JP2009100316A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動画及び/又は静止画を撮影可能な撮像部と、ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部と、撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するための記録部と、制御部とからなり、制御部は、撮像部を連続撮影状態に制御する連続制御手段と、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように記録部を制御する領域指定情報付加制御手段とを有する撮影装置を提供する。また、かかる撮影装置を利用した撮影方法を提供する。
【選択図】図1B
Description
また、第二の発明は、第一の発明を基礎とし、制御部は、入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御する編集手段を有する撮影装置を提供する。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明を基礎とし、入力部は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する撮影装置を提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎とし、連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、前記連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するための表示部をさらに有する撮影装置を提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎とし、撮像部にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する映像送信部をさらに有する撮影装置を提供する。
また、第六の発明は、第一から第五のいずれか一の発明の撮影装置を有する携帯端末装置を提供する。
また、第七の発明は、第一の発明の撮影装置であって、前記記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成された撮影装置を有する携帯端末装置を提供する。
また、第八の発明は、撮影状態を連続撮影状態に制御して動画及び/又は静止画を撮影する連続撮影ステップと、連続撮影ステップで撮影した画像の全部又は一部を記録する記録ステップと、ユーザからの制御命令を受け付ける入力ステップと、入力ステップにおける入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する領域指定情報付加制御ステップとを有する撮影方法を提供する。
本実施例の撮影装置は、動画などの連続撮影を行うとともに、ユーザからの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する機能を備える撮影装置である。
(撮影装置)
図2は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、「撮影装置」0200は、「撮像部」0210と、「入力部」0220と、「記録部」0230と、「制御部」0240とからなる。また、「制御部」は、「連続制御手段」0241と、「領域指定情報付加制御手段」0242とを有する。
「撮像部」は、動画及び/又は静止画を撮影可能なものである。つまり、本実施例の撮影装置の撮像対象には動画、静止画の双方が含まれる。動画の場合は、既述の例のように重要シーンが出現する可能性のある場面を、撮り逃しがないように連続録画によりすべて録画することが考えられる。また、静止画の場合は、例えば所定の時間間隔で連写することが考えられる。撮影自体は公知技術を用いて実行可能なものである。
「入力部」は、ユーザからの制御命令を受け付けるためのものである。ユーザからの制御命令としては、(1)撮像(連続録画、連写など)を開始・終了するための命令、(2)領域指定情報を付加するための命令、(3)記録済みの映像の中から重要シーンを再生するための命令などが考えられる。ただし、(1)、(3)にかかるユーザからの制御命令があることは本発明の撮影装置では必須ではなく、例えば、連続撮影は、撮影装置の電源をONにすると自動的に開始され、電源をOFFにするまでこの連続撮影が継続されるようにしてもよい。同様に、再生は、録画ボタンの押下などにより撮影が終了すると自動的に実行されるようにしてもよい。
「記録部」は、撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するためのものである。ここでいう「画像」は「映像」と同義である(以下の記載においても、両者を同じ意味で用いる)。記録自体は公知技術を用いて実行可能なものである。なお、記録部は、撮像部で撮影された画像の全部を記録してもよいし、当該画像のうち一部だけを記録してもよい。後者は、例えば撮影装置の記録容量が限られている場合などに、撮影した画像のうち領域指定情報が付加された画像だけを記録し、その余の画像は装置外のサーバに通信ネットワークを介して送信してサーバで記録するといった構成が考えられる。かかる構成の詳細については後述する。
図5は、領域指定情報の付加要領の一例を示す概念図であって、領域指定情報であるワンショットマークを映像データに直接書き込む形で付加する場合について示す図である。本図の映像データはPSストリームの例である。そして符号化に際して領域指定情報であるワンショットマークを付加すべき対象として特定された撮影領域に該当する識別子を含むPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを付加する。本図の例では、当該PSに含まれるパケットの識別子である撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」によって識別される連続する撮影領域がワンショットマークを付加すべき領域として特定され、記録部によってこの領域のヘッダにワンショットマーク(図中で「OS」として示す)が付加された状態が示されている。
次に、領域指定情報をメタ情報として記述する場合について説明する。この場合も、上の場合と同様に、例えばユーザがワンショットボタンを押下することにより発生する入力信号を入力部が受け付けると、入力部は当該入力に基づいて連続撮影領域の一部を特定した上で次に述べる制御部に制御命令を渡し、制御部が、当該領域の一部を指定するための領域指定情報を付加するよう、記録部に対し制御を行う。ただし、本例の場合は、この制御は、特定された当該連続撮影領域の一部を指定する領域指定情報を生成するように行われる制御であり、記録部はこの制御を受けて領域指定情報の生成を行う。
図2に戻り、「制御部」は、撮像部に対して画像撮影の状態を連続撮影状態に制御するとともに、記録部に対して領域指定情報を付加するように制御する。このため、「制御部」は、「連続制御手段」0241と、「領域指定情報付加制御手段」0242とを有する。
「領域指定情報付加制御手段」は、入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である部分領域指定情報を付加するように記録部を制御するように構成されている。
また、本実施例の撮影装置は、携帯端末装置が有する撮影装置であってもよい。即ち、この携帯端末装置は上に述べたような撮影装置を有する携帯端末装置であってもよい。このように当該撮影装置を携帯端末装置に備えることで、この携帯端末装置を用いて手軽に所望の動画などを、取り逃がすことなく撮影する機会を増やすことが可能となる。
特に、この携帯端末装置が有する撮影装置は、記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成されたものであってもよい。これは、携帯端末装置は一般にデータを記録できる容量が小さいことから、必要な撮影領域だけを保持することで記録容量の使用量を節約することを目的とする。従って、撮影領域の保持は、典型的には編集済みの画像データを保持することを意味する。この場合、編集前のオリジナルデータは破棄してもよいし、他の装置に転送して保持するようにしてもよい。
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図7は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例の撮影装置の撮像部は、「記憶装置(記録媒体)」0701と、「メインメモリ」0702と、「CPU」0703と、「I/O」0704と、I/Oを介して接続される「カメラ」(レンズ、撮像素子など)0705などから構成される。入力部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、I/Oを介して接続される「ボタン(キー)」(録画ボタン、ワンショットボタン)0706などから構成される。記録部と、制御部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」などから構成される。さらに、本実施例の撮影装置は、I/Oを介して「ディスプレイ」0707を有していてもよい。このディスプレイは、映像データに直接書き込んだりメタ情報として記述したりすることで領域指定情報が付加された画像を表示するためのものである。
図8は、本実施例の撮影装置における処理の流れの一例を示す図である。
本図に示すように、まず、連続撮影を開始するか否かの判断ステップS0801において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が連続撮影を開始するとの判断結果の場合、映像装置は、連続撮影開始ステップS0802において連続撮影を開始する。この連続撮影を開始するとの判断は、例えば、ユーザにより録画ボタンが押下されたことに基づく入力信号を撮影装置が受け付けた場合になされる。なお、連続撮影した映像は撮影装置がすべて記録してもよいし、一部を他の装置に記録させてもよい。
なお、領域指定情報の付加の方法に映像データに領域指定情報を付加する方法と メタ情報として記述する方法とがあることは、既に述べたところである。
なお、本実施例の撮影装置は、連続撮影終了後、領域指定情報が付加された部分領域などの再生処理を行ってもよい。
撮影装置が、図示を省略した撮影した映像を再生するか否かの判断ステップにおいて再生すると判断した場合、撮影した全領域の映像の連続再生(以下「連続再生」という。)を行うか領域指定情報が付加された部分領域の映像だけの再生(以下「マーキング再生」という。)を行うかの判断ステップS0901において、撮影装置はかかる判断を行い、その判断結果が連続再生を行うとの判断結果の場合、撮影装置は、連続再生のための復号化ステップS0902において、撮影した全領域の映像の復号化を行うとともに、連続再生ステップS0903において、当該復号化した映像の連続再生を行う。そして、連続再生を終了すると判断すると当該連続再生を終了する(ステップS0904、S0905)。
本実施例の発明により、重要シーンの撮り逃しを防ぐために動画などの連続撮影中に撮影者が選択した重要シーンをマークしていき、撮影終了と同時にその重要シーンを即座に再生確認することができるとともに、選択範囲の修正を容易に行うことができる撮影装置及び撮影方法を提供することが可能となる。
本実施例の撮影装置は、基本的に実施例1の撮影装置と共通するが、制御部が、ユーザからの入力に応じて領域指定情報の編集をするように制御する手段を有する点に特徴を有する。つまり、本実施例の装置は、いったん付加した領域指定情報を後から何らかの事情(例えば領域指定情報を付加するためのボタンを押すタイミングがずれてしまったなど)により変更することなどを可能にしたものである。
(撮影装置)
「編集手段」は、入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御するように構成されている。平たく言えば、編集手段の機能は、ユーザからの入力に応じて記録部に領域指定情報の編集をさせることである。かかるユーザからの入力は、例えばユーザが連続撮影終了後に領域指定情報を付加した画像を再生してみたところ、自分が意図した画像とは違っていた(例えば前後にずれていた、欠落していた、余計な画像が含まれていたなど)ことをトリガーとして、ユーザが領域指定情報の編集用のボタン(例えばワンショットボタンを併用することが考えられる)を押下することによりなされる。
図12は、領域指定情報の変更要領の一例を示す概念図であって、実施例1において図5で説明したのと同様、映像データを構成するPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを付加する例を示したものである。即ち、本例は、領域指定情報の付加要領として、映像データにワンショットマークを付加する場合の例である。本例では、(a)に示すように、いったんは実施例1において図5で示したのと同じ撮影ピクチャー番号「1803」から「1936」で識別されるPSに含まれるパケットのヘッダにワンショットマークを書き込むことにより付加したが、連続撮影終了後に映像を再生してみたところ、実はワンショットボタンを押すタイミングが一瞬遅れたために、重要なシーン(例えばゴールの瞬間)にワンショットマークを付加し損なうとともに、重要でないシーンにワンショットマークを付加してしまったことが分かったので、この付加位置を変更する編集を行う例である。本図では、ワンショットマークを付加する領域を撮影ピクチャー番号「1773」から「1876」に変更する例が示されている。この場合、撮影装置は、撮影ピクチャー番号「1773」から「1802」のPSに含まれるパケットのヘッダに新たにワンショットマークを書き込むとともに、撮影ピクチャー番号「1877」から「1936」のPSに含まれるパケットのヘッダに書き込まれたワンショットマークを消去する。
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図13は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、記憶装置に編集プログラムが記憶されており、やはり電源投入などによりメインメモリに展開されている。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、付加された領域指定情報の編集に係る構成を中心に説明する。その余の構成については、実施例1と同じであるから説明を省略する。
図14は、本実施例の撮影装置における編集に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、本実施例の処理の流れのうち、撮影に係る処理の流れと再生に係る処理の流れは、実施例1において図8、図9を用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
まず、編集対象画面の表示サブステップS1403において、撮影装置は、マーキングを付加又は消去する対象となる画面を表示する。この表示が、例えば、ユーザによるカーソルキー操作に基づく入力信号の受信に基づいて実行される。
次に、領域指定情報付加/消去サブステップS1404において、撮影装置は、前記ステップS1403にて表示された画面の領域に領域指定情報の付加又は消去を行う。この場合、当該領域に領域指定情報が付加されていない場合には付加処理がなされ、既に領域指定情報が付加されている場合には消去処理がなされる。
本実施例の発明により、いったん付加した領域指定情報を後から何らかの事情(例えば領域指定情報を付加するためのボタンを押すタイミングがずれてしまったなど)により変更することなどが可能となる。
本実施例の撮影装置は、実施例1又は2の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する点に特徴を有する。平たく言えば、重要シーンを動画で再生するためのワンショットボタンと静止画で再生するためのワンショットボタンを共通にし、例えばボタンを長押しするか短押しするかで両者を使い分けるようにした点に特徴がある。
(全般)
図15は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の「撮影装置」1500は実施例1又は2の撮影装置と基本的に共通するが、本図に示すように、撮影装置の「入力部」1520は、「兼用ボタン」1521を有する。
「兼用ボタン」は、領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用するように構成されている。このようにボタンを兼用としたのは、ボタンの数を少なくすることで撮影装置に係る機器(例えば携帯電話機)のユーザ操作をより容易にし、ワンショットボタンを押すタイミングを逸するおそれをより少なくすることなどを目的とする。
かかる兼用ボタンの押下のしかたによる動画再生、静止画再生の機能の使い分けの具体的なパターンには、様々なものが考えられる。
図16Aは、本実施例の兼用ボタンの押下の仕方による機能の使い分けのパターンの一例を示す。このうち、(a)は、兼用ボタンが長押し(ここでは押下状態が1秒以上継続する場合をいう。)された場合に、押下開始により動画再生のために領域指定情報付加を開始し、押下終了により当該付加を終了する例を示す。つまり押下中に撮影された領域の画像のみに領域指定情報を付加する例である。また、(b)は、兼用ボタンが長押しされると動画再生のために領域指定情報付加を開始し、再度兼用ボタンが長押しされると領域指定情報付加を終了する例である。(a)の例と異なり、二回の押下に挟まれた期間が、押下中ではないが領域指定情報が付加され続ける例である。また、(c)は、兼用ボタンが短押し(ここでは押下状態が1秒未満しか継続しない場合をいう。)された場合に、押下中に撮影された最初の画像に対して静止画再生のために領域指定情報をする例である。また、(d)は、兼用ボタンが短押しされた場合に、押下中に撮影されたすべての画像に対して静止画再生のために領域指定情報をする例である。付加用にするパターンの一例を示す。
さらに、図16Bは、図16A(b)と同じように兼用ボタンが長押しされて動画再生のために領域指定情報付加が開始された後、再度兼用ボタンが長押しされて領域指定情報付加が終了する前に兼用ボタンが短押しされた場合に、押下中に撮影された最初の画像を静止画としても再生するための領域指定情報が付加される例である。
また、かかる動画再生用、静止画再生用の区別を利用して、再生時の画質などを動画と静止画とで区別してもよい。これは動画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合と、静止画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合とで、映像データの記録の仕方に差を設けることで実現可能である。例えば、静止画再生用の領域指定情報付加のための入力があった場合には高画質で記録するといったことが考えられる。
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図17は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1又は2の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、領域指定情報を付加する操作ボタンとして兼用ボタンを用いて、動画再生用の入力と静止画再生用の入力を識別するための構成を中心に説明する。その余の構成については、実施例1又は2と同じであるから説明を省略する。
図18は、本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1又は2において図9、図14を用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、ユーザのボタン操作をより容易にし、ワンショットボタンを押すタイミングを逸するおそれをより少なくすることなどが可能となる。
本実施例の撮影装置は、実施例1から3のいずれか一の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、連続撮影中の取得映像と、この連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するための手段を有する点に特徴がある。
(全般)
図19は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、「撮影装置」1900は「表示部」1950をさらに有する。
「表示部」は、連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、前記連続撮影状態においてワンショットマーク付加中の映像領域の全部又は一部とをディスプレイに同時表示するためのものである。これは、連続撮影中に領域指定情報の付加を行う場合に、撮影終了を待つことなく、直ちに当該領域指定情報付加に係る映像をディスプレイに表示して確認することができるようにすることを目的とする。かかる目的、構成の性質上領域指定情報の付加、同時表示の対象となる映像は、静止画に限定される。
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図21は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1から3のいずれか一の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、記憶装置に表示制御プログラムが記憶されており、やはり電源投入などによりメインメモリに展開されている。ここでは、本実施例の撮影装置の特徴である、連続撮影中の映像と領域指定情報付加中の映像をディスプレイに同時表示するための構成について、一つのディスプレイに表示する例を中心に説明する。その余の構成については、実施例1から3のいずれか一と同じであるから説明を省略する。
図22は、本実施例の撮影装置における撮影に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1から3のいずれか一において図8などを用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、連続撮影中に領域指定情報の付加を行う場合に、撮影終了を待つことなく、直ちに当該領域指定情報付加に係る映像をディスプレイに表示して確認することが可能となる。
本実施例の撮影装置は、実施例1から4のいずれか一の撮影装置と基本的に共通する。ただし、本実施例の撮影装置は、撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する手段をさらに有する点に特徴がある。
(全般)
図23は、本実施例の撮影装置の機能ブロックの一例を示す。本図に示すように、本実施例の「撮影装置」2300は「映像送信部」2360をさらに有する。また、本実施例の撮影装置は、ネットワークを介して「サーバ装置」2370に接続されている。かかる撮影装置、サーバ装置の概要の一例は、図4(b)に示したものと同様である。
「映像送信部」は、「撮像部」にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信するように構成されている。この場合、送信された連続撮影映像はサーバ装置がすべて記録することを想定した構成である。これは、撮影装置の記録の負担を軽くすることを目的とする。特に、撮影装置が携帯電話機のような比較的記録要領の小さい機器の場合には、撮影した映像の全部を記録することは相当な負担になることから、かかる構成は有用である。また、サーバ装置が送信された連続撮影映像をすべて記録することを典型として想定しているのは、後刻の編集にこれらの映像が必要となることに備えるためである。また、副次的な目的として、連続撮影した全映像を再生することを可能とするためでもある。
サーバ装置は、上述のように、撮影装置(映像送信部)から送信された連続撮影映像を受信すると、この映像をすべて記録することを典型とする。従って、典型的には、サーバ装置は撮影装置よりも大容量の記憶装置を備えていることが前提となる。
また、本実施例の撮影装置は、送信状態が悪い場合には、撮像部にて撮影された連続撮影映像をバッファメモリなどに一時保存しておき、送信状態が回復してから当該映像をサーバ装置に送信するように構成されていてもよい。このため、映像送信部は、例えばバッファメモリなどの一時記録手段と、送信状態が悪いかどうか、回復したかどうかを判断する送信状態判断手段を有していることが望ましい。
次に、本実施例の撮影装置のハードウェア構成について説明する。
図24は本実施例の撮影装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の撮影装置のハードウェア構成は、基本的に実施例1から4のいずれか一の撮影装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例では、CPUが、連続撮影した映像を逐次サーバ装置に送信する。
図25は、本実施例の撮影装置における撮影等に係る処理の流れの一例を示す図である。なお、再生に係る処理の流れと編集に係る処理の流れは、実施例1から4のいずれか一において図8などを用いて説明したところと同様であるので、説明を省略する。
本実施例の発明により、撮影装置の記録の負担を軽くすることが可能となる。特に、撮影装置が携帯電話機のような比較的記録要領の小さい機器の場合には、撮影した映像の全部を記録することは相当な負担になることから、かかる構成は有用である。また、サーバ装置が送信された連続撮影映像をすべて記録することにより、後刻の編集に備えるとともに、連続撮影した全映像を再生することも可能となる。
0101 録画ボタン
0102 部分領域の指定のためのボタン
0103 ディスプレイ
0200 撮影装置
0210 撮像部
0220 入力部
0230 記録部
0240 制御部
0241 連続制御手段
0242 領域指定情報付加制御手段
Claims (8)
- 動画及び/又は静止画を撮影可能な撮像部と、
ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部と、
撮像部で撮影された画像の全部又は一部を記録するための記録部と、
制御部と、
からなり、
制御部は、
撮像部を連続撮影状態に制御する連続制御手段と、
入力部からの入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように記録部を制御する領域指定情報付加制御手段と、
を有する撮影装置。 - 制御部は、
入力部からの入力に応じて記録部に記録された画像に付加された領域指定情報の編集をするように記録部を制御する編集手段を有する請求項1に記載の撮影装置。 - 入力部は、
領域指定情報を付加する操作ボタンとして、前記部分領域を動画再生のために選択的に識別させるための入力機能と、静止画再生のために選択的に識別させるための入力機能とを兼用する兼用ボタンを有する請求項1又は2に記載の撮影装置。 - 連続撮影状態の撮像部が取得している映像と、
前記連続撮影状態において領域指定情報付加中の映像領域の全部又は一部と、をディスプレイに同時表示するための表示部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載の撮影装置。 - 撮像部にて撮影された連続撮影映像をネットワークを介して接続されたサーバ装置に逐次送信する映像送信部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載の撮影装置。
- 請求項1から5のいずれか一に記載の撮影装置を有する携帯端末装置。
- 請求項1に記載の撮影装置であって、
前記記録部が領域指定情報が付加された撮影領域のみを保持するように構成された撮影装置を有する携帯端末装置。 - 撮影状態を連続撮影状態に制御して動画及び/又は静止画を撮影する連続撮影ステップと、
連続撮影ステップで撮影した画像の全部又は一部を記録する記録ステップと、
ユーザからの制御命令を受け付ける入力ステップと、
入力ステップにおける入力に基づいて連続撮影領域の一部に所定の再生ルールにて選択的に再生される部分領域を指定するための情報である領域指定情報を付加するように制御する領域指定情報付加制御ステップと、
を有する撮影方法。
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