される。
【0044】
なお、このサーバ24には、オリジナル素材Mの他に、通信装置21から送られた低解像度素材Lも蓄積されており、必要なときに低解像度素材Lを取り出すことができるようになっている。
【0045】
なお、制御装置22は、必要に応じて、低解像度素材Lの編集(あるいは再編集)を行うこともできるようになっている。この場合、制御装置22の表示部において、図10および図11に示したように、画像・音声の取り込みを開始したときの画像や、編集者が選択したカットなどが表示されることが好ましい。
【0046】
放送局2には、さらに、サーバ24において合成された番組を、テレビジョン放送として送出するための送出装置26が設けられている。この送出装置26は、一般の送出装置と同様の構成を有しているので、説明は省略する。
【0047】
放送局2には、さらに、サーバ24に蓄積された低解像度素材Lを用いて番組のシミュレーションを行うシミュレーション装置27が設けられている。シミュレーション装置27は、サーバ24に記憶された低解像度素材Lのうち、INマークおよびOUTマークにより選択されたカットのみによりシミュレーション用番組を作成し、図示しない表示部に表示するようになっている。ここで作成されたシミュレーション用番組は、低解像度素材Lを用いているため、オリジナル素材Mからなる番組に比べて画質や温質は低下するが、放送前に編集ミスを発見する上では有用である。
【0048】
放送局2には、さらに、シミュレーション装置27により作成されたシミュレーション用番組を、インターネットを介して配信する配信装置28が設けられている。インターネットでは、テレビジョン送信に比べて伝送容量が小さく、テレビジョン放送ほど高画質や高音質が要求されていないため、インターネット配信には、低解像度素材Lよりなる番組が適しているためである。
【0049】
[番組制作システム1の作用]
次に、本実施の形態における番組制作システム1の作用について、図12の流れ図を参照して説明する。なお、図12は、あくまでも各手順の相互の関係を表すものであって、時間的な前後を表すものではない。ここでは、カメラマンが、撮影カメラ10(取込装置11、記録・変換装置12および記憶装置14を含む)を持って収録現場に向かい、編集者は、例えば中継車内において、遠隔操作装置15の表示部152を見ているものとする。
【0050】
カメラマンが撮影カメラ10を用いて撮影を開始すると、取込装置11の撮像部111および録音部112が画像および音声の取り込みを開始する(S10)。取込装置11の制御部113は、撮像部111および録音部112によって取り込んだ画像および音声を含むオリジナル素材Mを、記録・変換装置12に出力する。
【0051】
記録・変換装置12では、取込装置11から出力されたオリジナル素材Mを、VTR部121においてビデオテープ13に収録する(S12)。
【0052】
記録・変換装置12では、さらに、エンコーダ122が、オリジナル素材Mに基づいて低解像度素材Lを生成する(S14)。エンコーダ122によって生成された低解像度素材Lは、記憶装置14に出力される。さらに、この低解像度素材Lは、送信部123から、無線通信または携帯電話回線を通じて、遠隔操作装置15にも送信される。
【0053】
記録・変換装置12の制御部125は、必要に応じて、取込装置11からの操作信号Bおよび遠隔操作装置15からの編集信号Eに基づいて低解像度素材Lにメタデータを書き込むリアルタイム加工を行う(S16)。
【0054】
例えば、画像および音声の取り込みを開始するためにカメラマンがRECボタン114を押すと、取込装置11の制御部113は、RECボタン114が押されたことを表す操作信号BRECを記録・変換装置12に送信する。記録・変換装置12では、取込装置11から操作信号BRECを入力されると、その時点で低解像度化処理中のフレーム(例えばフレームL1)にRECマークを書き込む。また、例えば、カメラマンがGSボタン115を押すと、取込装置11の制御部113は、GSボタン115が操作されたことを表す操作信号BGSを記録・変換装置12に送信する。記録・変換装置12では、取込装置11から操作信号BGSが入力されると、その時点で低解像度処理中のフレーム(例えばフレームL3)にGSマークを書き込む。
【0055】
また、編集者が、遠隔操作装置15のINボタン151AおよびOUTボタン151Bを操作してカットを選択すると、遠隔操作装置15の制御部155は、記録・変換装置12に向けて編集信号Eを送信する。この場合、編集信号Eには、INボタン151Aが押されたことを表す信号と、INボタン151Aが押されたときのタイムコードと、OUTボタン151Bが押されたことを表す信号と、OUTボタン151Bが押されたときのタイムコードとが含まれている。記録・変換装置12では、受信部124により編集信号Eを受信すると共に、制御部125が低解像度素材LにINマークとOUTマークとを付加する制御を行う。例えば、図5の例では、低解像度素材LのフレームL2にINマークが付加され、フレームL10にOUTマークが付加される。これにより、編集者が、低解像度素材LのフレームL2からL10までのカットを選択したこととなる。
【0056】
なお、編集者が放送局2の中にいる場合には、操作装置25を用いて、遠隔操作装置15と同様のリアルタイム加工を行うことができる。この場合、記録・変換装置12と操作装置25との通信は、放送局2の通信装置21および遠隔操作装置15を介して行われる。
【0057】
記憶装置14では、記録・変換装置12から入力された低解像度素材Lを記録媒体141に記録する(S18)。さらに、記憶装置14は、送信部142を介して、記録媒体141に記憶された低解像度素材Lを、遠隔制御装置15および放送局2に送信する。なお、これらステップS10からS16までの処理は、ほぼ同時に行われることが好ましい。
【0058】
記憶装置14の制御部145は、必要に応じて、遠隔操作装置15からの編集信号Eに基づいて低解像度素材Lにメタデータを書き込む記憶後加工を行う(S20)。
【0059】
すなわち、遠隔操作装置15では、記憶装置14から送信された低解像度素材Lを通信部153で受信し、表示部152に表示する。編集者は、遠隔操作装置15の表示部152を見ながらINボタン151AおよびOUTボタン151Bを操作して、必要なカットを選択する。遠隔操作装置15の制御部155は、記憶装置14に向けて、上述したように編集信号Eを送信する。これにより、記録・変換装置12では、受信部124により編集信号Eを受信すると共に、制御部125が低解像度素材LにINマークとOUTマークとを付加する制御を行う。
【0060】
なお、編集者が放送局2の中にいる場合には、操作装置25を用いて、遠隔操作装置15と同様の記憶後加工を行うことができる。
【0061】
オリジナル素材Mを収録したビデオテープ13は、自動車やヘリコプターにより放送局2まで搬送される。一方、低解像度素材Lは、記憶装置14から無線通信や携帯電話回線を通じて、放送局2の通信装置21に受信されており、その加工も完了している。そのため、ビデオテープ13が放送局2に到着すると、直ちに、オリジナル素材の編集が開始される(S22)。
【0062】
オリジナル素材の編集を行う際には、まず、ビデオテープ13が、編集装置23に装填される。制御装置22は、ビデオテープ13の識別番号と、低解像度素材Lの識別番号とを対照したのち、その低解像度素材Lに従って、編集装置23を制御する。すなわち、タイムコードを参照して、オリジナル素材Mの中の、低解像度素材LのINマークおよびOUTマークに対応する部分を再生し、サーバ24に出力する。なお、このような方法の代わりに、オリジナル素材Mをビデオテープ13からディスク状の記録媒体にダビングしてから編集を行う「ノンリニア編集」を行ってもよい。
【0063】
1時間の番組を作成するには、一般に約200本のビデオテープ13が用いられるが、編集装置23で再生されるのは、約200本のビデオテープ13に収録されたオリジナル素材Mのうち、編集者が選択した部分(すなわち、低解像度素材LのINマークとOUTマークとの間の部分に対応する部分)のみである。
【0064】
編集装置23において、制御装置22の指示に基づくオリジナル素材Mの再生作業を完了すると、サーバ24には、1時間分の番組を構成する編集済みのオリジナル素材Mが蓄積される。これにより、番組の制作が完了する。
【0065】
ここで、完成された番組をテレビジョン放送として放送する前に、予め、低解像度素材Lを用いたシミュレーションが行われる(S26)。すなわち、放送局2に設けられたシミュレーション装置27は、サーバ24に記録された低解像度素材Lにおいて、INマークとOUTマークにより選択されたカットのみからなるシミュレーション用の番組(低解像度の番組)を制作する。このシミュレーション装置27により制作されたシミュレーション用の番組を利用することにより、編集上のミスの有無などを放送前にチェックすることが可能になる。
【0066】
そののち、送出装置26が、サーバ24に記録された番組をテレビジョン放送として放送する(S28)。シミュレーション番組を利用した編集ミスのチェックが事前に行われているため、実際に放送される番組の質の向上が図られる。
【0067】
番組をテレビジョン放送として放送したのち、配信装置28が、インターネットなどの電気通信回線を通じて、低解像度素材Lよりなる番組を配信する。これは、インターネットの伝送容量がテレビジョン通信網よりも制限されているためである。既に存在するシミュレーション用番組をそのまま利用できるため、配信用の番組を改めて制作する必要がない。従って、テレビジョン放送のあとすぐに、あるいは、テレビジョン放送よりも前に、インターネットなどを通じて迅速に番組を配信することができる。
【0068】
[実施の形態の効果]
以上説明したように、本実施の形態によれば、記録・変換装置12において、遠隔操作装置15から送信されたメタデータ、および、取込装置11の動作に連動して作成されたメタデータを記録する(低解像度素材Lに書き込む)ようにしたので、編集者などが、必要なときに必要なメタデータを記録することが可能になる。これにより、様々なメタデータを正確に記録することができ、編集に利用できるようになり、従って、番組制作の高効率化が図られる。
【0069】
また、記録・変換装置12が付属情報(低解像度素材Lおよびメタデータ)を送信するようにしたので、編集者などが必要なときに必要な付属情報を参照することが可能になる。これにより、番組制作の高効率化が図られる。
【0070】
さらに、記録・変換装置12から通信網(無線通信回線や携帯電話回線)を通じて付属情報を送信するようにしたので、遠隔地にいても、例えば遠隔操作装置15を介して、付属情報を参照できる。加えて、記録・変換装置12に、通信回線網を通じてメタデータを記録できるようにしたので、離れた場所から、遠隔操作装置15を介してメタデータの記録を行うことができる。
【0071】
さらに、メタデータが、素材属性情報(撮影日時、撮影者名など)と、フレーム属性情報(GSマーク、OKテークマークなど)を含むようにしたので、多面的な情報の利用により番組制作の効率を向上できる。
【0072】
加えて、低解像度素材Lを利用してオリジナル素材Mの編集を行うようにしたので、オリジナル素材Mを収録したビデオテープをさらに編集用テープにダビング(再収録)して編集を行う従来の方法と比較して、膨大なダビング作業が省略され、従って編集作業を大幅に短縮することができる。これにより、より迅速な編集が可能になる。
【0073】
さらに、低解像度素材はデータ量が少ないため、無線通信や形態電話回線などを経由した送信が可能であり、収録現場から放送局まで容易に送信される。これにより、オリジナル素材Mを収録したビデオテープが放送局に運ばれる前に、低解像度素材Lを用いた編集が行われ、より迅速な編集が可能になる。
【0074】
以上、上記実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、上記の実施の形態では、記録・変換装置12,記憶装置14および遠隔操作装置15は、無線通信または携帯電話回線を通じて通信を行うようになっているが、例えばインターネットなどの電気通信回線を用いて通信を行うようにしてもよい。
【0075】
また、オリジナル素材に含まれる画像データは、撮像部11によって取り込まれた画像に限られず、例えばコンピュータグラフィックによって形成された画像でもよい。同様に、オリジナル素材に含まれる音声データは、録音部12によって取り込まれた音声に限られず、例えばコンピュータによって生成された音声であってもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の番組制作方法によれば、外部から送信されたフレーム属性情報を含む属性情報を記録するようにしたので、必要なときに、必要な属性情報を正確に記録することが可能になる。これにより、様々な属性情報を、有効に編集に利用することが可能になり、番組制作の高効率化が図られる。
【0077】
特に、通信網を通じて属性情報を受信する受信手段を設けるようにしたので、離れた場所から属性情報を記録することも可能になる。
【0078】
さらに、撮像手段によるオリジナル素材の取り込みと並行して属性情報の記録が行われるようにしたので、属性情報をリアルタイムで記録することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る番組制作システムの基本構成を表すブロック図である。
【図2】図1に示した番組制作システムにおける撮像装置の構成例を表すブロック図である。
【図3】図1に示した番組制作システムにおける記録・変換装置の構成例を表すブロック図である。
【図4】図1に示した番組制作システムにおけるオリジナル素材の構成を制御装置の表す図である。
【図5】図1に示した番組制作システムにおける低解像度素材の構成を表す図である。
【図6】図1に示した番組制作システムにおけるメタデータの例を表す図である。
【図7】図1に示した番組制作システムにおける記憶装置の構成例を表すブロック図である。
【図8】図1に示した番組制作システムにおける遠隔操作装置の構成例を表すブロック図である。
【図9】図8に示した遠隔操作装置における操作部の構成例を表す正面図である。
【図10】図1に示した番組制作システムの制御装置の表示部における表示例を表す図である。
【図11】図1に示した番組制作システムの制御装置の表示部における表示例を表す図である。
【図12】図1に示した番組制作システムの作用を表す流れ図である。
【符号の説明】
1…番組制作システム、11…撮像装置、111…撮像部、112…録音部、12…記録・変換装置、122…エンコーダ、13…ビデオテープ、14…記憶装置、141…記憶媒体、15…遠隔操作装置、151…操作装置、152…表示装置、21…通信装置、22…制御装置、23…編集装置、24…サーバ、25…操作装置、26…送出装置、27…シミュレーション装置、28…配信装置。
Claims (1)
- 撮像装置において、少なくとも画像を含むオリジナル素材を取り込む撮像ステップと、
前記オリジナル素材に含まれる画像に同期したフレーム属性情報を含む属性情報を、外部の遠隔操作装置から前記撮像装置に送信する情報送信ステップと、
前記撮像装置において、前記情報送信ステップにより受信された前記属性情報を、前記撮像ステップにおける前記オリジナル素材の取り込みと並行して、前記オリジナル素材を低解像度化した低解像度素材に付加記録する情報記録ステップと、
前記情報記録ステップにおいて付加記録された前記属性情報に基づいて前記オリジナル素材を編集することにより、番組を作成する番組制作ステップと
を含む番組制作方法。
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