JP5082388B2 - 入力断検出機能付き電源回路 - Google Patents

入力断検出機能付き電源回路 Download PDF

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この発明は、様々な電気機器に搭載される電源回路のうちAC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出機能付きの電源回路に関する。
以前より、AC電源を入力して動作する電気装置において、停電時にそれを速やかに検出してAC電源から充電池の電源供給へと切り替える入力断検出機能を備えたものがある(例えば特許文献1,2)。
また、電源スイッチのオフ操作や、電源プラグがコンセントから外されたことを検出して、供給電圧が動作電圧を下回る前に内部のLSI(大規模集積回路)に必要なデータの退避動作をさせたり、様々な表示回路の出力動作を素早く停止させたりする入力断検出機能を備えたものもある。
従来、AC電源の入力が断たれたことの検出は、電源ラインの電圧を整流回路や平滑容量等を介して検出回路に入力させ、この電圧が所定量低下した場合にAC電源の入力断と判別するように構成するのが一般であった。
特開昭58−212335号公報 特開平3−139132号公報
近年、AC電源を入力してスイッチングレギュレータ等により所定のDC電圧を生成して内部回路に供給する電源回路においては、高調波抑制のために電源ライン上にフィルタ回路を設けるのが一般である。しかしながら、このようなフィルタ回路を設けた場合、AC電源の入力が断たれた際に、フィルタ回路の容量素子に一定の電荷が蓄えられた状態となるため、電源ラインの電圧は速やかに収束せず、それによりAC電源の切断を速やかに検出することが出来ないという課題が生じていた。
すなわち、電源ライン上の電圧を整流回路と平滑容量とを介して検出回路で検出する従来の検出回路では、電源ラインの電圧が速やかにゼロに収束しないと、電源ラインから平滑容量に電圧が供給されつづけ、検出電圧が速やかに低下しない。
また、電源ラインの電圧を速やかに収束させるために、電源ライン間に設けられる抵抗の値を比較的小さな値に設定してフィルタ容量の電荷を速やかに放出させる構成も採用されている。しかしながら、この方式では電源の入力断を速やかに検出するには抵抗値をより小さくしなければならず、そうすれば待機電力や無駄な電力消費が増すという問題が生じる。
また、本発明者らは、AC電源が入力される2つの電源ラインに対して、それぞれ独立して電源切断を検出する回路を設けることで、フィルタ容量などで電源ラインの電圧が素早くゼロに収束しない場合でも、負電圧に帯電している側の電源ラインの検出回路において電源の入力が断たれたことを速やかに検出する方式について検討した。しかしながら、このような方式では、検出回路をIC化した場合に、ICに電源断の検出用に2つの入力端子を設けなければならず、ICパッケージの増大、並びに、コストの増大に繋がると考えられた。
この発明の目的は、電源ライン上に比較的に大きなフィルタ容量等が設けられていても、AC電源の入力が断たれた場合にそれを速やかに検出できるとともに、このような検出を1つの検出端子のみを備える回路で実現できる検出機能付きの電源回路を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、AC電源が入力される複数の電源ライン(La,Lb)の間にフィルタ容量が接続された高調波抑制フィルタと、この高調波抑制フィルタの後段に接続された整流回路および平滑コンデンサと、前記整流回路により整流され前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を受けて所定の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータと、前記整流回路とは別に設けられ、前記複数の電源ラインのうち第1電源ラインに入力されるAC電源の半周期の電圧を保持する第1の容量と、前記第1の容量が保持する電圧に第2電源ラインに入力されるAC電源の残り半周期の電圧を加算して複合させ、複合させない場合よりも高い電圧を生成する合算回路(21)と、前記合算回路により加算して複合された電圧を保持する第2の容量と、前記第2の容量に保持された電圧に基づき前記AC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出回路(17,18)とを備えている構成とした。
このような構成によれば、電源ライン間に比較的に大きなフィルタ容量があってAC電源が切断されてから暫くの間、電圧がゼロに収束しない場合でも、上記の合算回路の電圧を維持するための交流電源がなくなるため、合算回路の出力は半分近くまで速やかに低下する。従って、これをモニタすることでAC電源の入力が断たれたことを速やかに検出することが出来る。
また、電圧のモニタを行う検出回路は1つのみ設ければよいので、検出回路をIC化した場合でも、検出用の入力端子を1つにすることが出来る。
具体的には、前記合算回路として、半波倍電圧整流回路(図2)や全波倍電圧整流回路(図7)を適用することが出来る。
このような倍電圧整流回路によれば、フィルタ容量等の作用で電源ラインに高い電圧が残留しても、AC電源の入力が断たれれば直ぐに倍電圧整流の動作が停止され、出力電圧は速やかに半分程度まで低下する。従って、これをモニタすることでAC電源の入力断を速やかに検出することが出来る。
また具体的には、前記合算回路として、前記第1と第2の電源ラインの交流電圧をそれぞれ半波整流して平滑コンデンサで受ける少なくとも2個の半波整流平滑回路(23a,23b:図10)と、これら半波整流平滑回路の出力電圧を所定の重み付けで加算して出力する和算回路(R11,R12)とを備えた構成を適用することも出来る。
このような構成によれば、AC電源の入力が断たれて一方の電源ラインの電圧が高いまま維持されても、他方の電源ラインの電圧は低くなるため、上記の加算電圧は直ぐに半分程度低下することになる。従って、これをモニタすることでAC電源の入力断を速やかに検出することが出来る。
また具体的には、前記入力断検出回路は、前記合算回路の出力に基づく電圧と参照電圧とを比較する電圧比較回路(17)と、該電圧比較回路による比較結果に基づき前記AC電源の入力が断たれたことを示す信号を出力する信号発生回路(18)とから構成すると良い。
このような構成により、単純な構成により、確実で間違いの無いAC電源入力断の検出を行うことが出来る。
さらに具体的には、前記半波倍電圧整流回路、又は、前記全波倍電圧整流回路は、前記AC電源或いは前記AC電源に基づく交流電圧に対して2倍〜N倍の倍電圧整流動作を行う回路とすることが出来る。また、前記半波倍電圧整流回路、又は、前記全波倍電圧整流回路には、入力段から出力段までの1箇所或いは複数箇所に所定の分割比で電圧を降下させる降圧回路(R1〜R3:図5,R1a,R1b:図6等)が含まれている構成とすると良い。
すなわち、第1と第2の電源ラインから半周期ごとの電圧を導いて複合させた電圧を出力出きればよいので、2倍の倍電圧整流動作に限られず、3倍以上の倍電圧整流回路と同様の回路形式としても同様の作用が得られる。また、合算回路は、昇圧が目的ではないので、その入力段や出力段或いは回路の途中に抵抗分割やコンデンサ分割により電圧を降下させる回路を設けて、出力される電圧を低い電圧にするようにしても、同様の作用効果が得られるし、また、検出回路等の耐圧も低くできるので好ましい。
さらに具体的には、前記半波倍電圧整流回路は、前記第1電源ライン(Lb:図2)から電流を流す整流素子(D1)と、該整流素子の整流作用により充電されるキャパシタ(C1)と、前記キャパシタの電圧と前記第2電源ライン(La)の電圧とを直列に加算した電圧に基づき充電される平滑コンデンサ(C2)と、該平滑コンデンサから所定の時定数で放電を行う放電抵抗(R1)とを備え、前記入力断検出回路(17)は前記平滑コンデンサ(C2)の出力に基づく電圧と参照電圧とを比較してAC電源の入力が断たれたことを検出する構成とすることが出来る。
また、前記全波倍電圧整流回路は、前記第1電源ライン(La:図7)から電流を流す第1整流素子(D3)と、該第1整流素子の整流作用により充電される第1キャパシタ(C3)と、前記第2電源ライン(Lb)から電流を流す第2整流素子(D4)と、該第2整流素子の整流作用により充電されるとともに前記第1キャパシタと直列に接続された第2キャパシタ(C4)と、前記第1キャパシタおよび第2キャパシタから所定の時定数で放電を行う放電抵抗(R5,R6)とを備え、前記入力断検出回路(17)は前記第1キャパシタおよび前記第2キャパシタを直列にした出力に基づく電圧と参照電圧とを比較してAC電源の入力が断たれたことを検出する構成とすることが出来る。
さらに、本発明は、上述の目的を達成するため、前記電源ラインに入力されるAC電源を半波整流して平滑する半波整流平滑回路(23a:図12)と、前記電源ラインに入力されるAC電源を倍電圧整流する倍電圧整流回路(22)と、前記半波整流平滑回路の出力電圧と前記倍電圧整流回路の出力電圧とを所定の重み付けで和算する和算回路(R16〜R19)と、該和算回路の出力に基づきAC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出回路(17)とを備えた構成としても良い。
このような構成としても、AC電源の入力が断たれた場合に和算回路の電圧が速やかに所定の割り合いで低下するので、この電圧のモニタによりAC電源入力断の検出を少ない遅延で検出することが出来る。
上記本発明の構成は、前記電源ラインに入力されたAC電源を整流する全波整流回路(13)と、整流された電圧から所定の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータ(14)と、前記電源ラインのノイズを減衰させるフィルタ回路(12)とを備えるような電源回路に適用して特に有用なものである。
なお、この項目の説明において、実施形態との対応関係を示す符号を括弧書きで記したが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明に従うと、AC電源の入力が断たれた後に電源ラインの電圧が速やかにゼロ電圧まで収束しないような電源回路であっても、速やかにAC電源の入力断の検出を行って、電源切断時の動作に素早く移行させることが出来るという効果がある。また、このような電源切断の検出を電圧検出回路を1個のみ用いて実現できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1実施形態の電源回路を示す構成図である。
この実施の形態の電源回路10は、電気機器に搭載され、外部からAC電源を入力して内部回路にDC電圧を供給するものである。電源回路10には、コイルLfと容量Cfと抵抗Rf等を接続してなる高調波抑制フィルタ12と、全波整流回路13と、整流された電圧を平滑する平滑容量C0および所定のDC電圧を生成するスイッチングレギュレータ回路14等を備えている。
さらに、この電源回路10は、ACプラグ11がコンセントから外された場合や、停電発生時などに、AC電源の入力が断たれたことを検知して内部回路へAC電源入力断の信号を供給する入力断検出機能を備えたものである。
この入力断検出機能は、A端子側の電源ラインLaの半周期分の電圧と、B端子側の電源ラインLbの残り半周期分の電圧とを複合させて電圧を生成する合算回路21と、この複合された電圧をモニタする電圧検出回路17と、この検出結果に基づき電源切断の信号を出力する信号発生回路18等から構成される。上記の電圧検出回路17および信号発生回路18は、例えば、他の制御回路とともに集積化されており、この集積回路には、電源切断検知用の1個の入力端子が用意されている。
このような入力断検出機能によれば、AC電源の入力切断が検出された場合に、信号発生回路24から内部回路(LEDランプの点灯停止回路51やマイクロコンピュータLSIの電源停止対応回路52など)に信号が出力されて、LEDランプの点灯が速やかに停止されたり、LSI内で必要なデータの退避動作が行われるなど、電源切断に対応する動作が内部回路で行われるようになっている。
図2には、図1の合算回路として半波倍電圧整流回路の具体的な一例を示した回路図である。
この実施の形態は、上記の合算回路21として、半波倍電圧整流回路を適用した例である。この回路は、電源ラインLa,Lbの間に直列に接続された第1ダイオードD1および第1キャパシタC1と、これらの結節点とグランド間に第2ダイオードD2を介して接続された平滑コンデンサC2と、平滑コンデンサC2から所定の時定数で放電を行う放電抵抗R1等から構成され、平滑コンデンサC2の電圧が電圧検出回路17に出力されるように構成されている。
ここで、第1キャパシタC1の容量値は、例えば、フィルタ容量Cfと比較して非常に小さい値(例えば1/10以下)に設定されている。また、平滑コンデンサC2の容量値も小さく、放電抵抗R1の抵抗値は大きく設定されて、検出用の消費電流は小さくされている。
平滑コンデンサC2が接続されるグランドは、全波整流回路13のグランドと共通にされ、それにより平滑コンデンサC2の一方の端子は全波整流回路13の整流ダイオードD32を介してB端子側の電源ラインLbに接続されている。
また、電圧検出回路17は、入力電圧と参照電圧Vrとを比較して、入力電圧が参照電圧Vrを下回った場合に検出出力を信号発生回路18に出力するように構成されている。
図3には、通常時と電源切断時の動作を説明する電圧波形図を示す。
上記のような回路構成によれば、AC電源が入力されている通常時には、半波二倍電圧整流動作により平滑コンデンサC2の端子間にAC電源のピーク電圧のほぼ2倍の電圧がチャージされる。
詳細には、図3(b)の前半部分に示すように、B端子が高電圧となる半周期の期間に、第1ダイオードD1の整流作用により、図2の経路S1に微小電流が流れて、第1キャパシタC1にAC電源のピーク電圧分のチャージが行われる。次に、A端子が高電圧となる半周期の期間に、図2の経路S3の微小電流が流れて、第1キャパシタC1の負電荷側の端子が高電圧に持ち上げられるため、第1キャパシタC1の正電荷側の端子(ノードN1)は、AC電源のピーク電圧のほぼ2倍の電圧まで昇圧される。
そして、図3(c)の前半部分に示すように、この電圧が平滑コンデンサC2に入力されて平滑コンデンサC2の電圧がAC電源のピーク電圧のほぼ2倍の電圧にチャージされる。平滑コンデンサC2の電圧は、放電抵抗R1により所定の時定数で減少していき、再び、次の周期で2倍の電圧にチャージされ、この動作を繰り返す。
従って、電源入力のある通常時には、平滑コンデンサC2の電圧は参照電圧Vrより高い電圧に維持されて、電圧検出回路17において電圧低下の検出には至らない。
図4には、電源切断時の電流経路を表わした説明図を示す。同図(a)はA端子側が高電圧のときに切断された場合、(b)はB端子側が高電圧のときに切断された場合を示している。
AC電源が切断されると、フィルタ容量Cfの帯電により電源ラインLa,Lb間に大きな電圧が残留するが、フィルタ容量Cfからは直流電圧しか供給されないため、上記のような倍電圧整流動作は停止される。
すなわち、図4(a)に示すように、フィルタ容量CfのA端子側に正電荷が蓄積されている場合には、フィルタ容量Cfから平滑コンデンサC2にチャージが行われる経路S3の電流が流れるが、第1キャパシタC1にチャージが行われる経路S4の電流は流れない。また、逆に、フィルタ容量CfのB端子側に正電荷が蓄積されている場合には、図4(b)に示すように、第1キャパシタC1にチャージが行われる経路S5の電流が流れるが、平滑コンデンサC2にチャージが行われる経路S6の電流は流れない。
さらに、フィルタ容量Cfから供給される電圧はAC電源のピーク電圧以下となるので、第1キャパシタC1や平滑コンデンサC2からの放電が進んで、何れの場合でも、平滑コンデンサC2の電圧は半分程度まで速やかに低下する。この電圧の低下速度は、平滑コンデンサC2の容量値と放電抵抗R1の抵抗値で決定される時定数或いは第1キャパシタC1の容量値を含めた時定数により決定される。
そして、この電圧が電圧検出回路17に入力され、電圧検出回路17において参照電圧Vrを下回ったことが検出されると、信号発生回路18から速やかにAC電源の切断を示す信号が出力されることとなる。
以上のように、この実施の形態の電源回路10によれば、AC電源の入力が切断されてからすぐに電源ラインLa,Lb間の電圧がゼロ電圧に収束しない回路構成であっても、電圧の低下を検出する1個の電圧検出回路17により速やかにAC電源の切断を検出することが出来る。これにより、例えば、ACプラグをコンセントから外したときに電気機器の表示器の点灯を速やかに停止させて、表示器の点灯がだらだらと続いてしまうのを回避したり、或いは、供給電圧がLSIの動作電圧を下回る前に余裕を持って必要なデータの退避動作を完了させる等の処理が可能となる。
[第2の実施の形態]
図5は、図1の半波倍電圧整流回路の第2例を示した回路図、図6は、この半波倍電圧整流回路の第3例を示した回路図である。
これらの実施例は、半波倍電圧整流回路の中段や出力段に分割抵抗R1〜R3(図5),R1a,R1b(図6)を接続し、半波倍電圧整流回路21から電圧検出回路17へ出力される電圧を低い電圧にしたものである。
このような構成としても、AC電源が入力される通常時には半波倍電圧整流の動作により、AC電源のピーク電圧の2倍の電圧を、さらに所定の分割比で降下させた電圧が半波倍電圧整流回路から出力されるが、AC電源の入力が断たれた場合には、この半波倍電圧整流の動作が停止されて、出力される電圧値が半分程度まで速やかに低下する。
従って、第1実施形態と同様に、この電圧低下によりAC電源の入力の切断を速やかに検出することが出来る。さらに、電圧検出回路17に出力される電圧は低い電圧に設定できるので、IC等の耐圧を通常の値に設定することが出来る。
なお、電圧を降下させる箇所は、図5や図6に示すように、半波倍電圧整流回路の中段や出力段に限られず、各電源ラインLa,Lbから電圧を入力する入力段において行っても良いし、電圧を降下させる手段も抵抗分割のほかコンデンサ分割などを利用するこも出来る。また、倍電圧整流とは、一般に、電圧を2倍や3倍に昇圧すると云う意味を含んでいるが、本明細書では、途中で電圧降下を行う構成を追加したことで、出力電圧が2倍や3倍に昇圧された電圧より低くなったり、出力電圧が入力電圧よりも降圧される場合でも、倍電圧整流回路と同様の動作で電圧の複合が行われていれば倍電圧整流と表現する。
[第3の実施の形態]
図7には、図1の合算回路として全波倍電圧整流回路を適用した場合の回路図を示す。
この実施形態の電源回路は、図1の合算回路21として全波二倍電圧整流回路を適用したものである。この全波二倍電圧整流回路は、A端子側が高電位となる位相でA端子側の電源ラインLaからB端子側の電源ラインLbに電流経路S8で電流を流して充電を行う第1キャパシタC3および第1ダイオードD3と、B端子側が高電位となる位相でB端子側の電源ラインLbからA端子側の電源ラインLaに電流経路S9で電流を流して充電を行う第2キャパシタC4および第2ダイオードD4と、これら第1キャパシタC3および第2キャパシタC4を直列に接続した両端の電圧を降圧する分割抵抗R5,R6等から構成される。そして、この分割抵抗R5,R6の結節点の電圧が電圧検出回路17に出力されるように構成されている。分割抵抗R5,R6は、第1および第2のキャパシタC3,C4に充電された電荷を所定の時定数で放電する放電抵抗としての機能も担うものである。
上記の第1キャパシタC3と第2キャパシタC4の容量値は、ともに同程度の値で、且つ、フィルタ容量Cfの容量値よりも非常に小さい値に設定されている。また、分割抵抗R5,R6の抵抗値は大きな値に設定され、これらにより全波倍電圧整流回路に流れる消費電流は小さくなるように構成されている。
さらに、第1および第2のキャパシタC3,C4の容量値と分割抵抗R5,R6の抵抗値により決まる放電の時定数は、電源切断から検出までの時間を決定するパラメータであり、好ましくは、電源入力のある通常時には出力電圧が電圧検出回路17の電圧閾値を下回ることがなく、電源が切断されたときには速やかに放電がなされて出力電圧が電圧検出回路17の電圧閾値を下回るような値に設定すると良い。
このような回路構成によれば、AC電源が入力される通常時には、第1および第2のキャパシタC3,C4の各々にAC電源のほぼピーク電圧が充電された状態になり、これを直列に接続した2倍のピーク電圧を所定の分割比で分割した電圧が電圧検出回路17に出力される。
一方、AC電源の入力が断たれた場合には、そのときのフィルタ容量Cfの充電状態に応じて、第1キャパシタC3或いは第2キャパシタC4の何れか一方への充電動作がなくなるため、何れか一方の放電が進んで、全波倍電圧整流回路の出力電圧は半分程度まで速やかに低下する。そして、この電圧低下を電圧検出回路17が検出して電源入力段の検出信号が出力されることとなる。
以上のように、このような回路構成によっても、AC電源の入力が切断されてから電源ラインLa,Lb間の電圧がすぐにゼロ電圧に収束しない場合でも、速やかにAC電源の切断を検出し、速やかに電源切断の対処を行うことが可能となる。
[第4の実施の形態]
図8は、全波倍電圧整流回路のその他の具体例を示した回路図である。
第4実施形態の電源回路は、第3実施形態の構成に加えて、平滑コンデンサC5とダイオードD5とを追加し、第1キャパシタC3と第2キャパシタC4とに充電された電圧をダイオードD5を介して一旦平滑コンデンサC5に入力し、この平滑コンデンサC5の電圧を分割抵抗R5,R6を介して電圧検出回路17に出力するようにしたものである。
このような回路構成であっても、第3実施形態の場合と同様に、AC電源の入力が切断されると平滑コンデンサC5の電圧が速やかに半分程度まで低下して、AC電源切断の速やかな検出を行うことが出来る。
[第5の実施の形態]
図9は、図1の合算回路の第5実施形態を示す回路図である。
第5実施形態の電源回路は、図1の合算回路21として、2倍の負電圧を生成する半波倍電圧整流回路を適用したものである。また、この半波倍電圧整流回路は、全波整流回路13のダイオードD31,D32を通る電流経路を使用せずに倍電圧整流動作を行い得る特徴を有したものである。
この半波倍電圧整流回路は、第1電源ラインLaと第2電源ラインLbとの間に直列接続された第1キャパシタC6および第1ダイオードD6と、この第1キャパシタC6および第1ダイオードD6の結節点N4と第2電源ラインLbの間に直列接続された第2ダイオードD7と平滑コンデンサC7等から構成される。
そして、A端子側が高電位の位相のときに経路S11の電流により第1キャパシタC6にAC電源のピーク電圧の充電がなされ、B端子側が高電位の位相のときに経路S12の電流により、第1キャパシタC6に充電された負の電圧とAC電源の負の電圧とが直列に加算された負の脈流電圧が、第1キャパシタC6の結節点N4に出力される。そして、この電圧がダイオードD7を介して平滑コンデンサC7に出力されて、平滑コンデンサC7がAC電源のピーク電圧のほぼ2倍の負電圧で充電される。
さらに、この半波倍電圧整流回路には、平滑コンデンサC7の電圧を転写するために、第2電源ラインLbとグランド間にダイオードD9と第3コンデンサC8が直列に接続され、さらに、平滑コンデンサC7の負電圧の端子がダイオードD8を介してグランドに接続されている。
これにより、電流経路S13にて平滑コンデンサC7から第3コンデンサC8に電流が供給されて、第3コンデンサC8にも平滑コンデンサC7と同一の電圧が充電される。ダイオードD8とD9はこの電流経路S13に逆側の電流を流さないためのものである。
そして、この第3コンデンサC8の電圧が分割抵抗R7,R8を介して所定の分割比で降圧されて電圧検出回路17に出力されるように構成されている。
このような回路構成によっても、図2や図6に示した半波倍電圧整流回路と同様の動作によって、AC電源の切断を速やかに検出することができる。
[第6の実施の形態]
図10は、図1の合算回路の第6実施形態を示す回路図である。
第6実施形態の電源回路は、図1の合算回路として、2本の電源ラインLa,Lbからそれぞれ電流を入力して充電を行う2個の半波整流平滑回路23a,23bと、これらから所定の時定数で放電を行う放電抵抗R13,R14と、2個の半波整流平滑回路23a,23bの電圧を所定の重み付けで和算する和算回路(R11,R12)等を備えている。
そして、この和算回路の出力が電圧検出回路17に出力されてAC電源の切断が検出されるようになっている。
半波整流平滑回路23aは、電源ラインLaとグランド間に整流ダイオードD10と平滑コンデンサC10とを直列に接続して構成され、電源ラインLaが高電圧となる位相でダイオードD10、コンデンサC10、全波整流回路13のダイオードD32と電流を流して、平滑コンデンサC10にAC電源のほぼピーク電圧を充電する。
他方の半波整流平滑回路23bは、他方の電源ラインLbとグランド間に整流ダイオードD15と平滑コンデンサC15とを直列に接続して構成され、電源ラインLbが高電圧となる位相でダイオードD15、コンデンサC15、全波整流回路13のダイオードD31と電流を流して、平滑コンデンサC15にAC電源のほぼピーク電圧を充電する。
和算回路は、平滑コンデンサC10,C15の正電荷で充電された端子間に抵抗R11、R12を直列に接続した構成であり、これらの電圧を1/2ずつ重み付けして加算した電圧をその結節点に出力して電圧検出回路17に出力する。
抵抗R11,R12の抵抗値は大きな値に設定され、第1電源ラインLaから他方の平滑コンデンサC15に無視できない電流が流れたり、第2電源ラインLbから他方の平滑コンデンサC10に無視できない電流が流れることがないようにされている。
放電抵抗R13,R14の抵抗値は、平滑コンデンサC10,C15の容量値とともに放電の時定数を決めるものであり、AC電源の入力のある通常時は出力電圧が電圧検出回路17の電圧しきい値を下回ることがなく、電源切断時には速やかに該電圧しきい値を下回るような値に設定される。
このような回路構成によれば、AC電源が入力される通常時には、第1および第2のキャパシタC10,C15の各々にAC電源のほぼピーク電圧が充電された状態になり、これらを半分の重み付けで加算した電圧が電圧検出回路17に出力される。
一方、AC電源の入力が断たれた場合には、そのときのフィルタ容量Cfの充電状態に応じて、第1コンデンサC10或いは第2コンデンサC15の何れか一方への充電動作がなくなるため、何れか一方の放電が進んで、和算回路の出力は半分程度まで速やかに低下する。そして、この電圧低下を電圧検出回路17が検出して電源入力段の検出信号が出力されることとなる。
以上のように、上記のような回路構成によれば、AC電源の入力が切断されてからすぐに電源ラインLa,Lb間の電圧がゼロ電圧に収束しない場合でも、速やかにAC電源の切断を検出し、速やかに電源切断の対処を行うことが可能となる。
なお、上記の和算回路は、抵抗を直列に接続してなる和算回路のほか、オペアンプなどを用いた和算回路としても良い。
[第7の実施の形態]
図11は、図1の合算回路の第7実施形態を示す回路図である。
第7実施形態の電源回路は、第6実施形態の和算回路の構成を変更したものであり、その他、2個の半波整流平滑回路23a,23bの出力を所定の重み付けで加算して電圧検出回路17に出力する構成は同一である。
この実施形態の和算回路は、半波整流平滑回路23a,23bの出力ノード間に直列接続された2つの抵抗R11,R12と、これらの抵抗R11,R12の結節点とグランド間に接続された抵抗R15とから構成される。
このような和算回路の構成としても、平滑コンデンサC10,C15の電圧を加算し、さらに所定の分割比で降圧した電圧を生成して、電圧検出回路17に出力することが出来る。電源入力時の動作と電源切断時の動作は第6実施形態のものとほぼ同一である。
また、この回路構成では、抵抗R11とR15或いは抵抗R12とR15を介して平滑コンデンサC10,C15の放電がそれぞれ行われることになるので、電源が切断したときに速やかに検出されるように、これらの抵抗値と容量値とを適宜設定すれば良い。
[第8の実施の形態]
図12は、図1の合算回路の第8実施形態を示す回路図である。
第8実施形態の電源回路は、図1の合算回路21として、倍電圧整流回路22と半波整流平滑回路23aの出力を所定の重み付けで加算して出力する構成を採用したものである。
倍電圧整流回路22は、図2の半波倍電圧整流回路と同様の構成であり、平滑コンデンサC21にAC電源のピーク電圧のほぼ2倍の電圧が充電される。なお、この倍電圧整流回路22の代わりとして全波倍電圧整流回路を適用することも出来る。
半波整流平滑回路23aは、図11のものと同様で、第1電源ラインLaとグランド間に整流ダイオードD10と平滑コンデンサC10を直列接続したものである。平滑コンデンサC10にはAC電源のほぼピーク電圧が充電される。
和算回路は、倍電圧整流回路22の平滑コンデンサC21の正電荷で充電された端子と、半波整流平滑回路23aの平滑コンデンサC10の正電荷で充電された端子との間に、抵抗R16〜R18を直列接続し、抵抗R17,R18の結節点を出力端子としたものである。倍電圧整流回路22の出力電圧が、半波整流平滑回路23aの出力電圧よりも2倍程度大きくなるので、電圧加算時の重み付けが1:2になるように、抵抗R16とR17の合計の抵抗値と抵抗R16の抵抗値とが2:1になるように設定されている。
また、この和算回路において、放電抵抗R19は、倍電圧整流回路22に近い抵抗R16,R17の結節点に接続され、倍電圧整流回路22からの放電量が大きくなるようにされている。これは、上記の回路構成では、電源切断時に倍電圧整流回路22の電圧低下が半分程度までしか速やかに低下しないため、放電経路の抵抗値を倍電圧整流回路22の方が小さくなるようにして、両者の均衡を図ったものである。
このような回路構成によっても、AC電源が入力される通常時には、一方の平滑コンデンサC21にはAC電源のほぼ2倍のピーク電圧が、他方の平滑コンデンサC10にはほぼピーク電圧が充電された状態になり、これらの電圧を所定の重み付けで加算した電圧が電圧検出回路17に出力される。
一方、AC電源の入力が断たれた場合には、フィルタ容量Cfの第1電源ラインLa側が高い電圧で充電されていれば、倍電圧整流回路22の出力が半分近くまで速やかに低下する。他方、フィルタ容量Cfの第2電源ラインLb側が高い電圧で充電されていれば、倍電圧整流回路22の出力低下に加えて、半波整流平滑回路23aの出力も速やかに低下する。
従って、和算回路からの出力電圧も所定の割り合いで低下して、この電圧低下を電圧検出回路17が検出して電源入力段の検出信号が出力されることとなる。
以上のように、このような回路構成によれば、AC電源の入力が切断されてからすぐに電源ラインLa,Lb間の電圧がゼロ電圧に収束しない場合でも、速やかにAC電源の切断を検出し、速やかに電源切断の対処を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、合算回路として全波倍電圧整流回路や半波整流平滑回路と加算回路とを用いた実施形態においても、抵抗分割やコンデンサ分割により各電源ラインLa,Lbからの電圧を所定の分割比で降圧させてから複合したり、電圧を複合させる途中で電圧を所定の分割比で降圧させるようにしても良い。
また、上記の実施の形態では、電源ラインLa,Lbから電圧を入力する結節点として、フィルタ容量CfよりもACプラグ11側の結節点から電圧を入力して電源断の検出を行っているが、電源ラインの電圧を検出する結節点は高調波抑制フィルタ等の中間の結節点としたり、或いは、高調波抑制フィルタ等より後段の結節点としても良い。
また、上記の実施の形態では、単相2線式のAC電源に対応させた回路を例示しているが、三相のものや3線式のAC電源についても2つ以上の電源ラインから電圧を入力して複合させることで本発明を同様に適用することが出来る。
また、上記の実施の形態では、AC電源の入力が断たれた後に電源ラインLa,Lbの電圧が速やかに収束しない原因となる回路として高調波抑制フィルタのフィルタ容量を例示しているが、その他、電源回路の平滑容量等も同様の作用を及ぼす。従って、本発明は、高調波抑制フィルタを備えていない電源回路であっても、電源ラインLa,Lbの電圧が速やかに収束しない電源回路であれば、有効に機能するものである。
本発明の第1実施形態の電源回路を示す構成図である。 図1の半波倍電圧整流回路(合算回路)の部分を具体的に示した回路図である。 通常時と電源切断時の動作を説明する電圧波形図である。 電源切断時の電流経路を示したもので、(a)はA端子側が高電圧のときに切断された場合、(b)はB端子側が高電圧のときに切断された場合の説明図である。 図1の半波倍電圧整流回路の第2の具体例を示した回路図である。 図1の半波倍電圧整流回路の第3の具体例を示した回路図である。 図1の合算回路として全波倍電圧整流回路を適用した第1の具体例を示した回路図である。 図1の合算回路として全波倍電圧整流回路を適用した第2の具体例を示した回路図である。 図1の合算回路の第5実施形態を示す回路図である。 図1の合算回路の第6実施形態を示す回路図である。 図1の合算回路の第7実施形態を示す回路図である。 図1の合算回路の第8実施形態を示す回路図である。
符号の説明
10 電源回路
11 ACプラグ
12 高調波抑制フィルタ
Cf フィルタ容量
13 全波整流回路
C0 平滑容量
14 スイッチングレギュレータ回路
La,Lb 電源ライン
17 電圧検出回路
18 信号発生回路
21 合算回路
C1 第1キャパシタ
D1 第1ダイオード
C2 平滑コンデンサ
R1 放電抵抗
C3 第1キャパシタ
C4 第2キャパシタ
D3 第1ダイオード
D4 第2ダイオード
R5,R6 分割抵抗
22 倍電圧整流回路
23a,23b 半波整流平滑回路
R11,R12 和算回路となる抵抗

Claims (8)

  1. AC電源が入力される複数の電源ラインの間にフィルタ容量が接続された高調波抑制フィルタと、
    この高調波抑制フィルタの後段側に接続された整流回路および平滑コンデンサと、
    前記整流回路により整流され前記平滑コンデンサにより平滑された電圧を受けて所定の出力電圧を生成するスイッチングレギュレータと、
    前記整流回路とは別に設けられ、前記複数の電源ラインのうち第1電源ラインに入力されるAC電源の半周期の電圧を保持する第1の容量と、
    前記第1の容量が保持する電圧に第2電源ラインに入力されるAC電源の残り半周期の電圧を加算して複合させ、複合させない場合よりも高い電圧を生成する合算回路と、
    前記合算回路により加算して複合された電圧を保持する第2の容量と、
    前記第2の容量に保持された電圧に基づき前記AC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出回路とを備えていることを特徴とする入力断検出機能付き電源回路。
  2. 前記合算回路は、半波倍電圧整流回路であることを特徴とする請求項1記載の入力断検出機能付き電源回路。
  3. 前記合算回路は、全波倍電圧整流回路であることを特徴とする請求項1記載の入力断検出機能付き電源回路。
  4. 前記入力断検出回路は、
    前記第2の容量に保持された電圧と参照電圧とを比較する電圧比較回路と、
    該電圧比較回路による比較結果に基づき前記AC電源の入力が断たれたことを示す信号を出力する信号発生回路と、
    から構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の入力断検出機能付き電源回路。
  5. 前記半波倍電圧整流回路、又は、前記全波倍電圧整流回路は、
    前記AC電源或いは前記AC電源に基づく交流電圧に対して2倍〜N倍の倍電圧整流動作を行う回路であることを特徴とする請求項2又は3に記載の入力断検出機能付き電源回路。
  6. 前記半波倍電圧整流回路、又は、前記全波倍電圧整流回路には、
    入力段から出力段までの1箇所或いは複数箇所に所定の分割比で電圧を降下させる降圧回路が含まれていることを特徴とする請求項2、3、5の何れかに記載の入力断検出機能付き電源回路。
  7. 前記半波倍電圧整流回路は、
    前記第1電源ラインから電流を流す整流素子と、
    第2の容量から所定の時定数で放電を行う放電抵抗と、
    を備え、前記第1の容量は前記整流素子の整流作用により充電され、前記第2の容量は前記第1の容量の電圧と前記第2電源ラインの電圧とを直列に加算した電圧に基づき充電され、
    前記入力断検出回路は、
    前記第2の容量に保持された電圧と参照電圧とを比較してAC電源の入力が断たれたことを検出する構成であることを特徴とする請求項2に従属する請求項5又は6に記載の入力断検出機能付き電源回路。
  8. 前記全波倍電圧整流回路は、
    前記第1電源ラインから電流を流す第1整流素子と、
    記第2電源ラインから電流を流す第2整流素子と、
    第1の容量および第2の容量から所定の時定数で放電を行う放電抵抗と、
    を備え、前記第1の容量は前記第1整流素子の整流作用により充電され、前記第2の容量は前記第1の容量の電圧と前記第2電源ラインの電圧とを直列に加算した電圧に基づき前記第2整流素子の整流作用により充電され、
    前記入力断検出回路は、
    前記第2の容量に保持された電圧と参照電圧とを比較してAC電源の入力が断たれたことを検出する構成であることを特徴とする請求項3に従属する請求項5又は6に記載の入力断検出機能付き電源回路。
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