JP2009100316A - 撮影装置 - Google Patents

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博俊 山本
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弘 大澤
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Abstract

【課題】重要シーンの撮り逃しを防ぐために動画などの連続撮影中に撮影者が選択した重要シーンをマークしていき、撮影終了と同時にその重要シーンを即座に再生確認することができるとともに、選択範囲の修正を容易に行うことができる撮影装置及び撮影方法を提供する。
【解決手段】動画及び/又は静止画を撮影可能な撮像部と、ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部と、撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するための記録部と、制御部とからなり、制御部は、撮像部を連続撮影状態に制御する連続制御手段と、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように記録部を制御する領域指定情報付加制御手段とを有する撮影装置を提供する。また、かかる撮影装置を利用した撮影方法を提供する。
【選択図】図1B

Description

本発明は、撮影装置に関し、特に、連続撮影領域の一部に領域指定情報を付加するように制御する手段を有する撮影装置に関する。
撮影機能付きの携帯電話端末の普及などに伴い、これら携帯端末などで動画などを手軽に撮影する機会が増えている。その際、重要シーンの撮り逃しを防ぐための技術として、例えば、携帯端末などで録画可能な動画の長さを長くするために、携帯端末にて連続録画した動画を移動体通信網などを介して端末と接続されたサーバに直接保存する方法が知られている(特許文献1参照)。また、連続録画の際に、一定期間ごとに記録した抄録を作成し、後の編集作業に役立てる方法も知られている(特許文献2参照)。
特開2005‐229547号公報 特開平10‐013773号公報
しかし、携帯端末で連続録画した動画を移動体通信網などを介して端末と接続されたサーバに直接保存する方法の場合、重要シーンの撮り逃しは防げるものの、重要シーンだけを選択して再生するために後刻の編集作業が必須となり、長時間の記録になるほど編集作業に手間取るという問題があった。また、連続録画の際に一定期間ごとに記録した抄録を作成する方法にあっても、この抄録は重要シーンとは無関係に一定期間ごとに作成されるため、やはり重要シーンだけを選択して再生するために後刻の編集作業が必須となることに変わりはなく、編集作業の煩雑さを解消することはできなかった。また、どちらの方法においても、録画した動画中のどこが重要シーンであるかは、重要シーンにマーキングを行うなどにより客観的に示されているわけではなく、編集者が録画を再生しながら適宜選択されることになるため、撮影者以外の視聴者が撮影者の意図に沿って重要シーンを選択して編集することは極めて困難であった。
そこで、本発明の解決すべき課題は、重要シーンの撮り逃しを防ぐために動画などの連続撮影中に撮影者が選択した重要シーンをマークしていき、撮影終了と同時にその重要シーンを即座に再生確認することができるとともに、選択範囲の修正を容易に行うことができる撮影装置及び撮影方法を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明のうち、第一の発明は、動画及び/又は静止画を撮影可能な撮像部と、ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部と、撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するための記録部と、制御部とからなり、制御部は、撮像部を連続撮影状態に制御する連続制御手段と、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように記録部を制御する領域指定情報付加制御手段とを有する撮影装置を提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎とし、制御部は、入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御する編集手段を有する撮影装置を提供する。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明を基礎とし、入力部は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する撮影装置を提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎とし、連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、前記連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するための表示部をさらに有する撮影装置を提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎とし、撮像部にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する映像送信部をさらに有する撮影装置を提供する。
また、第六の発明は、第一から第五のいずれか一の発明の撮影装置を有する携帯端末装置を提供する。
また、第七の発明は、第一の発明の撮影装置であって、前記記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成された撮影装置を有する携帯端末装置を提供する。
また、第八の発明は、撮影状態を連続撮影状態に制御して動画及び/又は静止画を撮影する連続撮影ステップと、連続撮影ステップで撮影した画像の全部又は一部を記録する記録ステップと、ユーザからの制御命令を受け付ける入力ステップと、入力ステップにおける入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する領域指定情報付加制御ステップとを有する撮影方法を提供する。
本発明により、重要シーンの撮り逃しを防ぐために動画などの連続撮影中に撮影者が選択した重要シーンをマークしていき、撮影終了と同時にその重要シーンを即座に再生確認することができるとともに、選択範囲の修正を容易に行うことができる撮影装置及び撮影方法を提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項6、請求項7、請求項8などに関し、実施例2は主に請求項2などに関し、実施例3は主に請求項3などに関し、実施例4は主に請求項4などに関し、実施例5は主に請求項5などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例の撮影装置は、動画などの連続撮影を行うとともに、ユーザからの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する機能を備える撮影装置である。
図1A及び図1Bは、本実施例の撮影装置の概要の一例を示す概念図である。ここでは、撮影装置は携帯電話機0100であり、サッカーの試合を観戦中にゴールシーンなどの重要シーンを記録するために試合の様子を連続録画する場合の例で説明する。まず図1A(a)に示すように、撮影者は、重要シーンの撮り逃しを防ぐため、例えば試合開始と同時に携帯電話の録画ボタン0101を押下する。これにより、携帯電話機が連続録画を開始する。次に、(b)に示すように、重要シーン(ここではゴールシーン)が出現した場合、その都度撮影者は携帯電話の部分領域の指定のためのボタン0102(以下「ワンショットボタン」という)を押下する。これにより、ワンショットボタンの押下に応じて連続的に録画中の映像に静止画又は動画を特定するマーキングがなされる。次に、(c)に示すように、試合終了などによりもはや重要シーンが出現する可能性がなくなったため撮影者が録画を終了させるためのボタン(本図では録画ボタン0101を共通して使用)を押下すると、携帯電話機は連続録画を終了する。
そして、図1Bに示すように、録画終了後に、撮影者などが、マーキングされた映像を再生するためのボタン(本図ではワンショットボタン0102を共通して使用)を押下すると、当該映像が携帯電話機0100のディスプレイ0103に再生される(なお、ワンショットボタンの左上に見えているボタン0101が録画ボタンである)。このようにして、撮影者は、録画した映像に何らの編集を行うことなく、撮影中に選択した重要シーンを即座に再生して確認することができる。また、このように重要シーンが撮影者によって撮影中に選択されているため、撮影者以外の者でも、同じように撮影者が選択した重要シーンを即座に再生して確認することができる。
なお、以上の例では、ワンショットボタンの押下に応じて映像に直接静止画又は動画を特定するマーキングがなされる場合で説明したが、本発明における部分領域の指定は、このような方法によるほかに、ワンショットボタンの押下によって指定された領域をメタ情報として付加するようにしてもよい。
<構成>
(撮影装置)
図2は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、「撮影装置」0200は、「撮像部」0210と、「入力部」0220と、「記録部」0230と、「制御部」0240とからなる。また、「制御部」は、「連続制御手段」0241と、「領域指定情報付加制御手段」0242とを有する。
「撮影装置」は、上の各機能を有するものであればよく、様々な機器が撮影装置として利用可能である。例えば、上述の携帯電話機のほか、携帯ビデオカメラ、デジタルカメラなどが考えられる。また、機能の一部を他の機器と分掌してもよく、例えば、携帯電話機とパソコン、HDDレコーダ、フォトストレージなどを組み合わせたものであってもよい。
図3は、以上のような撮影装置として用いられる携帯電話機0300の一例を示す(このうち(a)は撮影状態(携帯電話を開いた状態)におけるディスプレイ、キー配置側の面、(b)はその裏面を示す)。本例の撮影装置は、(a)に示すように携帯電話機の既存キー(本発明に係る機能を有しない携帯電話機が元々備えているキー、即ち既存の携帯電話機が備えているキー)に撮影装置に係る機能をも割り当てたものであるが、このほか、携帯電話機の既存キーとは別に撮影装置に係る機能専用のボタンやキーを設けてもよい。本図は、既存キーであるフレキシブルキー0301(任意の機能を実行するためのキー)の一つを録画ボタンにも割り当てるとともに、やはり既存キーであるセンターキー0302(携帯電話の機能の決定などのためのキー)をワンショットボタンにも割り当てている例を示す。なお、(b)に示すように、裏面側に撮影用のメインカメラ0303が備えられている。上の例のように、撮影装置の機能である撮像機能、記録機能、マーキング機能のすべての機能が、一つの機器(上例では携帯電話機)に備えられていてもよいが、このほか、撮影装置の機能がいつかの機器に分掌されていてもよい。
図4は、本実施例の撮影装置の概要の一例を示す概念図であって、撮影装置の機能がいつかの機器に分掌されている例を示す。例えば、図4(a)は、撮影装置0400の撮像機能及びマーキング機能が携帯電話機0401に、記録機能が当該携帯電話機と通信ネットワークなどを介して接続されたHDDレコーダ0402に分掌されている例である。図示は省略するが、撮影装置の撮像機能及びマーキング機能が携帯電話機に、記録機能が当該携帯電話機と通信ネットワークなどを介して接続されたパソコンに分掌されていてもよい。
さらに、記録機能の一部は撮影装置外の装置が司っていてもよい。図4(b)は、かかる一例を示すものであって、撮影装置0400である携帯電話機は、連続撮影した画像を記録せずに通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置0410に送信し、自らはマーキングされた画像のみを記録するように構成されている例である。
(撮像部)
「撮像部」は、動画及び/又は静止画を撮影可能なものである。つまり、本実施例の撮影装置の撮像対象には動画、静止画の双方が含まれる。動画の場合は、既述の例のように重要シーンが出現する可能性のある場面を、撮り逃しがないように連続録画によりすべて録画することが考えられる。また、静止画の場合は、例えば所定の時間間隔で連写することが考えられる。撮影自体は公知技術を用いて実行可能なものである。
(入力部)
「入力部」は、ユーザからの制御命令を受け付けるためのものである。ユーザからの制御命令としては、(1)撮像(連続録画、連写など)を開始・終了するための命令、(2)領域指定情報を付加するための命令、(3)記録済みの映像の中から重要シーンを再生するための命令などが考えられる。ただし、(1)、(3)にかかるユーザからの制御命令があることは本発明の撮影装置では必須ではなく、例えば、連続撮影は、撮影装置の電源をONにすると自動的に開始され、電源をOFFにするまでこの連続撮影が継続されるようにしてもよい。同様に、再生は、録画ボタンの押下などにより撮影が終了すると自動的に実行されるようにしてもよい。
ここで「領域指定情報」とは、後述するように、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である。具体的には、領域指定情報は、例えば映像のうちの特定のシーンを識別するために映像に直接付加されるワンショットマークであってもよいし、あるいは、領域指定情報は、映像に直接付加する代わりにかかる領域を指定するための情報を例えばメタ情報として記述したものであってもよい。従って、「領域指定情報の付加」とは、映像に直接ワンショットマークを付加する場合と、映像を指定するための情報をメタ情報として映像情報に関連づけ可能に記述することで間接的に付加する場合の双方を含む概念である。
これらの制御命令の受付は、例えば携帯電話機の例であれば、ユーザがそれぞれの機能を司るボタンやキーを押下することによって発生する入力信号を受信することで実行される。例えば、ユーザが携帯電話機での連続撮影を開始する場合、ユーザが前出の図3に示した録画ボタンを押下することにより発生する入力信号を受信することにより、当該連続撮影開始に係る制御命令が受け付けられる。また、連続撮影を終了する場合には、ユーザが同じ録画ボタンを再度押下(あるいは録画開始用とは別の録画停止用ボタンを押下)することにより発生する入力信号を受信することにより、当該連続撮影終了に係る制御命令が受け付けられる。
また例えば、重要シーンの選択を行う場合、ユーザがワンショットボタンを押下することにより発生する入力信号を受信することにより、当該シーンを指定するための領域指定情報を付加するための制御命令が受け付けられる。なお、この領域指定の対象となる映像は一つのシーンであってもよいし、複数のシーンであってもよい。後者の場合は、典型的には動画であるが、連写された複数の静止画であってもよい。この場合、例えばワンショットボタンの押下に基づいて領域指定情報の付加を開始し、再度のワンショットボタンの押下に基づいて領域指定情報の付加を終了してもよい。この場合、その間に挟まれたすべてのシーンが領域指定情報の付加対象となる。あるいは、ワンショットボタンを長押しすることにより押下中に撮影されるすべての映像を対象として領域指定情報を付加するようにしてもよい。
さらに、連続撮影のためのボタンと領域指定情報を付加するためのボタンを共通にしてもよい。
(記録部)
「記録部」は、撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するためのものである。ここでいう「画像」は「映像」と同義である(以下の記載においても、両者を同じ意味で用いる)。記録自体は公知技術を用いて実行可能なものである。なお、記録部は、撮像部で撮影された画像の全部を記録してもよいし、当該画像のうち一部だけを記録してもよい。後者は、例えば撮影装置の記録容量が限られている場合などに、撮影した画像のうち領域指定情報が付加された画像だけを記録し、その余の画像は装置外のサーバに通信ネットワークを介して送信してサーバで記録するといった構成が考えられる。かかる構成の詳細については後述する。
また、記録部のもう一つの機能は、次に述べる制御部の制御に基づいて領域指定情報を付加することである。即ち、後述するように制御部(より詳細には領域指定情報付加制御手段)は、ユーザによるワンショットボタンの押下などに基づく入力部からの入力信号を受け付けると、当該入力に基づいて連続撮影領域の一部を特定した上で当該領域の一部に領域指定情報を付加するよう、記録部に対し制御を行う。そこで、記録部は、この制御を受けて、特定された当該連続撮影領域の一部に対して領域指定情報を付加する。
この領域指定情報の付加は、例えばMPEG(Moving Picture Expert Group )2のPS(Program Stream)に含まれるパケットのヘッダに直接書き込むことにより行われる。あるいは、メタ情報として記述する形で付加するものであってもよいことは、上述のとおりである。以下ではまず、領域指定情報の付加を映像データに直接書き込むことにより行う場合の付加要領について説明し、その後、メタ情報として記述することで付加する場合の付加要領について説明することとする。
(領域指定情報の付加要領(1):映像データにワンショットマークを付加する場合)
図5は、領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図であって、領域指定情報であるワンショットマークを映像データに直接書き込む形で付加する場合について示す図である。本図の映像データはPSストリームの例である。そして符号化に際して領域指定情報であるワンショットマークを付加すべき対象として特定された撮影領域に該当する識別子を含むPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを付加する。本図の例では、当該PSに含まれるパケットの識別子である撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」によって識別される連続する撮影領域がワンショットマークを付加すべき領域として特定され、記録部によってこの領域のヘッダにワンショットマーク(図中で「OS」として示す)が付加された状態が示されている。
なお、本図の例は主に動画再生を念頭に置いた例であるが、静止画再生の場合であっても、概念自体は本図の例と同じである。例えば、撮影ピクチャー番号「1803」によって識別される撮影領域のみに、ワンショットマークを付加するとか、上と同様撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」の連続する撮影領域や断続する(例えば10番ごと)撮影領域にワンショットマークを付加するといった場合が考えられる。
あるいは、このワンショットマークの付加は、上例のように映像データに直接書き込むのではなく、映像データの個々のシーンを一意的に識別するための情報である映像データ識別情報と関連付けたテーブル(映像データ識別情報・ワンショットマーク関連付けテーブル)を生成することによって行ってもよい。その際、映像データ識別情報として上述の識別子を利用してもよいし、あるいは、撮影開始からの経過時間情報や撮影時刻情報を利用してもよい。
図6は、領域指定情報の付加要領の別の一例を示す概念図であって、かかるテーブルを利用してワンショットマークを付加する場合の例である。ここでは、映像データ識別情報として識別子である撮影ピクチャー番号を利用し、このうちワンショットマークを付加すべき対象として特定された撮影領域の撮影ピクチャー番号にワンショットマークを関連付けている。本図の例では、図5で示した例と同様、撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」によって識別される撮影領域がワンショットマークを付加すべき領域として特定されているため、これらの領域の撮影ピクチャー番号にワンショットマークが付加された状態が示されている。
(領域指定情報の付加要領(2):メタ情報として記述する場合)
次に、領域指定情報をメタ情報として記述する場合について説明する。この場合も、上の場合と同様に、例えばユーザがワンショットボタンを押下することにより発生する入力信号を入力部が受け付けると、入力部は当該入力に基づいて連続撮影領域の一部を特定した上で次に述べる制御部に制御命令を渡し、制御部が、当該領域の一部を指定するための領域指定情報を付加するよう、記録部に対し制御を行う。ただし、本例の場合は、この制御は、特定された当該連続撮影領域の一部を指定する領域指定情報を生成するように行われる制御であり、記録部はこの制御を受けて領域指定情報の生成を行う。
図26は、かかる場合における領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図であって、図5と同様に映像データがPSとして符号化されたデータである例を示すものである。本例では、連続撮影領域の一部として撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」によって識別される連続する撮影領域が入力部の入力に基づいて特定される。すると記録部は、この「1803」から「1936」までの撮影ピクチャー番号を示す情報として領域指定情報を生成する。この結果、このメタ情報である領域指定情報を利用して、指定された撮影領域に該当する撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」によって識別される連続する撮影領域に含まれる映像情報のみを再生領域として特定して、これらの映像を再生することが可能となる。
このメタ情報は、例えばXML(eXtensible Markup Language)のフォーマットで記述される。図27は、かかるメタ情報のXMLフォーマットの一例を示す図である。本図では、撮影ピクチャー番号「1803」が再生開始領域として、また撮影ピクチャー番号「1936」が再生終了領域として、それぞれ記述されていることが示されている。
(制御部:連続制御手段)
図2に戻り、「制御部」は、撮像部に対して画像撮影の状態を連続撮影状態に制御するとともに、記録部に対して領域指定情報を付加するように制御する。このため、「制御部」は、「連続制御手段」0241と、「領域指定情報付加制御手段」0242とを有する。
「連続制御手段」は、撮像部を連続撮影状態に制御するように構成されている。具体的には、例えば、ユーザが録画ボタンを押下することでなされるユーザからの連続撮影開始に係る制御命令を入力部が受け付けると、入力部はこの制御命令を制御部に渡し、制御部が当該制御命令を実行して、撮像部に対して画像撮影の状態を連続撮影状態にして撮影するように、つまり撮像部が連続撮影を行うように命令情報を伝える。そこで、撮像部はこの命令情報に従って連続撮影を行うことになる。
(制御部:領域指定情報付加制御手段)
「領域指定情報付加制御手段」は、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である部分領域指定情報を付加するように記録部を制御するように構成されている。
「所定の再生ルール」としては、領域指定情報を映像データに直接書き込む場合に即せば、(1)連続録画した動画の一部を動画再生する場合であれば、例えば、マークとマークの間の連続するシーンを動画再生するとか、押下中の全シーンにマークを付加した上でマークの付加されているシーンを動画再生するといったルールが考えられる。また、(2)連続録画した動画の一部を静止画再生する場合であれば、例えば、マークの付加されているシーン静止画再生するといったルールが考えられる。さらに、(3)連写した静止画の一部を静止画再生する場合でも、例えば、(2)と同様にマークの付加されているシーンを静止画再生するといったルールが考えられる。このほか、マークの付加された領域から一定領域遡った位置からの動画再生などを行ってもよい。これによって、突然重要シーンが出現するなどによりユーザがワンショットボタンを押すタイミングが一瞬遅れてしまった場合などでも、その重要シーンを再生して確認することが可能となる。
また、領域指定情報をメタ情報として記述する場合に即せば、(4) 連続録画した動画の一部を動画再生する場合であれば、例えば、再生する対象である各シーンを特定するための情報、例えば、MPEG2のPSに含まれるパケットを一意的に識別するための識別子として付された一連番号「1803」と「1936」を示す領域指定情報をメタ情報として記述し、このそれぞれの一連番号で識別されるシーンの間の連続するシーンを動画再生するとか、「1803」から「1936」までの一連番号を全てメタ情報として記述した上で、これらの一連番号で識別されるすべてのシーンを動画再生するといったルールが考えられる。また、(5)連続録画した動画の一部を静止画再生する場合や、(6)連写した静止画の一部を静止画再生する場合についても、例えば、上記のような一連番号で識別されるシーンを対象として、映像データに直接書き込む場合について(2)、(3)で述べたところと同様の要領で再生を行うといったルールが考えられる。
(他の構成例(1):撮影装置を有する携帯端末装置)
また、本実施例の撮影装置は、携帯端末装置が有する撮影装置であってもよい。即ち、この携帯端末装置は上に述べたような撮影装置を有する携帯端末装置であってもよい。このように当該撮影装置を携帯端末装置に備えることで、この携帯端末装置を用いて手軽に所望の動画などを、取り逃がすことなく撮影する機会を増やすことが可能となる。
(他の構成例(2):領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持する撮影装置を有する携帯端末装置)
特に、この携帯端末装置が有する撮影装置は、記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成されたものであってもよい。これは、携帯端末装置は一般にデータを記録できる容量が小さいことから、必要な撮影領域だけを保持することで記録容量の使用量を節約することを目的とする。従って、撮影領域の保持は、典型的には編集済みの画像データを保持することを意味する。この場合、編集前のオリジナルデータは破棄してもよいし、他の装置に転送して保持するようにしてもよい。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図7は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例の撮影装置の撮像部は、「記憶装置(記録媒体)」0701と、「メインメモリ」0702と、「CPU」0703と、「I/O」0704と、I/Oを介して接続される「カメラ」(レンズ、撮像素子など)0705などから構成される。入力部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、I/Oを介して接続される「ボタン(キー)」(録画ボタン、ワンショットボタン)0706などから構成される。記録部と、制御部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」などから構成される。さらに、本実施例の撮影装置は、I/Oを介して「ディスプレイ」0707を有していてもよい。このディスプレイは、映像データに直接書き込んだりメタ情報として記述したりすることで領域指定情報が付加された画像を表示するためのものである。
これらは「システムバス」0708などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本例では連続制御プログラムと、領域指定情報付加制御プログラムが記憶装置に記憶されており、これらのプログラムは例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
連続撮影及び撮影した画像の記録は公知の技術を利用して行うため、詳細な説明及び図示は省略するが、例えば、CPUは、レンズを通して撮像素子に集光した光学信号をI/Oを介して受け付けるとともに、図示を省略したエンコーダにより当該信号を符号化映像信号に変換する。符号化に際しては、個々の映像シーンである例えばPSに含まれるパケットごとに撮影ピクチャー番号などの識別子が付加される。そして、CPUは、連続制御プログラムを実行して、当該符号化された映像データをその識別子とともにメインメモリに格納する。
次に、領域指定情報の付加にかかる構成について説明する。ここでもまず領域指定情報の付加を映像データにワンショットマークを付加することにより行う場合について説明し、その後、メタ情報として記述することで付加する場合について説明する。なお、図7は前者の場合の例を示したものである。
前者の場合、例えばユーザが重要シーンが出現したと認識して撮影装置(携帯電話機など)のワンショットボタンを押下すると、CPUは、その入力信号をI/Oを介して受け付ける。次に、CPUは、当該入力信号に基づいて映像データに領域指定情報であるワンショットマークを付加する制御を行う。具体的には、CPUは、領域指定情報付加制御プログラムを実行して、入力部からの入力に基づいて特定の領域を示す映像データの一部(例えばPSに含まれるパケットのヘッダ)にワンショットマークを直接書き込む。あるいは、図示は省略するが、CPUは、映像データ識別情報とワンショットマークとを関連付けたテーブル(映像データ識別情報・ワンショットマーク関連付けテーブル)生成することによりかかるワンショットマークの付加を行う。映像データを識別するための方法としては、上述のように撮影ピクチャー番号などの識別子を利用してもよいが、あるいは、内蔵する時計機能を利用して、録画開始後の経過時間情報や時刻情報を利用してもよい。
次に、後者即ちメタ情報として記述することで領域指定情報を付加する場合には、前者と同様に、例えばユーザによるワンショットボタンの押下に基づく入力信号をCPUがI/Oを介して受け付けると、CPUは、領域指定情報付加制御プログラムを実行して、入力部からの入力に基づいて特定の領域を示す映像データの一部(例えばPSに含まれるパケットのヘッダ)を示す撮影ピクチャー番号を示す領域指定情報をメタ情報として生成する。図7は前者の例を示したものであるので図示されていないが、この場合には、この生成されたメタ情報である領域識別情報もメインメモリに格納されることとなる。なお、この場合も、映像データを識別するための方法として内蔵する時計機能を利用して録画開始後の経過時間情報や時刻情報をメタ情報として記述してもよい。
後者の場合、ワンショットマークを付加した映像データはメインメモリに格納される。これにより撮影終了後に即座にそのワンショットマークを付加した領域を抽出してその領域に係る映像だけを再生して確認することが可能となる。さらに、当該映像データは、これを不揮発性メモリである記憶装置に記憶してもよい。これにより、いったん電源を切った後も再度同じ映像を繰返し見ることが可能となる。また後者の場合も、領域を指定するメタ情報を映像データとともにメインメモリに格納することで同様の効果が得られる。
<処理の流れ>
図8は、本実施例の撮影装置における処理の流れの一例を示す図である。
本図に示すように、まず、連続撮影を開始するか否かの判断ステップS0801において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が連続撮影を開始するとの判断結果の場合、映像装置は、連続撮影開始ステップS0802において連続撮影を開始する。この連続撮影を開始するとの判断は、例えば、ユーザにより録画ボタンが押下されたことに基づく入力信号を撮影装置が受け付けた場合になされる。なお、連続撮影した映像は撮影装置がすべて記録してもよいし、一部を他の装置に記録させてもよい。
次に、領域指定情報の付加を開始するか否かの判断ステップS0803において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が領域指定情報の付加を開始するとの判断結果の場合、映像装置は、領域指定情報の付加開始ステップS0804において領域指定情報の付加を開始する。この領域指定情報を付加を開始するとの判断は、ユーザによりワンショットボタンが押下されたことに基づく入力信号を撮影装置が受け付けた場合になされる。
なお、領域指定情報の付加の方法に映像データに領域指定情報を付加する方法と メタ情報として記述する方法とがあることは、既に述べたところである。
次に、領域指定情報の付加を終了するか否かの判断ステップS0805において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が領域指定情報の付加を終了するとの判断結果の場合、映像装置は、領域指定情報の付加終了ステップS0806においてワンショットマークの付加を終了する。この判断も、ユーザにより領域指定情報付加を終了するためのボタンが押下されたことに基づく入力信号を撮影装置が受け付けた場合になされる。
また、図示は省略したが、前記ステップS0803からステップS0806までの処理は、連続撮影開始ステップにおける処理がなされて以降後述する連続撮影終了ステップにおける処理がなされるまでの間、即ち連続撮影実行中は複数回繰り返されてもよい。
次に、連続撮影を終了するか否かの判断ステップS0807において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が連続撮影を終了するとの判断結果の場合、映像装置は、連続撮影終了ステップS0808において連続撮影を終了する。この連続撮影を終了するとの判断も、例えば、ユーザにより録画終了のためのボタンが押下されたことに基づく入力信号を撮影装置が受け付けた場合になされる。
なお、本実施例の撮影装置は、連続撮影終了後、領域指定情報が付加された部分領域などの再生処理を行ってもよい。
図9は、本実施例の撮影装置における処理の流れの一例を示す図であり、この再生処理にかかる処理の流れの一例を示すものである。
撮影装置が、図示を省略した撮影した映像を再生するか否かの判断ステップにおいて再生すると判断した場合、撮影した全領域の映像の連続再生(以下「連続再生」という。)を行うか領域指定情報が付加された部分領域の映像だけの再生(以下「マーキング再生」という。)を行うかの判断ステップS0901において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が連続再生を行うとの判断結果の場合、撮影装置は、連続再生のための復号化ステップS0902において、撮影した全領域の映像の復号化を行うとともに、連続再生ステップS0903において、当該復号化した映像の連続再生を行う。そして、連続再生を終了すると判断すると当該連続再生を終了する(ステップS0904、S0905)。
一方、前記判断ステップS0901における判断結果がマーキング再生を行うとの判断結果の場合、映像装置は、マーキング再生のための復号化ステップS0906において、領域指定情報が付加された部分領域の映像だけの復号化を行うとともに、マーキング再生ステップS0907において、当該復号化した映像のマーキング再生を行う。そして、マーキング再生を終了すると判断すると当該マーキング再生を終了する(ステップS0908、S0909)。
<効果>
本実施例の発明により、重要シーンの撮り逃しを防ぐために動画などの連続撮影中に撮影者が選択した重要シーンをマークしていき、撮影終了と同時にその重要シーンを即座に再生確認することができるとともに、選択範囲の修正を容易に行うことができる撮影装置及び撮影方法を提供することが可能となる。
<概要>
本実施例の撮影装置は、基本的に実施例1の撮影装置と共通するが、制御部が、ユーザからの入力に応じて領域指定情報の編集をするように制御する手段を有する点に特徴を有する。つまり、本実施例の装置は、いったん付加した領域指定情報を後から何らかの事情(例えば領域指定情報を付加するためのボタンを押すタイミングがずれてしまったなど)により変更することなどを可能にしたものである。
<構成>
(撮影装置)
図10は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の撮影装置の構成は基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の「撮影装置」1000の「制御部」1040は、「編集手段」1043をさらに有する点に特徴がある。
(制御部:編集手段)
「編集手段」は、入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御するように構成されている。平たく言えば、編集手段の機能は、ユーザからの入力に応じて記録部に領域指定情報の編集をさせることである。かかるユーザからの入力は、例えばユーザが連続撮影終了後に領域指定情報を付加した画像を再生してみたところ、自分が意図した画像とは違っていた(例えば前後にずれていた、欠落していた、余計な画像が含まれていたなど)ことをトリガーとして、ユーザが領域指定情報の編集用のボタン(例えばワンショットボタンを併用することが考えられる)を押下することによりなされる。
「編集」には、変更、追加、削除が含まれる。既述のサッカー試合の例で言えば、変更とは、例えば、ゴールシーンが出現したのでユーザがあわててワンショットボタンを押したが、タイミングがずれてしまった場合に、領域指定情報を付加する領域を別の領域(例えばその直前のシーンに係る領域)に変更する場合が該当する。また、追加とは、例えば、ゴールシーンが突然出現したため、ユーザがワンショットボタンを押す機会を逸してしまった場合に、後からそのシーンに係る領域に領域指定情報を付加する場合が該当する。また、削除とは、例えば、ゴールシーンが出現したと思ってユーザがワンショットボタンを押したがシュートが外れてしまったため、再生して見る価値がないと判断される場合に、そのシーンに係る領域の領域指定情報を削除する場合が該当する。このほか、例えば、ゴールシーンの一部に係る領域にしか領域指定情報が付加されていなかった場合に前後の領域に領域指定情報を追加したり、あるいは重要でないシーンに係る領域も含めて領域指定情報が付加されていたので、当該領域の領域指定情報を削除したりする場合なども、変更(又は追加と削除の組合せ)の一態様として「編集」に該当する。
かかる編集を有効に行うための前提として、ユーザが新たに領域指定情報を付加すべき画像の位置を知る必要がある。例えば、ワンショットボタンを押すタイミングが遅れてしまったことに起因してゴールシーンを再生できなかったことがわかったとしても、どの領域に領域指定情報の付加位置を変更すればゴールシーンを再生できるのかがわからなければ新たな領域指定情報の付加を有効に行うことはできない。そこで、新たな領域指定情報の付加位置を決めるためには、改めてその前後の画像の再生を行ってユーザが目視により判断することが不可欠である。かかる判断を効率的に行えるようにするため、本実施例の撮影装置は、領域指定情報を付加した画像の再生中に、ある特定の画像を起点としてコマ送りなどによって領域指定情報を付加していない領域まで含めて連続再生できる機能を有していることが望ましい。このため、例えばカーソルキーにかかる再生画像のコマ送り・コマ戻しの機能を割り当てることなどが考えられる。
編集を行うためのユーザのボタン操作としては、第一に編集対象となる領域の特定、具体的には追加領域及び/又は削除領域の特定のための操作が行われ、第二に特定した領域の領域指定情報の消去及び/又は付加のための操作が行われることとなる。これらの操作用のボタンとしては、第一、第二の二つの操作のためのボタンを別々のボタンとしてもよいし、共通のボタンとしてもよい。また、いずれの場合についても、これらの操作専用のボタンを設けてもよいし、ワンショットボタンなど他のボタンと兼用としてもよい。また、例えば携帯電話機であれば、既存キーの一つを編集用の専用ボタン又はワンショットボタンなど他のボタンとの兼用ボタンとして割り当ててもよい。兼用ボタンとする場合には、ボタンの押し方で複数の機能を使い分ける必要があることになる。
ここで、以上を踏まえた編集のためのユーザのボタン操作の一例について説明する。ここでは、編集対象となる領域の特定のための操作と、特定した領域の領域指定情報の消去・付加のための操作とを、どちらもワンショットマーク付加のためのボタンと兼用する場合について図2に示したのと同様の携帯電話機の既存キーを利用する場合に即して説明する。
図11は、図3と同じく撮影装置として用いられる携帯電話機1100の一例を示す図であって、編集に係るユーザ操作用のボタンの一例について説明するためのものである(なお、裏面側は省略した)。例えば、ユーザが録画ボタン1101を押下して連続撮影を行った後、再生ボタン(ワンショットボタンと兼用)1102を押下して領域指定情報を付加した画像を再生中に、再生された画像が意図したものとずれていたことを発見したとする。この場合、ユーザが新たに領域指定情報を付加すべき画像を目視により特定できるようにするため、コマ送り・コマ戻し用のボタンが設けられている。本図の例では、既存キーであるカーソルキーがこの機能に割り当てられている。例えば、左側のカーソルキー1104aは、ディスプレイに表示されている画像から一コマずつ戻した画像を表示する機能を有し、右側のカーソルキー1104bは、表示されている画像から一コマずつ送った画像を表示する機能を有する。そこで、ユーザはカーソルキー操作により表示画像を一コマずつ前後させながら、必要最小限の画像を表示するだけで、新たに領域指定情報を付加すべき画像を効率的にサーチ、発見することができる。
なお、上では一コマずつコマ送り・コマ戻しを行う例で説明したが、このほか、いわゆるコマ飛ばし(数コマずつ飛び石的にコマを送ったり戻したりする)でもよい。コマ送り・コマ戻しか、コマ飛ばしかの区別は、ボタンの押下時間などにより判断可能である(例えば、ボタンが一定時間以上長押しされた場合には、コマ飛ばしと判断するなど)。
このようにして発見された画像に新たに領域指定情報を付加するためには、例えば、その画像を表示した状態でワンショットボタンを押下することで、領域指定情報付加のための入力信号が発生するようにすればよい。一方、領域指定情報を消去したい画像については、やはりその画像を表示した状態でワンショットボタンを押下することで、領域指定情報消去のための入力信号が発生するようにすればよい。両者は、領域指定情報が付加されていない画像についてかかる操作がなされた場合には入力部が付加のための入力と認識し、既に領域指定情報が付加されている画像についてかかる操作がなされた場合には入力部が消去のための入力と認識するように構成することで区別可能である。
なお、本実施例においても、領域指定情報の付加要領として、映像データにワンショットマークを付加する場合とメタ情報として記述する場合とがあることは実施例1と同様であり、それぞれの付加要領も実施例1で述べたとおりである。
次に、かかる編集を行うための具体的構成につき、変更の例で説明する。
図12は、領域指定情報の変更要領の一例を示す概念図であって、実施例1において図5で説明したのと同様、映像データを構成するPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを付加する例を示したものである。即ち、本例は、領域指定情報の付加要領として、映像データにワンショットマークを付加する場合の例である。本例では、(a)に示すように、いったんは実施例1において図5で示したのと同じ撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」で識別されるPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを書き込むことにより付加したが、連続撮影終了後に映像を再生してみたところ、実はワンショットボタンを押すタイミングが一瞬遅れたために、重要なシーン(例えばゴールの瞬間)にワンショットマークを付加し損なうとともに、重要でないシーンにワンショットマークを付加してしまったことが分かったので、この付加位置を変更する編集を行う例である。本図では、ワンショットマークを付加する領域を撮影ピクチャー番号「1773」から「1876」に変更する例が示されている。この場合、撮影装置は、撮影ピクチャー番号「1773」から「1802」のPSに含まれるパケットのヘッダに新たにワンショットマークを書き込むとともに、撮影ピクチャー番号「1877」から「1936」のPSに含まれるパケットのヘッダに書き込まれたワンショットマークを消去する。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図13は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、記憶装置に編集プログラムが記憶されており、やはり電源投入などによりメインメモリに展開されている。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、付加された領域指定情報の編集に係る構成を中心に説明する。その余の構成については、実施例1と同じであるから説明を省略する。
ここでは、撮影装置が、図11を用いて説明したのと同じ例のユーザ操作に基づいて編集処理を行う場合の例で説明する。なお、本図も映像データにワンショットマークを付加する場合の例である。この場合、CPUはまず、ユーザのカーソルキーなどの操作に基づく入力信号をI/Oを介して受信し、受信した信号に基づいてユーザが表示しようとしている映像データの識別子を取得するとともに、連続撮影した映像に係る映像データを読み出し、当該識別子で識別される映像をディスプレイに表示する。ユーザが表示しようとしている映像データの識別子は、現在表示されている映像(既に領域指定情報であるワンショットマークが付加されている映像)の識別子がわかっているので、これとカーソルキーが押された回数とによって認識できる(例えば、撮影ピクチャー番号「1803」の映像が表示されているときに、コマ戻し用のカーソルキーが三回押下された場合には「1800」の映像の識別子を取得する)。
次に、上のコマ戻しによりワンショットマークが付加されていない画像が表示されている状態で、この新たな画像にワンショットマークを付加するために、ユーザによるワンショットボタンの押下がなされると、CPUは当該押下に基づく入力信号をI/Oを介して受け付けるとともに、編集プログラムを実行して、当該識別子によって識別される映像データの一部(例えばPSに含まれるパケットのヘッダ)にワンショットマークを書き込む。この付加要領は、実施例1で映像データにワンショットマークを付加する場合について説明した付加要領と同じである。
また、CPUは、いったんワンショットマークを付加した元の画像からワンショットマークを消去するためのユーザによるワンショットボタン押下に基づく入力信号をI/Oを介して受け付けるとともに、当該画像(本例ではやはりこの時点でディスプレイに表示中の画像)の識別子を取得し、当該識別子によって識別される映像データの一部(例えばPSに含まれるパケットのヘッダ)に書き込まれたワンショットマークを消去する。
また、領域指定情報をメタ情報として記述する場合には、実施例1においてかかる場合について説明した付加要領に従って、編集のための領域指定情報の付加を行うことになるので、ここでは細部の説明は省略する。
<処理の流れ>
図14は、本実施例の撮影装置における編集に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、本実施例の処理の流れのうち、撮影に係る処理の流れと再生に係る処理の流れは、実施例1において図8、図9を用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本図に示すように、本実施例の撮影装置は、マーキング再生(この処理は図9におけるステップS0907に該当する)中にマーキングの編集を行うか否かの判断ステップS1401において、かかる判断を行い、編集を行うとの判断結果の場合、撮影装置は、編集ステップS1402において、編集を行う。編集を行うとの判断は、例えば、ユーザがかかるマーキング再生中にワンショットボタンを押下した場合に、当該押下に基づく入力信号を受け付けることに基づいて行われる。
編集ステップS1402は、以下のサブステップを有する。
まず、編集対象画面の表示サブステップS1403において、撮影装置は、マーキングを付加又は消去する対象となる画面を表示する。この表示が、例えば、ユーザによるカーソルキー操作に基づく入力信号の受信に基づいて実行される。
次に、領域指定情報付加/消去サブステップS1404において、撮影装置は、前記ステップS1403にて表示された画面の領域に領域指定情報の付加又は消去を行う。この場合、当該領域に領域指定情報が付加されていない場合には付加処理がなされ、既に領域指定情報が付加されている場合には消去処理がなされる。
次に、編集を終了するか否かの判断ステップS1405において、撮影装置はかかる判断を行い、終了するとの判断結果の場合、編集を終了する(ステップS1406)。
<効果>
本実施例の発明により、いったん付加した領域指定情報を後から何らかの事情(例えば領域指定情報を付加するためのボタンを押すタイミングがずれてしまったなど)により変更することなどが可能となる。
<概要>
本実施例の撮影装置は、実施例1又は2の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する点に特徴を有する。平たく言えば、重要シーンを動画で再生するためのワンショットボタンと静止画で再生するためのワンショットボタンを共通にし、例えばボタンを長押しするか短押しするかで両者を使い分けるようにした点に特徴がある。
<構成>
(全般)
図15は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の「撮影装置」1500は実施例1又は2の撮影装置と基本的に共通するが、本図に示すように、撮影装置の「入力部」1520は、「兼用ボタン」1521を有する。
(兼用ボタン)
「兼用ボタン」は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用するように構成されている。このようにボタンを兼用としたのは、ボタンの数を少なくすることで撮影装置に係る機器(例えば携帯電話機)のユーザ操作をより容易にし、ワンショットボタンを押すタイミングを逸するおそれをより少なくすることなどを目的とする。
かかる兼用ボタンの一例としては、図3に示した撮影装置(携帯電話機)のワンショットボタン0302(既存のセンターキーを利用)を動画再生用、静止画再生用の双方に用いる場合が該当する。
この場合、ボタンの押下がどちらの機能のために用いられているかをボタンの押し方で区別する必要があるところ、例えば、長押しとは押下状態が1秒以上継続する場合、短押しとは押下状態が1秒未満しか継続しない場合をいうなどといった定義をした上で、長押しの場合は動画再生用、短押しの場合は静止画再生用といった使い分けを行うことが考えられる。あるいは、ダブルクリックかシングルクリックかで使い分けてもよい。要するに、ボタンの押し方が異なることを入力が識別可能なものであれば、どのような区別であってもよい。
(兼用ボタンを利用した具体的実施例(1))
かかる兼用ボタンの押下のしかたによる動画再生、静止画再生の機能の使い分けの具体的なパターンには、様々なものが考えられる。
図16Aは、本実施例の兼用ボタンの押下の仕方による機能の使い分けのパターンの一例を示す。このうち、(a)は、兼用ボタンが長押し(ここでは押下状態が1秒以上継続する場合をいう。)された場合に、押下開始により動画再生のために領域指定情報付加を開始し、押下終了により当該付加を終了する例を示す。つまり押下中に撮影された領域の画像のみに領域指定情報を付加する例である。また、(b)は、兼用ボタンが長押しされると動画再生のために領域指定情報付加を開始し、再度兼用ボタンが長押しされると領域指定情報付加を終了する例である。(a)の例と異なり、二回の押下に挟まれた期間が、押下中ではないが領域指定情報が付加され続ける例である。また、(c)は、兼用ボタンが短押し(ここでは押下状態が1秒未満しか継続しない場合をいう。)された場合に、押下中に撮影された最初の画像に対して静止画再生のために領域指定情報をする例である。また、(d)は、兼用ボタンが短押しされた場合に、押下中に撮影されたすべての画像に対して静止画再生のために領域指定情報をする例である。付加用にするパターンの一例を示す。
(兼用ボタンを利用した具体的実施例(2))
さらに、図16Bは、図16A(b)と同じように兼用ボタンが長押しされて動画再生のために領域指定情報付加が開始された後、再度兼用ボタンが長押しされて領域指定情報付加が終了する前に兼用ボタンが短押しされた場合に、押下中に撮影された最初の画像を静止画としても再生するための領域指定情報が付加される例である。
このように、動画再生と静止画再生が併用される場合の、静止画再生のタイミングについても、様々なパターンが考えられる。例えば、はじめに動画をすべて再生した後、静止画を再生してもよいし、動画の領域がいくつかの区間に分割可能な場合には、その静止画を含む区間の動画再生が終了した後、次の区間の動画再生前に(平たく言えば区間のつなぎ目で)再生してもよい。あるいは、動画再生中にその静止画の部分が表示された場合にその部分を一時停止するような形で静止画再生してもよい。
(兼用ボタンを利用した具体的実施例(3))
また、かかる動画再生用、静止画再生用の区別を利用して、再生時の画質などを動画と静止画とで区別してもよい。これは動画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合と、静止画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合とで、映像データの記録の仕方に差を設けることで実現可能である。例えば、静止画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合には高画質で記録するといったことが考えられる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図17は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1又は2の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、領域指定情報を付加する操作ボタンとして兼用ボタンを用いて、動画再生用の入力と静止画再生用の入力を識別するための構成を中心に説明する。その余の構成については、実施例1又は2と同じであるから説明を省略する。
ここでは、まず、撮影装置が、図16A(a)を用いて説明したのと同様の例のユーザ操作に基づいて動画再生用の領域指定情報付加を行う場合の例で説明する。この場合、CPUはまず、ユーザによるワンショットボタン押下に基づく入力信号を、押下に要した時間に関する情報(押下時間情報)とともに、I/Oを介して受け付ける。そして、CPUはこの押下時間情報に照らして当該押下が動画再生のためのものであるか、静止画再生のためのものであるかを判断して、判断結果に対応した処理を行う。このため、本実施例の撮影装置は、押下時間情報と領域指定情報付加の種類(動画再生用か静止画再生用か)とを対応させたテーブル(押下時間情報・領域指定情報付加対応デーブル)を有していてもよい。本例の場合は、兼用ボタンが長押しされているため、押下時間情報は1秒以上の数値を示すこととなり、CPUは例えば上記テーブルを参照して動画再生用の領域指定情報付加であると判断して、爾後の処理を行う。爾後の処理を行うための要領は実施例1などで説明したところと同様である。
一方、撮影装置が、図16A(c)を用いて説明したのと同様の例のユーザ操作に基づいて静止画再生用の領域指定情報付加を行う場合、上と同様に、まずCPUが、ユーザによるワンショットボタン押下に基づく入力信号を、押下に要した時間に関する情報(押下時間情報)とともに、I/Oを介して受け付ける。本例の場合は、兼用ボタンが短押しされているため、押下時間情報は1秒未満の数値を示すこととなる。そこで、CPUは上記の押下時間情報・領域指定情報付加対応デーブルなどを参照して、静止画再生用の領域指定情報付加であると判断して、爾後の処理を行う。
<処理の流れ>
図18は、本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1又は2において図9、図14を用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れも、基本的に実施例1において図8を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本実施例では、領域指定情報の付加を開始するか否か(例えばワンショットボタンが押下されたか否か)の判断ステップS1803における判断結果が、領域指定情報の付加を開始する(ワンショットボタンが押下された)との判断結果の場合、撮影装置は、続いて、ワンショットマーク付加が動画再生用か静止画再生用か(例えばワンショットボタンの押下が長押しか短押しか)の判断ステップS1804においてかかる判断を行い、前者と判断された場合には、撮影装置は、動画再生用領域指定情報付加ステップS1805からS1807までにおいて、動画再生用の領域指定情報の付加を行う(例えば、押下中に撮影されたすべての映像領域に領域指定情報を付加する)。一方、後者と判断された場合には、撮影装置は、静止画再生用領域指定情報付加ステップS1808からS1810までにおいて、静止画再生用の領域指定情報の付加を行う(例えば、押下中に撮影された最初の映像領域にのみ領域指定情報の付加を行う)。その余の処理の流れは、実施例1又は2と同様である。
<効果>
本実施例の発明により、ユーザのボタン操作をより容易にし、ワンショットボタンを押すタイミングを逸するおそれをより少なくすることなどが可能となる。
<概要>
本実施例の撮影装置は、実施例1から3のいずれか一の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、連続撮影中の取得映像と、この連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するための手段を有する点に特徴がある。
<構成>
(全般)
図19は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、「撮影装置」1900は「表示部」1950をさらに有する。
(表示部)
「表示部」は、連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、前記連続撮影状態においてワンショットマーク付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するためのものである。これは、連続撮影中に領域指定情報の付加を行う場合に、撮影終了を待つことなく、直ちに当該領域指定情報付加に係る映像をディスプレイに表示して確認することができるようにすることを目的とする。かかる目的、構成の性質上領域指定情報の付加、同時表示の対象となる映像は、静止画に限定される。
図20は、本実施例の撮影装置のディスプレイにおける表示状態の一例を示す図であって、連続撮影中の映像と、領域指定情報付加中の映像とをディスプレイに同時表示している状態を示したものである。本例の撮影装置も携帯電話機の例である。本図に示すように、撮影装置2000のディスプレイ画面の略上半分を占める部分2003aには、連続撮影中の映像が表示されている。一方、同じディスプレイ画面の略下半分を占める部分2003bには、領域指定情報付加中の映像が表示されている。
なお、上で述べたように、本実施例の領域指定情報付加対象となる映像は静止画のみであるから、領域指定情報付加対象となる静止画が一枚又は数枚程度の場合には、領域指定情報の付加は開始後一瞬にして終了することとなる。そこで、この場合、領域指定情報付加中の映像を文字通り「付加中」のみ表示して、付加終了と同時に直ちに表示を終了してもよい(この場合、下半分には何も表示しなくてもよいし、連続撮影中の映像を画面全体に表示してもよい)が、このほか、付加終了後も当該静止画(複数枚ある場合は例えばすべての静止画をスライドショー形式で表示したり、最後に領域指定情報が付加された静止画だけを表示したりすることが考えられる)を、次の領域指定情報付加が行われるまでの間表示し続けてもよい。
また、そもそも領域指定情報付加中における静止画の表示自体についても、映像領域の全部(即ち、すべての領域指定情報が付加されるすべて静止画)を表示することは必須ではなく、その一部だけを表示するようにしてもよい。例えば、複数の静止画を連写的に再生するために連続する複数の領域の映像に領域指定情報を付加する場合に、上の例のように付加中の映像を次々に表示するのではなく、最初に領域指定情報が付加された映像のみを表示したり、最後に領域指定情報が付加された映像のみを表示したり、あるいは領域指定情報が付加された映像を数枚おきに表示したりしてもよい。
以上では、一つのディスプレイに連続撮影中の映像と領域指定情報付加中の映像を同時に表示する例で説明した。この場合、両映像の表示位置や表示面積の関係には特に限定はない。また、一つのディスプレイに表示することも必須ではなく、一つの機器の複数のディスプレイや別々の機器のディスプレイに表示してもよい。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図21は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1から3のいずれか一の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、記憶装置に表示制御プログラムが記憶されており、やはり電源投入などによりメインメモリに展開されている。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、連続撮影中の映像と領域指定情報付加中の映像をディスプレイに同時表示するための構成について、一つのディスプレイに表示する例を中心に説明する。その余の構成については、実施例1から3のいずれか一と同じであるから説明を省略する。
この場合、まずCPUは、撮影した映像の映像データを取得していったんメインメモリに格納するとともに、ユーザによるワンショットボタン押下に基づく入力信号をI/Oを介して受け付けて、領域指定情報制御プログラムを実行して領域指定情報を付加する。以上の処理のための具体的構成は実施例1で説明した構成と同じである。
次に、CPUは、当該領域指定情報を付加した映像をディスプレイに表示するため、表示制御プログラムを実行し、まず当該映像の映像データを読み出して当該映像に対して表示形態(表示比率など)を設定するための制御を行う。例えば、一つのディスプレイの上半分に連続撮影中の映像、下半分に領域指定情報付加中の映像を1:1の比率で同時に表示する場合には、当該領域指定情報を付加中の映像データに含まれる解像度などの情報に基づいて当該映像のサイズを縦のみ1/2に縮小するサイズ変換を行うとともに、表示位置を指定するため、例えば左上端とその右隣の二画素にかかる映像データをディスプレイ下半分の左上端の画素情報のアドレスを有するメインメモリの格納領域に格納するといった要領で順次格納していく。
連続撮影中の映像についても、同じ要領で、ディスプレイの上半分に表示するためのサイズ変換及び表示位置指定のための処理を行う。これらのサイズ変換・表示位置指定済みの当該映像データは、いったんメインメモリに格納される。そしてCPUは、表示制御プログラムの定める手順に従い、これらの連続撮影中の映像と領域指定情報付加中の映像とを所定のサイズ、位置でディスプレイに表示する制御を行う。
なお、連続撮影中の映像と領域指定情報付加中の映像を一つの機器の複数のディスプレイや別々の機器のディスプレイに表示する場合には、これらの映像データをそれぞれのディスプレイや機器の識別情報と関連付けた上で、これらの映像を表示するように制御すれば足りる。
<処理の流れ>
図22は、本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1から3のいずれか一において図8などを用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れも、基本的に実施例1において図8を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本実施例では、領域指定情報付加開始ステップS2204において領域指定情報の付加開始されると、続いて連続撮影中の映像と当該領域指定情報付加中の映像とを同時表示するか否かの判断ステップS2205において、撮影装置はかかる判断を行い、連続撮影中の映像と当該領域指定情報付加中の映像とを同時表示すると判断した場合には、映像のサイズ変換・表示位置指定ステップS2206において、撮影装置は、連続撮影中の映像と当該領域指定情報付加中の映像のサイズ変換及び表示位置指定を行う。
次に、同時表示ステップS2207において、撮影装置は、前記ステップS2206にて変換されたサイズ及び指定された表示位置に従い、連続撮影中の映像と当該領域指定情報付加中の映像をディスプレイに同時表示する。
次に、実施例1と同様に、領域指定情報の付加を終了するか否かの判断ステップS2208を経て、領域指定情報の付加終了ステップS2209において撮影装置が領域指定情報の付加を終了すると、続いて、撮影装置は、同時表示を終了するか否かの判断ステップS2210において、前記ステップS2207において表示された連続撮影中の映像と当該領域指定情報付加中の映像の同時表示を終了するか否かの判断を行い、同時表示を終了すると判断した場合には、同時表示終了ステップS2211において、撮影装置はかかる同時表示を終了する。一方、前記ステップS2210において同時表示を終了しないと判断された場合には、次の領域指定情報の付加を開始するか否かの判断ステップS2214に進み、領域指定情報の付加を開始すると判断された場合には、同時表示終了ステップS2211に進んで撮影装置がかかる同時表示を終了する。この結果、領域指定情報の付加が終了した後も、次の領域指定情報の付加が開始されるまでは、同時表示が継続されることになる。その余の処理の流れは、実施例1から3のいずれか一と同様である。
<効果>
本実施例の発明により、連続撮影中に領域指定情報の付加を行う場合に、撮影終了を待つことなく、直ちに当該領域指定情報付加に係る映像をディスプレイに表示して確認することが可能となる。
<概要>
本実施例の撮影装置は、実施例1から4のいずれか一の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する手段をさらに有する点に特徴がある。
<構成>
(全般)
図23は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、本実施例の「撮影装置」2300は「映像送信部」2360をさらに有する。また、本実施例の撮影装置は、ネットワークを介して「サーバ装置」2370に接続されている。かかる撮影装置、サーバ装置の概要の一例は、図4(b)に示したものと同様である。
(映像送信部)
「映像送信部」は、「撮像部」にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信するように構成されている。この場合、送信された連続撮影映像はサーバ装置がすべて記録することを想定した構成である。これは、撮影装置の記録の負担を軽くすることを目的とする。特に、撮影装置が携帯電話機のような比較的記録要領の小さい機器の場合には、撮影した映像の全部を記録することは相当な負担になることから、かかる構成は有用である。また、サーバ装置が送信された連続撮影映像をすべて記録することを典型として想定しているのは、後刻の編集にこれらの映像が必要となることに備えるためである。また、副次的な目的として、連続撮影した全映像を再生することを可能とするためでもある。
また、「逐次送信」とは、撮影するのと同時にサーバ装置に送信することを意味するが、この場合、領域指定情報の付加も撮影と同時になされるので、映像データに直接ワンショットマークを書き込む形で領域指定情報を付加する場合には、この撮影と同時に領域指定情報が付加された映像が送信されることになる。
この場合、撮影装置は、例えば、撮像部で撮影された映像のうち領域指定情報を付加した映像のみを記録することが考えられる。あるいは、いったんは撮影されたすべての映像を記録し、編集などを行った後、領域指定情報を付加した映像だけを残して他の映像は消去してもよい。
(サーバ装置)
サーバ装置は、上述のように、撮影装置(映像送信部)から送信された連続撮影映像を受信すると、この映像をすべて記録することを典型とする。従って、典型的には、サーバ装置は撮影装置よりも大容量の記憶装置を備えていることが前提となる。
なお、サーバ装置は、受信・記録した連続撮影映像のうち、領域指定情報が付加された映像だけを再生させるための制御機能を備えていてもよい。これにより、例えば、当該サーバ装置にネットワークを介して接続された端末装置を用いて、撮影者以外の第三者が自ら撮影者の意図に沿った重要シーンのダイジェスト映像などを視聴することができ、第三者は編集の煩わしさから解放される。また、撮影者にとっては、第三者に見せたくない映像などを除外してウェブサイト上で公開するといったことも可能となる。
(他の構成例(1):送信状態が悪い場合に連続撮影映像を一時保存する構成)
また、本実施例の撮影装置は、送信状態が悪い場合には、撮像部にて撮影された連続撮影映像をバッファメモリなどに一時保存しておき、送信状態が回復してから当該映像をサーバ装置に送信するように構成されていてもよい。このため、映像送信部は、例えばバッファメモリなどの一時記録手段と、送信状態が悪いかどうか、回復したかどうかを判断する送信状態判断手段を有していることが望ましい。
(他の構成例(2):送信状態が悪い場合にデータ量の小さい映像等を一時保存する構成)
また、本実施例の撮影装置は、送信状態が悪い場合には、撮像部にて撮影された連続撮影映像そのものではなく、これよりデータ量の小さい情報をバッファメモリなどに一時保存しておき、送信状態が回復してから当該映像をサーバ装置に送信するように構成されていてもよい。連続撮影映像よりデータ量の小さい情報としては、例えば、音声のみの情報、音声及び静止画像からなる情報、音声並びに静止画像及び高圧縮動画像からなる情報などが該当する。
これは、上述の連続撮影映像をバッファメモリなどに一時保存する構成に比べ、送信状態の回復の程度が低い場合でも(即ち、撮影映像を送信できる程度には回復していないが、これよりデータ量の小さい情報であれば送信できる程度には回復している場合)にサーバ装置への送信を行うことで、少しでも早いタイミングでの送信を可能にし、その後の編集作業等を早く行えるようにすることを目的とする。同時に、サーバ装置に送信済みのデータは破棄しても構わないため、バッファメモリ等の使用量を節約することも可能となる。
本例の撮影装置にあっても、映像送信部が一時記録手段と送信状態判断手段を有していることが望ましい。かかる構成は、このような音声のみの情報、音声及び静止画像からなる情報、音声並びに静止画像及び高圧縮動画像からなる情報などであっても、保存・再生の価値が十分ある場合に有用である。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図24は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1から4のいずれか一の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、CPUが、連続撮影した映像を逐次サーバ装置に送信する。
この場合、CPUは、実施例1などで説明した構成に従い、連続制御プログラムを実行して、連続撮影し符号化した映像データを例えばPSに含まれるパケットごとに撮影ピクチャー番号などの識別子を付加していったんメインメモリに格納する。また、CPUは、やはり実施例1などで説明した構成に従い、ワンショットマークの付加を行い、当該領域指定情報を付加した映像データをメインメモリに格納する。次に、CPUは、当該映像データをI/Oを介して、逐次サーバ装置に送信する。
その際、いったんメインメモリに格納された映像データのうち、その後の処理によりワンショットマークを付加しなかった映像データについては、直ちに消去してもよいし、後刻の編集に備えて引き続き格納したままとしてもよい。前者の場合には、後刻の編集の場合には、CPUがサーバ装置からI/Oを介していったん送信した映像データを取得してワンショットマークを付加する編集を行い、再び当該映像データをサーバ装置に送信する。一方、前者の場合には、後刻編集する場合には、実施例2で説明したところと同様に、撮影装置が自らのメインメモリに格納した映像データを読み出して編集を行い、編集後の映像データをサーバ装置に送信する。
一方、図示は省略したが、サーバ装置のCPUは撮影装置から送信された映像データをI/Oを介して取得し、いったんメインメモリに格納したのち、好適にはこれを不揮発性の記憶装置に記憶する。なお、撮影装置から編集後の映像データが送信された場合には、これを元の映像データに上書きして記憶するようにしてもよい。
その余の構成については、実施例1から4のいずれか一と同じであるから説明を省略する。
<処理の流れ>
図25は、本実施例の撮影装置における撮影等に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1から4のいずれか一において図8などを用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の撮影装置における撮影等に係る処理の流れも、基本的に実施例1において図8を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本実施例では、領域指定情報の付加を開始するか否かの判断ステップS2503において領域指定情報の付加を開始すると判断した場合には、領域指定情報の付加を開始し(ステップS2504)、領域指定情報付加映像送信ステップS2505において、撮影装置は当該領域指定情報を付加した映像をサーバ装置に送信する。一方、前記ステップS2503において領域指定情報の付加を開始しないと判断された場合には、映像送信ステップS2510に進み、撮影装置は、当該撮影した映像(領域指定情報の付加されていない映像)をサーバ装置に送信する。
<効果>
本実施例の発明により、撮影装置の記録の負担を軽くすることが可能となる。特に、撮影装置が携帯電話機のような比較的記録要領の小さい機器の場合には、撮影した映像の全部を記録することは相当な負担になることから、かかる構成は有用である。また、サーバ装置が送信された連続撮影映像をすべて記録することにより、後刻の編集に備えるとともに、連続撮影した全映像を再生することも可能となる。
実施例1の撮影装置の概要の一例を示す概念図 実施例1の撮影装置の概要の一例を示す概念図 実施例1の撮影装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例1の撮影装置として用いられる携帯電話機の一例を示す図 実施例1の撮影装置の概要の一例を示す概念図 領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図 領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図 実施例1の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例1の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 実施例1の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 実施例2の撮影装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例2の撮影装置として用いられる携帯電話機の一例を示す図 領域指定情報の変更要領の一例を示す図 実施例2の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例2の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 実施例3の撮影装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例3の兼用ボタンの押下の仕方による機能の使い分けのパターンの一例を示す図 実施例3の兼用ボタンの押下の仕方による機能の使い分けのパターンの一例を示す図 実施例3の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例3の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 実施例4の撮影装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例4の撮影装置のディスプレイにおける表示状態の一例を示す図 実施例4の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例4の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 実施例5の撮影装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例5の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例5の撮影装置における処理の流れの一例を示す図 領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図 メタ情報のXMLフォーマットの一例を示す図
符号の説明
0100 撮影装置(携帯電話機)
0101 録画ボタン
0102 部分領域の指定のためのボタン
0103 ディスプレイ
0200 撮影装置
0210 撮像部
0220 入力部
0230 記録部
0240 制御部
0241 連続制御手段
0242 領域指定情報付加制御手段

Claims (8)

  1. 動画及び/又は静止画を撮影可能な撮像部と、
    ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部と、
    撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するための記録部と、
    制御部と、
    からなり、
    制御部は、
    撮像部を連続撮影状態に制御する連続制御手段と、
    入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように記録部を制御する領域指定情報付加制御手段と、
    を有する撮影装置。
  2. 制御部は、
    入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御する編集手段を有する請求項1に記載の撮影装置。
  3. 入力部は、
    領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、
    前記連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部と、をディスプレイに同時表示するための表示部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載の撮影装置。
  5. 撮像部にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する映像送信部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載の撮影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の撮影装置を有する携帯端末装置。
  7. 請求項1に記載の撮影装置であって、
    前記記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成された撮影装置を有する携帯端末装置。
  8. 撮影状態を連続撮影状態に制御して動画及び/又は静止画を撮影する連続撮影ステップと、
    連続撮影ステップで撮影した画像の全部又は一部を記録する記録ステップと、
    ユーザからの制御命令を受け付ける入力ステップと、
    入力ステップにおける入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する領域指定情報付加制御ステップと、
    を有する撮影方法。
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